JP2007025578A - 撮像装置用簡易支持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来のカメラ支持具では、撮像装置用簡易支持具を装着させる容器が必需品であり、容器がない場合は、撮像装置を安定した姿勢で支持することができないという課題がある。また、容器に装着した支持具によって支持する撮像装置におけるレンズの光軸を所望の方向に設定することが困難であり、希望する撮影画像を得ることが難しいという課題もある。
【解決手段】 飲料用の缶101に着脱可能に装着されると共に載置面に載置するための脚体部6,7,8を有する支持体2と、ねじ部を露出した状態で支持体2に取り付けられると共にねじ部をデジタルスチルカメラ105の三脚用ねじ穴に螺合することにより、そのデジタルスチルカメラ105を固定可能な固定ねじ3と、を備え、支持体2は、飲料用の缶101に装着しない状態において、固定ねじ3で固定されたデジタルスチルカメラ105を脚体部6,7,8によって載置面上に支持可能である構成とした。
【選択図】 図3
【解決手段】 飲料用の缶101に着脱可能に装着されると共に載置面に載置するための脚体部6,7,8を有する支持体2と、ねじ部を露出した状態で支持体2に取り付けられると共にねじ部をデジタルスチルカメラ105の三脚用ねじ穴に螺合することにより、そのデジタルスチルカメラ105を固定可能な固定ねじ3と、を備え、支持体2は、飲料用の缶101に装着しない状態において、固定ねじ3で固定されたデジタルスチルカメラ105を脚体部6,7,8によって載置面上に支持可能である構成とした。
【選択図】 図3
Description
本発明は、飲料用の缶又はペットボトルのキャップ等の円筒形をなす容器又は容器の蓋体に装着して撮像装置を支持することができると共に、容器又は容器の蓋体に装着しない場合においても、載置面上に撮像装置を安定性良く支持することができる撮像装置用簡易支持具に関するものである。
従来の、この種の撮像装置用簡易支持具としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、三脚の代替品としてのカメラ支持具に関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたカメラ支持具は、「容器の口筒に装着されるキャップ・栓等の封体の上面に、カメラ下面に穿設された螺子孔に螺合する螺子ピンを突設して成る」ことを特徴としている。
このような構成を有する特許文献1に記載のカメラ支持具によれば、「簡単な構成で三脚の代替品として使用することができ、廉価に製造できるので或る種の景品等として頒布することができ、軽量であるので携帯に便利である」等の効果が期待される。
特開2000−170993号公報
しかしながら、上述したようなカメラ支持具においては、プレートの上面に螺子ピンが突設され、そのプレートの下面に截頭円錐形の封体が設けられていて、その封体を容器の口筒の穴に差し込むことにより、容器を三脚の代替品として用いてプレート上に固定した撮像装置(カメラ)を支持する構成となっていた。そのため、カメラ支持具を装着させる容器が必需品であり、撮影時に容器がなければ、撮像装置(カメラ)を安定した姿勢で支持することができないという問題点があった。また、封体の傾きによって撮像装置(カメラ)の傾きが一義的に決定されることから、被写体に向かうレンズの光軸を所望の方向に設定することが困難であり、希望する被写体の撮影画像を得ることが難しいという問題もあった。
解決しようとする問題点は、従来のカメラ支持具では、容器に装着することで三脚の代替品として撮像装置を支持できるが、撮影時に容器がなければ、撮像装置を安定した姿勢で支持することができないという点である。また、容器に装着した支持具によって支持する撮像装置におけるレンズの光軸を所望の方向に設定することが困難であり、希望する撮影画像を得ることが難しいという点である。
本発明の撮像装置用簡易支持具は、円筒状をなす容器又は容器の蓋体に着脱可能に装着されると共に載置面に載置するための脚体部を有する支持体と、ねじ部を露出した状態で支持体に取り付けられると共にねじ部を撮像装置の三脚用ねじ穴に螺合することによりその撮像装置を固定可能な固定ねじと、を備え、支持体は、容器又は蓋体に装着しない状態において、固定ねじで固定された撮像装置を脚体部によって載置面上に支持可能であることを最も主要な特徴とする。
本発明の撮像装置用簡易支持具によれば、飲料用の缶又はペットボトルのキャップ等の円筒形の容器又は蓋体に装着して撮像装置を安定した姿勢で支持することができると共に、容器又は容器の蓋体に装着しない場合においても、支持具自体を載置面に載置して撮像装置を安定した姿勢で支持することができ、ブレのないきれいな撮影を極めて簡単に行うことができる。
