JP2002238071A - 光前進基地局を含む無線通信基地局システム - Google Patents

光前進基地局を含む無線通信基地局システム

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JP2002238071A
JP2002238071A JP2001372750A JP2001372750A JP2002238071A JP 2002238071 A JP2002238071 A JP 2002238071A JP 2001372750 A JP2001372750 A JP 2001372750A JP 2001372750 A JP2001372750 A JP 2001372750A JP 2002238071 A JP2002238071 A JP 2002238071A
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optical
base station
signal
unit
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Toshimitsu Matsuyoshi
俊満 松吉
Kaoru Ishida
石田  薫
Hisashi Adachi
寿史 足立
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その送信信号の歪みが小さく、かつ、小型で
電力効率の高い光前進基地局を含む無線通信基地局シス
テムを提供する。 【解決手段】 本発明による無線通信基地局システム
は、無線基幹基地局と、光前進基地局と、前記無線基幹
基地局と前記光前進基地局を接続する光伝送部とから構
成される。この無線通信基地局システムでは、光前進基
地局内の電力増幅器による増幅によって発生する歪み信
号成分をあらかじめ無線基幹基地局において生成し、信
号成分で変調された波長λt1の光信号と、その歪み成分
で変調された波長λt2の光信号とを無線基幹基地局から
光前進基地局へ伝送する。そして、光前進基地局内でそ
れらの光信号を高周波信号に変換し、信号成分を電力増
幅器によって増幅する。その後、その増幅信号と、高周
波に変換された歪み成分の信号とを逆位相で合成し、信
号成分を増幅することによって生じる歪み成分を除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
等の無線通信基地局に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムにおける基幹基地局の
送信装置には、高効率でかつ線形性の高い電力増幅器が
必要である。現在では、多数の信号チャンネルを一括し
て増幅するために、特に、線形性の高い電力増幅器が求
められる。電力増幅器の線形性を高めるためには、例え
ばフィードフォワード方式などの歪み補償の採用に加え
て、電力増幅器の出力そのものの歪みを低減することが
不可欠である。
【0003】一方、例えば都市部などの通信トラヒック
の多い場所では、補助的に通信エリアをカバーするため
に、基地局として光前進基地局が設置される。この光前
進基地局は、基幹基地局から光ファイバで伝送された光
信号を高周波信号に変換して送信するものであり、小型
であることが必要とされる。
【0004】以下に、上記光前進基地局を含む無線通信
基地局システムについて、図面を参照しながら説明す
る。図1は、従来の光前進基地局を含む無線通信基地局
システムを表わすブロック図である。図1において、無
線基幹基地局101と光前進基地局102は、光ファイ
バ103および光ファイバ104を介して接続されてい
る。無線基幹基地局101は、ベースバンド信号入力端
子110、ベースバンド信号出力端子111、変調部1
12、復調部113、電気−光変換部114、および、
光−電気変換部115から構成され、光前進基地局10
2は、光−電気変換部120、電気−光変換部121、
電力増幅器122、アンテナ共用器123、アンテナ1
24、および、低雑音増幅器125から構成されてい
る。
【0005】無線基幹基地局101から光前進基地局1
02へ信号を伝送する場合において、ベースバンド信号
が、無線基幹基地局101内のベースバンド信号入力端
子110に入力されると、そのベースバンド信号は、変
調部112により高周波信号に変換される。その高周波
信号は、電気−光変換部114によって光信号に変換さ
れ、それから、光ファイバ103を通って光前進基地局
102へ伝送される。伝送された光信号は、光前進基地
局102において、光−電気変換部120によって高周
波信号に変換され、その高調波信号は、電力増幅器12
2によって所望の出力レベルまで増幅される。その後、
その増幅された信号は、アンテナ共用器123を通って
アンテナ124から放射される。ここで、電力増幅器1
22は、隣接チャネル漏洩電力レベルを既定値以下にす
るために、一般的に、線形性の高い領域で動作させられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電力増幅器1
22を線形性の高い領域で動作させると、電力増幅器1
22の電力効率が低下し、光前進基地局102全体にお
ける消費電力は増加する。その結果、放熱板の面積を大
きくしたり、放熱用に特別の装置を用いたりするなど、
光前進基地局102において放熱に特別の工夫をしなけ
ればならなくなり、全体として光前進基地局102を小
型にすることが難しいという課題を有していた。一方、
光前進基地局102において歪み補償回路を採用するこ
とも、結局は、全体として光前進基地局102における
回路規模が大きくなるという課題を有していた。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を考慮し、光
前進基地局からの送信信号の歪みを低減すると共に、小
型で電力効率の高い光前進基地局を含む無線通信基地局
システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の無線
通信基地局システムは、無線基幹基地局と、光前進基地
局と、前記の無線基幹基地局と前記の光前進基地局を接
続する光伝送部とから構成される。前記の無線基幹基地
局は、入力信号を変調する変調手段と、前記の変調手段
からの出力信号を2分配する第1の分配手段と、前記の
第1の分配手段の2分配した一方の出力信号を光信号に
変換する第1の電気−光変換手段と、前記の第1の分配
手段の2分配した他方の出力信号を増幅して得られる信
号の歪み成分を抽出する歪み抽出手段と、前記の歪み抽
出手段の出力信号を光信号に変換する第2の電気−光変
換手段とから構成される。また、前記の光前進基地局
は、前記の無線基幹基地局の第1の電気−光変換手段か
ら光伝送部を介して伝送される光信号を電気信号に変換
する第1の光−電気変換手段と、前記の無線基幹基地局
の第2の電気−光変換手段から光伝送部を介して伝送さ
れる光信号を電気信号に変換する第2の光−電気変換手
段と、前記の第1の光−電気変換手段からの出力信号
と、前記の第2の光−電気変換手段からの出力信号とを
用いて、歪み成分が除去された所望の増幅信号を生成す
る歪み除去回路とから構成される。
【0009】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の歪み除去回路は、前記の第1の光−
電気変換手段からの出力信号を増幅する電力増幅手段
と、前記の電力増幅手段の出力信号と前記の第2の光−
電気変換手段の出力信号とを合成する第1の合成手段と
から構成される。
【0010】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の第1の分配手段と前記の第1の電気
−光変換手段との間、または、前記の第1の光−電気変
換手段と前記の電力増幅手段との間に遅延補償手段を設
ける。
【0011】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の歪み除去回路は、前記の第1の光−
電気変換手段からの出力信号と前記の第2の光−電気変
換手段の出力信号とを合成する第1の合成手段と、前記
の第1の合成手段からの出力信号を増幅する電力増幅手
段とから構成される。
【0012】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の第1の分配手段と前記の第1の電気
−光変換手段との間、または、前記の第1の光−電気変
換手段と前記の第1の合成手段との間に遅延補償手段を
設ける。
【0013】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の歪み抽出手段は、入力信号を増幅し
て得られる信号から歪み信号のみを抽出する歪み信号抽
出手段と、前記の歪み信号を調整して適当な歪み成分と
して出力する歪み信号調整手段とから構成される。
【0014】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の歪み信号調整手段は、前記の第2の
