JP2007024320A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍装置において、圧縮機の運転停止後に正常状態であれば運転復帰を可能としつつ異常状態であれば運転復帰を制限して、使い勝手と利用側熱交換器の信頼性の確保とを両立すること。
【解決手段】冷凍装置は、圧縮機1、熱源側熱交換器2、減圧装置3及び利用側冷媒熱交換器4aを順次冷媒配管で接続した冷凍サイクル系統20と、利用側冷媒熱交換器4aと熱交換する被冷却媒体熱交換器4b及び循環ポンプを被冷却媒体配管で接続し被冷却媒体を熱負荷に供給する被冷却媒体循環系統21と、圧縮機1を制御する制御装置22とを備える。制御装置22は、圧縮機1の運転の停止後に圧縮機1の運転を自動的に復帰させる復帰手段と、圧縮機1の運転の停止中で且つ被冷却媒体熱交換器4bの入口側温度とその出口側温度との温度差が所定温度以上の場合に復帰手段による復帰動作を制限する復帰制限手段とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置に係り、特に冷凍サイクルで冷却された被冷却媒体を熱負荷に供給する冷凍装置に好適なものである。
従来の冷凍装置としては、特開平5−288437号公報(特許文献1)に示されたものがある。この冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、減圧装置及び水冷却器を順次接続し冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成し、水冷却器から冷水を供給するものである。この冷凍装置は、冷水の凍結を防止するために、水冷却器の冷水出口温度を検出するサーモスタット及び圧縮機の吸入配管の温度を検出するサーモスタットを装備し、これらのサーモスタットで異常状態を検出すると、そのサーモスタットが開路されることにより圧縮機を一旦停止して冷凍装置を保護し、そのサーモスタットが閉路となった時点で圧縮機始動用限時継電器に通電し、該限時継電器の設定時間経過後に圧縮機を再始動するようになっている。
特開平5−288437号公報
しかし、上述した従来の冷凍装置では、異常状態を検出して圧縮機を一旦停止した後に自動的に復帰するようになっているため、復帰時に正常状態になっていれば正常運転に戻ることができて使い勝手のよいものであるが、復帰時に異常状態が継続されていた場合には、異常運転が繰り返されることとなり、冷水の凍結が繰り返されて水冷却器が破損してしまう、という問題があった。
本発明の目的は、圧縮機の運転停止後に正常状態であれば運転復帰を可能としつつ異常状態であれば運転復帰を制限して、使い勝手と利用側熱交換器の信頼性の確保とを両立できる冷凍装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置及び利用側冷媒熱交換器を順次冷媒配管で接続し冷媒を循環させる冷凍サイクル系統と、前記利用側冷媒熱交換器と熱交換する被冷却媒体熱交換器及び循環ポンプを被冷却媒体配管で接続し被冷却媒体を熱負荷に供給する被冷却媒体循環系統と、前記圧縮機を制御する制御装置と、を備える冷凍装置であって、前記制御装置は、前記圧縮機の運転の停止後に前記圧縮機の運転を自動的に復帰させる復帰手段と、前記圧縮機の運転の停止中で且つ前記被冷却媒体熱交換器の入口側温度とその出口側温度との温度差が所定温度以上の場合に前記復帰手段による復帰動作を制限する復帰制限手段とを備える構成にしたことにある。
係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
(1)前記制御装置は、装置の異常状態を判定して前記圧縮機の運転を停止する保護手段と、前記保護手段による前記圧縮機の運転の停止後に前記圧縮機の運転を自動的に復帰させる復帰手段と、前記圧縮機の運転を停止中で且つ前記被冷却媒体熱交換器の入口側温度とその出口側温度と温度差が所定温度以上の場合に前記復帰手段による復帰動作を制限する復帰制限手段とを備えること。
