JP2005057673A - マルチキャリア受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな遅延広がりを有する伝送路であっても受信特性を向上させることができるマルチキャリア受信装置を得ること。
【解決手段】希望信号以外の干渉を抑圧するように複数のアンテナの指向性を適応的に制御し、FFTによりサブキャリア上に展開された各受信信号を合成する受信手段(受信アンテナ1,7、RF/IF部2,8、同期部3、FFT部4,9、ウエイト制御部5、ウエイト乗算部6,10、加算器11に相当)と、前記合成後の信号からガードインターバルを超える遅延波および先行波による干渉を抑圧する干渉キャンセラ手段(伝送路推定部12、パイロット再生部13、干渉測定部14、補間部15、干渉排除部16に相当)と、を備え、前記受信手段は、前記干渉キャンセラ手段により除去できない遅延波および先行波を抑圧することとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マルチキャリア変復調方式を採用するマルチキャリア受信装置に関するものである。
以下、従来のマルチキャリア受信装置(以下、受信機とよぶ)について説明する。たとえば、広帯域信号を移動体環境において送受信する場合、通信システムとしては、周波数選択性フェージングの克服が必要となる。周波数選択性フェージングへの対応技術の一つとして、マルチキャリア変復調方式、特に、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が、各種無線通信システムに採用されている。このOFDMでは、「ガードインターバル」や「Cyclic Prefix」と呼ばれる冗長部分を送信信号に付加することによって、遅延波の影響を排除し、安定した広帯域通信を実現する。
しかしながら、ガードインターバルはシステムの伝送効率を低下させることから、可能な限り短くすることが求められる。したがって、システムによっては、ガードインターバルを越える遅延波が発生し、受信特性の大幅な劣化を引き起こす場合がある。特に、ディジタル放送のような広域通信を行うシステムでは、山岳反射や複局送信等によって、ガードインターバルを越える大きな遅延量を有する到来波が発生する。このような遅延波は、キャリア間の直交性を崩し、シンボル間干渉(ISI:Inter Symbol Interference)およびキャリア間干渉(ICI:Inter Carrier Interference)が発生する。
ガードインターバルを越える遅延波に対する対策としては、たとえば、干渉キャンセラを適用してISI,ICIを回避する手法がある(非特許文献1参照)。ここでは、まず、パイロット信号を用いて得られた伝送路推定値を再スクランブル処理し、受信周波数軸信号中の希望信号レプリカを生成する。そして、パイロットキャリアにおける受信周波数軸信号と上記希望信号レプリカとの差分演算を行い、ISIおよびICIを含んだ干渉信号レプリカを求める。最後に、この干渉信号レプリカからデータキャリアの干渉成分を補間処理により求めて、全干渉信号レプリカを生成し、それを受信周波数軸信号から減算して干渉キャンセルを実現する。
また、干渉キャンセラ以外の対策としては、アンテナ制御による方法が数多く提案されている。これは、アンテナの指向性を利用して希望信号以外の受信波を抑圧するものである。一般的に、OFDMでは、ガードインターバルを越える,越えないといった時間的判断要素が入るため、方向制御をベースとするアンテナ制御は、実システムへの適用が困難な場合が多い。ここでは、干渉に着目した場合のアンテナ制御例について説明する(特許文献1参照)。たとえば、伝送するサブキャリアの一部を使用しないことによって、ヌルキャリアを形成する。受信側では、ヌルキャリアに電力が検出された場合、ガードインターバルを越える遅延波などによりICIが発生していると考える。そして、ヌルキャリアの受信電力を検出し、この電力を最小化するようにアンテナを制御する。これにより、希望信号以外の受信波を抑圧することができる。
電子情報通信学会2003年総合大会B−5−93 「符号間干渉発生時のOFDM用干渉キャンセラに関する検討」 特開2002−271240号公報
