JP2007027630A - バイポーラ型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

バイポーラ型半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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Toshiyuki Mitsuyanagi
俊之 三柳
Shuichi Tsuchida
秀一 土田
Isao Kamata
功穂 鎌田
Yoshitaka Sugawara
良孝 菅原
Koji Nakayama
浩二 中山
Ryusuke Ishii
竜介 石井
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Abstract

【課題】 炭化珪素バイポーラ型半導体装置において、通電を続けることにより生じる積層欠陥の発生および積層欠陥の面積拡大を抑制すること。
【解決手段】 化学気相蒸着法によって第1導電型の炭化珪素単結晶基板1の表面から成長させた第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜2における少なくとも種欠陥密度が高い表層4を除去した後、表層4を除去した炭化珪素エピタキシャル膜2の表面から第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜3を成長させる。また、第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜3を成長させた後、この第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜3における少なくとも種欠陥密度が高い表層6を除去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、炭化珪素単結晶基板の表面から炭化珪素エピタキシャル膜を成長させた基板を用いたバイポーラ型半導体装置およびその製造方法に関し、特に、通電作動による積層欠陥の発生およびその面積拡大を抑制する技術の改良に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界強度が約10倍であり、この他熱伝導率、移動度、バンドギャップなどにおいても優れた物性値を有する半導体であることから、従来のSi系パワー半導体素子に比べて飛躍的な性能向上を実現する半導体材料として期待されている。
最近では、直径3インチのまでの4H−SiC、6H−SiC単結晶基板が市販されるようになり、Siの性能限界を大幅に超える各種スイッチング素子の報告が相次いでなされるなど、高性能SiC素子の開発が進められている。
半導体素子は、通電時に電子あるいは正孔のみが伝導に作用するユニポーラ素子と、電子と正孔の両者が伝導に作用するバイポーラ素子に大別される。ユニポーラ素子にはショットキーバリヤダイオード(SBD)、接合電界効果トランジスタ(J−FET)、金属/酸化膜/半導体電界効果トランジスタ(MOS−FET)などが属する。バイポーラ素子にはpnダイオード、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、サイリスタ、GTOサイリスタ、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)などが属する。
SiC単結晶を用いてパワー半導体素子を作製する場合、SiC単結晶の拡散係数がきわめて小さいために不純物を深く拡散させることが困難であることから、SiC単結晶基板上に、基板と同一の結晶型で、所定の膜厚およびドーピング濃度を有する単結晶膜をエピタキシャル成長させることが多い(特許文献1)。具体的には、昇華法あるいは化学気相蒸着法(Chemical Vapor Deposition:CVD)によって得られたバルク単結晶をスラ
イスした基板の表面に、CVD法によりエピタキシャル単結晶膜を成長させたSiC単結晶基板が使用されている。
SiC単結晶には各種ポリタイプ(結晶多型)が存在するが、パワー半導体の開発では、絶縁破壊強度および移動度が高く、異方性が比較的小さい4H−SiCが主に使用されている。エピタキシャル成長を行う結晶面としては、(0001)Si面、(000−1)C面、(11−20)面、(1−100)面、(03−38)面などがあるが、(0001)Si面および(000−1)C面からエピタキシャル成長させる場合には、ステップフロー成長技術によりホモエピタキシャル成長させるために、これらの面を[11−2
0]方向あるいは[01−10]方向に数度傾けた結晶面が使用されることが多い。
