JP2007025458A - マイクロレンズ付き液晶表示パネルおよびその製造方法 - Google Patents

マイクロレンズ付き液晶表示パネルおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 カラーフィルタを有する液晶表示パネルにおいてもマイクロレンズ付き液晶表示パネルを容易に作製することができるようにする。
【解決手段】 マイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法は、液晶表示パネルを用意する工程と、この液晶表示パネルの第1の透明基板2の表面に、未硬化の光硬化性樹脂からなる樹脂層9を形成する工程と、複数の画素に向けて、上記樹脂層9を硬化させる性質の光を、入射角を変化させるように照射し、第1絵素6Bを透過した光によって、樹脂層9を部分的に硬化させる露光工程と、上記露光工程の後に上記樹脂層9の未硬化部分を除去する現像工程とを含み、上記露光工程は、硬化部分がシリンドリカルマイクロレンズの形状になり、硬化部分の最大厚みが上記樹脂層の厚みに等しくなるように行なわれるものである。
【選択図】 図14

Description

本発明は、マイクロレンズ付き液晶表示パネルおよびその製造方法に関するものである。
液晶表示装置に代表される非自発光型の表示装置は、一般に、表示パネルの透過率または反射率を駆動信号によって変化させ、表示パネルに照射される光源からの光の強度を変調して画像や文字を表示する。このような表示装置には、表示パネルに表示された画像などを直接観察する直視型表示装置と、表示パネルに表示された画像などを投影レンズによってスクリーン上に拡大投影する投影型表示装置(プロジェクタ)とがある。
液晶表示装置に用いられている表示パネルは液晶表示パネルと呼ばれる。液晶表示パネル以外の非自発光型の表示パネルとしては、エレクトロクロミック表示パネル、電気泳動型表示パネル、トナー表示パネルやPLZTパネルなどが知られている。
現在、液晶表示装置は、モニタ、プロジェクタ、携帯情報端末、携帯電話などに幅広く利用されている。液晶表示装置は、マトリクス状に規則的に配列された画素に画像信号に対応した駆動電圧をそれぞれ印加することによって、各画素の領域内の液晶層の光学特性を変化させ、画像や文字などを表示するものである。上述した画素に独立した駆動電圧を印加する方式としては、単純マトリクス方式と、アクティブマトリクス方式とがある。アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルには、スイッチング素子と、画素電極に駆動電圧を供給するための配線とを設ける必要がある。スイッチング素子としては、MIM(金属−絶縁体−金属)素子などの非線形2端子素子やTFT(薄膜トランジスタ)素子などの3端子素子が用いられている。
液晶表示パネルに設けたスイッチング素子(特にTFT素子)に強い光が入射すると、OFF状態における素子抵抗が下がってしまう。そうなると、電圧印加時に絵素容量に充電された電荷がOFF状態で不所望に放電されてしまい、所定の表示状態が得られなくなるため、本来その画素を「黒」として表示すべき状態でも光が漏れて完全な「黒」にはならず、結果的にコントラスト比が低下するという問題がある。
そこで、液晶表示パネルでは、たとえば、TFT素子(特にチャネル領域)に光が入射するのを防止するために、TFTや画素電極が設けられたTFT基板や、TFT基板に液晶層を介して対向する対向基板に遮光層(「ブラックマトリクス」とも称される)が設けられる。反射型液晶表示装置においては、反射電極を遮光層として用いれば、有効画素面積が低下することがないが、透過光を利用して表示を行なう透過型液晶表示装置においては、光を透過しないTFT素子、ゲートバスラインおよびソースバスラインに加えて遮光層を設けることによって有効画素面積が低下し、表示領域の全面積に対する有効画素面積の比率、すなわち開口率が低下する。
さらに、液晶表示パネルの高精細化、小型化が進むに連れてこの傾向は顕著になる。これは、画素のピッチを小さくしても、TFT素子やバスラインなどは、電気的性能や製造技術等の制約からある程度のサイズよりも小さくすることができないからである。特に、近年、携帯電話などモバイル機器の表示装置として普及している半透過型液晶表示装置の一方式では、個々の画素に反射モードで表示する領域(反射領域)と透過モードで表示する領域(透過領域)とを有しているので、画素ピッチを小さくすることによって、表示領域の全面積に対する透過領域の面積の比率(透過領域の開口率)が著しく低下する。半透過型液晶表示装置は、暗い照明下では液晶表示パネルを透過するバックライトの光を利用して表示を行ない、明るい照明下では周囲からの光を反射することによって表示を行なうので、周囲の明るさに拘らず、コントラスト比の高い表示を実現できるが、透過領域の開口率が小さくなると、輝度が低下するという問題があった。
