JP2007028052A - 番組データ記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 番組データを代表する最適なインデックス画像情報の登録が可能な番組データ記録装置を提供すること。
【解決手段】 番組データ記録装置は、録画が開始された場合に、放送信号の音声方式がステレオ音声方式、多重音声方式およびモノラル音声方式のうちいずれに該当するかを判別する(S4)。そして、ステレオ音声方式であると判別された場合に、録画開始から所定時間(たとえば5分)内に他の音声方式へ変化したか否かを判断し(S6,S8,S14,S16)、所定時間内に他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置情報を、インデックス画像の位置情報として登録する(S20)。一方、所定時間内に他の音声方式に変化しなかったと判断された場合には、録画開始位置の情報を、インデックス画像の位置情報として登録する(S22)。
【選択図】 図3
【解決手段】 番組データ記録装置は、録画が開始された場合に、放送信号の音声方式がステレオ音声方式、多重音声方式およびモノラル音声方式のうちいずれに該当するかを判別する(S4)。そして、ステレオ音声方式であると判別された場合に、録画開始から所定時間(たとえば5分)内に他の音声方式へ変化したか否かを判断し(S6,S8,S14,S16)、所定時間内に他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置情報を、インデックス画像の位置情報として登録する(S20)。一方、所定時間内に他の音声方式に変化しなかったと判断された場合には、録画開始位置の情報を、インデックス画像の位置情報として登録する(S22)。
【選択図】 図3
Description
本発明は、番組データ記録装置に関し、特に、放送信号を受信して番組データを記録可能な番組データ記録装置に関する。
従来より、録画(記録)済の番組データの見出しとなるインデックス画像(たとえばサムネイル画像)情報を登録しておくことで、番組データをインデックス表示させることのできる番組データ記録装置が存在する。このようなインデックス画像は、たとえば、その番組データがどのような内容であるかを把握するのに役立つ。
しかしながら、番組を録画した後で、番組ごとに手動でインデックス画像情報を登録しなければならないとすると、ユーザにとって面倒である。
そこで、自動でインデックス画像情報を登録することのできる技術が提案されている。
たとえば特許文献1には、サムネイルデータは、CM(コマーシャルの略)の信号区間を除く本編の信号区間の最初のシーンの映像情報に基づいて作成されることが開示されている。また、音声情報の信号形式が変化した時点(たとえば、モノラル信号形式からステレオ信号形式に変化した時点)をCMの信号区間と本編の信号区間とが切り替わった時点と判断することが開示されている。
たとえば特許文献1には、サムネイルデータは、CM(コマーシャルの略)の信号区間を除く本編の信号区間の最初のシーンの映像情報に基づいて作成されることが開示されている。また、音声情報の信号形式が変化した時点(たとえば、モノラル信号形式からステレオ信号形式に変化した時点)をCMの信号区間と本編の信号区間とが切り替わった時点と判断することが開示されている。
また、特許文献2には、CMが終了し、本編に入って1秒後の画像をサムネイル画像として選択することが開示されている。また、ここでも、CMの大部分がステレオ放送であることに着目してモノラルあるいは音声多重放送部分とCM部分とを区別することが開示されている。
特開2004−147204号公報
特開2003−274361号公報
しかしながら、これらの文献に開示された技術を用いたとしても、必ずしも番組を代表する最適なインデックス画像情報を登録することができない。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、番組データを代表する最適なインデックス画像情報の登録が可能な番組データ記録装置を提供することである。
この発明のある局面に従う番組データ記録装置は、放送信号を受信するための受信手段と、受信手段において受信された放送信号に基づく番組データを録画するための録画手段と、録画手段により録画された番組データおよび、番組データを管理するための管理情報を記憶するための記憶手段と、録画手段による録画が開始された場合に、放送信号の音声方式がステレオ音声方式、多重音声方式およびモノラル音声方式のうちいずれに該当するかを判別するための判別手段と、判別手段による判別結果に基づき、管理情報にインデックス画像の位置情報を登録するための登録手段とを備える。登録手段は、判別手段によりステレオ音声方式であると判別された場合に、録画開始から所定時間内に他の音声方式へ変化したか否かを判断するための第1の判断手段と、判別手段により他の音声方式であると判別された場合に、録画開始から所定時間内にステレオ音声方式に変化したか否かを判断するための第2の判断手段とを含み、第2の判断手段により音声方式が変化したと判断された場合、さらに第1の判断手段による判断を実行する。そして、第1の判断手段により所定時間内に他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置情報を、インデックス画像の位置情報として登録し、第1の判断手段により所定時間内に他の音声方式に変化していないと判断された場合には、録画開始位置の情報を、インデックス画像の位置情報として登録する。