(2)前記利用側冷媒熱交換器と前記被冷却媒体熱交換器は、複数のプレートを並設して複数の冷媒流路と複数の被冷却媒体流路とを交互に配列し、配列された前記複数の冷媒流路および前記複数の被冷却媒体流路をそれぞれ各流路の下部と上部とで連通させたプレート式熱交換器で構成し、前記復帰制限手段は、前記被冷却媒体熱交換器の上部入口側に配置した温度検知器とその下部出口側に配置した温度検知器とで検出した温度に基づいて、前記復帰手段による復帰動作を制限するものであること。
(3)前記保護手段は利用側熱交換器の入口温度または出口温度または前記圧縮機の吸入圧力に基づいて異常状態を判定するものであること。
本発明の冷凍装置によれば、圧縮機の運転停止後に正常状態であれば運転復帰を可能としつつ異常状態であれば運転復帰を制限して、使い勝手と利用側熱交換器の信頼性の確保とを両立できる。
以下、本発明の一実施形態の冷凍装置を図1から図6用いて説明する。本実施形態の冷凍装置は、冷凍サイクル系統20、被冷却媒体循環系統21、及び制御装置22を備えて構成されている。
冷凍サイクル系統20は、図1に示すように、圧縮機1、熱源側熱交換器2、膨張弁よりなる減圧装置3、利用側冷媒熱交換器4Aを順に冷媒配管12で接続して冷媒を循環させるように構成されている。なお、空気を熱源側熱交換器2に通風して強制的に熱交換させるために送風機5が設置されている。
冷凍サイクル系統20において、圧縮機1で圧縮された高温高圧ガス冷媒は、熱源側熱交換器2により凝縮されて高温高圧の液冷媒となり、減圧装置3により減圧され、積層プレート式熱交換器で形成される利用側冷媒熱交換器4Aにより蒸発されて低温低圧のガス冷媒となり、圧縮機1に戻る。
利用側熱交換器4は、図2に示すように、利用側冷媒熱交換器4Aと被冷却媒体熱交換器4Bとから構成されている。この利用側熱交換器4は、多数のプレート8a,8b、8c、8d…が横方向に積層されて流路9a、9b、9c、9d…が構成されるプレート式熱交換器であり、熱交換する冷媒と被冷却媒体とが一つおきに流路9a、9b、9c、9d…を流れ、隣接する流路と熱交換する。図示例では、利用側冷媒熱交換器4Aが流路9b、9d…を構成し、被冷却媒体熱交換器4Bが流路9a、9c…を構成する。本実施形態では、被冷却媒体として水を用いている。
かかる構成のプレート式熱交換器を利用側熱交換器4として用いることにより、利用側冷媒熱交換器4Aと被冷却媒体熱交換器4Bを小型で熱交換性能なものとすることができる。
減圧装置3により減圧されてくる冷媒は乾き度の小さい(液冷媒が多い状態)気液二相状態で利用側冷媒熱交換器4Aに流入し、各流路9b、9d…で隣接する流路9a、9c…の被冷却媒体と熱交換し、利用側冷媒熱交換器4Aの出口ではガス冷媒となる。そのため、利用側冷媒熱交換器4Aを蒸発器として使用する場合は、冷媒は下側から上側へ流すこととなる。一方、被冷却媒体熱交換器4Bを流れる被冷却媒体は冷媒との温度差を確保するため、冷媒の流れとは逆向きの上側から下側へ流す完全対向流で熱交換するように構成されている。
被冷却媒体熱交換器4Bの上部入口側には入口温度検出器6が設置され、下部出口側には出口温度検出器7が設置されている。入口温度検出器6は、サーミスタで構成されており、被冷却媒体熱交換器4Bの入口側の被冷却媒体の温度を検出する。具体的には、流路9a、9c…に分流する前の入口部における被冷却媒体の温度を検出する。出口温度検出器7は、サーミスタで構成されており、被冷却媒体熱交換器4Bの出口側の被冷却媒体の温度を検出する。具体的には、流路9b、9d…から合流した後の出口部における被冷却媒体の温度を検出する。
被冷却媒体循環系統21は、図3に示すように、利用側冷媒熱交換器4Aと熱交換する被冷却媒体熱交換器4B及び循環ポンプ10を被冷却媒体配管13で接続して被冷却媒体を熱負荷11に供給するように構成されている。
