JP2007014412A - 内視鏡光源装置 - Google Patents

内視鏡光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007014412A
JP2007014412A JP2005196524A JP2005196524A JP2007014412A JP 2007014412 A JP2007014412 A JP 2007014412A JP 2005196524 A JP2005196524 A JP 2005196524A JP 2005196524 A JP2005196524 A JP 2005196524A JP 2007014412 A JP2007014412 A JP 2007014412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
aperture
diaphragm
source device
endoscope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005196524A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Negishi
清 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Pentax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentax Corp filed Critical Pentax Corp
Priority to JP2005196524A priority Critical patent/JP2007014412A/ja
Priority to CN2006101002457A priority patent/CN1895158B/zh
Priority to US11/428,596 priority patent/US7798959B2/en
Publication of JP2007014412A publication Critical patent/JP2007014412A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

【課題】接続されたスコープで許容される照明光量に応じて最大照明光量を規制できる内視鏡光源装置を提供する。
【解決手段】接続されたライトガイドの入射端面に光源からの照明光を入射させる内視鏡光源装置であって、異なる開口率または透過率の絞り開口を複数備え、前記入射端面と光源との間に、いずれか一つの絞り開口を択一的に設定する絞り手段と、接続されたスコープのメモリから照明光量制限に関する情報を読み込む読み込み手段と、この読み込み手段によって読み込んだ情報に応じて前記絞り手段の開口率または透過率を選択し、該選択した開口率または透過率を超えた開口率または透過率の絞り開口が設定されないように制御する制御手段を備えた。
【選択図】 図7

