JP2007024545A - 光検知式ガスセンサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品数や工数が増大せず安価に製造することのできる光検知式ガスセンサ装置を提供する。
【解決手段】内面1iが光を反射する筒状のハウジング1と、光源2sを備えハウジング部1の一方の端部に配置される柱状の光源部2と、光検出素子3dを備えハウジング部1のもう一方の端部に配置される柱状の光検出素子部3とを有してなり、接着剤4を介して、ハウジング部1と光源部2および/または光検出素子部3が接合されてなる光検知式ガスセンサ装置10とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源と光検出素子とを備え、光路内に導入された被測定ガスによる光の吸収度合いにより被測定ガスの濃度を検知する、光検知式ガスセンサ装置に関する。
光源(送光部)と光検出素子(受光部)とを備え、光路内に導入された被測定ガスによる光の吸収度合いにより被測定ガスの濃度を検知する光検知式ガスセンサ装置が、例えば、特開平8−184556号公報(特許文献1)に開示されている。
一般的な光検知式ガスセンサ装置においては、光源からの光強度を有効利用するために、筒状のハウジング部の内面が光を反射して、光検出素子へ入射する光を集める構造となっている。また、組み付けや保守を容易にするため、光源および/または光検出素子が筒状のハウジング部の両端面を蓋する光源部および光検出部に取り付けられ、ハウジング部と光源部および光検出部により密閉された空間を形成する。この密閉された空間内に被測定ガスが導入され、光源が放射する光の被測定ガスによる吸収度合いを光検出素子により検出して、被測定ガスの濃度を検知している。
特開平8−184556号公報
上記構造を有する従来の光検知式ガスセンサ装置においては、センサ出力の変動を防ぐために、ハウジング部と光源部および光検出部の固定に、位置ずれの起こりやすい圧入やスナップフィットによる固定ではなく、ネジ止めによる固定が用いられている。しかしながら、ネジ止めによる組み付け固定では部品数と工数が増大し、これによって製造コストが増大する。
そこで本発明は、部品数や工数が増大せず安価に製造することのできる光検知式ガスセンサ装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、内面が光を反射する筒状のハウジング部と、光源を備え前記ハウジング部の一方の端部に配置される柱状の光源部と、光検出素子を備え前記ハウジング部のもう一方の端部に配置される柱状の光検出素子部とを有してなり、前記ハウジング部と前記光源部および光検出素子部により囲まれた空間内に、被測定ガスが導入され、前記光源が放射する光の前記被測定ガスによる吸収度合いを前記光検出素子により検出して、前記被測定ガスの濃度を検知する光検知式ガスセンサ装置であって、接着剤を介して、前記ハウジング部と前記光源部および/または光検出素子部が接合されてなることを特徴としている。
上記光検知式ガスセンサ装置においては、接着剤を介して、ハウジング部と光源部および/または光検出素子部を接合固定している。これによって、ネジ止めによる固定に較べて、部品数や工数の増大もないため、製造コストを低減することができる。
上記光検知式ガスセンサ装置は、例えば請求項2に記載のように、前記光源部と光検出素子部が、前記ハウジング部の筒内に挿入配置されるように構成することができる。また、請求項3に記載のように、前記ハウジング部が、円筒状であり、前記光源部と光検出素子部が、円柱状である簡単な構成とすることができる。
請求項4に記載のように、上記光検知式ガスセンサ装置においては、前記ハウジング部と前記光源部および/または光検出素子部の対向する接合面に、凹状に形成された前記接着剤の溜まり部が設けられてなることが好ましい。
これによれば、ハウジング部と光源部および/または光検出素子部の接合面に接着剤を塗布し、これらを組み付ける際や高温で接着剤の熱硬化を行う際に、過剰な塗布や熱で流動性を増した接着剤を、過剰な接着剤を凹状に形成された上記溜まり部で捕獲することができる。従って、過剰な接着剤のハウジング部の反射面への流出を防止することができ、流出した接着剤による、反射率の低下に起因した感度低下等のセンサ特性のばらつきを抑制することができる。
請求項5に記載のように、前記溜まり部は、前記ハウジング部側の接合面に設けられていてもよいし、請求項6に記載のように、前記光源部側および/または光検出素子部側の接合面に設けられていてもよい。
請求項3に記載の簡単な構成の場合には、光源部側および光検出素子部側の接合面が円柱外周側面となるため、請求項6に記載のように、溜まり部を光源部側および光検出素子部側の接合面に設けることで、加工が容易となり、上記光検知式ガスセンサ装置の製造コストを低減することができる。
