JP2002358583A - 火災検知器 - Google Patents

火災検知器

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JP2002358583A JP2001165113A JP2001165113A JP2002358583A JP 2002358583 A JP2002358583 A JP 2002358583A JP 2001165113 A JP2001165113 A JP 2001165113A JP 2001165113 A JP2001165113 A JP 2001165113A JP 2002358583 A JP2002358583 A JP 2002358583A
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Tomoaki Hoshino
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災検知器において、広い監視範囲を確保す
るとともに清掃性の向上を図り、さらに検知器全体の小
型化や、コストダウンを図る。 【解決手段】 本体カバー31のほぼ中央に設けられた
検知窓34と、試験光源35と、検知窓34の裏面34
b近傍に設けられ、試験光源からの光を受光する受光セ
ンサ41とを備え、炎からの光を受光センサ41で検出
することで火災を検出する火災検知器30において、検
知窓34の表面34aの外側近傍に設けられ、試験光源
35の光を屈折させながら受光センサ41に向かって射
出し、かつ、検知窓34側から外側に広がるように表面
34aに対して斜めに形成された射出面37aを有する
試験窓37を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炎からの光を検知
して火災を検出する火災検知器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より炎からの光を受光する受光セン
サを備え火災の発生を検知する火災検知器が知られてい
る。従来の火災検知器の一部断面図を図8に示した。図
8(a)の火災検知器1は工場やプラントなどに設置さ
れる一般的な火災検知器である。図8(b)の火災検知
器10は、火災検知器をオイル貯蔵庫などの可燃性ガス
が滞留している場所に設置する場合に、構造を密閉かつ
強固なものとした場合の一例である(耐圧防爆構造)。
火災検知器1、10は、いずれも、本体カバー4、14
の透明な検知窓3、13の内側に光を受光する受光セン
サ2、12を設け、検知窓3、13を通過して入射した
炎の光を検出するようになっている。ところで火災検知
器1、10などでは、検知窓3、13が粉塵等によって
ひどく汚れると受光感度が低下する。そこで、定期的に
清掃するとともに、検知窓3、13の汚れを確認するた
め自動的に試験を行うようになっている。この試験のた
めに、本体カバー4、14の一部を突出させて光源収納
部5、15を形成し、これらの中に試験光源6、16を
設置し、光源収納部6には光を透過する試験窓7、17
を設ける。このように光源収納部5、15を本体カバー
4、14から突出させることで、試験光源6、16から
の光が受光部3、13の監視範囲内に入り、受光センサ
2、12により検出され自動試験できるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に火災
検知器では1台の検知器でなるべく広い範囲を監視する
ことが求められており、広い視野を確保するために本体
カバー4、14は平坦な方が好ましい。しかしながら、
試験光源6、16を設ける場合には、受光センサ2、1
2に、試験光源6、16からの光を届けるために光源収
納部5、15は本体カバー4、14から突出せざるを得
ない。特に、内外からの衝撃に耐え得るように筐体や窓
に厚みを持たせた火災検知器10のような耐圧防爆型の
場合、結果として光源収納部15をより一層突出させな
ければならない。しかし、光源収納部5、15が本体カ
バー4、14から大きく突出すると、その分受光部3、
13の火災検知器の監視範囲が狭くなり、また、突出部
分ができることで検知窓3、13の清掃がしづらくなっ
てしまうという問題があった。加えて、突出することで
その分検知器全体が大きくなってしまっていた。
【0004】また、炎の発する赤外線を透過しやすいよ
うに、試験窓3、13にはサファイアガラスが用いられ
ることが多い。火災検知器1のように薄い場合にはサフ
ァイアガラスの厚みは大きな問題ではない。火災検知器
10の場合、耐圧防爆用の所定の規則(耐圧防爆構造規
格)により、外気と内部とのつなぐすきまである検知窓
と本体カバーとの接合部分は所定距離以上確保しなけれ
