JP2007017535A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の形成を継続するための操作を簡素化することができるようにする。
【解決手段】現像剤の残量を検出するための検出部22と、現像剤の残量に基づいて現像剤の状態を判定する現像剤状態判定処理手段と、現像剤の状態が判定されたときに、複数の画像形成動作が行われるごとに、間欠的に現像剤の状態を報知する間欠報知処理手段とを有する。この場合、現像剤の状態が判定されたときに、複数の画像形成動作が行われるごとに、間欠的に現像剤の状態が報知されるので、現像剤の状態の報知を解除する頻度を低くすることができる。したがって、画像の形成を継続するための操作を簡素化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機(MFP)等の画像形成装置、例えば、複合機においては、読取部及び印刷部を備え、読取部において原稿の画像が読み取られ、印刷部において読み取られた画像の画像データに基づいて、画像の形成としての印刷が行われるようになっている。
そして、印刷部においては、感光体ドラムの表面を、帯電ローラによって帯電させ、LEDヘッドによって、前記画像データに従って露光して静電潜像を形成し、該静電潜像に現像ローラ上で薄層化されたトナーが静電的に付着させられてトナー像を形成し、該トナー像を転写ローラによって用紙上に転写し、印刷を行うようになっている。また、転写後に前記感光体ドラム上に残留したトナーは、クリーニング装置によって除去される。
ところで、前記感光体ドラム、帯電ローラ、現像ローラ、クリーニング装置等はユニット化され、現像装置として複合機の装置本体に対して着脱自在に配設されるとともに、トナーを収容したトナーカートリッジが現像装置の本体に対して着脱自在に配設される。そして、前記トナーカートリッジ内のトナーは、トナーカートリッジの底部に形成された穴を介して現像装置の本体内に落下し、前記現像ローラに供給される。
また、前記現像装置の本体内には、トナーの残量を検出するためにトナーロー検出センサが配設され、トナーの残量が少ない場合、トナーニアエンドを表示部に表示するようになっている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−38744号公報
しかしながら、前記従来の複合機において、操作者はトナーニアエンドが表示された後も、トナーが完全になくなるまでトナーカートリッジを交換することなく複合機を使用し続けることがあるが、その場合、随時トナーニアエンドが表示されるので、印刷を継続しようとすると、その都度トナーニアエンドの表示を解除しなければならない。
したがって、印刷を継続するための操作が煩わしくなってしまう。
本発明は、前記従来の複合機の問題点を解決して、画像の形成を継続するための操作を簡素化することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、現像剤の残量を検出するための検出部と、現像剤の残量に基づいて現像剤の状態を判定する現像剤状態判定処理手段と、現像剤の状態が判定されたときに、複数の画像形成動作が行われるごとに、間欠的に現像剤の状態を報知する間欠報知処理手段とを有する。
本発明によれば、画像形成装置においては、現像剤の残量を検出するための検出部と、現像剤の残量に基づいて現像剤の状態を判定する現像剤状態判定処理手段と、現像剤の状態が判定されたときに、複数の画像形成動作が行われるごとに、間欠的に現像剤の状態を報知する間欠報知処理手段とを有する。
この場合、現像剤の状態が判定されたときに、複数の画像形成動作が行われるごとに、間欠的に現像剤の状態が報知されるので、現像剤の状態の報知を解除する頻度を低くすることができる。したがって、画像の形成を継続するための操作を簡素化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色の現像剤像としてのトナー像を積層してカラーの画像を形成するようにした画像形成装置としてのカラーの複合機について説明する。
該複合機は、セットされた原稿の画像を読み取る読取部、及び読み取られた画像の画像データに従って画像の形成、すなわち、印刷を行う画像形成部としての印刷部を備える。そして、該印刷部の装置本体内には、記録媒体としての用紙を搬送するための搬送路に沿って、各色のトナー像を形成するために、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各色の画像形成ユニットを構成する現像装置が配設され、該各現像装置において、像担持体としての感光体ドラムに各色の現像剤像としてのトナー像が形成される。また、前記各現像装置の下方には、用紙を搬送するとともに、前記各トナー像を順次用紙に転写し、カラーのトナー像を形成するための転写ユニットが配設される。該転写ユニットは前記用紙を搬送するために走行自在に配設されたベルト、該ベルトを挟んで各現像装置の感光体ドラムと対向させられた転写部材としての転写ローラ等を備える。
そして、前記搬送路における転写ユニットより下流に、カラーのトナー像を用紙に定着させるための定着装置としての定着器が配設される。
次に、前記現像装置について説明する。この場合、各色の現像装置の構造は同じであるので、ブラックの現像装置についてだけ説明し、他の現像装置については説明を省略する。
図2は本発明の第1の実施の形態における現像装置の概略を示す断面図である。
図に示されるように、現像装置は、現像装置の本体を構成する印刷プロセスユニット部41、及び該印刷プロセスユニット部41に対して着脱自在に配設され、現像剤としてのトナー60を収容する現像剤収容部としてのトナーカートリッジ45を備える。なお、前記印刷プロセスユニット部41及びトナーカートリッジ45によって現像装置が構成される。
前記印刷プロセスユニット部41は、感光体ドラム42、該感光体ドラム42の表面を一様に、かつ、均一に帯電させる帯電部材としての帯電ローラ43、前記トナーカートリッジ45、前記トナー60を表面に保持する現像剤担持体としての現像ローラ46、該現像ローラ46にトナー60を供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ(スポンジローラ)47、前記現像ローラ46上のトナー60を均一に薄層化する現像ブレード52、前記トナー供給ローラ47と逆方向に回転させられ、トナー60を前記トナー供給ローラ47に供給する攪拌部材48、及び転写後に感光体ドラム42に残留したトナー60を除去するクリーニング装置としてのクリーニングローラ51を備える。
前記帯電ローラ43、現像ローラ46及びクリーニングローラ51は、前記感光体ドラム42と接触させて配設され、前記トナー供給ローラ47及び現像ブレード52は現像ローラ46と圧接(接触)させて配設される。また、前記攪拌部材48には図示されない第1のマグネットが配設される。
そして、前記トナーカートリッジ45の底部から印刷プロセスユニット部41内に落下したトナー60は、トナー収容部59に一旦収容され、その後、前記攪拌部材48及びトナー供給ローラ47の回転に伴って前記現像ローラ46に供給される。そして、該現像ローラ46に供給されたトナー60は、現像ローラ46の回転に伴って現像ローラ46と現像ブレード52との接触部に送られ、現像ブレード52によって余剰のトナー60が掻き落とされ、薄層化される。
また、前記感光体ドラム42の表面を露光して静電潜像を形成するために露光装置としての各LEDヘッド44が、各印刷プロセスユニット部41の外側に、感光体ドラム42と対向させて配設される。
そして、前記各現像装置の下方に、図示されない用紙を搬送するために転写ユニットのベルト49が走行自在に配設され、該ベルト49を介して各現像装置の感光体ドラム42と対向させて転写ローラ50が配設される。
前記構成の複合機においては、装置本体の下部に配設された媒体収容部としての図示されない給紙カセットの前端に隣接させて、用紙を1枚ずつ分離させて給紙する繰出部材としての図示されない給紙ローラが配設され、該給紙ローラによって、前記給紙カセットに積載された用紙が搬送路に繰り出され、図示されない搬送ローラ部に送られる。該搬送ローラ部に送られた用紙は、更に前記印刷プロセスユニット部41と転写ユニットとの間に形成される各色の転写部に送られる。
一方、印刷プロセスユニット部41において、前記感光体ドラム42の回転に伴って、該感光体ドラム42の表面は、帯電ローラ43によって一様に、かつ、均一に帯電させられ、前記LEDヘッド44によって画像データに従って露光されて静電潜像が形成され、該静電潜像に前記現像ローラ46上のトナー60が静電的に付着させられてトナー像が形成される。
そして、前記転写部において、感光体ドラム42上に形成されたトナー像を、前記用紙に転写し、カラーのトナー像を形成する。
続いて、用紙は図示されない定着器に送られ、該定着器において、前記カラーのトナー像が用紙に定着させられ、カラー印刷が行われる。そして、定着器から排出された用紙は、図示されない搬送ローラ等によって搬送された後、装置本体外に排出される。
ところで、前記印字プロセスユニット部41の下方における図示されないフレームに、前記トナー収容部59と対向させて、第1の現像剤量検出部材としてのトナーロー検出センサ53が配設され、該トナーロー検出センサ53に図示されない第2のマグネットが配設される。
