JP2007015719A - キャップ締付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャップの開栓トルクが所定の範囲を満足するように、容易に締付トルクを調整でき、且つ、精度良く補正できるキャップ締付装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 キャップCを緩める際の、キャップの回転量を制御する回転量制御部55と、キャップCの回転量を検出する回転量検出センサ32と、締付トルク及び開栓トルクを、測定毎に記憶するROM52とを備え、トルク補正演算部57が、測定毎に、記憶された複数の締付トルクと開栓トルクとに基づいて、締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを演算して締付トルクの補正量を算出する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えばシャンプー、リンス、液体石鹸等の液状物を充填した容器の口部に、キャップをねじ込んで締め付けるキャップ締付装置に関する。
従来、キャップを保持するチャックとチャックを回転させる回動機構とを備え、キャップを回転させながら容器の口部にキャップを羅合させるキャップ締付装置が知られている。また、従来、キャップと容器の口部との締付強度が強すぎると開栓ができなくなったり、締め付強度が不十分だと容器内の中身が漏れる等の不具合が発生する。
そこで、キャップを容器の口部に締め付ける際、キャップ締付装置を用いて所定の締付トルクにより締め付けると共に、キャップが締め付けられた容器をサンプリングして、開栓トルク計を用いてキャップを緩める際の開栓トルクを測定し、開栓トルクが所定の範囲を満足するように、適宜、締付トルクを補正しているものがある(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
特開平8−11986号公報 登録実用新案第2547480号公報
しかしながら、従来の方法によれば、キャップ締付装置とは別に開栓トルク計を設けなければならず、さらに、抜き取り検査のための手間がかかり、作業性を損なっていた。また、キャップ締付装置に、開栓トルクと締付トルクの両者のデータを関連付ける演算手段を備えていないので、精度良く両者を補正することが困難であった。
そこで、本発明は、キャップの開栓トルクが所定の範囲を満足するように、容易に締付トルクを調整でき、且つ、精度良く補正できるキャップ締付装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、キャップにチャックを係合させ、該チャックを回転させて該キャップを容器の口部に締め付けるキャップ締付装置であって、前記キャップを締め付ける際の締付トルクを検出する締付トルク検出手段と、締め付けられた前記キャップを緩める開栓手段と、前記キャップを緩める際の開栓トルクを検出する開栓トルク検出手段と、検出した前記開栓トルク及び締付トルクを表示するトルク表示手段と、検出した前記開栓トルクが所定の値になるように、前記締付トルクを補正する補正手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載のキャップ締付装置によれば、キャップを締め付ける際の締付トルクを検出する締付トルク検出手段と、締め付けられたキャップを緩める開栓手段と、キャップを緩める際の開栓トルクを検出する開栓トルク検出手段と、検出した開栓トルク及び締付トルクを表示するトルク表示手段と、検出した開栓トルクが所定の値になるように、前記締付トルクを補正する補正手段と、を備えているので、キャップの開栓トルクが所定の範囲を満足するように、容易に締付トルクを調整できる。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキャップ締付装置において、前記開栓トルクを検出する際の、前記キャップの回転量を設定する開栓回転量設定手段と、前記キャップの回転量を検出する回転量検出手段と、前記締付トルク及び開栓トルクを、測定毎に記憶する記憶手段とを備え、前記補正手段は、測定毎に、記憶された複数の前記締付トルクと開栓トルクとに基づいて、該締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを演算して前記締付トルクの補正量を算出することを特徴とする。
