JP2007019805A - 等化装置および等化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周波数領域の信号処理により等化を行う周波数イコライザにおいて、フィルタリング処理部と伝送路推定部の各処理を異なるオーバサンプル数で動作させることにより、FFT部の処理サイズを小さく抑えながら、優れた等化特性を実現する。
【解決手段】 フィルタリング処理部50は、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を周波数領域の折り返し雑音が生じない程度に小さいオーバサンプル数に変換して、フィルタリング処理を行う。伝送路推定部60は、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を十分なタイミング分解能が得られる程度に大きいオーバサンプル数に変換して、パスタイミング検出を行い、各パスタイミングにおける伝送路応答を周波数領域に変換し、伝送路推定値を計算する。ウエイト計算部6は、フィルタリング処理部50で用いる等化フィルタのウエイトを計算する。
【選択図】 図1

Description

本発明は等化装置および等化方法に関し、特に周波数領域の信号処理を用いて、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Square Error)あるいはZero Forcing法により、受信信号の等化を行う等化装置および等化方法に関する。
次世代移動通信の無線通信方式では、高速データ伝送を実現することが重要であるが、データ速度が速くなるとマルチパス信号によるシンボル間干渉(マルチパス干渉)が問題となる。このマルチパス干渉を抑圧する方法には種々の方法があるが、比較的簡易な方法に線形等化器があり、この等化処理を周波数領域で行う周波数イコライザが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
図8は、非特許文献1に記載された周波数イコライザを用いた等化装置の構成の一例を示す。この従来例等化装置は、受信アンテナ1、フィルタリング処理部100、伝送路推定部110およびウエイト計算部6で構成される。受信アンテナ1は、ディジタル変調されたシングルキャリア信号を受信する。フィルタリング処理部100は、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を入力とし、フィルタリング処理を行う。伝送路推定部110は、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を入力とし、パスタイミング検出を行い、各パスタイミングにおける伝送路応答を周波数領域に変換し、周波数領域における受信信号の各サブキャリアに対応する伝送路推定値を計算する。ウエイト計算部6は、伝送路推定部110の出力である周波数領域の伝送路推定値を入力とし、フィルタリング処理部100で用いる等化フィルタのウエイトを計算する。従来の等化装置では、フィルタリング処理部100、伝送路推定部110およびウエイト計算部6の全ての処理は、同一のオーバサンプル数で動作する。
フィルタリング処理部100は、ガードインターバル(GI)除去部7、直並列(S/P)変換部8、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)部9、等化フィルタ10、高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)部11、並直列(P/S)変換部12で構成される。GI除去部7は、オーバサンプル数NOSでサンプルされた受信信号を入力とし、GIに相当する部分の受信信号を除去する。S/P変換部8は、GI除去部7でGIを除去した受信信号をS/P変換する。FFT部9は、S/P変換部8で変換した受信信号を入力とし、NOS×NFFTポイント(NFFT:FFTブロック長)のFFTを用いて、周波数領域に変換する。等化フィルタ10は、ウエイト計算部6で計算したウエイトおよびFFT部9で周波数変換した受信信号を入力とし、周波数領域で受信信号のフィルタリング(等化)を行う。FFT部9で受信信号を周波数領域に変換した受信信号をX(f)(1≦f≦NOS×NFFT)、ウエイト計算部6で計算したウエイトをW(f)とすると、等化フィルタ10でフィルタリングされた等化信号Y(f)は、
Y(f)=W(f)X(f)
と表される。ここで、fはサブキャリアポイントを表す。IFFT部11は、等化フィルタ10の出力である周波数領域の等化信号を入力とし、NOS×NFFTポイントのIFFTを用いて、時間領域に変換する。P/S変換部12は、時間領域に変換した信号をP/S変換し、復調信号を出力する。
伝送路推定部110は、タイミング検出部2、伝送路応答推定部3、S/P変換部4、FFT部5で構成される。タイミング検出部2は、オーバサンプル数NOSの受信信号を入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号を用いて、複数のパスのタイミングを検出する。タイミングを検出する方法としては、受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを検出する方法などが用いられる。伝送路応答推定部3は、オーバサンプル数NOSの受信信号およびタイミング検出部2で検出したパスタイミングを入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号を用いて、タイミング点における伝送路推定値を推定し、インパルス応答を求める。S/P変換部4は、伝送路応答推定部3で推定した伝送路のインパルス応答をS/P変換する。FFT部5は、S/P変換部4で変換した伝送路のインパルス応答を入力とし、NOS×NFFTポイントのFFTを用いて、周波数領域に変換した伝送路推定値を出力する。
