JP2003331622A - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JP2003331622A
JP2003331622A JP2002142096A JP2002142096A JP2003331622A JP 2003331622 A JP2003331622 A JP 2003331622A JP 2002142096 A JP2002142096 A JP 2002142096A JP 2002142096 A JP2002142096 A JP 2002142096A JP 2003331622 A JP2003331622 A JP 2003331622A
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JP
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light
light source
endoscope
illumination
lens
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Withdrawn
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JP2002142096A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Takashino
智之 高篠
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中抜け配光特性を有する照明光を出射する光源
ランプからの出射光量を高い状態に維持しつつ配光の均
一化を可能にする。 【解決手段】中抜け配光特性を有する照明光を出射する
光源ランプ17とライトガイド21の入射面側に配設さ
れている集光レンズ20との間に、インテグレータ部5
1を挿入する。光源ランプ17から出射された照明光は
インテグレータ部51を透過する際に、インテグレート
配光特性を有する各光学系52〜55の配列にて、拡散
された後、集光されて均一配光に変換されて、集光レン
ズ20に入射される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、接続する外部設備
に対応する配光特性の光を出射することの可能な光源装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の光源装置には、キセノン
ランプやメタルハライドランプ等の放電灯を光源ランプ
として採用する場合が多く、このような光源ランプは、
放電電極が光路中に配設されているため、放電電極その
ものにて光が遮断して影を作りだし、図9に示すよう
に、光軸上に暗い領域(中抜け)が生じた配光分布とな
る。 【0003】そのため、内視鏡では先端部に配設されて
いるライトガイドケーブルの出射面に照明レンズを配設
し、この照明レンズにて、ライトガイドケーブルの出射
面から出射される照明光を拡散させることで、照明光の
配光を均一化させるようにしている。 【0004】しかし、内視鏡先端部の径が細く、先端部
に照明レンズを配設することのできない内視鏡では、均
一配光の照明光が出射されず、内視鏡観察に支障が生じ
る。 【0005】これに対処するに、例えば特公平5−10
649号(特開昭60−32017号)公報には、光源
ランプと集光レンズとの間にターレットを配設し、この
ターレットの周回上に光学フィルタと減光用スリガラス
とを配設し、ターレットを回転させることで、光源ラン
プと集光レンズとの間の出射光軸上に、光学フィルタと
減光用スリガラスとを選択的に臨ませるようにした光源
装置が開示されている。 【0006】この減光用スリガラスは光を散乱させる特
性を有しているため、先端部に照明レンズの配設されて
いない内視鏡に、照明光を供給する場合は、ターレット
を回転させて、光源ランプと集光レンズとの間の出射光
軸上に減光用スリガラスを臨ませることで、この減光用
スリガラスにより照明光を散乱させることで、光源ラン
プから出射される光線の配光を均一化させることが可能
となる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、減光用スリガ
ラスを用いることで、照明光を均一配光とすることは可
能であるが、照明光が著しく減光されてしまうため、ラ
イトガイドケーブルの径が細く入射効率の悪い内視鏡で
は、光量不足となり、被写体を充分な明るさで照明する