この発明の他の局面に従う番組データ記録装置は、放送信号を受信するための受信手段と、受信手段において受信された放送信号に基づく番組データを録画するための録画手段と、録画手段により録画された番組データおよび番組データについてのインデックス画像に関する情報を記憶するための記憶手段と、録画手段による録画が開始された場合に、放送信号の音声方式が複数の音声方式のうちいずれに該当するかを判別するための判別手段と、判別手段による判別結果に基づき、インデックス画像に関する情報を記憶手段に登録するための登録手段とを備える。
好ましくは、登録手段は、判別手段により所定の音声方式であると判別された場合に、録画開始から所定時間内に他の音声方式へ変化したか否かを判断するための第1の判断手段と、判別手段により他の音声方式であると判別された場合に、録画開始から所定時間内に所定の音声方式に変化したか否かを判断するための第2の判断手段とを含み、第2の判断手段により音声方式が変化したと判断された場合、さらに第1の判断手段による判断を実行する。
好ましくは、インデックス画像に関する情報とは、インデックス画像の位置情報であることが予め定められており、登録手段は、第1の判断手段により所定時間内に他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置情報を、インデックス画像の位置情報として登録し、第1の判断手段により所定時間内に他の音声方式に変化していないと判断された場合には、録画開始位置の情報を、インデックス画像の位置情報として登録する。
好ましくは、録画開始からの経過時間を計時するための計時手段をさらに備え、位置情報とは、録画開始からの経過時間の情報である。
好ましくは、位置情報とは、記憶手段におけるアドレスの情報である。
好ましくは、インデックス画像に関する情報とは、インデックス画像の画像データであることが予め定めらており、登録手段は、第1の判断手段により所定時間内に他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置の画像データを、インデックス画像データとして登録し、第1の判断手段により所定時間内に他の音声方式に変化していないと判断された場合には、録画開始位置の画像データを、インデックス画像データとして登録する。
好ましくは、インデックス画像に関する情報とは、インデックス画像の画像データであることが予め定めらており、登録手段は、第1の判断手段により所定時間内に他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置の画像データを、インデックス画像データとして登録し、第1の判断手段により所定時間内に他の音声方式に変化していないと判断された場合には、録画開始位置の画像データを、インデックス画像データとして登録する。
好ましくは、インデックス画像に関する情報は、番組データを管理するための管理情報に含まれる。
好ましくは、複数の音声方式は、ステレオ音声方式、多重音声方式およびモノラル音声方式を含み、所定の音声方式とは、ステレオ音声方式である。
好ましくは、インデックス画像は、サムネイル画像である。
本発明によると、録画中の放送信号の音声方式を判別することで、インデックス画像情報を登録することができる。これにより、番組データを代表する最適なインデックス画像を表示することが可能となる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る番組データ記録装置の一態様であるDVDレコーダ100について説明する。図1は、DVDレコーダ100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
DVDレコーダ100は、各種データおよびプログラムを格納するためのメモリ112と、格納されているデータおよび外部から入力される指示に基づいて予め定められた処理を実行するためのシステム制御部110と、外部からユーザの指示の入力を受付けるための操作部122と、リモコン信号を受信して所定の制御信号をシステム制御部110に出力するための受光部124と、時刻を計測して信号をシステム制御部110に出力するための計時部126と、DVDレコーダ100の作動状態を表わす情報を表示するための表示部128とを含む。なお、表示部128に表示される作動状態とは、たとえば、DVDレコーダにおける時刻情報、番組の記録状況等である。