ウエイト計算部6は、FFT部5の出力である周波数領域の伝送路推定値を入力とし、等化フィルタ10のウエイトを計算する。この計算には、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Square Error)あるいはZero Forcing法などが用いられる。MMSEを用いた場合、等化フィルタ10のウエイトW(f)は、
W(f)=H*(f)/(|H(f)|2+N0
で計算される。ここで、*は複素共役、N0は雑音電力を表す。
特開2003−101503号公報 D.Falconer, S.L.Ariyavisitakul, A.Benyamin−Seeyar, and B.Eidson, "Frequency Domain Equalization for Single−Carrier Broadband Wireless Systems", IEEE Commun.Mag., vol.40, no.4, pp.58−66, Apr.2002
従来の等化装置では、タイミング検出部2、伝送路のインパルス応答のFFT部5、ウエイト計算部6、受信信号のFFT部9、等化フィルタ10および等化信号のIFFT部11は、全てオーバサンプル数NOSで動作する。したがって従来の等化装置で伝送路推定精度を向上させるためにはタイミング分解能、すなわちオーバサンプル数NOSを上げる必要があり、オーバサンプル数NOSの増加はFFT部5、9とIFFT部11の処理サイズの増加、ウエイト計算部6と等化フィルタ10の演算量の増加を招くという問題がある。
本発明は、このような課題を解決し、周波数領域の信号処理により等化を行う周波数イコライザにおいて、FFT部の処理サイズを小さく抑えながら、優れた等化特性を実現できる等化装置および等化方法を提供することにある。
本発明は、周波数領域の信号処理により等化を行う周波数イコライザにおいて、フィルタリング処理部と伝送路推定部の各処理を異なるオーバサンプル数で動作させることを最も主要な特徴とする。
すなわち、本発明の等化装置は、ディジタル変調されたシングルキャリア信号を受信し、周波数領域の信号処理により等化を行う等化装置において、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を入力とし、この受信信号を周波数領域の折り返し雑音が生じない程度に小さいオーバサンプル数に変換してフィルタリング処理を行うフィルタリング処理部と、前記受信信号を十分なタイミング分解能が得られる程度に大きいオーバサンプル数に変換し、前記タイミング分解能でパスタイミング検出を行い、前記パスタイミングにおける伝送路応答を周波数領域に変換し、周波数領域における前記受信信号の各サブキャリアに対応する伝送路推定値を計算する伝送路推定部と、前記伝送路推定部の出力から前記フィルタリング処理部で用いる等化フィルタのウエイトを計算するウエイト計算部とを備えたことを特徴とする。
伝送路推定に関連してアップサンプリングを行う技術として、特許文献1に、周波数領域でチャネル推定を行なう場合の雑音パスの除去に関する技術が示されている。しかし、本発明は時間領域でチャネル推定を行うもので、特許文献1に記載の技術とは目的、構成および効果のいずれもが異なる。特許文献1に記載の技術では、その段落0015に記載があるように周波数領域でチャネル推定を行う方式では雑音パスの影響があるため、周波数領域のチャネル推定値をIFFTして時間領域のチャネル推定値に一旦戻し、雑音パスを消去している。特許文献1におけるアップサンプリング処理は、周波数領域でチャネル推定を行なう場合の周波数領域のチャネル推定値の補間のために行なっているのであり、本発明のように、時間領域のチャネル推定値の分解能を向上させるためのものではない。本発明では、時間領域のチャネル推定を行う前にアップサンプリングを行うことで、時間領域のチャネル推定値の分解能を向上させている。この場合、タイミング点のみの伝送路推定値を求めているため、特許文献1のように周波数領域のチャネル推定を行なう場合と異なり、雑音パスの影響は全くない。
前記フィルタリング処理部は、オーバサンプル数NOSでサンプルされた受信信号をオーバサンプル数N'OS(N'OS=NOS/n、nは1以上かつ2のべき乗の整数)にダウンサンプリングするダウンサンプリング処理部と、このダウンサンプリング処理部の出力をN'OS×NFFTポイント(NFFTは高速フーリエ変換ブロック長)で高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)する第一のFFT部と、この第一のFFT部の出力を前記ウエイトでフィルタリングする等化フィルタと、この等化フィルタの出力をN'OS×NFFTポイントで高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)するIFFT部とを有することが望ましい。