光の利用効率を改善するための一つの方法として、投影型液晶表示装置では、液晶表示パネルの個々の画素に光を集光するためのマイクロレンズを設けて、液晶表示パネルの実効的な開口率を向上する方法が実用化されている。従来のマイクロレンズは、液晶表示パネルの対向基板に形成されるものがほとんどであり、マイクロレンズが二枚のガラス板の間で挟まれたサンドイッチ構造を有している。なお、規則正しく配列された複数のマイクロレンズの全体のことを指して「マイクロレンズアレイ」ともいう。
特開2002−62818号公報(特許文献1)は、液晶表示パネルの画素を利用して、対向基板の表面に塗布した感光性材料を露光することにより、画素に対して自己整合的にマイクロレンズを形成する方法を開示している。この方法によると、マイクロレンズと画素との間にアライメントずれが発生することなく、また、低コストでマイクロレンズを製造できる利点がある。
特開2002−62818号公報
上記特許文献1に記載されている方法は、感光性材料を露光するために紫外線を用いるので、カラーフィルタを有しない表示パネル(たとえば3板式プロジェクタ用の液晶表示パネル)には適用できるものの、カラーフィルタを有する表示パネルではカラーフィルタが紫外線を吸収するので適用できない。
そこで、本発明では、カラーフィルタを有する液晶表示パネルにおいても適用可能なマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法および、そのような製造方法によって容易に作製することができるようなマイクロレンズ付き液晶表示パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づくマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法は、液晶層を介して互いに貼り合せられた第1,第2の透明基板を含み、光が透過可能な複数の画素が遮光部に隔てられることで規定されており、上記複数の画素の各々は、第1色光を透過させる第1絵素と、上記第1色光とは異なる第2色光を透過させる第2絵素とを含む複数の絵素を含み、上記第1絵素は上記複数の絵素の中で光硬化性樹脂を硬化させる性質の光の透過率が最も高い絵素となっている、液晶表示パネルを用意する工程と、上記第1の透明基板の表面に、未硬化の上記光硬化性樹脂からなる樹脂層を形成する工程と、上記複数の画素に向けて、上記樹脂層を硬化させる性質の光を、入射角を変化させるように照射し、上記第1絵素を透過した光によって、上記樹脂層を部分的に硬化させる露光工程と、上記露光工程の後に上記樹脂層の未硬化部分を除去する現像工程とを含み、上記露光工程は、硬化部分がシリンドリカルマイクロレンズの形状になり、硬化部分の最大厚みが上記樹脂層の厚みに等しくなるように行なわれるものである。
本発明によれば、カラーフィルタを有する液晶表示パネルが適用対象であってもマイクロレンズ付き液晶表示パネルを容易に製造することができる。
発明者らは、カラーフィルタを透過する露光照射光を用い、塗布した感光性材料をカラーフィルタ越しに露光して、シリンドリカル形状のマイクロレンズ(「シリンドリカルマイクロレンズ」ともいう。)を形成するマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法をまず発明した(この発明を以下「先行発明」という。)。先行発明では、シリンドリカルマイクロレンズは、少なくとも一つのカラーフィルタを透過する露光照射光を用いて、光硬化性樹脂層に硬化度の適切な分布が形成されるように露光を行なった後に未露光部を除去することで形成することができる。このとき、硬化度の分布は、光量(配向分布及び/または照射時間)の分布を調整することで形成できる。
しかしながら、先行発明に基づくマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法では、ガラス基板の厚みが精度良く一定値となっている透過型液晶表示パネルでは、理想のレンズ形状を形成できるが、実際のガラス基板ではレンズ形状を高度に制御することは困難となる。なぜなら、実際のガラス基板には、面内(1枚の基板の内部でのばらつきのことを「面内」のばらつきというものとする。)もしくはガラス基板毎に厚みばらつきが存在するため、同一の露光条件を用いた場合、ガラス基板の厚みに応じてマイクロレンズ稜線方向のレンズ形状に凹凸が生じるからである。凹凸が生じる理由を以下に説明する。