光−電気変換手段の出力部に位置される。
【0015】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の光前進基地局は、さらに、前記の歪
み除去回路からの出力信号を2分配する第2の分配手段
と、前記の第2の分配手段の2分配した一方の出力信号
を光信号に変換する第3の電気−光変換手段とを含む。
また、前記の無線基幹基地局は、さらに、前記の光前進
基地局の第3の電気−光変換手段から光伝送部を介して
伝送される光信号を電気信号に変換する第3の光−電気
変換手段と、前記の第3の光−電気変換手段の出力信号
を検波し、前記の歪み抽出手段を制御する検波制御手段
とを含む。
【0016】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の無線基幹基地局は、さらに、前記の
第1の分配手段の2分配した一方の出力信号を2分配す
る第3の分配手段と、前記の第3の光−電気変換手段の
出力信号と、前記の第3の分配手段の2分配した一方の
出力信号とを合成する第2の合成手段とを含む。また、
前記の第1の電気−光変換手段は、前記の第3の分配手
段の2分配した他方の出力信号を光信号に変換し、前記
の検波制御手段は、前記の第2の合成手段の出力信号を
検波し、前記の歪み抽出手段を制御する。
【0017】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の無線基幹基地局の前記の第1の分配
手段は、さらに、もう1つの出力端子を有して前記の変
調手段からの出力信号を3分配する。また、前記の出力
端子は、第2の合成手段に接続され、前記の第2の合成
手段は、前記の第3の光−電気変換手段の出力信号と、
前記の出力端子から出力された信号とを合成し、前記の
検波制御手段は、前記の第2の合成手段の出力信号を検
波し、前記の歪み抽出手段を制御する。
【0018】本発明に係る第2の無線通信基地局システ
ムは、無線基幹基地局と、光前進基地局と、前記の無線
基幹基地局と前記の光前進基地局を接続する光伝送部と
から構成される。前記の無線基幹基地局は、入力信号を
変調する変調手段と、前記の変調手段からの出力信号を
2分配する第1の分配手段と、前記の第1の分配手段の
2分配した一方の出力信号を光信号に変換する第1の電
気−光変換手段と、前記の第1の分配手段の2分配した
他方の出力信号を増幅する第1の電力増幅手段と、前記
の第1の電力増幅手段の出力信号を調整する第1の調整
手段と、前記の第1の調整手段の出力信号を光信号に変
換する第2の電気−光変換手段とから構成される。ま
た、前記の光前進基地局は、前記の無線基幹基地局の第
1の電気−光変換手段から光伝送部を介して伝送される
光信号を電気信号に変換する第1の光−電気変換手段
と、前記の無線基幹基地局の第2の電気−光変換手段か
ら光伝送部を介して伝送される光信号を電気信号に変換
する第2の光−電気変換手段と、前記の第1の光−電気
変換手段からの出力信号を2分配する第2の分配手段
と、前記の第2の分配手段の2分配した一方の出力信号
と、前記の第2の光−電気変換手段の出力信号とを合成
する第1の合成手段と、前記の第1の合成手段の出力信
号を調整して適当な歪み成分として出力する歪み信号調
整手段と、前記の第2の分配手段の2分配した他方の出
力信号と前記の歪み信号調整手段の出力信号とを用い
て、歪み成分が除去された所望の増幅信号を生成する歪
み除去回路とから構成される。
【0019】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の歪み除去回路は、前記の第2の分配
手段の2分配した他方の出力信号を増幅する第2の電力
増幅手段と、前記の第2の電力増幅手段の出力信号と、
前記の歪み信号調整手段の出力信号とを合成する第2の
合成手段とから構成される。
【0020】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の歪み除去回路は、前記の第2の分配
手段の2分配した他方の出力信号と、前記の歪み信号調
整手段の出力信号とを合成する第2の合成手段と、前記
の第2の合成手段の出力信号を増幅する第2の電力増幅
手段とから構成される。
【0021】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の光前進基地局は、さらに、前記の歪
み除去回路からの出力信号を2分配する第3の分配手段
と、前記の第3の分配手段の2分配した一方の出力信号
を光信号に変換する第3の電気−光変換手段とを含む。
また、前記の無線基幹基地局は、さらに、前記の光前進
基地局の第3の電気−光変換手段から光伝送部を介して
伝送される光信号を電気信号に変換する第3の光−電気
変換手段と、前記の第3の光−電気変換手段の出力信号
を検波し、前記の第1の調整手段を制御する検波制御手
段とを含む。
【0022】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の無線基幹基地局は、さらに、前記の
第1の分配手段の2分配した一方の出力信号を2分配す
る第4の分配手段と、前記の第3の光−電気変換手段の
出力信号と、前記の第4の分配手段の2分配した一方の
出力信号とを合成する第3の合成手段とを含む。また、
前記の第1の電気−光変換手段は、前記の第4の分配手
段の2分配した他方の出力信号を光信号に変換し、前記
の検波制御手段は、前記の第3の合成手段の出力信号を
検波し、前記の第1の調整手段を制御する。
【0023】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の無線基幹基地局の前記の第1の分配
手段は、さらに、もう1つの出力端子を有して前記の変
調手段からの出力信号を3分配する。また、前記の出力
端子は、第3の合成手段に接続され、前記の第3の合成
手段は、前記の第3の光−電気変換手段の出力信号と、
前記の出力端子から出力された信号とを合成し、前記の
検波制御手段は、前記の第3の合成手段の出力信号を検
波し、前記の第1の調整手段を制御する。
【0024】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の光前進基地局は、さらに、アンテナ
共用器を含む。前記のアンテナ共用器の端子1に前記の
光前進基地局からの送信信号が入力され、前記のアンテ
ナ共用器の端子2にアンテナが接続され、前記のアンテ
ナ共用器の端子3にアンテナからの受信信号を増幅する
低雑音増幅手段が接続される。また、前記の低雑音増幅
手段の出力に第4の電気−光変換手段が接続され、前記
の無線基幹基地局は、さらに、前記の光前進基地局の第
4の電気−光変換手段から光伝送部を介して伝送される
光信号を電気信号に変換する第4の光−電気変換手段
と、前記の第4の光−電気変換手段の出力信号を復調す
る復調手段とを含む。
【0025】本発明に係る第3の無線通信基地局システ
ムは、nが2以上の自然数であるとき、1個の無線基幹
基地局と、n個の光前進基地局と、前記の無線基幹基地
局と前記の光前進基地局を接続する光伝送部とから構成
される。前記の無線基幹基地局は、入力信号を変調する
変調手段と、前記の変調手段からの出力信号を2分配す
る第1の分配手段と、前記の第1の分配手段の2分配し
た一方の出力信号をn分配する第2の分配手段と、前記
の第1の分配手段の2分配した他方の出力信号を増幅し
て得られる信号の歪み成分を抽出する歪み抽出手段と、
前記の歪み抽出回路の出力信号をn分配する第3の分配
手段と、前記の第2の分配手段のn分配したそれぞれの
出力信号を光信号に変換するn個の第1の電気−光変換
手段と、前記の第3の分配手段のn分配したそれぞれの
出力信号を光信号に変換するn個の第2の電気−光変換
手段とから構成される。また、各々の前記の光前進基地
局は、前記の無線基幹基地局のn個のうち1個の第1の
電気−光変換手段から光伝送部を介して伝送される光信
号を電気信号に変換する第1の光−電気変換手段と、前
記の無線基幹基地局のn個のうち1個の第2の電気−光
変換手段から光伝送部を介して伝送される光信号を電気
信号に変換する第2の光−電気変換手段と、前記の第1
の光−電気変換手段からの出力信号と、前記の第2の光
−電気変換手段からの出力信号とを用いて、歪み成分が
除去された所望の増幅信号を生成する歪み除去回路とか
ら構成される。
【0026】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の歪み除去回路は、前記の第1の光−
電気変換手段からの出力信号を増幅する電力増幅手段
と、前記の電力増幅手段の出力信号と、前記の第2の光
−電気変換手段の出力信号とを合成する第1の合成手段
とから構成される。
【0027】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の歪み除去回路は、前記の第1の光−
電気変換手段の出力信号と、前記の第2の光−電気変換
手段の出力信号とを合成する第1の合成手段と、前記の