そして、攪拌部材48の回転に伴って、前記第1のマグネットがトナーロー検出センサ53と対向する位置に到達すると、トナーロー検出センサ53の第2のマグネットが、第1のマグネットによって吸引され、トナーロー検出センサ53が攪拌部材48に近付く方向(矢印L方向)に移動させられる。前記トナーロー検出センサ53と対向させて第2の現像剤量検出部材としての図示されないフォトセンサが配設され、該フォトセンサから出力された出力波形が図示されない検出部に送られるようになっている。したがって、前記出力波形に基づいてトナー60の残量を検出することができる。
次に、前記攪拌部材48について説明する。
前記攪拌部材48は、前記フレームに配設された軸受によって回転自在に支持され、回転に伴ってトナー60を攪拌するラッセルバー55、及び該ラッセルバー55と同軸上で回転自在に支持された検出要素としてのセンサバー56を備え、該センサバー56に前記第1のマグネットが取り付けられる。また、前記ラッセルバー55は、伝達要素としてのギヤ54を介して図示されない駆動源と接続され、該駆動源によって発生させられた回転はギヤ54を介してラッセルバー55及びセンサバー56に伝達される。
なお、回転に伴って、ラッセルバー55の先端は、トナー収容部59の壁59aに近接して移動させられ、前記センサバー56の先端は、壁59aから離れて移動させられる。すなわち、ラッセルバー55はトナー供給ローラ47にトナー60を供給する機能を、センサバー56はトナー60の残量を検出する機能を有する。
ところで、前記ギヤ54が矢印G方向に回転させられると、該ギヤ54に形成された図示されない第1の係止部が、前記ラッセルバー55に形成された図示されない第2の係止部と係止させられ、攪拌部材48はギヤ54の回転を受けて回転させられる。
そして、前記第1の係止部において、円周方向における一端から他端までの角度と、第2の係止部において、円周方向における一端から他端までの角度とを加算すると、180〔°〕にされる。
したがって、前記検出部は、ラッセルバー55がトナー収容部59における最高部に到達すると、攪拌部材48は自重で回転させられる。このとき、第1の係止部の他端が第2の係止部の他端に当接することはない。
ところで、トナー60の残量を検出する際に、第1のマグネットが第2のマグネットを吸引し、トナーロー検出センサ53を吸引する時間の長さを検出するようにしている。
すなわち、トナー60の残量が少ない場合、トナー60による抵抗が小さくなり、攪拌部材48の回転が阻止されないので、攪拌部材48がトナー収容部59の最高部から、トナーロー検出センサ53の位置に戻るのを阻止するものがない。したがって、常に一定の速度で回転させられるギヤ54がラッセルバー55を押すまで、センサバー56はトナーロー検出センサ53と対向する位置に置かれることになり、トナーロー検出センサ53が吸引される時間が長くなる。
一方、トナー60の残量が多い場合、攪拌部材48がトナー60の抵抗を受けるので、攪拌部材48の回転が遅くなったり、停止したりする。そして、常に一定の速度で回転させられるギヤ54がラッセルバー55を押すことによって、センサバー56をトナーロー検出センサ53と対向する位置に到達させる。そして、ラッセルバー55はギヤ54に押されるので、センサバー56は直ちにトナーロー検出センサ53と対向する位置から離される。その結果、途中で攪拌部材48の回転が遅くなったり、攪拌部材48が停止したりする分、トナーロー検出センサ53が吸引される時間が短くなる。
このように、トナー60の残量によって、トナーロー検出センサ53が吸引される時間が変化するので、トナーロー検出センサ53が吸引される時間によって、トナー60の残量を検出することができ、トナー60の残量がわずかであることを表すトナーニアエンド、及びトナー60の残量がないことを表すトナーエンドを判定することができる。
次に、前記構成の複合機の動作について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における複合機のブロック図、図3は第1の実施の形態における読取記憶部の構造を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における操作部を示す図である。
図において、11は複合機であり、該複合機11は読取部12及び画像形成部としての印刷部18を備え、前記読取部12と印刷部18とはUSBケーブル24によって接続される。また、前記読取部12は、読取制御部13、読取インタフェース部14、表示部15、操作部16、読取記憶部17、図示されない読取機構部等を備え、該読取機構部にスキャナが配設される。
前記読取制御部13は、読み取った画像データの処理、トナー60(図2)の残量に対応する表示の切替え、読取記憶部17に記録された各種の登録データ、設定データ等についてのデータ処理を行う。
前記読取インタフェース部14は、読み取った画像の画像データを前記USBケーブル24を介してを印刷部18に送る送信処理、該印刷部18から、トナー60の残量、画像形成枚数としての印刷枚数(コピー枚数である。)等の印刷部18の各種の情報を受ける受信処理を行う。
前記表示部15は、操作部16の表示パネル30によって構成され、各種の設定の表示、読取り動作及び画像形成動作としての印刷動作から成るコピー動作中であることの表示、トナーニアエンドの表示、トナーエンドの表示等を行う。本実施の形態において、表示部15は操作部16の表示パネル30によって構成されるが、操作部16と独立させて配設することができる。
前記操作部16は、前記表示パネル30を備えるほかに、設定データ(例えば、初期値等)の登録遷移に移行するためのメニューキー(MENU)31、コピー動作を停止させたり、登録遷移から待機状態に戻らせたりするためのストップキー(STOP)32、コピー動作を開始するためのコピーキー(COPY)(スタートキー)33、設定データ又は選択データを決定するためのセットキー34、登録遷移又はデータを選択するためのスクロールキー35、入力データの取消し又は設定遷移で一つ上の階層に戻るためのキャンセルキー36、数値を入力するためのテンキー37等を備える。
本実施の形態においては、トナー60の残量が少なくなり、トナーカートリッジ45の状態がトナーニアエンドであると判断されると、トナーニアエンドであることが、表示パネル30にトナーニアエンドのメッセージを表示することによって、操作者に報知されるようになっている。
ところで、トナーカートリッジ45の状態がトナーニアエンドであると判断された後、トナー60が完全になくなるまでトナーカートリッジ45を交換することなく複合機を使用し続けることがあるが、その場合、随時トナーニアエンドの表示が行われると、その都度トナーニアエンドの表示を解除しなければならない。
そこで、本実施の形態においては、トナーニアエンドの判定がされると、読取制御部13の図示されない間欠報知処理手段は、間欠報知処理を行い、まず、トナーニアエンドの表示が行われてから、所定の期間(以下「間欠報知期間」という。)において、間欠的に、かつ、周期を徐々に短くしてトナーニアエンドの表示を行う。したがって、前記間欠報知期間においては、複数のジョブについてコピー動作が行われるごとにトナーニアエンドの表示が行われることになる。
そのために、前記読取記憶部17には、設定データ、登録遷移において登録されたデータ等が記録されるほかに、トナーニアエンドの表示の周期、すなわち、報知間隔を変更することができるように、各種の報知設定値が記録される。該報知設定値は、報知回数初期値s1、報知間隔初期値s2、報知回数カウント値c1、報知間隔カウント値c2及び報知回数ステップカウント値c3である。なお、前記報知回数カウント値c1をカウントするための図示されない報知回数カウンタ、報知間隔カウント値c2をカウントするための図示されない報知間隔カウンタ、及び報知回数ステップカウント値c3をカウントするための図示されない報知回数ステップカウンタが前記読取制御部13に配設される。なお、前記報知間隔は、トナーニアエンドの表示が行われてから次にトナーニアエンドの表示が行われるまでの、トナーニアエンドの表示が行われることがないジョブの数で表される。
そして、前記報知回数初期値s1としては、前記間欠報知期間内においてトナーニアエンドを表示する回数の初期値又は操作者による設定値(以下「ユーザ設定値」という。)が記録される。また、前記報知間隔初期値s2としては、前記報知間隔の初期値又はユーザ設定値、すなわち、前記間欠報知期間内において、最初にトナーニアエンドの表示が行われてから次にトナーニアエンドの表示が行われるまでの報知間隔が記録される。
前記報知回数カウント値c1としては、前記間欠報知期間内においてトナーニアエンドの表示が行われる残りの回数が記録される。また、前記報知間隔カウント値c2としては、次のトナーニアエンドの表示が行われるまでの残りのジョブの数が記録される。
そして、前記報知回数ステップカウント値c3としては、前記間欠報知期間内において既にトナーニアエンドの表示が行われた回数が記録される。既にトナーニアエンドの表示が行われた回数によって、前記間欠報知処理の実施状況が表される。
また、前記印刷部18は、画像形成制御部としての印刷制御部19、画像形成インタフェース部としての印刷インタフェース部20、画像形成記憶部としての印刷記憶部21、検出部22及び画像形成機構部としての印刷機構部23を備える。