国際公開WO03/038876号パンフレット ジャーナル オブ アプライド フィジックス(Journal of Applied Physics) ボリューム95 No.3 2004年 1485頁〜1488頁 ジャーナル オブ アプライド フィジックス(Journal of Applied Physics) ボリューム92 No.8 2004年 4699頁〜4704頁 ジャーナル オブ クリスタル グロウス(Journal of Crystal Growth) ボリューム262 2004年 130頁〜138頁
上記したように、SiCを用いたパワー半導体素子は各種の優れた点を有しているが、新品のSiCバイポーラ素子に通電を開始してから通電時間(積算使用時間)が増えるにしたがって、順方向電圧が増加するという問題点があった。順方向電圧の増加はSiCバイポーラ素子の信頼性を低下させ、SiCバイポーラ素子を組み込んだ電力制御装置の電力損失の増大を引き起こす。
この通電による順方向電圧の増加は、次の理由により引き起こされることが知られている。SiC単結晶基板の表面から成長させたSiC単結晶エピタキシャル膜の内部には、各種の結晶欠陥が存在している。具体的には、例えば点欠陥、刃状転位、螺旋転位、およびこれらの混合転位などの線状転位、ループ状の転位、SiC単結晶基板から伝播したベーサルプレーン転位(basal plane dislocation)などの結晶欠陥がSiC単結晶エピタ
キシャル膜の内部に存在している。
pnダイオードなどのバイポーラ素子では、n型エピタキシャル膜と、n型エピタキシャル膜とp型エピタキシャル膜との界面付近またはn型エピタキシャル膜とp型注入層との界面付近が通電時に電子と正孔が再結合する領域となるが、上記した各種の結晶欠陥は、通電時に発生する電子と正孔の再結合エネルギーによって面状の積層欠陥(stacking fault)へと変換される(上記の非特許文献1〜3など)。
この積層欠陥の面積は、通電時間の増加に伴って拡大する。積層欠陥の領域は、通電時に高抵抗領域として作用するため、積層欠陥の面積拡大に伴ってバイポーラ素子の順方向電圧が増加することになる。順方向電圧の増加はSiCバイポーラ素子の信頼性を低下させ、SiCバイポーラ素子を組み込んだ電力制御装置の電力損失の増大を引き起こすため、通電による順方向電圧の増加を抑制するという課題があった。
本発明は、上記した従来技術における課題を解決するためになされたものであり、SiCバイポーラ型半導体装置において、電流通電を続けることにより生じる積層欠陥の発生および積層欠陥の面積拡大を抑制することを目的としている。
化学気相蒸着法によって炭化珪素単結晶基板の表面から成長させた炭化珪素エピタキシャル膜には、その表面近傍、特に表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲において、積層欠陥の発生源である微小な種欠陥が高密度に存在していることが本発明者らによって明らかになった。本発明者は、第1導電型の炭化珪素単結晶基板の表面から成長させた第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表層を除去した後に第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させることにより、通電を続けることにより生じる積層欠陥の発生および積層欠陥の面積拡大が著しく抑制されることを見出した。
また、第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面近傍にも、積層欠陥の発生源である微小な種欠陥が高密度に存在しているが、この表層も除去することにより、通電を続けることにより生じる積層欠陥の発生および積層欠陥の面積拡大がさらに抑制されることを見出し本発明を完成するに至った。
本発明のバイポーラ型半導体装置は、第1導電型の炭化珪素単結晶基板と、
化学気相蒸着法によって前記第1導電型の炭化珪素単結晶基板の表面から成長させた第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層が除去された第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜と、
前記表層が除去された第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の上に形成された第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜と、を備えることを特徴とする。
上記の発明において、前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜は、化学気相蒸着法によって前記第1導電型の炭化珪素単結晶基板の表面から成長させた第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲が除去された膜であることが好ましい。
