JP2007015826A - ワーク吸引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークに対する吸引力の局所的な低下を阻止することが可能なワーク吸引装置を提供する。
【解決手段】第1磁石部12と第2磁石部14との間の空間において、第1磁性体15から第3磁性体26に向かって第1突起32が突出形成され、第2磁性体20から第4磁性体30に向かって第2突起36が突出形成され、第3磁性体26から第1磁性体15に向かって第3突起34が突出形成され、第4磁性体30から第2磁性体20に向かって第4突起38が突出形成されている。この場合、前記第1及び第3突起32、34は、ワーク24から視て、ギャップを介して互い違いに重なり合い、一方で、前記第2及び第4突起36、38は、ワーク24から視て、ギャップを介して互い違いに重なり合っている。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁石からの磁束により、磁性体を含むワークを吸引するワーク吸引装置に関する。
従来より、電磁石及び永久磁石から発生する磁束の作用下に、磁性体を含む物品(ワーク)を仕分けるワーク吸引装置が広汎に採用されており、その一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されているワーク吸引装置としての電磁装置100では、図12に示すように、非磁性搬送帯102、104に沿って複数の電磁石106a〜106dが配置され、磁性体からなる物品110の搬送方向(図9の左側から右側に向かう方向)の下流側に電磁石106b、106dに隣接して永久磁石108a、108bが各々配置されている。ここで、検知装置112a、112bが非磁性搬送帯102に沿って搬送される物品110を検知すると、図示しない電源は、検知装置112a、112bの検知結果に基づいて、電磁石106a、106bを通電し、一方で、電磁石106c、106dに対する通電を停止する。これにより、物品110は、電磁石106a、106bからの磁束に起因する吸引力によって非磁性搬送帯102側に軌道変更され、次いで、電磁石106a、106b及び永久磁石108aからの磁束に起因する吸引力を受けながら前記非磁性搬送帯102の下流側に搬送される。
特開昭55−101514号公報
図12に示すように、従来技術に係る電磁装置100では、電磁石106a、電磁石106b及び永久磁石108aが、非磁性搬送帯102に沿って互いに離間して配置され、一方で、電磁石106c、電磁石106d及び永久磁石108bが、非磁性搬送帯104に沿って互いに離間して配置されている。この結果、各永久磁石108a、108bから電磁石106a〜106dのヨークに対する磁束の鎖交や、各電磁石106a〜106dから他の電磁石106a〜106dのヨークに対する磁束の鎖交を阻止することが可能となる。
しかしながら、物品110を非磁性搬送帯102、104に沿って搬送させる場合、上記したように、電磁石106aと電磁石106bとの間、電磁石106bと永久磁石108aとの間、電磁石106cと電磁石106dとの間、及び電磁石106dと永久磁石108bとの間における物品110に対する吸引力が局所的に低下し、この結果、物品110を的確に仕分けて下流側に搬送することが困難となる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ワークに対する吸引力の局所的な低下を阻止することが可能なワーク吸引装置を提供することを目的とする。
本発明に係るワーク吸引装置は、ワークを吸引可能な第1磁石部と、前記第1磁石部から離間して配置され且つ前記ワークを吸引可能な第2磁石部とを備え、前記第1磁石部は、第1磁性体と、前記第1磁性体上に積層された第1磁石と、前記第1磁石上に積層された第2磁性体とを有し、前記第2磁石部は、第3磁性体と、前記第3磁性体上に積層された第2磁石と、前記第2磁石上に積層された第4磁性体とを有し、前記第1磁性体における前記第2磁石部側の外周面には、前記第3磁性体に向かう第1突起が突出形成され、前記第2磁性体における前記第2磁石部側の外周面には、前記第4磁性体に向かう第2突起が突出形成され、前記第3磁性体における前記第1磁石部側の外周面には、前記第1磁性体に向かう第3突起が突出形成され、前記第4磁性体における前記第1磁石部側の外周面には、前記第2磁性体に向かう第4突起が突出形成されていることを特徴とする。
上記した構成によれば、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間の空間に前記第1〜第4突起を形成することにより、前記第1及び第2磁石からの磁束の一部が前記第1〜第4突起を通過して、前記ワーク吸引装置近傍の前記ワークに鎖交する。この結果、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間においても、前記第1〜第4突起を通過する磁束に起因する吸引力が前記ワークに作用するので、前記ワークに対する吸引力の局所的な低下を阻止することができる。