図1を再び参照して、DVDレコーダ100はさらに、アンテナ190と、受信された電波から所定の電波を選択するためのチューナ130と、外部から映像および音声信号の入力を受付けるための外部入力部132と、入力される信号を所定の処理に基づいて圧縮するためのMPEG(Moving Picture Experts Group)エンコーダ152と、システム制御部110からの指示に基づいてデジタルデータを格納するためのハードディスク装置140と、DVD172を駆動して映像音声データを記録したり再生したりするためのDVD駆動装置170と、圧縮されている映像音声信号を復号化するためのMPEGデコーダ154と、映像の表示画面にDVDレコーダ100の作動状態その他の情報を表示する信号を生成するためのOSD(On Screen Display)画像生成回路114と、OSD画像生成回路114により生成された信号とMPEGデコーダ154からの出力信号とを合成して出力するための合成回路158と、入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換して出力するためのD/A(Digital to Analog)変換部160と、伝送ケーブル192が接続可能であり映像音声信号を出力するための出力部168とを含む。DVDレコーダ100は、伝送ケーブル192を介して、テレビ400に接続されている。ハードディスク装置140は、データの記録と再生を行なうデータ記録再生ヘッド142と、データが記録されるハードディスク144とを含む。
システム制御部110は、チューナ130において受信された放送信号の音声方式が、複数の音声方式のうちいずれに該当するかを判別する機能を有する。複数の音声方式は、たとえば、ステレオ音声方式、多重音声方式およびモノラル音声方式を含む。一般的に、CM放送は、ステレオ音声方式であることが多く、本実施の形態におけるDVDレコーダ100においても、ステレオ音声方式であればCM放送であると仮定する。
また、システム制御部110は、計時回路126から出力される時刻データに基づき、録画開始からの経過時間を計測する機能を有する。
また、システム制御部110は、音声方式の判別結果に基づき、番組データについてのインデックス画像情報を登録する機能を有する。「インデックス画像情報」とは、インデックス画像に関する情報であり、具体例については後述する。
また、システム制御部110は、登録されたインデックス画像情報に基づき、タイトル一覧として、複数のインデックス画像を表示する機能を有する。なお、複数のインデックス画像が同一画面内に表示されるものでなくてもよく、インデックス画像が1つずつ表示されるものであってもよい。
なお、システム制御部110がメモリ112に格納されたプログラムを読み出すことで実現される上記した機能のうちの少なくとも1つは、ハードウェアにより実現されてもよい。
ここで、「番組データ」とは、プログラムに対応する一まとまりのデータである。以下の説明において、このようなデータ、あるいは、このようなデータの呼び名を「タイトル」ともいう。また、「インデックス画像」とは、番組データに含まれるある特定の場面を示す画像であり、好ましくは、番組データを代表する(見出しとなる)場面を示す画像である。このインデックス画像は、上記したタイトル一覧を表示する際に、そのタイトルの内容を示す情報として表示される。本実施の形態では、タイトル一覧を表示する際、インデックス画像をサムネイル表示する。したがって、以下、インデックス画像を「サムネイル画像」という。なお、インデックス画像は、サムネイル画像に限定されるものではない。
本実施の形態において、チューナ130が受信した放送信号に基づく番組データは、ハードディスク装置140(ハードディスク144)に記録されるものとして説明する。なお、番組データの記録媒体はハードディスク装置140に限らず、たとえばDVD172など他の記録媒体であってもよい。また、ここでは、ハードディスク装置140とDVD駆動装置170との2つの駆動装置を備えた構成としたが、いずれか一方であってもよい。
番組データが記録されるハードディスク144は、データ領域と管理領域とを含む。データ領域には、番組データが格納される。管理領域には、番組データを管理するためのタイトル管理テーブルが格納される。
図2は、本発明の実施の形態におけるタイトル管理テーブルの構造例を示す図である。
図2を参照して、タイトル管理テーブルは、データ領域に記録された番組データを、タイトルごとに管理するタイトル管理データBj(j=1、2、3、…、n)を有する。
図2を参照して、タイトル管理テーブルは、データ領域に記録された番組データを、タイトルごとに管理するタイトル管理データBj(j=1、2、3、…、n)を有する。
