JPH08292149A - 赤外線分析計 - Google Patents

赤外線分析計

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Publication number
JPH08292149A
JPH08292149A JP12056595A JP12056595A JPH08292149A JP H08292149 A JPH08292149 A JP H08292149A JP 12056595 A JP12056595 A JP 12056595A JP 12056595 A JP12056595 A JP 12056595A JP H08292149 A JPH08292149 A JP H08292149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
infrared
detector
light
infrared analyzer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12056595A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Nakada
嘉昭 中田
Hiroyuki Ihi
寛之 衣斐
Koichi Matsumoto
浩一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP12056595A priority Critical patent/JPH08292149A/ja
Publication of JPH08292149A publication Critical patent/JPH08292149A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリットを要することなく、干渉影響を及ぼ
す斜め入射を防止でき、精度の高い測定値が得られる信
頼性の高い赤外線分析計を提供する。 【構成】 光源6から照射された赤外光が、セル1内を
通過した後フィルタ7を介して検出器8に入射されるよ
うにした赤外線分析計において、干渉影響を及ぼす斜め
入射を防止できる程度に、前記検出器8に近い側のセル
1内面を部分的に粗面9にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線分析計の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】赤外線分析計に組み込まれたセルは、通
常、感度を向上させるために、その内面を鏡面加工した
り、金メッキしたりして、光源から照射される光の反射
率の向上が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、光学フィル
タに入射角の大きな光が入ると、透過域が短波長側にず
れるため、他成分による干渉影響が問題になることが多
い。
【0004】また、ガス吸収に関与しない余分な光はS
N比や温度特性を低下させる一方、反射回数の多い光は
セル内面の曇り等による反射率の低下によって長期安定
性を低下させる原因ともなる。
【0005】ところが、セル内面の反射光を全く利用し
ない場合には、感度が著しく低下してしまうという難点
がある。また、視野を制限するためにスリットを用いる
ことがあるが、そのスリットには精密な加工精度や組付
精度が必要とされ、コスト高になる難点がある。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
スリットを要することなく、干渉影響を及ぼす斜め入射
を防止でき、精度の高い測定値が得られる信頼性の高い
赤外線分析計を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、請求項1に記載の発明では、光源から照射された赤
外光が、セル内を通過した後フィルタを介して検出器に
入射されるようにした赤外線分析計にあって、干渉影響
を及ぼす斜め入射を防止できる程度に、前記検出器に近
い側のセル内面を部分的に粗面にしてなることを特徴と
している。
【0008】請求項2に記載の発明では、光源から照射
された赤外光が、セル内を通過した後フィルタを介して
検出器に入射されるようにした赤外線分析計にあって、
干渉影響を及ぼす斜め入射を防止できる程度に、前記光
源に近い側のセル内面を部分的に粗面にしてなることを
特徴としている。
【0009】
【作用】干渉影響を及ぼす斜め入射を防止できる程度
に、検出器に近い側、または光源に近い側のセル内面を
部分的に粗面にしていることにより、スリットを要する
ことなく精度の高い分析が可能となり高い信頼性を得る
ことができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は赤外線分析計の縦断面図、図2はそ
の縦断斜視図を示し、符号1はセル本体、2はガス導入
口、3はガス導出口、4,5は赤外透過窓、6は赤外線
を発生させる光源、7は光学フィルタ、8は例えばパイ
ロセンサ等よりなる検出器である。
【0011】上述のセル本体1の内面は鏡面加工または
金メッキ等が施され鏡面に形成されるが、検出器8に近
い側のセル本体1の内面は、サンドブラストまたはサン
ドペーパ加工等によって粗面加工が施されて粗面9とさ
れ、この粗面9では、光源6からの赤外光は反射される
ことなく減衰される。
【0012】このような構成により、光学フィルタ7に
入射する光の内、入射角がθより大きい斜め入射光が少
なくなる。多層膜よりなる光学フィルタ7では、入射角
が大きくなる程、その透過波長が短波長側へシフトする
ことが確認されている。従って、この斜め入射光による
特定ガスの吸収に関与しない余分な透過光を少なくする
ことによって、他成分の干渉影響を低減することがで
き、精度の高い測定値を得ることができるのである。
【0013】また、このように余分な光の減少による吸
光度の増加によってSN比や温度特性が向上する。そし
て、入射角度が大きく、従って、反射回数の多い光が減
少することによって、セル内面の曇り等に起因して長期
に至って経時的に発生するドリフトが軽減される。
【0014】粗面9の形成については、上述したような
粗面加工の他に、例えば反射率の低いテープを貼着した
り、あるいは、図3に示すように、セル本体1に、反射
率の低い素材によって形成したリング体91を接続一体
化させてもよい。
【0015】図4は、光源6に近い側のセル本体1の内
面に粗面9を形成した異なる実施例を示し、この場合に
おいてもその粗面9を適宜な幅で形成して、所定の入射
角θよりも大きい斜め入射光のみを減衰させることがで
き、前実施例と同様の作用・効果が得られる。
【0016】図5は、1回反射、2回反射を選択的に使
用する場合に本発明と同様の考え方を適用した別の実施
例を示し、この場合は、セル本体1内の反射に要する部
分のみを鏡面10,…に形成し、その他の部分を粗面の
ままとしている。この場合においては鏡面加工部分が少
なくなり、例えば金メッキ等を施すときには大幅にコス
トを低減することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、セル本体内を部分
的に粗面にすることにより、光学フィルタを通過する光
の内、干渉影響を及ぼす入射角の大きい反射光を制限す
るので、透過波長のずれが少なくなり、他成分の干渉影
響が少なくなり、測定精度が向上する。
【0018】また、ガス吸収に関与しない余分な光が少
なくなるので、SN比や温度特性が向上する。さらに、
反射回数の多い光が少なくなることにより、セル内面の
曇り等に起因する長期に至って経時的に発生するドリフ
トが軽減される。そして、スリット等の別部材が不要で
あるので、総じてコスト安を実現することができる利点
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の赤外線分析計の一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】同縦断斜視図である。
【図3】同異なる実施例を示す縦断面図である。
【図4】同別の実施例を示す縦断面図である。
【図5】同さらに別の異なる実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…セル、6…光源、7…フィルタ、8…検出器、9…
粗面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から照射された赤外光が、セル内を
    通過した後フィルタを介して検出器に入射されるように
    した赤外線分析計において、干渉影響を及ぼす斜め入射
    を防止できる程度に、前記検出器に近い側のセル内面を
    部分的に粗面にしてなることを特徴とする赤外線分析
    計。
  2. 【請求項2】 光源から照射された赤外光が、セル内を
    通過した後フィルタを介して検出器に入射されるように
    した赤外線分析計において、干渉影響を及ぼす斜め入射
    を防止できる程度に、前記光源に近い側のセル内面を部
    分的に粗面にしてなることを特徴とする赤外線分析計。
JP12056595A 1995-04-22 1995-04-22 赤外線分析計 Pending JPH08292149A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12056595A JPH08292149A (ja) 1995-04-22 1995-04-22 赤外線分析計

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JP12056595A JPH08292149A (ja) 1995-04-22 1995-04-22 赤外線分析計

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Publication Number Publication Date
JPH08292149A true JPH08292149A (ja) 1996-11-05

Family

ID=14789460

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12056595A Pending JPH08292149A (ja) 1995-04-22 1995-04-22 赤外線分析計

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JP (1) JPH08292149A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007024545A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Denso Corp 光検知式ガスセンサ装置
WO2016047701A1 (ja) * 2014-09-26 2016-03-31 神栄テクノロジー株式会社 濃度測定用セル

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