JP2007019807A - 無線通信システム並びに中継装置及び遠隔無線基地局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間ノイズを増大させることなく、マンションやホテル等のビル(建物)内の各部屋のような屋内の電波不感帯を補完して、屋内を低コストで効率的にサービスエリアにする。
【解決手段】中継装置3に、光伝送路経23由で無線基地局2から受信される下り通信データを上記各遠隔無線基地局装置4に分配する分配手段と、有線伝送路経34由で上記各遠隔無線基地局装置4から受信される各上り通信データを合成して光伝送路23経由で無線基地局2へ伝送する合成手段とをそなえ、かつ、遠隔無線基地局装置4に、それぞれ、有線伝送路34経由で受信される前記下り通信データを無線により送信する送信手段と、無線により受信される上り通信データを有線伝送路34経由で中継装置3へ伝送する受信手段とをそなえるように構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信システム並びに中継装置及び遠隔無線基地局装置に関し、例えば、マンションやホテル等のビル(建物)内の各部屋のような屋内の電波不感帯を補完して無線サービスエリアの拡充を図るのに好適な技術に関する。
現在、携帯電話をはじめとする移動無線通信システムにおいて、屋外サービスエリアは充実してきているが、地下街や地下駐車場、オフィスビル、ホテル、マンション、百貨店など、電波の通りにくい不感帯となっている屋内に対するサービスエリアの拡充が必要とされている。
その対策として、従来は、地下やビルそのものに無線基地局を設置したり、ビルのフロア毎に簡易型の基地局(中継装置)を設置したりするシステム形態が提供されている(例えば、下記非特許文献1参照)。図8にその一例を示す。この図8では、ビル100の地下等に基地局(BTS:Base Transceiver Station)110が設置され、この基地局110を基点として、光ケーブル400を介してビル100の屋外や周辺ビル200,300間、地下街、ビル300の屋内などの電波不感帯に中継装置120,130,140,150が設置されている様子を示している。また、ビル300においては、中継装置150を基点として、さらにビル300のフロア毎に光ケーブル500を介して小型中継装置151が設置されている。
なお、上記の各中継装置120,130,140,150は、基地局110がもともと有するセクタ機能を分離して光ケーブル400により接続したものに相当する。つまり、基地局110は、サービスエリアとしてカバーすべき複数セクタ毎に送受アンテナやアンプ等の無線通信機能を有しているが、その一部のセクタについての無線通信機能を中継装置(下記非特許文献1では「光張出タイプ基地局装置」と称されている)120,130,140,150の機能として分離して遠隔地に設置するのである。例えば、基地局(本体装置)110が4キャリア6セクタで数千チャネルを処理することができ、1キャリア1セクタ単位で機能分離すると、中継装置120,130,140,150は、1台あたり数百チャネルを処理できることになる。
このようなシステム形態により、ビル100の屋上やビル200,300間、地下街、ビル300の各フロアなどが、上記中継装置120,130,140,150,151によってサービスエリアとしてカバーされ、それぞれの場所において携帯電話などの無線端末の利用が可能となる。なお、同様の従来技術として、例えば下記特許文献1〜3により提案されている技術もある。
特開平9−321688号公報 特開2002−238071号公報 特開平9−153905号公報 NTT docomo.Inc 「1.7GHz帯対応のFOMAサービス基地局用装置及び評価用携帯電話端末を開発」、[online]、2005年6月14日、インターネット<URL : http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0614.html>
しかしながら、上述したようなシステム、特に、ビル300の屋内(フロア)をカバーする屋内用システムは、中継装置150のために光ケーブル400をビル300内に引き込む必要があり、また、ビル300内においても、フロア単位で各小型中継装置151へ光ケーブル500を敷設する必要があるため、工事費用や期間がかかりコストが大きい。最近では、建設当初から光ケーブルが敷設されている新式のビルも存在するが、雑居ビル等の旧式のビルでは新たに光ケーブルを敷設するのは非常に困難である。
また、屋内用システムといっても、現状では、オフィスビルや百貨店などのフロア面積の広い場所の電波不感帯をカバーするシステムであって、マンションの各戸やホテルの各部屋などの狭い場所(密閉空間)をカバーするシステムではない。これは、小型中継装置151といっても、数十〜数百チャネルを処理することができる装置であるため、マンション等の集合住宅の各戸やホテルの各部屋に個々に設置するのは極めて非効率であり、コスト的にも見合わないためである。