請求項2に記載のキャップ締付装置によれば、開栓トルクを検出する際の、キャップの回転量を設定する開栓回転量設定手段と、キャップの回転量を検出する回転量検出手段と、締付トルク及び開栓トルクを、測定毎に記憶する記憶手段とを備え、補正手段は、測定毎に、記憶された複数の前記締付トルクと開栓トルクとに基づいて、締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを演算して締付トルクの補正量を算出するので、キャップの開栓トルクが所定の範囲を満足するように、精度良く補正できる。
つまり、本キャップ締付装置によれば、開栓トルクを検出する際の回転量を設定することにより、容器毎の開栓トルクが、測定毎に等しい回転条件で検出されるので、回転量が任意であるよりも、該締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを精度良く演算することができる。また、補正手段が、測定毎に、記憶された複数の前記締付トルクと開栓トルクとに基づいて、締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを演算するので、順次、パラメータの変移を検出してパラメータが更新され、精度良く補正量を算出できる。また、キャップの開栓トルクを検出した後に、再度キャップを締め付ける際のキャップの回転量がほぼ等しくなり、締付トルク及び開栓トルクを均一にすることができる。
次に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のキャップ締付装置において、前記回転量検出手段が、前記チャックの回転軸に係合してチャックと一体に回転し、外周に沿って複数の凹凸部を備えた回転板と、前記凹凸に対向して配設され、該凹凸の変化を検出するセンサと、によって構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のキャップ締付装置によれば、回転量検出手段が、チャックの回転軸に係合してチャックと一体に回転し、外周に沿って複数の凹凸部を備えた回転板と、凹凸に対向して配設され、この凹凸の変化を検出するセンサとによって構成されているので、チャックの回転軸の回転量を介して、キャップの回転量を精度良く且つ容易に検出できる。
本発明のキャップ締付装置によれば、キャップを締め付ける際の締付トルクを検出する締付トルク検出手段と、締め付けられたキャップを緩める開栓手段と、キャップを緩める際の開栓トルクを検出する開栓トルク検出手段と、検出した開栓トルク及び締付トルクを表示するトルク表示手段と、検出した開栓トルクが所定の値になるように、前記締付トルクを補正する補正手段と、を備えているので、キャップの開栓トルクが所定の範囲を満足するように、容易に締付トルクを調整できる。
また、本キャップ締付装置によれば、開栓トルクを検出する際のキャップの回転量を設定することにより、容器毎の開栓トルクが、測定毎に等しい回転条件で検出されるので、回転量が任意であるよりも、該締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを精度良く演算することができる。また、補正手段が、測定毎に、記憶された複数の前記締め付けトルクと開栓トルクとに基づいて、締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを演算するので、順次、パラメータの変移を検出してパラメータが更新され、精度良く補正量を算出できる。
次に、本発明のキャップ締付装置の一実施例を図面にもとづいて説明する。図1は、本発明の一実施例のキャップ締付装置の外観図、図2は、同実施例のキャップ締付装置を図1中の矢印A方向から表した外観図、図3は、同実施例のキャップ締付装置におけるトルク検出部の構成を表す部分断面図、図4は、同実施例のキャップ締付装置の制御系を表すブロック図、図5は、同実施例のキャップ締付装置における、キャップの締め付け及び開栓を制御する手順を表すフローチャートである。
図1、図2に表したように、キャップ締付装置1は、ベース部材2、ベース部材2に直立する支柱3、支柱3に対してスライド自在に係合する筐体4、筐体4に固定され、昇降シリンダ11、クランプシリンダ14、送出シリンダ18のエアー圧や作動及びチャック10の上下動作等を手動で操作するための計装ボックス5、筐体4の上方に固定されたモータ6、モータ6の駆動力が伝達されて回動する回転軸7、回転軸7に接続され回転軸7と共に回転動作するチャック10、チャック10を上下にスライドさせるための昇降シリンダ11、支柱3に対する筐体4のスライド動作を係止する固定レバー9、ベース部材2に載置された容器Vを固定するためのクランプ12、13、クランプ12を容器Vに向かってスライド動作させるためのクランプシリンダ14、ベース部材2の上に固定され、容器Vを所定位置に案内する案内部材17、容器Vを案内部材17に沿って順次送り出す送出シリンダ18、オペレータの指令に基づき当該キャップ締付装置1の作動を制御する制御装置8、等を備えている。