ばならず(以下、この距離のことを「接合距離」とい
う)、かなり体積を要する。図9(a)〜(c)には、
従来の耐圧防爆型の火災検知器におけるサファイアガラ
スからなる検知窓と本体カバーとの接合部分の概略を示
した。いずれの図についても接合部分は固着剤で塞いで
接合している。なお、前記所定規則により、透明材料に
ついては固着剤により取り付けることが認められている
が、その取付強度は固着剤のみに依存してはならないと
されているため、支持部材20a、23a、26aによ
り裏面より支持する構造をとっている。
【0005】図9(a)の場合、検知窓21の表面の周
縁部において本体カバー20との間を固着剤22でふさ
いで接合しいる。図9(b)の場合、検知窓24の側周
面において本体カバー23との間を固着剤25で塞いで
いる。図9(a)では検知窓21の半径を大きくとるこ
とで、同図(b)では厚みを大きくすることで接合距離
を確保し、そのためにサファイアガラスの体積が大きく
なり、その分コストが高くなってしまう。そこで、図9
(c)のように、検知窓27の表面の周縁部と側周面の
両方にかかるように固着剤28を介して本体カバー28
と接合し、これにより図9(a)、(b)よりは所望の
接合距離を確保しつつ検知窓27の体積を小さくするこ
とができる。しかし、図9(c)のように接合箇所を工
夫しても、なおサファイアガラスからなる検知窓27は
高価なものであった。また、サファイアガラスがある程
度以上の体積を要することで、検知器全体が大きくなっ
てしまっていた。
【0006】本発明の課題は、耐圧防爆型なども含む火
災検知器において、広い監視範囲を確保するとともに清
掃性の向上を図り、さらに検知器全体の小型化や、コス
トダウンを図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図3に示す
ように、本体カバー(31)のほぼ中央に設けられた受
光窓(検知窓34)と、本体カバー内部に設けられ試験
光を照射する試験光源(35)と受光窓の裏面(34
b)近傍に設けられ、試験光源からの光を受光する受光
センサとを備え、炎からの光を検出することで火災を検
出する火災検知器(30)において、受光窓の表面(3
4a)の外側近傍に設けられるもので、試験光源由来の
光を屈折させながら受光センサに向かって射出し、か
つ、受光窓側から外側に広がるように受光窓の表面に対
して斜めに形成された射出面(37a)を有する屈折部
材(試験窓37)を備えることを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、試験光源
由来の光を屈折部材の射出面から屈折させながら受光セ
ンサに向かって射出させるように構成している。図8で
図示したように従来の検知器では、試験光源6、16か
らの光がほぼ直線的に受光部2、12に届くような位置
関係で試験光源6、16を配置していた。このために試
験光源部5、15は本体カバー4、14からかなり突出
せざるをえなかった。しかし、請求項1の火災検知器で
は、射出面において屈折させることにより受光センサへ
試験光を導くことから、試験光源と受光センサとの位置
関係について直線的に配置する必要はなく、試験光源を
受光センサに対して高さ方向において近づけて配置する
ことができるので、従来ほど突出させる必要がない。従
って、その分火災検知器の厚さ方向において小型化を図
ることができ、試験光源やこれを支持する壁部等が受光
センサの監視範囲をあまり遮ることがないので、広い監
視範囲を確保することができる。
【0009】また、射出面は受光窓側から外側に広がる
ように受光窓の表面に対して斜めに形成されているの
で、清掃性が向上する。さらに、このような形状であれ
ば、そもそも埃等が気流にのって取れやすく汚れ難い。
【0010】請求項1に記載の発明において、具体的に
は請求項2の火災検知器のように、試験光源からの光が
屈折部材を介して受光センサに直接向かう直射式であっ
てもよい。すなわち、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の火災検知器において、屈折部材は、試験光源
に近接し試験光源から照射された光が入射する入射面
(37b)を備え、入射面に入射した光は屈折部材内部
を通って射出面に到達することを特徴とする。
【0011】また、請求項1に記載の発明において、具
体的には請求項3の火災検知器のように試験光源からの
光が一旦反射されて受光センサにより受光される反射式
であってもよい。すなわち、請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載の火災検知器において、例えば図6に示
すように、試験光源(85)は、受光窓(87)の裏面
近傍に設けられ、試験光源からの光は、受光窓を通って
