JP2007022175A - ハブユニット及びハブユニットの剛性調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】寿命の低下や肩乗り上げなどの性能の悪化を招くことなく、剛性を下げるハブユニットを提供する。
【解決手段】ハブユニット1の軸部11には、フランジ部12の車両アウタ側主表面に開口する形で、インロー形成部材装着用の開口部19がアキシャル方向に形成されている。軸部11に、車両アウタ側から車両インナ側へアキシャル方向に連通する開口部が形成され、ハブホイール3とは別体として形成されたインロー形成部材6の嵌合部9をハブホイール3の開口部19に圧入することにより、係合部8がハブフランジ12に密着配置される状態となり、インロー形成部材6をハブホイール3に取り付けることができる。インロー部本体7は、ハブホイール3の中心軸線17を中心として環状に形成されており、主表面18からアキシャル方向の車両アウタ側へ突出するように取り付けられる。
【選択図】図1
【解決手段】ハブユニット1の軸部11には、フランジ部12の車両アウタ側主表面に開口する形で、インロー形成部材装着用の開口部19がアキシャル方向に形成されている。軸部11に、車両アウタ側から車両インナ側へアキシャル方向に連通する開口部が形成され、ハブホイール3とは別体として形成されたインロー形成部材6の嵌合部9をハブホイール3の開口部19に圧入することにより、係合部8がハブフランジ12に密着配置される状態となり、インロー形成部材6をハブホイール3に取り付けることができる。インロー部本体7は、ハブホイール3の中心軸線17を中心として環状に形成されており、主表面18からアキシャル方向の車両アウタ側へ突出するように取り付けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の車輪が取り付けられるハブユニット及びハブユニットの剛性調整方法に関する。
自動車用第3世代ハブユニットにおいて、従来は、操舵応答性を高めるため高剛性が求められてきた。そこで、ハブユニットの剛性を高める方向で開発が進められてきた。
しかし、前後輪の軸受装置の剛性が等しくなるように高めているため、操舵時に自動車の姿勢を確保し難いという問題があり、また近年の市場ニーズでは、マイルドな操作性が要求される傾向にあり、剛性を下げることが求められるようになってきている。特許文献1においては、転動体の中心間距離を小さくして転動体の接触角を小さくすることによって前輪側軸受装置の剛性を後輪側軸受装置の剛性より小さくしている。
しかしながら、ハブユニットの剛性を下げると、ハブユニットの寿命低下や肩乗り上げ(軌道からの離脱による内外輪の肩部への転動体の乗り上げ)しやすくなる等の排反事象が伴うという問題点があった。そこで、本発明の課題は、寿命の低下や肩乗り上げなどの性能の悪化を招くことなく、剛性を下げるハブユニットを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のハブユニットは、
車体側に非回転に取り付けられる外輪部材と、この外輪部材と同心に配置されるとともに外輪部材に転動体を介して軸心回りに回転自在に設けられ車両の車輪が取り付けられて一体回転するハブホイールとを備えるハブユニットであって、
ハブホイールは、筒状のハブホイール本体と、該ハブホイール本体の外周面の車両アウタ側の端部にて、該ハブホイール本体の端面と面一となる形でラジアル方向に突出するフランジ部とを有し、ハブホイール本体には、フランジ部の車両アウタ側主表面に開口する形で、インロー形成部材装着用の開口部がアキシャル方向に形成され、
ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールをハブホイールの中心軸線に対して同心位置決めするための筒状のインロー部本体と、該インロー部の車両インナ側端部からラジアル方向内側に突出して設けられフランジ部の車両アウタ側主表面に密着配置される係合部と、該係合部の内周縁から車両インナ側アキシャル方向に突出する嵌合部とが一体化されたインロー形成部材が、ハブホイール本体の開口部内周面に嵌合部にて直接嵌合する形で取り付けられたことを特徴とする。
車体側に非回転に取り付けられる外輪部材と、この外輪部材と同心に配置されるとともに外輪部材に転動体を介して軸心回りに回転自在に設けられ車両の車輪が取り付けられて一体回転するハブホイールとを備えるハブユニットであって、
