JP2007022063A - プラスチック製ダンボールの溶着装置及びプラスチック製ダンボール製品の製造方法 - Google Patents

プラスチック製ダンボールの溶着装置及びプラスチック製ダンボール製品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラスチック製ダンボールの接合部分が、白化を起こしたり、変形してしまって平面性が損なわれることがなく、プラスチックダンボールを精度良く接合することが可能なプラスチック製ダンボールの溶着装置及びプラスチック製ダンボール製品の製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボールを溶着するためのプラスチック製ダンボールの溶着装置において、前記プラスチック製ダンボールの表面に加熱用接触子を押圧して加熱することにより、プラスチック製ダンボールを溶融させ、当該プラスチック製ダンボールと他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材とを溶着させる溶着手段を備えるように構成して課題を解決した。
【選択図】図1

Description

この発明は、表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボール同士を、積層した状態で溶着するために使用するプラスチック製ダンボールの溶着装置及びプラスチック製ダンボール製品の製造方法に関し、特にプラスチック製ダンボールを用いてプラスチック製のダンボール箱を製造する際などに用いられるプラスチック製ダンボールの溶着装置及びプラスチック製ダンボール製品の製造方法に関するものである。
特開平8−283433号公報 特開2000−176310号公報
従来、この種のプラスチック製ダンボールを用いて製造されたプラスチック製のダンボール箱は、埃や塵等によって汚損され難く清浄であり、また耐水性を有するなど、紙製のダンボール箱に比べて優れた点が多く、工業製品や食料品、あるいは日用品などの収納保管や運搬などに広く使用されている。
ところで、上記プラスチック製のダンボール箱は、プラスチック製ダンボールを所定の形状に裁断して、箱体状に折り曲げた後、当該プラスチック製ダンボールの接合代どうしを、所定の接合手段で接合することによって製造される。
その際、上記プラスチック製ダンボールの接合代どうしを接合する接合技術としては、例えば、特開平8−283433号公報に開示されているように、プラスチック製ダンボールに超音波を印加して摩擦熱を発生させて溶融接合するものや、特開2000−176310号公報に開示されているように、熱可塑性を有する合成樹脂からなるプラスチック製ダンボールを、加熱溶融させて接合する技術などが既に提案されている。
上記特開平8−283433号公報に係るプラスチック段ボール箱体は、型抜きしたプラスチック段ボールシートを組み立て箱体としたものであって、該箱体の構成部材をすべてポリオレフィン系の同一素材で統一すると共に、該素材間の結合を溶着によって実行したものであり、溶着手段として、超音波を使用している。
また、上記特開2000−176310号公報に係るプラスチック段ボールの接合方法は、接合面を加熱するための熱板が、接合面に接触すること以上に押し付けられないように、熱板とほぼ同じ厚みの間隔板を熱板と同一平面の熱板の近傍に設け、該熱板と間隔板を接合面の間に挟み込んで、熱板の熱で接合面を溶かした後、熱板と間隔板を取り除き、次に接合面を密着させて、段ボール相互を熱溶着で接合するように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平8−283433号公報に係るプラスチック段ボール箱体の場合には、プラスチック段ボールシートを溶着する溶着手段として、超音波を使用したものであるが、超音波を用いてプラスチック段ボールシート同士を溶着すると、超音波によって溶着するプラスチック段ボールシートの溶着部近傍が、超音波振動に起因した擦れによって白くなってしまう、所謂”白化”を起こしてしまい、外観が低下するという問題点を有していた。
また、上記特開2000−176310号公報に係るプラスチック段ボールの接合方法の場合には、プラスチック段ボールの接合面の間に、熱板と間隔板を挟み込んで、熱板の熱で接合面を溶かした後、熱板と間隔板を取り除き、次に接合面を密着させて、段ボール相互を熱溶着で接合するように構成したものであり、接合面が内側に位置するため、確かに外部から接合部が見えないものの、プラスチック段ボールの接合面を熱で溶融する際に、プラスチック段ボールが比較的広い面積にわたって加熱されるため、プラスチック段ボールが熱によって変形してしまって平面性が損なわれ、製造されるプラスチック段ボール箱の外観が低下してしまうという問題点を有していた。また、上記プラスチック段ボールの接合方法によって製造されたプラスチック製の段ボール箱に、精度を要求される工業製品などを収納する場合には、プラスチック段ボールの変形によって、工業製品などを精度良く収納することができないという問題点をも有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、プラスチック製ダンボールの接合部分が、白化を起こしたり、変形してしまって平面性が損なわれることがなく、プラスチックダンボールを精度良く接合することが可能なプラスチック製ダンボールの溶着装置及びプラスチック製ダンボール製品の製造方法を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボールを溶着するためのプラスチック製ダンボールの溶着装置において、
前記プラスチック製ダンボールの表面に加熱用接触子を押圧して加熱することにより、プラスチック製ダンボールを溶融させ、当該プラスチック製ダンボールと他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材とを溶着させる溶着手段を備えたことを特徴とするプラスチック製ダンボールの溶着装置である。
また、請求項2に記載された発明は、表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボール同士を、積層した状態で溶着するプラスチック製ダンボールの溶着装置において、
積層した状態で固定された2枚の前記プラスチック製ダンボールを、一方のプラスチック製ダンボールの表面に加熱用接触子を押圧して加熱することにより、当該一方のプラスチック製ダンボールの表面に位置するプラスチック製平板を溶融貫通させるとともに、前記一方のプラスチック製ダンボールの裏面に位置するプラスチック製平板を溶融させて、他方のプラスチック製ダンボールの対向するプラスチック製平板と溶着させる溶着手段を備えたことを特徴とするプラスチック製ダンボールの溶着装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボール同士を、積層した状態で溶着するプラスチック製ダンボールの溶着装置において、
前記プラスチック製ダンボールを2枚積層した状態で固定するクランプ手段と、前記クランプ手段によって固定された2枚のプラスチック製ダンボールを、一方のプラスチック製ダンボールの表面に加熱用接触子を押圧して加熱することにより、当該一方のプラスチック製ダンボールの表面に位置するプラスチック製平板を溶融貫通させるとともに、前記一方のプラスチック製ダンボールの裏面に位置するプラスチック製平板を溶融させて、他方のプラスチック製ダンボールの対向するプラスチック製平板と溶着させる溶着手段と、を備えたことを特徴とするプラスチック製ダンボールの溶着装置である。