請求項7に記載のように、上記光検知式ガスセンサ装置においては、前記ハウジング部と前記光源部および/または光検出素子部の対向する接合面に、凸状に形成された前記接着剤のすり切り部が設けられていてもよい。
これによれば、上記すり切り部において、接合面に過剰に塗布された接着剤を、ハウジング部と光源部および/または光検出素子部の組み付け時にすり切り、過剰な接着剤のハウジング部反射面への流出を防止することができる。従って、これによっても、流出した接着剤による、反射率の低下に起因した感度低下等のセンサ特性のばらつきを抑制することができる。
請求項8に記載のように、前記すり切り部は、前記ハウジング部側の接合面に設けられていてもよいし、請求項9に記載のように、前記光源部側および/または光検出素子部側の接合面に設けられていてもよい。
前述した溜まり部の場合と同様に、請求項3に記載の簡単な構成の場合には、請求項9に記載のように、すり切り部を光源部側および光検出素子部側の接合面に設けることで、加工が容易となり、上記光検知式ガスセンサ装置の製造コストを低減することができる。
請求項10に記載のように、上記光検知式ガスセンサ装置においては、前記光源部および/または光検出素子部の先端に隣接する前記ハウジング部の内面に、前記光源から前記光検出素子へ達する光の反射経路を構成しない、凹状に形成された前記光の経路逸らし部を設けてもよい。
上記凹状に形成された光の経路逸らし部は、光源から光検出素子へ達する光の反射経路を構成せず、経路逸らし部は感度等のセンサ特性にほとんど寄与しない。このため、接合面に過剰に塗布された接着剤が、光源部および/または光検出素子部の先端に隣接する経路逸らし部に流出しても、設計された感度等のセンサ特性が変化しない。このため、これによっても、過剰に塗布された接着剤の流出による感度低下等のセンサ特性のばらつきを抑制することができる。
また、上記経路逸らし部ではなく、請求項11に記載のように、上記光検知式ガスセンサ装置においては、前記光源部および/または光検出素子部の先端に隣接する前記ハウジング部の内面に、前記光の反射率が周囲より低く設定された低反射部を設けるようにしてもよい。
上記低反射部は、反射率が周囲より低く設定されているため、接合面に過剰に塗布された接着剤が、光源部および/または光検出素子部の先端に隣接する低反射部に流出しても、設計された感度等のセンサ特性があまり変化しない。このため、これによっても、過剰に塗布された接着剤の流出による感度低下等のセンサ特性のばらつきを抑制することができる。
前記低反射部は、例えば請求項12に記載のように、前記光の吸収部としてもよいし、請求項13に記載のように、前記光の散乱部としてもよい。
請求項14に記載のように、上記光検知式ガスセンサ装置においては、前記接着剤による前記光の吸収波長が、前記被測定ガスによる前記光の吸収波長と異なるように構成することが好ましい。
これによれば、接着剤による光の吸収波長と被測定ガスによる光の吸収波長が異なるために、接合面に過剰に塗布された接着剤がハウジング部反射面に流出しても、被測定ガスの検出性能にはほとんど影響しない。このため、過剰に塗布された接着剤の流出による被測定ガスの検出性能のばらつきを抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の光検知式ガスセンサ装置の一例で、光検知式ガスセンサ装置10の模式的な断面図である。
図1に示す光検知式ガスセンサ装置10は、集光するために内面1iが光を反射する筒状のハウジング部1と、光源2sを備え、ハウジング部1の一方の端部に配置される柱状の光源部2と、光検出素子3dを備え、ハウジング部1のもう一方の端部に配置される柱状の光検出素子部3とを有している。光検知式ガスセンサ装置10のハウジング部1は円筒状であり、光源部2と光検出素子部3は円柱状である。光源部2と光検出素子部3は、ハウジング部1の円筒内に挿入配置される簡単な構成となっており、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3が、接着剤4を介して、接合されている。
図1の光検知式ガスセンサ装置10は、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3により囲まれた空間内に、被測定ガスが導入され、光源2sが放射する光の被測定ガスによる吸収度合いを光検出素子3dにより検出して、被測定ガスの濃度を検知する。尚、光検出素子部3の光検出素子3dの前方には、被測定ガスの吸収波長にある光を選択する光の波長選択フィルタ3fが配置されている。