また、前記第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜は、化学気相蒸着法によって前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から成長させた第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層が除去された膜であることが好ましい。
また、前記第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜は、化学気相蒸着法によって前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から成長させた第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲が除去された膜であることが好ましい。
本発明のバイポーラ型半導体装置の製造方法は、第1導電型の炭化珪素単結晶基板の表面から化学気相蒸着法によって第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させる工程と、
前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層を除去する工程と、
前記表層を除去した第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させる工程と、を含むことを特徴とする。
上記の発明では、前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層を除去する工程において、該炭化珪素エピタキシャル膜の表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲を除去することが好ましい。
また、前記表層を除去した第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させた後、該第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層を除去することが好ましい。
この場合、前記表層を除去した第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させた後、該第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲を除去することが好ましい。
本発明によれば、SiCバイポーラ型半導体装置に通電を続けることにより生じる積層欠陥の発生および積層欠陥の面積拡大を大幅に抑制することができる。
以下、図面を参照しながら本発明について説明する。なお、格子方位および格子面について、個別方位は[]、個別面は()で示し、負の指数については結晶学上、”−”(バー)を数字の上に付けることになっているが、明細書作成の都合上、数字の前に負号を付けることにする。また、「第1導電型」および「第2導電型」は、p型とn型のいずれかに対応し、互いに異なる導電型である。
本発明では、電極などを形成する半導体基板として、SiCエピタキシャル単結晶膜を表面から成長させたSiC単結晶基板が使用される。SiC単結晶基板としては、昇華法あるいはCVD法によって得られたバルク結晶をスライスしたものを使用する。昇華法(改良レーリー法)による場合、例えば、坩堝にSiC粉末を入れて2200〜2400℃
で加熱して気化し、種結晶の表面に典型的には0.8〜1mm/hの速度で堆積させてバルク成長させる。得られたインゴットを所定の厚さに、所望の結晶面が表出するようにスライスする。エピタキシャル膜へのベーサルプレーン転位の伝播を抑制するために、切り出したウエハの表面を、研磨砥粒を用いた研磨処理、水素エッチング、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)などにより処理して鏡面状に平滑化する。
このSiC単結晶基板の表面から、SiC単結晶エピタキシャル膜を成長させる。SiC単結晶には、結晶多型(ポリタイプ)が存在するが、例えば、4H−SiC、6H−SiC、2H−SiC、15R−SiCなどがSiC単結晶基板として用いられる。これらの中でも、4H−SiCは、絶縁破壊強度および移動度が高く、異方性が比較的小さい。エピタキシャル成長を行う結晶面としては、例えば(0001)Si面、(000−1)C面、(11−20)面、(01−10)面、(03−38)面などが挙げられる。
(0001)Si面、(000−1)C面でエピタキシャル成長させる場合、[01−
10]方向、[11−20]方向、あるいは[01−10]方向と[11−20]方向との中間
方向のオフ方位に、例えば1〜12°のオフ角で傾斜させて切り出した基板を使用し、この結晶面からステップフロー成長技術によりSiCをエピタキシャル成長させる。
