JP2007018308A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 装着されているインクカートリッジが非推奨品の場合、非推奨品の使用の承認指示を受け付け使用が可能になる印刷システムを提供する。
【解決手段】 印刷ユニットと、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジの種類を判定する判定ユニットによって非推奨品であると判定されたインクカートリッジの承認指示とを入力する第一操作ユニットと、非推奨品であると判定されたインクカートリッジの承認指示とを入力する第二操作ユニットと、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示と前記第二操作ユニットによって入力された承認指示とを個別に記憶する記憶媒体と、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶している場合、前記第一操作ユニットによる承認指示の入力を促す第一案内ユニットによる承認指示の入力を促す第二案内ユニットと、を備える印刷システム。
【選択図】 図1
【解決手段】 印刷ユニットと、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジの種類を判定する判定ユニットによって非推奨品であると判定されたインクカートリッジの承認指示とを入力する第一操作ユニットと、非推奨品であると判定されたインクカートリッジの承認指示とを入力する第二操作ユニットと、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示と前記第二操作ユニットによって入力された承認指示とを個別に記憶する記憶媒体と、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶している場合、前記第一操作ユニットによる承認指示の入力を促す第一案内ユニットによる承認指示の入力を促す第二案内ユニットと、を備える印刷システム。
【選択図】 図1
Description
本発明は印刷システムに関する。
従来、インクジェットプリンタが使用するインクはカートリッジの形態で供給され、プリンタ本体に装着して使用される。市場には、プリンタの製造メーカが推奨するインクカートリッジ以外にも様々なメーカが製造したインクカートリッジが出回っている。しかし、プリンタ製造メーカが推奨するインクカートリッジ以外の非推奨品を使用すると、ヘッドのこすれや、ノズルのつまり、意図した印刷結果が得られない等の問題が発生する可能性がある。そのような可能性がある場合にはその旨をユーザに印刷実行前に通知できることが望ましい。
特許文献1に開示されている発明では、非推奨品であると判断されると、非推奨品の使用が禁止される。特許文献2に開示されている発明では、インクカートリッジの情報をプリンタのディスプレイ又はコンピュータのディスプレイに表示することができる。しかし、例えばパーソナルコンピュータ(PC)を介してプリンタを使用するユーザと、直接プリンタを使用するユーザとがいる場合、プリンタを介して上述の通知がなされたユーザが非推奨品の使用を承認すると、PCを介して印刷しようとする別のユーザは装着されているインクカートリッジが非推奨品であることに気づかずに印刷を実行してしまうという問題がある。
本発明は、装着されているインクカートリッジが非推奨品の場合、プリンタが操作される系統別に非推奨品の使用の承認指示を受け付け、系統毎に非推奨品の使用が可能になる印刷システムを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するための印刷システムは、印刷ユニットと、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジの種類を判定する判定ユニットと、印刷指示と前記印刷ユニットに装着され前記判定ユニットによって非推奨品であると判定されたインクカートリッジの承認指示とを入力する第一操作ユニットと、印刷指示と前記印刷ユニットに装着され前記判定ユニットによって非推奨品であると判定されたインクカートリッジの承認指示とを入力する第二操作ユニットと、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示と前記第二操作ユニットによって入力された承認指示とを個別に記憶する記憶媒体と、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶している場合、前記第一操作ユニットによって入力された印刷指示に応じて、非推奨品であるインクカートリッジが装着されている前記印刷ユニットに印刷を実行させる第一制御ユニットと、前記第二操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶している場合、前記第二操作ユニットによって入力された印刷指示に応じて、非推奨品であるインクカートリッジが装着されている前記印刷ユニットに印刷を実行させる第二制御ユニットと、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第一操作ユニットによる承認指示の入力を促す第一案内ユニットと、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第二操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第二操作ユニットによる承認指示の入力を促す第二案内ユニットと、を備える。
本発明の印刷システムによると、印刷ユニットに装着された非推奨品であるインクカートリッジに対する各操作ユニットによる承認指示の有無を記憶媒体が個別に記憶するため、承認指示が記憶されている操作ユニットによって入力された印刷指示のみに応じて印刷ユニットに印刷を実行させることができる。また本発明の印刷システムによると、印刷ユニットに装着された非推奨品であるインクカートリッジに対する各操作ユニットによる承認指示の有無を記憶媒体が個別に記憶するため、承認指示が記憶されていない操作ユニットでのみ承認指示の入力をユーザに促すことができる。
本発明の印刷システムによると、印刷ユニットに装着された非推奨品であるインクカートリッジに対する各操作ユニットによる承認指示の有無を記憶媒体が個別に記憶するため、承認指示が記憶されている操作ユニットによって入力された印刷指示のみに応じて印刷ユニットに印刷を実行させることができる。また本発明の印刷システムによると、印刷ユニットに装着された非推奨品であるインクカートリッジに対する各操作ユニットによる承認指示の有無を記憶媒体が個別に記憶するため、承認指示が記憶されていない操作ユニットでのみ承認指示の入力をユーザに促すことができる。