ことが困難となり、内視鏡観察に支障が生じる。 【0008】本発明は、上記事情に鑑み、光源ランプか
らの出射光量を高い状態に維持しつつ配光を均一化する
ことの可能な光源装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による光源装置は、出射光軸方向に設けられ
た放電電極と放物線形状のリフレクタとを有し、該放電
電極と該リフレクタとにて平行光束の出射光を形成可能
な光源ランプと、前記出射光を集光可能な集光光学系
と、前記集光レンズで集光される光を導光するための複
数種の外部設備から延出する導光手段を選択的に着脱自
在なコネクタ部と、前記出射光を異なる光軸で分割可能
な分割光学系と、前記分割光学系で分割された複数の光
束を略同心上で合成可能な合成光学系と、前記分割光学
系と前記合成光学系とを前記光源ランプの光路上に挿脱
可能な挿脱手段と、前記挿脱手段を駆動する駆動手段と
を備えることを特徴とする。 【0010】このような構成では、外部設備から延出す
る導光手段をコネクタ部に接続し、光源装置からの光束
を導光手段に供給するに際し、駆動手段を介して挿脱手
段を駆動させて、分割光学系と合成光学系とを光源ラン
プの光路上に挿入する。その結果、光源ランプからの出
射光が分割光学系にて異なる光軸で複数に分割された
後、合成光学系にて分割された各光束が略同心上に合成
されて、均一配光に変換された光が導光手段に入射され
る。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。 【0012】(第1実施の形態)図1〜図5に本発明の
第1実施の形態を示す。ここで、図1は内視鏡装置のシ
ステム構成図、図2は内視鏡装置の回路ブロック図、図
3は先端部に照明レンズを備えた内視鏡のライドガイド
ケーブルを光源装置に接続した状態の説明図、図4は光
学フィルタとインテグレータ部とを固設するターレット
を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のb−b断面図、図
5はインテグレータ部を通した照明光の光路図である。 【0013】図1、図2に示すように、内視鏡装置1
は、体腔内の観察及び処置を行う外部設備の一例である
内視鏡2と、この内視鏡2に照明光を供給する光源装置
3と、内視鏡2の接眼部に取付けたCCD等の撮像装置
を内蔵したカメラヘッド31と、このカメラヘッド31
が接続されて、このカメラヘッド31の撮像素子からの
信号に基づき映像信号を生成する処理を行なうテレビカ
メラシステム12と、このテレビカメラシステム12か
ら送信される映像信号を表示するモニタ13とを備えて
いる。 【0014】内視鏡2は、軟性を有する細長の挿入部5
と、この挿入部5の後端に設けられた太径の操作部6
と、挿入部5の先端側に湾曲部10を介して設けられた
硬質の先端部9とを有している。 【0015】又、操作部6の後端に接眼部7が設けられ
ており、更に、この操作部6の一側から、導光手段とし
てのライトガイド(以下「LG」と略称)ケーブル4が延
出されて、このLGケーブル4の端部にLGコネクタ部
16が設けられている。このLGケーブル4にはライト
ガイド21が挿通されており、このライトガイド21の
基部がLGコネクタ部16に保持され、又先端側が、挿
入部5の先端部9に保持されている。 【0016】図2に示すように、光源装置3には出力コ
ネクタ部15が設けられており、この出力コネクタ部1
5に、LGケーブル4の端部に設けられているLGコネ
クタ部16が接続される。 【0017】光源装置3内部の、LGコネクタ部16に
保持されているライトガイド21の入射面に対向する位
置に、光源手段としての光源ランプ17が配設されてい
る。この光源ランプ17は、出射光軸方向に設けられた
放電電極17aと放物線形状のリフレクタ17bとを備
えており、放電電極17aとリフレクタ17bとで平行
光束の出射光が形成される。 【0018】この光源ランプ17は、ランプ点灯回路1
8から供給される電力により点灯し、照明光を出射す
る。この光源ランプ17からの出射光は、光学フィルタ
47、或いはインテグレータ部51を通り、集光光学系
としての集光レンズ20にてライトガイド21の入射面
に集光される。 【0019】又、ライトガイド21の入射面に入射され
た照明光は、ライトガイド21によって伝送され、挿入
部5の先端部9に配設されているライトガイド21の出
射面から出射されて、腹腔内の患部等の被検体が照明さ
れる。照明光により照明された被検体は観察窓に取り付
