JP2007025539A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を小型化するとともに、製造コストを抑制する。
【解決手段】画像形成装置の感光ドラム2に、トナーによって形成された顕像90ないし93を形成する。ホトセンサ60,61により、この顕像90ないし93を読み取って、読取結果を制御回路7に転送する。制御回路7は、クロック信号によって、時間を計測しつつ、ホトセンサ60,61から伝達される読取結果に応じて、感光ドラム2の回転速度を判定する。さらに、制御回路7は、判定結果に応じて駆動機構を制御して、感光ドラム2の回転速度を調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置における感光体の回転速度を制御する技術に関する。
プリンタなどの画像形成装置では、円筒状の感光ドラムをモータで回転させて画像の形成を行う。このとき、画像を正確に形成するためには、感光ドラムの回転速度を厳密に制御する必要がある。通常、画像形成装置はモータの回転速度をモータのエンコーダからの出力に基づいて制御する。
一方、モータと感光ドラムとの間にはギヤなどのリンク部材が多数使用されているため、モータの回転速度を正確に制御したとしても、リンク部材によって感光ドラムの回転速度にバラツキが生じるという問題がある。
従来より、このような問題を解決するために、感光ドラムにエンコーダを設けて、感光ドラムの回転速度を直接検出し、これが所望の速度となるようにモータを制御する技術が提案されている。このような技術が、特許文献1に記載されている。
特開平07−281491号公報
ところが、感光ドラムにエンコーダを設けると、装置が大型化するという問題があった。また、装置の製造コストが増大するという問題もあった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、装置を小型化するとともに、製造コストを抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、画像を形成する画像形成装置であって、円筒状の感光体と、前記感光体を回転させる駆動手段と、前記感光体に速度検出像を形成する形成手段と、前記形成手段により形成された前記速度検出像を読み取る読取手段と、前記読取手段の読取結果に応じて、前記感光体が所望の速度で回転するように、前記駆動手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る画像形成装置であって、前記形成手段は、前記感光体に静電潜像を形成し、前記読取手段は、前記静電潜像を前記速度検出像として読み取ることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明に係る画像形成装置であって、前記形成手段は、前記感光体に静電潜像を形成するとともに、形成した前記静電潜像を現像することにより、前記感光体に顕像を形成し、前記読取手段は、前記顕像を前記速度検出像として読み取ることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明に係る画像形成装置であって、前記速度検出像は、複数の像が前記感光体の回転方向に配列したものとして形成され、前記制御手段は、前記複数の像が前記読取手段により読み取られる時間に基づいて前記感光体の周速を複数回測定することを特徴とする。
請求項1ないし4に記載の発明では、感光体に速度検出像を形成する形成手段と、形成手段により形成された速度検出像を読み取る読取手段と、読取手段の読取結果に応じて、感光体が所望の速度で回転するように、駆動手段を制御する制御手段とを備えることにより、感光体にエンコーダを設ける必要がないので、装置を小型化できる。また、装置の製造コストを抑制できる。
請求項2に記載の発明では、形成手段は、感光体に静電潜像を形成し、読取手段は、静電潜像を前記速度検出像として読み取ることにより、感光体の速度を判定する際に、現像処理を行う必要がない。したがって、処理の簡素化を図ることができるとともに、例えば、トナーの消費を抑えることができる。
請求項3に記載の発明では、形成手段は、感光体に静電潜像を形成するとともに、形成した静電潜像を現像することにより、感光体に顕像を形成し、読取手段は、顕像を速度検出像として読み取ることにより、感光体の速度を精度よく検出することができる。