円筒状をなす容器又は蓋部に着脱可能に装着されると共に載置面に載置するための脚体部を有する支持体に撮像装置の三脚用ねじ穴に螺合する固定ねじを取り付ける構成としたことにより、飲料用の缶又はペットボトルのキャップ等の円筒形の容器又は蓋体に装着して使用する場合と、装着しないで使用する場合の両方の使用状態において、撮像装置を安定した姿勢で支持することができる撮像装置用簡易支持具を、簡単な構成によって実現した。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図12は、本発明の実施の形態の例を説明するものである。即ち、図1は本発明の撮像装置用簡易支持具の第1の実施の例を示す外観斜視図、図2は図1の撮像装置用簡易支持具の固定ねじ部分の断面図、図3は図1の撮像装置用簡易支持具の使用状態を示す説明図、図4〜図6は本発明の撮像装置用簡易支持具の第2〜第4の実施の例を示す外観斜視図、図7は図6の底面図、図8は図6の撮像装置用簡易支持具の使用状態を示す説明図、図9は本発明の撮像装置用簡易支持具の第5の実施の例を示す外観斜視図、図10は図9の平面図、図11は図9のX−X線断面図、図12は縦方向の断面した説明図である。
まず、本発明の撮像装置用簡易支持具に取り付けられる撮像装置の一具体例を示すデジタルスチルカメラ105ついて説明する。図3等に示すように、デジタルスチルカメラ105は、カメラ本体106を備えており、そのカメラ本体106に沈胴式のレンズ装置107が内蔵されている。カメラ本体106は、内部に空間が設けられた横長の筐体からなり、そのカメラ本体106の長手方向である横方向の一側(本実施例では、カメラに向かって右側)にレンズ装置107が配置されている。カメラ本体106の内部空間には、図示しないが、各種の電子部品が実装された配線基板、バッテリー電源、記憶装置、その他各種の電子部品や機械部品、装置等が収納されている。また、カメラ本体106の上面には、シャッタボタン108やズームボタン109等の操作ボタンが取り付けられており、下面には、図示しないが、三脚用ねじ穴が設けられている。
図1に示す撮像装置用簡易支持具1は、容器の一具体例を示す飲料用の缶101(図3を参照)に着脱可能に装着される支持体2と、この支持体2に取り付けられると共に、デジタルスチルカメラ105の三脚用ねじ穴に螺合される固定ねじ3等を備えて構成されている。
撮像装置用簡易支持具1の支持体2は、三叉状に形成された支持台部5と、この支持台部5に連続して下方に延在するように設けた3つの脚体部6,7,8を備えている。支持体2の支持台部5は、缶101の直径よりやや大径とされた円形の板体の外周部に等間隔を置いて3つの円弧状の切欠きを設けたような三叉状に形成されており、3つの円弧状の先端辺5a,5b,5cを有している。また、支持台部5の上面の中央部には、デジタルスチルカメラ105を載置するための台座部10が設けられている。
台座部10は、支持台部5の上面に連続して上方に突出するように設けた円板状の凸部からなる。この台座部10の中心部には上下方向に貫通する貫通穴12が設けられており、この貫通穴12には、固定ねじ3の後述するねじ軸部14が貫通される。また、台座部10の上面には、ゴム等の弾性部材からなるシート部材13が取り付けられている。シート部材13は、リング状に形成されており、台座部10に設けた貫通穴12の周囲を囲うように配置されている。このシート部材13は、デジタルスチルカメラ105の下面と当接して滑り止めの役割をなすと共に、カメラ本体に傷が付くのを防止するクッション材としての役割も有している。
図2に示すように、固定ねじ3は、支持台部5の貫通穴12を貫通するねじ軸部14と、支持台部5の下面側に配置されるつまみ部15を有している。そして、台座部10側から突出するねじ軸部14の軸方向の中途部には、周方向に連続する環状溝14aが設けられており、この環状溝14aには、抜け止め輪16が装着されている。これにより、固定ねじ3は、貫通穴12から抜け落ちることがなく、支持台部5に回転自在に支持されている。
なお、本発明に係る固定ねじとしては、支持台部5に回転自在に支持される構成とすることに限定されるものではなく、支持台部5に形成した台座部10の上面に固定ねじを直接固定することができることは勿論である。また、支持台部5に台座部10を形成せずに、支持台部5に固定ねじを直接固定することもできるものである。これらの場合、撮像装置用簡易支持具自体を回転させるか、又は、カメラ本体を回転させることで、固定ねじをカメラ本体の三脚用ねじ穴に螺合させることができる。
