JP2007015177A - インクジェットヘッド、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェットヘッド、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 余分な回路を設けることなく、十分な熱量でインクを加熱することが可能な、小型で信頼性の高いインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 インクジェットヘッドチップのインクを吐出しないアクチュエータと、インクジェットヘッドチップ20に駆動信号を送る駆動手段42と、をつなぐ駆動線43から給電されるインク加熱用の抵抗素子45を設け、印刷待機時にこの抵抗素子45を発熱させることにより、インクを加熱する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、インクカートリッジ等のインク貯留部に貯留されたインクを吐出させるインクジェットヘッド、インクジェット記録装置、およびインクジェット記録方法に関する。
従来より、複数のノズルからインクを吐出させるインクジェットヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。かかるインクジェット記録装置は、インクジェットヘッドが搭載されたキャリッジを被記録媒体に対して主走査方向に移動させながらインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出して所定領域にドットのパターンを印刷し、一回の主走査が終わると被記録媒体を副走査方向に所定量移動させ、これらの動作を繰り返すことによって所望の全ての領域の印刷を行うものである。
このようなインクジェット記録装置は家庭・オフィス向けに低価格・高画質のカラープリンタが製品化されており、その生産台数は年々増加している。
また近年では、産業用途に限って言えば大量で安価なカラー印刷出力が必要な場合、揮発性の高い溶剤を用いたインクで紙・フィルム基材に直接カラーインクを吐出させ、フィルム界面やインク受像層を溶解・浸透させ、染料あるいは顔料色素を定着させる方法のインクジェット記録装置が製品化されてきている。これは、屋外に掲示される広告ポスター・看板等に用いる場合には耐候堅牢性や耐摩擦性等が屋内用よりも必要とされるためである。ただし、これらの有機溶剤を含んだインクは揮発性が高いため、人体や環境に悪影響を及ぼす恐れがある。
このような問題から、最近ではインクジェット方式でインクを吐出した後に紫外線や電子線を被記録媒体に照射してインクを硬化させる、紫外線硬化型インクあるいは電子線硬化型インクを用いたインクジェット記録装置が提案されてきている。これらのインクは、タイルなど従来のインクでは印刷できなかった被記録媒体に印刷することができ、被記録媒体を選ばない。また、有機溶剤を用いないために人体や環境に悪影響を与えることがないという利点もあるため、その需要が広がっている。
ところで、インクジェット記録装置によって吐出されるインクの温度が変化すると、インクの粘度が変化し、インク滴の吐出量が変動してしまう。例えば、吐出されるインクの温度が設計上の基準温度よりも高いときには、インク粘度が通常よりも低くなるため標準の駆動電圧でインク滴を吐出させるとインク滴の量が設計値よりも多くなってしまうか、インク滴の飛び散り現象が発生してしまう。反対に、吐出されるインクの温度が基準温度よりも低いときには、インク粘度が通常よりも高くなるため標準の駆動電圧でインク滴を吐出させるとインク滴の量が設計値よりも少なくなってしまうか、インク滴が吐出しなくなってしまう。特に、紫外線硬化型インクあるいは電子線硬化型インクは高粘度のために温度の変化によりその粘度が大きく変化し、それがインクの吐出量に著しく影響し、印刷品質の低下の原因となっている。そのため一般には、インクの吐出時のインク温度を35度から50度に保つことが必要である。
そこで、従来ではインクジェットヘッドを加熱して印字品質を安定させるため、ペルチェ素子からなる温度制御部材を設けたインクジェットヘッドが提案されている。(特許文献1)
また、インク吐出に用いる駆動回路の駆動時の余熱を利用してインクを加熱するインクジェットヘッドユニットも提案されている。(特許文献2)
特開2001−334645号公報 特開2003−320678号公報
しかしながら、特許文献1のようにインクを加熱するためのペルチェ素子をインクジェットヘッドに特別に設けることは、ペルチェ素子専用の回路が必要となり、コスト高になるという問題がある。
