JP2007020535A - 作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単独の刈取装置用のシリンダの利用の車高調節に限定されて、左右傾斜の修正は行えないという課題。
【構成】 機体フレーム1の下方に走行装置4を設ける。走行装置4は、左右の走行フレーム6をリンク機構13により機体フレーム1に対して昇降自在に設け、左右のリンク機構13の内の一方は単独のシリンダ15により前記走行フレーム6を昇降させ、他方のリンク機構13は前記一方のリンク機構13と回転軸25により連結して単独のシリンダ15により連動するようにして左右の走行フレーム6を昇降させるように構成し、前記回転軸25の中間部には左右のリンク機構13の連動を入り切りする切替機構16を設け、前記左右の走行フレーム6のうちの前記切替機構16を介して上下する他方走行フレーム6B側には、該他方走行フレーム6B側の車高を保持する保持機構35を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作業車、特にコンバインの走行装置に係るものである。
従来、機体フレームの下方に、左右一対のクローラで構成した走行装置を設け、機体フレームの前方に刈取装置をシリンダにより上下自在に取付け、このシリンダの伸縮を利用して機体フレームを昇降させる構成は、公知である(特許文献1)。
特開2005−143323号公報
前記公知例は、単に、刈取装置用のシリンダを利用して機体フレームを昇降させるに過ぎないので、機体フレームの左右傾斜の修正は行えないという課題がある。
本願は、車体水平機構の構成および走行装置の構成を工夫して、簡素で安価な構成により、左右傾斜の修正および車高調節を行えるようにしたものである。
本発明は、機体フレーム1の下方に、左右一対の走行フレーム6に設けた複数の転輪7と駆動輪8とアイドルローラ9の夫々の外周にクローラ10を掛け回して構成した走行装置4を設け、該走行装置4は、前記左右の走行フレーム6をリンク機構13により前記機体フレーム1に対して昇降自在に設け、左右のリンク機構13の内の一方は単独のシリンダ15により前記走行フレーム6を昇降させ、他方のリンク機構13は前記一方のリンク機構13と回転軸25により連結して単独のシリンダ15により連動するようにして左右の走行フレーム6を昇降させるように構成し、前記回転軸25の中間部には左右のリンク機構13の連動を入り切りする切替機構16を設け、前記左右の走行フレーム6のうちの前記切替機構16を介して上下する他方走行フレーム6B側には、該他方走行フレーム6B側の車高を保持する保持機構35を設けた作業車としたものであり、原動機の動力を伝達して左右の駆動輪8を回転させ、左右の駆動輪8はクローラ10を回転させて機体を走行させ、切替機構16により連動を切り(クラッチ30切り)にしてシリンダ15の伸縮によりリンク機構13を作動させて一方の走行フレーム6を上下させ、走行面に対して機体フレーム1を略水平状態に保持して、左右傾斜を修正する、所謂ローリングを行う。
クラッチ30を入りにすると、左右のリンク機構13が連動するので、シリンダ15を伸縮させると、車高が上下して車高調節を行える。
車高調節を行った状態で、一方のリンク機構13(走行フレーム6)を保持機構35により固定し、クラッチ30を切りにしてシリンダ15の伸縮させると、車高調節しても他方の走行フレーム6を上下させ、走行面に対して機体フレーム1を略水平状態に保持して、左右傾斜を修正する、所謂ローリングが行える。
本発明は、保持機構35は、他方走行フレーム6Bまたは前記リンク機構13等の機体フレーム1に対して上下する部分に係合突起37を設け、該係合突起37に係合するロックプレート38を軸40により機体フレーム1に回動自在に取付けて構成した作業車としたものであり、通常、ロックプレート38は、係合突起37に対して退避し、他方走行フレーム6Bは自由に上下する。ソレノイド40によりロックプレート38が回動すると係合突起37との係合位置となり、係合突起37とロックプレート38とが係合して他方走行フレーム6Bを所定高さに保持する。
本発明は、前記係合突起37は前記リンク機構13の上部アーム36に設け、該上部アーム36は、前記係合突起37に係合するロックプレート38の係合溝42に対して係合突起37が係合する位置以上にオーバーランして回動するように構成した作業車としたものであり、保持機構35をロックするときは、ソレノイド40によりロックプレート38を係合突起37との係合位置に切替え、上部アーム36を機体上昇方向に回動させ、ロックプレート38を係合突起37に係合させる。