前記伝送路推定部は、オーバサンプル数NOSでサンプルされた受信信号をオーバサンプル数N"OS(N"OS=mNOS、mは1以上かつ2のべき乗の整数)にアップサンプリングするアップサンプリング処理部と、このアップサンプリング処理部の出力を用いて複数のパスのタイミングを検出するタイミング検出部と、検出された複数のパスタイミングにおける伝送路を推定する伝送路応答推定部と、この伝送路応答推定部の出力であるインパルス応答をN"OS×N'FFTポイント(N'FFT=NFFT/l、lは1以上かつ2のべき乗の整数、N'FFTはFFTブロック長)でFFTする第二のFFT部と、この第二のFFT部の出力であるサブキャリアから高い周波数成分のサブキャリアを除去するサブキャリア除去部と、このサブキャリア除去部で除去した残りのサブキャリアの間のサブキャリアを補間するサブキャリア補間部とを有することが望ましい。
また、前記伝送路推定部は、オーバサンプル数NOSでサンプルされた受信信号をオーバサンプル数N"OSにアップサンプリングするアップサンプリング処理部と、前記受信信号を用いて複数のパスのタイミングを検出するタイミング検出部と、検出された複数のパスタイミングにおける伝送路を推定する伝送路応答推定部と、この伝送路応答推定部の出力であるインパルス応答をN"OS×N'FFTポイントでFFTする第二のFFT部と、この第二のFFT部の出力であるサブキャリアから高い周波数成分のサブキャリアを除去するサブキャリア除去部と、このサブキャリア除去部で除去した残りのサブキャリアの間のサブキャリアを補間するサブキャリア補間部とを有することもできる。
前記ウエイト計算部は、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Square Error)あるいはZero Forcing法に基づいて、等化フィルタのウエイトを計算することが望ましい。
タイミング検出部としては、上述したように、アップサンプリング後のオーバサンプル数N"OSの受信信号を用いる構成と、アップサンプリング前のオーバサンプル数NOSの受信信号を用いる構成とが考えられる。
オーバサンプル数N"OSの受信信号を用いるタイミング検出部としては、アップサンプリングしたオーバサンプル数N"OSの受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、この遅延プロファイルを用いて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択するパスタイミング選択部とを有する構成を用いることができる。
オーバサンプル数NOSの受信信号を用いるタイミング検出部としては、オーバサンプル数NOSの受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、この遅延プロファイルをオーバサンプル数N"OSに補間するプロファイル補間部と、このプロファイル補間部の出力を用いて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択するパスタイミング選択部とを有する構成を用いることができる。
また、オーバサンプル数NOSの受信信号を用いるタイミング検出部として、オーバサンプル数NOSの受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、この遅延プロファイルを用いて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択するパスタイミング選択部と、前記遅延プロファイルと前記複数のパスのタイミングを用いて、パスタイミングの周辺部分の遅延プロファイルをオーバサンプル数N"OSに補間する部分プロファイル補間部と、この部分プロファイル補間部の出力を用いて、パス毎にレベルの最も大きい点をパスタイミングに決定するパスタイミング調整部とを有する構成を用いることもできる。
オーバサンプル数NOSの受信信号を用いるタイミング検出部として、オーバサンプル数NOSの受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、この遅延プロファイルを用いて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択するパスタイミング選択部と、アップサンプリングしたオーバサンプル数N"OSの受信信号と前記複数のパスのタイミングとを用いて、パスタイミングの周辺部分の遅延プロファイルを計算する部分プロファイル計算部と、この部分プロファイル計算部の出力を用いて、パス毎にレベルの最も大きい点をパスタイミングに決定するパスタイミング調整部とを有する構成を用いることもできる。
前記伝送路推定部において前記サブキャリア除去部は、前記第二のFFT部の出力である伝送路推定値H(f)(1≦f≦N"OS×(NFFT/l))のうち、(N'OS/2)×(NFFT/l)<f≦(N"OS−N'OS/2)×(NFFT/l)の範囲のサブキャリアを除去する。
前記伝送路推定部において前記サブキャリア補間部は、前記第二のFFT部の出力である伝送路推定値H(f)(1≦f≦N"OS×(NFFT/l))のうち、前記サブキャリア除去部で除去した残りである1≦f≦(N'OS/2)×(NFFT/l)、(N"OS−N'OS/2)×(NFFT/l)<f≦N"OS×(NFFT/l)の範囲のサブキャリアを用いて、それぞれの間のサブキャリアをl−1個ずつ補間する。
前記伝送路推定部において前記サブキャリア補間部は、N個(Nは2以上の整数)のサブキャリアを用いて、それぞれの間のサブキャリアをN−1次関数により補間する。