図1に表したように、キャップ締付装置1は、キャップCを容器Vに締め付ける際に、容器VがP1の位置に供給され、次いで、容器Vが送出シリンダ18によってP2の位置に送出され、次いで、容器VがP2の位置でクランプシリンダ14によって固定されてキャップCの締め付け又は開栓が行われ、次いで、新たな容器VがP1からP2に送出されると、前の容器VがP3の位置に押し出される。また、本実施例のキャップ締付装置1は、キャップ締めする際には、キャップCが予め容器Vに仮締め(緩やかに螺合している状態である。)され、容器VがキャップCと一体となってP1の位置に供給される。
また、キャップ締付装置1は、オペレータの操作範囲L内において、人体の一部及び他の異物の突入を検出する一対のエリアセンサ19、20等を備えている。そして、キャップ締付装置1は、エリアセンサ19、20を介して操作範囲L内に人体の一部や異物が検出されると、機械的動作が停止するように構成されている。
また、キャップ締付装置1は、軸方向が上下に配設され、上端が筐体4に固定されると共に、下方よりネジ付シャフト15が羅合する筒状の連結シャフト25、外周に沿って螺旋状のネジが形成されて連結シャフト25に羅合すると共に、下端がハンドル16にスプライン連結(図示せず)され、ハンドル16の回動動作に伴って回動するネジ付シャフト15、ネジ付シャフト15に軸16aを介して接続され、オペレータの回動操作によってネジ付シャフト15を回転させて、筐体4を上下にスライドさせる昇降用ハンドル16、等を備えている。
計装ボックス5には、電源スイッチ21、チャック10の昇降動作やクランプ12のスライド動作、容器Vを案内部材17に沿って順次送り出す動作等を夫々単独で行うための各種スイッチ群22、昇降シリンダ11、クランプシリンダ14、送出シリンダ18等のエア圧を調整するエアーレギュレータ23、等が備えられている。そして、オペレータが、計装ボックス5を介して、チャック10のスライド量やクランプ12のスライド量、昇降シリンダ11、クランプシリンダ14、送出シリンダ18のエア圧等を調整できるように構成されている。
また、キャップ締付装置1は、制御装置8及び計装ボックス5を介して設定された諸条件に基づき、チャック10の上下方向のスライド動作、クランプ12の水平方向のスライド動作、容器Vを案内部材17に沿って順次送り出す動作、等を繰り返し動作する。また、キャップ締付装置1は、制御装置8を介して、オペレータがモータ6の回転スピード、キャプ締付部10のキャップ締付トルク、チャック10の昇降速度等を設定できるように構成されている。
次に、図3に表したように、キャップ締付装置1は、モータ6の駆動力を受けて回動する駆動軸26と、駆動軸26に接合され駆動軸26と共に回動する太陽歯車27、太陽歯車27に空隙を介して同軸状に配設された内歯車28、前記空隙に配設され太陽歯車27及び内歯車28に噛合する遊星歯車29、遊星歯車29を回転自在に支持すると共に、太陽歯車27と同軸状に回転自在に支持された回動体30、内歯車28にピン31を介して連結し、容器Vに対してキャップCを締め付けたり緩めたりする際のトルクを検出するトルク検出センサ32、等を備えている。
駆動軸26は、その先端が、太陽歯車27と共に回動体30の開口穴に配設され、この開口穴の内壁にベアリング35を介して回動自在に支持されている。
回動体7は、筐体4にベアリング36を介して回動自在に支持され、遊星歯車29をピン37及びベアリング38を介して回動自在に支持している。また、回動体30の先端側は、チャック10の回転軸7に固定されている。
内歯車28は、筐体4にベアリング39を介して回動自在に支持されると共に、ピン31を介してトルク検出センサ32に連結されている。
トルク検出センサ32は、トルク検出センサ32の本体部に支持されたアーム部32aを備え、アーム部32a及びピン31を介して内歯車28の回動を制動すると共に、その際に伝達された力を検出するように構成されている。また、トルク検出センサ32で検出された信号は、ケーブル32bを介して制御装置8に入力される。