さらに、請求項4に記載された発明は、前記クランプ手段は、作業台上に載置された積層状態の2枚のプラスチック製ダンボールを上方から押圧するクランプ部材と、前記クランプ部材を上下動させる第1の駆動手段とを備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置である。
又、請求項5に記載された発明は、前記溶着手段は、所定の温度に加熱される加熱用接触子と、前記加熱用接触子を上下動させる第2の駆動手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置である。
更に、請求項6に記載された発明は、前記溶着手段は、前記加熱用接触子の先端が積層された2枚のプラスチック製ダンボールの表面に当接した状態で所定時間だけ停止させ、その後、当該加熱用接触子の先端を所定量だけ下降させることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置である。
また、請求項7に記載された発明は、前記溶着手段は、前記加熱用接触子を複数備え、前記プラスチック製ダンボールに対して、複数箇所を同時に溶着可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置である。
さらに、請求項8に記載された発明は、前記溶着手段の加熱用接触子の近傍に、当該加熱用接触子による溶着箇所に対して、冷却用のエアーを噴き付けるエアー噴付手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置である。
又、請求項9に記載された発明は、表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボールを、他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材と溶着することによって、プラスチック製ダンボール製品を製造するプラスチック製ダンボール製品の製造方法において、
前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材の表面に、加熱用接触子を押圧して加熱することにより、当該プラスチック製ダンボール又は他のプラスチック部材を溶融させる加熱溶融工程と、
前記加熱溶融工程によって前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材が貫通可能な状態となった時点で、前記加熱用接触子を所定量だけ下降させる加熱用接触子の下降工程と、
前記加熱用接触子の下降工程の後に、前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材を加熱用接触子によって加熱することにより溶融させる再加熱溶融工程とを備え、
前記プラスチック製ダンボールを、他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材と溶着することを特徴とするプラスチック製ダンボール製品の製造方法である。
更に、請求項10に記載された発明は、表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボールを、他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材と溶着することによって、プラスチック製ダンボール製品を製造するプラスチック製ダンボール製品の製造方法において、
前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材の表面に、加熱用接触子を押圧して加熱することにより、当該プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材を溶融させる加熱溶融工程と、
前記加熱溶融工程によって前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材が貫通可能な状態となった時点で、前記加熱用接触子を所定量だけ下降させる加熱用接触子の下降工程と、
前記加熱用接触子の下降工程の後に、前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材を加熱用接触子によって加熱することにより溶融させる再加熱溶融工程と、
前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材の溶着個所にエアーを吹き付けて冷却する冷却工程とを備え、
前記プラスチック製ダンボールを、他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材と溶着することを特徴とするプラスチック製ダンボール製品の製造方法である。
この発明によれば、プラスチック製ダンボールの接合部分が、白化を起こしたり、変形してしまって平面性が損なわれることがなく、プラスチックダンボールを接合することが可能なプラスチック製ダンボールの溶着装置及びプラスチック製ダンボール製品の製造方法を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を示すものである。
図2において、1はプラスチック製ダンボールの溶着装置本体を示すものであり、この溶着装置本体1は、床面上に脚部2によって立脚された円柱形状に形成されている。上記溶着装置本体1の上方中間部には、その一側面に水平方向に沿って固定台3が、細長い平板状に延設されている。この固定台3は、幅が狭く、且つ長尺に形成されており、当該固定台3の上面は、水平に形成されている。また、上記固定台3の先端部上面には、被作業物の裏面を固定する緩衝材シート4が接着等の手段によって固着されている。なお、この緩衝材シート4は、必ずしも設けなくとも良い。
また、上記プラスチック製ダンボール溶着装置本体1の上端部には、図2に示すように、上述した固定台3と平行になるように、その一側面に水平方向に沿って円筒形状又は断面矩形の筒状の作業用アーム5が延設されている。この作業用アーム5の先端部には、2枚のプラスチック製ダンボール8を積層した状態で固定するクランプ手段6と、前記クランプ手段6によって固定された2枚のプラスチック製ダンボール8を溶着させる溶着手段7とが装着されている。なお、作業者によって2枚のプラスチック製ダンボール8を積層した状態で確実に固定台3上に固定できる場合には、クランプ手段6は必ずしも必要ない。ただし、作業性等を考慮すると、クランプ手段6を設けるように構成するのが望ましい。
上記プラスチック製ダンボールの溶着装置によって溶着されるプラスチック製ダンボール8としては、特に限定されるものではなく、種々のプラスチック製ダンボール8を使用することができる。このプラスチック製ダンボール8としては、例えば、図3に示すように、表裏一対のプラスチック製平板9、10を、これらのプラスチック製平板9、10に直交するように表面に沿って一定の間隔で平行に立設された多数のリブ11により互いに連結したものが用いられる。このプラスチック製ダンボール8は、例えば、ポリプロピレン等の熱可塑性を有するプラスチックを押出し成型によって成型することで製造される。なお、上記プラスチック製ダンボール8としては、これに限定されるものではなく、図4に示すように、小さな円筒形状に形成されたリブ11を縦方向及び横方向に一定の間隔で配置したものや、図5に示すように、上下方向から略半楕円形状に膨出した形状に形成されたリブ11によって、表裏一対のプラスチック製平板9、10を連結したものなどを用いてもよいことは勿論である。