けられている対物レンズ27によってイメージガイド2
8の先端面に結像され、このイメージガイド28にて接
眼部7まで伝送される。 【0020】接眼部7には、テレビカメラ11のカメラ
ヘッド31が装着されている。このカメラヘッド31内
には、接眼部7に設けられている接眼レンズ29に対向
する結像レンズ32が配置され、この結像レンズ32の
結像位置に固体撮像素子としてのCCD(電荷結合素子)
33が配置されている。このCCD33に接続された信
号線はカメラヘッド31から延出されたケーブル34に
挿通され、コネクタ部35によりテレビカメラシステム
12に接続される。そして、テレビカメラシステム12
内のCCDドライバ36からのCCDドライブ信号が印
加されることにより、CCD33で光電変換された撮像
信号がテレビカメラシステム12内の映像信号処理回路
37に入力される。 【0021】映像信号処理回路37により、撮像信号か
ら標準的な映像信号が生成され、この映像信号は映像出
力コネクタ部39を介してモニタ13に入力され、モニ
タ13の表示面に被検体像を表示する。又、この映像信
号処理回路37により生成される輝度信号は調光信号出
力回路38に入力され、CCD33からの撮像信号によ
り被検体の明るさに対応した、例えばパルス幅変調され
た調光信号が生成され、調光信号出力コネクタ部40と
光源装置3の調光信号入力コネクタ42との間を接続す
る調光ケーブル41を介して、光源装置3に設けられて
いる調光回路43に入力される。 【0022】尚、光源装置3には、ビデオ信号入力コネ
クタ部45が設けられており、このビデオ信号入力コネ
クタ部45と映像出力コネクタ部39とを、調光ケーブ
ル41を介して接続した場合は、ビデオ信号入力コネク
タ部45から入力されたビデオ信号が調光回路43に入
力される。 【0023】そして、調光回路43に、調光信号出力回
路38から調光信号が入力されると、この調光信号を内
部の積分回路で積分して平均化された(直流に近い)低
周波の調光信号を、絞り調光手段としての絞り調光ユニ
ット22へ送信する。 【0024】絞り調光ユニット22は、集光レンズ20
とライトガイド21の入射面との間の出射光軸中に介装
された複数の絞り羽根部23と、この絞り羽根部23を
所定角度回動させることで絞り量を可変させるモータ2
4とを有し、このモータ24が絞り駆動回路25によっ
て駆動される。この絞り駆動回路25は調光回路43か
らの調光信号に応じた駆動信号をモータ24へ出力する
ことで、絞り羽根部23を所定角度に回動させる。この
絞り羽根部23の回動により、光源ランプ17から出力
される照明光の遮断量が変化する。照明光の遮断量を変
化させることで、ライトガイド21の出斜面から被検体
に対して照射される照明光を観察に適した光量に調整す
る。 【0025】又、図4に示すように、光学フィルタ47
は、挿脱手段としてのターレット48に固設されてい
る。このターレット48の回転中心にステッピングモー
タ49のスピンドルが軸着されており、このターレット
48の回転中心を挟んで対称な位置に、光学フィルタ4
7とインテグレータ部51を構成するレンズ鏡筒51a
とが固設されている。 【0026】このレンズ鏡筒51aには、光源ランプ1
7側から順に、通常配光特性を有する光学フィルタ5
2、分割光学系としての入射側インテグレータレンズ5
3、及び出射側インテグレータレンズ54、合成光学系
としてのインテグレータ用集光レンズ55が配設保持さ
れている。両インテグレータレンズ53,54は互いに
対向配設されており、入射側インテグレータレンズ53
に入射された照明光は、異なる複数の光軸毎の光束に分
割された後、対向する出射側インテグレータレンズ54
に入射され、ここで各光束が拡散された後、インテグレ
ータ用集光レンズ55にて略同心上に合成されて、集光
レンズ20側へ出射される。 【0027】ターレット48を回転させるステッピング
モータ49は、駆動手段としてのターレット駆動回路5
9から出力されるターレット駆動信号に基づき180°
毎に回動動作されるもので、ステッピングモータ49の
回転により、出射光軸上に光学フィルタ47とインテグ
レータ部51とを選択的に臨ませることができる。 【0028】このターレット駆動回路59はCPU46
から出力される切換え信号に基づいて動作される。又、
光源装置3の前面にはコントロールパネル44が設けら
れており、このコントロールパネル44に光学フィルタ
切換えスイッチ(図示せず)が配設されている。操作者
が光学フィルタ切換えスイッチを操作することで、CP
U46からターレット駆動回路59に対して切換え信号