Description

本発明は、内視鏡、電子内視鏡等に適した内視鏡光源装置に関する。
近年の電子内視鏡装置は、光源装置を内蔵したプロセッサに、先端部に電子カメラが搭載された電子スコープ、光学部材によってのみ観察するファイバースコープを接続して使用される。特に電子スコープは、観察する種々の部位に適した細さ、機能を備えるように種々形成され、使用されている。このような種々の電子スコープおよびファイバースコープの接続を可能にしたプロセッサでは、光源装置も種々の電子スコープおよびファイバースコープとの互換性を保つ必要がある。そのため従来の光源装置は、必要な光量が最も多い電子スコープに必要な光量を供給できるように光源装置が形成されている。
光源装置は、高輝度ランプで発光された照明光を、集光レンズによって、スコープのライトガイド、通常はオプティカルファイバーバンドルの入射端面に入射させる構成である。照明光量は電子スコープの種類によって異なり、観察部位によっても変わるので、光源装置には光量を機械的に調整する絞り装置が搭載されている。絞り装置として、光源ランプからの光を全て遮断できる大きさを有し、一部切欠き部が形成された先端部とアーム部とが一体となった絞りと、アーム部の先端に機械的に接続されたモータとで構成された装置が知られており、モータが回転することにより、絞りがアーム部の先端を軸として軸回転し、照明光量の調整が行われる(特許文献1)。また、他方、遮光板に異なる開口率または透過率の絞り開口を複数設け、その絞り開口を択一的に光源装置とライトガイドの入射端面との間(照明光路内)に位置させて入射端面に入射する光量を規制するものも考えられる。
特開2003‐305008号公報
光源装置には、メタルハロイドランプ、キセノンランプなどの高輝度ランプが使用されているが、ランプの輝度が高くなるに従って照明光に含まれる熱成分も多くなる。そのため、スコープの種類によっては、光源装置の光量を絞らなければ光量過多になるだけでなく、照明光の熱成分によってスコープの先端部の温度が上昇してしまうおそれがある。特に、映像の明るさを絞り装置は作動させずに電子シャッタ速度により調整するものでは、電子シャッタ速度を高速にして適切な明るさの映像を得ているが、照明光の光量が多すぎるためライトガイドの先端部、つまりスコープの先端部の温度が上昇してしまうおそれがあった。手動で明るさを調整する場合も同様のおそれがあった。
本発明は、かかる従来技術に鑑みてなされ、接続されたスコープで許容される照明光量に応じて最大照明光量を規制できる内視鏡光源装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成する本発明は、接続されたライトガイドの入射端面に光源からの照明光を入射させる内視鏡光源装置であって、異なる開口率または透過率の絞り開口を複数備え、前記入射端面と光源との間に、いずれか一つの絞り開口を択一的に設定する絞り手段と、接続されたスコープの記憶手段から照明光量制限に関する情報を読み込む読み込み手段と、この読み込み手段によって読み込んだ照明光量制限に関する情報に応じて前記絞り手段の開口率または透過率を選択し、該選択した開口率または透過率を超えた開口率または透過率の絞り開口が設定されないように制御する制御手段を備えたことに特徴を有する。
前記照明光量制限に関する情報として、予め光量的、温度的に測定され、設定された識別情報を使用できる。
好ましい実施形態では、前記絞り手段は、前記開口率または透過率の異なる絞り開口が回動軸心を中心とする円周上に所定間隔で形成された円板と、該円板を回転駆動する駆動手段とを備え、前記制御手段は、絞り開口の一つが前記入射端面と光源との間の照明光路を横断するように前記駆動手段を制御する。
前記各絞り開口の実施形態の一つは、回転円板に所定間隔で形成された複数の小孔からなり、前記開口率または透過率が、小孔の密度を異ならせることによって設定される。
前記絞り開口の他の実施形態は、回転円板に所定間隔で形成された複数の小孔からなり、前記開口率または透過率が、小孔の径を異ならせることによって設定される。
前記絞り開口のさらに他の実施形態は、回転円板に所定間隔で形成された複数の小孔からなり、前記開口率または透過率は、小孔の密度および径を異ならせることによって設定される。
前記小孔は、円形または多角形が好ましい。
このように本発明によれば、接続されたスコープの情報に応じた開口率または透過率の絞り開口を選択し、選択した開口率または絞り開口が設定されないように制御するので、最大光量が多いスコープを接続しても光量過多によってスコープ先端部が過度に温度上昇することがなく、最大光量が少ないスコープを接続した場合でも十分な光量が得られる。
以下、添付図面を参照して発明の実施形態について説明する。図1は、本発明を適用した電源装置の実施形態を内蔵したプロセッサの正面図、図2は図1の切断線III-IIIに沿って切断してプロセッサ内部の主要部品を示す平面図である。