このとき、上部アーム36は、係合突起37がロックプレート38の係合溝42を一旦通過する位置まで車高を上げるように回動させてから、ロックプレート38を係合位置に切替え、車重により下降方向に戻り回動するとき、上部アーム36の係合突起37がロックプレート38の係合溝42に係合する。
本発明は、前記保持機構35のロックプレート38は、左右のリンク機構13のうち左側であってかつ後側のリンク機構13に設けた作業車としたものであり、シリンダ15を伸縮させると、左右一方のリンク機構13の内の後側の上部アーム36を押し引きし、上部アーム36の押し引きは連結ロッド45により前側のリンク機構13の上部アーム36に伝達され、前後のリンク機構13が連動して一方の走行フレーム6を上下させる。
他方の後側のリンク機構13は回転軸25を介して一方の後側のリンク機構13と連動し、他方の前側のリンク機構13は連結ロッド45により他方の後側のリンク機構13と連動して他方の走行フレーム6を上下させる。
後側のリンク機構13は、車高を上げるとき、連結ロッド45を牽引して前側のリンク機構13を連動させ、車高を下げるときは、連結ロッド45の牽引力を弱くして行う。
したがって、連結ロッド45には常時張力荷重が掛かり、圧縮荷重は作用しない。
請求項1の発明では、クラッチ30の入り切りにより左右のリンク機構13を独立上下と連動上下とにを切替えられるので、車体の水平制御と車高調節とを単独のシリンダ15ででき、保持機構35により直接シリンダ15が作用しない側の車高も保持できる。
請求項2の発明では、保持機構35を係合突起37とロックプレート38により構成でき、安価軽量に構成できる。
請求項3の発明では、係合突起37とロックプレート38との係合を確実にし、保持機構35の作動の確実性を向上させることができる。
請求項4の発明では、連結ロッド45に掛かる荷重を可及的に減少させ、連結ロッド45を小径にして、軽量化とコストダウンを図かることができる。
本発明の一実施例をコンバインの例にて図面により説明すると、1はコンバイン等の作業機の機体フレームであり、機体フレーム1の上方の左右何れか一側には脱穀装置2を設け、何れか他側にはグレンタンク3を設け、機体フレーム1の下方位置には走行装置4を設ける。
前記走行装置4は、左右一対の走行フレーム6に前後に所定の間隔を置いて転輪7を複数軸装し、走行フレーム6の前側には駆動輪8を、走行フレーム6の後側にはアイドルローラ9を夫々配置し、左右の走行フレーム6に設けた前記転輪7と駆動輪8とアイドルローラ9の夫々の外周にはクローラ10を夫々掛け回して構成している。
前記走行装置4は、機体フレーム1との間に車体水平機構Lを介して取付け、走行面の走行方向に対する左右何れか一方側が高く(低く)傾斜していても、機体フレーム1を略水平状態で走行させる。
前記車体水平機構Lは、左右の走行フレーム6が機体フレーム1に対して上下するようにリンク機構13を介して機体フレーム1に取付け、左右何れか一方のリンク機構13にシリンダ15のピストンロッド14を連結し、一方の走行フレーム6が上下するように構成している。
即ち、左右のクローラ10を二つのシリンダ15により独立して夫々上下させるように構成すると、構成および制御が複雑になってコストが高くなるが、本願では、左右何れか一方の走行フレーム6を、単独のシリンダ15により上下させるので、構成を簡素にし、コストを低くする。
しかして、単に、単独のシリンダ15により一方の走行フレーム6を上下させたのでは、傾斜に対して車体水平(ローリング)は可能となるが、一方のみの走行フレーム6の上下に留まるので、車高調節はできない。
そこで、一つのシリンダ15によりローリングも可能にしつつ、車高調節も可能となるように構成したものである。
左右の走行フレーム6の夫々は、前後一対のリンク機構13を介して機体フレーム1に上下自在に取付ける。前または後のリンク機構13の一方を、左右連動状態と非連動状態とに切替える切替機構16を設ける。
切替機構16の構成は任意であるが、一例をあげると、前または後のリンク機構13の一方の、左右両側のリンク機構13の回転軸25が、連結状態と非連結状態とに切替自在に構成し、左右の回転軸25の中間部に、回転を継脱するクラッチ30を設ける。
クラッチ30を切りにすると、シリンダ15の作動により一方(右側)の走行フレーム6の単独の上下になってローリングとなり、クラッチ30が入りのときは左右の走行フレーム6が同時に上下して車高調節となる。
したがって、一つのシリンダ15により車高調節とローリングとを行える。