上記プラスチック製ダンボールの溶着装置は、図1及び図2に示すように、作業用アーム5の先端部に、矩形状に形成された作業部取付板12が、垂直方向に沿って溶接等により一体的に取り付けられているとともに、当該作業部取付板12には、クランプ手段6と溶着手段7とを取り付けるための取付用平板13が、4本の支柱部材14を介して、作業部取付板12と平行に取り付けられている。
また、上記取付用平板13の裏面には、図1に示すように、クランプ手段6が取り付けられている。このクランプ手段6は、クランプ17を上下動させる第1の駆動手段としての第1のエアーシリンダー15と、当該第1のエアーシリンダー15の作動杆16に取り付けられたクランプ17とから構成されている。上記第1のエアーシリンダー15は、取付用平板13の裏面にネジ止め等によって取り付けられており、図示しないホースを介して加圧エアーを供給することによって、所定量だけ作動杆16を上下方向に移動可能に構成されている。
さらに、上記クランプ17は、図1に示すように、側面形状が略クランク状に折り曲げた金属板によって形成されており、当該クランプ17の水平に折り曲げられた先端部17aは、図6に示すように、2枚のプラスチック製ダンボール8を積層した状態で、溶着手段7による溶着部を両側から押圧して固定するように、2つに分岐されている。また、上記クランプ17は、所定量(複数設定可能)だけ下降した状態で停止するか、押圧力が所定の値になったときに停止するように構成されている。
また、上記取付用平板13の表面には、図1及び図7に示すように、溶着手段7が取り付けられている。この溶着手段7は、加熱用接触子18を上下動させる駆動手段としての第2のエアーシリンダー19と、当該第2のエアーシリンダー19の作動杆20、21に他の部材を介して取り付けられた加熱用接触子18とから構成されている。上記第2のエアーシリンダー19は、取付用平板13の表面にネジ止め等によって取り付けられており、エアーホース22、23を介して加圧エアーを供給することによって、所定量だけ作動杆20、21を上下方向に移動させるとともに、所定の位置で停止するように構成されている。
さらに、上記加熱用接触子18は、図1及び図7に示すように、例えば、真鍮や銅等の熱伝導率の高い金属によって円柱形状に形成された加熱部24と、当該加熱部24の外周に被覆されたバンドヒーター等からなる円筒形状のヒーター25とから構成されている。また、上記加熱部24は、その先端部26が細い円柱形状に形成されており、当該先端部26の端面には、図8に示すように、格子状の凹凸部27が形成されている。なお、上記先端部26の端面26aは、格子状の凹凸部27に限らず、他の平行な直線状や、凹形状や凸形状など任意の形状に形成しても良く、又平坦に形成しても良い。また、上記先端部26の端面26aには、離型性を高めるため、テフロン(登録商標)等の離型剤を塗布するのが望ましい。
また、上記加熱部24の先端部26は、図1に示すように、円柱形状に形成しても勿論よいが、当該先端部26を円柱形状に形成した場合には、後述するように、図15等に示す如く、加熱部24の先端部26によって、プラスチック製ダンボール8の表面に位置する平板9が、円形状に破断されてしまい、溶着部の外観が低下するとともに、プラスチック製ダンボール8の中空層に液体等の異物が侵入する虞れがある。
そこで、上記加熱部24の先端部26は、図34(a)〜(c)に示すように、別体の溶着用熱ピン90として交換可能に構成し、当該溶着用熱ピン90の先端をテーパ状に細く形成するのが望ましい。この溶着用熱ピン90は、プラスチック製ダンボール8の厚みに応じて、複数種類だけ用意されており、当該溶着用熱ピン90は、本体側の加熱部24の先端部26にネジ止めする基端側のナット状の螺着部91と、中間の円柱状部92と、先端側のテーパ部93とから構成されている。上記先端側のテーパ部93は、プラスチック製ダンボール8の厚みに応じて、長さが種々設定されており、その先端面94には、十字形状の凹溝95が形成されていて、プラスチック製ダンボール8への熱伝導を効率良く行ないつつ、図35に示すように、プラスチック製ダンボール8同士を円形状に破断せずに確実に溶着することが可能となっている。
なお、上記テーパ状の溶着用熱ピン90は、加熱部24の先端部26と一体的に構成しても良いことは勿論である。また、図34(d)に示す溶着用熱ピン90は、プラスチック製ダンボール8の厚みを問わないフリーサイズとなっている。
また、上記加熱部24の上端部は、図1及び図7に示すように、円筒形状に形成された連結部材28を介して、断熱材29に連結されているとともに、当該断熱材29は、正面逆T字形状に形成された連結部材30を介して、第2のエアーシリンダー19の作動杆20、21に取り付けられた移動部材31に連結されている。上記連結部材30は、第2のエアーシリンダー19の作動杆20、21の下端部に取り付けられた移動部材31に対して、高さ方向の位置がネジ等によって調節可能となるように連結されている。
さらに、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置は、図1に示すように、クランプ17にエアー噴射用のノズル41が取り付けられており、当該エアー噴射用のノズル41から所定のタイミングでエアーを溶着位置に噴射するように構成されている。なお、上記エアー噴射用のノズル41から噴射するエアーとしては、エアーシリンダーを駆動するための加圧エアーを使用することができ、装置の構成を簡略化することが可能となっている。
以上の構成において、この実施の形態に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置では、次のようにして、プラスチック製ダンボールの接合部分が、白化を起こしたり、変形してしまって平面性が損なわれることがなく、プラスチックダンボールを精度良く接合することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置では、図9乃至図11に示すように、予め、ダンボール箱30を組み立て可能な所定の平面形状に裁断されたプラスチック製ダンボール8を、所定の箱体状に折り曲げて、プラスチック製のダンボール箱30を組み立てる。そして、上記プラスチック製のダンボール箱30の接合代である側面を形成するプラスチック製ダンボール8の長方形状の片31と、同じく接合代である側面を形成するプラスチック製ダンボール8の略正方形状の片32、32とを、互いに重ね併せた状態で接合するようになっている。
次に、上記プラスチック製ダンボール箱30の2枚の長方形状片31と略正方形状片32とを積層した状態で、図12に示すように、プラスチック製ダンボールの溶着装置本体1の作業台3上に載置する。その後、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、図12に示すように、第1のエアーシリンダー15を作動させて、クランプ17を所定量だけ下降させることにより、作業台3の緩衝材シート4上に載置された積層状態の2枚のプラスチック製ダンボール8の長方形状片31と略正方形状片32を、上方からクランプ17によって押さえる動作が行われる。
その後、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、図13に示すように、積層状態の長方形状片31と略正方形状片32を上方からクランプ17によって押さえた状態で、第2のエアーシリンダー19を作動させて、加熱用接触子18を所定量だけ下降させ、当該加熱用接触子18の先端26を、積層状態の長方形状片31と略正方形状片32のうち、表面に位置する長方形状片31のプラスチック製ダンボール8の平板9に当接させる。なお、上記加熱用接触子18は、予め、円筒形状のヒーター25によって所定の温度(例えば、200〜350℃)に加熱されている。
