JP2007022876A - 基板分割方法および基板分割装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スクライブ加工された基板を高品質かつ確実に分割する基板分割方法および基板分割装置を提供すること。
【解決手段】 基部30、弾性を有するシート20、リング10を有する基板分割装置1を用いる。(a)始めに、シート20に基板70を密着させる。(b)次に、リング10を押し下げてシート20を延伸させ、基板70に引張力を印加する。(c)続いて、基部30およびシート20からなる密閉容器80に空気を圧入し、シート20を凸状に湾曲させる。このとき基板70には曲げモーメントが印加され、スクライブ加工された箇所で分割される。(d)最後に、シート20の湾曲を緩和させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スクライブ加工された基板をチップに分割する基板分割方法および基板分割装置に関する。
周知のように、ガラス基板やシリコン基板等の基板をチップ(小片)に分割するためには、該チップの外形をかたどってスクライブ加工を行い、その後スクライブ位置に力を印加して該スクライブ位置において基板を分割する。スクライブ加工された基板をチップに分割する方法として、基板に直接外力を加えて曲げモーメントを印加することにより分割する曲げブレーク法や、粘着性のあるシートに基板を貼り付けて該シートを四方から引っ張り、基板に引張力を印加して分割するエキスパンド法などが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−33887号公報
しかしながら、曲げブレーク法においては、基板が汚染または欠損される可能性があるほか、分割すべき箇所のすべてを一度に分割することができないという問題があった。また、エキスパンド法においては、シートから印加される引張力では基板を分割しきれないことがあり、一方でこれを補うために引張力を増大させ過ぎると基板がシートから剥がれてしまうという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スクライブ加工された基板を高品質かつ確実に分割する基板分割方法および基板分割装置を提供することにある。
本発明による基板分割方法は、基板載置部を有する基板分割装置を用いて、スクライブ加工された基板をチップに分割する基板分割方法であって、前記基板載置部に前記基板を密着させる第1のステップと、前記基板載置部を、該基板載置部の中央部から外縁部に向かう方向に延伸させることにより、前記基板に引張力を印加する第2のステップと、前記基板載置部の少なくとも一部を変位させて湾曲させることにより、前記基板に曲げモーメントを印加する第3のステップとを有することを特徴とする。
この方法によれば、第1のステップにおいて基板載置部に密着された基板は、第2のステップにおいて基板載置部が延伸されると、これに伴って引張力を印加される。該基板は、これに加えて、続く第3のステップにおいて基板載置部が湾曲されると、これに伴って曲げモーメントを印加される。こうして引張力および曲げモーメントを同時に印加された基板は、引張力または曲げモーメントを単独で印加された場合に比べて容易に分割される。また、上記方法において、基板は基板載置部以外とは接触しないため、汚染または破損なく分割される。このように、上記方法によれば、スクライブ加工された基板を高品質かつ確実に分割することができる。
上記基板分割方法において、前記第3のステップは、前記基板載置部のうち、前記基板の略中央部に相当する部位を最も大きく変位させ、前記基板の外縁部に近い部位ほど変位量が小さくなるように変位させて湾曲させるステップであることが好ましい。上記方法によれば、基板載置部は、その中央部を頂点とするドーム状に湾曲される。すなわち、基板載置部のいずれの箇所においても凸状に湾曲された状態となる。したがって、該基板載置部は、これに密着した基板の全体にわたって曲げモーメントを印加可能であり、基板を一度にチップに分割することができる。
上記基板分割方法において、前記第3のステップは、前記基板載置部を、前記基板が密着された面が凸面となるように湾曲させるステップであることが好ましい。この方法によれば、基板が分割される際に断面が開放されるような曲げモーメントが基板に印加される。よって、より容易に基板を分割することができる。
上記基板分割方法において、前記基板載置部は、弾性を有するシートであることが好ましい。こうした方法によれば、基板載置部を容易に延伸または湾曲させることができる。