射出面(入射面82a)に入射し、屈折部材には、射出
面に入射した光を反射して再び射出面に戻す反射面(8
2b)が設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項1〜3のいずれか記載の火災検知器
において、試験光源からの光を受光する受光センサは、
請求項4に記載の発明のように、火災を検出するための
光センサを兼ねていてもよい。また、請求項5に記載の
発明のように、火災を検出するための光センサとは別に
設けられていてもよい。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、例えば図
1〜図3に示すように、本体カバー(31)のほぼ中央
に設けられた受光窓(検知窓34)と、受光窓の周囲を
支持する支持部材(39)と、受光窓と支持部材との間
を密着した状態で固定する固着剤(38)と、受光窓の
裏面(34b)の中央部の近傍にあって、炎からの光を
検出する受光センサ(41)とを備える火災検知器(3
0)において、支持部材は、断面略L字状に形成され、
固着剤を介して、受光窓の側周面(34c)及び裏面側
の周縁部を支持することを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、従来はデ
ッドスペースとなっていた受光窓の裏面側と側周面とに
おいて支持部材に対して固着する構造をとったことによ
り、その分受光窓の直径が小さくても、従来同様の監視
範囲を確保することができる。したがって、受光窓の材
料であるサファイアガラスは小さくて済み、必要な監視
範囲と所望の接合距離を確保しつつコストダウンを図る
ことができる。
【0015】請求項6では受光窓を断面L字状の支持部
材で支持する構成としたので、請求項7のように、固着
剤を介して、受光窓と支持部材をユニット化することが
できる。請求項7に記載の発明によれば、支持部材と受
光窓を1つのユニットとした後、このユニットを本体カ
バーに取り付けることができる。よって、一般的に複雑
な形状の本体カバーに直接検知窓を取り付けるよりも、
作業が簡単である。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7に記載の火災検知器において、例えば図5(a)、
(c)で示すように、受光窓の表面の周縁部は、面取り
されていることを特徴とする。請求項8に記載の発明に
よれば、受光窓の表面の周縁部は、面取りされているこ
とから、受光窓表面の周縁部と本体カバーにかけてなだ
らかになり、より一層清掃性が向上する。また、デザイ
ン性も良くなる。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項6または
7に記載の火災検知器において、例えば図5(b)で示
すように、受光窓の表面の周縁部には、段が形成されて
いることを特徴とする。請求項9に記載の発明によれ
ば、受光窓表面の周縁部に段を設けたことから、本体カ
バーの形状をこの段に合わせるといったことにより、よ
り一層清掃性やデザイン性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1及び図2に
は、本発明の一例として、耐圧防爆型の炎検知器である
火災検知器30を示し、図3には図2のA−A線に沿っ
た縦断面図の一部を示した。火災検知器30の筐体は、
略円筒形状の本体カバー31と底面カバー32とを合わ
せて構成される。そして、火災検知器30は、図2に示
すように、底面カバー32の4箇所から延出する取付部
32a、32a…において、ネジ48、48…により壁
や天井などの設置面Sに固定される。底面カバー32の
側周面からは、本体カバー31内部の回路基板40(図
3)や試験基板36が接続されている図示しないメイン
基板から延びている接続コード49が引き出されてい
る。接続コード49は図示しない受信機に接続され、接
続コード49を介して回路基板40や試験基板36は受
信機と送受信するようになっている。
【0019】本体カバー31の中央部には開口が形成さ
れ、該開口に透明な検知窓(受光窓)34が取り付けら
れている。図4(a)には、図2のB−B線に沿った横
断面図の一部を検知窓34の平面図と共に示した。検知
窓34は、円盤状のサファイアガラスからなり、その側
周面34c及び裏面34bの周縁部において、断面L字
型を有する円形の支持部材39によって固着剤38を介
して支持されている。固着剤38は、検知窓34と支持
部材39とのすきまをほぼ完全に埋めるように設けられ
るもので、弾性を有するシリコンゴムや樹脂等からな
る。固着剤38を設けることで、支持部材39と検知窓
34との隙間を埋めた状態で両者を接合できるととも