第1の合成手段の出力信号を増幅する電力増幅手段とか
ら構成される。
【0028】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の光伝送部は、接続される複数の組の
前記の電気−光変換手段と前記の光−電気変換手段を各
々直接接続する光ファイバから構成される。
【0029】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の複数の光ファイバのうち、少なくと
も1つの光ファイバの長さが、他の光ファイバの長さと
異なる。
【0030】好ましくは、前記の無線通信基地局システ
ムにおいて、前記の光伝送部は、前記の無線基幹基地局
に接続されて光信号を分離および合成する第1の光分波
合成手段と、前記の光前進基地局に接続されて光信号を
分離および合成する第2の光分波合成手段と、前記の第
1と第2の光分波合成手段を接続する光ファイバとから
構成される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面を参照して発
明の実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)以下に、本発明の実施の形態にお
ける光前進基地局を含む無線通信基地局システムについ
て、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の第
1の実施の形態における光前進基地局を含む無線通信基
地局システムのブロック図である。図2において、無線
基幹基地局201と光前進基地局202は、光伝送部と
して光ファイバ203、光ファイバ204、および、光
ファイバ205によって接続されている。
【0032】まず、無線基幹基地局201の内部構成を
説明する。ベースバンド信号入力端子210は、変調部
211に接続され、変調部211の出力端子は、電力分
配器212の端子10に接続される。電力分配器212
の端子11は、電気−光変換部213に接続され、一
方、電力分配器212の端子12は、歪み抽出回路21
4に接続される。歪み抽出回路214の出力端子は、電
気−光変換部216に接続される。電気−光変換部21
3、および、電気−光変換部216の出力端子は、各
々、光ファイバ203、および、光ファイバ204に接
続される。
【0033】また、光−電気変換部217の入力端子が
光ファイバ205に接続され、光−電気変換部217の
出力端子と復調部218が接続される。そして復調部2
18の出力端子は、ベースバンド信号出力端子219に
接続される。
【0034】次に、光前進基地局202の内部構成を説
明する。光ファイバ203と光−電気変換部220が接
続される。そして、光−電気変換部220の出力端子と
電力増幅器221の入力端子が接続され、電力増幅器2
21の出力端子は、電力合成器222の端子13に接続
される。一方、光ファイバ204と光−電気変換部22
3が接続され、光−電気変換部223の出力端子は、電
力合成器222の端子14に接続される。電力合成器2
22の端子15は、アンテナ共用器224の端子16に
接続され、アンテナ共用器224の端子17は、アンテ
ナ225に接続される。また、アンテナ共用器224の
端子18は、低雑音増幅器226に接続され、低雑音増
幅器226の出力端子は、電気−光変換部227の入力
端子に接続される。そして電気−光変換部227の出力
端子は、光ファイバ205に接続される。
【0035】例えば、光−電気変換部217、光−電気
変換部220、および、光−電気変換部223は、フォ
トダイオードなどの光検波ダイオードであってよい。ま
た、電気−光変換部213、電気−光変換部216、お
よび、電気−光変換部227は、DFB(Distri
buted feedback)レーザやファブリペロ
ーレーザを用いたレーザダイオードであってよい。
【0036】このように構成された光前進基地局202
を含む無線通信基地局システムの動作を以下に説明す
る。まず、無線基幹基地局201から光前進基地局20
2へ信号を伝送する場合について説明する。ベースバン
ド入力端子210に入力されたベースバンド信号は、変
調部211により高周波変調信号に変換されて出力され
る。その変換された信号は、電力分配器212の端子1
0に入力され、端子11と端子12に分配されて出力さ
れる。端子11から出力された信号は、電気−光変換部
213により、波長λt1の光信号に変調される。端子1
1から出力される信号成分によって変調された波長λt1
の光信号は、光ファイバ203によって、光前進基地局
202へ伝送される。
【0037】一方、端子12から出力された信号は、歪
み抽出回路214に入力される。この歪み抽出回路21
4は、入力された信号を増幅して得られる信号の歪み成
分のみを取り出す回路である。これは、例えば、図3に
示すような構成が考えられる。
【0038】図3の歪み抽出回路は、歪み信号抽出部分
301と歪み信号調整部分302とから成る。歪み信号
抽出部分301は、電力分配器310、遅延回路31
1、増幅器312、電力合成器313、可変位相器31
4、および、可変減衰器315を含み、歪み信号調整部
分302は、補助増幅器320を含む。電力分配器31
0の一方の出力端子である端子20は、遅延回路311
に接続され、電力分配器310の他方の出力端子である
端子21は、増幅器312に接続される。増幅器312
の出力端子は、順に、可変位相器314および可変減衰
器315に接続される。遅延回路311の出力端子、お
よび、可変減衰器315の出力端子は、各々、電力合成
器313の端子22、および、端子23に接続される。
電力合成器313の出力端子は、歪み信号調整部分30
2に接続される。つまり、電力合成器313の出力端子
は、補助増幅器320に接続される。
【0039】次に、以上で述べられた歪み抽出回路21
4の動作を説明する。図2に示される電力分配器212
の端子12から出力される信号は、図3に示される電力
分配器310の端子19に入力される。電力分配器31
0において、端子19に入力された信号は、端子20と
端子21に分配されて出力される。電力分配器310の
端子20から出力された信号は、遅延回路311を経
て、電力合成器313の端子22に入力される。一方、
電力分配器310の端子21から出力された信号は、増
幅器312によって増幅される。これにより、増幅器3
12から、歪み成分を伴う信号が出力される。この歪み
成分を伴う信号は、可変位相器314と可変減衰器31
5とを経ることによって、位相や振幅が調整された後、
電力合成器313の端子23に入力される。ここで、電
力分配器310および電力合成器313の分配合成比
と、遅延回路311、可変位相器314、および、可変
減衰器315とを調整することにより、電力合成器31
3において、電力合成器313の端子22に入力される
信号成分と電力合成器313の端子23に入力される信
号成分が、それらの振幅が等しく、それらの位相が18
0度ずれた状態で合成される。従って、電力合成器31
3の端子24において、所望の信号成分が抑圧された、
歪み成分のみの信号を抽出できる。その後、電力合成器
313の端子24において抽出された歪み成分は、補助
増幅器320によって、所望レベルまで増幅される。
【0040】ここで、歪み信号調整部分302は、さら
に、電力合成器313の端子24において抽出される歪
み成分の位相や振幅を調整できる可変位相器321や可
変減衰器322を含んでもよい。本実施の形態による無
線通信基地局システムがこれらを含む場合の一例が、図
4に示される。
【0041】補助増幅器320によって所望レベルまで
増幅された歪み成分は、図2に示される電気−光変換部
216により、波長λt2の光信号に変調される。歪み成
分によって変調された波長波長λt2の光信号は、光ファ
イバ204によって、光前進基地局202へ伝送され
る。
【0042】波長λt1の光信号、および、波長λt2の光
信号は、各々、光ファイバ203、および、光ファイバ
204を経由して光前進基地局202へ伝送される。伝
送された波長λt1の光信号は、光−電気変換部220に
入力され、光−電気変換部220によって、信号成分の
みを有する高周波信号に変換される。一方、λt2の光信
号は、光−電気変換部223によって、歪み成分のみを
有する高周波信号に変換される。
【0043】これらの高周波信号の動作を、図5を用い
て説明する。図5は、図2に示される歪み除去回路22
8を抜き出した図であり、図2における構成要素と同一
の構成要素には同一の符号を付している。図2に示され
る光−電気変換部220から出力された信号成分のみを
有する高周波信号は、電力増幅器221によって所望レ
ベルまで増幅される。その際、増幅された信号は、図5
に示すように所望帯域外に歪み成分を含む。この増幅信
号は、電力合成器222の端子13に入力される。一
方、図2に示される光−電気変換部223から出力され
た歪み成分のみを有する高周波信号は、電力合成器22
2の端子14に入力される。ここで、電力合成器222
の端子13と端子14に入力される信号の歪み成分が同