前記伝送路推定部における前記第二のFFT部の処理サイズN"OS×N'FFT(N'FFT=NFFT/l)において、l=m×nとし、この処理サイズN"OS×N'FFTは前記第一のFFT部の処理サイズN'OS×NFFTと同一とすることができる。
本発明の等化方法は、ディジタル変調されたシングルキャリア信号を受信し、周波数領域の信号処理により等化を行う方法において、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を周波数領域の折り返し雑音が生じない程度に小さいオーバサンプル数に変換してフィルタリング処理を行い、その一方で、前記受信信号を十分なタイミング分解能が得られる程度に大きいオーバサンプル数に変換し、前記タイミング分解能でパスタイミング検出を行い、前記パスタイミングにおける伝送路応答を周波数領域に変換し、周波数領域における前記受信信号の各サブキャリアに対応する伝送路推定値を計算し、この伝送路推定値から前記フィルタリング処理で用いる等化フィルタのウエイトを計算することを特徴とする。
本発明の等化装置では、周波数領域の信号処理により等化を行う周波数イコライザにおいて、フィルタリング処理部と伝送路推定部の各処理を異なるオーバサンプル数で動作させることにより、FFT部の処理サイズを小さく抑えながら、優れた等化特性を実現できる。
(実施例1)
本発明の第一実施例について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明第一実施例の等化装置を示すブロック構成図であり、図8と同等部分は同一符号にて示す。この等化装置は、図1に示すように、受信アンテナ1、フィルタリング処理部50、ウエイト計算部6、伝送路推定部60で構成される。受信アンテナ1は、ディジタル変調されたシングルキャリア信号を受信する。フィルタリング処理部50は、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を周波数領域の折り返し雑音が生じない程度に小さいオーバサンプル数に変換して、フィルタリング処理を行う。伝送路推定部60は、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を十分なタイミング分解能が得られる程度に大きいオーバサンプル数に変換して、十分なタイミング分解能でパスタイミング検出を行い、各パスタイミングにおける伝送路応答を周波数領域に変換し、周波数領域における受信信号の各サブキャリアに対応する伝送路推定値を計算する。ウエイト計算部6は、伝送路推定部60の出力である周波数領域の伝送路推定値を入力とし、フィルタリング処理部50で用いる等化フィルタのウエイトを計算する。本発明の等化装置は、フィルタリング処理部50、伝送路推定部60の各処理は異なるオーバサンプル数で動作することを特徴とする。
フィルタリング処理部50は、ダウンサンプリング処理部20、GI除去部7、S/P変換部8、FFT部9、等化フィルタ10、IFFT部11、P/S変換部12で構成される。ダウンサンプリング処理部20は、オーバサンプル数NOSでサンプルされた受信信号をオーバサンプル数N'OS(N'OS=NOS/n、nは1以上かつ2のべき乗の整数)にダウンサンプリングする。GI除去部7は、ダウンサンプリング処理部20でダウンサンプリングしたオーバサンプル数N'OSの受信信号を入力とし、GIに相当する部分の受信信号を除去する。S/P変換部8は、GI除去部7でGIを除去した受信信号をS/P変換する。FFT部9は、S/P変換部8で変換した受信信号を入力とし、N'OS×NFFTポイント(NFFTはFFT部9のFFTブロック長)のFFTを用いて、周波数領域に変換する。FFT部9のFFTブロック長NFFTは、GIを付加しない場合やGIを超えるマルチパス干渉の影響が生じないように決定されるため、オーバサンプル数N'OSを小さくすることでFFT部9の処理サイズを小さくすることができる。オーバサンプル数N'OSは、周波数領域における受信信号に折り返し雑音が生じない程度に小さくできる。等化フィルタ10は、ウエイト計算部6で計算したウエイトおよびFFT部9で周波数変換した受信信号を入力とし、周波数領域で受信信号のフィルタリング(等化)を行う。IFFT部11は、等化フィルタ10の出力である周波数領域の等化信号を入力とし、N'OS×NFFTポイントのIFFTを用いて、時間領域に変換する。P/S変換部12は、時間領域に変換した信号をP/S変換し、復調信号を出力する。
伝送路推定部60は、アップサンプリング処理部21、タイミング検出部2、伝送路応答推定部3、S/P変換部4、FFT部5、サブキャリア除去部22、サブキャリア補間部23で構成される。アップサンプリング処理部21は、受信アンテナ1で受信したオーバサンプル数NOSの受信信号をオーバサンプル数N"OS(N"OS=mNOS、mは1以上かつ2のべき乗の整数)にアップサンプリングする。タイミング検出部2は、オーバサンプル数N"OSの受信信号を入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号を用いて、複数のパスのタイミングを検出する。周波数領域における伝送路推定精度は、タイミング検出部2で検出されるパスのタイミング分解能、すなわちオーバサンプル数N"OSに大きく依存し、N"OSが大きいほど伝送路推定精度を向上させることできる。
