JP2007013843A - 携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で防犯機能を追加することができる携帯機器を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ10は、クレードル50にセットすると、クレードル50から電力供給を受けて、内蔵するバッテリ164が充電される。このとき、クレードル50に設けられている防犯モード切換スイッチ62がONに設定されていると、クレードル50に備えられたマイク62で集音され、一定以上の音が検出されると、クレードル50からデジタルカメラ50に異常検出信号が出力される。この異常検出信号を受けて、デジタルカメラ50はストロボ18を発光させ、防犯動作を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は携帯機器に係り、特に防犯機能を備えた携帯機器に関する。
近年、デジタルカメラや携帯電話機等の携帯機器は多機能化しており、防犯機能を備えたものも種々提案されている。たとえば、特許文献1では、カメラ本体に人体検知センサを設け、その人検知センサで人の接近を検知すると、自動で画像を撮影することが提案されている。また、特許文献2では、カメラのストロボ用コンデンサに蓄えられている電力を利用して、カメラをスタンガンとして機能させることが提案されている。さらに、特許文献3、4では、デジタルカメラを充電台にセットすると、デジタルカメラが監視カメラとして機能することが提案されている。
特開2001−36775号公報 特開2002−135637号公報 特開2003−75907号公報 特開2004−120067号公報
しかしながら、従来の方法では、いずれも携帯機器側に別途防犯機能用の設備を追加しなければならず、装置構成が複雑化するとともに、コストアップになるという欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で防犯機能を追加することができる携帯機器を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、充電台にセットして、本体に内蔵された充電池を充電する携帯機器において、前記充電台に設けられ、防犯機能のON/OFFを設定する設定手段と、前記充電台に設けられ、周囲環境の異常を検出する異常検出手段と、前記充電台に設けられ、前記防犯機能がON設定された状態で前記異常検出手段が異常を検出すると、前記携帯機器に異常検出信号を送信する送信手段と、前記携帯機器に設けられ、前記充電台から送信された異常検出信号を受信する受信手段と、前記携帯機器に設けられ、前記受信手段で異常検出信号が受信されると、前記携帯機器に所定の防犯動作を行わせる制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯機器を提供する。
請求項1に係る発明によれば、携帯機器を充電台にセットして、防犯機能をON設定すると、携帯機器が充電台で充電されつつ、充電台に設けられた異常検出手段で周囲環境の異常が検出される。そして、異常検出手段で異常が検出されると、充電台から携帯機器に異常検出信号が送信され、携帯機器が所定の防犯動作を実施する。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記設定手段と前記異常検出手段とが、一つのユニットとして前記充電台に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器を提供する。
請求項2に係る発明によれば、設定手段と異常検出手段が一つのユニットとして充電台に着脱自在に設けられる。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記異常検出手段は、熱、音又は光の異常を検出して異常を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯機器を提供する。
請求項3に係る発明によれば、異常検出手段が熱、音又は光の異常を検出して、周囲環境の異常を検出する。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記携帯機器は、撮影装置であって、被写体までの距離を測定する測距手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段で異常検出信号を受信すると、前記測距手段に所定時間、所定間隔で測定を開始させ、得られた測定値に変化が生じると、前記携帯機器に防犯動作を行わせることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の携帯機器を提供する。
請求項4に係る発明によれば、携帯機器が測距手段を備えた撮影装置で構成される。携帯機器は、受信手段で異常検出信号が受信されると、一定時間、一定の間隔で測距を行い、測定値に変化が生じた場合にのみ、防犯動作を行う。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記携帯機器は、撮像素子で画像を撮像し、得られた画像を記憶メディアに記録する撮影装置であって、前記撮像素子から連続的に得られた画像を解析し、物体の移動を検出する移動検出手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段で異常検出信号を受信すると、一定期間、前記撮像素子に画像を連続的に撮像させて、前記移動検出手段に物体の移動を検出させ、該移動検出手段で物体の移動が検出されると、前記携帯機器に防犯動作を行わせることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の携帯機器を提供する。