振幅、逆位相の状態で合成されるように、歪み抽出回路
214内の歪み信号調整部分302を調整することによ
り、電力合成器222の端子15から、歪み成分が抑圧
された信号が出力される。この歪み成分が抑圧された信
号は、図2に示されるアンテナ共用器224を経由して
アンテナ225から放射される。
【0044】ここで、図3における増幅器312のよう
な歪み抽出回路214において用いる増幅器と、光前進
基地局202において用いる電力増幅器221とは同一
であることが好ましい。しかし、述べられたように電力
増幅器221における増幅によって発生する歪み成分が
打ち消せるのであれば、歪み抽出回路214において用
いる増幅器312と、光前進基地局202において用い
る電力増幅器221とは同一でなくともよい。
【0045】また、電力増幅器221、増幅器312、
および、補助増幅器320は、例えば、シリコンやGa
Asを半導体材料として用いた、1または複数の電界効
果型トランジスタ(FET)であってもよい。
【0046】また、電力合成器222の端子13と端子
14に入力される信号の歪み成分が正確に逆位相の状態
で合成されるように、歪み調整回路214の出力端子か
ら電力合成器222の端子14までの間の経路中に、歪
み成分の位相を調整する回路を設置してもよい。
【0047】次に、光前進基地局202から無線基幹基
地局201へ信号を伝送する場合を説明する。アンテナ
225によって受信された信号は、アンテナ共用器22
4の端子18から出力され、低雑音増幅器226によっ
て増幅される。そして、低雑音増幅器226からの出力
信号は、電気−光変換部227によって、波長λr1の光
信号に変換される。この光信号は、光ファイバ205を
経由して、無線基幹基地局201に伝送される。伝送さ
れた光信号は、光−電気変換部217に入力され、高周
波信号に変換される。そして、この高周波信号は、復調
部218によってベースバンド信号に復調され、ベース
バンド出力端子219に出力される。
【0048】一般に、電力増幅器は、そのバイアス電流
を少なくするほど電力効率が向上し、消費電力を小さく
できる。従来では、その一方で、出力信号の歪み成分が
増加することが問題であった。しかし、本発明の実施の
形態においては、光前進基地局202から携帯電話等に
信号を送信する場合に、光前進基地局202において用
いる電力増幅器221の動作点にかかわらず歪み成分を
抑圧した信号を送信できる。従って、光前進基地局20
2からの送信信号の歪みを低減させると同時に、光前進
基地局202において用いる電力増幅器221を、バイ
アス電流を少なくした状態で動作させることができる。
従って、光前進基地局202全体での電力効率を向上さ
せることができる。また、歪み補償回路の一部として用
いている補助増幅器320を無線基幹基地局201で用
いており、光前進基地局202全体の電力効率を向上さ
せることができる。
【0049】その結果、光前進基地局202の回路規模
を小さくできると同時に、放熱に必要な大きさも小さく
することができ、光前進基地局202全体の大きさを小
さくできる。また、光前進基地局202から携帯電話等
へ送信する信号の歪み成分を打ち消すために必要な制御
を、全て基幹基地局201側で行えるため、光前進基地
局202の負担を小さくできる。
【0050】尚、光前進基地局202の電力合成器22
2において2つの信号を合成する場合、歪み抽出回路2
14における歪み抽出処理のために遅延が生じ、電力合
成器222に2つの信号が同時に入力されないときは、
例えば、図6に示されるように、無線基幹基地局201
において、電力分配器212と電気−光変換部213と
の間に遅延回路229を接続し、2つの信号の伝送時間
が等しくなるように調整することができる。さらに、こ
の遅延回路229は、光前進基地局202における光−
電気変換部220と電力増幅器221との間に接続され
てもよい。
【0051】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態における光前進基地局を含む無線通信基地
局システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0052】本実施の形態による無線通信基地局システ
ムのブロック図を図7に示す。図7において、図2にお
ける構成要素と同じ構成要素には、同一の符号を付して
いる。図7において、第1の実施の形態によるシステム
と異なる点を説明する。本実施の形態によるシステムで
は、新たに、光前進基地局202において、電力分配器
230および電気−光変換部231を設置し、無線基幹
基地局システム201において、光−電気変換部231
および検波制御部233を設置する。そして、電気−光
変換部231と光−電気変換部232とを、光ファイバ
206によって接続する。本実施の形態によるシステム
では、光前進基地局202における電力合成器222の
出力信号の一部を、モニタ出力として、電力分配器23
0の端子30に分配して出力する。その信号は、電気−
光変換部231により波長λr2の光信号に変換される。
この光信号は、光ファイバ206により無線基幹基地局
201へ伝送される。無線基幹基地局201へ伝送され
た波長λr2の光信号は、光−電気変換部232により高
周波信号に変換される。そして、この高周波信号は、検
波制御部233に入力され、その信号の電力が検出され
る。
【0053】検波制御部233に入力される高周波信号
は、光前進基地局202から携帯電話等への送信電力レ
ベルに応じて変化するので、検波制御部233におい
て、光前進基地局202の送信電力レベルをモニタして
いることになる。従って、このレベルをモニタすること
により、光前進基地局202における動作が正常かどう
かを常にチェックできる。光前進基地局202は、通
常、屋外に設置されることが多く、動作状態を常に監視
することが難しいので、これは、光前進基地局202の
メンテナンスという点で非常に効果がある。
【0054】また、本実施の形態によるシステムのよう
に、光前進基地局202の出力電力を無線基幹基地局2
01においてモニタすることにより、その出力電力に応
じて、光前進基地局202から携帯電話等への送信信号
の歪み抑圧に働く、例えば可変位相器314、可変減衰
器315のような歪み抽出回路214の成分を制御でき
る。さらに、歪み抽出回路214は、図4に示すよう
に、可変位相器321や可変減衰器322を含んでもよ
く、その場合には、それらの可変位相器321や可変減
衰器322も制御できる。その結果、光前進基地局20
2の出力電力が変動した場合でも、光前進基地局202
から携帯電話等への送信信号の歪み抑圧を適宜行うこと
ができる。尚、本実施の形態によるシステムにおいて
も、第1の実施の形態によるシステムと同様の効果が得
られる。
【0055】また、上述の遅延回路229を、無線基幹
基地局201における電力分配器212と電気−光変換
部213との間、または、光前進基地局202における
光−電気変換部220と電力増幅器221との間に接続
してもよい。そのような場合にも、これまで述べられた
効果と同様の効果が得られる。
【0056】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態における光前進基地局を含む無線通信基地
局システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0057】本実施の形態によるシステムのブロック図
を図8に示す。図8において、図2における構成要素と
同じ構成要素には、同一の符号を付している。図8にお
いて第2の実施の形態によるシステムと異なる点を説明
する。第2の実施の形態によるシステムでは、光前進基
地局202における電力合成器222の出力信号の一部
をモニタ出力として取り出し、それを無線基幹基地局2
01内の検波制御部233によって検波していたが、本
実施の形態によるシステムでは、光前進基地局202の
出力電力をモニタする代わりに、その出力信号に含まれ
る歪み成分のみを無線基幹基地局201内の検波制御部
233によって検波している。以下に、その動作につい
て説明する。
【0058】無線基幹基地局201における変調部21
1の出力端子から出力された高周波信号は、電力分配器
212により端子11と端子12に分配されて出力され
る。端子11に出力された信号は、第2の実施の形態に
よるシステムでは、そのまま電気−光変換部213に入
力されていたが、本実施の形態によるシステムでは、新
たに、電力分配器212と電気−光変換部213との間
に電力分配器240を設置し、その信号の一部をさらに
電力分配器240の端子40から取り出す。さらに、本
実施の形態によるシステムにおいては、新たに、電力合
成器243を設置する。電力分配器240の端子40か
ら取り出された信号は、可変位相器241や可変減衰器
242によって、位相や振幅が調整された後、電力合成
器243の端子41に入力される。一方、電力合成器2
43の端子42には、第2の実施の形態によるシステム