(2)前記第一操作ユニットはインクカートリッジ交換指示を入力してもよい。前記第一案内ユニットは、前記第一操作ユニットによって入力されたインクカートリッジ交換指示に応じてインクカートリッジが交換されると、装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第一操作ユニットによる承認指示の入力を促してもよい。前記第二操作ユニットはインクカートリッジ交換指示を入力してもよい。前記第二案内ユニットは、前記第二操作ユニットによって入力されたインクカートリッジ交換指示に応じてインクカートリッジが交換されると、装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第二操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第二操作ユニットによる承認指示の入力を促してもよい。
各操作ユニットによって入力されたインクカートリッジ交換指示に応じてインクカートリッジが交換されると、装着されたインクカートリッジが非推奨品であって対応する操作ユニットによって入力された承認指示を記憶媒体が記憶していない場合、対応する操作ユニットによる承認指示の入力を印刷システムが促すことにより、インク交換を実施したユーザにインク交換実施の際に承認指示の入力を促すことができる。
各操作ユニットによって入力されたインクカートリッジ交換指示に応じてインクカートリッジが交換されると、装着されたインクカートリッジが非推奨品であって対応する操作ユニットによって入力された承認指示を記憶媒体が記憶していない場合、対応する操作ユニットによる承認指示の入力を印刷システムが促すことにより、インク交換を実施したユーザにインク交換実施の際に承認指示の入力を促すことができる。
(3)前記第一案内ユニットは、前記第一操作ユニットによって印刷指示が入力されると、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第一操作ユニットによる承認指示の入力を促してもよい。前記第二案内ユニットは、前記第二操作ユニットによって印刷指示が入力されると、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第二操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第二操作ユニットによる承認指示の入力を促してもよい。
各操作ユニットによって印刷指示が入力されると、印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって対応する操作ユニットによって入力された承認指示を記憶媒体が記憶していない場合、対応する操作ユニットによる承認指示の入力を印刷システムが促すことにより、印刷を指示したユーザに印刷指示の際に承認指示の入力を促すことができる。
各操作ユニットによって印刷指示が入力されると、印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって対応する操作ユニットによって入力された承認指示を記憶媒体が記憶していない場合、対応する操作ユニットによる承認指示の入力を印刷システムが促すことにより、印刷を指示したユーザに印刷指示の際に承認指示の入力を促すことができる。
(4)前記印刷システムは、前記印刷ユニットからインクカートリッジが取り外されると、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示と前記第二操作ユニットによって入力された承認指示とを、前記記憶媒体から消去する記憶管理ユニットをさらに備えてもよい。
印刷ユニットからインクカートリッジが取り外されると、各操作ユニットによって入力された承認指示を記憶媒体から消去することにより、一度承認指示が入力されたインクカートリッジと同一種類のインクカートリッジであっても、インク交換の際かあるいはインク交換後の印刷指示の際に各操作ユニットを操作するユーザに再度承認指示の入力を促すことができる。
印刷ユニットからインクカートリッジが取り外されると、各操作ユニットによって入力された承認指示を記憶媒体から消去することにより、一度承認指示が入力されたインクカートリッジと同一種類のインクカートリッジであっても、インク交換の際かあるいはインク交換後の印刷指示の際に各操作ユニットを操作するユーザに再度承認指示の入力を促すことができる。
(5)前記印刷システムは、前記印刷ユニットに電源が投入される毎に、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示と前記第二操作ユニットによって入力された承認指示とを、前記記憶媒体から消去する記憶管理ユニットをさらに備えてもよい。
印刷ユニットに電源が投入される毎に各操作ユニットによって入力された承認指示を記憶媒体から消去することにより、一度承認指示が入力されたインクカートリッジと同一種類のインクカートリッジであっても、電源投入後の印刷指示の際に各操作ユニットを操作するユーザに再度承認指示の入力を促すことができる。
印刷ユニットに電源が投入される毎に各操作ユニットによって入力された承認指示を記憶媒体から消去することにより、一度承認指示が入力されたインクカートリッジと同一種類のインクカートリッジであっても、電源投入後の印刷指示の際に各操作ユニットを操作するユーザに再度承認指示の入力を促すことができる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。また、本発明はプログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
以下、複数の実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。各実施例で対応する構成要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。
(第一実施例)
(1)構成
図1は、本発明の一実施例による印刷システムの全体構成を示す模式図である。印刷システムは、有線又は無線で相互に通信可能に接続されているパーソナルコンピュータ(PC)2とプリンタ3とで構成される。PC2を操作してプリンタ3を使用するPCユーザとプリンタ3を直接操作して使用するダイレクトプリンタユーザとが存在する状況を想定している。
(第一実施例)
(1)構成
図1は、本発明の一実施例による印刷システムの全体構成を示す模式図である。印刷システムは、有線又は無線で相互に通信可能に接続されているパーソナルコンピュータ(PC)2とプリンタ3とで構成される。PC2を操作してプリンタ3を使用するPCユーザとプリンタ3を直接操作して使用するダイレクトプリンタユーザとが存在する状況を想定している。
はじめに、PC2の構成について説明する。
図2はPC2のハードウェア構成を示すブロック図である。PC2は、CPU11、ROM12、RAM13、操作部14、表示部15、外部インタフェース部16、及びHDD(Hard Disk Device)17を備え、これらはバスで相互に接続されている。