に、外部衝撃に対する検知窓34の強度を高めることが
できる。なお、支持部材39は、図9の支持部材20a
などと同様の理由により設けられる。
【0020】図4(b)には、図9(c)と同様の構造
を有する従来の火災検知器を図4(a)同様に示した。
ここで、符号61は本体カバー、62は固着剤、63は
検知窓、64は受光センサである。図4(a)、(b)
においては、検知窓34、63における受光可能範囲C
(破線で示す範囲)が同じになるように図示している。
図4(a)、(b)の点線で示すように、受光センサ4
1、64の視野(監視範囲)は、検知窓34、63を通
って円錐状に広がっている。図4(b)の検知窓63
は、その表面縁周りと側周面において本体カバー61の
内側に接合されているので、裏面側において全く監視範
囲に関係ないデッドスペースDが存在する。一方、本発
明の火災試験器30では、検知窓34を、側周面34c
及び従来デッドスペースになっていた裏面34bの周縁
部において支持部材39と接合する構造としたことによ
り、その分検知窓34の直径を小さくすることができ
る。つまり、検知窓34、63それぞれの平面図から明
らかなように、同じ監視エリアを確保しながら火災検知
器30の検知窓34の直径は小さくて済むのである。
【0021】さらに、本発明では、検知窓34の側周面
34c及び裏面34bを固着に用いることにより、支持
部材39を断面L字状に形成し、製造工程においては支
持部材39の内側に検知窓34を固着剤38によって固
着し、1つのユニットとし、その後に、このユニットを
本体カバー31に取り付けることができる。
【0022】本体カバー31の内部には図3に示すよう
に、回路基板40が設けられ、該回路基板40に対し
て、検知窓34の裏面34bの中央部に近接するように
受光センサ41が固定されている。受光センサ41は、
試験用の受光センサと炎検出用のセンサを兼ねたもので
ある。回路基板40は所定のパターンの配線が形成さ
れ、監視時に受光センサ41が光を受光することによっ
て出力する受光信号に応じた所定の信号を前記メイン基
板に出力するようになっている。さらに、前記メイン基
板には、火災検知器30が作動中である等の表示のため
の作動表示灯43(図1、図2)が固定されている。
【0023】火災検知器30には、本体カバー31の一
部をやや突出させて試験光源部33が形成されている。
試験光源部33の内部には試験光源35が設けられ、該
試験光源35は、試験用の基板である試験基板36に接
続されている。さらに、試験光源部33には試験光源3
5から発せられた光を前記検知窓34に向かって射出す
る試験窓(屈折部材)37が設けられている。
【0024】試験窓37は、図3にも示すように、従来
の試験窓とは違って細長いブロック状で透明なプリズム
からなる。試験窓37の後面は試験光源35からの光が
入射する入射面37b、前面は入射面37bから入射し
た光を射出する射出面37aになっている。入射面37
aは試験光源35の近傍において、検知窓34の表面3
4aを含む平面に対してほぼ垂直になるよう設けられ、
入射面37aに試験光源35からの光が直接入射するよ
うになっている。射出面37aは、検知窓34側から外
側に広がるように表面34aに対して斜めに形成され、
入射面37bから入射しプリズム内を直進した光は、受
光センサ41に対して射出面37aにおいて屈折しなが
ら向かうようになっている。なお、本体カバー31につ
いても、射出面37aに沿った形状に形成されている。
【0025】試験光源35は、前記受信機における遠隔
操作や、あるいは定期的にプログラムされて点滅する。
受光センサ41は、試験光源35が点滅すると、検知窓
34の汚れに応じた強度の光を受光し、受光強度に応じ
た信号を回路基板40に出力するようになっている。回
路基板40は受光信号に基づいて、検知窓34の汚れの
程度が正常の範囲外であれば異常である旨の信号を前記
メイン基板を介して受信機に送信する。正常である場合
にも、受信機にその旨を送信することもある。
【0026】具体的な射出面37aの傾きについては、
試験窓37を構成する材料の屈折率などによって異な
る。例えば試験光源35から発せられる光の主波長域が
4〜5μmであって、プリズムがサファイアガラスから
なる場合、図3に示すように本体カバー31の主面に平
行な面(検知窓34の表面34aとほぼ平行)に対して
約55度程度である。なお、図3では省略しているが、
試験窓37の周囲も検知器30の内外をつなぐ「すきま」
であるので、試験窓37と本体カバー31との間は固着
剤で接合されている。
【0027】以上の火災検知器30によれば、図4から
も明らかなように、側周面34cと、従来はデッドスペ
ースDとなっていた検知窓34の裏面34b側とにおい
て支持部材39に対して固着する構造をとったことによ