と同様に、光ファイバ206によって伝送される信号が
入力される。この端子42に入力される信号と端子41
に入力される信号を、電力合成器243において、同振
幅、逆位相の状態で合成することにより、光前進基地局
202から携帯電話等に送信される信号に含まれる歪み
成分のみを、電力合成器243の端子43から取り出し
ている。そしてその歪み成分の信号は、検波制御部23
3に入力され、その信号の電力が検出される。
【0059】ここで、電力分配器240を追加する替わ
りに、電力合成器243の端子41に入力される信号
を、電力分配器212のさらなる端子50から取り出し
てもよい。この場合のシステムのブロック図を図9に示
す。
【0060】このように光前進基地局202から携帯電
話等への送信信号に含まれる歪み成分の電力を検出する
ことにより、その歪み成分の電力に応じて、光前進基地
局202から携帯電話等への送信信号の歪み抑圧に働
く、例えば可変位相器314、可変減衰器315のよう
な歪み抽出回路214の成分を制御できる。さらに、歪
み抽出回路214は、図4に示すように、可変位相器3
21や可変減衰器322を含んでもよく、その場合に
は、それらの可変位相器321や可変減衰器322も制
御できる。つまり、光前進基地局202から携帯電話等
への送信信号に含まれる歪み成分が常に最小値になるよ
うに、歪み補償回路を制御できる。本実施の形態による
システムにおいても、第2の実施の形態によるシステム
と同様の効果が得られる。
【0061】また、本実施の形態によるシステムにおい
て、可変位相器241や可変減衰器242が用いられて
いるが、状況に応じてはこれらを省略できる。
【0062】また、上述の遅延回路229を、無線基幹
基地局201における電力分配器212と電気−光変換
部213との間、または、光前進基地局202における
光−電気変換部220と電力増幅器221との間に接続
してもよい。そのような場合であっても、これまで述べ
られた効果と同様の効果が得られる。
【0063】これまで述べられた実施の形態によるシス
テムにおいて、補助増幅器320は、無線基幹基地局の
歪み抽出回路214内で用いられているが、光前進基地
局202側、すなわち、光−電気変換部223の出力部
で用いられてもよい。こうすれば、歪み成分で変調され
た波長λt2の光信号を高周波信号に変換する光−電気変
換部223のダイナミックレンジを小さくできるので、
光−電気変換部223の設計が容易になる。また、電気
−光変換部216によって光信号に変調される高周波信
号(歪み成分)のレベルが小さくてすむので、電気−光
変換部216の設計も容易になる。結果として、光−電
気変換部223と電気−光変換部216のコストを減少
できる。尚、第1の実施の形態によるシステムにおい
て、上述の変形を行った場合のシステムのブロック図を
図10に示す。
【0064】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態における光前進基地局を含む無線通信基地
局システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0065】本実施の形態による無線通信基地局システ
ムのブロック図を図11に示す。図11において、図2
における構成要素と同じ構成要素には、同一の符号を付
している。図11において、第1の実施の形態によるシ
ステムと異なる点を説明する。本実施の形態によるシス
テムでは、電力合成器222は、光−電気変換部220
と電力増幅器221との間、および、光−電気変換部2
23と電力増幅器221との間に位置される。つまり、
光ファイバ203によって伝送される信号成分と光ファ
イバ204によって伝送される歪み成分とを、電力増幅
器221の前段において合成する。
【0066】以下に、図11に示される歪み除去回路2
28の動作を説明する。まず、光−電気変換部220か
ら出力された高周波信号は電力合成器222の端子13
に入力され、光−電気変換部223から出力された歪み
成分のみを有する高周波信号は、電力合成器222の端
子14に入力される。電力合成器222によって合成さ
れた信号は、端子15から出力され、その後、電力増幅
器221によって所望レベルまで増幅される。この場
合、端子13に入力された高周波信号を増幅した場合に
発生する歪み成分と、端子14に入力された高周波信号
を増幅して得られる信号とが、同振幅、逆位相で合成さ
れることによって打ち消し合い、電力増幅器221の出
力端子から、歪み成分が抑圧された所望の信号が出力さ
れる。
【0067】このように、2つの信号の合成を電力増幅
器221の前段で行うように構成すれば、光ファイバ2
04によって伝送される歪み成分を、その電力レベルが
小さいままの状態で、光ファイバ203によって伝送さ
れる信号成分と合成させることができる。これにより、
補助増幅器320の増幅レベルを小さくすることができ
る。
【0068】また、電気−光変換部216によって光信
号に変調される高周波信号(歪み成分)のレベルが小さ
くてすむので、電気−光変換部216のダイナミックレ
ンジを小さくすることができ、設計が容易になる。ま
た、歪み成分で変調された波長λt2の光信号を高周波信
号に変換する光−電気変換部223のダイナミックレン
ジを小さくできるので、光−電気変換部223の設計も
容易になる。結果として、電気−光変換部216と光−
電気変換部223のコストを減少できる。
【0069】尚、以上のような、光ファイバ203によ
って伝送される信号成分と光ファイバ204によって伝
送される歪み成分とを、電力増幅器221の前段におい
て合成する構成は、これまで述べられた、図4、およ
び、図6から図12に示される全ての実施の形態に適用
できる。その場合も、以上の効果と同様の効果が得られ
る。
【0070】これまで述べられた実施の形態において、
複数の電気−光変換部と光−電気変換部の組が、各々、
光ファイバによって直接接続されるが、波長多重を行う
ことにより、無線基幹基地局と光前進基地局が1本の光
ファイバで接続されてもよい。第1の実施の形態による
システムにおいて上述の変形を行った場合の一例を図1
2に示す。図12において、無線基幹基地局201と光
前進基地局202は、各々、信号の分離または合成を行
う光分波合成部208および光分波合成部209を含
む。そして、それらの光分波合成部208、209は光
ファイバ207によって接続される。また、その光分波
合成部208、209は、光カップラであってよい。
【0071】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態における光前進基地局を含む無線通信基地
局システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0072】本実施の形態による無線通信基地局システ
ムのブロック図を図13に示す。図13において、図2
における構成要素と同じ構成要素には、同一の符号を付
している。まず、無線基幹基地局201の内部構成を説
明する。ベースバンド信号入力端子210は、変調部2
11に接続され、変調部211の出力端子は、電力分配
器212の端子10に接続される。電力分配器212の
端子11は、電気−光変換部213に接続され、一方、
電力分配器212の端子12は、増幅器312に接続さ
れる。増幅器312に続いて、可変位相器314および
可変減衰器315が設置され、可変減衰器315の出力
端子は、電気−光変換部216に接続される。電気−光
変換部213、および、電気−光変換部216の出力端
子は、各々、光ファイバ203、および、光ファイバ2
04に接続される。
【0073】また、光−電気変換部217の入力端子が
光ファイバ205に接続され、光−電気変換部217の
出力端子と復調部218が接続される。そして復調部の
出力端子は、ベースバンド信号出力端子219に接続さ
れる。
【0074】次に、光前進基地局202の内部構成を説
明する。光ファイバ203と光−電気変換部220が接
続される。そして、光−電気変換部220の出力端子
は、電力分配器250の入力端子60に接続される。一
方、光ファイバ204と光−電気変換部223が接続さ
れ、光−電気変換部223の出力端子は、電力合成器3
13の入力端子23に接続される。また、電力分配器2
50の出力端子62は、電力合成器313の入力端子2
2に接続される。電力合成器313の出力端子24は、
可変位相器321および可変減衰器322を介して、補
助増幅器320に接続される。補助増幅器320の出力
端子は、電力合成器222の入力端子14に接続され
る。
【0075】電力分配器250の出力端子61は、電力
増幅器221に接続される。電力増幅器221の出力端
子は、電力合成器222の入力端子13に接続される。
電力合成器222の出力端子15は、アンテナ共用器2
24の端子16に接続され、アンテナ共用器224の端
子17は、アンテナ225に接続される。また、アンテ
ナ共用器224の端子18は、低雑音増幅器226に接
続され、低雑音増幅器226の出力端子は、電気−光変
換部227の入力端子に接続される。そして電気−光変