が送信される。 【0029】尚、コントロールパネル44には、光学フ
ィルタ切換えスイッチ以外に各種操作スイッチ類が配設
されており、この各スイッチ類がCPU46に接続され
ている。CPU46は、記憶部46aに記憶されている
ブログラム、及び各種データに基づき、操作されたスイ
ッチに対応した制御信号を調光回路43へ出力する。 【0030】ところで、本実施の形態では、光源ランプ
17として、キセノンランプやメタルハライドランプ等
の放電灯が採用されている。放電灯は出射光軸中に放電
電極が配設されるため、放電電極そのものが光を遮断し
て影を作りだし、図9に示すような中抜けの生じた配光
分布となる。この配光分布は、ライトガイド21の特性
上、維持された状態で内視鏡先端部9までそのまま伝送
される。 【0031】一方、内視鏡2は用途に応じて様々な仕様
のものが存在するが、内視鏡2の仕様が変更された場
合、観察を行うための照明光を供給する照明系の仕様
も、それに対応しで変更される。例えば、挿入部5の径
が比較的太く、照明系の体積を大きくすることが可能な
場合には、図3に示すように、先端部9に照明光の配光
を変化させるための照明レンズ26が設けられる。一
方、挿入部5の径が細く、照明系の体積を充分に確保す
ることができない場合は、照明レンズ26を省略するこ
とになる。 【0032】従って、内視鏡2には、照明レンズ26を
設けたものと省略したものとが存在する。ライトガイド
21の出射端に照明レンズ26が配設されている内視鏡
2は、ライトガイド21の出射端から出射される照明光
が照明レンズ26で拡散されるため、図8に示すよう
に、ほぼ均一な照明光に変換されて被写体に照射され
る。一方、照明レンズ26が省略されている内視鏡2で
は、ライトガイド21の出射端から出射される照明光
は、図9に示すような中抜けが生じるため、その部分が
暗く見えてしまい、内視鏡観察に支障が生じる。 【0033】上述したターレット48に固設されている
光学フィルタ47、及びインテグレータ部51は、内視
鏡2の先端部9に照明レンズ26が配設されている場合
と、配設されいていない場合とに対応して選択的に使用
するもので、光学フィルタ47は、通常の配光特性を有
し、一方、インテグレータ部51では、インテグレート
配光特性を有するように複数の光学系52〜55が配列
されている。 【0034】従って、先端部9に照明レンズ26が配設
されている内視鏡2を使用する際は、光学フィルタ47
を出射光軸上に臨ませることで、ライトガイド21の入
射端に中抜けが生じたままの配光分布を有する照明光を
入射させる。一方、先端部9に照明レンズ26が配設さ
れていない内視鏡を使用する際は、インテグレート配光
特性を有するインテグレータ部51を出射光軸上に臨ま
せることで、均一配光に変換された照明光をライトガイ
ド21の入射端に入射する。 【0035】次に、このような構成による光源装置3の
作用について説明する。図3に示すように、先端部9に
照明レンズ26が配設されている内視鏡2のLGコネク
タ部16を、光源装置3の出力コネクタ部15に接続し
て、内視鏡2に照明光を供給する場合、光源装置3のコ
ントロールパネル44に配設されている切換えスイッチ
(図示せず)を操作して、通常配光特性を有する光学フ
ィルタ47を選択する。 【0036】すると、切換えスイッチからCPU46へ
光学フィルタ47を選択する選択信号が送信される。C
PU46では、受信した選択信号に基づきターレット駆
動回路59を介してステッピングモータ49へ、光学フ
ィルタ47を選択する駆動信号を出力し、ステッピング
モータ49を予め定められたステップ数だけ回転させ
て、ターレット48に固設されている光学フィルタ47
を、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸
上に臨ませる。この光学フィルタ47は、通常の配光特
性を有しているため、通常の中抜け配光を有する照明光
がLGコネクタ部16に保持されているライトガイド2
1の入射面に入射される。 【0037】そして、中抜けが生じたままの配光分布を
有する照明光がライトガイド21を伝送して、内視鏡2
の先端部9に配設されている出射面から出射される。こ
の出射面の前方には照明レンズ26が配設されているの
で、ライトガイド21の出射面から出射された照明光
は、照明レンズ26を透過する際に拡散されて、中抜け
を有する配光分布が均一配光に変化された後、内視鏡先
端部9から出射されて、被写体に照射される。 【0038】一方、図2に示すように、先端部9に照明