り、その分検知窓34の直径が小さくても、従来同様の
監視範囲を確保することができる。したがって、検知窓
の材料であるサファイアガラスは小さくて済み、必要な
監視範囲及び所望の接合距離を確保しつつコストダウン
を図ることができる。加えて、検知窓34を断面L字状
の支持部材39で支持する構造としたので、製造時には
支持部材39の内側に検知窓34を固着し、1つのユニ
ットを作製した後に、このユニットを本体カバー31に
取り付けることができる。よって、複雑な形状の本体カ
バー31に直接検知窓34を取り付けるよりも、作業が
簡単である。
【0028】また、試験光源部33の試験窓37をプリ
ズムから作製し、射出面37aにおける屈折を利用し
て、試験光が受光センサ41に受光される構成とした。
図8で図示したように従来の検知器では、試験窓7、1
7を介してはいるものの、試験光源6、16からの光が
ほぼ直線的に受光部2、12に届くような位置関係で試
験光源6、16を配置していた。このために試験光源部
5、15は本体カバー4、14からかなり突出せざるを
えなかった。しかし、本発明の火災検知器30では、所
定の角度に形成した射出面37aにおいて屈折させるこ
とにより受光センサ41側へ試験光を導き、試験光源3
5と受光センサ41との位置関係は直線的に配置する必
要はなく、試験光源35を受光センサ41に対して高さ
方向に近づけて配置することができるので、従来ほど突
出させる必要がない。従って、その分火災検知器の厚さ
方向において小型化を図ることができ、試験光源部33
が受光センサ41の監視範囲をあまり遮ることがないの
で、広い監視範囲を確保することができる。また、さほ
ど突出しておらず、試験窓37の射出面37a、及び射
出面37aを囲む本体カバー31は内から外に広がるよ
うに斜めに形成されているので、清掃性が向上する。ま
た、このような形状であれば、そもそも埃等が気流にの
って取れやすく汚れ難い。
【0029】<変形例1>図5(a)〜(c)には本発
明の他の例として、火災検知器の一部断面図を検知窓の
平面図とともに示した。これらの図で、図1〜図4
(a)と全く同様の部材については同符号を付して説明
は省略する。図5(a)〜(c)で示す検知窓51、5
3、70は、前記検知窓34同様にそれらの側周面と裏
面の周縁部において、固着剤54、74を介して支持部
材52、72によって支持されている。このうち図5
(a)の検知窓51は、前記検知窓34とほぼ同様であ
るが、表面の縁部に円周方向に沿って、面取りがされた
面取り部51aが形成されている。これにより、本体カ
バー31から検知窓51の周縁部がなだらかにつなが
り、より一層清掃性が向上する。また、デザインも良く
なるという効果もある。図5(b)の検知窓53も、前
記検知窓34とほぼ同様であるが、表面の縁部に円周方
向に沿って、段部53aが形成され、図5(a)同様に
清掃性やデザイン性が向上している。
【0030】図5(c)は、受光センサを2個設けた例
である。この例における検知窓70は、検知窓51とほ
ぼ同様の形状であり、表面の縁部に周方向に沿って面取
り面70aが形成されている。回路基板75上に受光セ
ンサ76、77が固定されており、これら素子76、7
7の監視範囲は図5(c)の上下方向から見て2つの円
を接続したような形状となる。ここで用いられる支持部
材72は、検知窓70との関係においては図5(a)
(b)などと同様の形状であるが、外側部72aに周方
向に沿ってネジが切られている。一方、本体カバー71
にも外側部72aと螺合するようにネジが形成されネジ
部71aとなっている。また、支持部材72と本体カバ
ー71との間には防水性を高めるためにOリング73を
介設している。組み立て時には、検知窓70を固着剤7
4により支持部材72に固定し、1つのユニットを作製
し、次いで該ユニットの所定位置にOリング73をはめ
た状態で、外側部72aとネジ部71aとを螺合し支持
部材72を本体カバー71に固定する。図5(c)のよ
うな構成であっても、図5(a)同様に清掃性やデザイ
ン性の向上を図れるとともに、製造時の組付けがより一
層簡単になる。
【0031】<変形例2>図6には、本発明の火災検知
器の試験窓の他の例を示した。図1等に示した火災検知
器30は試験光源35からの光を受光センサ41に向か
って射出するいわゆる直射式であった。これに対して、
図6の火災検知器80は、反射光を利用する反射式であ
って、以下説明する。火災検知器80は、火災検知器3
0同様に耐圧防爆型であり、本体カバー81内の回路基
板83上に受光センサ84が取り付けられている。ま
た、本体カバーの中央の開口には円盤状のサファイアガ
ラスからなる検知窓87が取り付けられている。検知窓
87は、支持部材88に固着剤89を介して支持されて