支持体2の3つの脚体部6,7,8は、支持台部5の3つの先端辺5a,5b,5cにそれぞれ連続しており、先端辺5a,5b,5cに沿って円弧状に形成されている。これら3つの脚体部6,7,8には、支持台部3と反対側、即ち先端側に固定手段の第1の具体例を示す脚カバー17,18,19がそれぞれ取り付けられている。
3つの脚カバー17,18,19は、ゴム等の弾性部材からなり、それぞれ各脚体部6,7,8の下面及び4つの側面を覆っている。これら脚カバー17,18,19のそれぞれの内面17a,18a,19aは、撮像装置用簡易支持具1を缶101に装着したときに、その缶101の外周面に対向される。更に、脚カバー17,18,19の各内面17a,18a,19aには、面取り部17b,18b,19bがそれぞれ設けられている。これら面取り部17b,18b,19bは、各脚体部6,7,8を缶101に嵌合させる際の案内部分とされている。
各脚体部6,7,8及び支持台部5の材料としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)を挙げることができるが、ABSに限定されるものではなく、その他のエンジニアリングプラスチックを適用できることは勿論のこと、合成樹脂以外のアルミニウム合金等の金属、木材、陶器等の各種の材料を使用することができる。
このような構成を有する撮像装置用簡易支持具1は、例えば、次のようにして、デジタルスチルカメラ105を支持し、缶101に装着して使用することができる。まず、撮像装置用簡易支持具1の台座部10にデジタルスチルカメラ105を取り付ける。即ち、固定ねじ3のつまみ部15を回転させて、デジタルスチルカメラ105の下面に設けられた三脚用ねじ穴に固定ねじ3のねじ軸部14を螺合させる。これにより、撮像装置用簡易支持具1にデジタルスチルカメラ105をしっかりと固定することができる。
次に、撮像装置用簡易支持具1を缶101に装着する。このとき、まず、缶101の上面側に撮像装置用簡易支持具1の3つの脚体部6,7,8の先端側を被せるように臨ませる。このとき、それぞれの脚体部6,7,8に取り付けた各脚カバー17,18,19には面取り部17b,18b,19bが設けられているため、その面取り部17b,18b,19bによって、缶101に対する撮像装置用簡易支持具1の位置合わせを簡単に行うことができる。
その後、撮像装置用簡易支持具1を押し込むと、各脚カバー17,18,19の内面17a,18a,19aが缶101の外周面に当接し、その缶101の外形を少し潰すように嵌合される。そして、缶101の上部が、撮像装置用簡易支持具1の支持台部5の底面に当接した状態で、図3に示すように、缶101に対する撮像装置用簡易支持具1の装着が完了する。これにより、支持体2の3つの脚体部6,7,8を缶101にしっかりと固定させることができる。
このような構成を有する撮像装置用簡易支持具1によれば、3つの脚体部6,7,8が缶101に嵌合して缶101本体を把持するため、デジタルスチルカメラ105を取り付けた撮像装置用簡易支持具1を缶101にしっかりと装着して固定することができる。また、缶101が手元にない場合でも、3つの脚体部6,7,8によって撮像装置用簡易支持具1を載置面に載置することにより、デジタルスチルカメラ105を安定した姿勢で支持することができる。その結果、缶101があるときはその缶101を利用して、缶101がないときは支持具のみでデジタルスチルカメラ105の姿勢を固定することができ、ブレのないきれいな撮影を極めて簡単に行うことができる。
図4は、本発明の撮像装置用簡易支持具の第2の実施の例を示すものである。この撮像装置用簡易支持具21は、固定ねじ22を姿勢変更可能に支持する構成としたことを特徴としている。この実施例において、前記実施例と同一部分には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
撮像装置用簡易支持具21の固定ねじ22は、球面軸部24と、この球面軸部24に連続して半径方向に延びるねじ軸部25と、ねじ軸部25に軸方向の中途部に設けられた台座部26等を備えている。固定ねじ22に台座部26は、所定の厚みを有する円形の板体からなり、中心部においてねじ軸部25が貫通されて固定されている。この台座部26の上面には、第1の実施の例の台座部10のシート部材13と同様のシート部材27が取り付けられている。