一方、特許文献2のようにインク吐出用の駆動回路部の余熱を利用してインクを加熱する場合、専用の回路を設ける必要がないため、配線・回路の簡素化が図られる。しかし、インク吐出用の駆動回路に十分な発熱がある場合には良いが、低消費電力化された場合にはインクを所定温度にするのに時間がかかってしまい、迅速な印刷制御に支障をきたしてしまう。また、特許文献2の方法では、インク吐出用のアクチュエータを必要以上に駆動させる必要があり、ヘッドの信頼性に悪影響を及ぼす恐れがある。
そこで、本発明はこのような事情に鑑み、余分な回路を設けることなく、十分な熱量でインクを加熱することが可能な、小型で信頼性の高いインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第一の態様は、インクを吐出する複数のアクチュエータを有するインクジェットヘッドチップと、前記インクジェットヘッドチップにアクチュエータ駆動用の駆動信号を送る駆動手段と、前記インクジェットヘッドチップのインクを吐出しないアクチュエータと前記駆動手段とをつなぐ駆動線から給電されるインク加熱用の発熱部材と、からなるインクジェットヘッドにある。このため、発熱部材を駆動させるための特別な専用回路を設ける必要がなく、インクジェットヘッドの小型化や低コスト化を図ることができる。
また本発明の第二の態様は、両側にそれぞれ電極が設けられた側壁によって分離されるインク吐出用のアクチュエータを複数並列的に有するインクジェットヘッドチップと、インクジェットヘッドチップにアクチュエータ駆動用の駆動信号を送る駆動手段と、インクジェットヘッドチップのインクを吐出しないアクチュエータと前記駆動手段とをつなぐ駆動線から給電されるインク加熱用の発熱部材と、からなるインクジェットヘッドにある。本発明をシェアドウォール型のインクジェットヘッドに用いることにより、効率的にインクを加熱することができる。
また本発明の第三の態様は、発熱部材がインクジェットヘッドチップの両端に配置されるインクを吐出しないアクチュエータと駆動手段とをつなぐ駆動線から給電されるインクジェットヘッドにある。このため、通常インクの吐出のために駆動させるアクチュエータに、発熱のための余計な駆動信号を与えて歪みを加えることがないため、インクジェットヘッドの信頼性の向上を図ることができる。
また本発明の第四の態様は、発熱部材がインクジェットヘッドチップのすくなくとも
一部を密接状態で支持するヘッド支持部材が設けられていることにある。このため、発熱部材からの熱を、インクジェットヘッドチップ全体に伝え、インクを均等に温めることが出来る。
また、本発明の第五の態様は、インクジェットヘッド内のインクの温度を検出する温度
検出手段を有し、この温度検出手段の検出結果に基づいて発熱部材への給電量を制御するインクジェットヘッドにある。これにより、インクジェットヘッド内のインクの温度を適正に保つことが出来る。
また、本発明の第六の態様は、発熱部材が抵抗素子であることを特徴とするインクジェットヘッドにある。これにより、汎用的で安価な部品を使用して、容易にインクジェットヘッド内のインクを温めることが出来る。
また、本発明の第七の態様は、第一から第六のいずれかの態様のインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドからインクが吐出される被記録媒体を搬送する搬送手段と、からなるインクジェット記録装置にある。これにより、紫外線硬化型インク等粘度の高いインクを用いても、良好な印刷品質の被記録媒体を提供することが出来る。
また、本発明の第八の態様は、第七の態様のインクジェット記録装置のインクジェット記
録方法であって、インクジェットヘッドチップからインクを吐出していない間に、発熱部
材に給電しインクを加熱するインクジェット記録方法にある。これにより、紫外線硬化型
インク等粘度の高いインクに対しても、良好な印字品質で印刷を行うことが出来る。
上述したように本発明のインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置は、余分な回路を設けることなく、十分な熱量でインクを安定的に加熱することが可能である。
また、大きな部品を追加することなく、汎用的で安価な部品を使用して、容易にインクを加熱することができる。
以下、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施形態1に係るインクジェットヘッドの斜視図であり、図2はインクジェットヘッドチップの分解斜視図である。また、図3は、本発明の実施形態に係る駆動回路とインクジェットヘッドチップとの配線の接続を示す概略図である