そこで、マンションの各戸やホテルの各部屋などの狭い場所(密閉空間)では、ブースタと呼ばれる簡易の無線中継装置を設置することも考えられるが、違法ブースタが問題となっているように、空間での電波干渉により空間ノイズが増大して本来のサービスエリアであっても携帯電話等を利用できない状況が発生する要因となる。
本発明は、上記のような課題に鑑み創案されたもので、空間ノイズを増大させることなく、マンションやホテル等のビル(建物)内の各部屋のような屋内の電波不感帯を補完して、屋内を低コストで効率的にサービスエリアにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、下記の無線通信システム並びに中継装置及び遠隔無線基地局装置を用いることを特徴としている。
(1)即ち、本発明の無線通信システムは、無線基地局と光伝送路を介して接続された中継装置と、該中継装置と有線伝送路を介して接続され、無線サービスエリアを形成する複数の遠隔無線基地局装置とをそなえるとともに、該中継装置が、該光伝送路経由で該無線基地局から受信される下り通信データを上記各遠隔無線基地局装置に分配する分配手段と、該有線伝送路経由で上記各遠隔無線基地局装置から受信される各上り通信データを合成して該光伝送路経由で該無線基地局へ伝送する合成手段とをそなえ、かつ、該遠隔無線基地局装置が、それぞれ、該有線伝送路経由で受信される前記下り通信データを無線により送信する送信手段と、無線により受信される上り通信データを該有線伝送路経由で該中継装置へ伝送する受信手段とをそなえて構成されたことを特徴としている。
(2)ここで、該中継装置は、該無線基地局から離れた場所の建物又はその周辺に設置されるとともに、該遠隔無線基地局装置は、該建物内の電波不感帯に設置されてもよい。
(3)また、該電波不感帯が、該建物内の閉空間であってもよい。
(4)さらに、該閉空間は、該建物としての集合住宅、ホテル又はオフィスビル内の各部屋の室内空間であってもよい。
(5)また、該有線伝送路は、該建物に既設のメタル回線であってもよい。
(6)さらに、該中継装置及び該遠隔無線基地局装置は、前記の上り通信データ及び下り通信データをディジタル加入者線通信方式により該メタル回線経由で送受するディジタル加入者線通信手段をそなえていてもよい。
(7)また、該ディジタル加入者線通信方式は、VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)通信方式であるのが好ましい。
(8)さらに、該無線基地局が前記無線サービスエリアとして複数セクタを形成すべく構成されるとともに、該中継装置の該分配手段及び該合成手段が、該複数セクタの1セクタあたりのチャネル数の前記上り通信データ及び下り通信データを処理すべく構成され、かつ、該遠隔無線基地局装置の該送信手段及び該受信手段が、前記1セクタあたりのチャネル数を分割した分割チャネル数の前記上り通信データ及び下り通信データを処理すべく構成されていてもよい。
(9)また、本発明の中継装置は、無線基地局と光伝送路を介して接続されるとともに、無線サービスエリアを形成する複数の遠隔無線基地局装置とそれぞれ有線伝送路を介して接続された中継装置であって、該光伝送路経由で該無線基地局から受信される下り通信データを上記各遠隔無線基地局装置に分配する分配手段と、該有線伝送路経由で上記各遠隔無線基地局装置から受信される各上り通信データを合成して該光伝送路経由で該無線基地局へ伝送する合成手段とをそなえて構成されたことを特徴としている。
(10)さらに、本発明の遠隔無線基地局装置は、無線基地局と光伝送路を介して接続された中継装置と有線伝送路を介して接続され、無線サービスエリアを形成する遠隔無線基地局装置であって、該有線伝送路経由で受信される前記下り通信データを無線により送信する送信手段と、無線により受信される上り通信データを該有線伝送路経由で該中継装置へ伝送する受信手段とをそなえて構成されたことを特徴としている。
上記本発明によれば、空間ノイズを増大させることなく、マンション等の集合住宅やホテル等のビル(建物)内の各部屋のような屋内の電波不感帯を補完して、屋内を低コストで効率的に無線サービスエリアとすることができる。特に、屋内に既設のメタル回線を中継装置と遠隔無線基地局装置との間の通信に利用すれば、より低コストで上記電波不感帯を無線サービスエリアとすることが可能である。
〔A〕一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図で、この図1に示す無線通信システムは、基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)1と、無線基地局(BTS:Base Transceiver Station)2と、この無線基地局2とそれぞれ光伝送路(光ファイバ)23により接続された複数の中継装置としての分配装置(ディストリビュータ)3と、個々のディストリビュータ3とそれぞれ有線伝送路34により接続された最大でN台(Nは2以上の整数で、例えば、N=64)の遠隔無線基地局装置としての前進基地局(小型基地局)4とをそなえて構成されている。