換部227の出力端子は、光ファイバ205に接続され
る。
【0076】本実施の形態によるシステムでは、図3に
示される歪み抽出回路の電力合成器313が、光前進基
地局202に設置される。この電力合成器313におい
て、所望の信号と、その信号を増幅することによって得
られる歪み成分を伴う信号とが、それらの振幅が等し
く、それらの位相が180度ずれた状態で合成され、電
力合成器313の端子24において、所望の信号成分が
抑圧された、歪み成分のみの信号が抽出される。本実施
の形態によるシステムでは、電力分配器212の端子1
1から出力されて電力合成器313の端子22に入力さ
れる信号と、電力分配器212の端子12から出力され
て電力合成器313の端子23に入力される信号との間
の遅延時間を、光ファイバ203の長さLおよび光フ
ァイバ204の長さLを調整することによって、つま
り、光ファイバ203の長さLを光ファイバ204の
長さLよりも長くすることによって、補償する。これ
により、図2に示される遅延回路311、および、図7
に示される遅延回路229等の遅延回路を除くことがで
き、無線通信基地局システムの構成をより簡単にするこ
とができる。
【0077】また、これまで述べられた無線通信基地局
システムにおいても、2つの信号を電力合成器222に
同時に入力させるために、無線基幹基地局201または
光前進基地局202内に遅延回路を設置する代わりに、
互いに長さの異なる光ファイバ203および光ファイバ
204を設置してもよい。
【0078】本実施の形態によるシステムにおいて、図
7から図9に示されるように、光前進基地局202から
携帯電話等に送信される送信信号、または、その送信信
号に含まれる歪み成分を取り出して、可変位相器31
4、321や可変減衰器315、322を制御する構成
にすることも可能である。
【0079】また、電力合成器222を、電力分配器2
50と電力増幅器221との間、および、補助増幅器3
20と電力増幅器221との間に設置し、光ファイバ2
03によって伝送される信号成分と光ファイバ204に
よって伝送される歪み成分とを、電力増幅器221の前
段において合成する構成にすることも可能である。
【0080】これまで述べられた無線通信基地局システ
ムは、無線基幹基地局201から光前進基地局202に
信号を伝送する経路と、逆に、光前進基地局202から
無線基幹基地局201に信号を伝送する経路の両方を有
するが、これを、例えば、どちらか一方の経路を有する
システムにすることができる。この場合に、信号の伝送
はどちらか一方に限定されるが、その分、無線基幹基地
局201および光前進基地局202の大きさを小さくで
きる。
【0081】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態における光前進基地局を含む無線通信基地
局システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0082】本実施の形態による無線通信基地局システ
ムのブロック図を図14に示す。図14において、無線
通信基地局システムは、1つの無線基幹基地局401、
および、2つの光前進基地局402、403から成り、
それらは、光伝送部として、光ファイバ404、光ファ
イバ405、光ファイバ406および光ファイバ407
によって接続されている。図14において、図2におけ
る構成要素と同じ構成要素には、同一の符号を付してい
る。
【0083】まず、無線基幹基地局401の内部構成を
説明する。ベースバンド信号入力端子210は、変調部
211に接続され、変調部211の出力端子は、電力分
配器212の入力端子10に接続される。電力分配器2
12の一方の出力端子11は、電力分配器410の入力
端子70に接続され、電力分配器212の他方の出力端
子12は、歪み抽出回路214に接続される。歪み抽出
回路214の出力端子は、電力分配器411の入力端子
73に接続される。電力分配器410の出力端子71お
よび出力端子72は、それぞれ、電気−光変換部213
および電気−光変換部412に接続される。電力分配器
411の出力端子74および出力端子75は、それぞ
れ、歪み信号調整部分を介して、電気−光変換部216
および電気−光変換部416に接続される。電気−光変
換部213、電気−光変換部216、電気−光変換部4
12および電気−光変換部416の出力端子は、各々、
光ファイバ404、光ファイバ405、光ファイバ40
6および光ファイバ407に接続される。
【0084】尚、電力分配器411の出力端子74に接
続される歪み信号調整部分は、可変位相器321、可変
減衰器322、および、補助増幅器320から成り、電
力分配器411の出力端子75に接続される歪み信号調
整部分は、可変位相器413、可変減衰器414、およ
び、補助増幅器416から成る。
【0085】次に、光前進基地局402および光前進基
地局403の内部構成を説明する。光前進基地局402
において、光ファイバ404と光−電気変換部220が
接続される。そして、光−電気変換部220の出力端子
と電力増幅器221の入力端子が接続され、電力増幅器
221の出力端子は、電力合成器222の端子13に接
続される。一方、光ファイバ405と光−電気変換部2
23が接続され、光−電気変換部223の出力端子は、
電力合成器222の端子14に接続される。電力合成器
222の端子15は、アンテナ共用器224の入力端子
に接続され、アンテナ共用器224の出力端子は、アン
テナ225に接続される。光前進基地局403において
は、光ファイバ406と光−電気変換部220が接続さ
れ、光ファイバ407と光−電気変換部223が接続さ
れることが異なるだけで、その他の構成は、光前進基地
局402の構成と同一である。
【0086】本実施の形態によるシステムでは、電力分
配器212に続いて電力分配器410を設置し、電力分
配器410によって信号を2分配することにより、2つ
の光前進基地局402および光前進基地局403に、同
時に所望の信号成分を伝送することができる。また、歪
み抽出回路214に続いて電力分配器411を設置し、
電力分配器411によって信号を2分配することによ
り、2つの光前進基地局402および光前進基地局40
3に、同時に歪み成分を伝送することができる。これに
より、歪み抽出回路214を、2つの光前進基地局によ
って共有することができる。
【0087】尚、本実施の形態によるシステムにおい
て、電力分配器411の端子74と電気−光変換器21
6との間、および、電力分配器411の端子75と電気
−光変換器416との間に設置される歪み信号調整部分
は、それぞれ、光前進基地局402、および、光前進基
地局403に含まれてもよい。
【0088】また、図7から図9に示されるように、光
前進基地局から携帯電話等に送信される送信信号、また
は、その送信信号に含まれる歪み成分を取り出して、可
変位相器や可変減衰器を制御する構成にすることも可能
である。
【0089】また、図11に示されるように、各々の光
前進基地局において、電力合成器222を、光−電気変
換部220(光−電気変換部223)と電力増幅器22
1との間に設置し、所望の信号成分と歪み成分とを、電
力増幅器221の前段において合成する構成にすること
も可能である。
【0090】また、光前進基地局402および光前進基
地局403のそれぞれにおいて、電力合成器222に2
つの信号が同時に入力されるように、2つの信号の伝送
時間における違いを、無線基幹基地局401または光前
進基地局402、403内に遅延回路を設置することに
よって補償することができる。また、遅延回路を設置す
る代わりに、光ファイバ404、光ファイバ405、光
ファイバ406および光ファイバ407の長さを調整す
ることにより、2つの信号の伝送時間における違いを補
償することができる。
【0091】また、波長多重を行うことにより、無線基
幹基地局と各々の光前進基地局が1本の光ファイバで接
続されてもよい。その場合には、光前進基地局402お
よび光前進基地局403が、それぞれ、信号の分離また
は合成を行う光分波合成部を含む。同時に、無線基幹基
地局401は、2つの光分波合成部を含む。無線基幹基
地局401の第1の光分波合成部と光前進基地局402
の光分波合成部、および、無線基幹基地局401の第2
の光分波合成部と光前進基地局403の光分波合成部
は、それぞれ、1本の光ファイバによって接続される。
また、その光分波合成部は、光カップラであってよい。
【0092】また、本実施の形態による無線通信基地局
システムにおいては、光前進基地局は2つであるが、n
個(nは2以上の自然数)の光前進基地局を設置するこ
とも可能である。その場合には、電力分配器410と電
力分配器411は、n分配器として作用する。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、光前進基地局を含む無
線通信基地局システムにおいて、その歪み補償回路の一
部を無線基幹基地局で行うことにより、その光前進基地
局からの送信信号の歪みを低減できる。また、本発明に