請求項5に係る発明によれば、携帯機器が撮影装置で構成され、撮像素子から連続的に得られた画像を解析し、物体の移動を検出する移動検出手段を備えている。携帯機器は、受信手段で異常検出信号を受信すると、撮像素子で連続的に画像を撮像し、移動検出手段で物体の移動が検出された場合にのみ、防犯動作を行う。
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、前記携帯機器は、撮像素子で画像を撮像し、得られた画像を記憶メディアに記録する撮影装置であって、前記撮像素子から得られた画像を解析して、人物を検出する人物検出手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段で異常検出信号を受信すると、一定期間、前記撮像素子に画像を連続的に撮像させて、前記人物検出手段に人物を検出させ、該人物検出手段で人物が検出されると、前記携帯機器に防犯動作を行わせることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の携帯機器を提供する。
請求項6に係る発明によれば、携帯機器が影装置で構成され、撮像素子から得られた画像を解析して、人物を検出する人物検出手段を備えている。携帯機器は、受信手段で異常検出信号を受信すると、撮像素子で連続的に画像を撮像し、人物検出手段で人物が検出された場合にのみ、防犯動作を行う。
請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、前記携帯機器は、スピーカを備え、前記制御手段は、前記防犯動作として、前記スピーカから所定の警告音を発生させることを特徴する請求項1、2、3、4、5又は6に記載の携帯機器を提供する。
請求項7に係る発明によれば、携帯機器がスピーカを備えており、スピーカから警告音を発生させて、防犯動作を行う。
請求項8に係る発明は、前記目的を達成するために、前記携帯機器は、発光手段を備え、前記制御手段は、前記防犯動作として、前記発光手段を発光させることを特徴する請求項1、2、3、4、5、6又7に記載の携帯機器を提供する。
請求項8に係る発明によれば、携帯機器が発光手段を備えており、発光手段を発光させて、防犯動作を行う。
請求項9に係る発明は、前記目的を達成するために、前記制御手段は、前記防犯動作として、前記撮像素子に画像を撮像させ、該撮像素子から得られた画像を前記記憶メディアに記録させることを特徴する請求項5又は6に記載の携帯機器を提供する。
請求項9に係る発明によれば、携帯機器が撮影装置で構成され、防犯動作として、画像の撮像、記録を行う。
請求項10に係る発明は、前記目的を達成するために、前記携帯機器は、撮像素子で画像を撮像し、得られた画像を記憶メディアに記録する撮影装置であって、前記制御手段は、前記防犯動作として、前記撮像素子に画像を撮像させ、該撮像素子から得られた画像を前記記憶メディアに記録させることを特徴する請求項1、2、3又は4に記載の携帯機器を提供する。
請求項10に係る発明によれば、携帯機器が撮影装置で構成され、防犯動作として、画像の撮像、記録を行う。
本発明によれば、簡単な構成で携帯機器に防犯機能を追加することができることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る携帯機器を実施するための最良の形態について詳説する。
図1、図2は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラの正面斜視図と背面斜視図である。
図1に示すように、デジタルカメラ10のカメラ本体12は、横方向に細長い矩形のブロック状に形成されており、その正面には撮影レンズ14、ファインダ窓16、ストロボ18等が設けられている。また、カメラ本体12の上面には、シャッタボタン20、電源/モードスイッチ22、モードダイヤル24等が設けられており、背面には、図2に示すように、ファインダ接眼部28、液晶モニタ30、ズームボタン32、十字キー34、MENU/OKボタン36、DISPボタン38、BACKボタン40等が設けられている。また、図示しないカメラ本体12の底面には、バッテリカバー、三脚ネジ穴、外部接続端子が設けられており、バッテリカバーの内側には、バッテリを装填するためのバッテリ装填室及びRAMカードを装填するためのRAMカードスロットが設けられている。
シャッタボタン20は、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる2段ストローク式のスイッチで構成されており、このシャッタボタン20を半押しすることにより、デジタルカメラ10は、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動合焦)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)が機能し、全押しすることにより、画像の記録が行われる。
電源/モードスイッチ22は、デジタルカメラ10の電源をON/OFFする電源スイッチとしての機能と、デジタルカメラ10のモードを設定するモードスイッチとしての機能を有しており、「OFF位置」、「再生位置」、「撮影位置」の間をスライド自在に設けられている。デジタルカメラ10は、この電源/モードスイッチ22「再生位置」又は「撮影位置」に合わせることにより、電源がONになり、「OFF位置」に合わせることにより、電源がOFFになる。そして、電源/モードスイッチ22を「再生位置」に合わせることにより「再生モード」に設定され、「撮影位置」に合わせることにより「撮影モード」に設定される。