レンズ26が設けられていない内視鏡2のLGコネクタ
部16を、光源装置3の出力コネクタ部15に接続し
て、内視鏡2に照明光を供給する場合、光源ランプ17
からの照明光を光学フィルタ47を通してライトガイド
21へ供給すると、このライトガイド21の出射面から
中抜けの生じたままの配光分布を有する照明光が被写体
に照射されてしまうため、光源装置3のコントロールパ
ネル44に設けられている切換えスイッチ(図示せず)
を操作して、インテグレート配光特性を有するインテグ
レータ部51を、光学フィルタ47に代えて、出射光軸
上に臨ませる。 【0039】すなわち、操作者が切換スイッチを操作す
ると、この切換スイッチからCPU46へインテグレー
タ部51を選択する選択信号が送信される。CPU46
では、受信した選択信号に基づきターレット駆動回路5
9を介してステッピングモータ49へ、インテグレータ
部51を選択する駆動信号を出力し、ステッピングモー
タ49を予め設定されているステップ数だけ回転させ
る。 【0040】すると、ターレット48が回転し、このタ
ーレット48に固設されているインテグレータ部51
が、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸
上に臨まされる。このインテグレータ部51は、レンズ
鏡筒51aに保持されている各光学系52〜55の配列
にて、インテグレート配光特性を有しているため、ラン
プ17から中抜け配光を有する照明光がインテグレータ
部51を透過して出射される際に拡散されて、均一な配
光を有する照明光が、集光レンズ20にて、ライトガイ
ド21の入射面に集光される。 【0041】そして、このライトガイド21の入射面に
入射された均一配光の照明光が、ライトガイド21を経
て、内視鏡先端部9に保持されている出射面から出射さ
れて、被写体に照射される。従って、内視鏡先端部9に
照明レンズ26の配設されていない内視鏡2であって
も、均一配光の照明光を被写体に照射することができ
る。 【0042】このように、本実施の形態では、照明レン
ズ26を備えている内視鏡2に対しては、通常配光特性
を有する光学フィルタ47を通して照明光を配光するよ
うにしたので、配光が均一で、且つ高い光量を有する照
明光を内視鏡先端部9から出射させることができる。 【0043】一方、先端部9に照明レンズ26が設けら
れていない内視鏡2に対しては、インテグレート配光特
性を有するインテグレータ部51を通して照明光を配光
するようにしたので、内視鏡先端部9からは、均一配光
で、しかも充分な光量の照明光を出射させることができ
る。 【0044】(第2実施の形態)図6、図7に本発明の
第2実施の形態を示す。ここで、図6は内視鏡装置の回
路ブロック図、図7は内視鏡検出部の構成図である。
尚、第1実施の形態と同一の構成については同一の符号
を付して説明を省略する。 【0045】上述した第1実施の形態では、光学フィル
タ47とインテグレータ部51との切換えを、操作者が
光源装置3のコントロールパネル44に設けられている
切換スイッチを操作することで選択するようにしている
が、本実施の形態では、内視鏡2のLGケーブル4に設
けられているLGコネクタ部16を、光源装置3の出力
コネクタ部15に接続することで、内視鏡の種別を認識
し、光源ランプ17と集光レンズ20との間に、光学フ
ィルタ47とインテグレータ部51との何れを臨ませる
かを自動的に選択するようにしたものである。 【0046】具体的には、出力コネクタ部15に内視鏡
2の種類を検知する内視鏡検知部61を設ける。図7に
示すように、内視鏡検知部61は、検知スライド部62
と検知手段としてのフォトインタラブタ63とを備えて
いる。フォトインタラブタ63は、例えば発光素子と受
光素子とで構成されたスイッチとしての機能を有してお
り、受光素子で発光素子からの光が受光されている状態
では、CPU46に対してLレベルの内視鏡検知信号が
送信され、一方、両素子間に検知スライド部62が介入
されて、光の受光が遮断されると、受光素子からCPU
46に対してHレベルの内視鏡判別信号が送信される。 【0047】又、先端部9に照明レンズ26(図3参照)
が設けられていない内視鏡2のLGコネクタ部16には
検知用押圧部64が設けられており(図7参照)、一方、
先端部9に照明レンズ26が設けられている内視鏡2の
LGコネクタ部16には検知用押圧部64を有していな
い通常のLGコネクタ部が設けられている。 【0048】従って、先端部9に照明レンズ26の設け
られていない内視鏡2のLGコネクタ部16を光源装置
