JP2007018790A

JP2007018790A - スイッチ

Info

Publication number: JP2007018790A
Application number: JP2005197145A
Authority: JP
Inventors: Eiji Kodo; 栄次小堂
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2005-07-06
Filing date: 2005-07-06
Publication date: 2007-01-25
Also published as: US20070007117A1; US7208689B2

Abstract

【課題】各種電子機器に用いられるスイッチに関し、簡易な構成で、動作の確実なものを提供することを目的とする。
【解決手段】カバー５の下方へ延出しケース１１側面に係止された保持部５Ａ下方の、ケース１１側面に外方へ突出する突起部１１Ｂを設けることによって、部品同士または工具等が当たっても、突起部１１Ｂによってカバー５の保持部５Ａに外方への力が加わらないため、カバー５のケース１１からの外れを防ぎ、動作の確実なスイッチを得ることができる。
【選択図】図１

Description

本発明は、主に各種電子機器の操作に用いられるスイッチに関するものである。

近年、テレビやビデオ、エアコン等の各種電子機器の小型化や薄型化が進むなか、これらに用いられるスイッチにおいても、小型薄型で動作の確実なものが求められている。

このような従来のスイッチについて、図４及び図５を用いて説明する。

図４は従来のスイッチの斜視図、図５は同断面図であり、同図において、１は絶縁樹脂製で上面開口の略箱形のケース、２は導電金属薄板製の固定接点で、複数の固定接点２がケース１の内側面に植設固定されると共に、その端子部２Ａがケース１底面から下方へ突出している。

そして、３は絶縁樹脂製の操作体で、ケース１内に上下方向へ移動可能に収納されると共に、上端には上方へ突出する操作部３Ａが形成されている。

また、４は略コの字状に折曲された弾性金属薄板製の可動接点で、操作体３に装着されると共に、この可動接点４が固定接点２に弾接して、スイッチ接点が形成されている。

さらに、５は絶縁樹脂製のカバー、６はコイル状のばねで、カバー５がケース１上面の開口部を覆うと共に、ばね６がやや撓んだ状態で操作体３下端とケース１内底面の間に装着され、このばね６によって、カバー５上面の貫通孔から操作部３Ａが突出した操作体３が、上方へ付勢されている。

また、カバー５には下方へ延出する一対の保持部５Ａが設けられると共に、この保持部５Ａの凹部５Ｂがケース１側面の凸部１Ａに係止され、カバー５がケース１に保持固定されて、スイッチが構成されている。

そして、このように構成されたスイッチは、所定数量が袋詰めされて保管や搬送が行われた後、操作部３Ａに押釦等が装着されて電子機器の操作部に取り付けられると共に、固定接点２の端子部２Ａが半田付け等によって、機器の電子回路に電気的に接続される。

以上の構成において、押釦等によって操作部３Ａを押圧操作すると、操作体３がばね６を撓めながら下方へ移動し、これに伴って可動接点４が弾接する固定接点２が切換わり、スイッチ接点の電気的接離が行われる。

また、操作力が解除されると、ばね６の弾性復帰力によって操作体３が上方へ移動して、元の状態に復帰するように構成されているものであった。

なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献１が知られている。
特開２００４−２７３１９９号公報

しかしながら、上記従来のスイッチにおいては、袋詰め状態での保管や搬送時、或いは機器への組立て時に、部品同士または工具等がカバー５の保持部５Ａに当たり、保持部５Ａに外方への力が加わると、凹部５Ｂがケース１側面の凸部１Ａから外れ、スイッチが分解または動作が不確実なものになってしまう場合があるという課題があった。

本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡易な構成で、動作の確実なスイッチを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。

本発明の請求項１に記載の発明は、下方へ延出しケース側面に係止された保持部下方の、ケース側面に外方へ突出する突起部を設けたものであり、部品同士または工具等が当たっても、突起部によってカバーの保持部に外方への力が加わらないため、カバーのケースからの外れを防ぎ、動作の確実なスイッチを得ることができるという作用を有する。

請求項２に記載の発明は、請求項１記載の発明において、突起部を保持部よりも外方へ突出させたものであり、カバーの外れ防止をさらに確実に行うことができるという作用を有する。