図示するように、本実施形態のインクジェットヘッド10は、インクジェットヘッドチップ20と、この一方面側に設けられる流路基板30と、インクジェットヘッドチップ20を駆動するための駆動手段である駆動回路42等が搭載された配線基板40とを有す。これらの各部材は、それぞれアルミニウム等で出来たヘッド支持部材であるベースプレート50に固定されている。また、これらの部材同士は、熱伝導性の良い接着剤や両面テープ等で結合され、熱の伝導が良くなるように作られている。
配線基板40の表面には、駆動回路42やその他の制御回路等が配設されており、ICチップである駆動回路42の各端子とインクジェットヘッドチップ20の各電極24に接続する駆動線43とが電気的に導通するように、例えばワイヤボンディング又はワイヤレスボンディング等を介して接続されている。
このような配線基板40上に設けられた駆動回路42は、駆動手段として外部からの入力信号に基づいて、電極24に駆動電圧を印加するように動作する。また、本発明では後述するように、抵抗素子45の制御も行っている。
インクジェットヘッドチップ20を構成する圧電セラミックプレート21は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などで出来ており、ノズル開口28に連通する複数の溝22が並設され、各溝22は、側壁23で隔離されている。各溝22の長手方向の一端部は圧電セラミックプレート21の一端部まで延設されており、他端部は、他端面まで延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各溝22の幅方向両側の側壁23には、溝22の開口側に長手方向に亘って駆動電界印加用の電極24が形成されている。
圧電セラミックプレート21に形成される各溝22は、例えば円盤状のダイスカッターにより形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッターの形状により形成されている。また、各溝22内に形成される電極24は、例えば公知の斜め方向からの蒸着により形成される。このように、本発明のインクジェットヘッドチップ20は、PZTで出来た側壁23とその間の溝22から成りインクを吐出する、複数のアクチュエータが側壁23を共有しながら多数並んでいる(シェアドウォール)構造となっている。
また、圧電セラミックプレート21の溝22の開口側には、インク室プレート25が接合されている。インク室プレート25には、貫通して形成された共通インク室26が並設された溝22全体に亘って設けられている。
また、圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体の一端部は、ノズルプレート27が接合されており、ノズルプレート27の各溝22に対向する位置にはノズル開口28が形成されている。このノズルプレート27は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いてノズル開口28を形成したものである。また、ノズルプレート27の被記録媒体に対向する面には、インクの付着等を防止するための撥水性を有する撥水膜が塗布されている。
なお、本実施形態では、圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体の一端面の周囲には、ノズル支持プレート29が配置されている。そしてインクジェットヘッドチップ20は、ノズルプレート27の外側面および圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体にノズル支持プレート29を嵌合接着することにより形成されている。
また、インク室プレート25の一方面(図2における上面)には、流路基板30が接合され、共通インク室26の一方面は、この流路基板30によって封止されている。具体的には、この流路基板30はインク室プレート25の一方面に接着され、図示しないねじ部材等によってベースプレート50に固定されている。
また、流路基板30の上面には連結部31が設けられ、圧力調整部60に設けられたインク連通管100とOリング等を介して接合されている。この圧力調整部の他端側はインクカートリッジ等のインクタンクにインク供給管101を介して接続されており、所定量のインクを一時的に貯留する役割を果たしている。
そして、配線基板40とベースプレート50の間で、インクジェットヘッドチップ20に近い位置には、発熱部材として抵抗素子45が設けられている。この抵抗素子45の駆動制御については、後に詳細に説明する。