前記印刷制御部19は、各種の画像処理、検出部22によって検出されたトナー60の残量の把握、印刷枚数の管理等を行う。
前記印刷インタフェース部20は、読取部12によって読み取られた画像の画像データを前記USBケーブル24を介して受ける受信処理、トナー60の残量、印刷枚数等の印刷部18の各種の情報を送る送信処理等を行う。
前記印刷記憶部21には、印刷枚数、各種のデータ等が記録されるほかに、前記読取部12によって読み取られた画像の画像データが一時的に記憶される。また、前記検出部22は、トナー60の残量、紙無し(媒体無し)等を検出するために、トナーロー検出センサ53が吸引される時間を読み込む。
前記印刷機構部23は、一連の画像形成処理を行い、用紙を搬送路に繰り出し、転写部まで搬送するとともに、感光体ドラム42上に静電潜像を形成し、トナー像を形成し、該トナー像を転写ローラによって用紙に転写する。また、前記印刷機構部23は、転写されたトナー像の用紙への定着、装置本体外への排出等を行う。
次に、前記構成の複合機11の動作について説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャート、図6は本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャート、図7は本発明の第1の実施の形態におけるコピー動作中であることの表示例を示す図、図8は本発明の第1の実施の形態におけるトナーニアエンドの表示例を示す第1の図、図9は本発明の第1の実施の形態におけるトナーニアエンドの表示例を示す第2の図、図10は本発明の第1の実施の形態におけるトナーニアエンドの表示例を示す第3の図、図11は本発明の第1の実施の形態におけるトナーニアエンドの表示例を示す第4の図、図12は本発明の第1の実施の形態におけるトナーエンドの表示例を示す第1の図、図13は本発明の第1の実施の形態におけるトナーエンドの表示例を示す第2の図、図14は本発明の第1の実施の形態におけるトナーエンドの表示例を示す第3の図、図15は本発明の第1の実施の形態におけるトナーエンドの表示例を示す第4の図ある。
まず、操作者が読取機構部に原稿をセットし、操作部16(図4)のコピーキー33を押下すると、前記読取制御部13(図1)の現像剤量取得処理手段は、現像剤量取得処理を行い、印刷部18を介してトナー60の残量を取得する。そのために、前記印刷部18の現像剤量検出処理手段は、現像剤量検出処理を行い、検出部22からトナーロー検出センサ53が吸引される時間を読み込み、該時間をトナー60の残量に変換することによってトナー60の残量を検出し、読取部12に送る。
続いて、読取制御部13の図示されない現像剤状態判定処理手段は、現像剤状態判定処理を行い、前記トナー60の残量に基づいて、トナー60の状態がトナーニアエンドであるかどうかを判断し、トナーニアエンドでなかった場合、トナーエンドであるかどうかを判断する。そのために、前記現像剤状態判定処理手段は、トナー60の残量が、あらかじめ設定された第1の閾(しきい)値より少なくなったかどうかを判断し、第1の閾値より少なくなった場合、トナー60の状態がトナーニアエンドであると判断し、トナー60の残量が、あらかじめ、第1の閾値より小さい値に設定された第2の閾値より少なくなったかどうかを判断し、第2の閾値より少なくなった場合、トナー60の状態がトナーエンドであると判断する。
トナー60の状態が、トナーニアエンド及びトナーエンドのいずれでもない場合、前記読取制御部13の図示されない初期化処理手段は、初期化処理を行い、報知回数ステップカウント値c3を初期化して零(0)にするとともに、前記読取記憶部17から報知回数初期値s1及び報知間隔初期値s2を読み出し、報知回数カウント値c1及び報知間隔カウント値c2にそれぞれ報知回数初期値s1及び報知間隔初期値s2をセットして初期化する。
続いて、読取制御部13の図示されない報知処理手段は、報知処理を行い、表示パネル30に、図7に示されるメッセージによって、コピー動作中であることを表示し、読取制御部13の図示されない動作処理手段は、動作処理を行い、コピー動作に移行し、読取り動作及び印刷動作を開始する。
また、トナー60の状態がトナーエンドである場合、前記報知処理手段は、表示パネル30においてトナーエンドの表示を行う。すなわち、前記報知処理手段は、ブラックのトナーエンドである場合、図12に示されるメッセージを、イエローのトナーエンドである場合、図13に示されるメッセージを、マゼンタのトナーエンドである場合、図14に示されるメッセージを、シアンのトナーエンドである場合、図15に示されるメッセージを表示する。
一方、トナー60の状態がトナーニアエンドである場合、前記間欠報知処理手段の報知間隔変更実施判定処理手段は、報知間隔変更実施判定処理を行い、前記読取記憶部17から報知回数ステップカウント値c3を読み出し、報知回数ステップカウント値c3が零であるかどうかによってトナーニアエンドの表示が初めて行われるかどうかを判断する。
報知回数ステップカウント値c3が零である場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、トナーニアエンドの表示が初めてであると判断し、前記報知処理手段は、前記報知回数ステップカウント値c3をインクリメントすることによって更新し、表示パネル30において警告、すなわち、最初のトナーニアエンドの表示を行う。すなわち、前記報知処理手段は、ブラックのトナーニアエンドである場合、図8に示されるメッセージを、イエローのトナーニアエンドである場合、図9に示されるメッセージを、マゼンタのトナーニアエンドである場合、図10に示されるメッセージを、シアンのトナーニアエンドである場合、図11に示されるメッセージを表示する。続いて、前記報知処理手段は、操作者による警告解除を待機する。なお、該警告解除は、操作者によってストップキー32が押下されることによって行われる。
一方、報知回数ステップカウント値c3が零でない場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、トナーニアエンドの表示が初めてではないと判断し、前記間欠報知処理手段の終了判定処理手段は、終了判定処理を行い、前記読取記憶部17から報知回数カウント値c1を読み出し、報知回数カウント値c1が零であるかどうかによって第1の終了判定条件が成立したかどうかを判断する。
報知回数カウント値c1が零である場合、前記終了判定処理手段は、第1の終了判定条件が成立したと判断し、報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報(FF)をセットし、間欠報知処理を終了する。そして、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドのメッセージを表示し、操作者による警告解除を待機する。
また、報知回数カウント値c1が零でない場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、間欠報知処理を終了すべきでないと判断し、前記間欠報知処理手段の報知タイミング判定処理手段は、報知タイミング判定処理を行い、前記読取記憶部17から報知間隔カウント値c2を読み出し、前記報知間隔カウント値c2が零であるかどうかによって、報知タイミングであるかどうかを判断する。
前記報知間隔カウント値c2が零でない場合、前記報知処理手段は、報知タイミングでないと判断し、前記報知間隔カウント値c2をデクリメントすることによって更新し、表示パネル30に、図7に示されるメッセージによって、コピー動作中であることを表示し、前記動作開始処理手段は、コピー動作に移行し、読取り動作及び印刷動作を開始する。
一方、前記報知間隔カウント値c2が零である場合、前記報知処理手段は、報知タイミングであると判断し、報知回数カウント値c1をデクリメントすることによって更新し、前記間欠報知処理手段の報知間隔算出処理手段は、報知間隔算出処理を行い、次のトナーニアエンドの表示を行うまでの報知間隔をw1としたとき、該報知間隔w1を、報知間隔初期値s2、報知回数初期値s1及び報知回数ステップカウント値c3に基づいて式(1)で算出し、更新する。
w1=s2−(s2/s1)×c3 ……(1)
例えば、前記報知回数初期値s1が3、報知間隔初期値s2が10〔回〕の場合、前記報知間隔w1は、第1ステップでは報知間隔初期値s2と等しく、10〔回〕であり、第2ステップでは、10−(10/3)×1≒7〔回〕、第3ステップでは10−(10/3)×2≒4〔回〕となる。本実施の形態において、報知間隔算出処理手段は、報知間隔を算出するたびに、すなわち、トナー60の残量が少なくなるのに伴って、報知間隔を変更し、短くする。
続いて、前記終了判定処理手段は、前回の報知間隔w1が、あらかじめ設定された閾値wth、本実施の形態においては、3以下であるかどうかによって第2の終了判定条件が成立したかどうかを判断する。
前回の報知間隔w1が3以下である場合、前記終了判定処理手段は、第2の終了判定条件が成立したと判断し、前記報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報(FF)をセットし、間欠報知処理を終了する。この場合、前記閾値wthは、式(1)で算出される報知間隔w1が1になる場合を想定して設定される。したがって、式(1)で算出される報知間隔w1が1になると、コピー動作が行われるたびにトナーニアエンドの表示が行われることになるので、仮に、報知回数カウント値c1が零になっていない場合でも、間欠報知処理を終了することができる。