ハブホイールは、筒状のハブホイール本体と、該ハブホイール本体の外周面の車両アウタ側の端部にて、該ハブホイール本体の端面と面一となる形でラジアル方向に突出するフランジ部とを有し、ハブホイール本体には、フランジ部の車両アウタ側主表面に開口する形で、インロー形成部材装着用の開口部がアキシャル方向に形成され、
ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールをハブホイールの中心軸線に対して同心位置決めするための筒状のインロー部本体と、該インロー部の車両インナ側端部からラジアル方向内側に突出して設けられフランジ部の車両アウタ側主表面に密着配置される係合部と、該係合部の内周縁から車両インナ側アキシャル方向に突出する嵌合部とが一体化されたインロー形成部材が、ハブホイール本体の開口部内周面に嵌合部にて直接嵌合する形で取り付けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、ハブホイール本体には、フランジ部の車両アウタ側主表面に開口する形で、インロー形成部材装着用の開口部がアキシャル方向に形成されていることから、ハブユニットの剛性を下げることができる。ハブフランジの肉厚を薄くしたり、転動体の中心間距離を変えたりするのではないため、ハブユニットの寿命の低下や肩乗り上げなどの問題を生じにくい。インロー形成部材が、ハブホイールとは、別体として形成されるため、ハブホイールに鍛造等によって一体としてインローを形成するよりも製造が容易であり、製造コストを低減することができる。そして、ハブホイールとは別体として形成されたインロー形成部材が、ハブホイール本体の開口部内周面に嵌合部にて直接嵌合する形で取り付けられているため、インロー形成部材がハブホイールに固定され、筒状のインロー部本体によってブレーキディスクロータ及びタイヤホイールをハブホイールの中心軸線に対して同心位置決めして、ハブユニットに取り付けることができる。
上記構成のインロー形成部材は、嵌合部が中空に形成されている。そしてインロー形成部材は、板金プレス加工により形成することができる。嵌合部が中空に形成されることから、ハブユニットの軽量化を図ることができる。インロー形成部材は、冷間加工の板金プレス加工により形成することができるため、製造コストを抑えることができる。
さらにインロー形成部材のインロー本体部の外周面にめっき処理を施すとよい。インロー形成部材の外周面にめっき処理を施すことにより、外周面の防食効果が得られる。これにより、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールをハブユニットに固定した後に、これらがインロー形成部材と固着することを防ぐことができる。
ハブホイール本体の開口部の内周面は、アキシャル方向における車両アウタ側の端部から車両インナ側に向けて、内径を連続的又は段階的に減ずる内径縮小面を有し、
インロー形成部材の嵌合部は、内径縮小面との嵌合部分が対応する形状の内径縮小部とされてなる構成とすることができる。
インロー形成部材の嵌合部は、内径縮小面との嵌合部分が対応する形状の内径縮小部とされてなる構成とすることができる。
ハブホイール本体部の内周面が、内径を連続的又は段階的に減ずる内径縮小面を有することから、さらなるハブホイールの軽量化を図り、剛性を下げることができる。
本発明のハブユニットの剛性調整方法は、上記ハブユニットの開口部内周面に、嵌合部のアキシャル方向の長さが異なるインロー形成部材を取り付けることにより、ハブユニットの剛性を調整する。
インロー形成部材は、ハブホイールとは別体として形成するため、嵌合部のアキシャル方向の長さの異なるインロー形成部材を作製しやすい。そして、嵌合部のアキシャル方向の長さの異なるインロー形成部材をハブホイール本体部に取り付けることにより、嵌合部とハブホイールの内周面とが直接嵌合する形であるため、インロー形成部材の嵌合部のアキシャル方向の長さがハブホイールの剛性に影響を及ぼし、ハブユニットの所望の剛性を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態におけるハブユニット1の断面図である。なお、図の右側は、車両インナ側、左側は、車両アウタ側である。図1に示すように、ハブユニット1は、転がり軸受(外輪部材)2と、この転がり軸受2と同心に配置されるハブホイール(内輪部材)3と含んで構成される。