すると、上記表面に位置する長方形状片31のプラスチック製ダンボール8の平板9は、図14に示すように、加熱用接触子18の熱によって溶融されるとともに、当該加熱用接触子18の押圧力によって、溶融したプラスチック製ダンボール8の平板9が、加熱用接触子18と同一形状に破断され、図15及び図16に示すように、当該加熱用接触子18の先端面26aに付着した状態で下降する。
次に、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、図15に示すように、表面に位置する長方形状片31のプラスチック製ダンボール8の平板9が、加熱用接触子18の熱によって溶融破断されるとともに、当該プラスチック製ダンボール8の中間に位置するリブ11も、加熱用接触子18の熱によって溶融され、加熱用接触子18の先端26がプラスチック製ダンボール8の裏面に位置する平板10に当接する。
その際、上記加熱用接触子18には、第2のエアーシリンダー19によって所定の加圧力が加えられ、加熱用接触子18は、第2のエアーシリンダー19による所定の加圧力で下降するが、当該加熱用接触子18は、時間によって下降位置を制御するように構成しても良い。
すなわち、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、加熱用接触子18がプラスチック製ダンボール8の平板9表面に当接した状態で、当該プラスチック製ダンボール8の平板9が溶融破断するのに要する時間は、プラスチック製ダンボール8が決まれば、実験等によって知ることができるため、時間によって加熱用接触子18の下降位置を制御することも可能である。
その後、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、図17に示すように、加熱用接触子18の先端26がプラスチック製ダンボール8の裏面に位置する平板10に当接した状態で、所定時間が経過して、当該平板10が溶融することによって、裏面側に位置する略正方形状片32のプラスチック製ダンボール8の対向する(表面側に位置する)平板9と溶融固着され、積層状態の長方形状片31と略正方形状片32は、スポット状に溶着されることになる。なお、図17中、40は溶融したプラスチック製ダンボール8の溶着片を示している。
すると、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置は、加熱用接触子18を第2のエアーシリンダー19によって上方に退避させるとともに、積層状態の長方形状片31と略正方形状片32の溶着箇所にエアーノズル41からエアーを噴き付けて、冷却するようになっている。
そして、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、クランプ17を第1のエアーシリンダー15によって上方に退避させて、一箇所の溶着作業を終了する。
以下、同様に、図11に示すように、プラスチック製のダンボール箱30を構成するプラスチック製ダンボール8の所定箇所を溶着することによって、プラスチック製ダンボール箱30が製造される。
このように、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置によれば、プラスチック製ダンボールの接合部分が、白化を起こしたり、変形してしまって平面性が損なわれることがなく、プラスチックダンボールを精度良く接合することが可能となる。
なお、上記プラスチック製ダンボール8の表面は、図11に示すように、溶着位置42が円形状に窪んだ状態に変形するが、プラスチック製ダンボール8の内面は、平面状を維持しており、また、溶着位置の周囲も白化したり、歪むように変形したしりすることがなく、精度良く溶着することが可能となっている。
上記プラスチック製ダンボール8の表面の溶着跡が気になる場合には、ダンボール8表面と同色のテープを貼ることによって、目立たなくすることが可能である。
実施の形態2
図18及び図19はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記溶着手段が、加熱用接触子を複数備えており、プラスチック製ダンボールに対して、複数箇所を同時に溶着可能となるように構成されている。
すなわち、この実施の形態2に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置では、図18及び図19に示すように、作業用アーム5の先端部ではなく、中間部に溶着手段7が装着されている。この溶着手段7は、第2のエアーシリンダー19によって上下動可能となっているとともに、当該溶着手段7には、加工ヘッド部50に複数(図示例では、6個)の加熱用接触子18が2列にわたって取り付けられている。
そして、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、第2のエアーシリンダー19によって加工ヘッド部50を上下動させることによって、同時にプラスチック製ダンボール8の複数箇所を溶着することが可能となっている。
なお、図18及び図19中、51は加熱用接触子18の高さを調節する調節ネジを示している。
また、この実施の形態2では、複数箇所を溶着するため、クランプ手段が設けられていないが、クランプ手段を設けるように構成しても勿論良い。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3
図20及び図21はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、前記溶着手段が、加熱用接触子を複数備えており、プラスチック製ダンボールに対して、複数箇所を同時に溶着可能となるように構成されているとともに、溶着手段が移動手段によって水平方向に沿ってスライド自在に構成されている。
すなわち、この実施の形態3に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置では、図20に示すように、作業用アーム5の先端部ではなく、中間部に溶着手段7が装着されている。この溶着手段7は、中央部に位置が固定された第1の溶着手段7aと、当該第1の溶着手段7aの左右両側にスライド自在に取り付けられた第2及び第3の溶着手段7b、7cとを備えている。
上記第2及び第3の溶着手段7b、7cは、直線摺動用の案内装置61、62によって水平方向に沿ってスライド自在に取り付けられているとともに、当該第2及び第3の溶着手段7b、7cと対向する位置には、固定配置された作業台3以外に、これら第2及び第3の溶着手段7b、7cと共に移動する作業台63、64が配設されている。上記移動用の作業台63、64も、第2及び第3の溶着手段7b、7cと同様に、直線摺動用の案内装置61、62に対して水平方向に沿ってスライド自在に取り付けられている。
また、上記第2及び第3の溶着手段7b、7cには、図21に示すように、加工ヘッド部65、66に複数(図示例では、6個)の加熱用接触子18が取り付けられている。
そして、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、第2のエアーシリンダー19によって加工ヘッド部50、65、66を上下動させることによって、同時にプラスチック製ダンボール8の複数箇所を溶着することが可能となっている。