プロセッサ10の正面には、電子スコープのコネクタを差し込むスコープ差し込み口11、差し込まれたコネクタが抜けないようにロックするスコープロックレバー12を備えている。スコープ差し込み口11は、電子スコープのコネクトピン等を接続するためのコネクタであって、このスコープ差し込み口11の下方に、電子スコープ、ファイバースコープのライトガイドコネクタが接続されるライトガイド差し込み口13が設けられている。
更に、プロセッサ10の正面には、スコープ差し込み口11の横位置に、操作パネル14が設けられていて、この操作パネル14にランプスイッチ16や、画質調整スイッチ(画質調整釦)17、調光選択スイッチ(調光選択釦)18、手動調整スイッチ19などの操作スイッチ、およびスコープ情報表示部20が設けられている。さらに操作パネル14の下方位置には、着脱自在なメモリーカードを装着するためのメモリーカードスロット21及びメインスイッチ15が設けられている。
プロセッサ10の内部には、ライトガイド差し込み口13の奥位置に、回転絞り板50が配置されている。この回転絞り板50は、円板の円周方向に複数の異なる開口率の絞り開口が設けられていて、絞り板駆動モータ22によっていずれかの絞り開口が、ライトガイド差し込み口13から差し込まれた、ライトガイド113の入射端面113aと対向するように回転駆動される。回転絞り板50を挟んで入射端面113aとは反対位置に集光レンズLが配置され、さらに集光レンズLの後方にランプ光源23が配置されている。ランプ光源23は高輝度のランプ35を内蔵していて、ランプ35から発せられた照明光は、集光レンズLで集束され、回転絞り板50のいずれかの絞り開口を透過した光束が入射端面113aに入射する。なお、ライトガイド113の入射端面113a近傍部は、金蔵製のライトガイドスリーブ114内に固定されている。
プロセッサ10内部にはさらに、ランプ光源23を点灯させるイグナイタ25を備えたランプ電源24が配置され、プロセッサ10の背面パネルにはランプ電源24を冷却するための冷却ファン26が設けられている。
プロセッサ10内部において、メモリーカードスロット21の近傍にはメモリーカードスロット21に挿入されたメモリーカードと電気的に接続され、メモリーカードの読み書き制御、例えばメモリーカードに書き込まれた情報を読み出し、あるいはプロセッサ10で処理された画像情報等の情報をメモリーカードに書き込む際のインタフェース回路となるカード基板27が設けられている。さらにプロセッサ10内には、このメモリーカード基板27、絞り板駆動モータ22の制御などプロセッサ10全体の動作を制御する制御回路、コネクタがスコープ差し込み口11に差し込まれた電子スコープの記憶手段から記憶情報を読み出し、電子スコープの撮像素子を駆動し、駆動して得た映像信号を処理して、モニタディスプレイ等に表示する画像処理回路等が搭載された制御基板28が搭載されている。制御基板28によって処理された映像信号は、バックパネル基板29に搭載された映像コネクタ(不図示)等から出力され、映像コネクタ等に接続されたモニタディスプレイ(不図示)に所定の映像が映し出される。
図3には、プロセッサ10の回路構成の主要部をブロックで記載した。スコープ差し込み口11内には、スコープインターフェイス31が設けられている。スコープインターフェイス31には、電子スコープに搭載されたメモリに書き込まれた情報を読み込む情報コネクタ、CCD等の撮像素子を駆動するクロックを送信し、撮像素子から出力された映像信号を入力する映像コネクタなど複数のコネクタが設けられている。各コネクタは、制御基板28に設けられた制御回路41の端子等の対応する端子に接続されている。
スコープロックスイッチ32は、スコープロックレバー12がロック状態に回動されたことを検知する検知スイッチである。スコープロックスイッチ32の状態信号は、制御回路41に入力される。
回転絞り板50を回動駆動する絞り板駆動モータ22は、制御回路41によって駆動制御される。そうして回転絞り板50の回転位置が、絞り位置センサ33によって検知され、検知信号が制御回路41に入力される。
ランプ光源23は、制御回路41の制御下でオン/オフするランプ電源24のイグナイタ25によって点灯される。またランプ光源23には、ランプ冷却用のファン23aが備えられていて、このファン23aは、制御回路41によって駆動制御される。ランプ光源23を点灯駆動するイグナイタ25は、AC入力37、通常は商用交流を電源とするランプ電源24によって駆動される。
AC入力37は、制御回路41等の電子回路を駆動する定電圧を出力するシステム電源38にも入力されている。制御回路41は、メインスイッチ15がオンになったときに起動して処理を開始し、ランプスイッチ16がオンになったときに、ランプオン信号をランプ電源24に送信し、イグナイタ25を介してランプ光源23を点灯させる。
制御回路41は、スコープインターフェース31を介して電子スコープのメモリ手段から絞りに関する情報を読み込み、照明光量調整時の回転絞り板50の最高開口率を選択する。この場合のスコープインターフェース31は、読み込み手段として機能する。