この場合、前記クラッチ30の構成は任意であるが一例を示すと、左右の回転軸25の中間部の夫々に相対峙するように回転体31を設け、回転体31に継脱する係合爪32を夫々設け、回転体31が軸方向に移動して係合爪32が係合するように構成する。33は係合爪32が係合するように付勢するバネである。
前記クラッチ30は、シフタ等の任意手段により係合爪32を離脱させると、クラッチ「切り」となり、係合爪32が係合すると「入り」となる。
一対の回転体31は、バネ33により常時押されて、各係合爪32が係合し、車高を上げるときは、係合爪32が係合したままでクラッチ30が入りとなって左右の回転軸25を回転させ、機体フレーム1の車高を上昇させる。反対に、左右の走行フレーム6のうちシリンダ15により直接上下する一方走行フレーム6Aを単独で上下させるときは、クラッチ30の係合爪32の係合を外して「切り」にしてから右の一方走行フレーム6Aを昇降させる。
しかして、左右の走行フレーム6のうち、シリンダ15の作動により直接上下する一方走行フレーム6Aに対して、クラッチ30が入りのとき連動して上下する他方走行フレーム6Bには、所定高さで他方走行フレーム6Bを保持する保持機構(ロック機構)35を設ける。
保持機構35は、他方走行フレーム6Bまたは前記リンク機構13等の機体フレーム1に対して上下する部分に係合突起37を設け、該係合突起37に係合するロックプレート38を軸40により機体フレーム1に回動自在に取付ける。ロックプレート38の先端にはソレノイド等の作動手段41を取付ける。作動手段41はロックプレート38をロック状態とアンロック状態とに切り替える。ロックプレート38には係合突起37に係合する係合溝42を設ける。
しかして、前記係合突起37は、前記リンク機構13の上部アーム36に、上部アーム36の回動方向に対して交差方向に突き出るように設ける。前記ロックプレート38は上部アーム36の近傍に設ける。
この場合、係合突起37に係合する係合溝42を一組(一段)しか、図示していないが複数設けることで、走行フレーム6の高さを段階的に固定することも可能である。
即ち、リンク機構13は、上部アーム36および下部アーム43を回転軸25に夫々固定し、回転軸25は機体フレーム1に回転自在に軸装している。
ロックプレート38を係合突起37に係合しない位置に退避させると、保持機構35はアンロック状態となって、リンク機構13をフリー状態にして他方走行フレーム6Bの上下を許容し、ロックプレート38を係合突起37に係合させると、ロック状態となって、リンク機構13の回動がロック状態になって他方走行フレーム6Bの上下が停止固定される。
したがって、一方走行フレーム6Aのみを上下させるとき、保持機構35は他方走行フレーム6Bの高さを保持する。
この場合、保持機構35は、車高を一定以上上げたとき、ロックプレート38の係合溝42に係合突起37が係合してロックするように構成する。
そのため、一つのシリンダ15で車高を上げられるが、一定以上上げたとき、他方走行フレーム6Bの下降をロックするので、他方走行フレーム6B側の車高を一定に保持する。
しかして、リンク機構13の上部アーム36は、ロックプレート38の係合溝42に係合突起37が係合する位置以上にオーバーランして回動するように構成する。
即ち、図1および図5において、上部アーム36が左側に回動すると、車高が上がり、ロックプレート38に係合突起37が係合する位置までの角度θ1(図8)よりも更に上部アーム36を左側に角度θ2(図7)まで回動させると、係合突起37はロックプレート38の係合溝42よりオーバーランすることになり、次に、作動手段41によりロックプレート38の係合溝42を係合位置に切替えて、少し、車高が下がるように上部アーム36を右側に回動させると、ロックプレート38の係合溝42に係合突起37が確実に係合する。
しかして、保持機構35は、左右のリンク機構13のうち左側に設け、シリンダ15は右側に設ける。
また、保持機構35は、左側の前後一対のリンク機構13のうち後側のリンク機構13の上部アーム36に係合突起37を設け、この左後側の上部アーム36の近傍にロックプレート38を設ける。
したがって、前後のリンク機構13を連結する連結ロッド45には、張力が掛かる構成にでき、連結ロッド45はこの張力に耐える強度に形成すればよいので、軽量化およびコストダウンが図れる。
即ち、仮に、前側のリンク機構13の上部アーム36に係合突起37を設けると、前後のリンク機構13を連動させるときの連結ロッド45には、圧縮力が掛かるので、張力では耐える「径」の連結ロッド45でも曲がり変形することがあるので、より太い連結ロッド45にしなければならないが、本願の構成とすることで、これを回避できる。