図1の光検知式ガスセンサ装置10においては、接着剤4を介して、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3を接合固定している。このため、従来の圧入やスナップフィットによる固定に較べて、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3の組み付け時における位置ずれが起き難い。従って、光源2s、反射面1iおよび光検出素子3dの位置ずれが抑制されるため、センサ特性の製造ばらつきを低減することができる。また、従来のネジ止めによる固定に較べても、長期間使用しても振動等による位置ずれがなく、安定したセンサ特性を維持することができる。さらに、ネジ止めによる固定に較べて、部品数や工数の増大もないため、製造コストを低減することができる。
尚、図1の光検知式ガスセンサ装置10においては、光源2sを備える光源部2と光検出素子3dを備える光検出素子部3の両方を、接着剤4を介してハウジング部1に接合固定している。しかしながらこれに限らず、光源を備える光源部または光検出素子を備える光検出素子部のいずれか一方を、接着剤を介してハウジング部に接合固定するようにしてもよい。例えば、ハウジング部を一端が閉じた筒状に形成し、光源を備える光源部もしくは光検出素子を備える光検出素子部のいずれか一方を、開口端部に接着剤を介して接合固定しても、同様の効果を得ることができる。
図1の光検知式ガスセンサ装置10においては、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3の対向する接合面S1,S2に、凹状に形成された接着剤4の溜まり部1ta,1tbが設けられている。尚、図1の光検知式ガスセンサ装置10における溜まり部1ta,1tbは、ハウジング部1側の接合面S1,S2に設けられていている。
図1の光検知式ガスセンサ装置10は、製造時に、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3の接合面S1,S2に接着剤4を塗布し、これらを組み付けた後、高温で接着剤4の熱硬化を行う。接合面S1,S2に溜まり部1ta,1tbを設けることで、上記各構成部を組み付ける際や高温で接着剤4の熱硬化を行う際に、過剰な塗布や熱で流動性を増した接着剤4を、凹状に形成された溜まり部1ta,1tbで捕獲することができる。従って、過剰な接着剤4のハウジング部1の反射面1iへの流出を防止することができ、流出した接着剤4による、反射率の低下に起因した感度低下等のセンサ特性のばらつきを抑制することができる。
尚、図1の光検知式ガスセンサ装置10においては、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3の両方の接合面S1,S2に、溜まり部1ta,1tbが設けられている。しかしながらこれに限らず、ハウジング部1と光源部2または光検出素子部3のいずれか一方の接合面に、溜まり部を設けるようにしてもよい。例えば、熱硬化時の加熱の際に下方に位置する側のハウジング部とキャップ部の接合面に溜まり部を設けても、同様の効果を得ることができる。
図2(a),(b)は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置11,12の模式的な断面図である。尚、図2(a),(b)の光検知式ガスセンサ装置11,12において、図1の光検知式ガスセンサ装置10と同様の部分については同じ符号を付した。
図2(a),(b)に示す光検知式ガスセンサ装置11,12では、図1に示す光検知式ガスセンサ装置10と同様に、ハウジング部1側の接合面S1,S2に、凹状に形成された接着剤4の溜まり部1tc〜1tfが設けられている。一方、図2(a)の光検知式ガスセンサ装置11では、溜まり部1tc,1tdの断面形状が、図1の光検知式ガスセンサ装置10の溜まり部1ta,1tbの断面形状と異なっている。また、図2(b)の光検知式ガスセンサ装置12では、接合面S1,S2に、溜まり部1te,1tfが2重に設けられている。以上のように、溜まり部は、凹状であれば接着剤が捕獲され易い任意の断面形状であってよく、一つの接合面に多重に形成してもよい。
図3(a),(b)は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置13,14の模式的な断面図である。図3(a),(b)の光検知式ガスセンサ装置13,14においても、図1の光検知式ガスセンサ装置10と同様の部分については同じ符号を付してある。
図1の光検知式ガスセンサ装置10では、溜まり部1ta,1tbがハウジング部1側の接合面S1,S2に設けられていたが、図3(a)の光検知式ガスセンサ装置13では、溜まり部2ta,3taが、それぞれ、光源部2側および光検出素子部3側の接合面S1,S2に設けられている。また、図3(b)の光検知式ガスセンサ装置14では、溜まり部1tg,1thと溜まり部2tb,3tbが、それぞれ、ハウジング部1側と光源部2側および光検出素子部3側の両方の接合面S1,S2に設けられている。