さらに制御回路41は、スコープインターフェース31を介して電子スコープの撮像素子を駆動して撮像素子から画像信号を入力する撮像処理を実行する。さらに制御回路41は、所定の画像信号処理を施して、モニタテレビ43に映し出し、あるいはカード基板27を介してメモリーカード42に画像信号を書き込む。なお制御回路41は、メインスイッチ15がオンされて起動すると、撮像処理を開始するが、撮像処理は、通常、制御系とは別個の画像処理回路が実行する。
また、制御回路41にはI/F回路39を介してキーボード等の入力手段が接続されていて、内視鏡検査に必要な個別情報をキーボード等によって入力可能な構成とされる。
図4は図3のプロセッサに接続可能な電子スコープの主要部の概要を示す図である。図4において、この電子スコープ100は、可撓性の挿入部101と操作部102を有し、操作部102から延びたユニバーサルチューブ103の先端にコネクタ104を備えている。可撓性の挿入部101先端部にはCCDセンサ105と照明光用の配光レンズL1が配置されている。CCDセンサ105は、挿入部101内を引き回された映像ライン106を介して、操作部102内に設けられたCCD駆動回路107が接続されている。CCD駆動回路107にはさらに、操作部102、ユニバーサルチューブ103内を引き回された映像ラインが、コネクタ104内に設けられた信号ピンに接続されている。操作部102内には、この電子スコープ100のタイプなどの情報を記憶したEEPROM109が搭載され、EEPROM109の入出力端子に接続された読み書きライン110がコネクタ104内の信号ピンに接続されている。さらに操作部102内には、動画撮影、静止画撮影などの操作をする機能釦111が設けられていて、機能釦111の接点に接続されたスイッチライン112が、コネクタ104内の信号ピンに接続されている。
配光レンズL1の後方には、ライトガイド113の射出端面113bが配置されている。ライトガイド113は、挿入部101、操作部102、ユニバーサルチューブ103を経てコネクタ104に導かれ、さらにコネクタ104内から突出するライトガイドスリーブ114内に挿入固定されている。ライトガイドスリーブ114の開放端面にライトガイド113の入射端面113aが臨んでいる。
この電子スコープ100に搭載されたEPROM109には、少なくともスコープのタイプを識別する情報が書き込まれている。この実施形態では、スコープのタイプとして、最大照明光量、つまりライトガイド113から出射させてもよい最大光量を段階的に複数のグループに分類してある。この実施形態では、大光量順に、タイプA、タイプBおよびタイプCの3グループに設定してある。
図5はプロセッサ10の光源装置付近の様子を説明する図である。図5において、ライトガイド差し込み口13から差し込まれたライトガイドスリーブ114(ライトガイド113)の入射端面113aと、ランプ光源23の前方に配置された集光レンズLとの間に、回転絞り板50が配置されている。入射端面113aは通常、ランプ光源23のランプ35および集光レンズLの光軸Oと直交するように、かつ集光レンズLの焦点Fから遠方にずれた位置に配置される。ランプ35から発せられた略平行な照明光は、集光レンズLによって焦点Fに集束され、回転絞り板50を透過した光束が焦点に集束され、その後拡散して入射端面113aに入射する。入射端面113aから入射した照明光束は、ライトガイド113内を導かれ、体内挿入部101先端部に配置されたライトガイド113の射出端面113b(図4)から射出し、配光レンズL1(図4)を透過して拡散し、被写体を照明する。
図6は同光源装置の絞りの実施形態である回転絞り板の正面図である。図6において、回転絞り板50は、アルミ製の円板50aからなり、円板50aの中心が回転中心50bとなり、絞り板駆動モータ22の回転軸に固定されている。さらに円板50aには、回転中心50bを中心とした円周上に所定間隔(中心角30度間隔)で12個の開口、この実施形態では第1絞り開口51a乃至第11絞り開口51kおよび補助灯開口53が形成されている。第1絞り開口51aは開口率70パーセントであり、第1絞り開口51aから右回りに、開口率が段階的に小さく設定されている。第2絞り開口51b乃至第11絞り開口51kの開口率はそれぞれ、50パーセント、35パーセント、25パーセント、18パーセント、13パーセント、9パーセント、7パーセント、5パーセント、3.5パーセント、2パーセントである。ただし、補助灯開口53は開口率100パーセントである。
ここで、電子スコープ100におけるタイプAは最高開口率75パーセントの絞り開口51a、タイプBは最高開口率50パーセントの絞り開口51b、タイプCは最高開口率35パーセントの絞り開口51cをセットした光量に相当する。
この実施形態において、第1絞り開口51a乃至第11絞り開口51kは、開口領域に所定間隔で形成された多数の小孔52を有し、照明光がこれらの小孔52を透過し、また小孔52を規制する円板50aの表面で遮光されるように形成されている。