以上のように本発明によれば、簡易な構成で、動作の確実なスイッチを実現することができるという有利な効果が得られる。

以下、本発明の実施の形態について、図１〜図３を用いて説明する。

なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。

（実施の形態）
図１は本発明の一実施の形態によるスイッチの斜視図、図２は同断面図であり、同図において、１１はポリフェニレンサルファイドやポリブチレンテレフタレート等の絶縁樹脂製で上面開口の略箱形のケース、２は銅合金等の導電金属薄板製の固定接点で、複数の固定接点２がケース１１の内側面に植設固定されると共に、その端子部２Ａがケース１１底面から下方へ突出している。

そして、３はポリオキシメチレンやポリブチレンテレフタレート等の絶縁樹脂製の操作体で、ケース１１内に上下方向へ移動可能に収納されると共に、上端には上方へ突出する操作部３Ａが形成されている。

また、４は略コの字状に折曲された銅合金等の弾性金属薄板製の可動接点で、操作体３に装着されると共に、この可動接点４が固定接点２に弾接して、スイッチ接点が形成されている。

さらに、５はポリオキシメチレン等の絶縁樹脂製のカバー、６はコイル状のばねで、カバー５がケース１１上面の開口部を覆うと共に、ばね６がやや撓んだ状態で操作体３下端とケース１１内底面の間に装着され、このばね６によって、カバー５上面の貫通孔から操作部３Ａが突出した操作体３が、上方へ付勢されている。

また、カバー５には下方へ延出する一対の保持部５Ａが設けられ、この保持部５Ａの凹部５Ｂがケース１１側面の凸部１１Ａに係止されて、カバー５がケース１１に保持固定されると共に、保持部５Ａ下方のケース１１側面には、外方へ突出する複数の突起部１１Ｂが形成されて、スイッチが構成されている。

なお、この袋詰め状態での保管や搬送時、或いは機器への組立て時に、部品同士または工具等が当たっても、例えば、薄板状のもの等が下方から当たっても、これらは保持部５Ａ下方のケース１１側面の突起部１１Ｂに当たり、カバー５の保持部５Ａ下端には当たらないように構成されている。

つまり、部品や工具等が当たっても、これらは突起部１１Ｂに当たり、保持部５Ａには外方へ開く力が加わらない構成となっているため、保持部５Ａが外方へ開いて、凹部５Ｂがケース１１側面の凸部１１Ａから外れることはなく、スイッチの分解や不確実な動作が生じないようになっている。

また、操作力が解除されると、ばね６の弾性復帰力によって操作体３が上方へ移動して、元の状態に復帰するように構成されている。

このように本実施の形態によれば、カバー５の下方へ延出しケース１１側面に係止された保持部５Ａ下方の、ケース１１側面に外方へ突出する突起部１１Ｂを設けることによって、部品同士または工具等が当たっても、突起部１１Ｂによってカバー５の保持部５Ａに外方への力が加わらないため、カバー５のケース１１からの外れを防ぎ、動作の確実なスイッチを得ることができるものである。

そして、この突起部１１Ｂを保持部５Ａよりも外方へ突出させれば、カバー５の外れ防止をさらに確実に行うことができる。

また、図３の斜視図に示すように、ケース１１側面に突出する突起部１１Ｃを、保持部５Ａ下端全体を覆うように形成すれば、カバー５の外れ防止はより確実なものとなる。

なお、以上の説明では、ばね６に付勢されケース１１内に上下方向へ移動可能に収納された操作体３を押圧操作する、所謂プッシュスイッチを例として説明したが、スライドスイッチやシーソスイッチ等、様々な操作形式のスイッチにおいても、本発明の実施は可能である。

本発明によるスイッチは、簡易な構成で動作の確実なものを得ることができ、主に各種電子機器に使用されるスイッチとして有用である。

本発明の一実施の形態によるスイッチの斜視図同断面図同他の形態による斜視図従来のスイッチの斜視図同断面図

符号の説明

２固定接点
２Ａ端子部
３操作体
３Ａ操作部
４可動接点
５カバー
５Ａ保持部
５Ｂ凹部
６ばね
１１ケース
１１Ａ凸部
１１Ｂ、１１Ｃ突起部

Claims

上面開口で略箱形のケースと、このケース内に移動可能に収納された操作体と、この操作体の移動に応じて電気的接離を行うスイッチ接点と、上記ケースの開口部を覆うと共に、下方へ延出した保持部が上記ケース側面に係止されたカバーからなり、上記保持部下方の上記ケース側面に、外方へ突出する突起部を設けたスイッチ。
突起部を保持部よりも外方へ突出させた請求項１記載のスイッチ。