ここで、基地局制御装置1は、1台以上の無線基地局2を収容して、無線基地局2との間で通信を行なうことにより、公衆網(図示省略)側の通信データを無線基地局2へ配信する一方、無線基地局2側からの通信データを公衆網側へ伝送するとともに、無線基地局2に対する必要な監視制御(監視制御信号の送受)を行なうものであり、無線基地局2は、前述したごとく、例えば無線サービスエリアを形成すべきセクタ単位に、送受アンテナや周波数変換器(アップコンバータ、ダウンコンバータ)、増幅器などを無線通信機能(セクタ機能)として具備するもので、その一部又は全部のセクタ機能(図1では5セクタ分)がディストリビュータ3及び小型基地局4の機能として分離されて光ファイバ23接続によって遠隔地に設置されている。
図5に無線基地局2の要部構成を示す。この図5に示すように、無線基地局2は、基地局制御装置1側とのインタフェースをとる伝送路インタフェース20をそなえるとともに、基地局制御装置1と各ディストリビュータ3との間で送受される通信データをチャネル単位に信号処理するチャネル信号処理部21と、光/電気変換や電気/光変換などを含む所要の送信機能(TX)221及び受信機能(RX)222を有しディストリビュータ3側とのインタフェースをとる光インタフェース22とをセクタ毎にそなえて構成され、チャネル信号処理部21で信号処理された各チャネル信号は光インタフェース22の送信機能221によって光ファイバ23を通じてディストリビュータ3へ送信され、光ファイバ23を通じて光インタフェース22の受信機能222で受信されたチャネル信号はチャネル信号処理部21へ入力されるようになっている。なお、無線基地局2とディストリビュータ3との間においては、例えば数百Mbpsのビットレートでの光通信が可能である。
ディストリビュータ3は、それぞれ、無線基地局2が無線サービスエリアとして形成する複数セクタの例えば1セクタ分の機能を分離、具備し、光ファイバ23を通じて受信される無線基地局2からの信号(下り通信データ)を各小型基地局4へ分配(同報)する一方、各小型基地局4からの信号(上り通信データ)を合成して光ファイバ23経由で無線基地局2へ伝送する機能を具備するもので、本例では、前記1セクタあたりのチャネル数の上り及び下り通信データを処理可能に構成されている。
小型基地局4は、それぞれ、無線基地局2が無線サービスエリアとして形成する複数セクタの1セクタ機能あたりのチャネル容量(チャネル数)をさらに細分化(分割)したチャネル数(例えば、1チャネル〜数チャネル程度)を処理可能なセクタ機能(無線通信機能)を分離、具備するもので、ディストリビュータ3から有線伝送路34経由で分配(同報)される下り信号を無線により送信する一方、携帯電話などの移動局(図1では図示省略)から無線により受信される上り信号を有線伝送路34経由でディストリビュータ3へ伝送する機能を具備し、上記分割チャネル数の上り及び下り通信データを処理可能に構成されている。
ここで、ディストリビュータ3と各小型基地局4とを接続する有線伝送路34は、電気信号を伝送する電話回線や電力線などのメタル回線であってもよいし、光信号を伝送する光回線(光ファイバ)であってもよいが、本例では、メタル回線、特に、ビル内に敷設されている既存の電話回線を利用するシステム形態を想定する。即ち、例えば図2に示すごとく、ディストリビュータ3を光ファイバ23により無線基地局2から離れたオフィスビルやホテルなどのビル6内に設置し、小型基地局4をそれぞれビル内6のサービス対象としたい電波不感帯である部屋(閉空間)60に1台ずつ設置するシステム形態をとる場合に、そのビル6に既設の電話回線や電力線などのメタル回線(メタルペア線)を上記有線伝送路34として利用することを想定する。この場合、ディストリビュータ3と各小型基地局4との間においては、後述するごとくディジタル加入者線通信方式を利用することで、例えば数十Mbpsのビットレートでの通信が可能である。なお、部屋60には、ビル60の地上階の部屋や店舗のみならず、地下の部屋や店舗も含まれる。
このようなシステム形態をとれば、光ファイバが敷設されていない旧式のビル6であっても、通常は敷設されているメタル回線34を利用して小型基地局4をビル6の各部屋60に設置することで、ビル6の各部屋60を携帯電話等の移動局(無線端末)5の無線サービスエリアとして補完(拡充)することが可能になる。
そのため、本例のディストリビュータ3は、例えば図3に示すように、下り信号処理系(送信系)として、光/電気/光変換器(O/E/O)3−1,シリアル/パラレル変換器(S/P)3−2,ビット削減処理部3−3,分配器3−4,フォーマット変換器3−5,制御信号抽出部3−6,VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)変換器3−7をそなえるとともに、上り信号処理系(受信系)として、VDSL変換器3−7,フォーマット変換器3−8,合成器3−9,フォーマット変換器3−10,パラレル/シリアル(P/S)変換器3−11,監視処理部3−12及び光/電気/光変換器3−1をそなえて構成されている。ただし、光/電気/光変換器3−1及びVDSL変換器3−7は送信系及び受信系で共用となっている。