3の出力コネクタ部15に接続すると、検知用押圧部6
4が出力コネクタ部15に設けられている検知スライド
部62を押圧して、この検知スライド部62をフォトイ
ンタラブタ63に介入させて、フォトインタラブタ63
からCPU46に対してHレベルの内視鏡検知信号を送
信する。一方、先端部9に照明レンズ26の設けられて
いる内視鏡2のLGコネクタ部16を光源装置3の出力
コネクタ部15に接続した場合には、検知スライド部6
2が動作しないため、フォトインタラブタ63からCP
U46に対してりLレベルの内視鏡検知信号が送信され
る。 【0049】CPU46では、受信した内視鏡判別信号
と現在のターレット48の回転位置とに基づき、ターレ
ット駆動回路59を介してステッピングモータ49へ駆
動信号を出力し、ステッピングモータ49を予め設定さ
れているステップ数だけ回転させ、インテグレータ部5
1、或いは光学フィルタ47を、光源ランプ17と集光
レンズ20との間の出射光軸上に臨ませる。 【0050】このような構成では、先端部9に照明レン
ズ26が配設されている内視鏡2のLGコネクタ部16
を、光源装置3の出力コネクタ部15に接続すると、こ
のLGコネクタ部16には、検知用押圧部64が設けら
れていないため、出力コネクタ部15に設けられている
内視鏡検知部61の検知スライド部62が移動しないの
で、フォトインタラブタ63からCPU46に対してL
レベルの内視鏡判別信号が送信される。 【0051】CPU46では、ターレット48の状態を
検出し、ターレット48に固設されている光学フィルタ
47が、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射
光軸上に臨まされていると判断した場合は、ターレット
48を回転させず、光学フィルタ47が出射光軸上に臨
まされた状態を維持させる。一方、インテグレータ部5
1が光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸
上に臨まされていると判断した場合は、CPU46から
ターレット駆動回路59を介してステッピングモータ4
9に対し、駆動信号を出力し、ステッピングモータ49
を予め設定されているステップ数だけ回転させること
で、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸
上に、光学フィルタ47を臨ませる。 【0052】その結果、先端部9に照明レンズ26が配
設されている内視鏡2では、通常配光特性を有する光学
フィルタ47を通して、光源ランプ17からの照明光が
ライトガイド21へ供給されるが、ライトガイド21の
出射面に照明レンズ26が配設されているため、ライト
ガイド21の出射面から出射される照明光は、照明レン
ズ26により所定に拡散されて均一配光の照明光が被写
体に対して照射される。 【0053】一方、先端部9に照明レンズ26が配設さ
れていない内視鏡2のLGコネクタ部16を、光源装置
3の出力コネクタ部15に接続すると、このLGコネク
タ部16には、検知用押圧部64が設けられているた
め、検知用押圧部64が出力コネクタ部15に設けられ
ている内視鏡検知部61の検知スライド部62を押圧
し、この検知スライド部62をフォトインタラブタ63
に介在させて、光の受光を遮断する。 【0054】すると、フォトインタラブタ63からCP
U46に対してHレベルの内視鏡判別信号が送信され
る。CPU46では、ターレット48の状態を検知し、
このターレット48に固設されているインテグレータ部
51が、光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射
光軸上に臨まされていると判断した場合は、ターレット
48を回転させず、インテグレータ部51を出射光軸上
に臨ませた状態を維持させる。一方、光学フィルタ47
が光源ランプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上
に臨まされていると判断した場合は、CPU46からタ
ーレット駆動回路59を介してステッピングモータ49
に対し、駆動信号を出力し、ステッピングモータ49を
予め設定されているステップ数だけ回転させて、光源ラ
ンプ17と集光レンズ20との間の出射光軸上に、イン
テグレータ部51を臨ませる。 【0055】その結果、先端部9に照明レンズ26が配
設されていない内視鏡2では、インテグレート配光特性
を有するインテグレータ部51を通過し、所定に拡散さ
れた均一配光の照明光が、ライトガイド21の入射面に