しかしながら、上記従来のマルチキャリア受信装置における干渉キャンセラは、OFDMシンボル単位の伝送路推定処理を必要としており、パイロットの挿入間隔によって等化(キャンセル)可能な遅延量に限界が生じる。たとえば、日本の地上ディジタルテレビジョン放送規格(ARIB STD−B31)によれば、パイロット信号は12サブキャリアにつき1本挿入される。この場合、サンプリング定理から、OFDM信号の有効シンボル長の1/24までの時間差(ガードインターバルを越える時間長)を持つ遅延波と先行波を等化することが可能である。言い換えると、これ以上の時間差を有する到来波については等化することができない、という問題があった。
また、上記アンテナ制御による方法では、アンテナ数により抑圧できる到来波数が制限される、という問題があった。また、ヌルキャリアを挿入することは、伝送容量を低下させるうえ、ディジタル放送のように規格で規定されているシステムでは適用が不可能(ヌルキャリアがない)である。したがって、ヌルキャリアの本数として、それほど大きな値を指定することは不可能であり、制御に際して干渉量の測定精度を上げることが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、干渉キャンセラによりガードインターバル近辺の遅延波の影響を低減し、さらに、アンテナ制御により高精度に干渉を抑圧することにより、受信特性のさらなる向上を実現可能なマルチキャリア受信機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のマルチキャリア受信機は、希望信号以外の干渉を抑圧するように複数のアンテナの指向性を適応的に制御し、FFTによりサブキャリア上に展開された各受信信号を合成する受信手段と、前記合成後の信号からガードインターバルを超える遅延波および先行波による干渉を抑圧する干渉キャンセラ手段と、を備え、前記受信手段は、前記干渉キャンセラ手段により除去できない遅延波および先行波を抑圧することを特徴とする。
この発明によれば、干渉キャンセラ手段によりガードインターバル近辺(等化可能な最大遅延量の限界まで)の遅延波および先行波の影響を低減し、さらに、パイロットサブキャリアの干渉成分を指標としたアンテナ制御により、干渉キャンセラ手段により除去できない希望信号以外の干渉を高精度に抑圧する。
この発明によれば、大きな遅延広がりを有する伝送路であっても受信特性を向上させることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるマルチキャリア受信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、実施の形態1の受信機の概要について説明する。本実施の形態の受信機は、干渉キャンセラを用いてガードインターバル近辺の遅延波および先行波の影響を低減する。一般的に、干渉波はガードインターバル近辺に存在する可能性が高く、ガードインターバルを遥かに越える遅延波および先行波が存在する確率は低いので、干渉キャンセラの適用により、アンテナを用いて抑圧すべき干渉波を大幅に減らすことができる。
一方で、干渉キャンセラには、パイロット信号の挿入間隔に基づいて、等化可能な最大遅延量の限界が存在するが、パイロット信号を用いて干渉成分を測定しているため、干渉成分として等化不可能な遅延波および先行波を観測することは可能である。そこで、本実施の形態では、干渉キャンセラにより高精度に測定した干渉成分を指標として、アンテナを適応的に制御することにより、さらに高精度に遅延波を抑圧する。このように、本実施の形態では、アダプティブアレーアンテナを用いて、干渉キャンセラにより除去できない遅延波および先行波を高精度に抑圧することによって、少ないアンテナ数で安定した通信特性を実現する。
つづいて、実施の形態1の受信機の構成および動作を詳細に説明する。図1は、本発明にかかるマルチキャリア受信装置(以降、受信機とよぶ)の実施の形態1の構成を示す図である。この受信機は、図示のとおり、受信アンテナ1,7と、受信アンテナ1からの高周波信号S1をダウンコンバートしてベースバンド信号S2を生成するRF/IF部2と、タイミング/周波数同期を行う同期部3と、同期部3から出力されるタイミング同期情報S3を用いてFFT(Fast Fourier Transform)を実行するFFT部4と、干渉情報S14に基づいてアダプティブアレーアンテナを制御するウエイト制御部5と、サブキャリア上に展開された受信信号S4に対してウエイト制御部5から出力されたウエイト情報S5−1を乗算することによって、指向性アンテナを実現するウエイト乗算部6と、受信アンテナ2からの高周波信号S7をダウンコンバートしてベースバンド信号S8を生成するRF/IF部8と、同期部3から出力されるタイミング同期情報S3を用いてFFTを実行するFFT部9と、サブキャリア上に展開された受信信号S9に対してウエイト制御部5から出力されたウエイト情報S5−2を乗算することによって、指向性アンテナを実現するウエイト乗算部10と、を備える。