図2はタイミング検出部2の構成を示すブロック図である。タイミング検出部2は、遅延プロファイル生成部24、パスタイミング選択部25で構成される。遅延プロファイル生成部24は、オーバサンプル数N"OSの受信信号を入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する。パスタイミング選択部25は、遅延プロファイル生成部24で生成した遅延プロファイルを入力とし、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択する。
伝送路応答推定部3は、オーバサンプル数N"OSの受信信号およびタイミング検出部2で検出したタイミングを入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号を用いて、タイミング点における伝送路推定値を推定し、インパルス応答を求める。S/P変換部4は、伝送路応答推定部3で推定した伝送路のインパルス応答をS/P変換する。FFT部5は、S/P変換部4で変換した伝送路のインパルス応答を入力とし、N"OS×N'FFTポイント(N'FFT=NFFT/l、lは1以上かつ2のべき乗の整数、N'FFTはFFT部5のFFTブロック長)のFFTを用いて、周波数領域に変換した伝送路推定値を出力する。このとき、FFT部5の処理サイズを増加させないためには、そのFFTブロック長N'FFTをNFFT/lに小さくする必要がある。一般にインパルス応答のFFTブロック長は伝送路の最大パス遅延の数倍程度まで小さくできる。ここで、l=m×nであるとき、FFT部5の処理サイズN"OS×N'FFTは、受信信号のFFT部9の処理サイズN'OS×NFFTと同一となり、FFT部5、9の処理サイズの最大値を小さくできる。以下、l=m×nとして説明する。
サブキャリア除去部22は、周波数領域における受信信号の各サブキャリアに対応する伝送路推定値を計算するため、FFT部5で周波数領域に変換した伝送路推定値を入力とし、それらのサブキャリアから高い周波数成分のサブキャリアを除去する。サブキャリア補間部23は、サブキャリア除去部22で除去した残りのサブキャリアを入力とし、それらのサブキャリアの間のサブキャリアを補間する。図3はサブキャリア除去とサブキャリア補間の様子を示す図である。サブキャリア除去部22は、FFT部5の出力であるオーバサンプル数N"OSの伝送路推定値H(f)(1≦f≦N"OS×(NFFT/(m×n)))を入力とし、H(f)の高い周波数成分、すなわち(N'OS/2)×(NFFT/(m×n))<f≦(N"OS−N'OS/2)×(NFFT/(m×n))の範囲のサブキャリアを除去する。次に、FFT部5のFFTブロック長をNFFT/(m×n)としたことにより、サブキャリアの分解能が1/(m×n)となっているため、サブキャリア補間部23は、サブキャリア除去部22で除去した残りである1≦f≦(N'OS/2)×(NFFT/(m×n))、(N"OS−N'OS/2)×(NFFT/(m×n))<f≦N"OS×(NFFT/(m×n))の範囲のサブキャリアを用いて、それぞれの間のサブキャリアを(m×n)−1個ずつ補間し、周波数領域における受信信号に対応する伝送路推定値H(f)(1≦f≦N'OS×NFFT)を生成する。図3はm=2、n=2の例を示しており、除去するサブキャリアを三角印、補間するサブキャリアを白丸印で表している。伝送路推定値H(f)の全サブキャリアの3/4に相当する中央部分を除去し、残りのそれぞれのサブキャリアの間を3個ずつ補間してH(f)を求めている。サブキャリアの補間方法としては、N個(Nは2以上の整数)のサブキャリアを用いて、それぞれの間のサブキャリアをN−1次関数により補間する方法(ラグランジュ補間法)などが用いられる。FFT部5のFFTブロック長NFFT/(m×n)が伝送路の最大パス遅延に比べ十分に大きければ、サブキャリアの補間は簡易な線形補間(1次のラグランジュ補間)で実現できる。
ウエイト計算部6は、サブキャリア補間部23の出力である周波数領域の伝送路推定値を入力とし、等化フィルタ10のウエイトを計算する。ウエイト計算部6は、MMSEあるいはZero Forcing法などが用いられる。
以上に説明したように、本実施例では、オーバサンプル数N"OSを用いる従来の等化装置と比べて、FFT部5、9とIFFT部11の処理サイズを1/(m×n)に小さくできるため、ウエイト計算部6と等化フィルタ10の演算量を大幅に削減しつつ、同特性を実現できる。
(実施例2)
次に、本発明の第二実施例について図面を参照して詳細に説明する。図4は本発明第二実施例の等化装置を示すブロック構成図であり、図1と同等部分は同一符号にて示している。この等化装置は、受信アンテナ1、フィルタリング処理部50、ウエイト計算部6、伝送路推定部70で構成される。本実施例の受信アンテナ1、フィルタリング処理部50、ウエイト計算部6の動作は第一実施例と同じであるが、伝送路推定部70の動作が第一実施例における伝送路推定部60の動作と異なる。第一実施例では、アップサンプリングした受信信号を用いてパスタイミング検出を行っているため、オーバサンプル数N"OSの増加に従いタイミング検出部の処理が複雑になる。そこで、本実施例では、アップサンプリング前のオーバサンプル数NOSの受信信号を用いて、パスタイミング検出を行いながらタイミング分解能の向上を図ることにより、タイミング検出部の演算量の増加を小さく抑えている。
伝送路推定部70は、アップサンプリング処理部21、タイミング検出部30、伝送路応答推定部3、S/P変換部4、FFT部5、サブキャリア除去部22、サブキャリア補間部23で構成される。アップサンプリング処理部21は、受信アンテナ1で受信したオーバサンプル数NOSの受信信号をオーバサンプル数N"OSにアップサンプリングする。タイミング検出部30は、オーバサンプル数NOSの受信信号を入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号を用いて、複数のパスのタイミングを検出する。