図1に模式的に示すように、ガラス基板の厚みがT1と厚くなっている場合、高透過率のフィルタを透過した露光照射光が、光硬化性樹脂層を露光する範囲がE1と広くなり、逆にT2と薄くなっている場合には、露光範囲が狭くE2となる。このため、図2(a),(b)、図3(a),(b)に模式的に示すように、互いに隣接する2つの画素にそれぞれ設けられた高透過率のフィルタをそれぞれ透過した露光照射光によって露光される部分の露光量の合計量(以下「積算露光量」という。)が、目的とする露光量からずれたものとなり、ガラス基板が厚いときには凸部を生じ、薄いときには凹部を生じる。特に、シリンドリカルマイクロレンズを形成する場合においては、稜線に沿って延在するいわゆるレンズトップの平坦面となるべき面に、このような理由から凸部または凹部が形成されてしまう。このようにシリンドリカルマイクロレンズの稜線方向に生じる凹凸は、透過型液晶表示装置の色度に影響を与える。
なお、マイクロレンズに生じる凹凸を制御する方法として、それぞれのガラス基板の厚みに対して、露光条件を適宜最適化することで滑らかな平坦面を得ることが考えられる。しかし、1枚のガラス基板の内部(いわゆる「面内」)においても、数十μmの厚みばらつきが存在するため、透過型液晶表示装置パネルの1枚毎に対して露光条件を変更しなければならない。ましてや、大判の液晶表示装置においてはさらに厚みばらつきは拡大するので、逐一、露光条件を最適化してマイクロレンズを製造することは手間が掛かり、困難である。また、露光条件の最適化を行なう際に基準とする基板の厚みによっては、他の基板において凸部のみならず凹部も生じてしまう。
本発明は、上記諸点に鑑みて先行発明を改良するためになされたものであり、本発明は、正面輝度を高くする効果をもつレンズトップの中央に滑らかな平坦面を有するマイクロレンズを容易に形成することをより特定的な目的としている。
(実施の形態1)
(構成)
図4、図5を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルについて説明する。
図4に示すように、液晶表示装置20は、マイクロレンズ1を備えるマイクロレンズ付き液晶表示パネル11と、マイクロレンズ付き液晶表示パネル11のマイクロレンズ1側に配置された高指向性のバックライト装置15とを備えている。バックライト装置15は光源12と、光源12から出射された光を受けて内部を伝搬させながら液晶表示パネル11に向けて出射するための導光板13と、導光板13の裏面から出射された光を導光板13に向けて反射するための反射板14とを備えている。なお、図1では主要部品のみ記載し、液晶表示パネル11の前後に設けられる偏光板などの図示を省略している。
液晶表示装置に好適に用いられるバックライト装置15としては、たとえばIDW'02 "Viewing Angle Control using Optical Microstructures on Light-Guide Platefor Illumination System of Mobile Transmissive LCD Module", K.KALANTAR, pp.549-552や、特開2003−35824号公報、M.Shinohara et al.:Optical Society of American Annual Meeting Conference Program, Vol.10, p.189(1998)、特表平8−511129号公報などに記載されているバックライト装置を挙げることができる。
この液晶表示装置20に含まれるマイクロレンズ付き液晶表示パネル11は、液晶層4と、液晶層4を介して互いに貼り合せられた第1,第2の透明基板としてのTFT基板2および対向基板3と、TFT基板2の表面において光硬化性樹脂からなる樹脂層を一旦形成してから部分的に露光させて硬化させることで形成されたシリンドリカルマイクロレンズとしてのマイクロレンズ1とを備える。マイクロレンズ1は多数配列されることでマイクロレンズアレイを構成している。このマイクロレンズアレイは、全体でレンチキュラーレンズとして働く。図5にこのマイクロレンズアレイの部分拡大図を示す。図5に示すように、マイクロレンズ1は稜線部分に2次元的広がりを有する平坦面1aを有する。この平坦面1aは、樹脂層の露光時に樹脂層の厚みの全体に至るまで硬化させたことによって樹脂層の表面がそのまま残ったものである。
(作用・効果)
本実施の形態におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネル11によれば、用いる基板に厚みのばらつきがある場合であっても、後述する製造方法によって、凹凸のない正しい平坦面を有するマイクロレンズを容易に正確に形成することができる。