続いて、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドのメッセージを表示し、操作者による警告解除を待機する。
また、報知間隔カウント値c2が3より大きい場合、前記終了判定処理手段は、報知回数ステップカウント値c3をインクリメントすることによって更新し、読取記憶部17から報知回数初期値s1を読み込み、該報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きいかどうかによって第3の終了判定条件が成立したかどうかを判断する。
報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きい場合、前記終了判定処理手段は、第3の終了判定条件が成立したと判断し、前記報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報をセットし、間欠報知処理を終了する。
続いて、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドのメッセージを表示し、操作者による警告解除を待機する。
また、報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1以下である場合、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドのメッセージを表示し、操作者による警告解除を待機する。
このようにして、間欠報知処理が終了すると、その後、前記報知処理手段は、コピー動作が行われるたびに、トナーニアエンドの表示を行う。なお、間欠報知処理が終了するのに伴って間欠報知期間は終了する。
このように、間欠報知期間において、間欠的に、かつ、報知間隔を徐々に短くしてトナーニアエンドの表示が行われるので、トナーニアエンドの表示を解除する頻度を低くすることができる。したがって、印刷を継続するための操作を簡素化することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 コピーキー33が押下される。
ステップS2 トナー60の残量を取得する。
ステップS3 トナーニアエンドであるかどうかを判断する。トナーニアエンドである場合はステップS11に、トナーニアエンドでない場合はステップS4に進む。
ステップS4 トナーエンドであるかどうかを判断する。トナーエンドである場合はステップS10に、トナーエンドでない場合はステップS5に進む。
ステップS5 報知回数ステップカウント値c3を零にする。
ステップS6 報知回数カウント値c1を報知回数初期値s1にする。
ステップS7 報知間隔カウント値c2を報知間隔初期値s2にする。
ステップS8 コピー動作中であることを表示する。
ステップS9 コピー動作に移行する。
ステップS10 トナーエンドを表示する。
ステップS11 報知回数ステップカウント値c3が零であるかどうかを判断する。報知回数ステップカウント値c3が零である場合はステップS12に、零でない場合はステップS13に進む。
ステップS12 報知回数ステップカウント値c3をインクリメントする。
ステップS13 報知回数カウント値c1が零であるかどうかを判断する。報知回数カウント値c1が零である場合はステップS21に、零でない場合はステップS14に進む。
ステップS14 報知間隔カウント値c2が零であるかどうかを判断する。報知間隔カウント値c2が零である場合はステップS18に、零でない場合はステップS15に進む。
ステップS15 報知間隔カウント値c2をデクリメントする。
ステップS16 コピー動作中であること表示する。
ステップS17 コピー動作に移行し、処理を終了する。
ステップS18 報知回数カウント値c1をデクリメントする。
ステップS19 報知間隔w1を更新する。
ステップS20 報知間隔w1が3以下であるかどうかを判断する。報知間隔w1が3以下である場合はステップS21に、報知間隔w1が3より大きい場合はステップS22に進む。
ステップS21 報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報をセットする。
ステップS22 報知回数ステップカウント値c3をインクリメントする。
ステップS23 報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きいかどうかを判断する。報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きい場合はステップS21に、報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1以下である場合はステップS24に進む。
ステップS24 警告を行う。
ステップS25 警告解除を待機し、処理を終了する。
次に、前記報知回数初期値s1が3、報知間隔初期値s2が10である場合の実際の間欠報知処理手段の動作について説明する。
図16は本発明の第1の実施の形態における間欠報知処理手段の実際の動作を示す図である。
各コピー動作をコピーC−i(i=1、2、…、)で表したとき、コピーC−1で、前記印刷部18(図1)においてトナー60(図2)の残量が検出され、現像剤状態判定処理手段がトナー60の状態がトナーニアエンドであると判断すると、前記報知処理手段は、前記表示パネル30(図4)において最初のトナーニアエンドの表示を行う。
そして、前記間欠報知処理手段は、間欠報知処理を開始する。この場合、前記報知間隔初期値s2が10に設定されているので、コピーC−2からC−11までの10回のコピー動作が開始される場合に、前記報知処理手段によるトナーニアエンドの表示は行われない。
そして、コピーC−11で前記報知間隔カウンタがカウントを終了し、報知間隔カウント値c2が零になると、次のコピーC−12が開始されるときに、前記報知処理手段は、前記表示パネル30において再びトナーニアエンドの表示を行う。そして、前記報知間隔算出処理手段は、次の報知間隔w1を報知間隔カウント値c2にセットする。
同様に、コピーC−19で報知間隔カウンタがカウントを終了し、報知間隔カウント値c2が零になると、次のコピーC−20が開始されるときに、前記報知処理手段は、前記表示パネル30において再びトナーニアエンドの表示を行う。そして、前記報知間隔算出処理手段は、次の報知間隔w1を報知間隔カウント値c2にセットする。
このとき、報知回数カウント値c1が零になるので、コピーC−24で報知間隔カウンタがカウントを終了し、報知間隔カウント値c2が零になると、間欠報知処理手段は、間欠報知処理を終了する。その後、前記報知処理手段は、各コピーC−25、C−26、…で前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行う。
次に、前記報知回数初期値s1及び報知間隔初期値s2におけるユーザ設定値の設定方法について説明する。
図17は本発明の第1の実施の形態における初期値設定処理手段の動作を示すフローチャート、図18は本発明の第1の実施の形態における初期値設定処理のキー操作及び表示例を示す図である。
まず、操作者が操作部16(図4)のメニューキー31を押下すると、設定遷移に移行し、画面D1が形成される。続いて、操作者がスクロールキー35を操作して設定遷移のうちの管理者設定を選択することによって報知設定を選択すると、画面D2が形成され、セットキー34を押下すると、報知設定に移行し、画面D3が形成され、あらかじめ設定された報知回数初期値s1及び報知間隔初期値s2が表示される。
その後、操作者が報知回数の設定を変更するためにセットキー34を押下すると、画面D4が形成され、ユーザ設定値である報知回数のデフォルト値が表示される。
続いて、操作者がテンキー37を操作して、画面D5において報知回数を入力し、セットキー34を押下すると、読取制御部13の図示されない設定処理手段は、設定処理を行い、画面D6に示されるように、ユーザ設定値である報知回数を5に設定する。このようにして、報知回数を登録することができる。
また、画面D3が形成されているときに、操作者が報知間隔の設定を変更するためにスクロールキー35を操作すると、画面D7が形成され、操作者がセットキー34を押下すると、画面D8が形成され、ユーザ設定値である報知間隔のデフォルト値が表示される。
続いて、操作者がテンキー37を操作して、画面D9において報知間隔を入力し、セットキー34を押下すると、前記設定処理手段は、画面D10に示されるように、ユーザ設定値である報知間隔を15に設定する。このようにして、報知間隔を登録することができる。
続いて、操作者がストップキー32を押下すると、画面D11が形成され、待機表示に移行する。
次に、図17のフローチャートについて説明する。
ステップS31 メニューキー31が押下された。
ステップS32 設定遷移に移行する。
ステップS33 報知設定を選択する。
ステップS34 スクロールキー35が操作されたかどうかを判断する。スクロールキー35が操作された場合はステップS35に、操作されていない場合はステップS37に進む。