ここで、前記第1突起と前記第3突起とは、側面視でギャップを介して互い違いに重なり合い、前記第2突起と前記第4突起とは、側面視でギャップを介して互い違いに重なり合っていることが好ましい。この場合、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間の近傍にある前記ワークは、前記第1磁石部からの磁束に起因する吸引力と、前記第2磁石部からの磁束に起因する吸引力とを受けることになるので、前記ワークに対する吸引力を一層大きくすることができる。
また、前記第1突起及び前記第2突起は、側面視で前記第2磁石部側に傾斜する形状とされ、前記第3突起及び前記第4突起は、前記第1突起及び前記第2突起の傾斜形状に対応して、側面視で前記第1磁石部側に傾斜する形状とされることが好ましい。
この場合、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間の近傍にある前記ワークは、前記第1磁石部側の位置では、主として前記第1突起及び前記第2突起を通過する磁束に起因する吸引力を受け、一方で、従として前記第3突起及び前記第4突起を通過する磁束に起因する吸引力を受ける。また、前記第2磁石部側の位置において、前記ワークは、主として前記第3突起及び前記第4突起を通過する磁束に起因する吸引力を受け、一方で、従として前記第1突起及び前記第2突起を通過する磁束に起因する吸引力を受ける。従って、前記各吸着面に吸着/吸引されている前記ワークを円滑に前記第1磁石部側から前記第2磁石部側に搬送することが可能となる。
さらに、前記第1突起及び前記第2突起は、側面視で前記第2磁石部側に拡開するテーパ形状とされ、前記第3突起及び前記第4突起は、前記第1突起及び前記第2突起のテーパ形状に対応して、側面視で前記第1磁石部側に縮径するテーパ形状とされることが好ましい。これにより、前記第1磁石部及び前記第2磁石部よりも薄肉のワークを確実に前記第1磁石部側から前記第2磁石部側に搬送することが可能となる。
さらにまた、前記ワークに対向する前記第1〜第4磁性体の外周面は、前記ワークを吸着/吸引する吸着面とされ、前記第1〜第4突起は、前記第1〜第4磁性体の前記各吸着面側に形成されることが好ましい。これにより、前記第1〜第4突起を通過する磁束を前記ワークに確実に鎖交させることができるので、該ワークに対する吸引力をさらに増加させることが可能となる。
また、本発明に係るワーク吸引装置は、ワークを吸引可能な第1磁石部と、前記第1磁石部から離間して配置され且つ前記ワークを吸引可能な第2磁石部とを備え、前記第1磁石部は、第1磁性体と、前記第1磁性体上に積層された第1磁石と、前記第1磁石上に積層された第2磁性体とを有し、前記第2磁石部は、第3磁性体と、前記第3磁性体上に積層された第2磁石と、前記第2磁石上に積層された第4磁性体とを有し、前記第1磁性体及び前記第2磁性体のうち一方の磁性体には、他方の磁性体に向かう第1突起が突出形成され、前記他方の磁性体には、平面視で該第1突起の一部と重なり合う第1切欠が設けられ、前記第3磁性体及び前記第4磁性体のうち一方の磁性体には、他方の磁性体に向かう第2突起が突出形成され、前記他方の磁性体には、平面視で前記第2突起の一部と重なり合う第2切欠が設けられていることを特徴とする。
上記した構成によれば、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間に前記第1及び第2突起と前記第1及び第2切欠を形成し、前記第1突起と前記第1切欠とを重ね合わせ、且つ前記第2突起と前記第2切欠とを重ね合わせることにより、従来技術と比較して、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間において、前記ワーク吸引装置近傍の前記ワークに鎖交する磁束が増加して、該磁束に起因する吸引力が前記ワークに作用するので、前記ワークに対する吸引力の局所的な低下を阻止することができる。
ここで、前記第1突起と前記第1切欠とは、側面視でギャップを介して互い違いに重なり合い、前記第2突起と前記第2切欠とは、側面視でギャップを介して互い違いに重なり合っていることが好ましい。この場合、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間の近傍にある前記ワークは、前記第1磁石部からの磁束に起因する吸引力と、前記第2磁石部からの磁束に起因する吸引力とを受けることになるので、前記ワークに対する吸引力を一層大きくすることができる。
また、前記ワークに対向する前記第1〜第4磁性体の外周面は、前記ワークを吸着/吸引する吸着面とされ、前記第1及び第2突起並びに前記第1及び第2切欠は、前記第1〜第4磁性体の前記各吸着面側に形成されることが好ましい。これにより、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間において、磁束を前記ワークに確実に鎖交させることができるので、該ワークに対する吸引力をさらに増加させることが可能となる。