(製造方法)
図6〜図9を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法について説明する。
(1.液晶表示パネルを用意する工程)
まず、「液晶表示パネルを用意する工程」として、図6に示すように、液晶表示パネル10を用意する。液晶表示パネル10は、カラー液晶表示パネルであり、TFT基板2と、カラーフィルタ6が形成された対向基板3とを備えている。カラーフィルタ6としては、実際にはR,G,B(赤、緑、青)の3色に対応した各色のカラーフィルタが存在するが、図6では説明の便宜上、区別して表示することはせずに単にカラーフィルタ6として表示している。
TFT基板2と対向基板3との間にはシール材8に囲まれるようにして所定の液晶層4が形成されている。TFT基板2の液晶層4側には、マトリクス状に配列された絵素に対応して設けられた絵素電極(図示せず)、絵素電極に接続されたTFT素子(図示せず)、ゲートバスラインおよびソースバスラインなどの回路要素(図示せず)、遮光層5が形成されている。対向基板3の液晶層4側にはカラーフィルタ6と対向電極(図示せず)が形成されている。さらに、TFT基板2および対向基板3の液晶層4に接する面には、必要に応じて配向膜(図示せず)が形成されている。
液晶表示パネル10は多数の画素を有する。その多数の画素のうちの3×3の合計9個の画素からなる領域だけを取り出したところを図7に示す。複数の画素は、X方向を「行」、Y方向を「列」とするようにマトリクス状に配列されている。このマトリクスは、X方向がPX、Y方向がPYという等ピッチとなっている。TFT素子を備えるアクティブマトリクス方式の表示パネルの場合、典型的には、行方向(X方向)はゲートバスラインに平行であり、列方向(Y方向)はソースバスライン(ビデオライン)に平行である。
各画素(pixel)は、R,G,B(赤、緑、青)の3色にそれぞれ対応した3つの絵素(subpixel)すなわちR絵素、G絵素およびB絵素で構成されている。
図7において太線で囲んだ部分を取り出して拡大したところを図8に示す。図7における太線の枠は1画素に対応する領域からは1絵素分だけずれているが3つの絵素を含むので面積は1画素分に等しく、露光時のスキャンを考える上では1画素分になぞらえることができる。このように正規の画素同士の境界を超えてG,B,Rの並びで規定されるひとまとまりの領域を「露光画素」というものとする。この液晶表示パネル10の画面は多数の画素のマトリクスであると同時に多数の露光画素のマトリクスとしても捉えることができる。画面全体を露光画素のマトリクスと考えた場合、画面の左右の端にいずれの擬似絵素にも属さず余る絵素が生じるが、周縁部の1画素未満の絵素の影響は画面全体から見て微々たるものであるので無視できる。
図8に示すように、1つの露光画素にはG絵素、B絵素、R絵素の3つの絵素が含まれており、各絵素において、カラーフィルタ6は担当する色のカラーフィルタとなっている。各絵素の周囲には遮光層(「ブラックマトリクス」、「遮光領域」ともいう。)5が設けられている。また各絵素は反射部と透過部とに区分けされている。G絵素は反射部7Gおよび透過部6G、B絵素は反射部7Bおよび透過部6B、R絵素は反射部7Rおよび透過部6Rから構成されている。図8に示すように、露光画素も正規の画素と同じく3絵素の並びからなるので、露光画素のX方向のピッチはPX、Y方向のピッチはPYとなる。本実施の形態では、PX,PYのいずれもが200μmとなっている。この寸法はあくまで一例であって他の長さであってもよい。
この液晶表示パネル10は、液晶層4を介して互いに貼り合せられた第1,第2の透明基板としてのTFT基板2および対向基板3を含み、光が透過可能な複数の画素が遮光部5に隔てられることで規定されており、複数の画素の各々は、第1色光を透過させる第1絵素と、前記第1色光とは異なる第2色光を透過させる第2絵素とを含む複数の絵素を含み、第1絵素はこれらの複数の絵素の中で光硬化性樹脂を硬化させる性質の光の透過率が最も高い絵素となっている。ここでは、「複数の絵素」とは、R,G,Bの3つの絵素を指し、第1絵素はB絵素に対応する。第2絵素はG絵素またはR絵素に対応する。
第1絵素は「複数の絵素」の中で透過光の中心波長が最も短い絵素であることが好ましい。光硬化性樹脂を硬化させる性質の光の波長は短いので、そのような光の透過率が最も高い絵素とするためには、第1絵素を「複数の絵素」の中で透過光の中心波長が最も短い絵素とすることが好都合だからである。