ステップS35 報知回数を入力する。
ステップS36 設定し、処理を終了する。
ステップS37 報知間隔を入力する。
ステップS38 設定し、処理を終了する。
次に、図18のフローチャートについて説明する。
ステップS41 メニューキー31を押下する。
ステップS42 スクロールキー35を操作する
ステップS43 セットキー34を押下する。
ステップS44 セットキー34を押下する。
ステップS45 テンキー37を操作する。
ステップS46 セットキー34を押下する。
ステップS47 スクロールキー35を操作する
ステップS48 セットキー34を押下する。
ステップS49 テンキー37を操作する。
ステップS50 セットキー34を押下する。
ステップS51 ストップキー32を押下し、処理を終了する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図19は本発明の第2の実施の形態における読取記憶部の構造を示す図である。
前記読取記憶部27には、設定データ、登録遷移において登録されたデータ等が記録されるほかに、報知間隔を変更することができるように、各種の報知設定値が記録される。該報知設定値は、報知回数初期値s1、報知間隔初期値s2、報知回数カウント値c1、報知間隔カウント値c2、報知回数ステップカウント値c3、報知間隔種別m1、報知枚数初期値s3、報知時間初期値s4、枚数制御カウント値c4、開始時印刷枚数カウント値c5及び時間制御カウント値c6である。なお、前記報知回数カウンタ、報知間隔カウンタ及び報知回数ステップカウンタの他に、本実施の形態においては、枚数制御カウント値c4をカウントするための図示されない枚数制御カウンタ、開始時印刷枚数カウント値c5をカウントするための図示されない開始時印刷枚数カウンタ、及び時間制御カウント値c6をカウントするための図示されない時間制御カウンタが前記読取制御部13に配設される。
そして、前記報知回数初期値s1としては、前記間欠報知期間内においてトナーニアエンドを表示する回数の初期値又はユーザ設定値が記録される。また、前記報知間隔初期値s2としては、報知間隔がジョブの数で表されるときの報知間隔の初期値又はユーザ設定値が記録される。
前記報知回数カウント値c1としては、前記間欠報知期間内においてトナーニアエンドの表示が行われる残りの回数が記録される。また、前記報知間隔カウント値c2としては、報知間隔がジョブの数で表されるときの次のトナーニアエンドの表示が行われるまでの残りのジョブの数が記録される。
そして、前記報知回数ステップカウント値c3としては、前記間欠報知期間内において既にトナーニアエンドの表示が行われた回数が記録される。
前記報知間隔種別m1としては、前記間欠報知処理における報知間隔を表す基準単位の種別が、ジョブの数、印刷枚数又は時間で記録される。
前記報知枚数初期値s3としては、報知間隔が印刷枚数で表されるときの、報知間隔の初期値又はユーザ設定値が、すなわち、前記間欠報知期間内において、最初にトナーニアエンドの表示が行われてから次にトナーニアエンドの表示が行われるまでの印刷枚数が記録される。また、前記報知時間初期値s4としては、報知間隔が時間で表されるときの、報知時間の初期値又はユーザ設定値が、すなわち、前記間欠報知期間内において、最初にトナーニアエンドの表示が行われてから次にトナーニアエンドの表示が行われるまでの時間が記録される。前記枚数制御カウント値c4としては、報知間隔が印刷枚数であるときの、前記間欠報知期間内において、次のトナーニアエンドの表示が行われるまでの残りの印刷枚数が記録される。また、前記開始時印刷枚数カウント値c5としては、報知間隔が印刷枚数であるときの、前記間欠報知期間内において、最初のトナーニアエンドの表示が行われときの印刷枚数が記録される。
前記時間制御カウント値c6としては、報知間隔が時間で表されるときの、前記間欠報知期間内において、次のトナーニアエンドの表示が行われるまでの残りの時間が記録される。そして、前記読取記憶部27には、ニアエンドフラグf1が設定され、該ニアエンドフラグf1は、前記間欠報知期間内において、トナーニアエンドの表示が行われたときに、印刷枚数をカウントしないための印刷枚数制御用として使用される。
そして、読取制御部13の図示されない報知間隔設定処理手段は、報知間隔設定処理を行い、所定の種別、すなわち、ジョブの数、印刷枚数及び時間のうちの一つを選択しての報知間隔を設定する。
次に、報知間隔におけるユーザ設定値の設定方法について説明する。
図20は本発明の第2の実施の形態における報知間隔設定処理手段の動作を示すフローチャート、図21は本発明の第2の実施の形態における報知間隔設定処理におけるキー操作及び表示例を示す第1のフローチャート、図22は本発明の第2の実施の形態における報知間隔設定処理におけるキー操作及び表示例を示す第2のフローチャートである。
まず、操作者が操作部16(図4)のメニューキー31を押下すると、設定遷移に移行し、画面D21が形成される。続いて、操作者がスクロールキー35を操作して設定遷移のうちの管理者設定を選択することによって報知設定を選択すると、画面D22が形成され、セットキー34を押下すると、報知設定に移行し、画面D23が形成され、デフォルト値として、報知間隔種別がジョブの数にされるとともに、報知回数初期値s1が表示される。その後、操作者がセットキー34を押下すると、画面D24が形成され、報知間隔種別m1が表示される。
そして、操作者がセットキー34を押下して、報知間隔種別m1としてジョブの数を選択すると、画面D25が形成され、操作者がテンキー37を操作して、画面D25において報知間隔を入力し、セットキー34を押下すると、前記設定処理手段は、画面D26に示されるように、ユーザ設定値である報知間隔を15に設定する。このようにして、報知間隔をジョブの数で登録することができる。
また、画面D24が形成されているときに、操作者がスクロールキー35を操作すると、画面D27が形成され、操作者がセットキー34を押下して、報知間隔種別m1として時間を選択すると、画面D28が形成され、操作者がテンキー37を操作して、画面D28において報知間隔を入力し、セットキー34を押下すると、前記設定処理手段は、画面D29に示されるように、ユーザ設定値である報知間隔を240に設定する。このようにして、報知間隔を時間で登録することができる。
画面D27が形成されているときに、操作者がスクロールキー35を更に操作すると、画面D30が形成され、操作者がセットキー34を押下して、画面D30において報知間隔種別m1として印刷枚数を選択すると、画面D31が形成され、操作者がテンキー37を操作して、画面D31において報知間隔を入力し、セットキー34を押下すると、前記設定処理手段は、画面D32に示されるように、ユーザ設定値である報知間隔を300に設定する。このようにして、報知間隔を印刷枚数で登録することができる。
続いて、操作者がストップキー32を押下すると、画面D33が形成され、待機表示に移行する。
次に、図20のフローチャートについて説明する。
ステップS61 メニューキー31が押下された。
ステップS62 設定遷移に移行する。
ステップS63 報知設定を選択する。
ステップS64 報知間隔を入力する。
ステップS65 設定し、処理を終了する。
次に、図21及び22のフローチャートについて説明する。
ステップS71 メニューキー31を押下する。
ステップS72 スクロールキー35を操作する
ステップS73 セットキー34を押下する。
ステップS74 セットキー34を押下する。
ステップS75 セットキー34を押下する。
ステップS76 セットキー34を押下する。
ステップS77 スクロールキー35を操作する
ステップS78 セットキー34を押下する。
ステップS79 セットキー34を押下する。
ステップS80 スクロールキー35を操作する
ステップS81 セットキー34を押下する。
ステップS82 セットキー34を押下する。
ステップS83 ストップキー32を押下し、処理を終了する。
次に、選択された報知間隔種別m1ごとの動作について説明する。なお、報知間隔種別m1としてジョブの数が選択された場合の複合機11の動作については第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
まず、報知間隔種別m1として時間が選択された場合の前記複合機11の動作について説明する。
図23は本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャート、図24は本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、操作者が読取機構部に原稿をセットし、操作部16(図4)のコピーキー33を押下すると、前記読取制御部13(図1)の現像剤量取得処理手段は、印刷部18を介して現像剤としてのトナー60(図2)の残量を取得する。
続いて、前記現像剤状態判定処理手段は、前記トナー60の残量に基づいて、トナー60の状態がトナーニアエンドであるかどうかを判断し、トナーニアエンドでなかった場合、トナーエンドであるかどうかを判断する。
トナー60の状態が、トナーニアエンド及びトナーエンドのいずれでもない場合、前記初期化処理手段は、報知回数ステップカウント値c3を初期化して零にするとともに、前記読取記憶部27から報知回数初期値s1及び報知時間初期値s4を読み出し、報知回数カウント値c1及び時間制御カウント値c6にそれぞれ報知回数初期値s1及び報知時間初期値s4をセットして初期化する。