そして、キャップ締付装置1は、駆動軸26及び太陽歯車27の回動に伴って、遊星歯車29が自転すると共に太陽歯車27の周囲を公転し、遊星歯車29と一体に回動体30が回動し、回転軸7を介して回動体30に接続されたチャック10が回動する。その際、チャック10が、容器Vに対してキャップCを締め付けたり緩めたりする力が、回動体30を介して、遊星歯車29と内歯車28との噛合部に伝達し、この伝達された力がトルク検出センサ32によって検出される。
また、キャップ締付装置1は、回転軸7に係合してチャック10と一体に回転し、外周に沿って複数の凹凸33aを備えた金属性の回転板33と、凹凸33aに対向して間隙を介して配設され、凹凸33aの変化を検出する回転量検出センサ34とを備えている。回転量検出センサ34は、回転板33との間隙に依存して誘導電圧を発現する誘導電圧型のセンサであって、凹凸の変化を検出して回転板33の回転量を検出する。また、回転量検出センサ34によって検出された信号は、ケーブル34aを介して制御装置8に入力される。
次に、制御装置8は、オペレータが、当該キャップ締付装置1の動作を操作するための操作部8a、オペレータからの指令信号や試験結果を表示する液晶ディスプレイ8b、試験結果を印刷して出力するプリンタ部61、等を備えている。また、操作部8aには、締め付けトルクを設定する締付トルク設定キー、キャップの開栓又は締め付けの何れかを選択する締付/開栓選択キー、回転速度を設定する速度設定キー、設定条件を記憶させる記憶キー、測定されたトルク値の表示を指令するトルク表示キー、開栓頻度を設定する開栓頻度設定キー、等が備えられている。
図4に表したように、制御装置8は、当該キャップ締付装置1の動作を制御する制御系100を備えている。制御系100は、CPU51、ROM52、RAM53を中心とするマイクロコンピュータとして構成され、操作部8aから入力される指令信号に基づき、CPU51がROM52、RAM53を使用して各機能の処理を実行する。
CPU51は、操作部における締付/開栓選択キー8cを介して入力された信号に基づき、モータ制御部にモータ6の回転方向を指令し、開栓回転量設定キー8dを介して入力された信号に基づき回転量制御部57に回転量を指令する。
また、制御系100は、CPU51からの出力信号に基づいてモータ6に駆動信号を出力するモータ制御部54、回転量検出センサ34を介してチャック10の回転量を検出し、回転量が所定値に至った際に回転を停止する停止信号をモータ制御部54に出力する回転量制御部55、トルク検出センサ32を介して締め付けトルク及び開栓トルクを検出し、検出されたトルク信号をCPU51に出力するトルク検出部56、トルク検出部56を介して検出された開栓トルクが所定の値になるように締付トルクの補正量を演算するトルク補正演算部57、CPU51から入力された指令信号に基づいて昇降シリンダ11を介してチャックの昇降動作を制御するチャック昇降制御部58、CPU51から入力された指令信号に基づいて、送出シリンダ18を介して容器Vを搬送すると共に、所定の位置(チャックを係合する位置である)で、クランプシリンダ14を介して容器Vを保持する容器搬送制御部59、経過時間をカウントして経過時間を表す信号をCPU51に出力する時間カウンター60、等によって構成されている。
尚、本発明における締付トルク検出手段及び開栓トルク検出手段は、トルク検出センサ32及びトルク検出部56等によって、その機能が発現される。
トルク検出部56を介して検出された締付トルク及び開栓トルクは、夫々対応付けられてROM52に記憶されると共に、トルク補正演算部55は、測定毎に、記憶された複数の締付トルクと開栓トルクとに基づいて、締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを演算し、開栓トルクが所定の値になるようにて締付トルクの補正量を算出し、その値をROM52に記憶する。尚、本発明における記憶手段は、ROM52によってその機能が発現される。
また、ROM52は、トルク補正演算部57を介して入力された補正量に基づき、新たに締付トルクを補正して上書き保存し、CPU51は、トルク検出部56で検出された締め付けトルクがROM52に保存されている締付トルクに至った際に、モータ制御部54に停止信号を出力する。尚、本発明における補正手段は、トルク補正演算部57、ROM52、CPU51等によってその機能が発現される。