被冷却媒体循環系統21において、被冷却媒体熱交換器4Bにより利用側冷媒熱交換器4A内の冷媒と熱交換(冷却)された被冷却媒体は、循環ポンプ10の動作により被冷却媒体配管13を通って熱負荷11に送り込まれ、熱負荷11と熱交換(熱負荷11を冷却)して温度上昇し、循環ポンプ10を通って被冷却媒体熱交換器4Bに戻される。なお、冷凍装置はポンプの運転信号を受け付けて起動する水循環ポンプインターロック機能を有している。
制御装置22は、入口温度検出器6、出口温度検出器7、利用側熱交換器冷媒出口温度検出器14、利用側熱交換器冷媒入口温度検出器15、圧縮機入口圧力検出器16などの検出器や、制御設定器(図示せず)などからの信号に基づいて、圧縮機1、減圧装置3及び送風機5などを制御するものである。
制御装置22の制御動作の一例について図4から図6を参照しながら説明する。
制御設定器で運転開始指令が入力されることにより冷凍サイクル系統20及び被冷却媒体循環系統21の運転が開始される。運転が開始されると、まず、温度検出器6、7、14、15、16により各部の温度を検出する(ステップS1)。
次いで、入口温度検出器6の検出温度T6が所定温度Taとなったか、及び出口温度検出器7の検出温度T7が所定温度Tbとなったかを判定する(ステップS2)。なお、図2では、入口温度検出器6の検出温度T6が所定温度Taとなったかの判定を代表して示す。この判定で、検出温度T6が所定温度Ta以下、または検出温度T7が所定温度Tb以下になった場合には、被冷却媒体熱交換器4Bによる被冷却媒体が過冷却されていると判断して圧縮機1の運転を停止し(ステップS3)、所定時間tdに達するまで圧縮機1の運転を停止する(ステップS4)。ステップS4で所定時間tdに達したら、ステップS7に進む。なお、ステップS2において、入口温度検出器6の検出温度T6と出口温度検出器7の検出温度T7との温度差が所定温度(Ta’)に達したかで判定するようにしてもよい。
ステップS2の判定で、検出温度T6が所定温度Ta以下、または検出温度T7が所定温度Tb以下になっていない場合には、利用側熱交換器冷媒出口温度検出器14が所定温度Tc以下となったか、あるいは利用側熱交換器冷媒入口温度検出器15の検出温度T15が所定温度Td以下となったか、あるいは圧縮機入口圧力検出器16の検出圧力P16が所定圧力Pa以下となったかを判定する(ステップS5)。なお、図2では、利用側熱交換器冷媒出口温度検出器14が所定温度Tc以下となったかの判定を代表して示す。この判定で、検出温度T14が所定温度Tc以下、あるいは検出温度T15が所定温度Td以下、あるいは検出圧力P16が所定圧力Pa以下となっていない場合には、正常状態であると判断してステップS1に戻る。
ステップS5の判定で、検出温度T14が所定温度Tc以下、あるいは検出温度T15が所定温度Td以下、あるいは検出圧力P16が所定圧力Pa以下となった場合には、異常状態であると判断して圧縮機1の運転を停止する(ステップS6)。すなわち、この所定温度Tc、Td及び所定圧力Paは正常状態では低下しない温度、圧力に設定されており、例えば、異物の詰まりまたはバルブの誤操作等により被冷却媒体循環系統21の循環路が閉塞して被冷却媒体が循環しない場合などに蒸発温度、圧力が低下することを想定して設定された温度、圧力である。なお、異常状態を判定する方法として、その他の温度を用いて判定してもよく、例えば検出温度T14が所定温度(Tb’)以下になったかで判定するようにしてもよい。
次いで、入口温度検出器6の検出温度T6と出口温度検出器7の検出温度T7との温度差が所定温度Te以上であるかを判定する(ステップS7)。この所定温度は例えば1℃である。この判定で、その温度差が所定温度Teより小さくなった場合には、冷凍サイクル系統20及び被冷却媒体循環系統21が正常状態に復帰していると判断して圧縮機1の運転を再開し(ステップS8)、ステップS1に戻る。