固定ねじ22の球面軸部24は、支持台部5の上面の略中央部に設けられたボス部29に支持されている。支持台部5のボス部29は、略円柱状をなしており、固定ねじ22の球面軸部24を保持する球面軸受穴29aを有している。この球面軸受穴29aは、球面軸部24に対応するように湾曲して形成されており、球面軸部24を球面移動可能に支持している。更に、球面軸受穴29aの開口部は、ボス部29の上面から側面にかけてスリット状に形成されており、この開口部に沿って固定ねじ22のねじ軸部25が旋回可能とされている。即ち、固定ねじ22は、ねじ軸部25の軸心がボス部29の上面と略垂直になる状態と、球面軸受穴29aの側面側の開口部に挿通してボス部25の上面と略平行になる状態との略90度の角度範囲内を旋回可能とされている。
また、ボス部29の側面には、球面軸受穴29aに達するねじ穴が設けられていて、このねじ穴に締付けねじ30が螺合されている。この締付けねじ30によって球面軸受穴29aに支持された固定ねじ22の球面軸部24を押圧することにより、固定ねじ22が所望の傾斜姿勢で固定されるようになっている。
このような構成を有する撮像装置用簡易支持具21によれば、カメラに設けられた三脚用ねじ穴に固定ねじ22のねじ軸部24を螺合して台座部26にカメラを取り付け、締付けねじ30で姿勢を調節することにより、カメラを所望の姿勢に固定することができ、希望する角度での撮影を簡単に行うことができる。
図5は、本発明の撮像装置用簡易支持具の第3の実施の例を示すものである。この撮像装置用簡易支持具31が、第1の実施の例の撮像装置用簡易支持具1と異なるところは、支持体32に設けた固定手段である。この実施の例の構成のうち第1の実施の例の撮像装置用簡易支持具1と共通する部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
撮像装置用簡易支持具31の支持体32は、円形の板体からなる支持台部33と、この支持台部33の外周縁に等間隔をおいて連続する固定手段の第2の具体例を示す3つの脚体部34,35,36等からなっている。支持体32の3つの脚体部34,35,36は、それぞれ支持台部33の平面方向対して略平行な部分と略垂直な部分からなる略L字状をなしている。このようにL字状に形成したことにより、各脚体部34,35,36に弾性を付与し、支持台部33の半径方向に適度量弾性変形可能に構成している。これら3つの脚体部34,35,36の先端部には、支持台部33の半径方向内側に突出する突部34a,35a,36a(突部36aは図には表れない)が設けられている。
このような構成を有する撮像装置用簡易支持具31は、3つの脚体部34,35,36で飲料用の缶を把持することにより、その飲料用の缶にカメラを固定することができる。この際、3つの脚体部34,35,36は、突部34a,35a,36aが飲料用の缶の側面に当接した状態で弾性変形し、その弾性力によって飲料用の缶を把持することができる。しかも、3つの脚体部34,35,36には、飲料用の缶に当接される各突部34a,35a,36aを設けたため、すべりを抑制してしっかりと把持することができ、これにより、撮像装置用簡易支持具31が飲料用の缶に確実に固定することができる。また、飲料用の缶が手元にない場合においても、3つの脚体部34,35,36によって撮像装置用簡易支持具31を載置面に載置することができ、これにより、カメラを安定した姿勢で支持することができる。
この装置用簡易支持具31の支持台部33及び3つの脚体部34,35,36の材料も前記実施例と同様に、ABSその他のエンジニアリングプラスチックを適用できることは勿論のこと、金属、木材等を用いることができる。
図6〜図8は、本発明の撮像装置用簡易支持具の第4の実施の例を示すものである。この撮像装置用簡易支持具41は、第2の実施の例と同様に固定ねじ22が姿勢変更可能に支持されている。この実施例において、前記実施例と同一部分には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。撮像装置用簡易支持具41は飲料用の缶101(図7及び図8を参照)に着脱可能に装着される支持体42と、この支持体42に姿勢変更可能に支持される固定ねじ22等を備えて構成されている。
撮像装置用簡易支持具41の支持体42は、円形の板体からなる支持台部43と、この支持台部43の外周縁に連続して下方に延在する3つの脚体部44,45,46等からなっている。支持体42の支持台部43は、その直径が缶101の直径よりもややく設定されている。また、支持台部43には、表裏面を貫通する複数の覗き窓47a,47b(本実施例では2つ)が設けられている。
支持台部43の2つの覗き窓47a,47bは、それぞれ支持台部43の外周縁に沿って延びる円弧状の長穴とされていて、支持台部43の中心部を中心として対称に配置されている。これら覗き窓47a,47bから缶の蓋面を見て両覗き窓47a,47bにおける蓋面までの距離の移動を目視することにより、缶101に対する撮像装置用簡易支持具41の装着状態を確認することができる。