また、トルク検出部56によって検出された締め付けトルク及び開栓トルクは、CPU51を介して操作部8aにおける液晶表示部(LCD)8bに入力され、液晶表示部(LCD)8bにおいて表示される。尚、本発明におけるトルク表示手段は、液晶表示部(LCD)8bによってその機能が発現される。
次に、操作部8aを介して入力されるオペレータの指令に基づいて、CPU51が、キャップCの締め付け及び開栓を制御する手順を、図5のフローチャートに基づき説明する。この手順は、ROM52にそのプログラムが備えられ、CPU51がそのプログラムを使用して各処理を実行する。
この手順は、オペレータが操作部8aにおけるON/OFFキーをONした際にスタートする。
次いで、S101(Sはステップを表す。)において、オペレータによって指令された開栓トルク(T)、開栓回転量(R)、開栓を行う頻度(N)を取得する。開栓頻度は、所定のキャップ締め数に対して開栓を行う周期であって、例えば、キャップ締め1回毎に開栓を行う際には1に設定され、キャップ締め付け100回毎に開栓を行う際には100に設定される。
次いで、S102に移り、S102において、開栓トルク(T)に対応してROM52に記憶されている締付トルクVをROM52から取得し、S103に移る。
次いで、S103において、容器Vを所定のキャップ締め位置(図1中のP2の位置)に搬送してクランプ12によって容器Vを保持し、S104に移る。
次いで、S104において、チャック10をキャップCに係合させ、キャップCを容器Vに締め付けると共にトルク検出センサ32を介して締付トルクVnを検出し、S105に移る。
次いで、S105において、検出された締付トルクVnがS105で取得された締付トルクVに至ったか否かを判定し、締付トルクVに至っていない(No)場合には、締付トルクVに至るまで待機し、一方、締付トルクVに至った(Yes)場合には、S106に移る。
次いで、S106において、キャップ締め動作を停止すると共に、検出された締付トルクVnをROM52に保存し、S107に移る。
次いで、S107において、キャップ締め数が、S101で取得した開栓頻度(N)に至ったか否かを判定し、開栓頻度(N)に至っていない(No)場合には、S103に移り、順次新たな容器Vを搬送して、S103からS107を繰り返す。一方、S107において、開栓頻度(N)に至った(Yes)場合には、S108に移る。
次いで、S108において、キャップCの開栓動作を開始すると共に、トルク検出センサ32を介して開栓トルクTnを検出しつつ、回転量検出センサ34を介して開栓回転量Rnを検出し、S109に移る。
次いで、S109において、開栓回転量RnがS101で取得した開栓回転量(R)に至ったか否かを判定し、回転回転量(R)に至っていない(No)場合には、至るまで待機し、一方、開栓回転量(R)に至った(Yes)場合には、S110に移る。
次いで、S110において、開栓動作を停止すると共に、開栓動作中に検出された最大の開栓トルクTnを保存し、S111に移る。
次いで、S111において、検出された開栓トルクTnと締付トルクVnとを関連つけるパラメータPnを、演算式Pn=Vn/Tnを用いて算出し、算出結果をROM52に保存し、S112に移る。
次いで、S112において、ROM52に保存されている複数のパラメータPnの平均値Pxを、演算式Px=(ΣPn)/nを用いて算出し、S113に移る。
次いで、S113において、S101で取得した開栓トルク(T)を満足すべく、締付トルクの補正量Vhを、演算式Vh=(T−Tn)×Pxを用いて算出し、S114に移る。
次いで、S114において、開栓トルク(T)を満足すべく、新たに締付トルクVを、演算式V=Vn+Vhを用いて算出し、次いで、S104に移る。この際(S104に移る際)、キャップ締め数は、新たに1からカウントされる。次いで、S104からS114を繰り返し、オペレータから終了の指令信号が入力された際に、本手順を終了する。尚、本発明における補正手段は、S111〜S114によってその機能が発現される。
以下に、前記の構成を有する実施例の、キャップ締付装置1の作用効果を記載する。
本実施例のキャップ締付装置1は、キャップCと容器Vとの、締付トルク及び開栓トルクを検出するトルク検出センサ32及びトルク検出部56と、検出した開栓トルクが所定の値になるように、締付トルクを補正するトルク補正演算部57と、を備えているので、キャップCの開栓トルクが所定の範囲を満足するように、容易に締付トルクを調整できる。