このステップS7における正常状態の判断について、図5を用いて説明する。図5は冷凍サイクル系統20および被冷却媒体循環系統21が正常な状態にある場合の被冷却媒体熱交換器4Bの入口側温度Tinおよび出口側温度Toutを示す。入口側温度Tinは入口温度検出器6で検出した温度であり、出口側温度Toutは出口温度検出器7で検出した温度である。冷凍サイクル系統20および被冷却媒体循環系統21が正常な運転状態にある場合には、圧縮機1及び循環ポンプ10の運転により、被冷却媒体熱交換器4Bの被冷却媒体が利用側冷媒熱交換器4Aの冷媒により冷却されて被冷却媒体熱交換器4Bの出口側温度Toutは入口側温度Tinより大幅に低い温度となる。そして、圧縮機1が停止すると、循環ポンプ10の運転により循環される被冷却媒体が利用側冷媒熱交換器4Aの冷媒により冷却されなくなるため、出口側温度Toutは入口側温度Tinにほぼ同一となる。従って、入口温度検出器6の検出温度T6と出口温度検出器7の検出温度T7との温度差が所定温度Teより小さければ、正常状態であると判定することができる。
ステップS7の判定で、その温度差が所定温度Te以上になった場合には、異常状態であると判断して圧縮機1の運転の再開を制限し、運転制御器からの運転復帰指令の有無を判定し(ステップS9)、運転復帰指令があるまではステップS6に戻って圧縮機1の運転停止を継続し、運転復帰指令があればステップS8に進んで圧縮機1の運転を再開する。なお、ステップS7の判定で、異常状態であると判断した場合には、その異常状態を警報し、これに基づいて使用者が冷凍サイクル系統20及び被冷却媒体循環系統21の異常状態を取り除いて復帰指令を入力することができるようにすることが好ましい。
このステップS7における異常状態の判断例について、図6を用いて説明する。図6は冷凍サイクル系統20及び被冷却媒体循環系統21が正常な状態から被冷却媒体循環系統21の循環路に異常が発生した場合における被冷却媒体熱交換器4Bの入口側温度Tinおよび出口側温度Toutを示す。
図6において、冷凍サイクル系統20及び被冷却媒体循環系統21が正常な状態では、上述したように被冷却媒体熱交換器4Bの出口側温度Toutは入口側温度Tinより大幅に低い温度となっている。ここで、異物の詰まりまたはバルブの誤操作等により被冷却媒体循環系統21の循環路が閉塞して被冷却媒体が循環しなくなると、まず、被冷却媒体が完全停止するまでの被冷却媒体の流量低減により被冷却媒体の温度が若干低下し、完全に被冷却媒体の循環が停止することにより被冷却媒体の温度がそのままとなり、正常状態の停止時のように出口側温度Toutが入口側温度Tinにほぼ同一となることはない。そして、冷凍サイクル系統20の圧縮機1の運転が停止しても、この状態が維持される。そこで、入口温度検出器6の検出温度T6と出口温度検出器7の検出温度T7との温度差が所定温度Te以上である場合には、異常状態であると判断できる。この判定は圧縮機1の停止中での判断であり、外部環境等の影響を受けにくく、被冷却媒体の循環の異常を精度良く検知できる。なお、本実施形態では、冷凍装置の停止中に(冷水入口温度−冷水出口温度)≧1℃となった場合に、圧縮機1を再運転させない制御機能を持たせている。
上述した制御動作の結果、被冷却媒体熱交換器4Bの凍結およびその後の再運転による凍結繰り返しによる被冷却媒体熱交換器4Bの破損を防止することができる。
なお、本実施形態の本冷凍装置では、被冷却媒体側の入口、出口温度、冷媒側の入口、出口温度、冷媒側蒸発圧力等が異常となった場合、冷凍装置を停止する機能を有している。そして、被冷却媒体の循環が正常であるにも関わらず、季節風による突風等の外部環境により冷凍サイクルが大きく変化する場合等に誤検出を引き起こすことがあるため、一度の異常状態の検出で圧縮機1を完全に停止させるのではなく、冗長性の点より異常なければ再度自動的に圧縮機1の運転を開始するような制御機能を有している。
本実施形態の利用側熱交換器4では、被冷却媒体を上側から下側へ流す場合について述べたが、下側から上側へ流す場合にも同様の制御をすることが可能である。