上記基板分割方法において、前記基板載置部は、前記基板に含まれる前記チップのいずれかを保持可能な複数のチップ保持機構を含み、前記第3のステップは、前記チップ保持機構を互いに異なる角度に変位させるステップを含んでいてもよい。このような方法によれば、基板を直接基板載置部に密着させることなく基板を分割することができる。この方法は、基板載置部の表面が基板に対して好ましくない作用を及ぼす場合に好適に用いることができる。
上記基板分割方法において、前記第1のステップは、前記基板載置部が有する粘着性を利用して前記基板を密着させるステップであってもよい。この方法によれば、基板載置部と基板との間の密着性を容易に確保することができる。
上記基板分割方法において、前記第1のステップは、前記基板載置部を前記基板の帯電極性と逆の極性に帯電させるステップをさらに有し、静電気力を利用して前記基板を密着させるステップであってもよい。この方法によれば、基板表面を汚染または破損させることなく、基板載置部と基板とを固定することができる。
上記基板分割方法においては、前記第2のステップと前記第3のステップとを同時に行ってもよい。この方法によれば、より短時間で基板を分割することができる。また、基板に対して複雑に変化する力を印加することが可能なため、より容易に基板を分割することができる。
上記基板分割方法において、前記基板分割装置は、前記基板載置部を壁面に有する、流体を密閉可能な容器を備え、前記第3のステップは、密閉した前記容器に、該容器の外部の気圧より大きな圧力で流体を充填させることによって前記基板載置部を湾曲させるステップを含むことが好ましい。この方法によれば、基板載置部は、上記圧力および基板載置部の弾性に応じて容器の体積を増加させる方向に変形し、湾曲する。上記方法によれば、基板載置部を容易に上記した凸状に湾曲させることができるとともに、基板に曲げモーメントを印加することができる。
上記基板分割方法において、前記基板分割装置は、前記基板載置部を壁面に有する、流体を密閉可能な容器を備え、前記第3のステップは、密閉した前記容器の内部の圧力を、該容器の外部の気圧より小さくすることによって前記基板載置部を湾曲させるステップを含んでいてもよい。この方法によれば、基板載置部は、上記圧力および基板載置部の弾性に応じて容器の体積を減少させる方向に変形し、湾曲する。上記方法によれば、基板載置部を容易に上記した凸状に湾曲させることができるとともに、基板に曲げモーメントを印加することができる。
上記基板分割方法において、前記第3のステップは、前記基板載置部の、前記基板が密着された面と反対側の面に、凸面を有する剛体の前記凸面を押し当てることによって前記基板載置部を湾曲させるステップを含んでいてもよい。この方法によれば、基板載置部は、剛体から力を受けて、剛体の凸面の形状と同等の形状に湾曲される。上記方法によれば、基板載置部を容易に上記した凸状に湾曲させることができるとともに、基板に曲げモーメントを印加することができる。
上記基板分割方法において、前記第3のステップは、前記基板載置部の湾曲形状に略対応した凹面を有する押さえ部材によって前記基板を押さえるステップを含むことが好ましい。この方法によれば、基板載置部の湾曲によって曲げモーメントを印加されている基板を、押さえ部材によって押さえることができる。このため、基板が基板載置部から剥がれるのを防ぐことができる。また、押さえ部材は、その凹面の抗力によって基板に曲げモーメントを印加することもできる。すなわち、基板に対して、基板載置部の湾曲による曲げモーメントと、押さえ部材の凹面の抗力に起因する曲げモーメントとが共に印加されるので、より確実に基板を分割することができる。
上記基板分割方法において、前記基板載置部の湾曲を緩和させる第4のステップを有し、前記第4のステップの後に、前記第3のステップおよび前記第4のステップをこの順に一回以上繰り返すことが好ましい。この方法によれば、基板に対して断続的に、複雑に変化する曲げモーメントを印加することが可能であり、より容易に分割を行うことができる。
本発明による基板分割装置は、基板を密着させることが可能な、少なくとも一部が弾性を有する基板載置部と、前記基板載置部を、該基板載置部の中心から外縁部に向かう方向に延伸させる延伸機構と、前記基板載置部を壁面に有する、流体を密閉可能な容器とを備え、前記基板載置部に密着された基板に対し、前記延伸によって引張力を印加可能であるとともに、前記容器に、該容器の外部の気圧と異なる圧力で流体を充填させて前記基板載置部を湾曲させることによって前記基板に曲げモーメントを印加可能であることを特徴とする。