上記したワーク吸引装置において、前記第1及び第2磁性体の各吸着面は、湾曲面とされ、前記第3及び第4磁性体の各吸着面は、前記湾曲面の第2磁石部側に対する直線状の平面とされることが好ましい。また、前記第1及び第2磁性体の各吸着面は、直線状の平面とされ、前記第3及び第4磁性体の各吸着面は、前記平面に対して湾曲する湾曲面とされることも好ましい。この場合、前記第1及び第2磁石からの磁束の大きさを各々調整することにより、前記ワークを前記平面に沿った方向や前記湾曲面に沿った方向に軌道変更させることが可能となる。
また、前記ワークに対向する前記第1磁石部の外周面と前記第2磁石部の外周面とは、各々略面一に形成されていることが好ましい。前記第1及び第2磁石からの磁束を前記第1〜第4磁性体を介して前記ワークに確実に鎖交させ、該ワークに対する吸引力をさらに増加させることが可能となる。
従って、本発明に係るワーク吸引装置は、従来技術に係るワーク吸引装置と比較して、確実に前記ワークの仕分け及び搬送を行うことが可能であり、コンベア上の物品の搬送路を切り換える仕分けコンベア用切換装置として好適である。
この場合、前記第1磁石部は、前記ワークの搬送方向の上流側に配置され、前記第2磁石部は、前記ワークの搬送方向の下流側に配置されることが好ましい。
そして、上記したワーク吸引装置において、前記第1磁石は、永久磁石又は電磁石であり、前記第2磁石は、永久磁石又は電磁石である。また、前記第1磁石及び前記第2磁石のうち少なくとも1つが電磁石である場合、前記電磁石は、前記第1又は第3磁性体上に積層されたコイルと、前記コイルの内側に配置された鉄心とで構成される。
上述したように、本発明に係るワーク吸引装置によれば、第1磁石部と第2磁石部との間の空間に第1〜第4突起を形成することにより、第1及び第2磁石からの磁束の一部が前記第1〜第4突起を通過して、前記ワーク吸引装置近傍のワークに鎖交する。この結果、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間においても、前記第1〜第4突起を通過する磁束に起因する吸引力が前記ワークに作用するので、前記ワークに対する吸引力の局所的な低下を阻止することができる。
また、本発明に係るワーク吸引装置によれば、第1磁石部と第2磁石部との間に第1及び第2突起と第1及び第2切欠を形成し、前記第1突起と前記第1切欠とを重ね合わせ、且つ前記第2突起と前記第2切欠とを重ね合わせることにより、従来技術と比較して、前記第1磁石部と前記第2磁石部との間において、前記ワーク吸引装置近傍のワークに鎖交する磁束が増加して、該磁束に起因する吸引力が前記ワークに作用するので、前記ワークに対する吸引力の局所的な低下を阻止することができる。
本発明に係るワーク吸引装置について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るワーク吸引装置10の斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った該ワーク吸引装置10を構成する第1磁石部12の断面図であり、図3は、第1磁石部12と第2磁石部14との間を上方より視た平面図であり、図4は、第1磁石部12と第2磁石部14との間をワーク24側より視た側面図である。
ワーク吸引装置10は、図1に示すように、磁性体からなる略円筒状のワーク24の搬送方向(図1の左側から右側の方向)に対して上流側に配置される第1磁石部12と、該第1磁石部12から離間して前記搬送方向の下流側に配置される第2磁石部14とから構成される。なお、前記ワーク吸引装置10は、図示しないコンベアに沿って配置されており、前記ワーク24は、前記コンベアの駆動作用下に前記搬送方向に沿って搬送される。
第1磁石部12は、図1及び図2に示すように、薄肉のプレート状の第1磁性体15と、前記第1磁性体15上面の中央部分に設けられた薄肉のプレート状の鉄心22と、前記鉄心22の外周面を導電性の素線で複数巻回し且つ電気絶縁体16で全体的に被覆されたコイル18と、前記第1磁性体15と共に電気絶縁体16、コイル18及び鉄心22を挟み込むように配置された第2磁性体20とで構成される。この場合、電気絶縁体16で被覆されたコイル18と鉄心22とによって電磁石19が構成される。
一方、第2磁石部14は、薄肉のプレート状の第3磁性体26と永久磁石28と第4磁性体30とをこの順番で積層することにより構成される。
そして、第1磁石部12及び第2磁石部14のうちワーク24が搬送される側面(図1の手前側の側面)は、各々略面一に形成され、前記第1磁石部12の側面は、前記搬送方向に対して所定の曲率半径で湾曲する湾曲面とされ、前記第2磁石部14の側面は、前記湾曲面の下流側(第1磁石部12における第2磁石部14寄りの側面)に対して直線状の平面とされている。この場合、第1及び第2磁性体15、20の湾曲面と、第3及び第4磁性体26、30の平面とは、ワーク24を吸着/吸引可能な吸着面とされている。