以上のように、溜まり部は、ハウジング部側と光源部側および/または光検出素子部側のいずれ側に設けても、図1の光検知式ガスセンサ装置10において説明した効果を得ることができる。尚、図1〜3に示す光検知式ガスセンサ装置10〜14のように、光源部2と光検出素子部3が円柱状で、これらが円筒状のハウジング部1に挿入配置される簡単な構成の場合には、光源部2側および光検出素子部3側の接合面S1,S2が円柱外周側面となる。このため、図3(a)に示す光検知式ガスセンサ装置13のように、溜まり部部2ta,3taを光源部2側および光検出素子部3側の接合面S1,S2に設けることで、加工が容易となり、光検知式ガスセンサ装置13の製造コストを低減することができる。
図4は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置15の模式的な断面図である。図4の光検知式ガスセンサ装置15において、図1の光検知式ガスセンサ装置10と同様の部分については、同じ符号を付した。
図1の光検知式ガスセンサ装置10においては、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3の対向する接合面S1,S2に、凹状に形成された接着剤4の溜まり部1ta,1tbが設けられていた。これに対して、図4の光検知式ガスセンサ装置15においては、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3の対向する接合面S1,S2に、凸状に形成された接着剤4のすり切り部1sa,1sbが設けられている。
図4の光検知式ガスセンサ装置15では、すり切り部1sa,1sbにおいて、接合面S1,S2に過剰に塗布された接着剤4を、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3の組み付け時にすり切り、過剰な接着剤4のハウジング部1の反射面1iへの流出を防止することができる。従って、このすり切り部1sa,1sbによっても、流出した接着剤4による、反射率の低下に起因した感度低下等のセンサ特性のばらつきを抑制することができる。
図5(a),(b)は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置16,17の模式的な断面図である。
図4の光検知式ガスセンサ装置15では、すり切り部1sa,1sbがハウジング部1側の接合面S1,S2に設けられていたが、図5(a)の光検知式ガスセンサ装置16では、すり切り部2sa,3saが、それぞれ、光源部2側および光検出素子部3側の接合面S1,S2に設けられている。このように、すり切り部は、ハウジング部1側の接合面S1,S2に設けられていてもよいし、光源部2側および光検出素子部3側の接合面S1,S2に設けられていてもよい。
また、図3(a)の光検知式ガスセンサ装置13と同様に、光源部2と光検出素子部3が円柱状で、これらが円筒状のハウジング部1に挿入配置される簡単な構成の場合には、すり切り部2sa,3saを光源部2側および光検出素子部3側の接合面S1,S2に設けることで、加工が容易となり、光検知式ガスセンサ装置16の製造コストを低減することができる。
図5(b)の光検知式ガスセンサ装置17では、凸状のすり切り部1sc,1sdが、ハウジング部1側の接合面S1,S2に設けられており、凹状の溜まり部2tc,3tcが、それぞれ、光源部2側および光検出素子部3側の接合面S1,S2に設けられている。このように、すり切り部1sc,1sdと溜まり部2tc,3tcを組み合わせて、過剰な塗布や熱で流動性を増した接着剤4を捕獲するようにしてもよい。
図6は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置18の模式的な断面図である。図6の光検知式ガスセンサ装置18において、図1の光検知式ガスセンサ装置10と同様の部分については、同じ符号を付した。
図1の光検知式ガスセンサ装置10においては、ハウジング部1と光源部2および光検出素子部3の対向する接合面S1,S2に、凹状に形成された接着剤4の溜まり部1ta,1tbが設けられていた。これに対して、図6の光検知式ガスセンサ装置18においては、光源部2の先端に隣接するハウジング部1の内面に、光源2sから光検出素子3dへ達する光の反射経路を構成しない、凹状に形成された光の経路逸らし部1kaを設けている。
図6の光検知式ガスセンサ装置18における凹状に形成された光の経路逸らし部1kaは、光源2sから光検出素子3dへ達する光の反射経路を構成せず、経路逸らし部1kaは感度等のセンサ特性に寄与しない。このため、接合面S1に過剰に塗布された接着剤4が、光源部2の先端に隣接する経路逸らし部1kaに流出しても、設計された感度等のセンサ特性が変化しない。このため、これによっても、過剰に塗布された接着剤4の流出による感度低下等のセンサ特性のばらつきを抑制することができる。