この構成によれば、基板を基板載置部に密着させること、該基板載置部を延伸させること、および、上記の容器に流体を充填させることにより、該基板載置部を湾曲させることができる。基板載置部に密着した基板は、基板載置部の延伸に伴って引張力を印加され、基板載置部の湾曲に伴って曲げモーメントを印加される。こうして引張力および曲げモーメントを同時に印加された基板は、引張力または曲げモーメントを単独で印加された場合に比べて容易に分割される。また、基板は基板載置部以外とは接触しないため、汚染または破損なく分割される。このように、上記構成の基板分割装置によれば、スクライブ加工された基板を高品質かつ確実に分割することができる。
本発明による基板分割装置は、基板を密着させることが可能な、少なくとも一部が弾性を有する基板載置部と、前記基板載置部を、該基板載置部の中心から外縁部に向かう方向に延伸させる延伸機構と、前記基板載置部を押圧可能な、凸面を有する剛体とを備え、前記基板載置部に密着された基板に対し、前記延伸によって引張力を印加可能であるとともに、前記基板載置部の、前記基板が密着された面と反対側の面に前記剛体の前記凸面を押し当てて前記基板載置部を湾曲させることによって前記基板に曲げモーメントを印加可能であることを特徴とする。
この構成によれば、基板を基板載置部に密着させた上で、基板載置部を延伸させるとともに、基板載置部に上記剛体の凸面を押し当てることによって基板載置部を湾曲させることができる。基板載置部に密着した基板は、基板載置部の延伸に伴って引張力を印加され、基板載置部の湾曲に伴って曲げモーメントを印加される。こうして引張力および曲げモーメントを同時に印加された基板は、引張力または曲げモーメントを単独で印加された場合に比べて容易に分割される。また、基板は基板載置部以外とは接触しないため、汚染または破損なく分割される。このように、上記構成の基板分割装置によれば、スクライブ加工された基板を高品質かつ確実に分割することができる。
上記基板分割装置は、前記基板載置部の前記湾曲の形状に略対応した凹面を有する押さえ部材を備えることが好ましい。この構成によれば、基板載置部の湾曲によって曲げモーメントを印加されている基板を、押さえ部材によって押さえることができる。このため、基板が基板載置部から剥がれるのを防ぐことができる。また、押さえ部材は、その凹面の抗力によって基板に曲げモーメントを印加することもできる。すなわち、基板に対して、基板載置部の湾曲による曲げモーメントと、押さえ部材の凹面の抗力に起因する曲げモーメントとが共に印加されるので、より確実に基板を分割することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る基板分割装置1を、構成要素に分離して描いた斜視図である。基板分割装置1は、基部30と、「基板載置部」としてのシート20と、リング10とを有している。
基部30は、円形の底面32と、該底面32の周りを囲う側壁33とを有する金属製の部材である。基部30の底面32には、流体を注入、排出するための流体注入口31が設けられている。シート20は、弾性を有する樹脂からなり、表面には粘着性を有する層が形成されている。シート20は、リング10に相当する円の全体をカバーする広さを有している。リング10は、基部30の外径より大きな内径を有するリング状の金属製部材である。
シート20に基板70を押し付けて密着させることにより、シート20に基板70を固定させることができる。ここで、基板70は、TFT(Thin Film Transistor)液晶パネルの製造過程における石英基板であり、TFT素子が形成された円形の素子基板71と、これに対向して貼り合わされた複数の矩形の対向基板72とからなる。素子基板71は、個々の液晶パネルに対応するチップ75(図3(c)参照)の境界部分にレーザースクライブ加工がなされており、引張力または曲げモーメントの印加によって該レーザースクライブ位置で破断されやすくなっている。
図3は、基板分割装置1を用いて基板70を分割する際の、各々のステップにおける基板分割装置1の状態を示した側断面図である。以下では、図3に基づいて、基板分割装置1を用いて基板70をチップ75に分割する方法について説明する。
まず、図3(a)に示すように、基板70のうちの素子基板71をシート20に密着させて、シート20に基板70を固定する。このステップが、本発明における「第1のステップ」に対応する。その後、基板70が固定されたシート20を、基部30の側壁33の上部に設置する。また、リング10をシート20に押し当てて密着させる。