第一操作ユニットとしての操作部14は、マウス30やキーボード32等で構成されている(図1参照)。
第一案内ユニットとしての表示部15は、CRTやLCD等のディスプレイ34(図1参照)やディスプレイコントローラ等で構成されている。
記憶媒体としてのHDD17は、ハードディスクやハードディスクコントローラ等で構成され、オペレーティングシステム(OS)、プリンタ3用のプリンタドライバやその他各種のプログラムやデータが記憶されている。
図2はPC2のハードウェア構成を示すブロック図である。PC2は、CPU11、ROM12、RAM13、操作部14、表示部15、外部インタフェース部16、及びHDD(Hard Disk Device)17を備え、これらはバスで相互に接続されている。
第一操作ユニットとしての操作部14は、マウス30やキーボード32等で構成されている(図1参照)。
第一案内ユニットとしての表示部15は、CRTやLCD等のディスプレイ34(図1参照)やディスプレイコントローラ等で構成されている。
記憶媒体としてのHDD17は、ハードディスクやハードディスクコントローラ等で構成され、オペレーティングシステム(OS)、プリンタ3用のプリンタドライバやその他各種のプログラムやデータが記憶されている。
CPU11はROM12、HDD17等に記憶されているプログラムを実行してPC2の全体を制御する。また、CPU11はプリンタドライバプログラムを実行することで第一制御ユニット、判定ユニット、第一案内ユニット及び記憶管理ユニットとして機能する。ROM12は各種のプログラムやデータを予め記憶するメモリであり、RAM13は各種のプログラムやデータを一時的に記憶するメモリである。これら各種のプログラムやデータは所定のサーバから通信ネットワークを介してダウンロードして入力してもよいし、リムーバブルメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み出して入力してもよい。
外部インタフェース部16は、プリンタ3、ディジタルカメラ等の機器と通信するためのUSBコントローラ等を備える。尚、外部インタフェース部16は、IEEE1394、IrDA、Bluetooth等のインタフェースを備えてもよい。
外部インタフェース部16は、プリンタ3、ディジタルカメラ等の機器と通信するためのUSBコントローラ等を備える。尚、外部インタフェース部16は、IEEE1394、IrDA、Bluetooth等のインタフェースを備えてもよい。
次に、プリンタ3の構成について説明する。
図3は、プリンタ3のハードウェア構成を示すブロック図である。制御部58は、RAM60、CPU64、及び記憶媒体としてのフラッシュメモリ62を備える。CPU64はフラッシュメモリ62に格納されている制御プログラムを実行してプリンタ3の各部を制御し、第二制御ユニット、判定ユニット、第二案内ユニット及び記憶管理ユニットとして機能する。制御プログラムは、リムーバブルメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体からフラッシュメモリ62に格納してもよいし、遠隔地のサーバからネットワークを経由してフラッシュメモリ62に格納してもよい。RAM60は、制御プログラムや制御プログラムの処理対象となるデータが一時的に格納される揮発性メモリである。
図3は、プリンタ3のハードウェア構成を示すブロック図である。制御部58は、RAM60、CPU64、及び記憶媒体としてのフラッシュメモリ62を備える。CPU64はフラッシュメモリ62に格納されている制御プログラムを実行してプリンタ3の各部を制御し、第二制御ユニット、判定ユニット、第二案内ユニット及び記憶管理ユニットとして機能する。制御プログラムは、リムーバブルメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体からフラッシュメモリ62に格納してもよいし、遠隔地のサーバからネットワークを経由してフラッシュメモリ62に格納してもよい。RAM60は、制御プログラムや制御プログラムの処理対象となるデータが一時的に格納される揮発性メモリである。
ディジタル画像処理部66は、印刷対象画像データに基づいて印刷データを作成する。具体的には例えば、色空間変換、ガンマ補正、解像度変換、ハーフトーニング、インターレース処理等を制御部58と協働して実行する。
第二案内ユニットとしての表示部67は、グラフィックコントローラ及びLCD36等の表示装置を備える。LCD36の画面には、各種設定画面や画像等が表示される。
第二操作ユニットとしての操作部68は、ユーザの操作を受け付けるための印刷開始ボタン38、OKボタン40、キャンセルボタン42、インクボタン44及び十字ボタン46等を備える。尚、操作部68は、マウス、キーボード、タッチパネル等を備えていてもよい。
第二操作ユニットとしての操作部68は、ユーザの操作を受け付けるための印刷開始ボタン38、OKボタン40、キャンセルボタン42、インクボタン44及び十字ボタン46等を備える。尚、操作部68は、マウス、キーボード、タッチパネル等を備えていてもよい。
外部インタフェース部70は、PC2、ディジタルカメラ等と通信するためのUSBコントローラや、リムーバブルメモリ24と通信するための外部メモリコントローラ等を備える。尚、外部インタフェース部70は、IEEE1394、IrDA、Bluetooth等のインタフェースを備えてもよい。PC2から送信されたデータやリムーバブルメモリ24に格納されたデータは、外部インタフェース部70によって読み出され、RAM60に転送される。
印刷ユニット86は、カートリッジ情報取得部81、ヘッド駆動部、ヘッドキャリッジ駆動部、送紙部等を備える。判定ユニットとしてのカートリッジ情報取得部81は、ヘッドキャリッジ20に設けられ、カートリッジインタフェース回路等を備える。ヘッド駆動部は、インクジェット方式で印刷媒体に画像を形成するための記録ヘッド84、ヘッドコントローラ82を備える。記録ヘッド84は、インクカートリッジ22が搭載されるヘッドキャリッジ20に設けられ、図示しないノズル、ピエゾ素子、インク通路等を備える。ヘッドキャリッジ駆動部は、モータ52、駆動ベルト53、ヘッドキャリッジコントローラ78等を備える。モータ52が、駆動ベルト53でヘッドキャリッジ20を牽引することにより、用紙Nの搬送方向と垂直に架設されたガイドロッド51に沿ってヘッドキャリッジ20は往復運動する。プラテン25は、記録ヘッド84の下方に設けられている。プラテン25の長手方向軸線とガイドロッド51の中心軸線とは並行である。送紙部は、用紙搬送ローラ50、モータ55、従動ローラ54、送紙コントローラ80等を備える。モータ55が、用紙搬送ローラ50を回転させることにより用紙Nを記録ヘッド84の移動方向軸線と垂直な方向に搬送する。尚、印刷ユニット86は、サーマルインクジェット型であってもよい。