開口率を異ならせる構成は、実施例の一つではこの小孔52の密度(間隔)を異ならせており、他の実施例では密度(間隔)は一定で直径を異ならせており、さらに他の実施例では密度(間隔)および直径の両方を異ならせている。小孔の形状は任意であり、各絞り開口に異なる形状の小孔を混在形成してもよく、異なる形状の小孔の絞り開口を形成してもよい。また小孔の形状を円形とすれば形成および径を異ならせて形成することが容易であるが、多角形、その他の形状でもよい。多角形にすれば、円形よりも開口率を高くすることが容易である。
この回転絞り板50は、絞り板駆動モータ22によって段階的に駆動される。絞り板駆動モータ22はステッピングモータが好ましく、この実施形態ではステップ角0.75度のステッピングモータを使用してある。つまり絞り板駆動モータ22が40ステップ分回転すると、回転絞り板50が30度、絞り開口1個分回転する。
回転絞り板50には、初期回転位置を検出するための絞り位置穴54が開けられていて、この回転絞り板50が初期回転位置にあるときにこの絞り位置穴54を検知するように絞り位置センサ33(図5)が設けられている。絞り位置センサ33は、例えばフォトカプラであって、回転絞り板50が初期位置で停止しているときに絞り位置穴54がフォトカプラの光路を開放し、それ以外では円板50aがフォトカプラの光路を遮断するように構成されている。なお、この実施形態における初期位置は、第3絞り開口51cが照明光路中に位置する状態である。
さらにこのプロセッサ10には、ランプ光源23のランプ35が寿命等の何らかの理由で消えたときに動作する補助照明44(図5)が設けられている。ランプ35が消灯したことを制御回路41が検知すると、補助照明駆動機構45(図5)を作動させて補助照明44を照明光路内に進出させて点灯させる。その際制御回路41は、回転絞り板50を補助灯開口53が照明光路内に進出するように回転させる。
次に、この電子内視鏡装置の動作について、図7および図8に示したフローチャートを参照して説明する。この処理は、制御回路41の動作であって、制御回路41は、メインスイッチ15がオンされるとこのパワーオン処理に入る。
パワーオン処理に入ると、まず、回転絞り板50の状態を初期化する(ステップ(以下「S」と略す)11)。本実施形態では、開口率35パーセントの第3絞り開口51cが照明光路に入るように回転絞り板50を回転させることが初期化処理である。
次に、スコープが装着されているか否かをチェックする(S13)。この実施形態では、スコープロックスイッチ32がオンしている否かで判断する。スコープが装着されているときは(S13;YES)、装着された電子スコープとプロセッサとの間でスコープ-プロセッサ通信を実行して、スコープ情報を入力する(S15)。スコープ情報の中には、少なくとも照明光量に関する情報、この実施形態ではスコープタイプA乃至Cが含まれている。
入力したスコープ情報に基づいて、スコープタイプAであるかどうか(S17)、スコープタイプBであるかどうか(S21)、スコープタイプCであるかどうか(S25)をチェックする。スコープタイプAであった場合(S17;YES)は、最高絞り開口率75パーセントを選択し(S19)、スコープタイプBであった場合(S21;YES)は最高絞り開口率50パーセントを選択し(S23)、スコープタイプCであった場合(S17;NO、S21;NO、S25;YES)は、最高絞り開口率35パーセントを選択する(S29)。スコープタイプA、B、Cのいずれでも無かった場合(S17;NO、S21;NO、S25;NO)は、「非互換スコープ」である旨をスコープ情報表示部20またはモニタテレビ43に表示し(S27)、最高開口率35パーセントを選択する(S29)。ここで選択された最高開口率は、自動調光処理および手動調光処理における最高開口率となり、選択された最高開口率より高い開口率は設定されない。この規制により、照明光過多による発熱が防止される。
S19、S23、S29で選択された最高絞り開口率に合致する第1乃至第12絞り開口51a乃至51kのいずれかとなるように、回転絞り板50をステップ回転させる(S31)。設定された最高絞り開口率に合致する第1乃至第12絞り開口51a乃至51kをセットしたら、ランプ35が点灯していない状態においてランプスイッチ16が操作されたかどうかをチェックし(S33)、ランプスイッチ16が操作されない間はチェックを繰り返す(S33;NO、S33)。なお、この実施形態のランプスイッチ16はモーメンタリスイッチであって、制御回路41は、ランプ35が点灯していない状態で操作されると点灯させ、ランプ35が点灯している状態で操作されると消灯させる構成である。
ランプスイッチ16が操作されると(S33;YES)、ランプ35を点灯させる(S35)。そうして、画質調整スイッチがオンしているかどうかをチェックし(S37)、画質調整スイッチがオンしていれば画質調整を実行してS41に進み、(S37;YES、S39、S41)、画質調整スイッチオンしていなければ画質調整をスキップしてS41に進む(S37;NO、S41)。
