JP2007022531A - エアバッグ用ガス発生器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数個のガス放出口(8)を有する側筒(1b)と該側筒(1b)の端部を上蓋(1a)及び下蓋(2a)で閉鎖することにより形成されたハウジング(3)の内側には、中央から径方向外側に向けて点火器(30),ガス発生剤(6),冷却・フィルタ部材(7)が順次配置されると共に、前記ガス放出口(8)を内側から覆う金属箔(9)が前記側筒(1b)の内壁面に貼着されてなるエアバッグ用ガス発生器であって、前記冷却・フィルタ部材(7)の一方端をシールするためのフィルタシール部材(25)がハウジング(3)に圧入され、該フィルタシール部材(25)は、前記冷却・フィルタ部材(7)の内径側において下蓋(2a)側に折れ曲がって該下蓋(2a)に当接し、該フィルタシール部材(25)がハウジング(3)内で弾性的に保持されてなることを特徴とする。
【選択図】図7
Description
(3) 上記(1)又は(2)の発明においては、フィルタシール部材における冷却・フィルタ部材の内径側において下蓋側に折り曲げられた部分がフック状に形成されており、該フック状に形成された部分の先端を下蓋に当接せしめて、フィルタシール部材がハウジング内で弾性的に保持される様にすることが好ましい。これにより、ガス発生器の組立終了後の段階で、フック状の折れ曲がり部分に生じる垂直上向きの弾性反力の作用を受けて、フィルタシール部材が冷却・フィルタ部材の端面により強く密着させられる状態となるので、スラグ流出防止効果は一層顕著となる。
次に、図7に示す本発明の第1実施形態に係るガス発生器の特徴的な構成は、図6に示したガス発生器の構成の内、下蓋2a側のバイパス防止部材16とガス発生剤用カバー部材とが一体化された部材で構成した点にある。即ち、断面L字形の下側バイパス防止部材16の下蓋2aに接する面が内側に延長され、更に立ち上がって中央筒40の外面の圧接バリ11aに当接する様に一体化してフィルタシール部材25としたものである。このようなフィルタシール部材25はリング状をしており、その断面は、図7に示されるように、冷却・フィルタ部材7の下端側の内周面に接する第1直線部50aと、該第1直線部50aと一端側が接続されて下蓋2aの内面に接する第2直線部50bと、該第2直線部50bの他端側から上蓋1a側へ向け立ち上がっている立ち上がり部50cと、該立ち上がり部50cの上端から中央筒40の外周面へ向け張り出している張出部50dを有している。そして、張出部50dの先端は、前記中央筒40に対するフィルタシール部材25の挿入を容易にするために、前記中央筒40の外周面に沿って、折り返し部が設けられている。このようなフィルタシール部材25は前記中央筒40の外周面に対して圧入されている。
次に、図8は、図1〜図7と同様、1筒型の摩擦圧接型ハウジング構造のガス発生器を示す要部断面模式図であり、構成上の特徴の一つは、図1〜図7で冷却・フィルタ部材7の両端部内面と上蓋1a,下蓋2aの内面に当接して配置されていたバイパス防止部材15,16が存在しない代わりに、冷却・フィルタ部材7の端部をシールするために、ハウジング3に圧入されたフィルタシール部材25が、冷却・フィルタ部材7の内径側において下蓋2a側に折れ曲がって該下蓋2aに当接し、フィルタシール部材25をハウジング3内で弾性的に保持せしめた点にある。
図9は、図8に示すガス発生器の構成の内、フィルタシール部材25における冷却・フィルタ部材7の内径側において下蓋側に折り曲げられた部分25cをフック状に形成すると共に、このフック部25cの先端を下蓋2aに当接せしめ、フィルタシール部材25がハウジング内で弾性的に保持される様に配置したものの例を示している。フィルタシール部材25の内径側の折り曲げれたフック部25cの形状は、図10(a)に示す様に、ガス発生器の組立前は脚部25dの最高位置は冷却・フィルタ部材7の下端に略一致しており、組立終了後は同図(b)に示す様に脚部25dが上側に押し上げられて脚部25dの最高位置が冷却・フィルタ部材7の下端よりも上方に位置する様に構成されている。従って、組立終了後のガス発生器では、フック状の折れ曲がり部分に生じる垂直上向きの弾性反力の作用を受けて、フィルタシール部材25が冷却・フィルタ部材7の端面に、より強く密着させられる状態となっており、その面シール性能の向上により、スラグ流出防止効果は一層顕著となる。