インクカートリッジ22はインク色別のカートリッジを含み、カートリッジ毎に図示しない記憶素子を有している。具体的には、記憶素子はEEPROM等の不揮発性のメモリであり、製造元、型番、インク色、製造年月等のカートリッジ情報が格納されている。インクカートリッジ22がヘッドキャリッジ20に装着された状態で記憶素子とカートリッジ情報取得部81とが電気的に接続され、制御部58はカートリッジ情報取得部81を介して、インクカートリッジ22の各カートリッジの記憶素子からカートリッジ情報を取得することが可能となる。
図4(A)及び(B)は、カートリッジ情報データベースの論理的構成を示している。カートリッジ情報データベースは、インクカートリッジの型番と、その型番のインクカートリッジが推奨品/非推奨品のいずれであるかを示す推奨情報と、非推奨品であればそのインクカートリッジの使用が承認されているか否かを示す承認ステータスとを関連付けている。データベース100はPC2からの操作に対応するカートリッジ情報データベースを示し、プリンタドライバが扱うデータとしてPC2のHDD17に格納されている。データベース102はプリンタ3からの操作に対応するカートリッジ情報データベースを示し、プリンタ3のフラッシュメモリ62に格納されている。データベース100及びデータベース102には、推奨品のインクカートリッジの型番と推奨情報が予め格納されている。尚、データベース100及びデータベース102は共にプリンタ3のフラッシュメモリ62に格納されていてもよい。また、データベース100及び102は1つにまとめられていてもよい。その場合、PC2及びプリンタ3毎の承認ステータスが登録される。
(2)作動
(インク交換)
本発明の印刷システムにおけるインク交換時の処理について説明する(図5及び図6)。
図5はダイレクトプリンタユーザによってインク交換がされる場合の処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、プリンタ3の制御部58は、インクカートリッジ交換指示を受け付ける(ステップS100)。具体的には例えば、インクボタン44が押されると、制御部58はプリンタ3の操作部68によってインクカートリッジ交換指示が入力されたと判断し、ヘッドキャリッジコントローラ78を制御してヘッドキャリッジ20をインク交換位置に移動させる(ステップS102)。
(インク交換)
本発明の印刷システムにおけるインク交換時の処理について説明する(図5及び図6)。
図5はダイレクトプリンタユーザによってインク交換がされる場合の処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、プリンタ3の制御部58は、インクカートリッジ交換指示を受け付ける(ステップS100)。具体的には例えば、インクボタン44が押されると、制御部58はプリンタ3の操作部68によってインクカートリッジ交換指示が入力されたと判断し、ヘッドキャリッジコントローラ78を制御してヘッドキャリッジ20をインク交換位置に移動させる(ステップS102)。
ステップS106では、制御部58はカートリッジ情報を取得する。具体的には例えば、ダイレクトプリンタユーザによってインクカートリッジが交換され、再びインクボタン44が押されると、制御部58はカートリッジ情報取得部81を介して、装着されたインクカートリッジの記憶素子に格納されているカートリッジ情報を取得する。
ステップS108では、制御部58は装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であるかを判定する。具体的には、まず制御部58は取得したカートリッジ情報の中の型番が、データベース102の型番フィールドに記憶されているかどうかを判定する。ここで例えば装着されているインクカートリッジの型番が「AAA」である場合、型番「AAA」の推奨情報は「推奨」であるので制御部58は装着されているインクカートリッジは推奨品であると判定する。例えば装着されているインクカートリッジの型番が「CCC」である場合、推奨情報は「非推奨」であるが承認ステータスが「承認済み」であるため、制御部58は装着されているインクカートリッジはプリンタ3で承認済みの非推奨品であると判定する。このように、装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であれば、制御部58はインク交換処理を終了する。
ステップS110では、制御部58は推奨メッセージを表示する。具体的には、例えば装着されているインクカートリッジの型番が「DDD」であった場合、データベース102の型番「DDD」のレコードを参照すると、推奨情報が「非推奨」でかつ承認ステータスが「未承認」であるので、制御部58はLCD36に図4(C)に示すような推奨メッセージ画面200を表示して、ダイレクトプリンタユーザに非推奨品使用の承認指示の入力を促す。
ステップS112では、制御部58は承認指示を記憶する。具体的には、推奨メッセージ画面200がLCD36に表示されている状態で、ダイレクトプリンタユーザによって操作部68のOKボタン40かあるいはキャンセルボタン42のいずれかのボタンの入力を受け付ける。装着されているインクカートリッジの型番が「DDD」である場合、ダイレクトプリンタユーザによってOKボタン40が押されると、制御部58はデータベース102の型番「DDD」の承認ステータスを「承認」に変更する。キャンセルボタン42が押されると、制御部58はデータベース102の型番「DDD」の承認ステータスを「未承認」の状態のままにする。
ステップS114では、制御部58は非推奨品の承認指示があったかどうか判定する。具体的には、制御部58は、ステップS112で受け付けたボタンがOKボタン40の場合、装着されている非推奨品に対するダイレクトプリンタユーザによる承認指示が入力されたと判定し、インク交換処理を終了する。ステップS112で受け付けたボタンがキャンセルボタン42であった場合、制御部58は、装着されている非推奨品に対するダイレクトプリンタユーザによる承認指示がなかったと判定し、ステップS102に戻り、ダイレクトプリンタユーザによって再度インクカートリッジ交換がなされるようにする。
このように、ダイレクトプリンタユーザによって入力されたインクカートリッジ交換指示に応じてインクカートリッジが交換されると、装着されたインクカートリッジが非推奨品でかつダイレクトプリンタユーザによる承認指示をデータベース102が記憶していない場合、プリンタ3のLCD36によってダイレクトプリンタユーザに承認指示の入力を案内することにより、インクカートリッジ交換を実施したダイレクトプリントユーザにインクカートリッジ交換実施の際に承認指示の入力を促すことができる。
図6はPCユーザによってインクカートリッジが交換される場合の処理の流れを示すフローチャートである。
はじめにPC2のCPU11はインクカートリッジ交換指示を受け付ける(ステップS200)。具体的には例えば、PCユーザが印刷設定プログラムを起動すると、CPU11はHDD17に格納されているプリンタドライバをRAM13に読み出し、プリンタドライバプログラムを起動してディスプレイ34に図示しない印刷設定画面を表示する。印刷設定画面のインク交換アイコンがPCユーザによって選択されると、CPU11はインクカートリッジ交換指示が入力されたと判断し、外部インタフェース部16を介してプリンタ3にインクカートリッジ交換指示を送信する(ステップS201)。