抵抗素子45はシリコンなどの熱導伝性の良い材料によってベースプレート50に結合されており、抵抗素子45からの発熱が効率よくベースプレート50に伝わるように出来ている。また、本実施形態の抵抗素子45は一つであるが、これに限定されるものではなく、インクに与えるべき熱量に応じて複数設けることも可能である。
そして、インクジェットヘッドチップ20の近傍には、サーミスタ等から成る温度センサ48が設けられている。この温度センサ48の取り付け位置は、インクジェットヘッドチップ20から吐出間近なインクの温度を検出できれば、外部やインク供給路内部などその位置は特に限定されない。
このような抵抗素子45が設けられたインクジェットヘッド10は、例えばインクジェット記録装置のキャリッジ110に搭載して使用される。
ここで、インクジェット記録装置について説明する。なお、図4はインクジェット記録装置の概略斜視図である。
図示するように、色毎に設けられた複数のインクジェットヘッド10と、このインクジェットヘッド10が主走査方向に複数並設されて搭載されたキャリッジ110と、フレキシブルチューブからなるインク供給管101を介してインクを供給するインクカートリッジ111とを具備し、キャリッジ110は、一対のガイドレール112a、112bの長軸方向に移動自在に搭載されている。また、ガイドレール112a、112bの一端側には駆動モータ113が設けられており、この駆動モータ113による駆動力が、当該駆動モータ113に連結されたプーリ114aと、ガイドレール112a、112bの他端側に設けられたプーリ114bとの間に掛け渡されたタイミングベルト115に伝わり、これによりタイミングベルト115の所定の位置に固定されたキャリッジ110が搬送されるようになっている。
また、キャリッジ110の搬送方向と直交する方向で、破線で示すケースの両端側には、ガイドレール112a、112bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ116、117が設けられている。これらの搬送ローラ116、117は、キャリッジ110の下方に当該キャリッジ110の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを搬送するものである。
そして、これらの搬送ローラ116、117によって被記録媒体Sを送りつつキャリッジ110をその方向とは直交する方向に走査することにより、インクジェットヘッド10によって被記録媒体S上に文字および画像等が記録される。
次に、インクジェットヘッド10におけるインクの加熱について以下に述べる。
まず、インクカートリッジ111からインク供給管101に供給されたインクは、インクジェットヘッド10に設けられた流路基板30などを通過して、インクジェットヘッドチップ20に充填される。このインクジェットヘッドチップ20に流入したインクは、駆動回路42から電力の供給を受けて発熱した抵抗素子45の熱がベースプレート50に伝わり、そこからインクジェットヘッドチップ20に伝わった熱によって加熱される。加熱されて所定温度になったインクは、後述する制御部の駆動信号により変形された溝22に該当するノズル開口28からインク滴として吐出される構成になっている。
図3に示したように、本実施形態の駆動回路42には、外部からの電源と、印刷信号等の外部信号とが図示しない外部配線を介して入力されている。そして、駆動回路42とインクジェットヘッドチップの各溝22に設けられた電極24とは、フレキシブルケーブル等からなる駆動線43によって接続され、駆動回路42からの駆動信号を伝えている。また、インクジェットヘッドチップ20の左右両端の溝に設けられた電極24aと24xに駆動信号を送る駆動線43には、抵抗素子45が接続されている。
ここで、インクを加熱制御するインクジェット記録装置の制御系について説明する。
図5は、インクジェット記録装置の制御のブロック図である。
本実施形態の制御部80は、インクジェットヘッド10に駆動信号を送る駆動制御部81と、インクの温度を検出する温度検出処理手段84と、温度検出処理手段84が検出した上記温度の情報に基づいてインクジェットヘッドチップ20内のインクの温度を制御する温度制御手段85とを有する。
温度検出処理手段84は、インクジェットヘッドチップ20に接触して設けられている温度センサ48からの信号によりインクの温度を検出する。