本実施の形態では、1画素の中の絵素の並びがR,G,Bであったので露光画素という概念を想定することでB絵素が中央にくるG,B,Rという並びを1単位として露光が行なわれたが、1画素の中の絵素の並びがR,B,GまたはG,B,Rとなっていれば、露光画素という概念を想定するまでもなく、画素ごとに露光のスキャンが行なえ、画面の端に絵素が余ることもないので、より好ましい。
(2.樹脂層を形成する工程)
次に樹脂層を形成する工程として、図9に示すように、液晶表示パネルのTFT基板2上に、未硬化の光硬化性樹脂を塗布することで厚みTRの樹脂層9を形成する。ここでは、380nmから420nmの波長範囲内に感光波長を有する光硬化性樹脂を用いる。なお、樹脂層9とTFT基板2との密着性を高めるために、光硬化性樹脂を塗布する前に、TFT基板2のガラス表面にシランカップリング剤を塗布するなどして、表面改質を行なうことが好ましい。ここで用いられる光硬化性樹脂としては、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレートなどのアクリル系モノマーや、エポキシ系モノマーに光開始剤を混合した混合組成物などが挙げられる。
(3.露光工程)
次に樹脂層を部分的に硬化させる露光工程を行なう。以下、露光工程の内容について説明する。ここでは、B絵素を透過した光で、光硬化性樹脂を硬化させる例を示す。樹脂層9に露光用照射光を入射すると、光量に応じて樹脂層9の光硬化性樹脂が感光し、硬化する。「露光用照射光」とは、樹脂層9を硬化させる性質の光であって、たとえば紫外線であってよい。
照射時間が一定の場合、樹脂層9の光硬化性樹脂は配光分布に応じて硬化する。すなわち、硬化度の分布が形成される。したがって、光量(配光分布および/または照射時間)の分布を調整することによって、樹脂層9内に硬化度の分布を形成することができる。なお、「配光分布」とは、表示パネルに入射させる露光光の、表示パネルの面法線に対してなす角度(入射角度)に関する強度分布のことであり、B絵素への入射角と感光性材料層すなわち樹脂層9への入射位置とは1対1で対応する。
この工程では、複数の画素に向けて、露光用照射光を、入射角を変化させながらスキャンするように照射し、第1絵素すなわちB絵素を透過した光によって、樹脂層9を部分的に硬化させる。
(3.1 スキャン)
このスキャンについて図10〜図12を参照して説明する。図10は図8におけるX−X線に関する矢視断面図、図11は図8におけるXI−XI線に関する矢視断面図である。樹脂層9を硬化させる性質の光は、図11に示すY方向に関しては入射角θ3の方向81に固定された状態で、図10に示すようにX方向に関しては入射角θ1の方向83から入射角θ2の方向84まで連続的にまたは段階的に変化させながら照射する。このようにして片道のスキャンが終わると、今度は、図11におけるY方向の入射角をθ3からわずかにずらした新たな角度とし、X方向に関して方向84から方向83まで同様に変化させながら照射する。こうして1往復分のスキャンが終了する。さらに引き続いて、Y方向の入射角をわずかにずらした角度とし、X方向に関して再び方向83から方向84まで同様に変化させながら照射する。この繰返しによって、図8に示す1画素内の3つの絵素の並ぶ全領域を2次元的にカバーするようにスキャンする。このスキャンの様子は図12のように模式的に示すことができる。
硬化させる工程は、硬化部分がシリンドリカルマイクロレンズの形状になり、硬化部分の最大厚みが上述の厚みTRに等しくなるように行なわれる。カラーフィルタの特性によっては、R絵素、G絵素からも露光用照射光が漏れ、光硬化性樹脂を感光させることがあるが、その漏れ光量も考慮して露光を行なうことにより所望の形状のマイクロレンズを形成することができる。
(3.2 稜線方向に延在する平坦面の形成)
このようなスキャンにおいて直線的に連なるマイクロレンズの稜線形状を形成する原理について、好ましい露光状態が実現されている図13(a),(b)を参照して説明する。露光用照射光として平行光を用い、等角速度で照明光の入射角を図13(a)に示す方向83から方向84まで変化させたときを考える。TFT基板2の透明基板厚みはTG2とする。図13(a)には2つの画素に相当する領域が表示されているが照射光は平行光であるので各画素において同じように照射光の入射角度が変化する。このとき、透過率が高いB絵素を透過した照射光が向きを変えながら透過率の低いG絵素、R絵素の上方にある樹脂層9をも露光することとなる。照明光が照射された樹脂層9上の各点における露光量の分布は図13(b)に示したものになる。