ここで、光/電気/光変換器3−1は、光ファイバ23を通じて無線基地局2から受信される下り光信号を電気信号に光電変換する一方、P/S変換器3−11からの上り電気信号を光信号に変換して光ファイバ23を通じて無線基地局2へ送信するものであり、S/P変換器3−2は、光/電気/光変換器3−1からの下り電気信号をS/P変換するものである。
ビット数削減処理部3−3は、後段のフォーマット変換器3−5でのフォーマット変換のためにS/P変換後の下り電気信号のビット数を調整(削減)するものであり、分配器(分配手段)3−4は、このビット数削減後の下り電気信号(つまり、光ファイバ23経由で無線基地局2から受信される下り通信データ)を小型基地局4の数だけ分配(コピー)するものである。
フォーマット変換器3−5は、分配器3−4によって分配された下り電気信号毎に(つまり、小型基地局4の数だけ)設けられ、それぞれ、メタル回線34への送信に適合した信号フォーマットに変換〔ヘッダ、監視制御(OAM:Operations, Administration and Maintenance)信号の付加など〕するもので、本例では、特に、ディジタル加入者線(xDSL)通信方式の1つであるVDSL通信に適した信号フォーマットに変換するようになっている。なお、上記OAM信号を用いて、無線基地局2から各小型基地局4に対するソフトウェアダウンロード(アップデート)や、各小型基地局4の警報収集及び無線基地局2への通知などの機能を実現することができる。
制御信号抽出部3−6は、S/P変換器3−2によるS/P変換の際に下り電気信号からOAM信号を抽出するもので、抽出されたOAM信号は、フォーマット変換器3−5でのフォーマット変換の際に下り電気信号の構成要素として付加(多重)されることによって各小型基地局4へ伝達されるようになっている。
VDSL変換器(ディジタル加入者線通信手段)3−7は、上記フォーマット変換後の下り電気信号をVDSL信号に変換してVDSL通信方式によってメタル回線34経由で小型基地局4へ送信する一方、小型基地局4からVDSL通信方式によって受信される上りVDSL信号をディストリビュータ3内で扱う上り電気信号に変換する機能を具備するものである。
フォーマット変換器3−8は、小型基地局4からの上り電気信号毎に設けられ、VDSL変換器3−7による変換後の上り電気信号の信号フォーマットをフォーマット変換器3−5での変換とは逆変換に相当する処理によりフォーマット変換(ヘッダの除去、OAM信号の抽出など)するものであり、合成器(合成手段)3−9は、各フォーマット変換器3−8によるフォーマット変換後の上り電気信号(つまり、メタル回線34経由で各小型基地局4から受信される各上り通信データ)を合成(加算)するものである。
フォーマット変換器3−10は、上記合成後の上り電気信号の信号フォーマットを光ファイバ23への光伝送に適したフォーマットに変換するものであり、P/S変換器3−11は、このフォーマット変換後の上り電気信号をP/S変換するもので、その際、監視処理部3−12からのOAM信号が付加(多重)されて無線基地局2へ伝達されるようになっている。P/S変換後の上り電気信号は、光/電気/光変換器3−1にて上り光信号に電気光変換されて光ファイバ23経由で無線基地局2へ伝送される。
監視処理部3−12は、フォーマット変換器3−8でのフォーマット変換の際に抽出(分離)されるOAM信号を受けて当該OAM信号に応じた処理(警報収集など)を行なうとともに、P/S変換器3−11でのP/S変換の際に上り電気信号に多重して無線基地局2へ伝達すべきOAM信号(警報通知など)をP/S変換器3−11へ出力するものである。
一方、小型基地局4は、例えば図4に示すように、下り信号処理系(受信系)として、VDSL変換器4−1,フォーマット変換器4−2,無線送信部(TX)4−3,増幅器4−4及び送信アンテナ4−5をそなえるとともに、上り信号処理系(送信系)として、受信アンテナ4−6,増幅器4−7,無線受信部4−8,フォーマット変換器4−9及びVDSL変換器4−1をそなえて構成されている。なお、VDSL変換器4−1については送信系と受信系とで共用になっている。
ここで、VDSL変換器(ディジタル加入者線通信手段)4−1は、メタル回線34経由でディストリビュータ3から送信されてくる下りVDSL信号を元の下り電気信号に変換する一方、メタル回線34経由でディストリビュータ3へ送信する上り電気信号を上りVDSL信号に変換するものであり、フォーマット変換器4−2は、上記VDSL変換後の下り電気信号の信号フォーマットを無線送信に適した信号フォーマットに変換(ヘッダの除去など)するものである。
無線送信部4−3は、このフォーマット変換後の下り電気信号を所要の変調方式で変調したり、送信無線周波数に周波数変換(アップコンバート)したりする無線送信処理を行なうものであり、増幅器(高周波増幅器)4−4は、この無線送信部4−3からの下り無線信号を所要の送信電力に増幅するもので、増幅後の無線信号は送信アンテナ4−5から送信される。つまり、上記のVDSL変換器4−1,フォーマット変換器4−2,無線送信部4−3,増幅器4−4及び送信アンテナ4−5は、メタル回線34経由で受信される前記下り通信データを無線により送信する送信手段としての機能を果たしている。