SiC単結晶膜のエピタキシャル成長はCVD法を用いて行われる。Cの原料ガスとしはプロパン等が用いられ、Siの原料ガスとしてはシラン等が用いられる。これらの原料ガスと、水素等のキャリアガスと、ドーパントガスとの混合ガスをSiC単結晶基板の表面に供給する。ドーパントガスとしては、n型エピタキシャル膜を成長させる場合には窒素等が用いられ、p型エピタキシャル膜を成長させる場合にはトリメチルアルミニウム等が用いられる。
これらのガス雰囲気下、例えば1500〜1600℃、40〜80Torrの条件で、2〜20μm/hの成長速度でSiCをエピタキシャル成長させる。これにより、SiC単結晶基板と同一の結晶型のSiCがステップフロー成長する。
エピタキシャル成長を行うための具体的な装置としては、縦型ホットウォール炉を用いることができる。縦型ホットウォール炉には、石英で形成された水冷2重円筒管が設置され、水冷2重円筒管の内部には、円筒状断熱材、グラファイトで形成されたホットウォール、およびSiC単結晶基板を縦方向に保持するための楔形サセプタが設置されている。水冷2重円筒管の外側周囲には、高周波加熱コイルが設置され、高周波加熱コイルによりホットウォールを高周波誘導加熱し、ホットウォールからの輻射熱により、楔形サセプタに保持されたSiC単結晶基板を加熱する。SiC単結晶基板を加熱しながら水冷2重円筒管の下方より反応ガスを供給することによって、SiC単結晶基板の表面にSiCがエピタキシャル成長する。
本発明では、上記の方法によって第1導電型のSiC単結晶基板の上に形成した第1導電型のSiCエピタキシャル膜の表面から、所定の深さ範囲の表層を除去し、該表層を除去したSiCエピタキシャル膜の表面から第2導電型のSiCエピタキシャル膜を成長させる。この表層は、積層欠陥の発生源となる微小な種欠陥が高密度に存在する層である。
CVDにより成長させた第1導電型のSiCエピタキシャル膜について、表面から除去すべき深さ範囲は、好ましくは50nm〜5μm、より好ましくは50nm〜1μm、さらに好ましくは100nm〜1μmである。
現状のエピタキシャル成長技術では、種欠陥が高密度に存在する表層領域が少なくとも
50nmの厚さを有しているが、エピタキシャル成長技術の進展に伴って、例えば種欠陥が高密度に存在する表層領域の厚さが10nmのものが得られた場合には、第1導電型のSiCエピタキシャル膜の表面から除去する深さ範囲は10nm以上であればよい。
以下、上記の工程について図1(a)〜図1(c)を参照しながら説明する。図1(a)に示したように、第1導電型のSiC単結晶基板1の上にCVDによって第1導電型のSiCエピタキシャル膜2を成長させると、SiCエピタキシャル膜2の表面から所定深さまでの範囲の表層4に積層欠陥の発生源となる微小な種欠陥が高密度に発生する。
この原因は明確ではないが、CVDの工程においてSiCエピタキシャル膜2を成長させた後に炉内で温度を下げる際に、温度降下によりSiCエピタキシャル膜2に歪みが生じて表面近傍の結晶が損傷することが考えられる。
SiCエピタキシャル膜2の表層4において局在的に多数の種欠陥が発生していることは、次の手段によって確認できる。図2(a)に示したように、CVDによって成長させたSiCエピタキシャル膜2の一部の領域A2を表面から50nm〜5μm程度の深さまで削って露出させた表面S2と、表層4の任意の領域A1の表面S1とに、レーザ光を照射する。これらの表面に種欠陥が存在する場合、レーザ光の励起エネルギーによって種欠陥から面状の積層欠陥が発生し、その面積が拡大していく。
レーザ光を所定時間照射した後、表面S1とS2を、例えばX線トポグラフ像、フォトルミネッセンス像、エレクトロルミネッセンス像、またはカソードルミネッセンス像としてこれらの表面を観察することにより積層欠陥を確認できる。表面S1とS2のフォトルミネッセンス像の概念図を図2(b)に示した。このように、表層4の表面S1では多数の積層欠陥5が観察されるが、表層4よりも深い領域まで削って露出させた表面S2では積層欠陥はほとんど観察されない。
本発明では、上記の現象に基づいて、積層欠陥の発生源となる種欠陥が多く存在するSiCエピタキシャル膜2の表層4を除去する(図1(a)→図1(b))。表層4を除去する具体的な方法としては、水素エッチング、反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)等によるエッチング処理、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)等による研磨(切削)処理、熱酸化等により表層に反応層を形成した後に
、その反応層を除去する方法などを挙げることができる。
表層4を除去した後、図1(c)に示したように、第1導電型のSiCエピタキシャル膜2の表面から、第2導電型のSiCエピタキシャル膜3を成長させる。pnダイオードなどのバイポーラ素子では、例えばn型のSiC単結晶基板を用いたものでは、n型エピタキシャル膜とp型エピタキシャル膜との界面付近と、n型エピタキシャル膜の一部が通電時に電子と正孔が再結合する領域となるが、この領域に存在する種欠陥が再結合エネルギーによって積層欠陥へと変換される。