ここで、電磁石19及び永久磁石28のN極及びS極は、図1及び図2に示す上下方向に対して任意でよく、従って、第1〜第4磁性体15、20、26、30の磁極は、(1)第1磁性体15及び第3磁性体26が同磁極(N極とN極又はS極とS極)であり、第2磁性体20及び第4磁性体30が同磁極(S極とS極又はN極とN極)である場合と、(2)第1磁性体15及び第3磁性体26が異なる磁極(N極とS極又はS極とN極)であり、第2磁性体20及び第4磁性体30が異なる磁極(S極とN極又はN極とS極)である場合とがある。
また、図1及び図4では、第1及び第3磁性体15、26は略同一の厚みを有し、電磁石19と永久磁石28とは略同一の厚みを有し、第2及び第4磁性体20、30は略同一の厚みを有し、第1及び第2磁石部12、14は、略同一の厚みとされているが、これらの厚みは、ワーク吸引装置10の使用目的に応じて適宜変更してもよい。
ここで、図1、図3及び図4に示すように、第1磁石部12における第2磁石部14側の側面(前記搬送方向の下流側の側面)には、第1磁性体15の吸着面(ワーク24に対向する側面)側から第3磁性体26に向かって矩形状の第1突起32が突出形成され、第2磁性体20の吸着面(ワーク24寄りの側面)側から第4磁性体30に向かって矩形状の第2突起36が突出形成されている。一方、第2磁石部14における第1磁石部12側の側面(前記搬送方向の上流側の側面)には、第3磁性体26の吸着面(ワーク24に対向する平面)側から第1磁性体15に向かって矩形状の第3突起34が突出形成され、第4磁性体30の吸着面(ワーク24寄りの平面)側から第2磁性体20に向かって矩形状の第4突起38が突出形成されている。
この場合、第1突起32と第3突起34とは、ワーク24から視ると、ギャップを介して互い違いに重なり合い、一方で、第2突起36と第4突起38とはギャップを介して互い違いに重なり合っている(図4参照)。すなわち、第3磁性体26の底面寄りの箇所より突出する第3突起34の上方に、第1磁性体15の上面寄りの箇所から突出する第1突起32がギャップを介して前記第3突起34と重なり合い、一方で、第4磁性体30の底面寄りの箇所から突出する第4突起38の上方に、第2磁性体20の上面寄りの箇所より突出する第2突起36がギャップを介して前記第4突起38と重なり合っている(図3及び図4参照)。
そして、電気絶縁体16と永久磁石28との間には、樹脂からなる電気絶縁物40が第1突起32と第4突起38とによって狭持されるように配置されている。
第1〜第4磁性体15、20、26、30と鉄心22とは、例えば、低炭素鋼から構成されている。また、コイル18は、前述したように、樹脂から構成される電気絶縁体16によってモールド成形されているので、該コイル18は、第1磁性体15、第2磁性体20及び鉄心22との間の電気絶縁を確保することができる。さらに、永久磁石28は、例えば、希土類磁石(Nd−Fe−B)から構成されている。なお、上述した第1〜第4磁性体15、20、26、30、鉄心22、コイル18及び永久磁石28を構成する材料は、例示された材料に限定されるものではない。
次に、上記したワーク吸引装置10の動作について、図1〜図4を参照しながら説明する。
ワーク24が前記コンベアの駆動作用下に図1の左側から右側に搬送されている状態において、図示しない電源よりコイル18を通電した場合、鉄心22内に磁束が発生し、この磁束が前記鉄心22(図2参照)から第1磁性体15を介して、第1磁石部12近傍に存在するワーク24に鎖交する。前記鎖交した磁束は第2磁性体20に鎖交して前記鉄心22に至る。その際、前記磁束の作用下にワーク24から第1磁石部12の方向に吸引力が発生し、前記吸引力によってワーク24は第1及び第2磁性体15、20の各吸引面(湾曲面)に吸着/吸引される。前記吸着/吸引されたワーク24は、前記各吸引面に沿って第2磁石部14側に搬送される。
次いで、第1磁石部12と第2磁石部14との間には、第1〜第4突起32〜38が設けられているので、鉄心22からの磁束は、第1磁性体15及び第1突起32を介してワーク24に鎖交し、前記鎖交した磁束は、前記ワーク24より第2突起36及び第2磁性体20を介して鉄心22に至る。一方、永久磁石28から発生する磁束は、第3突起34を介してワーク24に鎖交し、前記鎖交した磁束は、前記ワーク24より第4突起38及び第4磁性体30を介して永久磁石28に至る。
従って、第1磁石部12と第2磁石部14との間において、ワーク24は、第1及び第2突起32、36を通過する磁束の作用下に該ワーク24から前記第1及び第2突起32、36の方向に発生する吸引力と、第3及び第4突起34、38を通過する磁束の作用下に前記ワーク24から前記第3及び第4突起34、38の方向に発生する吸引力とを受ける。そのため、前記ワーク24は、前記各吸引力によって第1〜第4突起32〜38に吸着/吸引されながら、前記第2磁石部14側に搬送される。