ある1つの画素に注目した場合、その画素のB絵素を透過した照射光による露光だけを見れば、露光量分布は図13(b)に示すように最大露光量がDとなる1つの台形となるが、その画素の両隣に隣接する画素のB絵素を透過した照射光によって生じる露光量分布の台形の裾部分同士が互いに重なる。この重なる部分の積算露光量が重ならない部分の最大露光量Dと一致するようにすることで、合計露光量はどの点においてもDとなる。その結果、平坦面が形成される。
このような分布をもつ露光によって、図13(a)においては、一定厚みTRで形成されている樹脂層9の各点は厚み方向に下から一定厚みだけ硬化する。すなわち、図13(a)の樹脂層9の中に示す破線より下の部分が硬化する。こうしてマイクロレンズの稜線の直線的な形状が得られる。
しかしながら、図2(a)に示すように透明基板が厚みTG2より薄い厚みTG1である場合、図1を参照して説明した原理により透明基板上面での露光範囲が狭くなるので、露光量分布の台形は図2(b)に示すように裾の横方向への広がりが短い形状になる。したがって、台形の裾同士が重なる部分での積算露光量Dが不足し台形頂上での露光量より小さなものとなってしまう。こうして図2(b)に一点鎖線で示すように画素同士の境目でそれぞれ露光量不足が生じるのでマイクロレンズの稜線方向で見たときDは一定とならず繰返し増減するような分布となる。その結果、硬化した樹脂によって形成される稜線には、図2(a)に破線で示すように凹凸が生じてしまう。
逆に、図3(a)に示すように透明基板が厚みTG2より厚い厚みTG3である場合、図1を参照して説明した原理により透明基板上面での露光範囲が広くなるので、露光量分布の台形は図3(b)に示すように裾の横方向への広がりが長い形状になる。したがって、台形の裾同士が重なる部分での積算露光量Dが過大なものとなり、台形頂上部分にまで重なるようになる。その結果、図3(b)に一点鎖線で示すように画素同士の境目でそれぞれ露光量が過大となるのでマイクロレンズの稜線方向で見たときDは一定とならず繰返し増減するような分布となる。その結果、硬化した樹脂によって形成される稜線には図3(a)に破線で示すように凹凸が生じてしまう。
ここで、透明基板としてのガラス基板の厚みと露光範囲の関係を図10を参照して数式を用いながら説明する。ガラス基板の厚みをTGとし、露光時の図10における入射角度をθ1とし、屈折率をnとし、便宜上、露光範囲の幅をEareaとすると、次の関係が成り立つ。
area=TG/n×tanθ1 ‥‥‥‥式1
このことから、照射光が同一角度θ1で入射される場合において、ガラス基板が厚い場合、露光範囲Eareaは拡がり、逆に薄い場合には露光範囲Eareaは狭くなる。このため、照射光の透過率が低いカラーフィルタの上方では、透過率が高いカラーフィルタを透過した照射光の重なり量に違いが生じてくる。すなわち、積算露光量が異なってくる。したがって、形成されるマイクロレンズ1の平坦面1aは少なくとも稜線方向に見て凹凸を有するものとなってしまう。
ここで、上述のガラス基板の厚みTGと露光範囲Eareaとの関係において、露光範囲Eareaが画素ピッチPXの1/2倍になるとき、図13(b)に破線で示すように積算露光量が一定になり、その結果、図13(a)に破線で示すように稜線に凹凸のない平坦面1aが形成される。そこで式1に
area=(1/2)PX ‥‥‥‥式2
を代入すると
(1/2)PX=TG/n×tanθ1 ‥‥‥‥式3
となる。
図13(a),(b)では好ましいことに稜線方向に凹凸のない平坦面が形成されていたが、厚みTRで形成された樹脂層9のうち硬化するのは下から一定厚みの部分だけで上の方の部分は未硬化のまま捨てられることとなる。また、実際にはガラス基板の厚みにはばらつきがある。
そこで次に、図14(a),(b)を参照して、厚みにばらつきのある多数のガラス基板に対して一定の露光スキャン条件を適用してマイクロレンズを量産する場合について検討する。
上述した式3の関係を満足する露光条件を用い、かつ、マイクロレンズの稜線方向の平坦面を形成する積算露光量が厚みTRの光硬化性樹脂を露光するのに必要な露光量DTと一致するような露光条件を「最適露光条件」とする。図14(a),(b)では露光によって樹脂層9が硬化する部分の厚みが樹脂層9の厚みTRと一致している様子を示している。最適露光条件においては、このように無駄のない硬化が行なわれる。
露光照射光が入射角度θ1のときの露光量をDtheta1、また、露光照射光が入射角度θ2のときの露光量をDtheta2とした場合、最適露光条件とは、
T=Dtheta1+Dtheta2 ‥‥‥‥式4