図11は、図6,図7と同様、2筒型の摩擦圧接型ハウジング構造のガス発生器であり、バイパス防止部材としてフィルタシール部材26を採用している他は、構成上の差異はなく、特に図7に対応した図といえる。即ち、図11に示すガス発生器の特徴的な構成は、フィルタシール部材26が、図8における下蓋2a側のフィルタシール部材25と図6におけるガス発生剤用カバー部材17とを一体化した部材で構成されている点にある。換言すると、フィルタシール部材26が下蓋2aに沿って内径側に延在し、その延在する部分の内側が立ち上がって中央筒40の外面に対して圧入させている。更に、下蓋2aに沿って延在する部分に切り込みが入れられて前記折れ曲がり部分26aが形成されるが、図12(図11のBB矢視要部断面図)に示す様に、周方向に適当な間隔で折れ曲がり部分を形成すればよい。
1a 上蓋
1b 側筒
1c フィルタガイド
1d 内側側筒
2 下容器
2a 下蓋
2b 側筒
2d 内側側筒
3,33 ハウジング
5 薄膜容器
6 ガス発生剤
7 冷却・フィルタ部材
8 ガス放出口
9 金属箔
10a,10b シール部材
11a,12a,12b 圧接バリ
15,16 バイパス防止部材
25,26 フィルタシール部材
30 点火器
31 スクイブ
32 伝火薬
40 中央筒
S1 空間
Claims (6)
- 複数個のガス放出口(8)を有する側筒(1b)と該側筒(1b)の端部を上蓋(1a)及び下蓋(2a)で閉鎖することにより形成されたハウジング(3)の内側には、中央から径方向外側に向けて点火器(30),ガス発生剤(6),冷却・フィルタ部材(7)が順次配置されると共に、前記ガス放出口(8)を内側から覆う金属箔(9)が前記側筒(1b)の内壁面に貼着されてなるエアバッグ用ガス発生器であって、前記冷却・フィルタ部材(7)の一方端をシールするためのフィルタシール部材(25)がハウジング(3)に圧入され、該フィルタシール部材(25)は、前記冷却・フィルタ部材(7)の内径側において下蓋(2a)側に折れ曲がって該下蓋(2a)に当接し、該フィルタシール部材(25)がハウジング(3)内で弾性的に保持されてなることを特徴とするエアバッグ用ガス発生器。
- 前記フィルタシール部材(25)が、前記ハウジング(3)に対して圧入されたものであり、且つ該圧入される部分が前記圧接バリ(12a)で固定されたものである請求項1に記載のエアバッグ用ガス発生器。
- 前記フィルタシール部材(25)における前記冷却・フィルタ部材(7)の内径側において下蓋(2a)側に折り曲げられた部分がフック状に形成されており、該フック状に形成された部分の先端が下蓋(2a)に当接する事により、前記フィルタシール部材(25)がハウジング(3)内で弾性的に保持されたものである請求項1又は請求項2に記載のエアバッグ用ガス発生器。
- 前記ハウジング(3)が、点下器を収納するための中央筒(40)を有する2筒構造であり、
前記フィルタシール部材(25)が下蓋(2a)に沿って内径側に延在すると共に、該延在した部分に切り込みが形成されて前記折れ曲がり部分が設けられており、更に前記延在する部分の先端部は内側に立ち上がって、前記中央筒(40)の外周面に圧入されたものである請求項3に記載のエアバッグ用ガス発生器。 - 前記側筒(1b)が、前記中央筒(40)の周囲にガス発生剤を収納するための空間を形成するものであり、
前記上蓋(1a)が、前記中央筒(40)の上端部を閉塞するものであり、
前記下蓋(2a)が、前記中央筒(40)の下端部に取り付けられて前記中央筒(40)を閉塞するものであり、
前記冷却・フィルタ部材(7)が、発生したガスを冷却、且つ、ガス中のスラグを除去するために前記上蓋(1a)、下蓋(2a)及び中央筒(40)とによって閉鎖されたガス発生剤収納空間内の前記複数個のガス流出口(7)側に収納される前記側筒(1b)より小径の筒状部材であり、
前記フィルタシール部材(25)が、前記側筒(1b)の内周面と前記下蓋(2a)の内面及び前記中央筒(40)の外周面に接する部分を有して弾性的に側筒(1b)内に収納されつつ、該冷却・フィルタ部材(7)の下端を支持しながら、ガス発生剤収納空間を下蓋(2a)側から覆うリング状部材であることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグ用ガス発生器。 - エアバッグを膨張させるためのガスを放出するガス発生器であって、 複数個のガス流出口(8)を有する側筒(1b)と、該側筒(1b)の上端部を閉塞する上蓋(1a)と、該側筒(1b)の下端部に取り付けられて該側筒(1b)を閉塞する下蓋(2a)と、発生したガスを冷却、且つ、ガス中のスラグを除去するために該上蓋(1a)及び下蓋(2a)とによって閉鎖された側筒(1b)内に収納されるように、前記側筒(1b)より小径の筒状の冷却・フィルタ部材(7)と、該冷却・フィルタ部材(7)の下端を支持するために、前記側筒(1b)の内周面及び下蓋(2a)の内面に接する部分を有して弾性的に側筒(1b)内に収納されているリング状のフィルタシール部材(25)とを備えたエアバッグ用ガス発生器。
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