いる。これら本体カバー81、回路基板83、受光セン
サ84、検知窓87、固着剤89、支持部材88につい
ては図1〜図3同様である。
【0032】回路基板83の内側には、試験基板85a
が設けられ、該試験基板85aに試験光源85が、回路
基板84を貫通した状態で接続されている。さらに試験
基板85aには、図6(a)に示すように、試験用受光
センサ86が接続されている。なお、試験用受光センサ
86は必須ではなく、受光センサ84を試験用の受光セ
ンサとして利用してもよい。
【0033】一方、本体カバー81の表面には、本発明
の屈折部材としての反射部材82が固定されている。反
射部材82は、透明なプリズムからなり、その前端部が
試験光源85からの光が入射し、かつ試験用受光センサ
86に対して光を射出する本発明の射出面である入射面
82a、後端部が入射面82aで入射した光が反射する
ように金属蒸着などが施された反射面82bとなってい
る。入射面82bは、前記射出面37a同様に、検知窓
87側から外側に広がるように表面87aに対して斜め
に形成されている。試験光源85から発し検知窓87を
経て出射した光は、入射面82aから反射部材82に入
射し反射面82bに向かって直進する。そして、反射面
82bで反射すると、往路とほぼ同じ経路で直進しなが
ら戻り、入射面82aで所定角度屈折して検知窓87に
入り、試験用受光センサ86に受光されるようになって
いる。試験用受光センサ86は検知窓87の汚れ具合に
応じた強度の反射光を受光し、所定の信号を試験基板8
5aに出力するようになっている。
【0034】図7に従来の反射型の火災検知器90の一
部断面図を示した。図7で図6同様の部材については同
符合を付して説明は省略する。符号93は支持部材、符
号94は検知窓87と支持部材93を接合するための固
着剤である。また、図7では省略しているが図6(a)
同様の位置に受光センサが設けられている。図7で示す
従来の反射部材92は、その前側が反射面92aとなっ
ている。反射面92aで反射した光が受光センサ側に向
かうように構成しているので、反射面92aは図7のよ
うに本体カバー81から離れるほど中央側に傾くように
形成されている。
【0035】本発明の火災検知器80によれば、反射部
材82の屈折を利用する構成としたので、入射面82a
は外側に向かうように斜めに形成されていることから、
図7の従来のものより、清掃性が向上する。
【0036】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、適宜変更可能であるのは勿論である。本発明
のプリズム状の試験窓は、上記実施の形態のように、筐
体全体が大きくなりがちである耐圧防爆型の火災検知器
について適用した場合に、特に効果的であるが、それ以
外の自己試験機能を有する各種検知器、感知器に適用し
ても有用であるのは勿論である。さらに、図1〜図3で
示した火災検知器30についても、図6の火災検知器8
0のように、試験用受光センサを設けてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1〜4に記載の発明によれば、試
験光源由来の光を屈折部材の射出面から屈折させながら
受光センサに向かって射出させるように構成している。
すなわち、射出面において屈折させることにより受光セ
ンサへ試験光を導くことから、試験光源と受光センサと
の位置関係について直線的に配置する必要はなく、試験
光源を受光センサに対して高さ方向において近づけて配
置することができるので、従来ほど突出させる必要がな
い。従って、その分火災検知器の厚さ方向において小型
化を図ることができ、試験光源やこれを支持する壁部等
が受光センサの監視範囲をあまり遮ることがないので、
広い監視範囲を確保することができる。また、射出面は
受光窓側から外側に広がるように受光窓の表面に対して
斜めに形成されているので、清掃性が向上する。さら
に、このような形状であれば、そもそも埃等が気流にの
って取れやすく汚れ難い。
【0038】請求項5〜8に記載の発明によれば、従来
はデッドスペースとなっていた受光窓の裏面側と側周面
とにおいて支持部材に対して固着する構造をとったこと
により、その分受光窓の直径が小さくても、従来同様の
監視範囲を確保することができる。したがって、受光窓
の材料であるサファイアガラスは小さくて済み、必要な
監視範囲と所望の接合距離を確保しつつコストダウンを
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の火災検知器の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の火災検知器の平面図である。
【図3】図2の火災検知器のA−A線に沿った断面図の