支持体42の3つの脚体部44,45,46は、支持台部43の外周縁に等間隔に配置されている。これら3つの脚体部44,45,46のうちの第1の脚体部44に固定手段の第3の具体例を示すロックねじ48が取り付けられている。そのため、第1の脚体部44には、表裏面を支持台部43の半径方向に貫通するねじ穴が設けられており、このねじ穴にロックねじ48のねじ軸部が螺合されている。このロックねじ48により缶101の側面を押圧することで、缶101の側面が、これに対向する第2及び第3の脚体部45,46の内面に圧着される。これにより、3つの脚体部44,45,46で缶101を狭持し、支持体42を缶にしっかりと固定することができる。
なお、本実施例においては、缶101の側面をロックねじ48の端部で直接押圧する構成としたが、このロックねじ48の端部にカバー部材を取り付け、缶101の側面に傷が付くことを防止するようにしても良い。
このような構成を有する撮像装置用簡易支持具41は、例えば、次のようにして、デジタルスチルカメラ105を支持して、缶101に装着して使用することができる。まず、撮像装置用簡易支持具41にデジタルスチルカメラ105を取り付ける。即ち、デジタルスチルカメラ105の下面に設けられた三脚用ねじ穴に固定ねじ22のねじ軸部24を螺合させて、デジタルスチルカメラ105を台座部26に固定する。これにより、デジタルスチルカメラ105は、撮像装置用簡易支持具41に取り付けられ、その撮像装置用簡易支持具41に対して姿勢変更可能とされる。
次に、デジタルスチルカメラ105が取り付けられた撮像装置用簡易支持具41を缶101に装着する。このとき、まず、缶101の上面側に撮像装置用簡易支持具41の3つの脚体部44,45,46を被せ、缶101の上部に支持台部43の内面が当接するまで押し込む。この際、ロックねじ48は予め適当な量だけ緩めておき、第2及び第3の脚体部45,46との間の隙間を大きく確保しておくことにより、撮像装置用簡易支持具51を缶101に簡単に被せることができる。その後、ロックねじ48によって缶101の側面を押圧する。これにより、第2及び第3の脚体部45,46とロックねじ48とで缶101を狭持し、図8に示すように、撮像装置用簡易支持具51を缶101に装着して固定することができる。
この撮像装置用簡易支持具41によれば、ロックねじ48で缶101の側面を押圧し、第2及び第3の脚体部45,46に缶101を圧着させて簡単に固定することができる。更に、固定ねじ22の球面軸部24をボス部29の球面軸受穴29aによって球面移動可能に支持する構成としたことにより、この固定ねじ22に固定されるデジタルスチルカメラ105の姿勢変更を容易に行うことができ、所望の角度で簡単に撮影することができる。また、缶101が手元にない場合においても、3つの脚体部44,45,46によって撮像装置用簡易支持具41を載置面に載置することができ、これにより、デジタルスチルカメラ105を安定した姿勢で支持することができる。
図9〜12は、本発明の撮像装置用簡易支持具の第5の実施の例を示すものである。図9等に示すように、撮像装置用簡易支持具51は、容器の第2の具体例を示すペットボトル102に用いて好適な実施の例を示すものである。この実施例において、前記実施例と同一部分には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
撮像装置用簡易支持具51は、ペットボトル102のキャップ102aに着脱可能に装着される支持体52と、この支持体52に取り付けられる固定ねじ3等を備えて構成されている。撮像装置用簡易支持具51の支持体52は、ペットボトル102のキャップ102aに装着される装着部材53と、この装着部材53に回動可能に支持されると共に固定ねじ3が取り付けられる回動台部54等を備えている。
支持体52の装着部材53は、円形の板体からなる上面部56と、この上面部56の外周縁に連続して筒体をなす側面部57と、側面部57の上面部56と反対側に等間隔(120度等配)をおいて連続する3つの脚体部59,60,61等からなっている。図11等に示すように、側面部57の第1の脚体部59と反対側には、外側面から突出した側面ボス部63が設けられており、この側面ボス部63は、軸突起63aを有している。この軸突起57aは、回動台部54の後述する貫通穴68を貫通される。