より、その光前進基地局からの送信信号の歪みを低減で
きると同時に、その光前進基地局の電力効率を高めて、
その光前進基地局を小型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光前進基地局を含む無線通信基地局シ
ステムのブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における光前進基
地局を含む無線通信基地局システムのブロック図であ
る。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における光前進基
地局を含む無線通信基地局システム中で用いられている
歪み抽出回路のブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態において歪み抽出
回路を変形した場合の無線通信基地局システムのブロッ
ク図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態における光前進基
地局を含む無線通信基地局システム中で用いられている
歪み除去回路のブロック図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態における無線通信
基地局システムにおいて遅延回路を設置した場合のシス
テムのブロック図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態における光前進基
地局を含む無線通信基地局システムのブロック図であ
る。
【図8】 本発明の第3の実施の形態における光前進基
地局を含む無線通信基地局システムのブロック図であ
る。
【図9】 本発明の第3の実施の形態において電力分配
器を変形した場合の無線通信基地局システムのブロック
図である。
【図10】 本発明の第1の実施の形態において補助増
幅器の位置を変形した場合の無線通信基地局システムの
ブロック図である。
【図11】 本発明の第4の実施の形態における光前進
基地局を含む無線通信基地局システムのブロック図であ
る。
【図12】 本発明の第1の実施の形態において光伝送
部を変形した場合の無線通信基地局システムのブロック
図である。
【図13】 本発明の第5の実施の形態における光前進
基地局を含む無線通信基地局システムのブロック図であ
る。
【図14】 本発明の第6の実施の形態における光前進
基地局を含む無線通信基地局システムのブロック図であ
る。
【符号の説明】 201 無線基幹基地局 202 光前進基地局 203、204、205 光ファイバ 210 ベースバンド信号入力端子 219 ベースバンド信号出力端子 211 変調部 212 電力分配器 214 歪み抽出回路 213、216、227 電気−光変換部 217、220、223 光−電気変換部 218 復調部 221 電力増幅器 222 電力合成器 224 アンテナ共用器 225 アンテナ 226 低雑音増幅器 228 歪み除去回路 233 検波制御部 310 電力分配器 311 遅延回路 312 増幅器 313 電力合成器 314 可変位相器 315 可変減衰器 320 補助増幅器
フロントページの続き (72)発明者 足立 寿史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA05 CA02 DA04 FA01 GA07 5K067 AA24 BB04 DD57 EE10 EE16 EE37

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基幹基地局と、光前進基地局と、前
    記無線基幹基地局と前記光前進基地局を接続する光伝送
    部とから構成される無線通信基地局システムであって、 前記無線基幹基地局が、 入力信号を変調する変調手段と、 前記変調手段からの出力信号を2分配する第1の分配手
    段と、 前記第1の分配手段の2分配した一方の出力信号を光信
    号に変換する第1の電気−光変換手段と、 前記第1の分配手段の2分配した他方の出力信号を増幅
    して得られる信号の歪み成分を抽出する歪み抽出手段
    と、 前記歪み抽出手段の出力信号を光信号に変換する第2の
    電気−光変換手段とから構成され、 前記光前進基地局が、 前記無線基幹基地局の第1の電気−光変換手段から光伝
    送部を介して伝送される光信号を電気信号に変換する第
    1の光−電気変換手段と、 前記無線基幹基地局の第2の電気−光変換手段から光伝
    送部を介して伝送される光信号を電気信号に変換する第
    2の光−電気変換手段と、 前記第1の光−電気変換手段からの出力信号と、前記第
    2の光−電気変換手段からの出力信号とを用いて、歪み
    成分が除去された所望の増幅信号を生成する歪み除去回
    路とから構成されることを特徴とする無線通信基地局シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記歪み除去回路が、 前記第1の光−電気変換手段からの出力信号を増幅する
    電力増幅手段と、 前記電力増幅手段の出力信号と前記第2の光−電気変換
    手段の出力信号とを合成する第1の合成手段とから構成
    されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信基地
    局システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の分配手段と前記第1の電気−
    光変換手段との間、または、前記第1の光−電気変換手
    段と前記電力増幅手段との間に、遅延補償手段を設ける
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信基地局シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記歪み除去回路が、 前記第1の光−電気変換手段からの出力信号と前記第2
    の光−電気変換手段の出力信号とを合成する第1の合成
    手段と、 前記第1の合成手段からの出力信号を増幅する電力増幅
    手段とから構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の無線通信基地局システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の分配手段と前記第1の電気−
    光変換手段との間、または、前記第1の光−電気変換手
    段と前記第1の合成手段との間に、遅延補償手段を設け
    ることを特徴とする請求項4に記載の無線通信基地局シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記歪み抽出手段が、 入力信号を増幅して得られる信号から歪み信号のみを抽
    出する歪み信号抽出手段と、 前記歪み信号を調整して適当な歪み成分として出力する
    歪み信号調整手段とから構成されることを特徴とする請
    求項1から請求項5のいずれかに記載の無線通信基地局
    システム。
  7. 【請求項7】 前記歪み信号調整手段が、前記第2の光
    −電気変換手段の出力部に位置されることを特徴とする
    請求項6に記載の無線通信基地局システム。
  8. 【請求項8】 前記光前進基地局が、さらに、 前記歪み除去回路からの出力信号を2分配する第2の分
    配手段と、 前記第2の分配手段の2分配した一方の出力信号を光信
    号に変換する第3の電気−光変換手段とを含み、 前記無線基幹基地局が、さらに、 前記光前進基地局の第3の電気−光変換手段から光伝送
    部を介して伝送される光信号を電気信号に変換する第3
    の光−電気変換手段と、 前記第3の光−電気変換手段の出力信号を検波し、前記
    歪み抽出手段を制御する検波制御手段とを含むことを特
    徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線
    通信基地局システム。
  9. 【請求項9】 前記無線基幹基地局が、さらに、 前記第1の分配手段の2分配した一方の出力信号を2分
    配する第3の分配手段と、 前記第3の光−電気変換手段の出力信号と、前記第3の
    分配手段の2分配した一方の出力信号とを合成する第2
    の合成手段とを含み、 前記第1の電気−光変換手段は、前記第3の分配手段の
    2分配した他方の出力信号を光信号に変換し、 前記検波制御手段は、前記第2の合成手段の出力信号を
    検波し、前記歪み抽出手段を制御することを特徴とする
    請求項8に記載の無線通信基地局システム。
  10. 【請求項10】 前記無線基幹基地局の前記第1の分配
    手段が、さらに、もう1つの出力端子を有して前記変調
    手段からの出力信号を3分配し、 前記出力端子は、第2の合成手段に接続され、 前記第2の合成手段は、前記第3の光−電気変換手段の
    出力信号と、前記出力端子から出力された信号とを合成