また、本実施例のキャップ締付装置は、開栓トルクを検出する際の、キャップCの回転量を制御する回転量制御部55と、キャップCの回転量を検出する回転量検出センサ34と、締付トルク及び開栓トルクを、測定毎に記憶するROM52とを備え、トルク補正演算部57が、測定毎に、記憶された複数の締付トルクと開栓トルクとに基づいて、締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータPnを演算して締付トルクの補正量Vhを算出するので、キャップCの開栓トルクが所定の範囲を満足するように、精度良く補正できる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、種各の態様を取ることができる。
例えば、本実施例において、キャップCの締め付けに対する開栓トルクの測定は、所定の開栓頻度(N)毎に行うものとしたが、パラメータPnの推移を検出し、その変化により開栓頻度(N)を増減するように構成してもよい。また、本実施例のキャップ締付装置1は、パラメータPnに許容範囲を設定し、許容範囲を超えた際には、容器V又はキャップCの品質の異常を検出して表示できるように構成してもよい。さらに、開栓トルクと締付トルクとを関連付けるパラメータを求める際には、最大値の代わりに、夫々の平均値を用いたり、所定の回転量毎に測定した複数の開栓トルクを用いたりしてもよい。
本発明の一実施例のキャップ締付装置の外観図である。 同実施例のキャップ締付装置を、図1中の矢印A方向から表した外観図である。 同実施例のキャップ締付装置におけるトルク検出部の構成を表す部分断面図である。 同実施例のキャップ締付装置の制御系を表すブロック図である。 同実施例のキャップ締付装置の、キャップの締め付け及び開栓を制御する手順を表すフローチャートである。
符号の説明
1…キャップ締付装置、2…ベース部材、3…支柱、4…筐体、5…計装ボックス、6…モータ、7…回転軸、8…制御装置、8a…操作部、8b…液晶ディスプレイ、8c…締付/開栓選択キー、8d…開栓回転量設定キー、9…固定レバー、10…チャック、11…昇降シリンダ、12,13…クランプ、14…クランプシリンダ、17…案内部材、18…送出シリンダ、19,20…エリアセンサ、15…ネジ付シャフト、16…ハンドル、16a…軸、22…スイッチ群、22…固定レバー、23…エアーレギュレータ、25…連結シャフト、26…駆動軸、27…太陽歯車、28…内歯車、29…遊星歯車、30…回動体、31…ピン、32…トルク検出センサ、33…回転板、33a…凹凸、34…回転量検出センサ、51…CPU、52…ROM、53…RAM、54…モータ制御部、55…回転量制御部、56…トルク検出部、57…トルク補正演算部、58…チャック昇降制御部、59…容器搬送制御部、60…時間カウンター、61…プリンタ、100…制御系。

Claims (3)

  1. キャップにチャックを係合させ、該チャックを回転させて該キャップを容器の口部に締め付けるキャップ締付装置であって、
    前記キャップを締め付ける際の締付トルクを検出する締付トルク検出手段と、
    締め付けられた前記キャップを緩める開栓手段と、
    前記キャップを緩める際の開栓トルクを検出する開栓トルク検出手段と、
    検出した前記開栓トルク及び締付トルクを表示するトルク表示手段と、
    検出した前記開栓トルクが所定の値になるように、前記締付トルクを補正する補正手段と、
    を備えていることを特徴とするキャップ締付装置。
  2. 前記開栓トルクを検出する際の、前記キャップの回転量を設定する開栓回転量設定手段と、
    前記キャップの回転量を検出する回転量検出手段と、
    前記締付トルク及び開栓トルクを、測定毎に記憶する記憶手段
    とを備え、
    前記補正手段は、測定毎に、記憶された複数の前記締付トルクと開栓トルクとに基づいて、該締付トルクと開栓トルクとを関連付けるパラメータを演算して前記締付トルクの補正量を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャップ締付装置。
  3. 前記回転量検出手段は、
    前記チャックの回転軸に係合してチャックと一体に回転し、外周に沿って複数の凹凸を備えた回転板と、
    前記凹凸に対向して配設され、該凹凸の変化を検出するセンサと、
    によって構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャップ締付装置。

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