また、増幅器4−7は、受信アンテナ4−6で受信された移動局5からの上り無線信号を受信処理に必要な電力に増幅するもので、例えば、低雑音増幅器(LNA)が用いられる。
無線受信部4−8は、増幅器4−7からの上り無線信号をベースバンド信号に周波数変換(ダウンコンバート)したり送信側の変調方式に対応した復調方式で復調したりする無線受信処理を行なうものである。フォーマット変換器4−9は、無線受信部4−8からの上り電気信号をメタル回線34への伝送に適した信号フォーマットに変換(ヘッダの付加など)するものである。
つまり、上記の受信アンテナ4−6,増幅器4−7,無線受信部4−8は、フォーマット変換器4−9及びVDSL変換器4−1は、無線により受信される上り通信データをメタル回線34経由でディストリビュータ3へ伝送する受信手段としての機能を果たすのである。
なお、上記の増幅器4−4,4−7はカバーすべきサービスエリア(例えば、前記ビル6の部屋60の広さ)に応じて低出力のものでよく、場合によっては不要にすることもできる。また、送信アンテナ4−5及び受信アンテナ4−6はデュプレクサ等を介して1本の送受アンテナとして共用化してもよい。
以下、上述のごとく構成された本実施形態のディストリビュータ3及び小型基地局4の動作について説明する。なお、ディストリビュータ3における下り信号フォーマットの変化の様子を図6に、上り信号フォーマットの変化の様子を図7にそれぞれ示す。図6中の(1)〜(5)及び図7中の(6)〜(10)はそれぞれ図3中の(1)〜(10)で示す箇所の信号フォーマットに対応している。
まず、光ファイバ23経由で無線基地局2から送信された下り光信号は、ディストリビュータ3の光/電気/光変換器3−1にて受信され、下り電気信号に変換される。ここで、前記下り光信号は、例えば図6中(1)に示すように、ヘッダ部11とデータ部(ペイロード)12とから成る光フレームフォーマットを有しており、ヘッダ部11には同期信号(A1,A2)やOAM信号が格納され、ペイロード12にはユーザデータ信号(DATA)が格納されている。
さて、光/電気/光変換器3−1にて電気信号に変換された下り信号は、次に、S/P変換器3−2にてS/P変換され、図6中(2)及び(3)で示すごとくOAM信号とユーザデータ信号とが分離され、OAM信号は制御信号処理部3−6へ転送され、ユーザデータ信号はビット削減部3−3へ転送される。なお、図6中(1)に符号121〜126で示す部分のデータ(D0〜D9)と上記分離後のデータ列121〜126とが対応している。
ビット削減部3−3は、図6中(3)に示すごとくS/P変換器3−2からのユーザデータ信号についてビット削減処理を施し、分配器3−4へ出力し、分配器3−4は、図6中(4)に示すごとく上記ビット削減後のユーザデータ信号を小型基地局4の数だけコピーして分配(同報)出力する。
分配器3−4にて分配された各ユーザデータ信号は、それぞれ、フォーマット変換器3−5にて、例えば図6中(5)に示すごとく、ヘッダ部13とペイロード部14とからなる、メタル回線34への伝送に適した信号フォーマットに変換される。即ち、上記ユーザデータ信号は、ペイロード部14として格納され、制御信号処理部3−6からのOAM信号を含むヘッダ部13がペイロード部14に付加(多重)されて下り電気信号フレームが構成される。
そして、この下り電気信号フレームは、VDSL変換器3−7にて、下りVDSL信号に変換され、小型基地局4へ向けてメタル回線34へ送出される。
次に、メタル回線34へ送出された下りVDSL信号は、小型基地局4のVDSL変換部4−1にて受信され、元の下り電気信号に変換されてフォーマット変換器4−2に入力される。
フォーマット変換器4−2に入力された下り電気信号は、無線送信に適した信号フォーマットに変換された後、無線送信部4−3にて所要の変調処理、アップコンバート処理などの無線送信処理を施され、増幅器4−4で増幅されて送信アンテナ4−5から例えば前記ビル6の部屋60にある移動局5へ向けて送信される。
一方、移動局5から送信された上り無線信号は、小型基地局4の受信アンテナ4−6で受信され、増幅器4−7で増幅された後、無線受信部4−8にて所要の復調処理、ダウンコンバート等が施され、フォーマット変換器4−9にてメタル回線34への伝送に適した信号フォーマットに変換され、さらに、VDSL変換器4−1にてVDSL信号に変換されて、メタル回線34へ無線基地局2に向けて送出される。
メタル回線34を伝送した上りVDSL信号は、ディストリビュータ3のVDSL変換器3−7で受信され元の上り電気信号〔図7中(6)参照〕に変換された後、フォーマット変換器3−8にてフォーマット変換されて、ヘッダ部13′の除去、OAM信号及びデータ部14′に格納されているユーザデータ信号(DATA)の抽出処理などが施される。なお、抽出されたOAM信号は監視処理部3−12へ入力される。
抽出された上記ユーザデータ信号は、例えば図7中(7)に示すごとく、合成器3−9にて他のフォーマット変換器3−8からの上り電気信号(つまり、他の小型基地局4が送信した上り電気信号)と合成(多重)された後、フォーマット変換器3−10にて、図7中(8)に示すごとく、光ファイバ23への光伝送に適した信号フォーマットに変換される。