モードダイヤル24は、デジタルカメラ10の撮影モードを設定する撮影モード設定手段として機能し、このモードダイヤルの設定位置により、デジタルカメラ10の撮影モードが、「オート撮影モード」、「動画撮影モード」、「人物撮影モード」、「スポーツ撮影モード」、「風景撮影モード」、「夜景撮影モード」、「プログラム撮影モード」、「絞り優先撮影モード」、「シャッタスピード優先撮影モード」、「マニュアル撮影モード」に設定される。
液晶モニタ30は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイで構成されている。この液晶モニタ30は、再生モード時に撮影済み画像を表示するための表示パネルとして利用されるとともに、各種設定時にユーザインターフェースの表示パネルとして利用される。また、撮影時には必要に応じてスルー画像が表示されて、画角確認用の電子ファインダとして利用される。
ズームボタン32は、望遠側へのズームを指示するズームテレボタン32Tと、広角側へのズームを指示するズームワイドボタン32Wとで構成され、このズームボタン32が操作されることにより、撮影画角が変化する。
十字キー34は、上下左右4方向に押圧操作することができるようにされており、各方向の各キーは、カメラの状態に応じて割り当てられる機能が変化する。たとえば、通常の撮影モード時には、右キーがマクロ機能のON/OFFを切り替えるスイッチとして機能し、左キーがストロボの機能(オート/赤目軽減/スローシンクロ/発光禁止)を切り替えるスイッチとして機能する。また、後述するように、フレーミング調整時には、上キーが撮影領域の上方向への移動、下キーが撮影領域の下方向への移動、右キーが撮影領域の右方向への移動、左キーが撮影領域の左方向への移動指示を入力するキーとして機能する。また、再生時には右キーが順コマ送りボタンとして機能し、左キーが逆コマ送りボタンとして機能する。
MENU/OKボタン36は、各モードの通常画面からメニュー画面への遷移を指示するボタン(MENUボタン)として機能するとともに、選択内容の確定、処理の実行等を指示するボタン(OKボタン)として機能する。
DISPボタン38は、背面表示パネルの表示内容の切り替えを指示するボタンとして機能し、BACKボタン40は、入力操作のキャンセル等を指示するボタンとして機能する。
このデジタルカメラ10は、図3及び図4に示すように、カメラ本体12をクレードル50にセットして、カメラ本体12に内蔵された充電式のバッテリの充電、及び、パソコンとの接続が行われる。
このクレードル10は、矩形のブロック状に形成されたクレードル本体52を有しており、そのクレードル本体52の上面にデジタルカメラ10の載置部54が形成されている。載置部54は、カメラ本体52の底面が嵌合可能な凹部として形成されており、この載置部54にカメラ本体52を嵌め込んで、デジタルカメラ10をクレードル50にセットする。
載置部54の内側には、接続端子56が設けられており、デジタルカメラ10をクレードル50にセットすると、この接続端子56にデジタルカメラ10の底面に設けられた外部接続端子が接続される。デジタルカメラ10は、この外部接続端子を介して充電及びパソコン等との接続が行われる。
図示しないクレードル本体52の背面には、電源端子とクレードル外部接続端子とが設けられている。電源端子には、電源ケーブル58を介して図示しないACアダプタが接続され、このACアダプタからクレードル50に電源が供給される。また、クレードル外部接続端子には、外部接続ケーブル60が接続され、この外部接続ケーブルを介してクレードル50がパソコン等の外部機器に接続される。
さて、上記のように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、クレードル50にセットすることにより、充電及びパソコン等との接続が可能になるが、これと同時に防犯装置としても機能させることができる。クレードル本体52の正面には、この防犯機能のON/OFFを切り換える防犯モード切換スイッチ62、マイク64が設けられている。防犯モード切換スイッチ62は、シーソースイッチで構成されており、防犯モードのON/OFFを切り換えるスイッチとして機能する。クレードル50は、この防犯モード切換スイッチ62がONされると、載置部54にセットされたデジタルカメラ10と協同して防犯機能をする。すなわち、マイク64で音声を集音し、音の異常を検出すると、デジタルカメラ10を起動して、撮影を行う。この点については、後に詳述する。
図5は、デジタルカメラ10とクレードル50の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ10は、カメラCPU110、操作部(シャッタボタン20、電源/モードスイッチ22、モードダイヤル24、ズームボタン32、十字キー34、MENU/OKボタン36、DISPボタン38、BACKボタン40等)112、ROM116、EEPROM118、RAM120、VRAM122、タイマ124、撮影光学系126、撮影光学系駆動部128、撮影光学系駆動制御部130、撮像素子134、タイミングジェネレータ(TG)136、アナログ信号処理部138、A/D変換器140、画像入力コントローラ142、画像信号処理部144、圧縮・伸張処理部146、メディアコントローラ148、メモリカード(記憶メディア)150、エンコーダ152、AE/AWB検出部154、AF検出部156、ストロボ制御部158、通信制御部160、電源制御部162、バッテリ164、外部接続端子166等で構成されている。一方、クレードル50は、クレードルCPU210、操作部(防犯モード切換スイッチ62)212、ROM214、RAM216、マイク64、A/D変換器218、音声信号処理部220、第1通信制御部222、第2通信制御部224、電源制御部226、接続端子56等で構成され、接続端子56をデジタルカメラ側の外部接続端子166に接続することで、デジタルカメラ10と電気的に接続される。