このように、本実施の形態では、受信アンテナ1,RF/IF部2,FFT部4,ウエイト乗算部6の組み合わせと、受信アンテナ7,RF/IF部8,FFT部9,ウエイト乗算部10の組み合わせにより、アダプティブアレーアンテナとして用いる2つの受信系を構成する。
さらに、図1に示す受信機は、ウエイト乗算結果S6とS10を合成する加算器11と、サブキャリア上に展開されたアンテナ合成後の受信信号のパイロット部分(パイロットサブキャリア)S11−2を用いて伝送路推定を行う伝送路推定部12と、伝送路推定部12から出力される伝送路情報S12を用いてパイロットサブキャリアのレプリカS13を作成するパイロット再生部13と、再生されたパイロットサブキャリアのレプリカS13と実際に受信したパイロットサブキャリアS11−2とを比較して干渉成分S14を算出する干渉測定部14と、算出された干渉成分S14を補間し、データ部分を含めた干渉成分S15を再生する補間部15と、サブキャリア上に展開されたアンテナ合成後の受信信号のデータ部分(データサブキャリア)S11−1から干渉成分S15を減算する干渉排除部16と、干渉除去後の受信信号S16を検波,復調して最終的な受信機出力S17を出力する検波/復調部17と、を備える。
なお、本実施の形態では、一例として、2つのアンテナで受信系を構成しているが、これに限らず、3つ以上のアンテナで受信系を構成してもよい。
ここで、上記本実施の形態の受信機の動作について説明する。まず、アンテナ1,7で受信した高周波信号S1,S7を受け取ったRF/IF部2,8では、当該高周波信号S1,S7をベースバンド信号S2,S8に変換する。そして、同期部3では、受信信号(ベースバンド信号S2,S8)を解析し、周波数同期およびタイミング同期を確立する。
つぎに、FFT部4,9では、同期部3から送られてくるタイミング同期情報S3に基づいて、受信信号(ベースバンド信号S2,S8)からガードインターバルを除去した信号を抽出する。そして、ガードインターバル除去後の信号に対してFFT処理を実行することにより、サブキャリア上の受信信号S4,S9を生成する。
つぎに、ウエイト制御部5では、上記FFT出力、および後述するパイロットサブキャリアにおける干渉成分S14を用いて、干渉が最小化するように各アンテナのウエイト制御を行う。ウエイト乗算部6,10では、ウエイト制御部5から送られてくるウエイト情報S5−1,S5−2に基づいて、各サブキャリアの受信信号S4,S9に対して複素乗算(ウエイト乗算)を行い、アンテナの指向性を作り出す。そして、加算器11では、ウエイト乗算結果S6,S10を各アンテナ間で合成し、指向制御された受信信号を生成する。
つぎに、伝送路推定部12では、受信信号中のパイロットサブキャリア11−2を用いて伝送路のチャネルインパルスレスポンス(伝送路情報)S12を計算する。パイロット再生部13では、当該伝送路情報S12に基づいてノイズを除去してパイロットサブキャリアのレプリカS13を生成する。干渉測定部14では、受信信号内のパイロットサブキャリア11−2と上記パイロットサブキャリアのレプリカS13とを比較し、両者の差であるパイロットサブキャリアの干渉成分(含む雑音)S14を出力する。補間部14では、パイロットサブキャリアの干渉成分S14を補間し、データサブキャリアの干渉成分S15を計算する。そして、干渉排除部16では、受信信号のデータ部分S11−1から干渉成分S15を減算して干渉キャンセラ機能を実現する。
最後に、検波/復調部17では、干渉キャンセル後の受信信号S16に対して既知の検波処理,復調処理を行い、最終的な受信機出力S17を出力する。
このように、本実施の形態においては、干渉キャンセラによりガードインターバル近辺(等化可能な最大遅延量の限界まで)の遅延波および先行波の影響を低減し、さらに、パイロットサブキャリアの干渉成分を指標としたアンテナ制御により、高精度に希望信号以外の干渉を抑圧する。これにより、大きな遅延広がりを有する伝送路であっても受信特性を向上させることができる。
実施の形態2.