次いで、フォーマット変換後の上り電気信号(ユーザデータ信号)は、P/S変換器3−11にてP/S変換されて、例えば図7中(9)に示すごとく、監視処理部3−12からのOAM信号と多重され、最終的に、光/電気/光変換器3−1にて上り光信号に変換されて、例えば図7中(10)に示すごとく、ヘッダ部11′とデータ部(ペイロード)12′とからなる光フレームフォーマットにて光ファイバ23経由で無線基地局2へ向けて送信される。なお、この場合も、図7中(10)に示す部分のデータ(D0〜D9)と図7中(6),(7),(8)に示すデータ列121〜126とが対応している。
以上のように、本実施形態によれば、無線基地局2から光ファイバ23を通じて通信データをディストリビュータ3へ伝送し、ディストリビュータ3から各小型基地局4へそれぞれメタル回線34経由で通信データを配信(同報)することにより、無線基地局2から離れた場所に設置された各小型基地局4によってそれぞれ小規模な無線サービスエリアを形成することができる。
したがって、ディストリビュータ3を無線基地局4から離れた場所のマンション,アパート等の集合住宅やホテル、オフィスビルなどの建物にディストリビュータ3を1台設置し、その建物内(屋内)の電波不感帯〔部屋などの閉空間(室内空間)〕に、当該建物に既設の電話回線や電力線などのメタル回線34を利用して小型基地局4を設置することで、当該建物周辺の空間ノイズを増大させることなく、また、当該建物内の電波不感帯について光ファイバを新設することなく、当該電波不感帯を補完することができ、屋内の電波不感帯を低コストで効率的に無線サービスエリアとすることが可能となる。
〔B〕その他
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
例えば、上述した例では、特に屋内(部屋)の電波不感帯を補完すべく小型基地局4を屋内に設置しているが、屋外の電波不感帯に小型基地局4を設定してもよい。
また、上述した例においては、ディストリビュータ3と各小型基地局4との間のメタル回線34を利用した通信方式として、ディジタル加入者線通信方式、特に、VDSL通信方式を適用しているが、ADSL等の各種xDSL通信方式を適用することができる。また、メタル回線34として電力線を利用する場合には、ディストリビュータ3と各小型基地局4との間の通信は、PLC(Power Line Communication)となる。いずれの場合についても、それぞれの通信に必要となるアダプタ(モデム等)をディストリビュータ3及び各小型基地局4に具備することで実現可能である。
さらに、上述した例においては、旧式のビルなど、建物内に光ファイバが敷設されていない状況を前提としているが、建物内の各部屋に光ファイバが既設されているような場合には、その光ファイバをディストリビュータ3と各小型基地局4との間の通信に利用することができる。その場合も、光通信に必要なアダプタ(光/電気/光変換器等)をディストリビュータ3及び各小型基地局4に具備すればよい。
〔C〕付記
(付記1)
無線基地局と光伝送路を介して接続された中継装置と、
該中継装置と有線伝送路を介して接続され、無線サービスエリアを形成する複数の遠隔無線基地局装置とをそなえるとともに、
該中継装置が、
該光伝送路経由で該無線基地局から受信される下り通信データを上記各遠隔無線基地局装置に分配する分配手段と、
該有線伝送路経由で上記各遠隔無線基地局装置から受信される各上り通信データを合成して該光伝送路経由で該無線基地局へ伝送する合成手段とをそなえ、かつ、
該遠隔無線基地局装置が、それぞれ、
該有線伝送路経由で受信される前記下り通信データを無線により送信する送信手段と、
無線により受信される上り通信データを該有線伝送路経由で該中継装置へ伝送する受信手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、無線通信システム。
(付記2)
該中継装置が、該無線基地局から離れた場所の建物又はその周辺に設置されるとともに、該遠隔無線基地局装置が、該建物内の電波不感帯に設置されたことを特徴とする、付記1記載の無線通信システム。
(付記3)
該電波不感帯が、該建物内の閉空間であることを特徴とする、付記2記載の無線通信システム。
(付記4)
該閉空間が、該建物としての集合住宅、ホテル又はオフィスビル内の各部屋の室内空間であることを特徴とする、付記3記載の無線通信システム。
(付記5)
該有線伝送路が、該建物に既設のメタル回線であることを特徴とする、付記2記載の無線通信システム。
(付記6)
該メタル回線が、該建物に既設の電話回線であることを特徴とする、付記5記載の無線通信システム。
(付記7)
該中継装置及び該遠隔無線基地局装置が、
前記の上り通信データ及び下り通信データをディジタル加入者線通信方式により該メタル回線経由で送受するディジタル加入者線通信手段をそなえたことを特徴とする、付記5又は6に記載の無線通信システム。
(付記8)
該ディジタル加入者線通信方式が、VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)通信方式であることを特徴とする、付記7記載の無線通信システム。