また、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、直線摺動用の案内装置61、62によって、第2及び第3の溶着手段7b、7cを水平方向に沿ってスライドさせ、所定の位置で停止させることによって、例えば、最小280mm、最大1000mmの幅にわたって、同時に複数箇所を溶着することが可能となっており、非常に生産性に優れたプラスチック製ダンボールの溶着装置となっている。
なお、上記第2及び第3の溶着手段7b、7cは、図示しないモーター等の駆動手段によって、所定の位置に移動させて停止可能に構成しても良いことは勿論である。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態4
図22及び図23はこの発明の実施の形態4を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態4では、プラスチック製ダンボールの溶着装置を、プラスチック製ダンボール同士の溶着のみではなく、プラスチック製ダンボールと他のプラスチック部材との溶着に使用するように構成されている。
すなわち、この実施の形態4では、図22及び図23に示すように、プラスチック製ダンボールの溶着装置を用いて製造されるプラスチック製ダンボール箱30が、その上端縁の全周にわたってプラスチック製の補強部材71を備えているともに、当該プラスチック製の補強部材71の角部には、プラスチック製ダンボール箱30を積み重ねた場合に、プラスチック製ダンボール箱30が荷崩れを起こすのを防止する荷崩防止用のコーナー部材72が取り付けられるように構成されている。
上記プラスチック製の補強部材71は、図24に示すように、プラスチック製ダンボール箱の上端部の開口形状に対応した平面矩形の枠体状に形成されており、プラスチック製ダンボール箱の上端縁に嵌合されるように、図25に示す如く、下向きに開口した幅の狭い開口部73を有している。なお、上記プラスチック製の補強部材71は、平面矩形の枠体状に形成せずに、長尺な直線状に形成し、当該プラスチック製の補強部材71を所定の長さに切断することによって、プラスチック製ダンボール箱30の4つの上端縁に嵌合するように構成しても勿論良い。
また、上記荷崩防止用のコーナー部材72は、図22及び図23に示すように、プラスチック製の補強部材71と同じ材質のプラスチックによって、二辺の長さが等しい編平面略鉤(¬)形状に形成されており、図26に示す如く、プラスチック製の補強部材71の上端縁に嵌合されるように、裏面側に下向きに開口した幅の比較的広い開口部74を有している。上記荷崩防止用のコーナー部材72の外壁75は、垂直な平面状に形成されているとともに、当該外壁75の裏面側には、内壁76が上端部寄りの所定位置から下向きの略L字形状に突設されており、外壁75と内壁76との間に開口部74が形成されている。また、上記内壁76の長さは、プラスチック製の補強部材71の幅よりも若干大きく設定されている。
そして、この荷崩防止用のコーナー部材72は、図27に示すように、プラスチック製の補強部材71の上端縁に嵌合された状態で装着された状態で、当該プラスチック製の補強部材71及びプラスチック製ダンボール箱30を構成するプラスチック製ダンボール31と一体的に固着されるように構成されている。
この実施の形態4では、上記荷崩防止用のコーナー部材72を、プラスチック製の補強部材71及びプラスチック製ダンボール箱30を構成するプラスチック製ダンボール31と一体的に固着するにあたって、プラスチック製ダンボールの溶着装置が用いられている。
上記プラスチック製ダンボールの溶着装置は、図28に示すように、プラスチック製ダンボール31の上端縁にプラスチック製の補強部材71を嵌合した状態で、更に当該プラスチック製の補強部材71の角部、あるいは交差する2本のプラスチック製補強部材71の角部に、荷崩防止用のコーナー部材72を嵌合した状態で、作業台3上に載置する。その後、上記プラスチック製ダンボールの溶着装置では、第1のエアーシリンダー15を作動させて、クランプ17を所定量だけ下降させることにより、作業台3上のプラスチック製ダンボール31とプラスチック製補強部材71と荷崩防止用のコーナー部材72とを固定し、加熱用接触子18を下降させて、溶着処理を行うようになっている。
その際、上記加熱用接触子18は、図29に示すように、荷崩防止用コーナー部材72の外壁75を貫通して、プラスチック製補強部材71の表面板77を貫通し、更にプラスチック製ダンボール31を貫通した後、同じく、プラスチック製補強部材71の裏面板78を貫通して、図30に示すように、最後に荷崩防止用コーナー部材72の内壁76の表面(内面)に到達した状態で停止される。
ただし、上記荷崩防止用コーナー部材72やプラスチック製補強部材72は、プラスチック製ダンボール31の表裏両面板9,10と比較して肉厚であるため、これら荷崩防止用コーナー部材72やプラスチック製補強部材71を、加熱用接触子18によって一度に貫通することは勿論できず、第1段階として、加熱用接触子18は、図28に示すように、荷崩防止用コーナー部材72の外壁75の表面に当接した状態で、所定時間だけ停止して、当該荷崩防止用コーナー部材72の外壁75を加熱溶融する。そして、上記荷崩防止用コーナー部材72の外壁75を所定時間だけ加熱溶融して、荷崩防止用コーナー部材72の外壁75を貫通可能な状態となった時点で、加熱用接触子18を処理量だけ下降させ、図29に示すように、プラスチック製補強部材71の表面板77に当接した状態で、所定時間だけ停止して、当該プラスチック製補強部材71を加熱溶融する。
その後、第3段階として、加熱用接触子18は、プラスチック製補強部材71の表面板77を貫通可能な状態となった時点で、加熱用接触子18を処理量だけ下降させ、プラスチック製ダンボール31の表面に当接した状態で、所定時間だけ停止して、当該プラスチック製ダンボール31の表面板9を加熱溶融する。
次に、第4段階として、加熱用接触子18は、プラスチック製ダンボール31の表面板9を貫通可能な状態となった時点で、加熱用接触子18を処理量だけ下降させ、プラスチック製ダンボール31の裏面板11に当接した状態で、所定時間だけ停止して、当該プラスチック製ダンボール31の裏面板11を加熱溶融する。
以下、同様の工程を繰り返して、加熱用接触子18は、図30に示すように、プラスチック製補強部材71の裏面78を貫通した後、荷崩防止用コーナー部材の内壁の内面に当接した状態で停止し、当該荷崩防止用コーナー部材72の内壁76を貫通することなく、上昇して溶着工程を終了する。
なお、上記プラスチック製ダンボール箱30を構成するプラスチック製ダンボール31が角部で折り返されて2枚存在する場合には、加熱用接触子18によって、前記実施の形態1と同様に、2枚のプラスチック製ダンボール31、32を貫通することは勿論である。
その結果、上記プラスチック製ダンボール箱30は、図22及び図23に示すように、プラスチック製ダンボールの溶着装置によって、荷崩防止用コーナー部材72とプラスチック製補強部材71とプラスチック製ダンボール31が一体的に溶着されて、一体的に固着され、十分な強度を有した状態で組み立てられる。
また、上記プラスチック製ダンボール箱30は、図22及び図23に示すように、荷崩防止用コーナー部材の内壁の内面までが一体的に溶着されるので、当該荷崩防止用コーナー部材72の内壁75の表面(外面)は、図31に示すように、平坦なままであり、プラスチック製ダンボール箱の内部に収容される製品を傷付けたりすることが無い。