次に、図3(b)に示すように、リング10を押し下げて基部30の外周を囲う状態に移動させる。この状態の基板分割装置1を図2の斜視図に示す。リング10の押し下げの際、リング10にはシート20が密着しているので、シート20はリング10に引っ張られて図3(b)中の矢印が示す方向に延伸される。つまり、シート20は、リング10の押し下げの距離の分だけ、中央部から外縁部に向かう方向に均等に延伸される。このとき、基板70は依然としてシート20に密着しているので、基板70はシート20から引張力を受ける。該引張力は、基板70の中央部から外縁部に向かう方向に均等に印加される。このステップが、本発明における「第2のステップ」に対応し、また、リング10および基部30が、本発明における「延伸機構」に対応する。
続いて、図3(c)に示すように、シート20を凸状に湾曲させる。このステップは、基部30およびシート20を壁面とする密閉容器80に、流体注入口31から「流体」としての空気を充填させることによって行う。空気は、容器80の外の気圧よりも大きな圧力で充填される。これによってシート20は、基板70の密着した面を凸面とするドーム状に湾曲される。より詳細には、シート20のうち、基板70の略中央部に相当する部位が最も大きく変位し、基板70の外縁部に近い部位ほど変位量が小さくなるように変位して湾曲される。このとき、基板70は依然としてシート20に密着しているので、シート20の湾曲に伴って曲げモーメントを受ける。この曲げモーメントは、基板70のすべてのレーザースクライブ加工部位に印加される。これは、シート20がすべての部位において凸状に湾曲しているためである。そして、基板70は、レーザースクライブ加工がなされて強度が弱くなっている部位で破断し、チップ75に分割される。このステップが、本発明における「第3のステップ」に対応する。
最後に、図3(d)に示すように、容器80に充填されていた空気を排出してシート20を再び平面に戻す。このステップが、本発明における「第4のステップ」に対応する。この段階で、基板70のレーザースクライブ加工箇所であって分割されずに残っている箇所がある場合は、再び上記第3のステップおよび第4のステップをこの順に行い、すべてのレーザースクライブ箇所が分割されるまでこれを繰り返す。一度の曲げモーメントの印加で基板70を分割されなくても、曲げモーメントの印加、緩和を繰り返すことによって分割することができる。
以上のように、本実施形態の基板分割方法によれば、基板70に対して引張力および曲げモーメントを同時にかつ全面に印加することによって、基板70を一度に確実にチップ75に分割することができる。また、上記各ステップにおいて基板70にはシート20を除いて何も接触しないため、基板70を汚染または欠損させることなく、高品質に分割することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、基板70をシート20に直接密着させて固定するが、これに代えて、シート20上に配置されたチップ保持機構40(図4参照)を介して基板70を固定する構成とすることもできる。以下では、図4に基づいて、こうした構成の基板分割装置2を用いて基板70をチップ75に分割する方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、基板70のうちの素子基板71を、シート20上に配置されたチップ保持機構40に密着させて固定する。チップ保持機構40は、基板70に含まれるチップ75のそれぞれに対応して配置されており、表面の粘着性を有する層によって基板70(チップ75)を密着させて固定する。また、チップ保持機構40は、シート20の所定の位置に固定されており、シート20が延伸された場合はこれに伴って移動する。このステップが、本発明における「第1のステップ」に対応する。その後、基板70が間接的に固定されたシート20を、基部30の側壁33の上部に設置する。また、リング10をシート20に押し当てて密着させる。
次に、図4(b)に示すように、リング10を押し下げて基部30の外周部に位置させ、シート20を延伸させる。ここで、基板70は依然としてチップ保持機構40に密着しているので、基板70はチップ保持機構40から引張力を受ける。該引張力は、基板70の中央部から外縁部に向かう方向に均等に印加される。このステップが、本発明における「第2のステップ」に対応する。
続いて、図4(c)に示すように、第1の実施形態と同様の方法でシート20を凸状に湾曲させる。このとき、シート20に固定された各々のチップ保持機構40もシート20の湾曲に伴って動き、互いに異なる角度に変位する。一方、基板70は依然としてチップ保持機構40に密着しているので、基板70は個々のチップ保持機構40の角度の違いに応じた曲げモーメントを受ける。この曲げモーメントは、基板70のすべてのレーザースクライブ加工部位に印加される。これは、すべてのチップ保持機構40が互いに異なる角度にあるためである。そして、基板70は、レーザースクライブ加工がなされて強度が弱くなっている部位で破断し、チップ75に分割される。このステップが、本発明における「第3のステップ」に対応する。