温度制御手段85は、温度検出処理手段84が検出したインクジェットヘッドチップ20内のインクの温度に基づいて駆動制御部81を制御することにより、駆動回路42の両端の駆動線43から抵抗素子45に発熱信号を送出する。この発熱信号により抵抗素子45を発熱させ、その発生した熱でインクジェットヘッドチップ20内のインクが加熱されて、インクの温度は所定温度に制御される。
この温度制御手段85によって制御される駆動制御部81は、駆動手段として動作する駆動回路42の発生する駆動信号の電圧を制御する電圧制御手段82と、駆動回路42の発生する駆動振動のパルス幅を制御する波形制御手段83とを有する。
電圧制御手段82は、温度検出処理手段84が検出したインクの温度に応じて駆動回路42の抵抗素子45への発熱信号の印加電圧を制御して、インクジェットヘッドチップ20に適正なインクの吐出を行わせる。
一方、波形制御手段83は、駆動回路42が発生する駆動信号のパルス幅を変更する制御を行い、後述するように駆動回路42に適正な発熱信号を発生させるようにパルス幅を制御する。このように制御された発熱信号によって、抵抗素子45を発熱させ、この発生する熱でインクジェットヘッドチップ20内のインクが加熱されて、インクの温度が制御されることによりインクの粘度が調整される。
このような制御部80は、一般的にインクジェットヘッド10を搭載したインクジェット記録装置に設けられて、各色毎に設けられた複数のインクジェットヘッド10を同時に又は独立して制御することができるが、制御部80を駆動回路42と共にインクジェットヘッド10に搭載するようにしてもよい。
ここで、通常の印刷動作について説明する。印刷動作中には、選択的にインク滴を吐出させるノズル開口28と吐出させないノズル開口28とがある。
吐出時とは、印刷動作中に選択的にインク滴を吐出させるノズル開口28に対して、対応する溝22の側壁23に設けられている電極24に駆動電圧を印加して、側壁23を変形させ、対応するノズル開口28からインク滴が吐出する状態のときを言う。
これに対して非吐出時とは、印刷動作中に選択的にインク滴を吐出させないノズル開口28に対応する溝22の側壁23の両側に設けられている電極24に、駆動電圧が側壁の両側で同電位となるような駆動電圧を印加して、対応するノズル開口28からインク滴が吐出しない状態のときを言う。
以下に、本構成のインクジェットヘッドの作用について説明する。
まず、インクの吐出および抵抗素子の発熱の際のアクチュエータの様子および印加パルスとの関係について、図6および図7を用いて説明する。図6は駆動信号および発熱信号印加時の圧電セラミックプレート側壁の断面図であり、図7は駆動信号および発熱信号の波形図である。図6において、溝22aはインクジェットヘッドチップ20の最左端に位置する溝であり、溝22dの右隣にも同様の溝が続くが、ここでは省略する。また、溝22aに設けた電極24aにつながった駆動線43が、インクジェットヘッド20の最左端の駆動線43となる。同様に、インクジェットヘッドチップ20の最右端には図示しない溝22xとその側壁23に設けた電極24xがあり、そこにつながった駆動線43が最も右端の駆動線43となる。
まずインク吐出の前は、図7(i)で示すように駆動電圧を電極24a〜24dに印加
していないので、側壁23a〜23dの変形はない。従ってインクは吐出されない。次に、図7(ii)で示すように、溝22bの電極24bに正の駆動電圧を印加し、その他の電極には駆動電圧を印加しない。すると、図6(ii)で示すように側壁23aは溝22a側に、側壁23bは溝22c側に突出するように変形して溝22bの容積を増加させ、インクの吐出準備を行う。これは、PZTから成る側壁23が上下方向に分極されており、電圧を印加すると歪むためである。
次に、図7(iii)において電極24a、24c、24dに正の駆動電圧を印加し、電極24bには駆動電圧を印加しない。すると図6(iii)に示すように、側壁23aと23cが溝22b側に突出するように変形して溝22bの容積を減少させ、溝内の圧力を増加させることにより、ノズル開口28からインクが吐出される。
そして、インクが吐出された後は、図7(iv)に示すように電極24a〜24dに駆動
電圧を印加しないので、側壁23a〜23dは基の形に戻る。
次に、図6(iv)〜図6(vi)に示すように溝22cの容積を変えるような駆動電圧の
印加を行い、対応するノズル開口28からインクを吐出させる。その後、図6(vii)〜図6(ix)に示すように溝22dの容積を変えるような駆動電圧の印加を行い、インクを吐出させる。印刷を続ける場合には、再び図6(i)〜図6(ix)の駆動を連続させることにより、インクの吐出を続けることができる。これらの、駆動電圧の印加時間は、インクジェットヘッドのアクチュエータ各部の寸法やインクの特性で決まるが、一般的なパルス幅は数μsから数十μsである。