請求項4に記載の発明では、速度検出像は、複数の像が感光体の回転方向に所定の間隔で配列したものとして形成され、制御手段は、複数の像が読取手段により読み取られる時間に基づいて感光体の周速を複数回測定することにより、速度調整の精度を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る画像形成装置1のブロック図である。画像形成装置1は、感光ドラム2、駆動機構3、形成部4、転写ローラ5、ホトセンサ60,61および制御回路7を備える。画像形成装置1は、トナーを融着させることによって、用紙(記録媒体)に画像を形成する装置として構成されている。
感光ドラム2は、円筒面上に感光材料の層が形成された円筒状の部材である。感光ドラム2は、駆動機構3から伝達される回転駆動力により、円筒軸を中心に回転するように構成されている。感光ドラム2が駆動機構3によって回転することにより、感光ドラム2の表面は、帯電器41やプリントヘッド42等によって走査される。
したがって、これらの構成によって、感光ドラム2が走査されるときの走査速度は、感光ドラム2の回転速度に依存することとなる。なお、以下の説明において、感光ドラム2の回転速度とは、感光ドラム2の円筒面の周速を意味する。
駆動機構3は、モータドライバ30と回転モータ31とを備え、感光ドラム2を回転させるための駆動力を生成する。また、生成された駆動力は、図示しないリンク部材を介して感光ドラム2に伝達される。回転モータ31の回転速度は、モータドライバ30を介して制御回路7によって制御される。本実施の形態では、このような回転モータ31としてサーボモータを利用するが、もちろんこれに限られるものではない。
形成部4は、帯電器41、プリントヘッド42および現像ローラ43を備える。
帯電器41は、図示しない高圧電源から供給される電流によって、筐体内に張られたワイヤと感光ドラム2との間にコロナ放電を発生させる。このコロナ放電によって、帯電器41のワイヤから感光ドラム2に向けて電流が流れ、感光ドラム2に電荷が注入される。すなわち、帯電器41は、いわゆるコロナ・チャージャーである。帯電器41により感光ドラム2は所定の電位に帯電する。
プリントヘッド42は、制御回路7から入力される電気信号(画像を示す電気信号)に応じて、LED(図示せず)を点滅させることにより、感光ドラム2の円筒面を感光させる。このようにして、感光ドラム2の円筒面上にプリントヘッド42によって感光した部分と感光しなかった部分とが生じる。すなわち、感光ドラム2の円筒面に感光パターンが形成され、これが静電潜像を形成する。
したがって、制御回路7が適切な電気信号をプリントヘッド42に与えることによってプリントヘッド42の点滅パターンが決定されるので、画像形成装置1は任意の画像に対応した静電潜像を感光ドラム2の円筒面上に形成することができる。
特に、本実施の形態における画像形成装置1が感光ドラム2の回転速度を検出するときには、感光ドラム2の円筒面に速度検出像が形成される。この速度検出像の具体的な形状は、制御回路7からの電気信号によるプリントヘッド42の点滅パターンによって決定される。
現像ローラ43は、感光ドラム2に形成された静電潜像をトナーによって形成された顕像に現像する。言い換えれば、現像ローラ43は、感光ドラム2の帯電分布に応じて、感光ドラム2にトナーを付着させる機能を有する。
転写ローラ5は、静電潜像を現像した顕像に基づいて用紙にトナーを転写する。すなわち、感光ドラム2に付着したトナーを用紙に写し取る機能を有する。
転写ローラ5によって用紙に写し取られたトナーは、図示しない定着部において加圧・加熱処理されて、用紙に融着し、容易に脱落しない状態となる。このようにして、画像形成装置1は用紙に画像を形成する装置として機能する。
ホトセンサ60,61は、反射型の光学センサであって、感光ドラム2の円筒面上にトナーによって形成される速度検出像を読み取って制御回路7に伝達する。具体的には、感光ドラム2の円筒面に向けて検出光を照射し、反射により戻ってきた検出光の光量を読取結果として伝達する。検出光はトナーの付着していない部分に当たると反射光量は比較的大きな値となり、トナーの付着している部分に当たると反射光量は比較的小さな値となる。
また、ホトセンサ60の検出位置とホトセンサ61の検出位置とは、感光ドラム2の円筒面上、感光ドラム2の回転方向に距離dだけ離れている。ホトセンサ60,61はいずれも固定されているため、距離dは常に所定値となる。距離dは、予め測定され、その値が制御回路7に記憶されている。
詳細は図示しないが、制御回路7は、プログラムに従って動作することにより所定の演算を行うMPUと、プログラムや画像のデータ等を記憶する記憶装置(RAM、ROM等)とを備えている。