しかし本発明では、種欠陥の多い表層4を除去しているので、pn接合界面における種欠陥が非常に少ない。したがって、電流通電による積層欠陥の発生およびその面積拡大を大幅に抑制できる。
本発明における好ましい態様では、上記の方法によって第1導電型のSiCエピタキシャル膜の上に形成した第2導電型のSiCエピタキシャル膜の表面から、所定の深さ範囲の表層を除去する。この表層は、上述したように積層欠陥の発生源となる微小な種欠陥が高密度に存在する層である。
すなわち、図3(a)に示したように、表層4(図1(a))を除去した第1導電型のSiCエピタキシャル膜2の上に、CVDによって第2導電型のSiCエピタキシャル膜3を成長させると、SiCエピタキシャル膜3の表面から所定深さまでの範囲の表層6に積層欠陥の発生源となる微小な種欠陥が高密度に発生する。この表層6を、上記した手法により除去する(図3(a)→図3(b))。
CVDにより成長させた第2導電型のSiCエピタキシャル膜について、表面から除去すべき深さ範囲は、好ましくは50nm〜5μm、より好ましくは50nm〜1μm、さらに好ましくは100nm〜1μmである。
このように第2導電型のSiCエピタキシャル膜の表層を除去することで、電流通電による積層欠陥の発生およびその面積拡大をさらに抑制することができる。これは、次の理由によるものと考えられる。通常、通電初期段階では、第2導電型のSiCエピタキシャル膜の上側表面は、pn界面近傍のようにはキャリアの再結合が起きないと考えられる。
しかしながら、通電を続けることによりpn界面近傍等で積層欠陥が発生し、その面積が拡大することによって第2導電型のSiCエピタキシャル膜の表層まで積層欠陥が拡張すると、積層欠陥を介して第2導電型における少数キャリアが当該表層まで達し、この結果、当該表層においてもキャリアの再結合が起きると考えられる。これにより、当該表層において新たな積層欠陥の発生および面積拡大が促進されるものと考えられる。
なお、通電を続けることにより第2導電型(p型)のSiCエピタキシャル膜まで積層欠陥が拡張していく現象は、エレクトロルミネッセンス評価によって確認できる。
したがって、第2導電型のSiCエピタキシャル膜の表層を予め除去しておくことにより、当該表層における新たな積層欠陥の発生および面積拡大が抑止できると考えられる。
なお、エピタキシャル成長プロセスの降温過程においてSiCエピタキシャル膜の表層に欠陥核が生成されると考えられ、例えば、ドーピング濃度を変える等の目的で、第2導電型のSiCエピタキシャル膜を成長させる際に2回以上の降温過程がある場合には、これらの降温過程毎に表層を除去する必要がある。しかし、連続的にドーピング濃度を変えながらエピタキシャル成長させる場合には、複数回表層を除去する必要はない。
本発明では、図1(c)または図3(b)に示したようなSiC基板を用いてバイポーラ素子を作製する。以下、図4を参照しながら、バイポーラ素子の一つであるpn(pin)ダイオードの作製方法の一例を説明する。改良レーリー法により成長させたインゴットを所定のオフ角でスライスし、表面を鏡面処理したn型の4H−SiC単結晶の基板21(キャリア密度8×1018cm-3、厚さ400μm)の上に、CVD法によって窒素ドープn型のSiCエピタキシャル膜を成長させる。
次に、水素エッチングによってSiCエピタキシャル膜の表面をエッチングし、表面から150nmの深さまでの範囲を均一に除去する。
次に、表層を除去した後の窒素ドープn型SiCエピタキシャル膜(ドリフト層23:ドナー密度5×1014cm-3、膜厚40μm)の上に、CVD法によってアルミニウムドープp型SiCエピタキシャル膜を成長させる。
次に、水素エッチングによってp型SiCエピタキシャル膜の表面をエッチングし、表面から150nmの深さまでの範囲を均一に除去する。こうして得られたp型SiCエピタキシャル膜(p型接合層24:アクセプタ密度5×1017cm-3、膜厚1.5μm、およびp+型コンタクト層25:アクセプタ密度1×1018cm-3、膜厚0.5μm)に対して、反応性イオンエッチング(RIE)を施すことにより、エピタキシャル膜の外周部
をドリフト層23に達するまで除去してメサ構造を形成する。
メサ構造を形成するために、エピタキシャル膜の上にNi金属膜を蒸着する。蒸着には電子線加熱蒸着装置を使用する。電子線加熱蒸着装置は、電子線発生器と、Ni金属片を入れる坩堝と、エピタキシャル膜の表面を外側としてSiC単結晶基板を保持する基板ホルダとを備えている。坩堝の中に入れたNi金属片に対して10kV程度に加速された電子線を照射してNi金属片を溶融し、エピタキシャル膜の上に蒸着させる。