最後に、図4(d)に示すように、容器80に充填されていた空気を排出してシート20を再び平面に戻す。このステップが、本発明における「第4のステップ」に対応する。この段階で、基板70のレーザースクライブ加工箇所であって分割されずに残っている箇所がある場合は、再び上記第3のステップおよび第4のステップをこの順に行い、すべてのレーザースクライブ箇所が分割されるまでこれを繰り返す。
以上のように、本実施形態の基板分割方法によっても、基板70に対して引張力および曲げモーメントを同時にかつ全面に印加することにより、基板70を一度に確実にチップ75に分割することができる。また、上記各ステップにおいて基板70にはチップ保持機構40を除いて何も接触しないため、基板70を汚染または欠損させることなく、高品質に分割することができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、容器80内に空気を流入させて高圧化させることによってシート20を湾曲させるが、これに代えて、容器80内を減圧させることによっても基板70を分割することができる。以下では、図5を用いて、こうした方法によって基板70をチップ75に分割する手順について説明する。
まず、図5(a)に示すように、基板70のうちの素子基板71をシート20に密着させて、シート20に基板70を固定する。このステップが、本発明における「第1のステップ」に対応する。その後、基板70が固定されたシート20を、基部30の側壁33の上部に設置する。このとき、シート20の基板70が固定された面を基部30の底面32に向けて設置する。また、リング10をシート20に押し当てて密着させる。
次に、図5(b)に示すように、リング10を押し下げて基部30の外周を囲う状態に移動させる。これにより、第1の実施形態と同様に、シート20はリング10に引っ張られて図5(b)中の矢印が示す方向に延伸され、基板70はシート20から引張力を受ける。このステップが、本発明における「第2のステップ」に対応する。
続いて、図5(c)に示すように、シート20を下に凸のドーム状に湾曲させる。このステップは、基部30およびシート20を壁面とする密閉容器80の内部の気圧を、外部の気圧より小さくすることによって行う。具体的には、容器80の流体注入口31から「流体」としての空気を排出することによって行う。これによってシート20は、基板70の密着した面を凸面とする、下に凸のドーム状に湾曲される。そして、第1の実施形態と同様の作用により、基板70は、レーザースクライブ加工がなされて強度が弱くなっている部位で破断し、チップ75に分割される。このステップが、本発明における「第3のステップ」に対応する。
最後に、図5(d)に示すように、容器80に空気を充填して外部との気圧差をなくし、シート20を再び平面に戻す。このステップが、本発明における「第4のステップ」に対応する。この段階で、基板70のレーザースクライブ加工箇所であって分割されずに残っている箇所がある場合は、再び上記第3のステップおよび第4のステップをこの順に行い、すべてのレーザースクライブ箇所が分割されるまでこれを繰り返す。
以上のように、本実施形態の基板分割方法によれば、基板70に対して引張力および曲げモーメントを同時にかつ全面に印加することによって、基板70を一度に確実にチップ75に分割することができる。また、上記各ステップにおいて基板70にはシート20を除いて何も接触しないため、基板70を汚染または欠損させることなく、高品質に分割することができる。
(第4の実施形態)
上記各実施形態は、シート20を壁面に有する容器80に流体を充填することにより、または該容器80から流体を排出することによりシート20を湾曲させるものであるが、これに代えて、シート20に剛体50(図6(c)参照)を押し当ててシート20を直接湾曲させる構成とすることもできる。以下では、図6を用いて、こうした構成の基板分割装置3を用いて基板70をチップ75に分割する手順について説明する。
まず、図6(a)に示すように、基板70のうちの素子基板71をシート20に密着させて、シート20に基板70を固定する。このステップが、本発明における「第1のステップ」に対応する。その後、基板70が固定されたシート20を、基部30の側壁33の上部に設置する。また、リング10をシート20に押し当てて密着させる。ここで、本実施形態の基部30は底面32を有しておらず、側壁33のみからなる。