一部である。
【図4】(a)は図2の火災検知器のB−B線に沿った
断面図の一部であり、(b)は従来の火災検知器の一部
断面図である。
【図5】本発明の火災検知器の受光窓の他の例を示す一
部断面図である。
【図6】本発明の火災検知器の屈折部材の他の例として
の反射部材を示す図であり、(a)は正面図であり、
(b)は(a)のC−C線に沿った一部断面図である。
【図7】従来の火災検知器の一例を示す一部断面図であ
る。
【図8】従来の火災検知器の試験光源部を示す一部断面
図である。
【図9】従来の火災検知器の受光窓(検知窓)を示す一
部断面図である。
【符号の説明】
30 火災検知器 31 本体カバー 33 試験光源部 34 検知窓(受光窓) 34a 表面 34b 裏面 34c 側周面 35 試験光源 37 試験窓(屈折部材) 37a 射出面 37b 入射面 38 固着剤 39 支持部材 41 受光センサ 51、70 検知窓(受光窓) 51a、70a 面取り部 53 検知窓(受光窓) 53a 段部 52、72 支持部材 54、74 固着剤 71 本体カバー 76、77 受光センサ 80 火災検知器 81 本体カバー 82 反射部材(屈折部材) 84 受光センサ 85 試験光源 86 試験用受光センサ 87 検知窓(受光窓)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 彰久 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニッ タン株式会社内 (72)発明者 星野 知昭 東京都渋谷区幡ケ谷1丁目11番6号 ニッ タン株式会社内 Fターム(参考) 2H043 AE02 5C085 AA13 AB01 CA08 CA14 CA30 FA24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体カバーのほぼ中央に設けられた受光窓
    と、 本体カバー内部に設けられ試験光を照射する試験光源と 受光窓の裏面近傍に設けられ、試験光源からの光を受光
    する受光センサとを備え、 炎からの光を検出することで火災を検出する火災検知器
    において、 受光窓の表面の外側近傍に設けられるもので、試験光源
    由来の光を屈折させながら受光センサに向かって射出
    し、かつ、受光窓側から外側に広がるように受光窓の表
    面に対して斜めに形成された射出面を有する屈折部材を
    備えることを特徴とする火災検知器。
  2. 【請求項2】屈折部材は、試験光源に近接し試験光源か
    ら照射された光が入射する入射面を備え、 入射面に入射した光は屈折部材内部を通って射出面に到
    達することを特徴とする請求項1に記載の火災検知器。
  3. 【請求項3】試験光源は、受光窓の裏面近傍に設けら
    れ、 試験光源からの光は、受光窓を通って射出面に入射し、 屈折部材には、射出面に入射した光を反射して再び射出
    面に戻す反射面が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の火災検知器。
  4. 【請求項4】試験光源からの光を受光する受光センサ
    は、火災を検出するための光センサを兼用していること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の火災検知
    器。
  5. 【請求項5】試験光源からの光を受光する受光センサ
    は、火災を検出するための光センサとは別に設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の火
    災検知器。
  6. 【請求項6】本体カバーのほぼ中央に設けられた受光窓
    と、 受光窓の周囲を支持する支持部材と、 受光窓と支持部材との間を密着した状態で固定する固着
    剤と、 受光窓の裏面の中央部の近傍にあって、炎からの光を検
    出する受光センサとを備える火災検知器において、 支持部材は、断面略L字状に形成され、固着剤を介し
    て、受光窓の側周面及び裏面側の周縁部を支持すること
    を特徴とする火災検知器。
  7. 【請求項7】固着剤を介して、受光窓と支持部材はユニ
    ット化可能であることを特徴とする請求項6に記載の火
    災検知器。
  8. 【請求項8】受光窓の表面の周縁部は、面取りされてい
    ることを特徴とする請求項6または7に記載の火災検知
    器。
  9. 【請求項9】受光窓の表面の周縁部には、段が形成され
    ていることを特徴とする請求項6または7に記載の火災
    検知器。
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