はじめにPC2のCPU11はインクカートリッジ交換指示を受け付ける(ステップS200)。具体的には例えば、PCユーザが印刷設定プログラムを起動すると、CPU11はHDD17に格納されているプリンタドライバをRAM13に読み出し、プリンタドライバプログラムを起動してディスプレイ34に図示しない印刷設定画面を表示する。印刷設定画面のインク交換アイコンがPCユーザによって選択されると、CPU11はインクカートリッジ交換指示が入力されたと判断し、外部インタフェース部16を介してプリンタ3にインクカートリッジ交換指示を送信する(ステップS201)。
ステップS202では、プリンタ3の制御部58は、ヘッドキャリッジ20を交換位置に移動させる。具体的には、制御部58は、外部インタフェース部70を介してPC2からインクカートリッジ交換指示を受信すると、ヘッドキャリッジコントローラ78を制御してヘッドキャリッジ20をインク交換位置に移動させる。
ステップS206では、制御部58はカートリッジ情報を取得する。具体的には例えば、PCユーザによってインクカートリッジが交換され、再びインクボタン44が押されると、制御部58はカートリッジ情報取得部81を介して装着されたインクカートリッジの記憶素子に格納されているカートリッジ情報を取得し、取得したカートリッジ情報を外部インタフェース部70を介してPC2に送信する(ステップS207)。
ステップS208では、CPU11は装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はPC2で承認済みの非推奨品であるかを判定する。具体的には、まずCPU11は外部インタフェース部16を介して受信したカートリッジ情報の中の型番が、データベース100の型番フィールドに記憶されているかどうかを判定する。ここで例えば装着されているインクカートリッジの型番が「AAA」である場合、型番「AAA」の推奨情報は「推奨」であるのでCPU11は装着されているインクカートリッジは推奨品であると判定する。例えば装着されているインクカートリッジの型番が「CCC」である場合、推奨情報は「非推奨」であるが承認ステータスが「承認済み」であるため、CPU11は装着されているインクカートリッジはPC2で承認済みの非推奨品であると判定する。このように、装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はPC2で承認済みの非推奨品であれば、CPU11はインク交換処理を終了する。
ステップS210では、CPU11は推奨メッセージを表示する。具体的には、装着されているインクカートリッジの型番がデータベース100に記憶されていない、例えば「EEE」であった場合、CPU11は推奨情報を「非推奨」、承認ステータスを「未承認」として型番「EEE」のレコードを新たにデータベース100に登録し、ディスプレイ34に図4(C)に示すような推奨メッセージ画面200を表示して、PCユーザに非推奨品使用の承認指示の入力を促す。
ステップS212では、CPU11は承認指示を記憶する。具体的には、推奨メッセージ画面200がディスプレイ34に表示されている状態で、PCユーザのマウス30やキーボード32の操作によって「OK」あるいは「キャンセル」のいずれかの入力を受け付ける。例えば装着されているインクカートリッジの型番が「EEE」である場合、「OK」が選択されると、CPU11はデータベース100の型番「EEE」の承認ステータスを「承認」に変更する。「キャンセル」が選択されると、CPU11はデータベース100の型番「EEE」の承認ステータスを「未承認」の状態のままにする。
ステップS214では、CPU11は非推奨品の承認指示があったかどうか判定する。具体的には、CPU11は、ステップS212においてPCユーザによって「OK」が選択された場合、装着されている非推奨品に対するPCユーザによる承認指示が入力されたと判定し、インク交換処理を終了する。ステップS212においてPCユーザによって「キャンセル」が選択された場合、CPU11は、装着されている非推奨品に対するPCユーザによる承認指示がなかったと判定し、ステップS201に戻り、PCユーザによって再度インクカートリッジ交換がなされるようにする。
このように、PCユーザによって入力されたインクカートリッジ交換指示に応じてインクカートリッジが交換されると、装着されたインクカートリッジが非推奨品でかつPCユーザによる承認指示をデータベース100が記憶していない場合、ディスプレイ34によってPCユーザに承認指示の入力を案内することにより、インクカートリッジ交換を実施したPCユーザにインクカートリッジ交換実施の際に承認指示の入力を促すことができる。
(印刷)
次に、本発明の印刷システムにおける印刷処理について説明する(図7及び図8)。
図7は、ダイレクトプリンタユーザによって印刷指示が出される場合の処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、プリンタ3の制御部58は、印刷指示を受け付ける(ステップS300)。具体的には例えば、LCD36と十字ボタン46を用いてダイレクトプリンタユーザが印刷対象とする画像を選択し、印刷開始ボタン38を押すと、制御部58はLCD36に表示されている画像の印刷指示が入力されたと判断する。ここで画像は例えば、図示しないメモリーカードソケットに装着されているリムーバブルメモリ24に格納されている画像を制御部58が外部インタフェース部16を介して読み出したものである。
次に、本発明の印刷システムにおける印刷処理について説明する(図7及び図8)。
図7は、ダイレクトプリンタユーザによって印刷指示が出される場合の処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、プリンタ3の制御部58は、印刷指示を受け付ける(ステップS300)。具体的には例えば、LCD36と十字ボタン46を用いてダイレクトプリンタユーザが印刷対象とする画像を選択し、印刷開始ボタン38を押すと、制御部58はLCD36に表示されている画像の印刷指示が入力されたと判断する。ここで画像は例えば、図示しないメモリーカードソケットに装着されているリムーバブルメモリ24に格納されている画像を制御部58が外部インタフェース部16を介して読み出したものである。
ステップS302では、制御部58はカートリッジ情報を取得する。具体的には、制御部58はカートリッジ情報取得部81を介して、装着されているインクカートリッジの記憶素子に格納されているカートリッジ情報を取得する。