ということになる。この最適露光条件を決める際に用いるガラス基板の厚みTGにはガラス基板の面内の最薄値またはガラス基板毎の厚みばらつきのうちの最小値を用い、これを「基準ガラス基板厚」とする。図13(a),(b)、図14(a),(b)ではTG=TG2であった。図7で例示した液晶表示パネルの例では、行方向(1画素に属するR,B,Gのカラーフィルタが並ぶ方向)の画素ピッチPXが200μm、行方向に直行する列方向の画素ピッチPYが200μm、TFT基板2の透明基板部分の屈折率は1.52であるが、ここで基準ガラス基板厚が400μmであるとすると、最適露光条件を満たす入射角度は
θ1=θ2=tan-1{(1/2)PX/(TG/n)}
=tan-1{(1/2)×200/(400/1.52)}
=tan-1(100/260)=約21°
となる。
基準ガラス基板厚に対応するこの最適露光条件を用いて光硬化性樹脂からなる樹脂層9の感光を行なうとき、他のガラス基板または同一ガラス基板内の他の部位の厚みは基準ガラス基板厚より常に厚いものになるので、マイクロレンズの稜線方向には図15(a),(b)に示すような凸部のみが生じ、凹部は生じない。また、生じるはずの凸部は樹脂層9の厚みを超えてしまうため、結果的にこの凸部をカットしたような状態にすることができる。これにより、ガラス基板の厚みが異なる場合においても、同一の露光スキャン条件によって滑らかな平坦面を有するマイクロレンズアレイを製造することができる。
なお、配光分布は、ここで例示したように露光用照射光の入射角を変化させることによって調整することもできるが、そのほかの方法として、露光用照射光のビームを樹脂層9に対して相対的に平行移動させることによって、照射時間の分布を調整してもよいし、これらを組み合わせてもよい。さらにほかの方法として、所定の透過率の分布を有するフォトマスクを用いて配光分布を調整してもよい。
(4.現像工程)
次に図16に示すように、樹脂層9(図9参照)の未硬化部分を除去する現像工程を行なう。未硬化部分を除去した結果、硬化した部分のみが残るので、硬化度の分布に対応した形状のマイクロレンズ1が得られる。こうしてマイクロレンズ付き液晶表示パネル11が得られる。このマイクロレンズ付き液晶表示パネル11が備えるマイクロレンズアレイは、複数の画素の列に対応して配列されたレンチキュラーレンズである。このマイクロレンズアレイは、稜線が行方向(X方向)になるように配列されており、列方向(Y方向)には集光力を有するが、行方向(X方向)には集光力を有しない。
なお、現像工程の後で、光硬化性樹脂が硬化してできたマイクロレンズ1に再度、露光用照射光を照射することによって、光硬化性樹脂の硬化をさらに進行させ、完全硬化状態に近づけることが好ましい。また、光硬化とともに熱硬化を併用してもよい。
この後、図17に示すように、マイクロレンズ付き液晶表示パネル11をバックライト装置15と組み合わせて液晶表示装置20が完成する。バックライト装置15は、予め、光源12、バックライト13、反射板14を組み立てて作製しておいたものであってよい。
上述の実施の形態では、カラーフィルタを有する液晶表示パネルを用いたが、本発明の適用対象はこれに限られず、たとえばゲスト・ホスト液晶表示装置のように、表示媒体層(液晶層)に混合した色素などを用いてカラー表示を行なう表示装置にも同様に適用できる。さらに、液晶表示パネルに限られず、他の非自発光型表示パネル(たとえば、エレクトロクロミック表示パネル、電気泳動型表示パネル、トナー表示パネル、PLZTパネル)にも適用できる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
ガラス基板の厚みと露光照射光が光硬化性樹脂層を露光する範囲の広さとの関係の説明図である。 (a)は透明基板が薄い場合に下方から露光されて樹脂層が部分的に硬化する様子の説明図であり、(b)は透明基板が薄い場合の積算露光量の説明図である。 (a)は透明基板が厚い場合に下方から露光されて樹脂層が部分的に硬化する様子の説明図であり、(b)は透明基板が厚い場合の積算露光量の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルを備える液晶表示装置の概念図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルが備えるマイクロレンズアレイの部分拡大図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法の第1の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルの1つの画素の拡大平面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルの9つの画素の拡大平面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法の第2の工程の説明図である。 