また、図6に示す一連の駆動からもわかるように、最左端に位置する溝22aは左端の側壁23が変形しないため、インクの吐出を行うことができない。同様に、図示しない最右端に位置する溝22xもインクの吐出を行うことができない。従って図7の電極24a、24xのパルス波形A〜Cにも示すとおり、本実施形態のインクジェットヘッド10の両端の電極24aおよび24xはインクの吐出を行わない波形が常に印加されている。そこで、本発明のインクジェットヘッド10は、このインクの吐出には使わない最端のアクチュエータに設けられた電極24に発熱信号を与えることでインクを温めることに特徴がある。
本実施形態のインクジェットヘッド10では、被記録媒体搬送時などの印刷待機時(インク吐出の合間)に、図7のD,Eで示すような発熱信号を、最端の電極24aに入力する。このとき、図6(x)で示すように、側壁23aのみ変形しその他の側壁23の変形
はない。
最端の電極24に駆動回路42からの駆動信号を送る駆動線43には、図3に示したように抵抗素子45が接続されている。そのためこの発熱信号により、抵抗素子45から発熱が生じる。この抵抗素子45からの発熱が、ベースプレート50に伝わり、ベースプレート50からインクジェットヘッドチップ20に熱が伝わることにより、インクジェットヘッドチップ20内のインクが所定温度に温められる。なお、通常のインク吐出駆動中は電極24aと24xには同一の波形が印加されるため、抵抗素子45には電流が流れず発熱は生じない。
また、本実施形態では最左端の電極24aに発熱信号を入力したが、逆に最右端の電極24xに発熱信号を入力し、電極24aには信号を入力しないような駆動にすることも可能である。
なお、本実施形態では、抵抗素子45からの熱を、ベースプレート50を介してインクジェットヘッドチップ20に伝えるため、インクジェットヘッドチップ20全体を均等に加熱することが出来る。また、駆動回路によるオン・オフの電気制御が直接にはインクジェットヘッドチップ20に伝わらず、ベースプレート50が中間で保温の役割を果たすため、インクジェットヘッドチップ20内のインク温度を一定に保つことを容易に行うことが出来る。
このように、本実施形態のインクジェットヘッド10では、発熱信号入力時に歪むのは最端の側壁23のみであり、しかも比較的長いパルス長の発熱信号を与えられる。この結果、特許文献2のように、インク吐出用に駆動する側壁23に細かい発熱信号を頻繁に入力することがないため、インクジェットヘッド10の信頼性の向上を図ることができる。
駆動回路42から抵抗素子45に入力する発熱信号の電圧やパルス幅は、温度センサ48で検出するインクジェットヘッドチップ20の温度により、温度制御手段85によって変えることが出来る。また、発熱信号を入力する時期についても、同様に温度制御手段85によって、インクジェットヘッドチップ20内のインクの温度が所定の温度範囲になるように制御される。つまり、温度センサ48で検知した現在のインクの温度と、印字に最適なインクの所定温度とに大きな差がある場合(例えば、インクジェット記録装置の動作開始直後)には、高電圧や長パルスが与えられる。これに対して、印字途中でインク温度がある程度高い場合には、印刷待機時には常に発熱信号が入力されるわけではなく、インクジェットヘッドチップ20内のインク温度に応じて、小さな発熱信号が入力されたり、発熱信号の入力自体が行われなかったりする。
このように、本発明のインクジェットヘッド10では、通常インクの吐出のために変形する側壁23に、発熱のための余計な駆動信号を与えて歪みを加えることがないため、インクジェットヘッド10の信頼性の向上を図ることができる。また、発熱手段のための特別な専用回路を設ける必要がないため、インクジェットヘッド10の小型化や低コスト化を図ることができる。
本実施形態の抵抗素子45は、ベースプレート50上でインクジェットヘッドチップ20の近傍に設けられたが、これに限定されるものではなく、圧力調整部60の近傍などインク流路周辺に設け、インクがインクジェットヘッドチップ20に流入する前に温めることも可能である。このようにインク流路内でインクを温めることにより、インクジェットヘッドチップ20への安定したインクの供給が可能となる。
また、本実施形態では抵抗素子45に発熱信号を入力することで発熱を生じさせたが、インクを温めるための発熱部材はこれに限定されるものではなく、熱電素子などを用いることも可能である。発熱部材として熱電素子を用いた場合には、インクの加熱のみならず、インク温度が上がりすぎた場合には適宜冷却を行うことも可能である。