入射されるため、このライトガイド21の出射面から
は、均一配光の照明光が出射されて被写体に照射され
る。 【0056】このように、本実施の形態では、内視鏡2
のLGコネクタ部16を光源装置3の出力コネクタ部1
5に接続するだけで、内視鏡先端部9に照明レンズ26
が配設されているか否かを識別し、照明レンズ26が配
設されている場合は、光学フィルタ47を出射光軸上に
自動的に臨ませ、一方照明レンズ26が配設されていな
い場合は、インテグレータ部51を出射光軸上に自動的
に臨ませるようにしたので、操作者が内視鏡2の種類を
識別して、手動により切換え操作を行なう必要が無くな
り、使い勝手が向上し、内視鏡検査の迅速化が実現され
る。 【0057】尚、内視鏡検知部61に設けられているフ
ォトインタラブタ63は透過型に限らず、反射型であっ
ても良い。更に、検知手段は、フォトインタラブタ63
に限らず、バーコードリーダやRFID(Radio Freque
ncy-IDentification)リーダであっても良く、この場
合、検知用押圧部64に対し、或いはこの検知用押圧部
64を廃止してLGコネクタ部16に対して直接、内視
鏡の種別を示すパーコードやRFIDタグを設ける。 【0058】又、本発明は上述した各実施の形態に限る
ものではなく、例えば光源装置3に接続する外部設備は
プロジェクタ等であっても良い。 【0059】[付記]以上、説明したように本発明によ
れば、以下の如き構成を得ることができる。 【0060】(1)内視鏡に照明光を供給する光源装置
において、組み合わせる内視鏡に応じて、異なる配光特
性を有する複数の配光変換手段を光源ランプの出射光軸
上に選択的に挿入することを特徴とする光源装置。 【0061】このような構成では、内視鏡の種類に応じ
て、異なる配光特性を有する複数の配光変換手段を光源
ランプの出射光軸上に選択的に挿入することで、出射光
を均一配光とすることができる。 【0062】(2)(1)において、配光変換手段がイ
ンテグレータレンズであることを特徴とする。 【0063】(3)(1),(2)において、配光変換
手段の切換え動作が内視鏡の種類に応じて自動的に行な
われることを特徴とする。 【0064】 【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
光源ランプからの出射光量を高い状態に保ちながら配光
を均一化することができる等、優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1実施の形態による内視鏡装置のシステム構
成図 【図2】同、内視鏡装置の回路ブロック図 【図3】同、先端部に照明レンズを備えた内視鏡を光源
装置に接続した状態の説明図 【図4】同、(a)は光学フィルタとインテグレータ部と
を固設するターレットの正面図、(b)は(a)のb−b断
面図 【図5】同、インテグレータ部を通した照明光の光路図 【図6】第2実施の形態による内視鏡装置の回路ブロッ
ク図 【図7】同、内視鏡検出部の構成図 【図8】内視鏡先端部から出射される照明光の照度分布
を示す説明図 【図9】光源ランプからの出射光の照度分布を示す説明
図 【符号の説明】 2 内視鏡(外部設備) 15 出力コネクタ部 17 光源ランプ 17a 放電電極 17b リフレクタ 20 集光レンズ(集光光学系) 21 ライトガイド(導光手段) 48 ターレット(挿脱手段) 53 入射側インテグレータレンズ(分割光学系) 54 出射側インテグレータレンズ(分割光学系) 55 インテグレータ側集光レンズ(合成光学系) 59 ターレット駆動回路(駆動手段)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】出射光軸方向に設けられた放電電極と放物
    線形状のリフレクタとを有し、該放電電極と該リフレク
    タとにて平行光束の出射光を形成可能な光源ランプと、 前記出射光を集光可能な集光光学系と、 前記集光レンズで集光される光を導光するための複数種
    の外部設備から延出する導光手段を選択的に着脱自在な
    コネクタ部と、 前記出射光を異なる光軸で分割可能な分割光学系と、 前記分割光学系で分割された複数の光束を略同心上で合
    成可能な合成光学系と、 前記分割光学系と前記合成光学系とを前記光源ランプの
    光路上に挿脱可能な挿脱手段と、 前記挿脱手段を駆動する駆動手段と、を備えることを特
    徴とする光源装置。
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