図7は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置19の模式的な断面図である。
図7の光検知式ガスセンサ装置19では、光源部2および光検出素子部3の両方の先端に隣接するハウジング部1の内面に、光源2sから光検出素子3dへ達する光の反射経路を構成しない、凹状に形成された光の経路逸らし部1kb,1kcを設けている。
図8は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置20の模式的な断面図である。図8の光検知式ガスセンサ装置20において、図7の光検知式ガスセンサ装置19と同様の部分については、同じ符号を付した。
図6と図7の光検知式ガスセンサ装置18,19においては、光源部2および光検出素子部3の先端に隣接するハウジング部1の内面に、光源2sから光検出素子3dへ達する光の反射経路を構成しない、凹状に形成された光の経路逸らし部1ka〜1kcを設けていた。これに対して、図8の光検知式ガスセンサ装置19においては、光源部2および光検出素子部3の先端に隣接するハウジング部1の内面に、光の反射率が周囲より低く設定された低反射部1ra,1rbを設けている。この低反射部1ra,1rbは、例えば、光の吸収部としてもよいし、光の散乱部としてもよい。
図8の光検知式ガスセンサ装置19における低反射部1ra,1rbは、反射率が周囲より低く設定されているため、接合面S1,S2に過剰に塗布された接着剤4が、光源部1および光検出素子部2の先端に隣接する低反射部1ra,1rbに流出しても、設計された感度等のセンサ特性があまり変化しない。このため、図8に示す光検知式ガスセンサ装置19も、過剰に塗布された接着剤4の流出による感度低下等のセンサ特性のばらつきを抑制することができる。
尚、上記した接着剤を介してハウジング部と光源部および/または光検出素子部を接合固定する光検知式ガスセンサ装置においては、接着剤による光の吸収波長が、被測定ガスによる光の吸収波長と異なるように構成することが好ましい。
図9は、接着剤による光の吸収波長の一例で、Si系接着剤(TSE322、東芝シリコーン製)の透過率の波長依存性を示す図である。この接着剤では、図中に矢印で示した4つの光の吸収波長を持っている。一方、上記した図1〜8に示す光検知式ガスセンサ装置10〜20でCOガスを検出する場合、COガス分子は4.26μmに光の吸収波長を持っており、図9に示す接着剤による光の吸収波長と異なった値となっている。
このように、接着剤による光の吸収波長と被測定ガスによる光の吸収波長が異なる光検知式ガスセンサ装置においては、接合面に過剰に塗布された接着剤がハウジング部の反射面に流出しても、被測定ガスの検出性能にはほとんど影響しない。このため、これによっても、過剰に塗布された接着剤の流出による被測定ガスの検出性能のばらつきを抑制することができる。
以上のようにして、上記した光検知式ガスセンサ装置は、接着剤を介して、内面が光を反射するハウジング部と光源を備えた光源部および/または光検出素子を備えた光検出素子部を接合固定する光検知式ガスセンサ装置であって、組み付け時や長期間の使用において、構成部品の位置ずれ等によるセンサ特性の変動が起き難く、部品数や工数が増大せず安価に製造することのできる光検知式ガスセンサ装置となっている。尚、上記した光検知式ガスセンサ装置において、接着剤の溜まり部、接着剤のすり切り部、光の経路逸らし部もしくは低反射部および被測定ガスに対する吸収波長を考慮した接着剤の選択は、適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の光検知式ガスセンサ装置の一例で、光検知式ガスセンサ装置100の模式的な断面図である。 (a),(b)は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置11,12の模式的な断面図である。 (a),(b)は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置13,14の模式的な断面図である。 別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置15の模式的な断面図である。 (a),(b)は、別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置16,17の模式的な断面図である。 別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置18の模式的な断面図である。 別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置19の模式的な断面図である。 別の光検知式ガスセンサ装置の例で、光検知式ガスセンサ装置20の模式的な断面図である。 接着剤による光の吸収波長の一例で、Si系接着剤の透過率の波長依存性を示す図である。