エピタキシャル膜の上に蒸着したNi金属膜の表面に、メサ構造をパターニングするためのフォトレジストをスピンコーターを用いて1μm程度の厚さとなるように塗布し、オーブン内でレジスト膜を加熱処理する。このレジスト膜に対してメサ構造のパターンに対応したマスクを介して紫外線を露光し、レジスト現像液を用いて現像する。現像によって基板表面に露出したNi金属膜を酸により除去し、次いで四フッ化炭素と酸素との混合ガスを用いたRIEにより、Ni金属膜が除去されて基板表面に露出したエピタキシャル膜をエッチングし、高さ幅が4μmのメサを形成する。
次に、メサ底部での電界集中を緩和するために、アルミイオンを注入してJTE(ジャンクション ターミネーション エクステンション)26を形成する。JTE26は、トータルドーズ量1.2×1013cm-2、幅250μm、深さ0.7μmである。30〜450keVの間で順次エネルギーを変更しながらイオン注入することによって、注入されたアルミイオンは深さ方向の濃度が一定になるような濃度分布を有している。イオン注入した後、アルゴンガス雰囲気下で熱処理を行うことによりアルミイオンを活性化する。
次に、素子表面を保護するための酸化膜27を形成する。熱酸化を行うために基板を熱酸化炉に入れ、乾燥した酸素ガスを流しながら基板を加熱して基板表面全体に厚さ40nmの熱酸化膜を形成する。その後、基板表面における電極を形成する部位などの所定部位を、フォトリソグラフィー技術によってパターニングし、フッ酸によりこれらの部位の熱酸化膜を除去してエピタキシャル膜を露出させる。
電極の形成には、電子線加熱蒸着装置を用いる。カソード電極28は、基板21の下面にNi(厚さ350nm)を蒸着して形成される。アノード電極29は、p+型コンタクト層25の上面に、Al(厚さ100nm)の膜とTi(厚さ350nm)の膜とを順に蒸着して形成される。これらの電極は、蒸着後に熱処理を行いSiCとの合金を形成することによってオーミック電極とされる。
本発明では、エピタキシャル成長を行う結晶面は特に限定されず、例えば(0001)Si面、(000−1)C面、(11−20)面、(01−10)面、(03−38)面などをエピタキシャル成長を行う結晶面とすることができる。
また、SiC単結晶には複数の結晶型が存在するが、本発明ではSiC単結晶基板の結晶型は特に限定されず、例えば4H−SiC(六方晶四回周期型)、6H−SiC(六方晶六回周期型)、2H−SiC(六方晶二回周期型)、15R−SiC(菱面十五回周期型)などのSiC単結晶基板を用いることができる。
また、炭化珪素単結晶基板の表面から成長させた炭化珪素エピタキシャル膜の内部で電流通電時に電子と正孔が再結合するSiCバイポーラ型半導体素子であれば、pnダイオード以外の他のバイポーラ型素子であっても本発明が適用できる。このようなSiCバイポーラ型半導体素子としては、例えば、サイリスタ、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)などが挙げられる。図5(a)〜図5(c)に、サイリスタ(図5(a)、符号4
1)、GTOサイリスタ(図5(b)、符号42)、IGBT(図5(c)、符号43)の概略断面図を示した。同図において、51はn型層、52はp型層、53はカソード電極、54はアノード電極、55はゲート電極、56はエミッタ電極、57はコレクタ電極、58は酸化膜である。これらのSiCバイポーラ型半導体素子は、種欠陥が高密度に存在する表層が除去された第1導電型のSiCエピタキシャル膜の上に第2導電型のSiCエピタキシャル膜を形成した基板を用いて、メサ構造の形成、酸化膜の形成、電極の形成などの素子の種類に応じた加工をすることによって作製される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変形、変更が可能である。
なお、本明細書において、「バイポーラ型半導体素子」という場合には基板に形成された単一のpnダイオードなど、単一の半導体素子を表すものとし、「バイポーラ型半導体装置」という場合には、この単一の半導体素子の他、基板に複数の素子構造が形成されている素子構造全体、および、素子が形成された基板がパッケージに収納されたものなど、より広義な形態を含むものとする。
図1は、本発明のバイポーラ型半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図2は、SiC単結晶基板の表面から成長させたSiCエピタキシャル膜の表層において局在的に多数の種欠陥が発生していることを説明する図であり、図2(a)はレーザ光を照射する領域の断面図、図2(b)は表層と、表層よりも深い位置までSiCエピタキシャル膜を削った領域とにレーザ光を照射した後のこれらの表面におけるフォトルミネッセンス像の概念図である。 図3は、本発明のバイポーラ型半導体装置の製造工程を説明する断面図である。 図4は、表面にエピタキシャル膜を形成したSiC単結晶基板を用いて作製した本発明のpnダイオードの断面図である。 図5は、各種のSiCバイポーラ素子の概略断面図である。
符号の説明
1 第1導電型のSiC単結晶基板
2 第1導電型のSiCエピタキシャル膜
3 第2導電型のSiCエピタキシャル膜
4 表層