タイトル管理データBjは、対応の番組データを特定するための情報として、録画日時データD1、チャンネルデータD2、開始アドレスデータD3、終了アドレスデータD4、録画時間長データD5および画像位置データD6を含む。
画像位置データD6は、タイトル管理データBjにより管理される番組データのサムネイル画像情報、たとえばサムネイル画像の位置情報である。この位置情報は、データ領域のアドレス情報であってもよいし、録画開始からの経過時間を示す時間情報であってもよい。本実施の形態では、位置情報として時間情報が格納されることとする。つまり、画像位置データD6には、録画開始時刻からの経過時間の情報が格納される。
このように、タイトル管理データBjに画像位置データD6が含まれることで、システム制御部110は、次のような処理を実行することができる。すなわち、データ領域に記録されている番組データのうち、画像位置データD6に基づく画像データ(たとえばiピクチャ)を取得する。そして、取得した画像データを圧縮してサムネイル表示する。
このようにして表示されるサムネイル画像がオープニング画像のように番組を代表する画像であれば、ユーザはサムネイル画像を見るだけで、番組データの内容を把握することができる。
サムネイル画像の情報を自動登録する場合、単に、録画開始時点の画像情報をサムネイル画像の情報として登録すると、CM画像がサムネイル画像となってしまう場合が多い。これは、多くの場合、ユーザは、番組を録画する際(または録画予約する際)、番組本編の開始時刻の少し前から録画を開始するからである。また、番組本編の開始時刻丁度を、録画開始時刻として予約していたとしても、録画開始時刻の数秒前から録画が開始される装置も存在するからである。
そこで、本実施の形態におけるDVDレコーダ100は、以下に示すような方法によって、サムネイル画像情報を自動的に登録する。
図3は、本発明の実施の形態におけるサムネイル画像登録処理の流れを示すフローチャートである。図3に示される処理は、予めプログラムとしてメモリ112に格納されており、システム制御部110がこのプログラムを読み出して実行することにより、サムネイル画像登録処理の機能が実現される。
始めに、システム制御部110は、番組データの録画が開始されたか否かを判断する(ステップS1)。録画が開始されるまで待機する(ステップS1においてNO)。なお、番組データの録画は、ユーザが直接指示して実行されるものであってもよいし、タイマ録画予約に基づき実行されるものであってもよい。
ステップS1において、システム制御部110は、録画が開始されたと判断すると(ステップS1においてYES)、録画開始位置の情報をたとえばメモリ112に一時的に記録する(ステップS2)。より具体的には、録画開始からの経過時間すなわち‘00:00:00’(0時間0分0秒)が、仮のサムネイル画像の位置情報として記録される。また、このときに、計時回路126から出力される時刻データに基づき、録画開始時刻の情報をメモリ112に一時的に記録する。
続いて、システム制御部110は、現在の音声方式が、ステレオ音声方式、モノラル音声方式、多重音声方式のうちいずれであるかを判別する(ステップS4)。音声方式が「多重」であると判断した場合、ステップS6に進む。音声方式が「モノラル」であると判断した場合、ステップS10に進む。音声方式が「ステレオ」であると判断した場合にはステップS14に進む。
ステップS6において、システム制御部110は、さらに、音声方式が多重からステレオに変化したかどうかを判断する。音声方式が多重からステレオに変化した(切り替わった)と判断した場合(ステップS6においてYES)、ステップS14に進む。一方、音声方式が多重からステレオに変化していないと判断された場合(ステップS6においてNO)、録画開始から所定時間(たとえば5分)経過したか否かが判断される(ステップS8)。録画開始から5分経過するまで(ステップS8においてNO)、ステップS6およびS8の処理が繰返される。ステップS8において、録画開始から5分経過したと判断された場合(ステップS8においてYES)、ステップS22に進む。
ステップS10において、システム制御部110は、音声方式がモノラルからステレオに変化したか否かを判断する。音声方式がモノラルからステレオに変化したと判断した場合(ステップS10においてYES)、ステップS14に進む。一方、音声方式がモノラルからステレオに変化していないと判断した場合(ステップS10においてNO)、録画開始から5分経過したか否かを判断する(ステップS12)。録画開始から5分経過するまで(ステップS12においてNO)、ステップS10およびS12の処理が繰返される。ステップS12において、録画開始から5分経過したと判断した場合(ステップS12においてYES)、ステップS22に進む。