図5はタイミング検出部30の構成を示すブロック図である。タイミング検出部30は、遅延プロファイル生成部24、プロファイル補間部31、パスタイミング選択部25で構成される。タイミング検出部30では、遅延プロファイル生成部24におけるスライディング相関検出の演算量が大きいため、オーバサンプル数N"OSの受信信号を用いてオーバサンプル数N"OSの遅延プロファイルを生成するより、オーバサンプル数NOSの遅延プロファイルを補間してオーバサンプル数N"OSの遅延プロファイルを生成した方が演算量を削減できる。遅延プロファイル生成部24は、オーバサンプル数NOSの受信信号を入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する。プロファイル補間部31は、遅延プロファイル生成部24で生成したオーバサンプル数NOSの遅延プロファイルを入力とし、オーバサンプル数N"OSに補間する。パスタイミング選択部25は、プロファイル補間部31で補間したオーバサンプル数N"OSの遅延プロファイルを入力とし、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択する。
図6はタイミング検出部30の別の構成を示すブロック図である。タイミング検出部30は、遅延プロファイル生成部24、パスタイミング選択部25、部分プロファイル補間部36、パスタイミング調整部37で構成される。図6の構成では遅延プロファイルを補間する領域をパスタイミングの周辺部分に限定することにより、図5の構成と比べ演算量をさらに削減できる。遅延プロファイル生成部24は、オーバサンプル数NOSの受信信号を入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する。パスタイミング選択部25は、遅延プロファイル生成部24で生成したオーバサンプル数NOSの遅延プロファイルを入力とし、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択する。部分プロファイル補間部36は、遅延プロファイル生成部24で生成したオーバサンプル数NOSの遅延プロファイルとパスタイミング選択部25で選択した複数のパスのタイミングを入力とし、パスタイミングの周辺部分の遅延プロファイルをオーバサンプル数N"OSに補間する。パスタイミング調整部37は、部分プロファイル補間部36で生成した部分遅延プロファイルを入力とし、パス毎にレベルの最も大きい点をパスタイミングに決定する。
図7はタイミング検出部30のさらに別の構成を示すブロック図である。タイミング検出部30は、遅延プロファイル生成部24、パスタイミング選択部25、部分プロファイル計算部41、パスタイミング調整部37で構成される。図7の構成は図6の構成と類似しているが、部分遅延プロファイルを補間する代わりにオーバサンプル数N"OSの受信信号を用いて計算する点が異なる。図6の構成と比べ演算量は少し増えるが、部分遅延プロファイルを正確に計算することができる。遅延プロファイル生成部24は、オーバサンプル数NOSの受信信号を入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する。パスタイミング選択部25は、遅延プロファイル生成部24で生成したオーバサンプル数NOSの遅延プロファイルを入力とし、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択する。部分プロファイル計算部41は、アップサンプリングしたオーバサンプル数N"OSの受信信号とパスタイミング選択部25で選択した複数のパスのタイミングを入力とし、パスタイミングの周辺部分の遅延プロファイルを計算する。パスタイミング調整部37は、部分プロファイル計算部41で生成した部分遅延プロファイルを入力とし、パス毎にレベルの最も大きい点をパスタイミングに決定する。
伝送路応答推定部3は、オーバサンプル数N"OSの受信信号およびタイミング検出部2で検出したタイミングを入力とし、受信信号に含まれるパイロット信号を用いて、タイミング点における伝送路推定値を推定し、インパルス応答を求める。S/P変換部4は、伝送路応答推定部3で推定した伝送路のインパルス応答をS/P変換する。FFT部5は、S/P変換部4で変換した伝送路のインパルス応答を入力とし、N"OS×N'FFTポイントのFFTを用いて、周波数領域に変換した伝送路推定値を出力する。サブキャリア除去部22は、周波数領域における受信信号の各サブキャリアに対応する伝送路推定値を計算するため、FFT部5で周波数領域に変換した伝送路推定値を入力とし、それらのサブキャリアから高い周波数成分のサブキャリアを除去する。サブキャリア補間部23は、サブキャリア除去部22で除去した残りのサブキャリアを入力とし、それらのサブキャリアの間のサブキャリアを補間する。
以上に説明したように、本実施例では、オーバサンプル数N"OSを用いる従来の等化装置と比べて、FFT部5、9とIFFT部11の処理サイズを1/(m×n)に小さくできるため、ウエイト計算部6と等化フィルタ10の演算量を大幅に削減しつつ、同特性を実現できる。また、アップサンプリング前のオーバサンプル数NOSの受信信号を用いて、パスタイミング検出を行いながらタイミング分解能の向上を図ることにより、タイミング検出部30の演算量の増加を小さく抑えることができる。