(付記9)
該無線基地局が前記無線サービスエリアとして複数セクタを形成すべく構成されるとともに、
該中継装置の該分配手段及び該合成手段が、
該複数セクタの1セクタあたりのチャネル数の前記上り通信データ及び下り通信データを処理すべく構成され、かつ、
該遠隔無線基地局装置の該送信手段及び該受信手段が、
前記1セクタあたりのチャネル数を分割した分割チャネル数の前記上り通信データ及び下り通信データを処理すべく構成されたことを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記10)
無線基地局と光伝送路を介して接続されるとともに、無線サービスエリアを形成する複数の遠隔無線基地局装置とそれぞれ有線伝送路を介して接続された中継装置であって、
該光伝送路経由で該無線基地局から受信される下り通信データを上記各遠隔無線基地局装置に分配する分配手段と、
該有線伝送路経由で上記各遠隔無線基地局装置から受信される各上り通信データを合成して該光伝送路経由で該無線基地局へ伝送する合成手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、中継装置。
(付記11)
該中継装置が、該無線基地局から離れた場所の建物又はその周辺に設置されるとともに、該遠隔無線基地局装置が、該建物内の電波不感帯に設置され、かつ、該有線伝送路が、該建物に既設のメタル回線であることを特徴とする、付記10記載の中継装置。
(付記12)
該メタル回線が、該建物に既設の電話回線であることを特徴とする、付記11記載の中継装置。
(付記13)
前記の上り通信データ及び下り通信データをディジタル加入者線通信方式により該メタル回線経由で送受するディジタル加入者線通信手段をそなえたことを特徴とする、付記11又は12に記載の中継装置。
(付記14)
該ディジタル加入者線通信方式が、VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)通信方式であることを特徴とする、付記13記載の中継装置。
(付記15)
該無線基地局が前記無線サービスエリアとして複数セクタを形成すべく構成されるとともに、
該分配手段及び該合成手段が、
該複数セクタの1セクタあたりのチャネル数の前記上り通信データ及び下り通信データを処理すべく構成されことを特徴とする、付記10〜14のいずれか1項に記載の中継装置。
(付記16)
無線基地局と光伝送路を介して接続された中継装置と有線伝送路を介して接続され、無線サービスエリアを形成する遠隔無線基地局装置であって、
該有線伝送路経由で受信される前記下り通信データを無線により送信する送信手段と、
無線により受信される上り通信データを該有線伝送路経由で該中継装置へ伝送する受信手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、遠隔無線基地局装置。
(付記17)
該中継装置が、該無線基地局から離れた場所の建物又はその周辺に設置されるとともに、該遠隔無線基地局装置が、該建物内の電波不感帯に設置され、かつ、該有線伝送路が、該建物に既設のメタル回線であることを特徴とする、付記16記載の遠隔無線基地局装置。
(付記18)
該メタル回線が、該建物に既設の電話回線であることを特徴とする、付記17記載の遠隔無線基地局装置。
(付記19)
前記の上り通信データ及び下り通信データをディジタル加入者線通信方式により該メタル回線経由で送受するディジタル加入者線通信手段をそなえたことを特徴とする、付記17又は18に記載の遠隔無線基地局装置。
(付記20)
該ディジタル加入者線通信方式が、VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)通信方式であることを特徴とする、付記19記載の遠隔無線基地局装置。
(付記21)
該無線基地局が前記無線サービスエリアとして複数セクタを形成すべく構成されるとともに、
該送信手段及び該受信手段が、
該複数セクタの1セクタあたりのチャネル数を分割した分割チャネル数の前記上り通信データ及び下り通信データを処理すべく構成されたことを特徴とする、付記16〜20のいずれか1項に記載の遠隔無線基地局装置。
以上詳述したように、本発明によれば、空間ノイズを増大させることなく、マンションやホテル等のビル(建物)内の各部屋のような屋内の電波不感帯を補完して、屋内を低コストで効率的にサービスエリアとすることができるので、無線通信技術分野において極めて有用と考えられる。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図1及び図2に示す分配装置(ディストリビュータ)の要部構成を示すブロック図である。 図1及び図2に示す小型基地局の要部構成を示すブロック図である。 図1に示す無線基地局の要部構成を示すブロック図である。 図1及び図2に示す分配装置における下り信号フォーマットの変化の様子を示す図である。 図1及び図2に示す分配装置における上り信号フォーマットの変化の様子を示す図である。 従来の無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 基地局制御装置(RNC)