そして、第2磁石部14の平面近傍にワーク24が搬送されると、永久磁石28から発生した磁束が第3磁性体26から前記ワーク24に鎖交し、前記鎖交した磁束は、前記ワーク24から第4磁性体30を通過して永久磁石28に至る。従って、前記ワーク24は、前記磁束の作用下に該ワーク24から第2磁石部14の方向に発生する吸引力を受けて、第3及び第4磁性体26、30の各吸引面(平面)に吸着/吸引される。前記吸着/吸引されたワーク24は、前記各平面の方向の下流側に送り出される。
なお、電磁石19に対する通電がない場合、ワーク24は、軌道変更されることなく前記搬送方向に沿って搬送され、前記平面方向に搬送されることはない。
次に、上述したワーク吸引装置10を、仕分けコンベア用切換装置として仕分けコンベアシステム50に適用した一例について、図5及び図6を参照しながら説明する。
この仕分けコンベアシステム50は、並設された複数のスラット棒52の軸線方向に沿って移動自在に設けられた複数のシュー54を有するスラットコンベア56を備える。前記スラットコンベア56は、図示しない駆動手段の駆動作用下に、本線方向(矢印A方向)に沿って循環移動する本線搬送路58と、前記本線搬送路58から物品60を分岐方向(矢印B方向)に沿って搬送する分岐搬送路62とを有する。
前記スラットコンベア56の本線搬送路58及び分岐搬送路62の下方には、前記本線方向(矢印A方向)及び前記分岐方向(矢印B方向)に沿って主レール64及び分岐レール66がそれぞれ敷設され、前記主レール64及び前記分岐レール66が枝分かれをして物品60の仕分けをする部分には、仕分けコンベア用切換装置であるワーク吸引装置10が装着される。
ワーク吸引装置10を構成する第1及び第2磁石部12、14は、主レール64の溝部68から枝分かれする分岐レール66の溝部70に沿って固定され、前記溝部68、70には、シュー54の底面部に連結されて該シュー54と一体的に移動し且つ磁性体からなる摺動部材72が摺動自在に設けられる。なお、前記摺動部材72は、上記したワーク24(図1及び図2参照)に対応する。
この場合、ワーク吸引装置10の第1磁石部12は、主レール64から分岐レール66が枝分かれする箇所に配置され、第2磁石部14は、前記分岐レール66に沿って配置されている。
次に、上記の仕分けコンベアシステム50において、前記本線方向に沿って搬送される物品60の搬送路を前記分岐方向に切り換えて、前記物品60を分岐搬送路62に沿って搬送する場合について説明する。
前記電源よりコイル18を通電することにより、鉄心22に磁束が発生し、該磁束は、第1磁性体15及び第2磁性体20(図1〜図4参照)を介して摺動部材72に鎖交する。前記磁束の作用下に摺動部材72に対する吸引力が発生し、前記吸引力によって摺動部材72は第1磁石部12に吸引される。
従って、摺動部材72は、第1磁石部12側に吸着/吸引されながら該第1磁石部12の側面(湾曲面)に沿って分岐レール66側に導かれる。そして、前記第1磁石部12と第2磁石部14との間において、前記摺動部材72は、第1〜第4突起32〜38(図1、図3及び図4参照)を通過する磁束に起因する各吸引力によって、前記第1〜第4突起32〜38に吸着/吸引されながら分岐レール66側にさらに導かれる。次いで、前記摺動部材72は、永久磁石28から発生して第3及び第4磁性体26、30を通過する磁束に起因する吸引力によって、主レール64から枝分かれした分岐レール66の溝部70に沿って送り出される。
この結果、前記摺動部材72に連結されたシュー54がスラット棒52に沿って移動することになり、スラットコンベア56上の物品60は、本線搬送路58から分岐搬送路62方向に送られ、物品60の仕分けが行われる。
なお、前記電源からコイル18に対する通電がない場合、鉄心22から磁束が発生しないので、摺動部材72に対する吸引力が発生せず、従って、該摺動部材72は主レール64に沿って矢印A方向に搬送される。この結果、前記摺動部材72に連結されたシュー54は、スラット棒52における図5の手前側に留まることになり、スラットコンベア56上の物品60は、本線搬送路58方向(矢印A方向)に送られる。
このように、本実施形態に係るワーク吸引装置10では、第1磁石部12と第2磁石部14との間の空間に第1〜第4突起32〜38を突出形成することにより、鉄心22及び永久磁石28からの磁束の一部が前記第1〜第4突起32〜38を通過して、ワーク吸引装置10近傍を搬送されているワーク24(摺動部材72)に鎖交する。この結果、前記第1磁石部12と前記第2磁石部14との間においても、前記第1〜第4突起32〜38を通過する前記各磁束に起因する各吸引力が前記ワーク24に作用するので、前記ワーク24に対する吸引力の局所的な低下を阻止することができる。