画像形成装置1の各構成は、図1に示すように、必要に応じて制御回路7と接続されており、制御回路7によって制御される。特に、制御回路7は、ホトセンサ6からの読取結果に基づいて、感光ドラム2の回転速度が適切か否かを判定して、駆動機構3の回転モータ31の回転速度を制御する。
次に、制御回路7が感光ドラム2の回転速度を判定する原理を説明する。
図2は、感光ドラム2の円筒面に形成された速度検出像9を示す図である。まずは、プリントヘッド42によって、矩形の静電潜像8(80,81)が形成される。次に、現像ローラ43によって静電潜像8が速度検出像9として現像される。
本実施の形態における画像形成装置1では、速度検出像9は、図2に示すように、トナーによって形成される顕像であって、複数の矩形の顕像90ないし93から形成されている。なお、速度検出像9は、制御回路7からの制御信号に基づいて形成される像であるが、感光ドラム2の回転速度が未知数であるため、意図した形状とはならない。すなわち、顕像90ないし93の回転方向の幅、および顕像90ないし93の間隔は未知数である。
ホトセンサ60,61は、それぞれの位置において、この速度検出像9を読み取る。具体的には、感光ドラム2の表面に検出光を照射して、その反射光量を制御回路7に出力する。
図3は、速度調整処理における各信号を示す図である。
出力信号PS1,PS2は、ホトセンサ60,61から出力される信号を示している。出力信号PS1,PS2の値は、顕像90ないし93(トナーが付着している部分)に照射されている場合の反射光量か、顕像90ないし93の間の面(トナーが付着していない部分)に照射されている場合の反射光量かのいずれかになる。したがって、感光ドラム2の回転にともなって、出力信号PS1,PS2は、図3に示すように、いずれも高低を繰り返す信号となる。
ホトセンサ60,61が顕像90ないし93を走査している間、すなわち、検出光がトナーの付着した部分に照射されている間は、反射光量が減少するので、出力信号PS1,PS2は低出力状態である。一方、ホトセンサ60,61が顕像90ないし93の間を走査している間、すなわち、検出光がトナーの付着していない部分に照射されている間は、反射光量が増加するので、出力信号PS1,PS2は高出力状態である。
また、ホトセンサ60は、ホトセンサ61よりも感光ドラム2の回転方向について距離dだけ上流側の位置で検出を行う。したがって、ホトセンサ61の出力信号PS2は、ホトセンサ60の出力信号PS1よりも時間tだけ遅れた信号となる。このとき、感光ドラム2の回転速度は未知数であるが、回転モータ31の回転速度を一定に保持しておけば、感光ドラム2もほぼ等速回転となる。したがって、速度検出像9の形状が未知であっても、出力信号PS1と出力信号PS2との時間差を表す時間tは一定である。
クロック信号Clkは、所定の時間間隔でON・OFFを繰り返す信号である。すなわち、クロック信号Clkのクロック数を数えることによって、制御回路7は、その間の時間を計測することができる。
カウンタイネーブル信号CEは、出力信号PS1,PS2の状態に同期してON・OFFを繰り返す信号であって、制御回路7において、クロックのカウントの開始および終了のタイミングを示す信号である。具体的には、カウンタイネーブル信号CEは、出力信号PS1が低出力状態に変化したときにOFF状態となり、出力信号PS2が低出力状態に変化したときにON状態となる。
本実施の形態における画像形成装置1では、カウンタイネーブル信号CEがONからOFFに切り替わってから、再度ONに切り替わるまでの間のクロック数をカウントする。すなわち、カウンタイネーブル信号CEが、連続してOFF状態となっている間のクロック数をカウントする。これは時間tを測定していることに相当する。
ホトセンサ60の検出位置とホトセンサ61の検出位置との距離dは、先述のように既知なので、制御回路7は、感光ドラム2の回転速度として「d/t」を演算することによって求めることができ、その値が適切かどうかを判定することができる。また、距離dが一定であるので、回転速度を求めなくても、時間tを指標として、回転速度の適否を判定してもよい。
なお、このような原理で感光ドラム2の回転速度を測定する場合、速度検出像9における顕像は、感光ドラム2の表面に1つ形成されれば充分である。しかし、本実施の形態における顕像90ないし93のように、顕像を複数設けることによって、例えば、感光ドラム2の回転速度を複数回測定することができ、測定結果の信頼性を向上させることができる。
次に、画像形成装置1における速度調整処理について説明する。
図4は、画像形成装置1の速度調整処理の動作を示す流れ図である。速度調整処理は、画像形成装置1において、電源投入時に実行される。なお、速度調整処理を実行するタイミングは、電源投入時に限られるものではなく、例えば待機モード中に行ってもよいし、多数の印刷が行われる場合に、その間で行ってもよい。