次に、図6(b)に示すように、リング10を押し下げて基部30の外周を囲う状態に移動させる。これにより、第1の実施形態と同様に、シート20はリング10に引っ張られて図6(b)中の矢印が示す方向に延伸され、基板70はシート20から引張力を受ける。このステップが、本発明における「第2のステップ」に対応する。
続いて、図6(c)に示すように、シート20を凸状に湾曲させる。このステップは、ドーム状の凸面を有する剛体50の該凸面を、シート20の、基板70が密着された面と反対側の面に押し当てることによって行う。これによってシート20は、基板70の密着した面を凸面とするドーム状に湾曲される。そして、第1の実施形態と同様の作用により、基板70は、レーザースクライブ加工がなされて強度が弱くなっている部位で破断し、チップ75に分割される。このステップが、本発明における「第3のステップ」に対応する。
最後に、図6(d)に示すように、剛体50を取り除いてシート20を再び平面に戻す。このステップが、本発明における「第4のステップ」に対応する。この段階で、基板70のレーザースクライブ加工箇所であって分割されずに残っている箇所がある場合は、再び上記第3のステップおよび第4のステップをこの順に行い、すべてのレーザースクライブ箇所が分割されるまでこれを繰り返す。
以上のように、本実施形態の基板分割方法によっても、基板70に対して引張力および曲げモーメントを同時にかつ全面に印加することによって、基板70を一度に確実にチップ75に分割することができる。また、上記各ステップにおいて基板70にはシート20を除いて何も接触しないため、基板70を汚染または欠損させることなく、高品質に分割することができる。
(第5の実施形態)
上記各実施形態は、シート20を湾曲させて基板70に曲げモーメントを印加する手法をとっている。このため、上記各実施形態においては、シート20の延伸による引張力のみによって基板を分割する従来の手法と比べ、基板70がシート20から剥がれる不具合が起こり難いが、本発明によれば、この不具合を予防することもできる。
具体的には、図7に示すように、シート20を覆って、シート20の変位による湾曲形状に略対応した凹面を有する押さえ部材60を予め配置しておく。押さえ部材60の素材は、金属等の剛体でもよく、また、樹脂等の弾性を有する材料でもよい。こうした構成によれば、シート20の湾曲によって曲げモーメントを印加されている基板70を、シート20の反対側から押さえることができる。このため、基板70がシート20から剥がれるのを防ぐことができる。
また、押さえ部材60は、その凹面の抗力によって基板70に曲げモーメントを印加することもできる。すなわち、基板70に対して、シート20の湾曲による曲げモーメントと、押さえ部材60の凹面の抗力に起因する曲げモーメントとが共に印加されるので、より確実に基板70をチップ75に分割することができる。なお、本実施形態は、上記第4の実施形態に示した剛体50の押し当てによる分割方法に適用することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
上記各実施形態において、シート20を延伸させて基板70に引張力を印加するステップ(本発明の「第2のステップ」に対応)と、シート20を湾曲させて基板70に曲げモーメントを印加するステップ(本発明の「第3のステップ」に対応)は、同時に行ってもよい。こうした基板分割方法によっても、基板70に対して引張力および曲げモーメントを同時にかつ全面に印加することが可能であり、基板70を一度に確実にチップ75に分割することができる。
(変形例2)
上記第1、第2、第5の各実施形態においては、容器80の内部に流体を充填させてシート20を湾曲させるが、これに代えて、容器80を密閉し、該容器80の外部の気圧を低減させることによってシート20を湾曲させてもよい。また、上記第3の実施形態においては、容器80内を減圧させることによってシート20を湾曲させるが、これに代えて、容器80を密閉し、該容器80の外部の気圧を増大させることによってシート20を湾曲させてもよい。
(変形例3)
上記第1、第2、第5の各実施形態において、容器80内に充填する流体は空気であるが、この他にも様々な流体を用いることができる。具体的には、窒素を始めとする各種気体や、水や油を始めとする液体等を用いることができる。
(変形例4)
上記各実施形態は、シート20を、基板70の密着した面を凸面とするドーム状に湾曲させる構成であるが、これに代えて、シート20をある一つの軸方向についてのみ湾曲させる構成であってもよい。すなわち、シート20の一の軸方向については凸状に湾曲させ、これに直交する他の軸方向については湾曲させない、いわゆるかまぼこ状にシート20を湾曲させる構成である。こうした基板分割方法によれば、基板70のレーザースクライブ加工箇所のうち、前記一の軸方向に垂直な方向に加工された箇所のみを選択的に分割することができる。