ステップS304では、制御部58は装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であるかを判定する。具体的には、制御部58は、取得したカートリッジ情報の型番をキーにしてデータベース102を参照して判定する。装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であれば、制御部58は後述のステップS312の処理を実行する。
ステップS306では、制御部58は推奨メッセージを表示する。具体的には、装着されているインクカートリッジの型番がデータベース102に記憶されていない、例えば「EEE」であった場合、制御部58は推奨情報を「非推奨」、承認ステータスを「未承認」として型番「EEE」のレコードを新たにデータベース102に登録し、LCD36に図4(C)に示すような推奨メッセージ画面200を表示して、ダイレクトプリンタユーザに非推奨品使用の承認指示の入力を促す。
ステップS308では、制御部58は承認指示を記憶する。具体的には、推奨メッセージ画面200がLCD36に表示されている状態で、ダイレクトプリンタユーザによってOKボタン40かあるいはキャンセルボタン42のいずれかのボタンの入力を受け付ける。装着されているインクカートリッジの型番が「EEE」である場合、OKボタン40が押されると、制御部58はデータベース102の型番「EEE」の承認ステータスを「承認」に変更する。キャンセルボタン42が押されると、制御部58はデータベース102の型番「EEE」の承認ステータスを「未承認」の状態のままにする。
ステップS310では、制御部58は非推奨品の承認指示があったかどうか判定する。具体的には、制御部58は、ステップS308においてダイレクトプリンタユーザによってOKボタン40が押されたかキャンセルボタン42が押されたかを判定する。
ステップS312では、制御部58は印刷を実行する。具体的には、ステップS304において装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であると判定した場合と、ステップS310において非推奨品のダイレクトプリンタユーザによる承認指示が入力されたと判断した場合に、制御部58は印刷ユニット86を制御して印刷を実行させる。
ステップS314では、制御部58は印刷をキャンセルする。具体的には、ステップS308においてキャンセルボタン42が押された場合、制御部58は、装着されている非推奨品に対するダイレクトプリンタユーザによる承認指示がなかったと判定し、推奨メッセージ画面200を消して、ダイレクトプリンタユーザの印刷指示による印刷処理をキャンセルする。
例えばPCユーザによって非推奨の型番「DDD」のインクカートリッジが装着されPCユーザによる承認指示がデータベース100に記憶されている状況(図4(A)参照)であって、データベース102には型番「DDD」のインクカートリッジは未承認である状況(図4(B)参照)であると仮定する。その状況で、ダイレクトプリンタユーザが印刷をしようとすると、プリンタ3のLCD36に推奨メッセージ画面200が表示され承認指示の入力が促されるため、ダイレクトプリンタユーザが、プリンタ3に装着されているインクカートリッジが非推奨品であることを知らずに印刷を実行してしまうのを回避することができる。
図8は、PCユーザによって印刷指示が出される場合の処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、PC2のCPU11は、印刷指示を受け付ける(ステップS400)。具体的には例えば、PCユーザによってレタッチアプリケーションが起動されCPU11がディスプレイ34に画像を表示している状態で、PCユーザがマウス30を用いて図示しない印刷アイコンを選択すると、CPU11は選択されている画像に対する印刷指示が入力されたと判断し、外部インタフェース部16を介してプリンタ3にカートリッジ情報取得指示を送信する(ステップS401)。
はじめに、PC2のCPU11は、印刷指示を受け付ける(ステップS400)。具体的には例えば、PCユーザによってレタッチアプリケーションが起動されCPU11がディスプレイ34に画像を表示している状態で、PCユーザがマウス30を用いて図示しない印刷アイコンを選択すると、CPU11は選択されている画像に対する印刷指示が入力されたと判断し、外部インタフェース部16を介してプリンタ3にカートリッジ情報取得指示を送信する(ステップS401)。
ステップS402では、制御部58はカートリッジ情報を取得する。具体的には、制御部58はカートリッジ情報取得部81を介して装着されているインクカートリッジの記憶素子に格納されているカートリッジ情報を取得し、取得したカートリッジ情報を外部インタフェース部70を介してPC2に送信する(ステップS403)。
ステップS404では、CPU11は装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はPC2で承認済みの非推奨品であるかを判定する。具体的処理内容は、ステップS208と同様である。
ステップS406では、CPU11は推奨メッセージを表示する。具体的にはCPU11はディスプレイ34に推奨メッセージ画面200を表示してPCユーザに非推奨品使用の承認指示の入力を促す。
ステップS406では、CPU11は推奨メッセージを表示する。具体的にはCPU11はディスプレイ34に推奨メッセージ画面200を表示してPCユーザに非推奨品使用の承認指示の入力を促す。
ステップS408では、CPU11は承認指示を記憶する。具体的処理内容は、ステップS212と同様である。
ステップS410では、CPU11は非推奨品の承認指示があったかどうか判定する。具体的には、CPU11は、ステップS408においてPCユーザによって「OK」が選択されたか「キャンセル」が選択されたかを判定する。
ステップS410では、CPU11は非推奨品の承認指示があったかどうか判定する。具体的には、CPU11は、ステップS408においてPCユーザによって「OK」が選択されたか「キャンセル」が選択されたかを判定する。
ステップS411では、印刷指示を送信する。具体的には、ステップS404において装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はPC2で承認済みの非推奨品であると判定した場合と、ステップS410において非推奨品のPCユーザによる承認指示が入力されたと判断した場合に、CPU11は外部インタフェース部16を介してプリンタ3に印刷指示を送信する。
ステップS412では、制御部58は印刷を実行する。具体的には、制御部58は、外部インタフェース部70を介してPC2から印刷指示を受信すると、印刷ユニット86を制御して印刷を実行させる。
ステップS414では、制御部58は印刷をキャンセルする。具体的には、ステップS410において装着されている非推奨品に対するPCユーザによる承認指示がなかったと判定し、推奨メッセージ画面200を消して、PCユーザの印刷指示による印刷処理をキャンセルする。
ステップS414では、制御部58は印刷をキャンセルする。具体的には、ステップS410において装着されている非推奨品に対するPCユーザによる承認指示がなかったと判定し、推奨メッセージ画面200を消して、PCユーザの印刷指示による印刷処理をキャンセルする。