この場合、ワーク24に対向する第1磁石部12の外周面を略面一とし、前記ワーク24に対向する第2磁石部14の外周面を略面一とし、これらの外周面のうち第1〜第4磁性体15、20、26、30の外周面を、前記ワーク24を吸着/吸引する吸着面としているので、鉄心22及び永久磁石28からの磁束を前記第1〜第4磁性体15、20、26、30を介して前記ワーク24に確実に鎖交させ、該ワーク24に対する各吸引力を増加させることが可能となる。
また、前記第1〜第4突起32〜38を前記各吸着面側に形成することにより、前記第1〜第4突起32〜38を通過する各磁束を前記ワーク24に確実に鎖交させることができるので、該ワーク24に対する吸引力をさらに増加させることが可能となる。
さらに、第1及び第2磁性体15、20の各吸着面をワーク24の搬送方向に沿った湾曲面とし、第3及び第4磁性体26、30の各吸着面を前記湾曲面の下流側に対する直線状の平面とすれば、鉄心22及び永久磁石28からの磁束の大きさを各々調整することにより、前記ワーク24を前記搬送方向から前記平面に沿った方向に軌道変更させることが可能となる。
従って、ワーク吸引装置10は、従来技術に係るワーク吸引装置(電磁装置)100(図12参照)と比較して、確実に前記ワーク24の仕分け及び搬送を行うことが可能であるので、仕分けコンベア用切換装置として好適である。
また、第1突起32と第3突起34とがギャップを介して互い違いに重なり合い、第2突起36と第4突起38とがギャップを介して互い違いに重なり合っているので、第1磁石部12と第2磁石部14との間を搬送されているワーク24は、第1磁石部12からの磁束に起因する吸引力と、第2磁石部14からの磁束に起因する吸引力とを受けることになり、この結果、前記ワーク24に対する吸引力を一層大きくすることができる。
上述したワーク吸引装置10では、図4に示すように、矩形状の第1〜第4突起32〜38がギャップを介して互い違いに重なり合っているが、図7に示すように、第1〜第4突起32〜38の形状を前記搬送方向に沿って傾斜する形状とすることも好ましい。図7では、第1及び第2突起32、36は、第1磁石部12から第2磁石部14に向かって傾斜する形状とされ、一方で、第3及び第4突起34、38は、第2磁石部14から第1磁石部12に向かって傾斜する形状とされている。
この場合、第1磁石部12と第2磁石部14との間を搬送されているワーク24は、前記第1磁石部12側の位置では、主として第1突起32及び第2突起36を通過する磁束に起因する吸引力を受け、一方で、従として第3突起34及び第4突起38を通過する磁束に起因する吸引力を受ける。また、第2磁石部14側の位置において、前記ワーク24は、主として第3突起34及び第4突起38を通過する磁束に起因する吸引力を受け、一方で、従として第1突起32及び第2突起36を通過する磁束に起因する吸引力を受ける。従って、前記各吸着面に沿って搬送されている前記ワーク24を円滑に前記第1磁石部12側から前記第2磁石部14側に搬送することが可能となる。従って、前記ワーク24が回転しながら搬送されている場合、あるいは、高速度で搬送されている場合であっても、該ワーク24を前記第1磁石部12から前記第2磁石部14へ円滑に搬送することができる。
また、上述したワーク吸引装置10では、図8に示すように、第1及び第2突起32、36の形状を前記搬送方向の下流側(第2磁石部14側)に拡開するテーパ形状とし、第3及び第4突起34、38の形状を前記搬送方向の上流側(第1磁石部12側)に縮径するテーパ形状とすることも好ましい。この場合、第1磁石部12及び第2磁石部14よりも薄肉のワーク24であっても、該ワーク24を確実に前記第1磁石部12側から前記第2磁石部14側に搬送することが可能となる。
さらに、上述したワーク吸引装置10では、第1〜第4突起32〜38を前記吸引面側に設けているが、このような構成に代えて、図9に示すように、第3及び第4突起34、38の幅を第3及び第4磁性体26、30の幅と略同一にしても、上述した作用効果が得られることは勿論である。なお、第1〜第4突起32〜38の幅については、適宜変更すればよいことは勿論である。
さらにまた、上述したワーク吸引装置10では、第1〜第4磁性体15、20、26、30に第1〜第4突起32〜38を各々設けているが、このような構成に代えて、図10に示すように、第3及び第4磁性体26、30の第1磁石部12(図1参照)側に切欠(第1及び第2切欠)42、44を形成し、第1及び第2突起32、36をギャップを介して前記切欠42、44と重ね合わせるようにしても、上述した作用効果が得られることは勿論である。
なお、ワーク吸引装置10における第1及び第2突起32、36と切欠42、44との組み合わせは一例であり、(1)第1及び第2磁性体15、20の第2磁石部14側に切欠を形成し、第3及び第4突起34、38をギャップを介して前記各切欠と重ね合わせる場合、(2)第1磁性体15の第2磁石部14側と、第4磁性体30の第1磁石部12側とに切欠を各々形成し、第2及び第3突起36、34をギャップを介して前記各切欠と重ね合わせる場合、(3)第2磁性体20の第2磁石部14側と、第3磁性体26の第1磁石部12側とに切欠を各々形成し、第1及び第4突起32、38をギャップを介して前記各切欠と重ね合わせる場合も可能である。