S41では、調光選択スイッチ18によって自動調光が選択されているか手動調光が選択されているかをチェックする。
自動調光が選択されている場合(S41;自動調光)は、測光回路によって測光された被写体像の明るさに基づいて、明るさアップ、ダウン、そのままかどうかをチェックする(S43)。明るさアップの場合(S43;アップ)、つまり露出をオーバー側に調整する場合は、電子シャッタが最低速の1/60秒に設定されているかどうかをチェックする(S45)。すでに1/60秒に設定されている場合はそれ以上シャッタ速度を遅くすることができないのでそのままS63に進む(S45;YES、S63)。1/60秒に設定されていない場合(S45;NO)は、電子シャッタを低速側にシフトさせて(S47)からS63に進む。
明るさダウンの場合(S43;ダウン)、つまり露出をアンダー側に調整する場合は、電子シャッタ最高速が設定されているかどうかをチェックし(S49)、電子シャッタ最高速に設定されている場合(S49;YES)はそのままS63に進み、電子シャッタ最高速に設定されていない場合(S49;NO)は電子シャッタを高速側へシフトさせて(S51)からS63に進む。
明るさ維持の場合(S43;ホールド)、つまり露出調整しない場合は、そのままS63に進む。
手動調光が選択されている場合(S41;手動調光)は、手動調整スイッチ19によって明るさアップ、ダウン、そのままのいずれが選択されているかをチェックする(S53)。なお、手動調光が選択されている場合、この実施形態では電子シャッタ速度が1/60秒に固定されている。
手動調整スイッチ19により明るさアップが選択されている場合(S53;アップ)は、絞り開口率が最高値に設定されているかどうかをチェックする。絞り開口率が最高値に設定されている場合(S55;YES)は、そのままS63に進む。絞り開口率が最高値に設定されていない場合(S55;NO)は、回転絞り板50を絞り開口率大側に1段階シフト(回転)させて(S57)S63に進む。
手動調整スイッチ19により明るさダウンが選択されている場合(S53;NO)は、絞り開口率が最小値に設定されているかどうかをチェックし(S59)、最小値に設定されている場合(S59;YES)はそのままS63に進み、最小値に設定されていない場合(S59;NO)は、回転絞り板50を絞り開口率小側に1段階シフト(回転)させて(S61)からS63に進む。
手動調整スイッチ19によりいずれも選択されていない場合(S53;ホールド)は、そのままS63に進む。
S63では、ランプ35が点灯している状態においてランプスイッチ16が操作されたかどうかチェックし、ランプスイッチ16が操作されない場合(S63;NO)はS37に戻り、ランプスイッチ16が操作された場合(S63;YES)はランプ35を消灯させて(S65)、S33に戻る。
なお、メインスイッチ15がオフされた場合は、割り込み処理によってランプを消灯させてこの処理を抜ける。
以上の通り本発明の実施形態によれば、プロセッサ10に接続された電子スコープタイプに応じて照明光量を制限するので、最大光量が多い電子スコープを接続しても光量過多によってスコープ先端部が過度に温度上昇することがなく、最大光量が少ない電子スコープを接続した場合でも十分な光量が得られる。
また、スコープタイプA乃至Cに対応する情報を有さない電子スコープやファイバースコープが装着されたときは最高開口率よりも小さい開口率を設定するので、光量過多による温度上昇の心配が無い。
本発明の内視鏡光源装置を適用したプロセッサの実施形態の概観を示す正面図である。 図1の切断線III-IIIに沿って切断して主要部をブロックで示す平面図である。 同プロセッサの実施形態の主要回路をブロックで示す図である。 同プロセッサに接続可能な電子スコープの主要部の概要を示す図である。 同プロセッサの光源装置付近の様子を説明する図である。 同光源装置の絞りの実施形態である回転絞り板の正面図である。 同プロセッサの照明に関する制御動作をフローチャートで示す図である。 同プロセッサの照明に関する制御動作をフローチャートで示す図である。
符号の説明
10 プロセッサ
11 スコープ差し込み口
12 スコープロックレバー
13 ライトガイド差し込み口
15 メインスイッチ
16 ランプスイッチ
21 メモリーカードスロット
22 絞り板駆動モータ
23 ランプ光源
24 ランプ電源
31 スコープインターフェイス(読み込み手段)
32 スコープロックスイッチ
33 絞り位置センサ
35 ランプ
38 システム電源
41 制御回路(制御手段)
42 メモリーカード
43 モニタテレビ
50 回転絞り板
51a 51b 51c 51d 51e 51f 51g 51h 51i 51j 51k 絞り開口
113 ライトガイド
113a 入射端面
114 ライトガイドスリーブ