速度調整処理では、まず、駆動機構3によって感光ドラム2の回転を開始するとともに、感光ドラム2の円筒面に速度検出像9を形成する(ステップS11)。ステップS11の処理は、通常の印刷処理において画像を形成する処理と同様に実行されるが、速度検出像9は転写ローラ5によって用紙に転写されることはなく、速度調整処理において感光ドラム2から削除される。
速度検出像9が形成されると、制御回路7は、ホトセンサ60,61による速度検出像9の読み取りを開始し、カウンタイネーブル信号CEがOFF状態に変化するまでステップS12を繰り返しながら待機する(ステップS12)。
本実施の形態では、ホトセンサ60の検出光が、トナーの付着していない部分に照射されている状態から、トナーの付着している部分に照射されている状態に変化すると、カウンタイネーブル信号CEがON状態からOFF状態に変化する。図2に示す例では、例えば、ホトセンサ60の検出光が顕像93と顕像92との間に照射されている状態から、感光ドラム2が回転して、ホトセンサ60の検出光が顕像92に照射されている状態に変化すると、カウンタイネーブル信号CEがON状態からOFF状態に変化する。
カウンタイネーブル信号CEがON状態からOFF状態に変化すると(ステップS12においてYes)、クロック信号Clkのクロック数のカウントを開始する(ステップS13)。制御回路7は、ステップS13を実行することによりクロック数のカウントを行いながら、カウンタイネーブル信号CEがON状態に変化するタイミングを監視する(ステップS14)。
ホトセンサ61の検出光が、トナーの付着していない部分に照射されている状態から、トナーの付着している部分に照射されている状態に変化すると、カウンタイネーブル信号CEがON状態に変化する。制御回路7は、この変化を検出して、カウントしていたクロック信号Clkのカウント数N(Nは自然数)を保存する(ステップS15)。上記の例に従って具体的に説明すると、ステップS15で保存されるカウント数Nは、顕像92のエッジが、ホトセンサ60によって検出されてから、ホトセンサ61に検出されるまでの間(すなわち時間tの間)のクロック数である。
次に、保存したカウント数Nが所定の範囲内であるか否かを判定する(ステップS16)。ここでいう所定の範囲内とは、感光ドラム2の回転速度が適切な範囲内にある場合に計測されるクロック信号Clkの数Nsに基づいて予め設定されている値である。本実施の形態では、ステップS16において、「Ns−α<N<Ns+α」で示される式について判定が行われる。ただしαは正数であり、感光ドラム2の回転速度の許容範囲を示す値である。
カウント数Nが所定の範囲内であれば(ステップS16においてYes)、回転モータ31の速度を調整する必要がないので、画像形成装置1は速度調整処理を終了する。
カウント数Nが所定の範囲内でなければ(ステップS16においてNo)、さらに、カウント数Nを数Nsと比較する(ステップS17)。
カウント数NがNsよりも小さい場合は、回転速度が速すぎることを示している。したがって、回転モータ31の回転速度を所定の値だけ下げ(ステップS18)、ステップS11からの処理を繰り返して、適切な速度に調整されるまで(ステップS16においてYesと判定されるまで)処理を継続する。
カウント数NがNsよりも大きい場合は、回転速度が遅すぎることを示している。したがって、回転モータ31の回転速度を所定の値だけ上げ(ステップS19)、ステップS11からの処理を繰り返して、適切な速度に調整されるまで(ステップS16においてYesと判定されるまで)処理を継続する。
以上のように、第1の実施の形態における画像形成装置1は、感光ドラム2に速度検出像9を形成する形成部4と、形成部4により形成された速度検出像9を読み取るホトセンサ60,61と、ホトセンサ60,61の読取結果に応じて、感光ドラム2が所望の速度で回転するように、駆動機構3の回転モータ31を制御する制御回路7とを備えることにより、感光ドラム2にエンコーダ等の構成を別途設ける必要がないので、装置を小型化できる。また、装置の製造コストを抑制できる。
形成部4は、感光ドラム2に静電潜像8を形成するとともに、形成した静電潜像8を現像することにより、感光ドラム2に顕像90ないし93を形成し、ホトセンサ60,61は、顕像90ないし93を速度検出像9として読み取ることにより、感光ドラム2の速度を精度よく検出することができる。