本発明は送受信アンテナが各1本ずつであることを想定した等化装置として例示しているが、送受信アンテナがそれぞれ複数あるMIMO(Multiple Input Multiple Output)方式においても本発明は適用できる。
また、本発明は移動通信システムの基地局無線装置および移動局無線装置のどちらにも適用できる。
本発明第一実施例の等化装置を示すブロック構成図。 タイミング検出部の構成例を示すブロック図。 サブキャリア除去とサブキャリア補間を説明する図。 本発明第二実施例の等化装置を示すブロック構成図。 タイミング検出部の構成例を示すブロック図。 タイミング検出部の別の構成例を示すブロック図。 タイミング検出部のさらに別の構成例を示すブロック図。 従来例の等化装置を示すブロック構成図。
符号の説明
1 受信アンテナ
2 タイミング検出部
3 伝送路応答推定部
4 S/P変換部
5 FFT部
6 ウエイト計算部
7 GI除去部
8 S/P変換部
9 FFT部
10 等化フィルタ
11 IFFT部
12 P/S変換部
20 ダウンサンプリング処理部
21 アップサンプリング処理部
22 サブキャリア除去部
23 サブキャリア補間部
24 遅延プロファイル生成部
25 パスタイミング選択部
30 タイミング検出部
31 プロファイル補間部
36 部分プロファイル補間部
37 パスタイミング調整部
41 部分プロファイル計算部
50 フィルタリング処理部
60 伝送路推定部
70 伝送路推定部
100 フィルタリング処理部
110 伝送路推定部

Claims (14)

  1. ディジタル変調されたシングルキャリア信号を受信し、周波数領域の信号処理により等化を行う等化装置において、
    所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を入力とし、この受信信号を周波数領域の折り返し雑音が生じない程度に小さいオーバサンプル数に変換してフィルタリング処理を行うフィルタリング処理部と、
    前記受信信号を十分なタイミング分解能が得られる程度に大きいオーバサンプル数に変換し、前記タイミング分解能でパスタイミング検出を行い、前記パスタイミングにおける伝送路応答を周波数領域に変換し、周波数領域における前記受信信号の各サブキャリアに対応する伝送路推定値を計算する伝送路推定部と、
    前記伝送路推定部の出力から前記フィルタリング処理部で用いる等化フィルタのウエイトを計算するウエイト計算部と
    を備えたことを特徴とする等化装置。
  2. 前記フィルタリング処理部は、
    オーバサンプル数NOSでサンプルされた受信信号をオーバサンプル数N'OS(N'OS=NOS/n、nは1以上かつ2のべき乗の整数)にダウンサンプリングするダウンサンプリング処理部と、
    このダウンサンプリング処理部の出力をN'OS×NFFTポイント(NFFTは高速フーリエ変換ブロック長)で高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)する第一のFFT部と、
    この第一のFFT部の出力を前記ウエイトでフィルタリングする等化フィルタと、
    この等化フィルタの出力をN'OS×NFFTポイントで高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)するIFFT部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の等化装置。
  3. 前記伝送路推定部は、
    オーバサンプル数NOSでサンプルされた受信信号をオーバサンプル数N"OS(N"OS=mNOS、mは1以上かつ2のべき乗の整数)にアップサンプリングするアップサンプリング処理部と、
    このアップサンプリング処理部の出力を用いて複数のパスのタイミングを検出するタイミング検出部と、
    検出された複数のパスタイミングにおける伝送路を推定する伝送路応答推定部と、
    この伝送路応答推定部の出力であるインパルス応答をN"OS×N'FFTポイント(N'FFT=NFFT/l、lは1以上かつ2のべき乗の整数、N'FFTはFFTブロック長)でFFTする第二のFFT部と、
    この第二のFFT部の出力であるサブキャリアから高い周波数成分のサブキャリアを除去するサブキャリア除去部と、
    このサブキャリア除去部で除去した残りのサブキャリアの間のサブキャリアを補間するサブキャリア補間部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の等化装置。
  4. 前記伝送路推定部は、
    オーバサンプル数NOSでサンプルされた受信信号をオーバサンプル数N"OSにアップサンプリングするアップサンプリング処理部と、
    前記受信信号を用いて複数のパスのタイミングを検出するタイミング検出部と、
    検出された複数のパスタイミングにおける伝送路を推定する伝送路応答推定部と、
    この伝送路応答推定部の出力であるインパルス応答をN"OS×N'FFTポイントでFFTする第二のFFT部と、
    この第二のFFT部の出力であるサブキャリアから高い周波数成分のサブキャリアを除去するサブキャリア除去部と、
    このサブキャリア除去部で除去した残りのサブキャリアの間のサブキャリアを補間するサブキャリア補間部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の等化装置。