また、本実施形態では、両端の電極24a、24xと駆動回路42とをつなぐ駆動線43に抵抗素子45を接続したが、本発明はこれに限定されるものではなく、インクジェットヘッド両端でなくとも、インクの吐出を行わないアクチュエータがある場合には、その電極と駆動回路42とをつなぐ駆動線43に抵抗素子45を接続することも可能である。
また、抵抗素子45の数は一つに限定されるものではなく、複数の抵抗素子45を設け、効果的にインクを温めることもできる。
また図8に示すように、抵抗素子45の発熱信号は駆動回路42から入力され、抵抗素子45への電力は外部電源49から給電されるように、抵抗素子45がパワートランジスタ86で駆動される構成としてもよい。このようにパワートランジスタ86を用いて抵抗素子45を駆動することにより、通常数十mAしか流せない電流を増幅させることが出来る。
インクジェットヘッドの斜視図 インクジェットヘッドチップの分解斜視図 本発明の実施形態の駆動回路とインクジェットヘッドチップとの配線の接続を 示す概略図 インクジェット記録装置の概略斜視図 インクジェット記録装置の制御のブロック図 駆動信号および発熱信号印加時の圧電セラミックプレート側壁の断面図 駆動信号および発熱信号の波形図 駆動回路とインクジェットヘッドチップとの配線の接続を示す概略図
符号の説明
10 インクジェットヘッド
20 インクジェットヘッドチップ
21 圧電セラミックプレート
22 溝(アクチュエータ)
23 側壁
24 電極
28 ノズル開口
30 流路基板
40 配線基板
42 駆動回路(駆動手段)
43 駆動線
45 抵抗素子(発熱部材)
48 温度センサ
49 外部電源
50 ベースプレート(ヘッド支持部材)
60 圧力調整部
80 制御部
81 駆動制御部
84 温度検出処理手段
85 温度制御部
101 インク供給管
110 キャリッジ
111 インクカートリッジ
116 搬送ローラ
117 搬送ローラ
S 被記録媒体

Claims (8)

  1. インクを吐出する複数のアクチュエータを有するインクジェットヘッドチップと、
    前記インクジェットヘッドチップにアクチュエータ駆動用の駆動信号を送る駆動手段 と、
    前記インクジェットヘッドチップのインクを吐出しないアクチュエータと前記駆動手 段とをつなぐ駆動線から給電されるインク加熱用の発熱部材と、からなるインクジェ ットヘッド。
  2. 両側にそれぞれ電極が設けられた側壁によって分離されるインク吐出用のアクチュエ ータを複数並列的に有するインクジェットヘッドチップと、
    前記インクジェットヘッドチップにアクチュエータ駆動用の駆動信号を送る駆動手段 と、
    前記インクジェットヘッドチップのインクを吐出しないアクチュエータと前記駆動手 段とをつなぐ駆動線から給電されるインク加熱用の発熱部材と、からなるインクジェ ットヘッド。
  3. 前記発熱部材が、前記インクジェットヘッドチップの両端に配置される前記インクを 吐出しないアクチュエータと前記駆動手段とをつなぐ前記駆動線から給電される請求 項2記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記発熱部材が、前記インクジェットヘッドチップのすくなくとも一部を密接状態で 支持するヘッド支持部材に設けられている請求項1から3のいずれか1項記載のイン クジェットヘッド。
  5. インクジェットヘッド内のインクの温度を検出する温度検出手段を有し、前記温度検 出手段の検出結果に基づいて前記発熱部材への給電量を制御する請求項1から4のい ずれか1項記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記発熱部材が抵抗素子である請求項1から5のいずれか1項記載のインクジェット ヘッド。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載のインクジェットヘッドと、前記インクジェット ヘッドからインクが吐出される被記録媒体を搬送する搬送手段と、からなるインクジ ェット記録装置。
  8. 請求項7記載のインクジェット記録装置のインクジェット記録方法であって、前記イ ンクジェットヘッドチップからインクを吐出していない間に、前記発熱部材に給電し インクを加熱するインクジェット記録方法。
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