これに対して、従来のように、図32及び図33に示すように、金属製のリベット80やプラスチックリベットを用いて、プラスチック製ダンボール箱30に荷崩防止用コーナー部材72やプラスチック製補強部材71を取りつけた場合には、これら金属製のリベット80やプラスチックリベットが、図33に示すように、荷崩防止用コーナー部材72の内面に露出してしまう。そのため、上記金属製のリベット80やプラスチックリベットによって、プラスチック製ダンボール箱30の内部に収容される製品を傷付けたりする虞れがある。
なお、上記の実施の形態4では、プラスチック製ダンボールの溶着装置の加熱用接触子18によって溶着される被溶着部材の厚さが、プラスチック製補強部材71、荷崩防止用コーナー部材72、プラスチック製ダンボール箱31と、相対的に厚いため、加熱用接触子18の先端部26が比較的長く設定されている。但し、上記加熱用接触子18の先端部26をあまり長く設定すると、加熱効率が低下するため、加熱用接触子18そのものや先端部26を太く設定したりすることにより、十分な熱量が加熱用接触子18の先端部26に供給され、当該加熱用接触子18の先端部26を効率良く所定の温度に維持可能に構成するのが望ましい。
また、図36に示す溶着用熱ピン90は、図34に示す溶着用熱ピン90と同様に交換可能となっており、しかも先端93が細長いテーパ状に形成されているとともに、その先端面には、十字形状の凹溝が形成されていて、プラスチック製ダンボール8への熱伝導を効率良く行ないつつ、プラスチック製ダンボール8同士を確実に溶着することが可能となっている。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態5
図37はこの発明の実施の形態5を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態5では、プラスチック製ダンボールの溶着装置を、プラスチック製ダンボール同士の溶着ではなく、プラスチック製ダンボールと他のプラスチック部材との溶着に使用するように構成されている。
すなわち、この実施の形態5では、図37に示すように、プラスチック製ダンボールの溶着装置を用いて製造されるプラスチック製ダンボール箱が、直方体状の所謂“箱体”ではなく、プラズマテレビの製造工程において、プラズマテレビの心臓部分である薄い平板状のプラズマパネル101を梱包して搬送するために使用されるプラスチック製ダンボールケース100からなっている。このプラスチック製ダンボールケース100は、図37に示すように、1枚の大きなプラスチック製ダンボール102を、図面の表面に位置する側が外側に位置し、図面の裏面に位置する側が内側に位置するように、プラズマパネル101の厚さに相当する間隙を介して互いに重なるように2つに折り返し、これら2つに折り返された2枚のプラスチック製ダンボール102a、102bとの間に、プラズマパネル101を挟持した状態で収容するように構成されている。なお、上記2枚のプラスチック製ダンボール102a、102bは、2つに折り返した状態で、図示しない止め具によって閉じた状態で固定されるようになっている。また、プラズマパネル101の左右方向への移動は、後述するスペーサ用のプラスチック製ダンボール106によって規制され、上下方向への移動は、上述した図示しない止め具によって移動が規制される。
上記プラズマパネル101は、文字通りプラズマテレビの心臓部分であり、プラズマテレビの製造工程において、プラズマパネル101に埃や塵、あるいは傷等が付くのは勿論のこと、プラズマパネル101の搬送工程などにおいて、プラズマパネル101が他の部材に不本意に接触したり、プラズマパネル101に曲げや圧縮等の応力が作用したりするのを確実に防止する必要がある。
この点、プラスチック製ダンボールは、その材質ゆえに高い清浄性を有し、埃や塵等による汚損を確実に防止することができるとともに、それ自体が高い剛性を有しているので、プラズマパネル自体の製造工程や、プラズマテレビの製造工程において、プラズマパネルを確実に保護した状態で梱包して搬送することができ、非常に優れた梱包体を構成することができる。
また、プラズマテレビの製造工程においては、プラズマパネルを埃や塵等による汚損から守り、しかもプラズマパネルを確実に保護した状態で梱包して搬送することが要求されるのは勿論のこと、プラズマテレビの自動化された製造工程の中、プラズマパネルの梱包作業及び梱包状態の解除を極めて容易に行える必要がある。
そこで、この実施の形態では、上記プラズマパネルを梱包するプラスチック製ダンボールケース100が、図37に示すように、1枚の大きなプラスチック製ダンボール102を、プラズマパネル101の厚さに相当する間隙を介して互いに重なるように2つに折り返し、これら2つに折り返された2枚のプラスチック製ダンボール102a、102bの間に、プラズマパネル101を挟持した状態で収容するように構成されている。
上記1枚の大きなプラスチック製ダンボール102は、図37に示すように、プレス加工等によって、予め所定の形状に裁断されるとともに、当該1枚の大きなプラスチック製ダンボール102の中央部の折り代103には、図38に示すように、所定の間隔で切り込みが入れられ、プラズマパネル101の厚さtに略相当する間隙を介して互いに重なるように2つに折り返し自在となっている。
そして、上記1枚の大きなプラスチック製ダンボール102には、当該プラスチック製ダンボール102を互いに重ねるように2つに折り返した際、表裏の2枚のプラスチック製ダンボール102a、102bを閉じるために、一方(例えば、裏面側)のプラスチック製ダンボール102bには、図40に示すように、突起部材としてのスペーサ部材104が、他方(例えば、表面側)のプラスチック製ダンボール102aには、スペーサ部材104が嵌合する穴部105がそれぞれ設けられている。
上記スペーサ部材104は、図40に示すように、プラスチック製ダンボール102bの左右両側に、プラズマパネル101の左右両端に当接して、当該プラズマパネル101を保持するために設けられたスペーサ用のプラススチック製ダンボール106とともに、プラスチック製ダンボールの溶着装置を用いてプラスチック製ダンボール102と溶着されている。スペーサ用のプラススチック製ダンボール106は、収容するプラズマパネル101の厚さtに対応して、例えば、3mm程度の厚さに設定されている。
上記プラスチック製ダンボールケース30は、図37、図39及び図40に示すように、梱包するプラズマパネル101の大きさに対応した形状に形成されている。プラズマパネル101の大きさとしては、普及型の20インチ、26インチ、32インチなどのサイズは勿論のこと、最近の大画面化に対応して、37インチ、42インチ、50インチ、あるいは65インチなど、種々のサイズのものがある。
ところで、上記スペーサ部材104としては、図41及び図42に示すように、平面略矩形状に形成されたものが用いられ、当該スペーサ部材104の表面には、台形状のフランジ部111が形成されており、当該フランジ部111には、図42(e)に示すように、スペーサ用のプラススチック製ダンボール106の表面が当接するように構成されている。なお、このスペーサ部材104では、2本の脚部112までがスペーサ用のプラスチック製ダンボール106及びプラスチック製ダンボール102bに埋設されるようになっている。また、上記2本の脚部112は、図42(d)に示すように、先端部の肉厚が薄くなるように設定することにより、溶着する際に、プラスチック製ダンボール102bと強固且つ確実に固着することができ望ましい。