つまり、前後のリンク機構13は、上部アーム36が左側に回動して下部アーム43が走行フレーム6を押し下げ回動するようにして、連結ロッド45には常時張力荷重が掛かり、圧縮荷重は作用しないように構成している。
したがって、後側のリンク機構13は、車高を上げるとき、連結ロッド45を牽引して前側のリンク機構13を連動させ、車高を下げるときは、連結ロッド45の牽引力を弱くして行う。
しかして、保持機構35と前記クラッチ30とは、少なくとも、保持機構35がリンク機構13をロックしているときには、クラッチ30が「切」となるように構成する。
即ち、保持機構35がリンク機構13をロックしているときに、シリンダ15を作動させると、メカロックしてしまうので、保持機構35がロック状態のときにはクラッチ30が「切」にし、シリンダ15を作動させて一方走行フレーム6Aが上下するようにする。
しかして、図10は、前記クラッチ30の他の実施例であり、左右の回転体31の係合爪32は、一か所のみで噛合うように構成する。
即ち、回転体31は、360度回転して、左右のリンク機構13を連動させ、また、ローリングのときはクラッチ30が切りになって一方の回転体31のみがが回転することになるので、左右の係合爪32の位相を合わせるのが容易でない事態が想定されるので、係合爪32は各回転体31に一つ形成し、少なくとも、係合爪32が噛合ったときには、左右の一方走行フレーム6Aと他方走行フレーム6Bが同じ高さとなるようにすることで、左右の一方走行フレーム6Aと他方走行フレーム6Bが同じ高さにするのを容易にする。
したがって、車体水平および車高調節の切替えが容易になり、操作性および作業性を向上させる。
この場合、ロックしている保持機構35を解除するときには、クラッチ30の互いに噛み合い可能状態の係合爪32が同位相で噛み合うように、一方走行フレーム6Aの車高を上昇させ、係合爪32が噛み合ったときに解除する。
したがって、クラッチ30の左右の係合爪32が噛み合うと、係合爪32が同位相で回転し、左右の一方走行フレーム6Aと他方走行フレーム6Bは水平状態で上下して、車高調節する。
即ち、一旦、クラッチ30を切りにした係合爪32を係合可能状態にすると、係合爪32はバネ33によって位相がずれた状態で互いに押し付けられ、この状態で、一方走行フレーム6Aの車高を上げていくと、左右の係合爪32の位相があったときに、係合爪32が噛み合う。そして、右のリンク機構13の右回転軸25の回転がクラッチ30を介して左のリンク機構13の左回転軸25に伝達され、左右のリンク機構13は一緒に連動し、車高調節する。このとき、左右の係合爪32の位相は一致しているので、左右の車高は一緒に上昇し、係合突起37に掛かっている負荷が抜けたとき、係合突起37からロックプレート38を離脱させることができる。
換言すると、他方走行フレーム6B側の車高を一定に保持している保持機構35を解除するときには、クラッチ30の係合爪32を噛み合い可能状態にして、一方走行フレーム6Aの車高を上昇させ、係合爪32が噛み合ったときに、ロックプレート38の係合溝42を上部アーム36の係合突起37から離脱させるように構成する。
したがって、係合突起37に掛かっている負荷が抜ているので、係合突起37からロックプレート38を簡単に離脱させることができる。
また、クラッチ30の「入り切り」について、他方走行フレーム6B側を上下させるローリングのときは、クラッチ30を「入り」にして、一旦、他方走行フレーム6Bを一方走行フレーム6Aと同時に下げて車高を所定高さにし、次に、クラッチ30を「切り」にして、一方走行フレーム6Aのみを上下させると、一つのシリンダ15で車高の上下および車体水平制御のみならず、一方走行フレーム6Aと他方走行フレーム6Bの左右両側のローリングまで可能となる。
即ち、一例を示すと、乾田時には他方走行フレーム6Bの車高を下げた状態で一方走行フレーム6Aのみをローリングさせて、グレンタンク3の穀粒量の変化に起因する左右傾斜を修正する。また、湿田時には、予め、他方走行フレーム6Bの車高を上げて保持機構35により保持した状態で、一方走行フレーム6Aのみローリングさせて左右傾斜を修正する。また、圃場によっては、左右の一方走行フレーム6Aおよび他方走行フレーム6Bを同時に上下させるという、圃場状況に対応した作業が行える。
図11、図12は、クラッチ30の他の実施例であり、左右のリンク機構13の回転軸25の中間にギヤボックス60を設け、ギヤボックス60内に左右のリンク機構13の回転軸25の先端を挿入し、回転軸25にはベベルギヤ61を設ける。左右のベベルギヤ61に作動用ベベルギヤ62を噛み合わせ、作動用ベベルギヤ62はモータ63により駆動回転させるように構成する。