続いて、前記報知処理手段は、表示パネル30にコピー動作中であることを表示し、前記動作処理手段は、コピー動作に移行し、読取り動作及び印刷動作を開始する。
また、トナー60の状態がトナーエンドである場合、前記報知処理手段は、表示パネル30においてトナーエンドの表示を行う。
一方、トナー60の状態がトナーニアエンドである場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、前記読取記憶部27から報知回数ステップカウント値c3を読み出し、該報知回数ステップカウント値c3が零であるかどうかによってトナーニアエンドの表示が初めて行われるかどうかを判断する。
報知回数ステップカウント値c3が零である場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、トナーニアエンドの表示が初めてであると判断し、前記報知回数ステップカウント値c3をインクリメントすることによって更新し、前記間欠報知処理手段の間欠報知開始処理手段は、間欠報知開始処理を行い、時間制御カウンタの計時を開始する。そして、前記報知処理手段は、表示パネル30において警告、すなわち、最初のトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
一方、報知回数ステップカウント値c3が零でない場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、トナーニアエンドの表示が初めてではないと判断し、前記終了判定処理手段は、前記読取記憶部27から報知回数カウント値c1を読み出し、報知回数カウント値c1が零であるかどうかによって第1の終了判定条件が成立したかどうかを判断する。
報知回数カウント値c1が零である場合、前記終了判定処理手段は、第1の終了判定条件が成立したと判断し、報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報をセットし、間欠報知処理を終了する。そして、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
また、報知回数カウント値c1が零でない場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、間欠報知処理を終了すべきでないと判断し、前記報知タイミング判定処理手段は、前記読取記憶部27から時間制御カウント値c6を読み出し、時間制御カウント値c6が零であるかどうかによって報知タイミングであるかどうかを判断する。
前記時間制御カウント値c6が零でない場合、前記報知処理手段は、報知タイミングでないと判断し、表示パネル30にコピー動作中であることを表示し、前記動作開始処理手段は、コピー動作に移行し、読取り動作及び印刷動作を開始する。
そして、前記時間制御カウント値c6が零である場合、前記報知処理手段は、報知タイミングであると判断し、報知回数カウント値c1をデクリメントすることによって更新し、前記報知間隔算出処理手段は、次のトナーニアエンドの表示を行うまでの報知間隔をw2としたとき、該報知間隔w2を、報知時間初期値s4、報知回数初期値s1及び報知回数ステップカウント値c3に基づいて式(2)で算出し、更新する。
w2=s4−(s4/s1)×c3 ……(2)
例えば、前記報知回数初期値s1が3、報知時間初期値s4が240〔分〕の場合、前記報知間隔w2は、第1ステップでは報知時間初期値s4と等しく、240〔分〕であり、第2ステップでは、240−(240/3)×1=160〔分〕、第3ステップでは240−(240/3)×2=80〔分〕となる。
続いて、前記終了判定処理手段は、報知回数ステップカウント値c3をインクリメントすることによって更新し、読取記憶部27から報知回数初期値s1を読み込み、該報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きいかどうかによって第2の終了判定条件が成立したかどうかを判断する。
報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きい場合、前記終了判定処理手段は、第2の終了判定条件が成立したと判断し、前記報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報をセットし、間欠報知処理を終了する。
続いて、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
また、報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1以下である場合、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
このようにして、間欠報知処理が終了すると、その後、前記報知処理手段は、コピー動作が行われるたびに、トナーニアエンドの表示を行う。なお、間欠報知処理が終了するのに伴って間欠報知期間は終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS91 コピーキー33が押下される。
ステップS92 トナー60の残量を取得する。
ステップS93 トナーニアエンドであるかどうかを判断する。トナーニアエンドである場合はステップS101に、トナーニアエンドでない場合はステップS94に進む。
ステップS94 トナーエンドであるかどうかを判断する。トナーエンドである場合はステップS100に、トナーエンドでない場合はステップS95に進む。
ステップS95 報知回数ステップカウント値c3を零にする。
ステップS96 報知回数カウント値c1を報知回数初期値s1にする。
ステップS97 時間制御カウント値c6を報知時間初期値s4にする。
ステップS98 コピー動作中であることを表示する。
ステップS99 コピー動作に移行し、処理を終了する。
ステップS100 トナーエンドを表示する。
ステップS101 報知回数ステップカウント値c3が零であるかどうかを判断する。報知回数ステップカウント値c3が零である場合はステップS102に、零でない場合はステップS104に進む。
ステップS102 報知回数ステップカウント値c3をインクリメントする。
ステップS103 時間制御カウンタの計時を開始する。
ステップS104 報知回数カウント値c1が零であるかどうかを判断する。報知回数カウント値c1が零である場合はステップS112に、零でない場合はステップS105に進む。
ステップS105 時間制御カウント値c6が零であるかどうかを判断する。時間制御カウント値c6が零である場合はステップS108に、零でない場合はステップS106に進む。
ステップS106 コピー動作中であることを表示する。
ステップS107 コピー動作に移行し、処理を終了する。
ステップS108 報知回数カウント値c1をデクリメントする。
ステップS109 報知間隔w2を更新する。
ステップS110 報知回数ステップカウント値c3をインクリメントする。
ステップS111 報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きいかどうかを判断する。報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きい場合はステップS112に、報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1以下でない場合はステップS113に進む。
ステップS112 報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報をセットする。
ステップS113 警告を行う。
ステップS114 警告解除を待機し、処理を終了する。
次に、前記報知回数初期値s1が3、報知時間初期値s4が240〔分〕の場合の実際の間欠報知処理手段の動作について説明する。
図25は本発明の第2の実施の形態における間欠報知処理手段の実際の動作を示す第1の図である。
各印刷動作をコピーC−j(j=30、31、…、)で表したとき、コピーC−30で、前記印刷部18(図1)においてトナー60(図2)の残量が検出され、現像剤状態判定処理手段がトナー60の状態がトナーニアエンドであると判断すると、前記報知処理手段は、前記表示パネル30(図4)において最初のトナーニアエンドの表示を行う。
そして、前記間欠報知処理手段は、間欠報知処理を開始する。この場合、前記報知時間初期値s4が240〔分〕に設定されているので、コピーC−31からコピーC−40までの間は、コピー動作が開始される場合に、前記報知処理手段によるトナーニアエンドの表示は行われない。
そして、コピーC−40でコピー動作が開始された後に時間制御カウンタがカウントを終了し、時間制御カウント値c6が零になると、次のコピーC−41が開始されるときに、前記報知処理手段は、前記表示パネル30において再びトナーニアエンドの表示を行い、前記報知間隔算出処理手段は、次の報知間隔w2を時間制御カウント値c6にセットする。