    し、 前記検波制御手段は、前記第2の合成手段の出力信号を
    検波し、前記歪み抽出手段を制御することを特徴とする
    請求項8に記載の無線通信基地局システム。
  11. 【請求項11】 無線基幹基地局と、光前進基地局と、
    前記無線基幹基地局と前記光前進基地局を接続する光伝
    送部とから構成される無線通信基地局システムであっ
    て、 前記無線基幹基地局が、 入力信号を変調する変調手段と、 前記変調手段からの出力信号を2分配する第1の分配手
    段と、 前記第1の分配手段の2分配した一方の出力信号を光信
    号に変換する第1の電気−光変換手段と、 前記第1の分配手段の2分配した他方の出力信号を増幅
    する第1の電力増幅手段と、 前記第1の電力増幅手段の出力信号を調整する第1の調
    整手段と、 前記第1の調整手段の出力信号を光信号に変換する第2
    の電気−光変換手段とから構成され、 前記光前進基地局が、 前記無線基幹基地局の第1の電気−光変換手段から光伝
    送部を介して伝送される光信号を電気信号に変換する第
    1の光−電気変換手段と、 前記無線基幹基地局の第2の電気−光変換手段から光伝
    送部を介して伝送される光信号を電気信号に変換する第
    2の光−電気変換手段と、 前記第1の光−電気変換手段からの出力信号を2分配す
    る第2の分配手段と、 前記第2の分配手段の2分配した一方の出力信号と、前
    記第2の光−電気変換手段の出力信号とを合成する第1
    の合成手段と、 前記第1の合成手段の出力信号を調整して適当な歪み成
    分として出力する歪み信号調整手段と、 前記第2の分配手段の2分配した他方の出力信号と前記
    歪み信号調整手段の出力信号とを用いて、歪み成分が除
    去された所望の増幅信号を生成する歪み除去回路とから
    構成されることを特徴とする無線通信基地局システム。
  12. 【請求項12】 前記歪み除去回路が、 前記第2の分配手段の2分配した他方の出力信号を増幅
    する第2の電力増幅手段と、 前記第2の電力増幅手段の出力信号と、前記歪み信号調
    整手段の出力信号とを合成する第2の合成手段とから構
    成されることを特徴とする請求項11に記載の無線通信
    基地局システム。
  13. 【請求項13】 前記歪み除去回路が、 前記第2の分配手段の2分配した他方の出力信号と、前
    記歪み信号調整手段の出力信号とを合成する第2の合成
    手段と、 前記第2の合成手段の出力信号を増幅する第2の電力増
    幅手段とから構成されることを特徴とする請求項11に
    記載の無線通信基地局システム。
  14. 【請求項14】 前記光前進基地局が、さらに、 前記歪み除去回路からの出力信号を2分配する第3の分
    配手段と、 前記第3の分配手段の2分配した一方の出力信号を光信
    号に変換する第3の電気−光変換手段とを含み、 前記無線基幹基地局が、さらに、 前記光前進基地局の第3の電気−光変換手段から光伝送
    部を介して伝送される光信号を電気信号に変換する第3
    の光−電気変換手段と、 前記第3の光−電気変換手段の出力信号を検波し、前記
    第1の調整手段を制御する検波制御手段とを含むことを
    特徴とする請求項11から請求項13のいずれかに記載
    の無線通信基地局システム。
  15. 【請求項15】 前記無線基幹基地局が、さらに、 前記第1の分配手段の2分配した一方の出力信号を2分
    配する第4の分配手段と、 前記第3の光−電気変換手段の出力信号と、前記第4の
    分配手段の2分配した一方の出力信号とを合成する第3
    の合成手段とを含み、 前記第1の電気−光変換手段は、前記第4の分配手段の
    2分配した他方の出力信号を光信号に変換し、 前記検波制御手段は、前記第3の合成手段の出力信号を
    検波し、前記第1の調整手段を制御することを特徴とす
    る請求項14に記載の無線通信基地局システム。
  16. 【請求項16】 前記無線基幹基地局の前記第1の分配
    手段が、さらに、もう1つの出力端子を有して前記変調
    手段からの出力信号を3分配し、 前記出力端子は、第3の合成手段に接続され、 前記第3の合成手段は、前記第3の光−電気変換手段の
    出力信号と、前記出力端子から出力された信号とを合成
    し、 前記検波制御手段は、前記第3の合成手段の出力信号を
    検波し、前記第1の調整手段を制御することを特徴とす
    る請求項14に記載の無線通信基地局システム。
  17. 【請求項17】 前記光前進基地局が、さらに、アンテ
    ナ共用器を含み、 前記アンテナ共用器の端子1に前記光前進基地局からの
    送信信号が入力され、 前記アンテナ共用器の端子2にアンテナが接続され、 前記アンテナ共用器の端子3にアンテナからの受信信号
    を増幅する低雑音増幅手段が接続され、 前記低雑音増幅手段の出力に第4の電気−光変換手段が
    接続され、 前記無線基幹基地局が、さらに、 前記光前進基地局の第4の電気−光変換手段から光伝送
    部を介して伝送される光信号を電気信号に変換する第4
    の光−電気変換手段と、 前記第4の光−電気変換手段の出力信号を復調する復調
    手段とを含むことを特徴とする請求項1から請求項16
    のいずれかに記載の無線通信基地局システム。
  18. 【請求項18】 nが2以上の自然数であるとき、1個
    の無線基幹基地局と、n個の光前進基地局と、前記無線
    基幹基地局と前記光前進基地局を接続する光伝送部とか
    ら構成される無線通信基地局システムであって、 前記無線基幹基地局が、 入力信号を変調する変調手段と、 前記変調手段からの出力信号を2分配する第1の分配手
    段と、 前記第1の分配手段の2分配した一方の出力信号をn分
    配する第2の分配手段と、 前記第1の分配手段の2分配した他方の出力信号を増幅
    して得られる信号の歪み成分を抽出する歪み抽出手段
    と、 前記歪み抽出回路の出力信号をn分配する第3の分配手
    段と、 前記第2の分配手段のn分配したそれぞれの出力信号を
    光信号に変換するn個の第1の電気−光変換手段と、 前記第3の分配手段のn分配したそれぞれの出力信号を
    光信号に変換するn個の第2の電気−光変換手段とから
    構成され、 各々の前記光前進基地局が、 前記無線基幹基地局のn個のうち1個の第1の電気−光
    変換手段から光伝送部を介して伝送される光信号を電気
    信号に変換する第1の光−電気変換手段と、 前記無線基幹基地局のn個のうち1個の第2の電気−光
    変換手段から光伝送部を介して伝送される光信号を電気
    信号に変換する第2の光−電気変換手段と、 前記第1の光−電気変換手段からの出力信号と、前記第
    2の光−電気変換手段からの出力信号とを用いて、歪み
    成分が除去された所望の増幅信号を生成する歪み除去回
    路とから構成されることを特徴とする無線通信基地局シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 前記歪み除去回路が、 前記第1の光−電気変換手段からの出力信号を増幅する
    電力増幅手段と、 前記電力増幅手段の出力信号と、前記第2の光−電気変
    換手段の出力信号とを合成する第1の合成手段とから構
    成されることを特徴とする請求項18に記載の無線通信
    基地局システム。
  20. 【請求項20】 前記歪み除去回路が、 前記第1の光−電気変換手段の出力信号と、前記第2の
    光−電気変換手段の出力信号とを合成する第1の合成手
    段と、 前記第1の合成手段の出力信号を増幅する電力増幅手段
    とから構成されることを特徴とする請求項18に記載の
    無線通信基地局システム。
  21. 【請求項21】 前記光伝送部が、接続される複数の組
    の前記電気−光変換手段と前記光−電気変換手段を各々
    直接接続する光ファイバから構成されることを特徴とす
    る請求項1から請求項20のいずれかに記載の無線通信
    基地局システム。
  22. 【請求項22】 前記複数の光ファイバのうち、少なく
    とも1つの光ファイバの長さが、他の光ファイバの長さ
    と異なることを特徴とする請求項21に記載の無線通信
    基地局システム。
  23. 【請求項23】 前記光伝送部が、 前記無線基幹基地局に接続されて光信号を分離および合
    成する第1の光分波合成手段と、 前記光前進基地局に接続されて光信号を分離および合成
    する第2の光分波合成手段と、 前記第1と第2の光分波合成手段を接続する光ファイバ
    とから構成されることを特徴とする請求項1から請求項
    10、及び請求項17のいずれかに記載の無線通信基地
    局システム。
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