ハブホイール3は、ハブホイール本体部である軸部11と、車輪やブレーキディスクを固定するハブフランジ12とを有している。軸部11の外周には、アンギュラ玉軸受からなる転がり軸受2が装着されている。ハブフランジ12は、ハブホイール3の外周面の車両アウタ側の端部からラジアル方向に突出して軸部11と一体として形成されている。ハブホイール3は、S55C等の機械構造用炭素鋼から熱間鍛造によって形成されている。
転がり軸受2は、軸部11の車両インナ側外周に圧入してかしめ33にて固定された回転軌道となる内輪21と、固定輪となる外輪22とを含む。また、軸部11及び内輪21に形成された内輪軌道23,24と外輪22に形成された外輪軌道25,26とに沿って転動自在に配置された2列の玉群27と、各列の玉群27を保持した冠形保持器28と、ハブフランジ12の側方において外輪22に固定して軸部11との間に介装されたシール部材29を含む。
シール部材29は、転がり軸受2の車両アウタ側端部に装着され、転がり軸受2とハブホイール3との間の環状空間内の潤滑剤が外部に漏れるのを防ぐとともに、ハブフランジ12と転がり軸受2との間から環状空間内に泥水が侵入するのを防止する。
外輪22は、S55C等の機械構造用炭素鋼の熱間鍛造製であり、外周面にボルト挿通孔31を有した外輪フランジ部30が突設され、車両インナ側に外輪インロー部35が形成されている。
外輪インロー部35にキャリア13を当接してキャリア13に対するハブユニット1の位置決めを行い、外輪フランジ部30のボルト挿通孔31にボルトを挿通して外輪22がキャリア13に固定されることにより、ハブユニット1が車体に固定される。そして転がり軸受2を介して車輪が車体に対して回転自在に支持される。
ハブユニット1には、被検出部を有するセンサーロータ41がハブホイール3に圧入固定されている。また回転検出器としての磁気センサ53が備えられたカバー44が外輪22に圧入されている。カバー44は、筒状に形成された筒状部45に半径方向外側にストッパー部48が形成されている。軸線方向端面35sが、他部材の係合面として利用可能で、ストッパー部48が外輪インロー部35の軸線方向端面35sに係合する形態で、カバー44が外輪インロー部35の内周面に取り付けられている。センサーロータ41は、環状芯金42と磁性体43からなる。また磁気センサ53は、磁気検出素子52等からなる。この回転検出器によって車輪の回転速度や回転方向が検出される。
以上のように、軸線方向端面35sにカバー44の筒状部45に形成されたストッパー部48を係合させ、軸線方向端面35sをストッパー面として利用することができる。なお、ハブユニット1が取り付けられるのは、キャリア57に限られず、車体側支持部材としてのナックル等でもよい。
車両アウタ(ハブフランジ12)側の内輪は、ハブホイール3の軸部11に内輪軌道23を形成して、軸部11に一体として形成されている。また車両インナ側の内輪21は、軸部11と別体として形成されている。また、この内輪は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼から形成されている。
ハブホイール3のハブフランジ(フランジ部)12の車両アウタ側主表面18は、面一に形成され、ハブフランジ12の所定の位置にハブボルト38を挿通するための挿通孔15が形成されている。ハブホイール3の軸部11には、フランジ部の車両アウタ側主表面に開口する形で、インロー形成部材装着用の開口部19がアキシャル方向に形成されている。軸部11に、車両アウタ側から車両インナ側へアキシャル方向に連通する開口部19が形成されていることから、ハブユニット1の軽量化を図り、剛性を下げることができる。そしてハブフランジ12には、車両アウタ側主表面18に、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールのラジアル方向の取付け位置をガイドするインロー形成部材6が別体として形成されて備えられている。
図2を用いてインロー形成部材6について説明する。インロー形成部材6は、ハブホイール3と別体として、例えば、鉄、アルミニウム等により、板金プレス加工によって形成される。インロー形成部材6は、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールをハブホイールの中心軸線に対して同心位置決めするための筒状のインロー部本体7と、該インロー部本体7の車両インナ側端部からラジアル方向内側に突出して設けられハブフランジ12に重ねて配置される係合部8と、該係合部8の内周縁から車両インナ側にアキシャル方向に突出して形成され開口部19に嵌合して取り付けられる嵌合部9とを有する。つまりインロー形成部材6は、平板から深絞り加工により底付き容器状に形成されている。嵌合部9は、板金プレス加工(深絞り加工)によって中空に形成されており、ハブユニットを軽量化したり、剛性を下げたりすることができる。