本実施形態によれば、圧縮機1、熱源側熱交換器2、減圧装置3及び利用側冷媒熱交換器4aを順次冷媒配管で接続し冷媒を循環させる冷凍サイクル系統20と、利用側冷媒熱交換器4aと熱交換する被冷却媒体熱交換器4b及び循環ポンプ10を被冷却媒体配管13で接続し被冷却媒体を熱負荷11に供給する被冷却媒体循環系統21と、圧縮機1を制御する制御装置22と、を備える冷凍装置であって、制御装置22は、圧縮機1の運転の停止後に圧縮機1の運転を自動的に復帰させる復帰手段と、圧縮機1の運転の停止中で且つ被冷却媒体熱交換器4bの入口側温度Tinとその出口側温度Toutとの温度差が所定温度Te以上の場合に復帰手段による復帰動作を制限する復帰制限手段とを備えているので、圧縮機1の運転停止後に正常状態であれば運転復帰を可能としつつ、異常状態であれば運転復帰を制限することができ、使い勝手と利用側熱交換器4の信頼性の確保とを両立できる。
本発明による一実施形態の冷凍装置の冷凍サイクル系統図である。 図1の冷凍装置の利用側熱交換器の断面図である。 図1の冷凍装置の被冷却媒体系統図である。 図1の冷凍装置の動作例を示すフローチャート図である。 図1の冷凍装置の正常状態における被冷却媒体の温度変化を示す図である。 図1の冷凍装置の正常状態から異常状態に移行した場合における被冷却媒体の温度変化を示す図である。
符号の説明
1…圧縮機、2…熱源側熱交換器、3…減圧装置、4…利用側熱交換器、4A…冷媒用熱交換器、4B…被冷却媒体熱交換器、5…送風機、6…被冷却媒体入口温度検出器、7…被冷却媒体出口温度検出器、8…伝熱プレート、9…利用側熱交換器の冷媒流路、10…循環ポンプ、11…熱負荷、12…冷媒配管、13…被冷却媒体配管、14…利用側熱交換器冷媒出口温度検出器、15…利用側熱交換器冷媒入口温度検出器、16…圧縮機入口圧力検出器、20…冷凍サイクル系統、21…被冷却媒体循環系統、22…制御装置。

Claims (4)

  1. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置及び利用側冷媒熱交換器を順次冷媒配管で接続し冷媒を循環させる冷凍サイクル系統と、
    前記利用側冷媒熱交換器と熱交換する被冷却媒体熱交換器及び循環ポンプを被冷却媒体配管で接続し被冷却媒体を熱負荷に供給する被冷却媒体循環系統と、
    前記圧縮機を制御する制御装置と、を備える冷凍装置であって、
    前記制御装置は、前記圧縮機の運転の停止後に前記圧縮機の運転を自動的に復帰させる復帰手段と、前記圧縮機の運転の停止中で且つ前記被冷却媒体熱交換器の入口側温度とその出口側温度との温度差が所定温度以上の場合に前記復帰手段による復帰動作を制限する復帰制限手段とを備える
    ことを特徴とする冷凍装置。
  2. 請求項1に記載の冷凍装置において、前記制御装置は、装置の異常状態を判定して前記圧縮機の運転を停止する保護手段と、前記保護手段による前記圧縮機の運転の停止後に前記圧縮機の運転を自動的に復帰させる復帰手段と、前記圧縮機の運転を停止中で且つ前記被冷却媒体熱交換器の入口側温度とその出口側温度と温度差が所定温度以上の場合に前記復帰手段による復帰動作を制限する復帰制限手段とを備えることを特徴とする冷凍装置。
  3. 請求項1または2に記載の冷凍装置において、前記利用側冷媒熱交換器と前記被冷却媒体熱交換器は、複数のプレートを並設して複数の冷媒流路と複数の被冷却媒体流路とを交互に配列し、配列された前記複数の冷媒流路および前記複数の被冷却媒体流路をそれぞれ各流路の下部と上部とで連通させたプレート式熱交換器で構成し、前記復帰制限手段は、前記被冷却媒体熱交換器の上部入口側に配置した温度検知器とその下部出口側に配置した温度検知器とで検出した温度に基づいて、前記復帰手段による復帰動作を制限するものであることを特徴とする冷凍装置。
  4. 請求項2に記載の冷凍装置において、前記保護手段は利用側熱交換器の入口温度または出口温度または前記圧縮機の吸入圧力に基づいて異常状態を判定するものであることを特徴とする冷凍装置。
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