Claims (8)

  1. 接続されたライトガイドの入射端面に光源からの照明光を入射させる内視鏡光源装置であって、
    異なる開口率または透過率の絞り開口を複数備え、前記入射端面と光源との間に、いずれか一つの絞り開口を択一的に設定する絞り手段と、
    接続されたスコープの記憶手段から照明光量制限に関する情報を読み込む読み込み手段と、
    この読み込み手段によって読み込んだ前記照明光量制限に関する情報に応じて前記絞り手段の開口率または透過率を選択し、該選択した開口率または透過率を超えた開口率または透過率の絞り開口が設定されないように制御する制御手段を備えたことを特徴とする内視鏡光源装置。
  2. 請求項1記載の内視鏡光源装置において、前記照明光量制限に関する情報は、予め光量的、温度的に測定され、設定された識別情報である内視鏡光源装置。
  3. 請求項1または2記載の内視鏡光源装置において、前記絞り手段は、前記開口率または透過率の異なる絞り開口が回動軸心を中心とする円周上に所定間隔で形成された円板と、該円板を回転駆動する駆動手段とを備え、前記制御手段は、絞り開口の一つが前記入射端面と光源との間の照明光路を横断するように前記駆動手段を制御する内視鏡光源装置。
  4. 請求項3記載の内視鏡光源装置において、前記各絞り開口は、回転円板に所定間隔で形成された複数の小孔からなり、前記開口率または透過率は、小孔の密度を異ならせることによって設定されている内視鏡光源装置。
  5. 請求項3記載の内視鏡光源装置において、前記絞り開口は、回転円板に所定間隔で形成された複数の小孔からなり、前記開口率または透過率は、小孔の径を異ならせることによって設定されている内視鏡光源装置。
  6. 請求項3記載の内視鏡光源装置において、前記絞り開口は、回転円板に所定間隔で形成された複数の小孔からなり、前記開口率または透過率は、小孔の密度および径を異ならせることによって設定されている内視鏡光源装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれか一項記載の内視鏡光源装置において、前記小孔は円形である内視鏡光源装置。
  8. 請求項3乃至6のいずれか一項記載の内視鏡光源装置において、前記小孔は多角形である内視鏡光源装置。