図2は、本発明にかかる受信機の実施の形態2の構成を示す図であり、この受信機は、検波出力または受信機出力S17から残留する干渉成分S18を測定する残留干渉量測定部18と、干渉情報S14および干渉成分S18に基づいてアダプティブアレーアンテナを制御するウエイト制御部5aと、を備える。なお、先に説明した実施の形態1の図1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明する。
残留干渉量測定部18では、検波出力または受信機出力S17より残留する干渉成分の大きさを測定する。具体的にいうと、まず、検波器出力を復調/誤り訂正し、送信信号の仮判定値を得る。そして、この情報に基づいて検波器出力のレプリカを生成し、このレプリカと実際の検波器出力とを比較することにより、残留干渉量を測定する。ウエイト制御部5aでは、残留干渉量測定部18から送られてくる残留干渉量情報S18を用いて、残留干渉量が最小となるようにアンテナのウエイト制御を行う。
このように、本実施の形態においては、実施の形態1の構成に加えて、さらに、干渉キャンセラ適用後の残留干渉成分をアンテナ制御の指標とした。これにより、さらに的確に遅延波を抑圧できる。
実施の形態3.
図3は、本発明にかかる受信機の実施の形態3の構成を示す図であり、この受信機は、受信機出力S17からデータサブキャリアのレプリカS20を生成するデータ再生部20と、再生されたパイロットサブキャリアのレプリカS13とサブキャリア上に展開されたアンテナ合成後の受信信号(データサブキャリアおよびパイロットサブキャリア)S11と上記レプリカS20とを用いて、全サブキャリアの干渉成分S14bを算出する干渉測定部14bと、干渉成分14bの波形整形を行い、各サブキャリアの干渉成分S19を出力する波形整形部19と、を備える。なお、先に説明した実施の形態1の図1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明する。
実施の形態3においては、干渉測定にパイロットサブキャリアだけでなく、データサブキャリアをも使用する。具体的にいうと、まず、データ再生部20が、受信器出力S17を用いてデータサブキャリアのレプリカS20を生成する。なお、この処理は既知の再生法が一般的に知られている。干渉測定部14bでは、パイロットサブキャリアのレプリカS13およびデータサブキャリアのレプリカS20と、アンテナ合成後の受信信号S11と、を比較し、全サブキャリアの干渉成分S14bを算出する。そして、この干渉成分14bは、波形整形部19によって波形整形され、 干渉排除部16により受信信号S11から減算される。なお、ここでは、ウエイト制御部5が、全サブキャリアの干渉成分S14bを最小化するようにアンテナ制御を行う。
このように、本実施の形態においては、パイロットサブキャリアの干渉成分に加えて、判定帰還されるデータサブキャリアの干渉成分についても算出し、全サブキャリアの干渉を抑圧するようにアンテナ制御を行う。これにより、等化可能な最大遅延量を拡大できるとともに、さらに、より正確なアンテナ制御を実現できる。
実施の形態4.
図4は、本発明にかかる受信機の実施の形態4の構成を示す図であり、この受信機は、
パイロットサブキャリアのレプリカS13およびアダプティブアレーアンテナの構成情報S21を用いてFFT窓の位置制御を行う同期部3c、を備える。なお、先に説明した実施の形態1の図1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明する。
たとえば、パイロットサブキャリアのIFFT結果はチャネルインパルスレスポンス(CIR)であり、これは、パイロットサブキャリアのレプリカS13と等価である。一方、アダプティブアレーアンテナでは、制御するアンテナの数によって抑圧できる到来波の数が決まる。したがって、何波の到来波が抑圧可能かどうかを示すアンテナ構成情報S21とパイロットサブキャリアのレプリカ(CIR)S13とを同期部3cに入力することにより、最適なFFT窓制御が可能となる。
具体的には、ガードインターバルおよび干渉キャンセラによる等化可能範囲からはずれる到来波の波数が、アダプティブアレーアンテナによる抑圧可能波数以下となるようにFFT窓位置の制御を行う。なお、FFT窓位置をどのように設定しても、等化範囲外の到来波数がアンテナによる抑圧可能波数を越える場合には、干渉の残留成分が発生する。このような場合には、残留成分を最小化するようにFFT窓を設定する。また、干渉キャンセラの等化範囲は、時間的に前後両方向に存在する。そのため、一般的には、FFT窓内に漏れ込むISI成分および自シンボルに発生するICI成分の大きさを最小化するように、FFT窓位置を制御する。図5は、ISI成分およびICI成分の大きさを最小化するように設定したFFT窓の一例を示す図である。