さらにまた、上述したワーク吸引装置10では、図1に示すように、第1磁石部12におけるワーク24側の側面が該ワーク24の搬送方向に対して湾曲面とされ、第2磁石部14におけるワーク24側の側面が前記湾曲面の下流側に対する直線状の平面とされている。このような構成に代えて、図11に示すように、第1磁石部12におけるワーク24側の側面を該ワーク24の搬送方向に沿った直線状の平面とし、第2磁石部14におけるワーク24側の側面を前記平面に対して所定の曲率半径で湾曲する湾曲面としても上記した作用効果が得られることは勿論である。
さらにまた、上記したワーク吸引装置10は、第1磁石部12に電磁石19が配置され且つ第2磁石部14に永久磁石28が配置された、いわゆる電磁装置であるが、このような構成に代えて、(1)第1及び第2磁石部12、14に永久磁石を配置した場合、(2)第1磁石部12に永久磁石を配置し且つ第2磁石部14に電磁石を配置した場合、(3)第1及び第2磁石部12、14に電磁石を配置した場合であっても、上述した作用効果が得られることは勿論である。
さらにまた、上記したワーク吸引装置10では、搬送されているワーク24に対する吸着/吸引を行っているが、該ワーク吸引装置10は、ワーク24を単に吸着/吸引する装置としても用いることができる。この場合、上記したように、第1磁石部12と第2磁石部14との間における局所的な吸引力の低下が改善されているので、ワーク24に対して均一な吸引力を発生させることができ、この結果、例えば、薄肉のワーク24を変形させることなく、吸着/吸引して浮上させることが可能となる。
なお、本発明に係るワーク吸引装置は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
本実施形態に係るワーク吸引装置の斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1の第3突起及び第4突起を上方より視た平面図である。 図1の第1〜第4突起をワーク側より視た側面図である。 図1のワーク吸引装置を仕分けコンベア用の切換装置に適用したことを示す斜視図である。 図5のワーク吸引装置の拡大平面図である。 図4の第1〜第4突起をワークの搬送方向に沿って傾斜する形状とした側面図である。 図4の第1〜第4突起をワークの搬送方向に沿ったテーパ形状とした側面図である。 第3及び第4突起の幅を第3及び第4磁性体の幅と略同一にした場合を示す斜視図である。 第3及び第4磁性体の第1磁石部側に切欠を設けた場合を示す斜視図である。 第1磁石部におけるワーク側の側面を直線状の平面とし、第2磁石部におけるワーク側の側面を湾曲面とした場合を示す斜視図である。 従来技術に係るワーク吸引装置を示す平面図である。
符号の説明
10…ワーク吸引装置 12…第1磁石部
14…第2磁石部 15…第1磁性体
18…コイル 19…電磁石
20…第2磁性体 22…鉄心
24…ワーク 26…第3磁性体
28…永久磁石 30…第4磁性体
32…第1突起 34…第3突起
36…第2突起 38…第4突起
42、44…切欠

Claims (15)

  1. ワークを吸引可能な第1磁石部と、前記第1磁石部から離間して配置され且つ前記ワークを吸引可能な第2磁石部とを備え、
    前記第1磁石部は、第1磁性体と、前記第1磁性体上に積層された第1磁石と、前記第1磁石上に積層された第2磁性体とを有し、
    前記第2磁石部は、第3磁性体と、前記第3磁性体上に積層された第2磁石と、前記第2磁石上に積層された第4磁性体とを有し、
    前記第1磁性体における前記第2磁石部側の外周面には、前記第3磁性体に向かう第1突起が突出形成され、
    前記第2磁性体における前記第2磁石部側の外周面には、前記第4磁性体に向かう第2突起が突出形成され、
    前記第3磁性体における前記第1磁石部側の外周面には、前記第1磁性体に向かう第3突起が突出形成され、
    前記第4磁性体における前記第1磁石部側の外周面には、前記第2磁性体に向かう第4突起が突出形成されている
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  2. 請求項1記載のワーク吸引装置において、
    前記第1突起と前記第3突起とは、側面視でギャップを介して互い違いに重なり合い、
    前記第2突起と前記第4突起とは、側面視でギャップを介して互い違いに重なり合っている
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  3. 請求項2記載のワーク吸引装置において、
    前記第1突起及び前記第2突起は、側面視で前記第2磁石部側に傾斜する形状とされ、
    前記第3突起及び前記第4突起は、前記第1突起及び前記第2突起の傾斜形状に対応して、側面視で前記第1磁石部側に傾斜する形状とされる