2 無線基地局(BTS)
20 伝送路インタフェース
21 チャネル信号処理部
22 光インタフェース
221 送信機能(TX)
222 受信機能(RX)
3 分配装置(ディストリビュータ;中継装置)
3−1 光/電気/光変換器(O/E/O)
3−2 シリアル/パラレル変換器(S/P)
3−3 ビット削減処理部
3−4 分配器
3−5,3−8 フォーマット変換器
3−6 制御信号抽出部
3−7 VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)変換器
3−9 合成器
3−10 フォーマット変換器
3−11 パラレル/シリアル(P/S)変換器
3−12 監視処理部
4 前進基地局(小型基地局;遠隔無線基地局装置)
4−1 VDSL変換器
4−2,4−9 フォーマット変換器
4−3 無線送信部(TX)
4−4,4−7 増幅器
4−5 送信アンテナ
4−6 受信アンテナ
4−8 無線受信部(RX)
5 移動局(無線端末)
6 ビル
11,11′,13,13′ ヘッダ部
12,12′,14,14′ データ部
60 部屋(閉空間;室内空間)
23 光伝送路(光ファイバ)
34 有線伝送路(メタル回線)

Claims (10)

  1. 無線基地局と光伝送路を介して接続された中継装置と、
    該中継装置と有線伝送路を介して接続され、無線サービスエリアを形成する複数の遠隔無線基地局装置とをそなえるとともに、
    該中継装置が、
    該光伝送路経由で該無線基地局から受信される下り通信データを上記各遠隔無線基地局装置に分配する分配手段と、
    該有線伝送路経由で上記各遠隔無線基地局装置から受信される各上り通信データを合成して該光伝送路経由で該無線基地局へ伝送する合成手段とをそなえ、かつ、
    該遠隔無線基地局装置が、それぞれ、
    該有線伝送路経由で受信される前記下り通信データを無線により送信する送信手段と、
    無線により受信される上り通信データを該有線伝送路経由で該中継装置へ伝送する受信手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、無線通信システム。
  2. 該中継装置が、該無線基地局から離れた場所の建物又はその周辺に設置されるとともに、該遠隔無線基地局装置が、該建物内の電波不感帯に設置されたことを特徴とする、請求項1記載の無線通信システム。
  3. 該電波不感帯が、該建物内の閉空間であることを特徴とする、請求項2記載の無線通信システム。
  4. 該閉空間が、該建物としての集合住宅、ホテル又はオフィスビル内の各部屋の室内空間であることを特徴とする、請求項3記載の無線通信システム。
  5. 該有線伝送路が、該建物に既設のメタル回線であることを特徴とする、請求項2記載の無線通信システム。
  6. 該中継装置及び該遠隔無線基地局装置が、
    前記の上り通信データ及び下り通信データをディジタル加入者線通信方式により該メタル回線経由で送受するディジタル加入者線通信手段をそなえたことを特徴とする、請求項5記載の無線通信システム。
  7. 該ディジタル加入者線通信方式が、VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)通信方式であることを特徴とする、請求項6記載の無線通信システム。
  8. 該無線基地局が前記無線サービスエリアとして複数セクタを形成すべく構成されるとともに、
    該中継装置の該分配手段及び該合成手段が、
    該複数セクタの1セクタあたりのチャネル数の前記上り通信データ及び下り通信データを処理すべく構成され、かつ、
    該遠隔無線基地局装置の該送信手段及び該受信手段が、
    前記1セクタあたりのチャネル数を分割した分割チャネル数の前記上り通信データ及び下り通信データを処理すべく構成されたことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  9. 無線基地局と光伝送路を介して接続されるとともに、無線サービスエリアを形成する複数の遠隔無線基地局装置とそれぞれ有線伝送路を介して接続された中継装置であって、
    該光伝送路経由で該無線基地局から受信される下り通信データを上記各遠隔無線基地局装置に分配する分配手段と、
    該有線伝送路経由で上記各遠隔無線基地局装置から受信される各上り通信データを合成して該光伝送路経由で該無線基地局へ伝送する合成手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、中継装置。
  10. 無線基地局と光伝送路を介して接続された中継装置と有線伝送路を介して接続され、無線サービスエリアを形成する遠隔無線基地局装置であって、
    該有線伝送路経由で受信される前記下り通信データを無線により送信する送信手段と、
    無線により受信される上り通信データを該有線伝送路経由で該中継装置へ伝送する受信手段とをそなえて構成されたことを特徴とする、遠隔無線基地局装置。
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