この場合、ギヤボックス60(モータ63) は、回転軸25に対して回転自在に構成し、モータ63を停止させて状態でシリンダ15を作動させると、左右のリンク機構13を回転軸25により連動させ、モータ63を作動させると、左右のリンク機構13の位相を変更させるように構成している。
即ち、モータ63により左右の作動用ベベルギヤ62を中立にすると、左右のリンク機構13の位相は同じとなり、その結果、左右の走行フレーム6は同じ高さとなり、シリンダ15を作動させると、車高上下となる。モータ63により作動用ベベルギヤ62を回転させると、一方走行フレーム6Aと他方走行フレーム6Bの一方は下降し、一方は上昇して、左右にローリングして左右傾斜を修正する。この状態で、モータ63を停止させて、シリンダ15を作動させると、車高上下となる。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの説明順序・表現等によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
走行装置の側面図。 作業車(コンバイン)の背面図。 走行装置の平面図。 切替装置(クラッチ)部分の平面図。 保持機構の側面図。 車高が最下げの保持機構の側面図。 保持機構のロック移行状態側面図。 保持機構のロック状態側面図。 作用状態側面図。 切替装置(クラッチ)の他の実施例平面図。 切替装置(クラッチ)の他の実施例の背面図。 同平面図。
符号の説明
1…機体フレーム、2…脱穀装置、3…グレンタンク、4…走行装置、6…走行フレーム、7…転輪、8…駆動輪、9…アイドルローラ、10…クローラ、13…リンク機構、15…アクチュエータ、20…嵩上げ用部材、21…取付フレーム、22…アーム、25…回転軸、30…クラッチ、31…回転体、32…係合爪、33…バネ、35…保持機構、36…上部アーム、37…係合突起、38…ロックプレート、40…軸、41…ソレノイド、42…係合溝、45…連結ロッド、60…ギヤボックス、61…ベベルギヤ、62…作動用ベベルギヤ、63…モータ。

Claims (4)

  1. 機体フレーム(1)の下方に、左右一対の走行フレーム(6)に設けた複数の転輪(7)と駆動輪(8)とアイドルローラ(9)の夫々の外周にクローラ(10)を掛け回して構成した走行装置(4)を設け、該走行装置(4)は、前記左右の走行フレーム(6)をリンク機構(13)により前記機体フレーム(1)に対して昇降自在に設け、左右のリンク機構(13)の内の一方は単独のシリンダ(15)により前記走行フレーム(6)を昇降させ、他方のリンク機構(13)は前記一方のリンク機構(13)と回転軸(25)により連結して単独のシリンダ(15)により連動するようにして左右の走行フレーム(6)を昇降させるように構成し、前記回転軸(25)の中間部には左右のリンク機構(13)の連動を入り切りする切替機構(16)を設け、前記左右の走行フレーム(6)のうちの前記切替機構(16)を介して上下する他方走行フレーム(6B)側には、該他方走行フレーム(6B)側の車高を保持する保持機構(35)を設けた作業車。
  2. 請求項1において、前記保持機構(35)は、他方走行フレーム(6B)または前記リンク機構(13)等の機体フレーム(1)に対して上下する部分に係合突起(37)を設け、該係合突起(37)に係合するロックプレート(38)を軸(40)により機体フレーム(1)に回動自在に取付けて構成した作業車。
  3. 請求項2において、前記係合突起(37)は前記リンク機構(13)の上部アーム(36)に設け、該上部アーム(36)は、前記係合突起(37)に係合するロックプレート(38)の係合溝(42)に対して係合突起(37)が係合する位置以上にオーバーランして回動するように構成した作業車。
  4. 請求項3において、前記保持機構(35)のロックプレート(38)は、左右のリンク機構(13)のうち左側であってかつ後側のリンク機構(13)に設けた作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075087A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Iseki & Co Ltd 苗移植機の走行装置

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