そして、インロー形成部材6は、防食のために、例えば、亜鉛めっき等によりインロー本体部の外周面にめっき処理を施され、めっき層の腐食を防止するために、めっき層の表面をさらにクロメート層で覆って、ハブホイール3に取り付けられる。
板金プレス加工を冷間加工によって行いインロー形成部材6を形成するために、製造が容易であり、製造コストを低減することができる。またインロー形成部材6を別体として形成するために、めっき処理を施すことが可能であり、塗装処理を行う場合に比較して、製造コストを低減することができる。インロー形成部材6をめっき処理することにより、防食効果が得られ、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールを取り付けた後に、インロー形成部材6とこれらが固着することを防ぐことができる。
嵌合部9をハブホイール3の開口部に圧入することにより、係合部8がハブフランジ12に密着配置される状態となり、インロー形成部材6はハブホイール3に取り付けられる。インロー部本体7は、ハブホイール3の中心軸線17を中心として環状に形成されており、主表面18からアキシャル方向の車両アウタ側へ突出するように取り付けられている。
そしてインロー部本体7にブレーキディスクロータ及びタイヤホイールを嵌合させることにより、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールをハブフランジ12に対して同心位置決めすることができる。ハブホイール3の挿通孔15に挿通された複数本のハブボルトが、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールに形成されたそれぞれの取付け孔に挿通され、複数個のハブナットがそれぞれのハブボルト38にねじ込まれて、タイヤホイールがブレーキディスクロータとともに、ハブホイール3に固定される。つまりハブフランジ12には、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールが固定されて、ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールとハブホイール3とが一体として回転する。
インロー形成部材6は、嵌合部9の係合面8から突出した長さが異なるように形成することもできる。つまり図3に示すように、嵌合部9を長く形成して開口部に圧入してもよい。このように、嵌合部9のアキシャル方向の長さを長く形成することにより、剛性を上げ、或いは、嵌合部9を短く形成することにより、剛性を下げることができる。つまり、インロー形成部材6をハブホイール3とは別体として形成することにより、容易に嵌合部9のアキシャル方向の長さが異なるインロー形成部材6を形成することができる。そして、嵌合部9は、開口部19に直接嵌合するため、嵌合部9の長さによって、ハブユニット1の剛性を調整することができる。さらに、インロー形成部材6の厚さを変化させることにより剛性を調整することもできる。
またハブホイール3の軸部11の開口部19の内周面19aは、アキシャル方向における車両アウタ側の端部から車両インナ側に向けて、内径を連続的又は段階的に減ずる内径縮小面を有するように形成することもできる。図4にハブホイール1の開口部11の内周面19aが車両アウタ側の端部から車両インナ側に向けて、内径縮小面19bとして階段状に形成された実施例を示す。ハブホイール3の開口部19は、車両アウタ側端部から階段状に形成され、これと連続的に一定の内径で車両インナ側へ連通して形成されている。インロー形成部材6は、階段状に形成された内径縮小面19bとの嵌合部分が対応する形状の内径縮小部9aとして形成されて、ハブホイール3の内周面19aに嵌合されている。このように構成することにより、ハブユニット1を軽量化することができるとともに、剛性を下げることができる。