装着部材53の3つの脚体部59,60,61は、それぞれ上面部56に対して略垂直に延在する基部と、上面部56の半径方向外側に延在する先端部とからなる略L字状をなしている。3つの脚体部59,60,61の先端部は、撮像装置用簡易支持具51を載置する際に載置面に当接される部分であり、その載置面に略平行となるように設定されている。この3つの先端部を載置面に接触させることにより、撮像装置用簡易支持具51を安定性良く載置面に載置することができる。これら3つの脚体部59,60,61の先端部には、滑り止め用のゴムキャップ71,72,73がそれぞれ取り付けられている。
図12等に示すように、第1の脚体部59の基部には、脚体ボス部64が設けられており、この脚体ボス部64には、側面ボス部63の軸突起63aの軸心線と穴中心を一致させたねじ穴が設けられている。このねじ穴には、ペットボトル102に装着されたキャップ102aを側方から押圧してロックするための固定手段としてのロックねじ65が螺合される。そして、図11に示すように、第2及び第3の脚体部60,61の基部は、ロックねじ65によって押圧されたペットボトル102のキャップ102aが当接されるようになっている。
支持体52の回動台部54は、図9等に示すように、固定ねじ3が回転自在に支持される本体部54aと、この本体部54aの対向する2辺に連続して下方に延在する2つ腕部54b,54cとを備えている。図12等に示すように、回動台部54の2つ腕部54b,54cの先端側には、それぞれ貫通穴68,69が設けられており、これら2つの貫通穴68,69は、互いに中心が一致するように設定されている。そして、第1の腕部54bの貫通穴68に側面ボス部63の軸突起63aが貫通され、第2の腕部54cの貫通穴69にロックねじ65のねじ軸部65aが貫通されていて、これにより、回動台部54が支持部材53に回動可能に支持されている。更に、ロックねじ65のねじ軸部65aには、ロックナット70が螺合されている。このロックナット70の締め込みにより回動台部54が締付固定され、その回動角度を調節することによって任意の姿勢で回動台部54を固定することができる。
このような構成を有する撮像装置用簡易支持具51は、例えば、次のようにして、デジタルスチルカメラ105を支持して、ペットボトル102のキャップ102aに装着して固定させることができる。まず、撮像装置用簡易支持具51の回動台部54にデジタルスチルカメラ105を取り付ける。即ち、デジタルスチルカメラ105の下面に設けられた三脚用ねじ穴に固定ねじ3を螺合させる。なお、固定ねじ3は回動台部54に支持されており、撮像装置用簡易支持具51をペットボトル102のキャップ102aに装着した後でも固定ねじ3を回転させることができる構成となっているため、先に、撮像装置用簡易支持具51をペットボトル102のキャップ102aに装着してもよい。
次に、デジタルスチルカメラ105が取り付けられた撮像装置用簡易支持具51をペットボトル102のキャップ102aに装着する。このとき、まず、キャップ102aの上面側に撮像装置用簡易支持具51の3つの脚体部59,60,61を被せ、キャップ102aの上面に装着部材53の上面部56の内面が当接するまで挿入する。その後、ロックねじ65のねじ軸部65aによってキャップ102aの側面を押圧する。これにより、第2及び第3の脚体部60,61とロックねじ65とでキャップ102aが狭持され、図9に示すように、デジタルスチルカメラ105を取り付けた撮像装置用簡易支持具51がペットボトル102のキャップ102aに装着されて固定される。
この撮像装置用簡易支持具51によれば、ペットボトル102のキャップ102aの外周部を第2及び第3の脚体部60,61とロックねじ65とで狭持しているため、キャップ102aが装着されるペットボトル102の口部を汚したり、撮像装置用簡易支持具51に、ペットボトル102の内容物、例えば、お茶やジュース等が付着したりすることがなく、ペットボトル102の口部や撮像装置用簡易支持具51が汚れて不衛生になるおそれがない。また、キャップ102aが装着されたペットボトル102が手元にない場合においても、3つの脚体部59,60,61によって撮像装置用簡易支持具51を載置面に載置してデジタルスチルカメラ105を安定した姿勢で支持することができ、ブレのない撮影を実行することができる。