ステップS14において、システム制御部110は、音声方式がステレオからモノラルまたは多重に変化したか否かを判断する。音声方式がステレオからモノラルまたは多重に変化したと判断した場合(ステップS14においてYES)、S18に進む。これに対し、音声方式がステレオからモノラルまたは多重に変化していないと判断した場合(ステップS14においてNO)、録画開始から5分経過したか否かを判断する(ステップS16)。録画開始から5分経過したと判断されるまで(ステップS16においてNO)、S14およびS16の判断が繰返される。ステップS16において、録画開始から5分経過したと判断した場合(ステップS16においてYES)、ステップS22に進む。
ステップS18において、システム制御部110は、録画中の番組データの現在位置の情報を取得する。より具体的には、計時回路126からの出力される時刻データと、S2において一時的に記録した録画開始時刻の情報とに基づき、録画開始からの経過時間を算出する。
続いて、システム制御部110は、取得した現在位置の情報、すなわち録画開始からの経過時間の情報をサムネイル画像の位置情報として登録する(ステップS20)。より具体的には、録画開始からの経過時間の情報を、タイトル管理データBjの画像位置データD6に格納する。ステップS20の処理が終わると、この一連の処理を終了する。
ステップS22において、システム制御部110は、録画開始位置の情報をサムネイル画像の位置情報として登録する。つまり、ステップS2において一時的に記録した録画開始位置の情報を、タイトル管理データBjの画像位置データD6に格納する。ステップS22の処理が終わると、この一連の処理を終了する。
上述のように、本発明の実施の形態においては、録画が開始されてから所定時間(5分)の間に、ステレオ音声方式からモノラル音声方式または多重音声方式に切り替わった場合、その切り替わり時点の位置が、サムネイル画像の位置として決定される。これにより、CM放送から録画が開始された場合であっても、大抵5分あれば、番組本編が始まると考えられるため、確実に、かつ、合理的にサムネイル画像の位置を決定することができる。これにより、DVDレコーダ100は、確実かつ合理的に番組本編のオープニング画像をサムネイル表示することが可能となる。
なお、本実施の形態では、所定時間を5分として説明したが、5分に限定されるものではない。所定時間は、CMから番組本編へと切り替わると想定される時間が予め定められることが好ましく、たとえば、3分〜7分程度の時間であることが好ましい。たとえば、3分としてサムネイル画像登録処理の制御を簡易にしてもよいし、7分として番組本編のオープニング画像をより確実にサムネイル画像として登録可能にしてもよい。また、このような時間を、ユーザに設定・変更させてもよい。
また、本実施の形態では、サムネイル画像情報として、サムネイル画像の位置情報がタイトル管理データBjに格納されることとして説明したが、サムネイル画像データそのものがたとえばハードディスク144の管理領域に格納されることとしてもよい。この場合、S18において、システム制御部110は、音声方式が切り替わった時点の画像データ(たとえばフレーム内符号化されたIピクチャ)を取得する。そして、S20において、取得した画像データを、番組データあるいはタイトル管理データBjと関連付けてハードディスク144のたとえば管理領域に格納する。同様に、S22において、システム制御部110は、録画開始時すなわち、最初の画像データを取得して、取得した画像データをハードディスク144のたとえば管理領域に格納する。このようにすることで、タイトル一覧表示の際の処理時間を短縮することができる。
また、本実施の形態では、サムネイル画像情報は、番組データが格納される記録媒体(ハードディスク144)に記憶されることとして説明したが、番組データと関連付いて記憶されればよく、他の記録媒体(記憶領域)に記憶されてもよい。
また、本実施の形態では、1つの番組データに対して1つのサムネイル画像情報が登録されることとしたが、2以上のサムネイル画像情報が登録されてもよい。たとえば、2つめからのサムネイル画像情報が、上記サムネイル画像登録処理以外の従来より存在する手動による登録方法で登録されてよい。また、一度登録したサムネイル画像情報を、ユーザが変更できてもよい。
上記DVD172の代わりに、プログラムを記録しているたとえば光学媒体等を駆動装置で読み出して、メモリ112のプログラムをアップデートすることもできる。
また、本発明の番組データ記録装置が行なう、サムネイル画像登録方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-ROM)などの光学媒体や、メモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 DVDレコーダ、110 システム制御部、112 メモリ、114 OSD画像生成回路、122 操作部、124 受光部、126 計時回路、128 表示部、130 チューナ、132 外部入力部、140 ハードディスク装置、142 データ記録再生ヘッド、144 ハードディスク、152 MPEGエンコーダ、154 MPEGデコーダ、158 合成回路、160 D/A変換部、168 出力部、170 DVD駆動装置、172 DVD、190 アンテナ、400 テレビ。