図5にハブホイール3の開口部19の内周面19aが車両アウタ側の端部から車両インナ側に向けて、内径縮小面19cとしてテーパ状に形成された実施例を示す。ハブホイール3の開口部19は、車両アウタ側端部からテーパ状にテーパ面(内径縮小面)19c形成され、テーパ面19cから連続的に一定の内径で車両インナ側へ連通して形成されている。インロー形成部材6は、テーパ状に形成された内径縮小面19cとの嵌合部分が対応する形状の内径縮小部9bとして形成されて、ハブホイール3の内周面に嵌合されている。このように構成することにより、ハブユニット1を軽量化することができるとともに、剛性を下げることができる。
以上のようにハブホイール本体には、フランジ部12の車両アウタ側主表面に開口する形で、インロー形成部材装着用の開口部19がアキシャル方向に形成されていることから、ハブユニット1の剛性を下げることができる。インロー形成部材6が、ハブホイール3とは、別体として形成されるため、ハブホイール3に鍛造等によって一体としてインローを形成するよりも製造が容易であり、製造コストを低減することができる。そして開口部19及びインロー形成部材6の形状を変化させることにより、ハブユニット1の剛性を調整することができる。
1 ハブユニット
2 転がり軸受(外輪部材)
3 ハブホイール(内輪部材)
6 インロー形成部材
7 インロー部本体7
8 係合部
9 嵌合部
9a 内径縮小部
9b 内径縮小部
11 軸部
12 ハブフランジ(フランジ部)
18 主表面
19 開口部
19a 内周面
19b 内径縮小面
19c 内径縮小面(テーパ面)
21 内輪
22 外輪
2 転がり軸受(外輪部材)
3 ハブホイール(内輪部材)
6 インロー形成部材
7 インロー部本体7
8 係合部
9 嵌合部
9a 内径縮小部
9b 内径縮小部
11 軸部
12 ハブフランジ(フランジ部)
18 主表面
19 開口部
19a 内周面
19b 内径縮小面
19c 内径縮小面(テーパ面)
21 内輪
22 外輪
Claims (6)
- 車体側に非回転に取り付けられる外輪部材と、この外輪部材と同心に配置されるとともに前記外輪部材に転動体を介して軸心回りに回転自在に設けられ車両の車輪が取り付けられて一体回転するハブホイールとを備えるハブユニットであって、
前記ハブホイールは、筒状のハブホイール本体と、該ハブホイール本体の外周面の車両アウタ側の端部にて、該ハブホイール本体の端面と面一となる形でラジアル方向に突出するフランジ部とを有し、前記ハブホイール本体には、前記フランジ部の車両アウタ側主表面に開口する形で、インロー形成部材装着用の開口部がアキシャル方向に形成され、
ブレーキディスクロータ及びタイヤホイールを前記ハブホイールの中心軸線に対して同心位置決めするための筒状のインロー部本体と、該インロー部の車両インナ側端部からラジアル方向内側に突出して設けられ前記フランジ部の車両アウタ側主表面に密着配置される係合部と、該係合部の内周縁から車両インナ側アキシャル方向に突出する嵌合部とが一体化されたインロー形成部材が、前記ハブホイール本体の前記開口部内周面に前記嵌合部にて直接嵌合する形で取り付けられたことを特徴とするハブユニット。 - 前記インロー形成部材は、前記嵌合部が中空に形成された請求項1に記載のハブユニット。
- 前記インロー形成部材は、板金プレス加工により形成された請求項2に記載のハブユニット。
- 前記インロー形成部材は、前記インロー本体部の外周面にめっき処理が施された請求項1ないし3のいずれか1項に記載のハブユニット。
- 前記ハブホイール本体の前記開口部の内周面は、アキシャル方向における前記車両アウタ側の端部から前記車両インナ側に向けて、内径を連続的又は段階的に減ずる内径縮小面を有し、
前記インロー形成部材の前記嵌合部は、前記内径縮小面との嵌合部分が対応する形状の内径縮小部とされてなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載のハブユニット。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のハブユニットの前記開口部内周面に、前記嵌合部のアキシャル方向の長さが異なる前記インロー形成部材を取り付けることにより、前記ハブユニットの剛性を調整するハブユニットの剛性調整方法。
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- 2005-07-13 JP JP2005203970A patent/JP2007022175A/ja active Pending
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