図7におけるX−X線に関する矢視断面図である。 図7におけるXI−XI線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法の中で行なわれるスキャンの様子の説明図である。 (a)は下方から露光されて樹脂層が部分的に硬化して凹凸のない稜線が形成される様子の説明図であり、(b)は積算露光量の説明図である。 (a)は下方から露光されて凹凸のない稜線が樹脂層の厚み全体を使って形成される様子の説明図であり、(b)は積算露光量の説明図である。 (a)は下方から露光されて凸部のある稜線が形成されようとするが凸部が樹脂層の厚みを超えているので結果的に凸部がカットされた形状となる様子の説明図であり、(b)は積算露光量の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法の第3の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法の第4の工程の説明図である。
符号の説明
1 マイクロレンズ、1a 平坦面、2 TFT基板、3 対向基板、4 液晶層、5 遮光層、8 シール材、9 樹脂層、10 液晶表示パネル、11 マイクロレンズ付き液晶表示パネル、12 光源、13 導光板、14 反射板、15 バックライト装置、20 液晶表示装置、81,82,83,84 (光の照射の)方向。

Claims (5)

  1. 液晶層を介して互いに貼り合せられた第1,第2の透明基板を含み、光が透過可能な複数の画素が遮光部に隔てられることで規定されており、前記複数の画素の各々は、第1色光を透過させる第1絵素と、前記第1色光とは異なる第2色光を透過させる第2絵素とを含む複数の絵素を含み、前記第1絵素は前記複数の絵素の中で光硬化性樹脂を硬化させる性質の光の透過率が最も高い絵素となっている、液晶表示パネルを用意する工程と、
    前記第1の透明基板の表面に、未硬化の前記光硬化性樹脂からなる樹脂層を形成する工程と、
    前記複数の画素に向けて、前記樹脂層を硬化させる性質の光を、入射角を変化させるように照射し、前記第1絵素を透過した光によって、前記樹脂層を部分的に硬化させる露光工程と、
    前記露光工程の後に前記樹脂層の未硬化部分を除去する現像工程とを含み、
    前記露光工程は、硬化部分がシリンドリカルマイクロレンズの形状になり、硬化部分の最大厚みが前記樹脂層の厚みに等しくなるように行なわれるものである、マイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法。
  2. 前記第1絵素は前記複数の絵素の中で透過光の中心波長が最も短い絵素である、請求項1に記載のマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法。
  3. 前記シリンドリカルマイクロレンズの稜線方向の露光のためのスキャンを行なう際の光照射条件であるマイクロレンズ稜線方向露光スキャン条件を、前記第1の透明基板の面内厚みばらつきまたは個体間ばらつきにおける最薄厚みを基準に決定する工程を含む、請求項1または2に記載のマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法。
  4. 前記マイクロレンズ稜線方向露光スキャン条件は、前記最薄厚みがTG、画素ピッチがPx、屈折率がn、露光照射光の最大入射角度がθ1のとき、
    1/2・Px=TG/n×tanθ1
    を満足し、かつ、前記シリンドリカルマイクロレンズの稜線に相当する部分の積算露光量が前記樹脂層の厚み分の前記光硬化性樹脂を露光するのに必要な露光量に一致するように決定される、請求項3に記載のマイクロレンズ付き液晶表示パネルの製造方法。
  5. 液晶層と、
    前記液晶層を介して互いに貼り合せられた第1,第2の透明基板と、
    前記第1の透明基板の表面において光硬化性樹脂からなる樹脂層を一旦形成してから部分的に露光させて硬化させることで形成されたシリンドリカルマイクロレンズとを備え、
    前記シリンドリカルマイクロレンズは稜線部分に2次元的広がりを有する平坦面を有し、前記平坦面は、前記樹脂層の露光時に前記樹脂層の厚みの全体に至るまで硬化させたことによって前記樹脂層の表面がそのまま残ったものである、マイクロレンズ付き液晶表示パネル。
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