また、上記スペーサ部材104の裏面には、図41及び図42に示すように、スペーサ用のプラスチック製ダンボール106と共にプラスチック製ダンボール102に溶着するため、円筒状に形成された2本の脚部112が突設されている。このスペーサ部材104は、例えば、プラスチック製ダンボールと同じ熱可塑性の合成樹脂であるポリプロピレン(PP)等によって一体成形されている。
スペーサ部材104は、図43(a)に示すように、プラスチック製ダンボール102及びスペーサ用のプラスチック製ダンボール106に予め穿設された挿通孔113、114に、当該スペーサ部材104の2本の脚部112が挿入される。
この状態で、上記スペーサ部材104は、図43(b)に示すように、プラスチック製ダンボール102の裏面側から、プラスチック製ダンボールの溶着装置の加熱用接触子90を押圧することによって、図44に示すように、スペーサ部材104の脚部112がプラスチック製ダンボール102とともに溶融され、加熱用接触子90の押圧力によってプラスチック製ダンボール102及びスペーサ用のプラスチック製ダンボール106と一体的に溶着される。なお、図44では、便宜上、スペーサ部材104の脚部112が厚肉に図示されている。
上記スペーサ部材104には、プラスチック製ダンボールケース100にプラズマパネル101を収容した状態で搬送する際に、プラズマパネル101に慣性力が作用すると、当該プラズマパネル101の重量に応じて大きな剪断力が作用するため、十分な取り付け強度を有する必要がある。
ところが、この発明の実施の形態に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いることによって、スペーサ部材104の2本の脚部112、112は、溶融されてプラスチック製ダンボール102と一体化されるため、スペーサ部材104の取り付け強度は、プラスチック製ダンボール102の破断強度乃至剪断強度と略等しい強度を得ることができる。
図45は上記スペーサ部材の変形例を示すものである。
図44に示すスペーサ部材104は、当該スペーサ部材104を小型化したものであり、細長く形成された先端部104aが、プラズマパネル101の側面に当接するように構成されている。
なお、この実施の形態5に係るプラスチック製ダンボールケース100は、プラズマパネル101を収容するものについて適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、液晶パネル等についても同様に適用することができることは勿論のこと、比較的薄型の電子機器用の半導体基板などの部品や、その他の薄型の平板状の部材を収容したり、収容した状態で搬送する際に適している。
図1はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置の要部を示す正面図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を示す構成図である。 図3はプラスチック製ダンボールを示す斜視構成図である。 図4はプラスチック製ダンボールを示す斜視構成図である。 図5はプラスチック製ダンボールを示す斜視構成図である。 図6はクランプの先端部を示す平面図である。 図7はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置の要部を示す側面図である。 図8は加熱用接触子の先端面を示す構成図である。 図9はプラスチック製ダンボールを用いてダンボール箱の組み立て方法を示す模式図である。 図10はプラスチック製ダンボールを用いてダンボール箱の組み立て方法を示す模式図である。 図11はプラスチック製ダンボールを用いてダンボール箱の組み立て方法を示す模式図である。 図12はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す正面図である。 図13はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す正面図である。 図14はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す要部断面図である。 図15はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す要部断面図である。 図16はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す正面図である。 図17はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す要部断面図である。 図18はこの発明の実施の形態2に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置の要部を示す正面図である。 図19はこの発明の実施の形態2に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置の要部を示す側面図である。 図20はこの発明の実施の形態3に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置の要部を示す正面図である。 図21はこの発明の実施の形態3に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置の要部を示す側面図である。 図22はこの発明の実施の形態4に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を適用して溶着したプラスチック製ダンボール箱を示す要部斜視図である。 図23はこの発明の実施の形態4に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を適用して溶着したプラスチック製ダンボール箱を示す要部側面図である。 図24はプラスチック製ダンボール箱を示す平面図である。 図25はプラスチック製ダンボール箱の補強部材を示す断面図である。 図26はプラスチック製ダンボール箱のコーナー部材を示す断面図である。 図27はプラスチック製ダンボール箱のコーナー部を示す断面図である。 図28はこの発明の実施の形態4に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す要部断面図である。 図29はこの発明の実施の形態4に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す要部断面図である。 図30はこの発明の実施の形態4に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す要部断面図である。 図31はプラスチック製ダンボール箱のコーナー部を示す斜視図である。 図32は従来のプラスチック製ダンボール箱のコーナー部を示す斜視図である。 図33は従来のプラスチック製ダンボール箱のコーナー部を示す斜視図である。 図34はこの発明の実施の形態に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置の先端部をそれぞれ示す構成図である。 図35はこの発明の実施の形態1に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いた溶着処理を示す要部断面図である。 図36はこの発明の実施の形態に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置の先端部をそれぞれ示す構成図である。 図37はこの発明の実施の形態5に係るプラスチック製ダンボールの溶着装置を用いたプラスチック製ダンボール箱を示す平面構成図である。 図38は図37の折り返し部を示す模式図である。 図39は図37に示すプラスチック製ダンボール箱の表面を示す平面構成図である。 図40は図37に示すプラスチック製ダンボール箱を開いた状態の表面を示す平面構成図である。 図41はスペーサ部材を示す斜視構成図である。 図42はスペーサ部材を示す構成図である。 図43はスペーサ部材の溶着工程を示す説明図である。 図44はスペーサ部材の溶着工程を示す説明図である。 図45は他のスペーサ部材を示す斜視構成図である。