例えばダイレクトプリンタユーザによって非推奨のインクカートリッジが装着されダイレクトプリンタユーザによる承認指示がデータベース102に記憶されているが、データベース100にはそのインクカートリッジは未承認である状況であると仮定する。その状況で、PCユーザがPC2から印刷をしようとすると、PC2のディスプレイ34に推奨メッセージ画面200が表示され承認指示の入力が促されるため、PCユーザが、プリンタ3に装着されているインクカートリッジが非推奨品であることを知らずに印刷を実行してしまうのを回避することができる。
(プリンタ電源投入)
図9は、プリンタ3の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、制御部58は、カートリッジ情報を取得する(ステップS500)。
ステップS501では、制御部58は、装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であるかを判定する。制御部58はデータベース102の情報に基づいて判定する。装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であれば、制御部58は、電源投入時の処理を終了する。
図9は、プリンタ3の電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。
はじめに、制御部58は、カートリッジ情報を取得する(ステップS500)。
ステップS501では、制御部58は、装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であるかを判定する。制御部58はデータベース102の情報に基づいて判定する。装着されているインクカートリッジが推奨品であるか、又はプリンタ3で承認済みの非推奨品であれば、制御部58は、電源投入時の処理を終了する。
装着されているインクカートリッジがプリンタ3で承認されていない非推奨品であれば、制御部58はLCD36に推奨メッセージ画面200を表示する(ステップS502)。
ステップS504では、制御部58は承認指示を記憶する。
ステップS506では、制御部58は非推奨品の承認指示があったかどうか判定する。具体的にはステップS504において、装着されている非推奨品に対するダイレクトプリンタユーザによる承認指示が入力された場合、制御部58は電源投入時の処理を終了する。
ステップS508では、制御部58はインク交換処理を実行する。具体的には、ステップS504においてダイレクトプリンタユーザによる承認指示が入力されなかった場合、制御部58は図5のステップS508に示すインク交換処理を実行する。
ステップS504では、制御部58は承認指示を記憶する。
ステップS506では、制御部58は非推奨品の承認指示があったかどうか判定する。具体的にはステップS504において、装着されている非推奨品に対するダイレクトプリンタユーザによる承認指示が入力された場合、制御部58は電源投入時の処理を終了する。
ステップS508では、制御部58はインク交換処理を実行する。具体的には、ステップS504においてダイレクトプリンタユーザによる承認指示が入力されなかった場合、制御部58は図5のステップS508に示すインク交換処理を実行する。
以上説明したように、プリンタ3の電源投入時に上述の処理が実施されることにより、プリンタ3の電源がオフの間にインクカートリッジが交換された場合であっても、確実に非推奨品の承認指示の入力を、プリンタの電源を投入したユーザに促すことができる。
上述のインク交換及び印刷の際に承認指示の入力が促される状況において、プリンタ3からインクカートリッジが取り外される度にデータベース100及びデータベース102に記憶されている非推奨のインクカートリッジの承認情報を「未承認」に初期化してもよい。そうすることにより、一度承認指示が入力されたインクカートリッジと同一種類のインクカートリッジであっても、インク交換の際かあるいはインク交換後の印刷指示の際にPCユーザにもダイレクトプリントユーザにも再度承認指示の入力を促すことができる。
また、上述の印刷の際に承認指示の入力が促される状況において、プリンタ3に電源が投入される度にデータベース100及びデータベース102に記憶されている非推奨のインクカートリッジの承認情報を「未承認」に初期化してもよい。そうすることにより、一度承認指示が入力されたインクカートリッジと同一種類のインクカートリッジであっても、電源投入後の印刷指示の際に各ユーザに再度承認指示の入力を促すことができる。
また、上述の印刷の際に承認指示の入力が促される状況において、プリンタ3に電源が投入される度にデータベース100及びデータベース102に記憶されている非推奨のインクカートリッジの承認情報を「未承認」に初期化してもよい。そうすることにより、一度承認指示が入力されたインクカートリッジと同一種類のインクカートリッジであっても、電源投入後の印刷指示の際に各ユーザに再度承認指示の入力を促すことができる。
(第二実施例)
図10(A)は第二実施例に係るカートリッジ情報データベース、図10(B)は第二実施例に係る推奨メッセージ画面を示す模式図である。図10に示すように、記憶媒体はインクカートリッジの色毎に推奨情報と操作系統毎の承認ステータスとを関連付けて記憶してもよい。具体的には例えば、ブラック・シアン・マゼンダ・イエローのそれぞれのインクカートリッジについて、製造元や製造年月等に基づいて推奨品か否かを制御部58が判定して記憶する。具体的な判定基準例は、製造後5年以上経過したインクカートリッジは非推奨品とする(品質が保障できないため)、等である。その場合、制御部58が現在時刻を検知する必要があるため、プリンタ3は図示しないRTC(Real Time Clock)をさらに備えてもよい。例えばデータベース104に示すような場合(現在装着されているマゼンダのカートリッジが非推奨品であると判定されプリンタ3で未承認である場合)、推奨メッセージ画面202のように、インク色を案内してユーザに非推奨品の承認指示の入力を促してもよい。
図10(A)は第二実施例に係るカートリッジ情報データベース、図10(B)は第二実施例に係る推奨メッセージ画面を示す模式図である。図10に示すように、記憶媒体はインクカートリッジの色毎に推奨情報と操作系統毎の承認ステータスとを関連付けて記憶してもよい。具体的には例えば、ブラック・シアン・マゼンダ・イエローのそれぞれのインクカートリッジについて、製造元や製造年月等に基づいて推奨品か否かを制御部58が判定して記憶する。具体的な判定基準例は、製造後5年以上経過したインクカートリッジは非推奨品とする(品質が保障できないため)、等である。その場合、制御部58が現在時刻を検知する必要があるため、プリンタ3は図示しないRTC(Real Time Clock)をさらに備えてもよい。例えばデータベース104に示すような場合(現在装着されているマゼンダのカートリッジが非推奨品であると判定されプリンタ3で未承認である場合)、推奨メッセージ画面202のように、インク色を案内してユーザに非推奨品の承認指示の入力を促してもよい。