Claims (10)
- 放送信号を受信するための受信手段と、
前記受信手段において受信された前記放送信号に基づく番組データを録画するための録画手段と、
前記録画手段により録画された番組データおよび、前記番組データを管理するための管理情報を記憶するための記憶手段と、
前記録画手段による録画が開始された場合に、前記放送信号の音声方式がステレオ音声方式、多重音声方式およびモノラル音声方式のうちいずれに該当するかを判別するための判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づき、前記管理情報にサムネイル画像の位置情報を登録するための登録手段とを備え、
前記登録手段は、
前記判別手段により前記ステレオ音声方式以外の他の音声方式であると判別された場合に、録画開始から前記所定時間内に前記ステレオ音声方式に変化したか否かを判断するための第1の判断手段と、
前記判別手段により前記ステレオ音声方式であると判別された場合、および、前記第1の判断手段により音声方式が変化したと判断された場合に、録画開始から所定時間内に前記他の音声方式へ変化したか否かを判断するための第2の判断手段とを含み、
前記第1の判断手段により前記所定時間内に前記他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置情報を、前記サムネイル画像の位置情報として登録し、前記第1の判断手段により前記所定時間内に前記他の音声方式に変化しなかったと判断された場合には、録画開始位置の情報を、前記サムネイル画像の位置情報として登録する、番組データ記録装置。 - 放送信号を受信するための受信手段と、
前記受信手段において受信された前記放送信号に基づく番組データを録画するための録画手段と、
前記録画手段により録画された番組データおよび前記番組データについてのインデックス画像に関する情報を記憶するための記憶手段と、
前記録画手段による録画が開始された場合に、前記放送信号の音声方式が複数の音声方式のうちいずれに該当するかを判別するための判別手段と、
前記判別手段による判別結果に基づき、前記インデックス画像に関する情報を前記記憶手段に登録するための登録手段とを備える、番組データ記録装置。 - 前記登録手段は、
前記判別手段により前記他の音声方式であると判別された場合に、録画開始から前記所定時間内に前記所定の音声方式に変化したか否かを判断するための第1の判断手段と、
前記判別手段により所定の音声方式であると判別された場合、および、前記第1の判断手段により音声方式が変化したと判断された場合に、録画開始から所定時間内に他の音声方式へ変化したか否かを判断するための第2の判断手段とを含む、請求項2に記載の番組データ記録装置。 - 前記インデックス画像に関する情報とは、前記インデックス画像の位置情報であることが予め定められており、
前記登録手段は、前記第1の判断手段により前記所定時間内に前記他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置情報を、前記インデックス画像の位置情報として登録し、前記第1の判断手段により前記所定時間内に前記他の音声方式に変化しなかったと判断された場合には、録画開始位置の情報を、前記インデックス画像の位置情報として登録する、請求項3に記載の番組データ記録装置。 - 録画開始からの経過時間を計時するための計時手段をさらに備え、
前記位置情報とは、録画開始からの経過時間の情報である、請求項4に記載の番組データ記録装置。 - 前記位置情報とは、前記記憶手段におけるアドレスの情報である、請求項4に記載の番組データ記録装置。
- 前記インデックス画像に関する情報とは、前記インデックス画像の画像データであることが予め定められており、
前記登録手段は、前記第1の判断手段により前記所定時間内に他の音声方式に変化したと判断された場合に、変化した時点の位置の画像データを、前記インデックス画像データとして登録し、前記第1の判断手段により前記所定時間内に前記他の音声方式に変化しなかったと判断された場合には、録画開始位置の画像データを、前記インデックス画像データとして登録する、請求項3に記載の番組データ記録装置。 - 前記インデックス画像に関する情報は、前記番組データを管理するための管理情報に含まれる、請求項2に記載の番組データ記録装置。
- 前記複数の音声方式は、ステレオ音声方式、多重音声方式およびモノラル音声方式を含み、
前記所定の音声方式とは、前記ステレオ音声方式である、請求項2に記載の番組データ記録装置。 - 前記インデックス画像は、サムネイル画像である、請求項2に記載の番組データ記録装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |