JP2007015754A - ペットボトル用キャップ - Google Patents

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恭男 下山田
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Abstract

【課題】 ペットボトルは、ボトル口部に係止された固定リングとキャップとを連結片で結合固定して封止されており、ボトルを開封するためには、キャップを回してキャップと固定リングとの間の連結片をねじ切る必要がある。しかしながら力の弱い子供や女性、高齢者にとってペットボトルの開封は容易なことではなかった。本発明は少ない力でも容易に開封可能なペットボトル用キャップを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、ペットボトルの口部に螺着してボトルを封止するキャップであって、内側に螺子溝4を有しポリエチレン系樹脂よりなる内層部2と、内層部2の外表面側に該内層部2と融着一体化した外層部3とから構成され、外層部3がポリエチレン系樹脂にゴム分を混合したポリエチレン系エラストマーよりなるペットボトル用キャップ1である。
【選択図】 図1

Description

本発明はペットボトル用キャップに関する。
近年、ペットボトル入りのミネラルウォーター、清涼飲料水等が広く普及してきている。ペットボトルは、キャップをペットボトル口部の螺子溝に螺着し、ペットボトル口部に係止された固定リングとキャップとを連結片で結合固定して封止されている。キャップを開封方向に回すと、キャップと固定リングとの間を結合している連結片がねじ切られてボトルが開栓される。しかしながらボトルを開栓する際に、力の弱い子供や女性、高齢者は、キャップ周面に滑り止めのローレット溝が設けられていても手が滑り易く、ボトルの開封は容易ではなかった。このため特許文献1に記載されているような、キャップ周面に設けられたローレット溝と噛み合う爪部を有し、より少ない力で開栓可能に構成されたキャップオープナー等が提案されている。
特開2003−300597号公報
しかしながらキャップオープナーのような器具を用いて開栓する場合、オープナーを常に持ち歩かないと外出先等でボトルを開栓することは容易ではないという問題があった。本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、キャップオープナー等の器具を用いることなくどこでも容易にペットボトルを開栓することができるペットボトル用キャップを提供することを目的とする。
即ち本発明は、
(1)ペットボトルの口部に螺着してボトルを封止するキャップであって、内側に螺子溝を有しポリエチレン系樹脂よりなる内層部と、内層部の外表面側に該内層部と融着一体化した外層部とから構成され、外層部がポリエチレン系樹脂にゴム分を混合したポリエチレン系エラストマーよりなることを特徴とするペットボトル用キャップ、
(2)ゴム分が架橋エチレン−プロピレン−ジエンモノマー共重合体である上記(1)のペットボトル用キャップ、
を要旨とするものである。
本発明のペットボトル用キャップは、外表面側がポリエチレン系樹脂にゴム分を混合したポリエチレン系エラストマーによって構成されているため握り性が良く、キャップを確実に把持でき、少ない力で容易にボトルを開栓することができる。また本発明のペットボトル用キャップは、ポリエチレン系樹脂と、ポリエチレン系樹脂にゴム分を混合したポリエチレン系エラストマーとで構成されているため、回収したキャップを溶融して更にゴム分を添加することで、ポリエチレン系エラストマー原料として再利用することができ、資源の有効利用を図ることができる。
図1は本発明のペットボトル用キャップ1の一例を示し、2は内層部、3は内層部2の外面側に内層部2と融着一体化して形成された外層部である。内層部2はポリエチレン系樹脂により構成され、外層部3はポリエチレン系樹脂にゴム分を混合したポリエチレン系エラストマーにより構成される。内層部2の内側には図示しないペットボトルの口部の螺子溝に螺合する螺子溝4が設けられている。キャップ1は、インサート成形、アウトサート成形等によって得ることができ、内層部2と外層部3とは相互に融着一体化している。
内層部2を構成するポリエチレン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体等のエチレン系共重合体、或いはこれらの混合物等が挙げられる。外層部3を構成するポリエチレン系エラストマーにおけるゴム分としては、架橋エチレン−プロピレン−ジエンモノマー共重合体(以下、架橋EPDMと略す。)が好ましい。ポリエチレン系樹脂に対するゴム分の混合量は、通常、ゴム分を添加した後のエラストマー中のゴム分含有量が30〜90重量%となる量である。
本発明のペットボトル用キャップ1は、内層部2がポリエチレン系樹脂よりなり、外層部3がポリエチレン系樹脂にゴム分を混合したポリエチレン系エラストマーよりなるため、回収してキャップ1を溶融し、更にゴム分を添加することにより外層部3を構成するためのポリエチレン系エラストマーとして再利用することができる。本発明のキャップ1を回収して再生利用する場合、まず回収したキャップ1を粉砕して溶融し、この溶融物にゴム分を混合する。ゴム分は、溶融物中のゴム分の含有率が外層部3を構成するポリエチレン系エラストマー中のゴム分含有率と等しくなるように、溶融物に添加混合することが好ましい。外層部3を構成するポリエチレン系エラストマー中に、ゴム分の他に着色剤、熱安定剤等の添加剤が含まれる場合、各添加剤も溶融物中の含有率が、エラストマー中の各添加剤の含有率と等しくなるように混合することが好ましい。ゴム分や他の添加剤は、溶融する前の粉砕物に添加混合しておいても、粉砕物を溶融した後に添加しても、また溶融過程で添加しても良い。外層部3を構成するポリエチレン系エラストマーにおけるポリエチレン系樹脂は、内層部2を構成するポリエチレン系樹脂と必ずしも同種のものでなくて良いが、内層部2を構成するポリエチレン系樹脂と、外層部3を構成するポリエチレン系エラストマーのポリエチレン系樹脂が同種の樹脂であると、元のポリエチレン系エラストマーと同じエラストマーとして再生することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1
インサート成形によって、ポリエチレンホモポリマーよりなる内層部と、内層部の外面側に、ポリエチレンホモポリマーに架橋EPDM(韓国イーポリマー社製、商品名:テカフィン)、着色剤、熱安定剤を含有するポリエチレン系エラストマー(ショアーA硬度75度、架橋EPDM含有率70重量%)からなる外層部とを一体に形成してペットボトル用キャップとした。このキャップは、表面側のグリップ性に優れ、少ない力で開栓が可能であった。このキャップ(内層部のポリエチレンホモポリマーと、外層部のポリエチレン系エラストマーの比率は、重量比で1:1)を粉砕し、粉砕品100重量部あたり、架橋EPDM(韓国イーポリマー社製、商品名:テカフィン)35重量部、着色剤、熱安定剤を添加して均一に混合した。次いでこの混合物を二軸押出機(日本プラコン社製)にて真空引きしながら均一に溶融混練して押出し、ポリエチレン系エラストマーのペレットとした。このペレットはショアーA硬度75度で、色調は元のキャップ外側部を構成するエラストマーと同等であり、ペットボトル用キャップの外層部を構成するエラストマー原料として再利用が可能であった。
本発明のペットボトル用キャップの断面図である。
符号の説明
1 ペットボトル用キャップ
2 内層部
3 外層部
4 螺子溝

Claims (2)

  1. ペットボトルの口部に螺着してボトルを封止するキャップであって、内側に螺子溝を有しポリエチレン系樹脂よりなる内層部と、内層部の外表面側に該内層部と融着一体化した外層部とから構成され、外層部がポリエチレン系樹脂にゴム分を混合したポリエチレン系エラストマーよりなることを特徴とするペットボトル用キャップ。
  2. ゴム分が架橋エチレン−プロピレン−ジエンモノマー共重合体である請求項1記載のペットボトル用キャップ。
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