このように、本実施の形態においては、パイロットサブキャリアのレプリカS13および何波の到来波が抑圧可能かどうかを示すアンテナ構成情報S21を用いて、干渉の残留成分を最小化するようにFFT窓を設定することとした。これにより、大きな遅延広がりを有する伝送路であっても受信特性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、上記FFT窓の設定処理を、前述の実施の形態1の構成に適用した場合について記載したが、これに限らず、実施の形態2,3の受信機においても同様に適用可能である。
以上のように、本発明にかかるマルチキャリア受信装置は、マルチキャリア変復調方式を採用する無線通信システムに有用であり、特に、ガードインターバルを越える遅延波が存在する伝送路で用いられる受信機として適している。
本発明にかかるマルチキャリア受信装置の実施の形態1の構成を示す図である。 本発明にかかるマルチキャリア受信装置の実施の形態2の構成を示す図である。 本発明にかかるマルチキャリア受信装置の実施の形態3の構成を示す図である。 本発明にかかるマルチキャリア受信装置の実施の形態4の構成を示す図である。 FFT窓の一例を示す図である。
符号の説明
1,7 受信アンテナ
2,8 RF/IF部
3,3c 同期部
4,9 FFT部
5,5a ウエイト制御部
6,10 ウエイト乗算部
11 加算器
12 伝送路推定部
13 パイロット再生部
14,14b 干渉測定部
15 補間部
16 干渉排除部
17 検波/復調部
18 残留干渉量測定部
19 波形整形部
20 データ再生部

Claims (7)

  1. 希望信号以外の干渉を抑圧するように複数のアンテナの指向性を適応的に制御し、FFTによりサブキャリア上に展開された各受信信号を合成する受信手段と、
    前記合成後の信号からガードインターバルを超える遅延波および先行波による干渉を抑圧する干渉キャンセラ手段と、
    を備え、
    前記受信手段は、前記干渉キャンセラ手段により除去できない遅延波および先行波を抑圧することを特徴とするマルチキャリア受信装置。
  2. 前記干渉キャンセラ手段は、
    前記合成後の信号に含まれるパイロットサブキャリアを用いて伝送路推定処理を行い、その結果に基づいて雑音を除去してパイロットサブキャリアのレプリカを生成するレプリカ生成手段と、
    前記合成後の信号に含まれるパイロットサブキャリアと前記レプリカとを用いてパイロットサブキャリアにおける干渉成分を求める干渉測定手段と、
    前記パイロットサブキャリアにおける干渉成分を補間することによりデータサブキャリアの干渉成分を求める補間手段と、
    前記合成後の信号に含まれるデータサブキャリアから前記データサブキャリアの干渉成分を除去する干渉除去手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア受信装置。
  3. 前記受信手段は、前記パイロットサブキャリアの干渉成分の大きさを指標として、前記各アンテナのウエイト制御を適応的に行うことを特徴とする請求項2に記載のマルチキャリア受信装置。
  4. さらに、前記干渉除去後の信号を復調する復調手段と、
    前記復調後の信号から残留する干渉成分を測定する残留干渉成分測定手段、
    を備え、
    前記受信手段は、前記パイロットサブキャリアの干渉成分および前記残留干渉成分の大きさを指標として、前記各アンテナのウエイト制御を適応的に行うことを特徴とする請求項2に記載のマルチキャリア受信装置。
  5. さらに、前記干渉抑圧後の信号を復調する復調手段と、
    前記復調後の信号からデータサブキャリアのレプリカを生成するデータレプリカ生成手段と、
    を備え、
    前記干渉キャンセラ手段は、
    前記合成後の信号に含まれるパイロットサブキャリアを用いて伝送路推定処理を行い、その結果に基づいて雑音を除去してパイロットサブキャリアのレプリカを生成するパイロットレプリカ生成手段と、
    前記合成後の信号と、前記パイロットサブキャリアのレプリカと、前記データサブキャリアのレプリカと、を用いて、全サブキャリアにおける干渉成分を求める干渉測定手段と、
    前記合成後の信号から前記全サブキャリアの干渉成分を除去する干渉除去手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア受信装置。
  6. 前記受信手段は、前記全サブキャリアの干渉成分の大きさを指標として、前記各アンテナのウエイト制御を適応的に行うことを特徴とする請求項5に記載のマルチキャリア受信装置。
  7. 前記受信手段は、前記パイロットサブキャリアのレプリカ、および何波の到来波が抑圧可能かどうかを示すアンテナ構成情報、を用いて、干渉残留成分を最小化するようにFFT窓の設定位置を調整することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載のマルチキャリア受信装置。
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