(変形例5)
上記各実施形態において、シート20またはチップ保持機構40は、その表面の粘着性を有する層によって基板70を固定するが、これに代えて、静電気力によって基板70を固定する構成であってもよい。具体的には、シート20に基板70を固定するステップの前に、基板70を正または負に帯電させるとともに、シート20を基板70の帯電極性と逆の極性に帯電させるステップをさらに設ける。その後、シート20に基板70を密着させれば、静電気力によってシート20に基板70を固定させることができる。また、チップ保持機構40は、基板70を真空吸着するものとすることもできる。
(変形例6)
シート20を凸状に湾曲させるステップは、少し湾曲させた後に該湾曲を緩和させ、その後また少し湾曲させる、といったように、湾曲と、該湾曲の緩和とを繰り返しながら行ってもよい。湾曲と緩和の繰り返し周期は、基板70の特性に応じて自由に決めることができる。この方法によれば、基板70に対して断続的に曲げモーメントを印加することが可能であり、より容易に分割を行うことができる。この方法において、上記緩和を行うステップが、本発明の「第4のステップ」に対応する。
(変形例7)
上記各実施形態において、基板70はレーザースクライブ加工されたものであるが、スクライブの手法はこれに限定されず、例えば刃状のスクライバーで基板70の表面にスクライブ加工を行ったものであってもよい。
(変形例8)
上記各実施形態は、TFT液晶パネルの製造過程における石英基板である基板70を分割するものであるが、本発明はこの他にも様々な基板の分割に適用することができる。具体的には、TFD(Thin Film Diode)液晶パネル、STN(Super Twisted Nematic)液晶パネル等の各種液晶パネルの製造過程における基板、有機EL(Electro Luminescence)装置の製造過程における基板、半導体基板、インクジェットヘッドが形成されたシリコン基板、光デバイス等の各種MEMS(Micro Electro-Mechanical Systems)デバイスの製造過程における基板等の分割に適用することができる。
これらの基板の材質は、スクライブ加工が可能で、引張力または曲げモーメントの印加によって分割可能なものであれば何でもよく、例えば石英基板の他に、シリコン基板、ソーダガラス、無アルカリガラス等に幅広く適用することができる。
基板分割装置を構成要素に分離して描いた斜視図。 基板分割装置の斜視図。 第1の実施形態の基板分割方法を説明するための基板分割装置の側断面図。 第2の実施形態の基板分割方法を説明するための基板分割装置の側断面図。 第3の実施形態の基板分割方法を説明するための基板分割装置の側断面図。 第4の実施形態の基板分割方法を説明するための基板分割装置の側断面図。 第5の実施形態の基板分割方法を説明するための基板分割装置の側断面図。
符号の説明
1,2,3…基板分割装置、10…リング、20…「基板載置部」としてのシート、30…基部、31…流体注入口、40…チップ保持機構、50…剛体、60…押さえ部材、70…基板、71…素子基板、72…対向基板、75…チップ、80…容器。

Claims (16)

  1. 基板載置部を有する基板分割装置を用いて、スクライブ加工された基板をチップに分割する基板分割方法であって、
    前記基板載置部に前記基板を密着させる第1のステップと、
    前記基板載置部を、該基板載置部の中央部から外縁部に向かう方向に延伸させることにより、前記基板に引張力を印加する第2のステップと、
    前記基板載置部の少なくとも一部を変位させて湾曲させることにより、前記基板に曲げモーメントを印加する第3のステップと
    を有することを特徴とする基板分割方法。
  2. 請求項1に記載の基板分割方法であって、
    前記第3のステップは、前記基板載置部のうち、前記基板の略中央部に相当する部位を最も大きく変位させ、前記基板の外縁部に近い部位ほど変位量が小さくなるように変位させて湾曲させるステップであることを特徴とする基板分割方法。
  3. 請求項1または2に記載の基板分割方法であって、
    前記第3のステップは、前記基板載置部を、前記基板が密着された面が凸面となるように湾曲させるステップであることを特徴とする基板分割方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記基板載置部は、弾性を有するシートであることを特徴とする基板分割方法。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記基板載置部は、前記基板に含まれる前記チップのいずれかを保持可能な複数のチップ保持機構を含み、