符号の説明
10〜20 光検知式ガスセンサ装置
1 ハウジング部
1i 内面(反射面)
2 光源部
2s 光源
3 光検出素子部
3d 光検出素子
3f 波長選択フィルタ
4 接着剤
S1,S2 接合面
1ta〜1th,2ta〜2tc,3ta〜3tc 溜まり部
1sa〜1sd,2sa,3sa すり切り部
1ka〜1kc 経路逸らし部
1ra,1rb 低反射部

Claims (14)

  1. 内面が光を反射する筒状のハウジング部と、光源を備え前記ハウジング部の一方の端部に配置される柱状の光源部と、光検出素子を備え前記ハウジング部のもう一方の端部に配置される柱状の光検出素子部とを有してなり、
    前記ハウジング部と前記光源部および光検出素子部により囲まれた空間内に、被測定ガスが導入され、
    前記光源が放射する光の前記被測定ガスによる吸収度合いを前記光検出素子により検出して、前記被測定ガスの濃度を検知する光検知式ガスセンサ装置であって、
    接着剤を介して、前記ハウジング部と前記光源部および/または光検出素子部が接合されてなることを特徴とする光検知式ガスセンサ装置。
  2. 前記光源部と光検出素子部が、前記ハウジング部の筒内に挿入配置されることを特徴とする請求項1に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  3. 前記ハウジング部が、円筒状であり、
    前記光源部と光検出素子部が、円柱状であることを特徴とする請求項1または2に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  4. 前記ハウジング部と前記光源部および/または光検出素子部の対向する接合面に、凹状に形成された前記接着剤の溜まり部が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  5. 前記溜まり部が、前記ハウジング部側の接合面に設けられてなることを特徴とする請求項4に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  6. 前記溜まり部が、前記光源部側および/または光検出素子部側の接合面に設けられてなることを特徴とする請求項4または5に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  7. 前記ハウジング部と前記光源部および/または光検出素子部の対向する接合面に、凸状に形成された前記接着剤のすり切り部が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  8. 前記すり切り部が、前記ハウジング部側の接合面に設けられてなることを特徴とする請求項7に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  9. 前記すり切り部が、前記光源部側および/または光検出素子部側の接合面に設けられてなることを特徴とする請求項7または8に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  10. 前記光源部および/または光検出素子部の先端に隣接する前記ハウジング部の内面に、前記光源から前記光検出素子へ達する光の反射経路を構成しない、凹状に形成された前記光の経路逸らし部が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  11. 前記光源部および/または光検出素子部の先端に隣接する前記ハウジング部の内面に、前記光の反射率が周囲より低く設定された低反射部が設けられてなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  12. 前記低反射部が、前記光の吸収部であることを特徴とする請求項11に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  13. 前記低反射部が、前記光の散乱部であることを特徴とする請求項11に記載の光検知式ガスセンサ装置。
  14. 前記接着剤による前記光の吸収波長が、前記被測定ガスによる前記光の吸収波長と異なることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の光検知式ガスセンサ装置。
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