符号の説明
1:プラスチック製ダンボールの溶着装置本体、2:脚部、3:作業台、5:作業用アーム、6:クランプ手段、7:溶着手段、8:プラスチック製ダンボール。

Claims (10)

  1. 表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボールを溶着するためのプラスチック製ダンボールの溶着装置において、
    前記プラスチック製ダンボールの表面に加熱用接触子を押圧して加熱することにより、プラスチック製ダンボールを溶融させ、当該プラスチック製ダンボールと他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材とを溶着させる溶着手段を備えたことを特徴とするプラスチック製ダンボールの溶着装置。
  2. 表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボール同士を、積層した状態で溶着するプラスチック製ダンボールの溶着装置において、
    積層した状態で固定された2枚の前記プラスチック製ダンボールを、一方のプラスチック製ダンボールの表面に加熱用接触子を押圧して加熱することにより、当該一方のプラスチック製ダンボールの表面に位置するプラスチック製平板を溶融貫通させるとともに、前記一方のプラスチック製ダンボールの裏面に位置するプラスチック製平板を溶融させて、他方のプラスチック製ダンボールの対向するプラスチック製平板と溶着させる溶着手段を備えたことを特徴とするプラスチック製ダンボールの溶着装置。
  3. 表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボール同士を、積層した状態で溶着するプラスチック製ダンボールの溶着装置において、
    前記プラスチック製ダンボールを2枚積層した状態で固定するクランプ手段と、前記クランプ手段によって固定された2枚のプラスチック製ダンボールを、一方のプラスチック製ダンボールの表面に加熱用接触子を押圧して加熱することにより、当該一方のプラスチック製ダンボールの表面に位置するプラスチック製平板を溶融貫通させるとともに、前記一方のプラスチック製ダンボールの裏面に位置するプラスチック製平板を溶融させて、他方のプラスチック製ダンボールの対向するプラスチック製平板と溶着させる溶着手段と、を備えたことを特徴とするプラスチック製ダンボールの溶着装置。
  4. 前記クランプ手段は、作業台上に載置された積層状態の2枚のプラスチック製ダンボールを上方から押圧するクランプ部材と、前記クランプ部材を上下動させる第1の駆動手段とを備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置。
  5. 前記溶着手段は、所定の温度に加熱される加熱用接触子と、前記加熱用接触子を上下動させる第2の駆動手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置。
  6. 前記溶着手段は、前記加熱用接触子の先端が積層された2枚のプラスチック製ダンボールの表面に当接した状態で所定時間だけ停止させ、その後、当該加熱用接触子の先端を所定量だけ下降させることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置。
  7. 前記溶着手段は、前記加熱用接触子を複数備え、前記プラスチック製ダンボールに対して、複数箇所を同時に溶着可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置。
  8. 前記溶着手段の加熱用接触子の近傍に、当該加熱用接触子による溶着箇所に対して、冷却用のエアーを噴き付けるエアー噴付手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のプラスチック製ダンボールの溶着装置。
  9. 表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボールを、他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材と溶着することによって、プラスチック製ダンボール製品を製造するプラスチック製ダンボール製品の製造方法において、
    前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材の表面に、加熱用接触子を押圧して加熱することにより、当該プラスチック製ダンボール又は他のプラスチック部材を溶融させる加熱溶融工程と、
    前記加熱溶融工程によって前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材が貫通可能な状態となった時点で、前記加熱用接触子を所定量だけ下降させる加熱用接触子の下降工程と、
    前記加熱用接触子の下降工程の後に、前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材を加熱用接触子によって加熱することにより溶融させる再加熱溶融工程とを備え、
    前記プラスチック製ダンボールを、他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材と溶着することを特徴とするプラスチック製ダンボール製品の製造方法。
  10. 表裏一対のプラスチック製平板をリブによって互いに連結したプラスチック製ダンボールを、他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材と溶着することによって、プラスチック製ダンボール製品を製造するプラスチック製ダンボール製品の製造方法において、
    前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材の表面に、加熱用接触子を押圧して加熱することにより、当該プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材を溶融させる加熱溶融工程と、
    前記加熱溶融工程によって前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材が貫通可能な状態となった時点で、前記加熱用接触子を所定量だけ下降させる加熱用接触子の下降工程と、
    前記加熱用接触子の下降工程の後に、前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材を加熱用接触子によって加熱することにより溶融させる再加熱溶融工程と、
    前記プラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材の溶着個所にエアーを吹き付けて冷却する冷却工程とを備え、
    前記プラスチック製ダンボールを、他のプラスチック製ダンボール及び/又は他のプラスチック部材と溶着することを特徴とするプラスチック製ダンボール製品の製造方法。
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