    前記第3のステップは、前記チップ保持機構を互いに異なる角度に変位させるステップを含むことを特徴とする基板分割方法。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記第1のステップは、前記基板載置部が有する粘着性を利用して前記基板を密着させるステップであることを特徴とする基板分割方法。
  7. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記第1のステップは、前記基板載置部を前記基板の帯電極性と逆の極性に帯電させるステップをさらに有し、静電気力を利用して前記基板を密着させるステップであることを特徴とする基板分割方法。
  8. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記第2のステップと前記第3のステップとを同時に行うことを特徴とする基板分割方法。
  9. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記基板分割装置は、前記基板載置部を壁面に有する、流体を密閉可能な容器を備え、
    前記第3のステップは、密閉した前記容器に、該容器の外部の気圧より大きな圧力で流体を充填させることによって前記基板載置部を湾曲させるステップを含むことを特徴とする基板分割方法。
  10. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記基板分割装置は、前記基板載置部を壁面に有する、流体を密閉可能な容器を備え、
    前記第3のステップは、密閉した前記容器の内部の圧力を、該容器の外部の気圧より小さくすることによって前記基板載置部を湾曲させるステップを含むことを特徴とする基板分割方法。
  11. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記第3のステップは、前記基板載置部の、前記基板が密着された面と反対側の面に、凸面を有する剛体の前記凸面を押し当てることによって前記基板載置部を湾曲させるステップを含むことを特徴とする基板分割方法。
  12. 請求項1から3のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記第3のステップは、前記基板載置部の湾曲形状に略対応した凹面を有する押さえ部材によって前記基板を押さえるステップを含むことを特徴とする基板分割方法。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の基板分割方法であって、
    前記基板載置部の湾曲を緩和させる第4のステップを有し、
    前記第4のステップの後に、前記第3のステップおよび前記第4のステップをこの順に一回以上繰り返すことを特徴とする基板分割方法。
  14. 基板を密着させることが可能な、少なくとも一部が弾性を有する基板載置部と、
    前記基板載置部を、該基板載置部の中心から外縁部に向かう方向に延伸させる延伸機構と、
    前記基板載置部を壁面に有する、流体を密閉可能な容器と
    を備え、
    前記基板載置部に密着された基板に対し、前記延伸によって引張力を印加可能であるとともに、前記容器に、該容器の外部の気圧と異なる圧力で流体を充填させて前記基板載置部を湾曲させることによって前記基板に曲げモーメントを印加可能であることを特徴とする基板分割装置。
  15. 基板を密着させることが可能な、少なくとも一部が弾性を有する基板載置部と、
    前記基板載置部を、該基板載置部の中心から外縁部に向かう方向に延伸させる延伸機構と、
    前記基板載置部を押圧可能な、凸面を有する剛体と
    を備え、
    前記基板載置部に密着された基板に対し、前記延伸によって引張力を印加可能であるとともに、前記基板載置部の、前記基板が密着された面と反対側の面に前記剛体の前記凸面を押し当てて前記基板載置部を湾曲させることによって前記基板に曲げモーメントを印加可能であることを特徴とする基板分割装置。
  16. 請求項14または15に記載の基板分割装置であって、
    前記基板載置部の前記湾曲の形状に略対応した凹面を有する押さえ部材を備えることを特徴とする基板分割装置。
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