同様に、コピーC−48でコピー動作が開始された後に時間制御カウンタがカウントを終了し、時間制御カウント値c6が零になると、次のコピーC−49が開始されるときに、前記報知処理手段は、前記表示パネル30において再びトナーニアエンドの表示を行い、前記報知間隔算出処理手段は、次の報知間隔w2を時間制御カウント値c6にセットする。
このとき、報知回数カウント値c1が零になるので、コピーC−54で時間制御カウンタがカウントを終了し、時間制御カウント値c6が零になると、間欠報知処理手段は、間欠報知処理を終了する。その後、前記報知処理手段は、各コピーC−54、C−55、…で前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行う。
次に、報知間隔種別m1として印刷枚数が選択された場合の前記複合機11の動作について説明する。
図26は本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第3のフローチャート、図27は本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第4のフローチャートである。
まず、操作者が読取機構部に原稿をセットし、操作部16(図4)のコピーキー33を押下すると、前記現像剤量取得処理手段は、印刷部18(図1)を介してトナー60(図2)の残量を取得する。
続いて、読取制御部13の図示されない現像剤状態判定処理手段は、前記トナー60の残量に基づいて、トナー60の状態がトナーニアエンドであるかどうかを判断し、トナーニアエンドでなかった場合、トナーエンドであるかどうかを判断する。
トナー60の状態が、トナーニアエンド及びトナーエンドのいずれでもない場合、前記初期化処理手段は、報知回数ステップカウント値c3を初期化して零にするとともに、ニアエンドフラグf1をオフにし、前記読取記憶部27から報知回数初期値s1及び報知枚数初期値s3を読み出し、報知回数カウント値c1及び枚数制御カウント値c4にそれぞれ報知回数初期値s1及び報知枚数初期値s3をセットして初期化する。
続いて、前記報知処理手段は、表示パネル30にコピー動作中であることを表示し、前記動作処理手段は、コピー動作に移行し、読取り動作及び印刷動作を開始する。
また、トナー60の状態がトナーエンドである場合、前記報知処理手段は、ニアエンドフラグf1をオフにし、表示パネル30においてトナーエンドの表示を行う。
一方、トナー60の状態がトナーニアエンドである場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、前記ニアエンドフラグf1がオンであるかどうかを判断する。そして、ニアエンドフラグf1がオンである場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、印刷部18からこのときの印刷枚数を開始時印刷枚数カウント値c5として読み込み、該開始時印刷枚数カウント値c5を読取記憶部27に記録し、ニアエンドフラグf1をオフにする。
次に、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、前記読取記憶部27から報知回数ステップカウント値c3を読み出し、報知回数ステップカウント値c3が零であるかどうかによってトナーニアエンドの表示が初めて行われるかどうかを判断する。
前記報知回数ステップカウント値c3が零である場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、トナーニアエンドの表示が初めてであると判断し、前記報知回数ステップカウント値c3をインクリメントすることによって更新し、ニアエンドフラグf1をオンにする。そして、前記報知処理手段は、表示パネル30において最初のトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
一方、報知回数ステップカウント値c3が零でない場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、トナーニアエンドの表示が初めてではないと判断し、前記終了判定処理手段は、前記読取記憶部27から報知回数カウント値c1を読み出し、報知回数カウント値c1が零であるかどうかによって第1の終了判定条件が成立したかどうかを判断する。
報知回数カウント値c1が零である場合、前記終了判定処理手段は、第1の終了判定条件が成立したと判断し、報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報をセットし、間欠報知処理を終了する。そして、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
また、報知回数カウント値c1が零でない場合、前記報知間隔変更実施判定処理手段は、間欠報知処理を終了すべきでないと判断し、前記間欠報知処理手段の報知タイミング判定処理手段は、報知タイミング判定処理を行い、前記読取記憶部27から枚数制御カウント値c4及び開始時印刷枚数カウント値c5を読み出し、設定された印刷枚数の印刷が行われたかどうかによって報知タイミングであるかどうかを判断する。
設定された印刷枚数の印刷が行われていない場合、前記報知処理手段は、報知タイミングでないと判断し、表示パネル30にコピー動作中であることを表示し、前記動作開始処理手段は、コピー動作に移行し、読取り動作及び印刷動作を開始する。
そして、設定された印刷枚数の印刷が行われた場合、前記報知処理手段は、報知タイミングであると判断し、報知回数カウント値c1をデクリメントすることによって更新し、前記報知間隔算出処理手段は、次のトナーニアエンドの表示を行うまでの報知間隔をw3としたとき、該報知間隔w3を、報知枚数初期値s3、報知回数初期値s1及び報知回数ステップカウント値c3に基づいて式(3)で算出し、更新する。
w3=s3−(s3/s1)×c3 ……(3)
例えば、前記報知回数初期値s1が3、報知枚数初期値s3が300〔枚〕の場合、前記報知間隔w3は、第1ステップでは報知枚数初期値s3と等しく、300〔枚〕であり、第2ステップでは、300−(300/3)×1=200〔枚〕、第3ステップでは300−(300/3)×2=100〔枚〕となる。
続いて、前記終了判定処理手段は、報知回数ステップカウント値c3をインクリメントすることによって更新し、読取記憶部27から報知回数初期値s1を読み込み、該報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きいかどうかによって第2の終了判定条件が成立したかどうかを判断する。
報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きい場合、前記終了判定処理手段は、第2の終了判定条件が成立したと判断し、前記報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報をセットし、間欠報知処理を終了する。
そして、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
また、報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1以下である場合、前記報知処理手段は、ニアエンドフラグf1をオンにし、前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
このようにして、間欠報知処理が終了すると、その後、前記報知処理手段は、コピー動作が行われるたびに、トナーニアエンドの表示を行う。なお、間欠報知処理が終了するのに伴って間欠報知期間は終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS121 コピーキー33が押下される。
ステップS122 トナー60の残量を取得する。
ステップS123 トナーニアエンドであるかどうかを判断する。トナーニアエンドである場合はステップS133に、トナーニアエンドでない場合はステップS124に進む。
ステップS124 トナーエンドであるかどうかを判断する。トナーエンドである場合はステップS131に、トナーエンドでない場合はステップS125に進む。
ステップS125 報知回数ステップカウント値c3を零にする。
ステップS126 ニアエンドフラグf1をオフにする。
ステップS127 報知回数カウント値c1を報知回数初期値s1にする。
ステップS128 枚数制御カウント値c4を報知枚数初期値s3にする。
ステップS129 コピー動作中であることを表示する。
ステップS130 コピー動作に移行し、処理を終了する。
ステップS131 ニアエンドフラグf1をオフにする。
ステップS132 トナーエンドを表示する。
ステップS133 ニアエンドフラグf1がオンであるかどうかを判断する。ニアエンドフラグf1がオンである場合はステップS134に、オンでない場合はステップS136に進む。
ステップS134 開始時印刷枚数カウント値c5を読み込む。
ステップS135 ニアエンドフラグf1をオフにする。
ステップS136 報知回数ステップカウント値c3が零であるかどうかを判断する。報知回数ステップカウント値c3が零である場合はステップS137に、零でない場合はステップS139に進む。
ステップS137 報知回数ステップカウント値c3をインクリメントする。
ステップS138 ニアエンドフラグf1をオンにする。