以上説明した複数の実施例では、プリンタ3とPC2とで構成された印刷システムについて本発明を説明したが、LANなどのネットワークに接続されたプリンタと複数台のPCとで構成された印刷システムであってもよい。また、プリンタ3はスキャンユニット等をさらに備えた複合機であってもよい。
2:PC、3:プリンタ、11:CPU(第一制御ユニット、判定ユニット、第一案内ユニット、記憶管理ユニット)、14:操作部(第一操作ユニット)、15:表示部(第一案内ユニット)、17:HDD(記憶媒体)、62:フラッシュメモリ(記憶媒体)、64:CPU(第二制御ユニット、判定ユニット、第二案内ユニット、記憶管理ユニット)、67:表示部(第二案内ユニット)、68:操作部(第二操作ユニット)、81:カートリッジ情報取得部(判定ユニット)、86:印刷ユニット
Claims (5)
- 印刷ユニットと、
前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジの種類を判定する判定ユニットと、
印刷指示と前記印刷ユニットに装着され前記判定ユニットによって非推奨品であると判定されたインクカートリッジの承認指示とを入力する第一操作ユニットと、
印刷指示と前記印刷ユニットに装着され前記判定ユニットによって非推奨品であると判定されたインクカートリッジの承認指示とを入力する第二操作ユニットと、
前記第一操作ユニットによって入力された承認指示と前記第二操作ユニットによって入力された承認指示とを個別に記憶する記憶媒体と、
前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶している場合、前記第一操作ユニットによって入力された印刷指示に応じて、非推奨品であるインクカートリッジが装着されている前記印刷ユニットに印刷を実行させる第一制御ユニットと、
前記第二操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶している場合、前記第二操作ユニットによって入力された印刷指示に応じて、非推奨品であるインクカートリッジが装着されている前記印刷ユニットに印刷を実行させる第二制御ユニットと、
前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第一操作ユニットによる承認指示の入力を促す第一案内ユニットと、
前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第二操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第二操作ユニットによる承認指示の入力を促す第二案内ユニットと、
を備える印刷システム。 - 前記第一操作ユニットはインクカートリッジ交換指示を入力し、
前記第一案内ユニットは、前記第一操作ユニットによって入力されたインクカートリッジ交換指示に応じてインクカートリッジが交換されると、装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第一操作ユニットによる承認指示の入力を促し、
前記第二操作ユニットはインクカートリッジ交換指示を入力し、
前記第二案内ユニットは、前記第二操作ユニットによって入力されたインクカートリッジ交換指示に応じてインクカートリッジが交換されると、装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第二操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第二操作ユニットによる承認指示の入力を促す、
請求項1の印刷システム。 - 前記第一案内ユニットは、前記第一操作ユニットによって印刷指示が入力されると、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第一操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第一操作ユニットによる承認指示の入力を促し、
前記第二案内ユニットは、前記第二操作ユニットによって印刷指示が入力されると、前記印刷ユニットに装着されたインクカートリッジが非推奨品であって前記第二操作ユニットによって入力された承認指示を前記記憶媒体が記憶していない場合、前記第二操作ユニットによる承認指示の入力を促す、
請求項1に記載の印刷システム。 - 前記印刷ユニットからインクカートリッジが取り外されると、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示と前記第二操作ユニットによって入力された承認指示とを、前記記憶媒体から消去する記憶管理ユニットをさらに備える、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷システム。 - 前記印刷ユニットに電源が投入される毎に、前記第一操作ユニットによって入力された承認指示と前記第二操作ユニットによって入力された承認指示とを、前記記憶媒体から消去する記憶管理ユニットをさらに備える、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の印刷システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005199729A JP2007018308A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007018308A true JP2007018308A (ja) | 2007-01-25 |
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ID=37755424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005199729A Withdrawn JP2007018308A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 印刷システム |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016212437A (ja) * | 2016-08-09 | 2016-12-15 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、制御方法、及びプログラム |
-
2005
- 2005-07-08 JP JP2005199729A patent/JP2007018308A/ja not_active Withdrawn
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