また、速度検出像9は、複数の像(顕像90ないし93)が感光ドラム2の回転方向に配列したものとして形成され、制御回路7は、複数の像がホトセンサ60,61により読み取られる時間に基づいて感光ドラム2の周速を複数回測定することができ、速度調整処理の信頼性を向上させることができる。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、トナーで形成された顕像として速度検出像9を形成し、ホトセンサ60,61によって、これを読み取るように構成したが、これに限られるものではない。
図5は、このような原理に基づいて構成した第2の実施の形態における速度検出像9aを示す図である。
第2の実施の形態における画像形成装置1は、ホトセンサ60,61の代わりに、表面電位センサ60a,61aを備えている。ただし、他の構成は第1の実施の形態における画像形成装置1と同様であるので、説明は省略する。
表面電位センサ60a,61aは、感光ドラム2の円筒表面の電位を読み取るセンサである。したがって、表面電位センサ60a,61aは、プリントヘッド42によって形成される静電潜像を読み取ることができる。
表面電位センサ60a,61aは、プリントヘッド42によって、感光した部分と感光していない部分との電位差を、第1の実施の形態における出力信号PS1,PS2と同様の信号として、制御回路7に伝達する。したがって、表面電位センサ60a,61aの出力信号に基づいて、カウンタイネーブル信号CEを生成すれば、第1の実施の形態と同様に感光ドラム2の回転速度を測定することができる。
したがって、本実施の形態のように、速度検出像9aが静電潜像として形成され、現像ローラ43による現像が行われていなくても、第1の実施の形態と同様に感光ドラム2の回転速度を測定することができる。
<3. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、画像形成装置1の動作は、図4の流れ図に示される動作(手順等)に限定されるものではない。すなわち、同様の効果を得られる動作であれば、どのような順序で実行されてもよい。
本発明に係る画像形成装置のブロック図である。 感光ドラムの円筒面に形成された速度検出像を示す図である。 速度調整処理における各信号を示す図である。 画像形成装置の速度調整処理の動作を示す流れ図である。 感光ドラムの円筒面に形成された速度検出像を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 感光ドラム
3 駆動機構
30 モータドライバ
31 回転モータ
4 形成部
41 帯電器
42 プリントヘッド
43 現像ローラ
5 転写ローラ
60,61 ホトセンサ
60a,61a 表面電位センサ
7 制御回路
8,80,81,94,95,96,97,98,99 静電潜像
9,9a 速度検出像
90,91,92,93 顕像
CE カウンタイネーブル信号
Clk クロック信号

Claims (4)

  1. 画像を形成する画像形成装置であって、
    円筒状の感光体と、
    前記感光体を回転させる駆動手段と、
    前記感光体に速度検出像を形成する形成手段と、
    前記形成手段により形成された前記速度検出像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果に応じて、前記感光体が所望の速度で回転するように、前記駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記形成手段は、前記感光体に静電潜像を形成し、
    前記読取手段は、前記静電潜像を前記速度検出像として読み取ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記形成手段は、前記感光体に静電潜像を形成するとともに、形成した前記静電潜像を現像することにより、前記感光体に顕像を形成し、
    前記読取手段は、前記顕像を前記速度検出像として読み取ることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記速度検出像は、複数の像が前記感光体の回転方向に配列したものとして形成され、
    前記制御手段は、前記複数の像が前記読取手段により読み取られる時間に基づいて前記感光体の周速を複数回測定することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162970A (ja) * 2008-01-04 2009-07-23 Ricoh Co Ltd 回転速度制御装置、回転速度制御方法、像担持体装置及び画像形成装置

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