JP2005196524A 2005-07-05 2005-07-05 内視鏡光源装置 Withdrawn JP2007014412A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196524A JP2007014412A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 内視鏡光源装置
CN2006101002457A CN1895158B (zh) 2005-07-05 2006-07-05 内窥镜光源装置
US11/428,596 US7798959B2 (en) 2005-07-05 2006-07-05 Endoscope light source unit with light quantity control

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005196524A JP2007014412A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 内視鏡光源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007014412A true JP2007014412A (ja) 2007-01-25

Family

ID=37607912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005196524A Withdrawn JP2007014412A (ja) 2005-07-05 2005-07-05 内視鏡光源装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2007014412A (ja)
CN (1) CN1895158B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011101802A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Schoelly Fiberoptic Gmbh 内視鏡セット

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011102199A1 (ja) * 2010-02-19 2011-08-25 富士フイルム株式会社 電子内視鏡システム
CN106247197A (zh) * 2016-08-01 2016-12-21 上海澳华光电内窥镜有限公司 一种光源装置及控制方法
CN106580242B (zh) * 2016-12-30 2019-05-03 上海澳华光电内窥镜有限公司 内窥镜光源装置
CN107065170B (zh) * 2017-05-12 2019-07-05 重庆金山医疗器械有限公司 电子内窥镜光源光路控制系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130713A (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用光源装置における絞り装置
JPH02152104A (ja) * 1988-12-05 1990-06-12 Fuji Photo Optical Co Ltd 光源光量調整装置
JPH06222287A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用光源装置
JPH08211308A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Olympus Optical Co Ltd 光源装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130713A (ja) * 1983-12-19 1985-07-12 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用光源装置における絞り装置
JPH02152104A (ja) * 1988-12-05 1990-06-12 Fuji Photo Optical Co Ltd 光源光量調整装置
JPH06222287A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用光源装置
JPH08211308A (ja) * 1995-02-01 1996-08-20 Olympus Optical Co Ltd 光源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011101802A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Schoelly Fiberoptic Gmbh 内視鏡セット

Also Published As

Publication number Publication date
CN1895158A (zh) 2007-01-17
CN1895158B (zh) 2010-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4787004B2 (ja) 内視鏡光源装置
JP4814563B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP4723297B2 (ja) 内視鏡光源装置
US7798959B2 (en) Endoscope light source unit with light quantity control
US8167796B2 (en) Endoscope light source unit
US7769433B2 (en) Light source apparatus for endoscope
US7811227B2 (en) Endoscope apparatus and communication method used in the apparatus
EP1804108B1 (en) Light source device and endoscope system
JP3938675B2 (ja) 光源装置
JP2007014412A (ja) 内視鏡光源装置
JP4694285B2 (ja) 内視鏡光源装置
JPH0894942A (ja) 光源装置
JP4928826B2 (ja) 内視鏡用光源装置
JP4895675B2 (ja) 内視鏡用光源装置
JP2005348794A (ja) 内視鏡用光源装置
JP2005143805A (ja) 眼科撮影装置
JP4654354B2 (ja) 内視鏡用光源装置
JP2006051151A (ja) 内視鏡絞り制御機構
JP2001327462A (ja) 内視鏡装置
JP2006341104A (ja) 内視鏡システム
JP2005087550A (ja) 内視鏡の光源装置
JP2003331622A (ja) 光源装置
JP2004212856A (ja) 内視鏡用光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070619

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080326

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110125