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  4. 請求項3記載のワーク吸引装置において、
    前記第1突起及び前記第2突起は、側面視で前記第2磁石部側に拡開するテーパ形状とされ、
    前記第3突起及び前記第4突起は、前記第1突起及び前記第2突起のテーパ形状に対応して、側面視で前記第1磁石部側に縮径するテーパ形状とされる
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワーク吸引装置において、
    前記ワークに対向する前記第1〜第4磁性体の外周面は、前記ワークを吸着/吸引する吸着面とされ、
    前記第1〜第4突起は、前記第1〜第4磁性体の前記各吸着面側に形成される
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  6. ワークを吸引可能な第1磁石部と、前記第1磁石部から離間して配置され且つ前記ワークを吸引可能な第2磁石部とを備え、
    前記第1磁石部は、第1磁性体と、前記第1磁性体上に積層された第1磁石と、前記第1磁石上に積層された第2磁性体とを有し、
    前記第2磁石部は、第3磁性体と、前記第3磁性体上に積層された第2磁石と、前記第2磁石上に積層された第4磁性体とを有し、
    前記第1磁性体及び前記第2磁性体のうち一方の磁性体には、他方の磁性体に向かう第1突起が突出形成され、前記他方の磁性体には、平面視で該第1突起の一部と重なり合う第1切欠が設けられ、
    前記第3磁性体及び前記第4磁性体のうち一方の磁性体には、他方の磁性体に向かう第2突起が突出形成され、前記他方の磁性体には、平面視で前記第2突起の一部と重なり合う第2切欠が設けられている
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  7. 請求項6記載のワーク吸引装置において、
    前記第1突起と前記第1切欠とは、側面視でギャップを介して互い違いに重なり合い、
    前記第2突起と前記第2切欠とは、側面視でギャップを介して互い違いに重なり合っている
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  8. 請求項6又は7記載のワーク吸引装置において、
    前記ワークに対向する前記第1〜第4磁性体の外周面は、前記ワークを吸着/吸引する吸着面とされ、
    前記第1及び第2突起並びに前記第1及び第2切欠は、前記第1〜第4磁性体の前記各吸着面側に形成される
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  9. 請求項5又は8記載のワーク吸引装置において、
    前記第1及び第2磁性体の各吸着面は、湾曲面とされ、
    前記第3及び第4磁性体の各吸着面は、前記湾曲面の第2磁石部側に対する直線状の平面とされる
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  10. 請求項5又は8記載のワーク吸引装置において、
    前記第1及び第2磁性体の各吸着面は、直線状の平面とされ、
    前記第3及び第4磁性体の各吸着面は、前記平面に対して湾曲する湾曲面とされる
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のワーク吸引装置において、
    前記ワークに対向する前記第1磁石部の外周面と前記第2磁石部の外周面とは、各々略面一に形成されている
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のワーク吸引装置において、
    前記ワーク吸引装置は、コンベア上の物品の搬送路を切り換える仕分けコンベア用切換装置に適用される
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のワーク吸引装置において、
    前記第1磁石部は、前記ワークの搬送方向の上流側に配置され、
    前記第2磁石部は、前記ワークの搬送方向の下流側に配置される
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のワーク吸引装置において、
    前記第1磁石は、永久磁石又は電磁石であり、
    前記第2磁石は、永久磁石又は電磁石である
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
  15. 請求項14記載のワーク吸引装置において、
    前記第1磁石及び前記第2磁石のうち少なくとも1つが電磁石である場合、前記電磁石は、前記第1又は第3磁性体上に積層されたコイルと、前記コイルの内側に配置された鉄心とで構成される
    ことを特徴とするワーク吸引装置。
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