ステップS139 報知回数カウント値c1が零であるかどうかを判断する。報知回数カウント値c1が零である場合はステップS147に、零でない場合はステップS140に進む。
ステップS140 設定された印刷枚数の印刷が行われたかどうかを判断する。設定された印刷枚数の印刷が行われた場合はステップS143に、行われていない場合はステップS141に進む。
ステップS141 コピー動作中であることを表示する。
ステップS142 コピー動作に移行し、処理を終了する。
ステップS143 報知回数カウント値c1をデクリメントする。
ステップS144 報知間隔w3を更新する。
ステップS145 報知回数ステップカウント値c3をインクリメントする。
ステップS146 報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きいかどうかを判断する。報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1より大きい場合はステップS147に、報知回数ステップカウント値c3が報知回数初期値s1以下でない場合はステップS148に進む。
ステップS147 報知回数ステップカウント値c3に制御終了情報をセットする。
ステップS148 ニアエンドフラグf1をオンにする。
ステップS149 警告を行う。
ステップS150 警告解除を待機し、処理を終了する。
次に、前記報知回数初期値s1が3、報知枚数初期値s3が300〔枚〕の場合の実際の間欠報知処理手段の動作について説明する。
図28は本発明の第2の実施の形態における間欠報知処理手段の実際の動作を示す第2の図である。
各印刷動作をコピーC−k(k=60、61、…、)で表したとき、コピーC−60で、前記印刷部18(図1)においてトナー60(図2)の残量が検出され、現像剤状態判定処理手段が、トナー60の状態がトナーニアエンドであると判断すると、前記報知処理手段は、前記表示パネル30(図4)においてトナーニアエンドの表示を行い、操作者による警告解除を待機する。
このとき、前記コピーC−60の印刷枚数は、前記ニアエンドフラグf1がオンに設定されているので、カウントされない。
そして、前記枚数制御カウント値c4が報知枚数初期値s3の300〔枚〕に設定されているので、コピーC−61〜C−70の間は、コピー動作が開始される場合に、前記報知処理手段によるトナーニアエンドの表示は行われない。
そして、コピーC−70の終了時に設定された印刷枚数の印刷が終了すると、次のコピーC−71の開始時に、前記報知処理手段は、前記表示パネル30において再びトナーニアエンドの表示を行う。そして、前記報知間隔算出処理手段は、次の報知間隔w3を枚数制御カウント値c4にセットする。このとき、前記コピーC−71の印刷枚数は、ニアエンドフラグf1がオンに設定されているので、カウントされない。
同様に、コピーC−78の終了時に設定された印刷枚数の印刷が終了すると、次のコピーC−79の開始時に、前記報知処理手段は、前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行う。そして、前記報知間隔算出処理手段は、次の報知間隔w3を枚数制御カウント値c4にセットする。このとき、前記コピーC−79の印刷枚数は、ニアエンドフラグf1がオンに設定されているので、カウントされない。
そして、このとき、報知回数カウント値c1が零になるので、コピーC−83で設定された印刷枚数の印刷が終了すると、間欠報知処理手段は、間欠報知処理を終了する。その後、前記報知処理手段は、各コピーC−84、C−85、…で前記表示パネル30においてトナーニアエンドの表示を行う。
このように、本実施の形態においては、報知間隔の基準単位を変更することができるので、複合機11の使用状況に対応させて設定することができ、利便性を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における複合機のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における現像装置の概略を示す断面図である。 第1の実施の形態における読取記憶部の構造を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における操作部を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるコピー動作中であることの表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナーニアエンドの表示例を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナーニアエンドの表示例を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナーニアエンドの表示例を示す第3の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナーニアエンドの表示例を示す第4の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナーエンドの表示例を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナーエンドの表示例を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナーエンドの表示例を示す第3の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるトナーエンドの表示例を示す第4の図ある。 本発明の第1の実施の形態における間欠報知処理手段の実際の動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における初期値設定処理手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における初期値設定処理のキー操作及び表示例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における読取記憶部の構造を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における報知間隔設定処理手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における報知間隔設定処理におけるキー操作及び表示例を示す第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における報知間隔設定処理におけるキー操作及び表示例を示す第2のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における間欠報知処理手段の実際の動作を示す第1の図である。 本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第3のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における複合機の動作を示す第4のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における間欠報知処理手段の実際の動作を示す第2の図である。
符号の説明
11 複合機
13 読取制御部
22 検出部
60 トナー

Claims (7)

  1. (a)現像剤の残量を検出するための検出部と、
    (b)現像剤の残量に基づいて現像剤の状態を判定する現像剤状態判定処理手段と、
    (c)現像剤の状態が判定されたときに、複数の画像形成動作が行われるごとに、間欠的に現像剤の状態を報知する間欠報知処理手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記間欠報知処理手段は、現像剤の状態を報知する周期を表す報知間隔を算出する報知間隔算出処理手段を有する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記報知間隔算出処理手段は、現像剤の残量が少なくなるのに伴って、報知間隔を短くする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記報知間隔算出処理手段は、ジョブの数で表される報知間隔を算出する請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記報知間隔算出処理手段は、画像形成枚数で表される報知間隔を算出する請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記報知間隔算出処理手段は、時間で表される報知間隔を算出する請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記間欠報知処理手段は、ジョブの数、画像形成枚数及び時間のうちの一つを選択して報知間隔を設定する報知間隔設定処理手段を有する請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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