5 積層欠陥
6 表層
21 基板
23 ドリフト層
24 p型接合層
25 p+型コンタクト層
26 JTE
27 酸化膜
28 カソード電極
29 アノード電極
41 サイリスタ
42 GTOサイリスタ
43 IGBT
51 n型層
52 p型層
53 カソード電極
54 アノード電極
55 ゲート電極
56 エミッタ電極
57 コレクタ電極
58 酸化膜
A1,A2 レーザ照射領域
S1,S2 表面

Claims (8)

  1. 第1導電型の炭化珪素単結晶基板と、
    化学気相蒸着法によって前記第1導電型の炭化珪素単結晶基板の表面から成長させた第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層が除去された第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜と、
    前記表層が除去された第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の上に形成された第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜と、を備えることを特徴とするバイポーラ型半導体装置。
  2. 前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜は、化学気相蒸着法によって前記第1導電型の炭化珪素単結晶基板の表面から成長させた第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲が除去された膜であることを特徴とする請求項1に記載のバイポーラ型半導体装置。
  3. 前記第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜は、化学気相蒸着法によって前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から成長させた第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層が除去された膜であることを特徴とする請求項1または2に記載のバイポーラ型半導体装置。
  4. 前記第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜は、化学気相蒸着法によって前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から成長させた第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲が除去された膜であることを特徴とする請求項3に記載のバイポーラ型半導体装置。
  5. 第1導電型の炭化珪素単結晶基板の表面から化学気相蒸着法によって第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させる工程と、
    前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層を除去する工程と、
    前記表層を除去した第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から、化学気相蒸着法によって第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させる工程と、を含むことを特徴とするバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層を除去する工程において、該炭化珪素エピタキシャル膜の表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲を除去することを特徴とする請求項5に記載のバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  7. 前記表層を除去した第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させた後、該第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における少なくとも種欠陥密度が高い表層を除去することを特徴とする請求項6に記載のバイポーラ型半導体装置の製造方法。
  8. 前記表層を除去した第1導電型の炭化珪素エピタキシャル膜の表面から第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜を成長させた後、該第2導電型の炭化珪素エピタキシャル膜における表面から50nm〜5μmまでの深さ範囲を除去することを特徴とする請求項7に記載のバイポーラ型半導体装置の製造方法。

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