以上説明したように、本発明の撮像装置用簡易支持具によれば、容器又はその蓋体に対して支持体を簡単に着脱することができ、三脚の代用品として使用可能であると共に、カメラの保持具として用いてカメラを安定性良く保持することができる。また、容器又は蓋体の上部が支持体の面に当接するまで挿入することにより、カメラを垂直方向に容易に支持することができ、撮像装置用簡易支持具を容器又はその蓋体に対して傾いた状態で装着してしまう心配がない。その結果、撮像装置用簡易支持具に取り付けた撮像装置のレンズの光軸を、希望する方向に容易に一致させることができ、所望の撮像画面を簡単に得ることができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例においては、撮像装置としてデジタルスチルカメラを適用した例について説明したが、スチルカメラ、使い捨てカメラ、ビデオカメラその他の撮像装置にも適用できるものである。
1,21,31,41,51…撮像装置用簡易支持具、 2,32,42,52…支持体、 3,22…固定ねじ、 5,33,43…支持台部、 6,7,8,34,35,36,44,45,46,59,60,61…脚体部、 10,26…台座部、 13,27…シート部材、 14,25…ねじ軸部、 15…つまみ部、 16…抜け止め輪、 17,18,19…脚カバー(固定手段)、 17b,18b,19b…面取り部、 24…球面軸部、 29…ボス部、 29a…球面軸受穴、 30…締付けねじ、 34a,35a,36a…突部、 48,65…ロックねじ(固定手段)、 53…装着部材、 54…回動台部、 56…上面部、 57…側面部、 63…側面ボス部、 64…脚体ボス部、 101…缶(容器)、 102…ペットボトル(容器)、 102a…キャップ(蓋体)、 105…デジタルスチルカメラ(撮像装置)
Claims (4)
- 円筒状をなす容器又は当該容器の蓋体に着脱可能に装着されると共に載置面に載置するための脚体部を有する支持体と、
ねじ部を露出した状態で前記支持体に取り付けられると共に前記ねじ部を撮像装置の三脚用ねじ穴に螺合することにより当該撮像装置を固定可能な固定ねじと、を備え、
前記支持体は、前記容器又は前記蓋体に装着しない状態において、前記固定ねじで固定された前記撮像装置を前記脚体部によって前記載置面上に支持可能であることを特徴とする撮像装置用簡易支持具。 - 前記脚体部は、前記容器の容器本体又は当該容器本体に着脱可能に取り付けられた前記蓋体に対して嵌合可能であると共に、前記容器本体又は前記蓋体を固定する固定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置用簡易支持具。
- 前記容器は、飲料用の缶であり、前記固定手段は、前記缶の缶本体を側方から押圧する固定ねじ又は前記缶本体を把持する2本以上の弾性片からなることを特徴とする請求項2記載の撮像装置用簡易支持具。
- 前記容器は、着脱可能に装着されたキャップを有するペットボトルであり、前記固定手段は、前記キャップを側方から押圧する固定ねじ又は前記キャップを把持する2本以上の弾性片からなることを特徴とする請求項2記載の撮像装置用簡易支持具。
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JP2005211527A JP2007025578A (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 撮像装置用簡易支持具 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010019967A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Takeshi Miura | 物置形成体 |
GB2470394A (en) * | 2009-05-21 | 2010-11-24 | Andrew William Bond | Mounting a camera on a container |
KR101280063B1 (ko) * | 2011-09-23 | 2013-06-27 | (주)에다스 | 카메라 받침대 |
GB2519931A (en) * | 2013-07-26 | 2015-05-13 | Phillip Barnfield | A Holder |
JP2015188730A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-02 | 奥田 努 | 撮影機器保護具 |
JP2016109854A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 株式会社ユピテル | 取付け補助具及び撮像装置ユニット |
-
2005
- 2005-07-21 JP JP2005211527A patent/JP2007025578A/ja active Pending
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