  5. 前記ウエイト計算部は、最小平均自乗誤差法(MMSE:Minimum Mean Square Error)あるいはZero Forcing法に基づいて、等化フィルタのウエイトを計算することを特徴とする請求項1記載の等化装置。
  6. 前記タイミング検出部は、
    アップサンプリングしたオーバサンプル数N"OSの受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、
    この遅延プロファイルを用いて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択するパスタイミング選択部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の等化装置。
  7. 前記タイミング検出部は、
    オーバサンプル数NOSの受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、
    この遅延プロファイルをオーバサンプル数N"OSに補間するプロファイル補間部と、
    このプロファイル補間部の出力を用いて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択するパスタイミング選択部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の等化装置。
  8. 前記タイミング検出部は、
    オーバサンプル数NOSの受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、
    この遅延プロファイルを用いて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択するパスタイミング選択部と、
    前記遅延プロファイルと前記複数のパスのタイミングを用いて、パスタイミングの周辺部分の遅延プロファイルをオーバサンプル数N"OSに補間する部分プロファイル補間部と、
    この部分プロファイル補間部の出力を用いて、パス毎にレベルの最も大きい点をパスタイミングに決定するパスタイミング調整部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の等化装置。
  9. 前記タイミング検出部は、
    オーバサンプル数NOSの受信信号に含まれるパイロット信号と既知のパイロット信号系列とのスライディング相関検出結果に基づいて、遅延プロファイルを生成する遅延プロファイル生成部と、
    この遅延プロファイルを用いて、レベルの大きい複数のパスのタイミングを選択するパスタイミング選択部と、
    アップサンプリングしたオーバサンプル数N"OSの受信信号と前記複数のパスのタイミングとを用いて、パスタイミングの周辺部分の遅延プロファイルを計算する部分プロファイル計算部と、
    この部分プロファイル計算部の出力を用いて、パス毎にレベルの最も大きい点をパスタイミングに決定するパスタイミング調整部と
    を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の等化装置。
  10. 前記サブキャリア除去部は、前記第二のFFT部の出力である伝送路推定値H(f)(1≦f≦N"OS×(NFFT/l))のうち、(N'OS/2)×(NFFT/l)<f≦(N"OS−N'OS/2)×(NFFT/l)の範囲のサブキャリアを除去することを特徴とする請求項3または4記載の等化装置。
  11. 前記サブキャリア補間部は、前記第二のFFT部の出力である伝送路推定値H(f)(1≦f≦N"OS×(NFFT/l))のうち、前記サブキャリア除去部で除去した残りである1≦f≦(N'OS/2)×(NFFT/l)、(N"OS−N'OS/2)×(NFFT/l)<f≦N"OS×(NFFT/l)の範囲のサブキャリアを用いて、それぞれの間のサブキャリアをl−1個ずつ補間することを特徴とする請求項3または4記載の等化装置。
  12. 前記サブキャリア補間部は、N個(Nは2以上の整数)のサブキャリアを用いて、それぞれの間のサブキャリアをN−1次関数により補間することを特徴とする請求項3または4記載の等化装置。
  13. 前記第二のFFT部の処理サイズN"OS×N'FFT(N'FFT=NFFT/l)において、l=m×nであり、この処理サイズN"OS×N'FFTは前記第一のFFT部の処理サイズN'OS×NFFTと同一であることを特徴とする請求項3または4記載の等化装置。
  14. ディジタル変調されたシングルキャリア信号を受信し、周波数領域の信号処理により等化を行う方法において、所定のオーバサンプル数でサンプルされた受信信号を周波数領域の折り返し雑音が生じない程度に小さいオーバサンプル数に変換してフィルタリング処理を行い、その一方で、前記受信信号を十分なタイミング分解能が得られる程度に大きいオーバサンプル数に変換し、前記タイミング分解能でパスタイミング検出を行い、前記パスタイミングにおける伝送路応答を周波数領域に変換し、周波数領域における前記受信信号の各サブキャリアに対応する伝送路推定値を計算し、この伝送路推定値から前記フィルタリング処理で用いる等化フィルタのウエイトを計算することを特徴とする等化方法。
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