まず、デジタルカメラ10の電気的構成について説明する。デジタルカメラ10は、カメラCPU110によって全体の動作が統括制御されている。カメラCPU110は、操作部112からの入力に基づき所定の制御プログラムに従って各部を制御する。
バス114を介してカメラCPU110と接続されたROM116には、カメラCPU110が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、EEPROM118には、ユーザ設定情報等のデジタルカメラ10の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
RAM120は、カメラCPU110の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用され、VRAM122は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。
撮影光学系126は、撮影レンズと絞りを含み、撮影光学系駆動部128に駆動されて動作する。撮影光学系駆動制御部130は、カメラCPU110からの指令に基づき撮影光学系駆動部128の駆動を制御して、撮影光学系126の動作を制御する。
撮像素子134は、所定のカラーフィルタ配列(たとえば、ベイヤ配列)のカラーCCDで構成されている。撮影光学系126を介して撮像素子134の受光面に入射した光は、その受光面に規則的に配列された各フォトダイオードによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
タイミングジェネレータ(TG)136は、カメラCPU110からの指令に従い、主として撮像素子134を駆動するためのタイミング信号を生成する。撮像素子134は、このタイミングジェネレータ136から加えられるタイミング信号に従って各フォトダイオードに蓄積された信号電荷を電圧信号(画像信号)として出力する。
アナログ信号処理部138は、撮像素子134から順次出力される画像信号を相関二重サンプリング処理するとともに増幅する。A/D変換器140は、このアナログ信号処理部138から出力されたR、G、Bのアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。
画像入力コントローラ142は、所定容量のバッファRAMを内蔵しており、A/D変換器118から出力された1コマ分の画像信号を蓄積して、RAM120に格納する。
画像信号処理部144は、同時化回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含み、カメラCPU110からの指令に従ってRAM120に格納された画像信号を処理し、輝度信号と色差信号とからなるYUV信号を生成する。
液晶モニタ30にスルー画像を表示させる場合は、撮像素子134で連続的に画像を撮像し、得られた画像信号を連続的に処理してYUV信号を生成する。生成されたYUV信号は、VRAM122を介してエンコーダ152に加えられ、液晶表示用の信号形式に変換されて液晶モニタ30に出力される。これにより、液晶モニタ30にスルー画像が表示される。
画像を記録する場合は、撮影指令に応じて撮像素子134で画像を撮像し、得られた画像信号を処理してYUV信号を生成する。生成されたYUV信号は、圧縮・伸張処理部146に加えられ、所定の圧縮画像データとされたのち、メディアコントローラ148を介してメモリカード(メモリカード)150に格納される。
メモリカード150に格納された圧縮画像データは、再生指令に応じてメディアコントローラ148を介してRAM120に読み出され、圧縮・伸張処理部146に加えられる。圧縮・伸張処理部146は、入力された圧縮画像データを非圧縮のYUV信号に変換する。変換されたYUV信号は、エンコーダ152を介して液晶モニタ30に出力され、これにより、メモリカード150に記録された画像が液晶モニタ30に再生表示される。
AE/AWB検出部154は、カメラCPU110からの指令に従って、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出する。たとえば、AE制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の積算値を算出する。カメラCPU110は、このAE/AWB検出部154から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、所定のプログラム線図から絞り値とシャッタスピードを決定する。
また、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。カメラCPU110は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整部のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。
AF検出部156は、カメラCPU110からの指令に従って入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出する。本実施の形態のデジタルカメラ10では、画像のコントラストによりAF制御を行うものとし、AF検出部160は、入力された画像信号から画像の鮮鋭度を示す焦点評価値を算出する。カメラCPU110は、このAF検出部156で算出される焦点評価値が極大となるように、撮影光学系駆動制御部130を介して撮影光学系駆動部128を駆動する。
ストロボ制御部158は、カメラCPU110からの指令に従ってストロボ18の発光を制御する。
通信制御部160は、カメラCPU110からの指令に応じて、外部接続端子164を介して接続されたクレードル50との間でデータの送受信を行う。
電源制御部162は、カメラCPU110からの指令に従って外部接続端子164をバッテリ164に充電するとともに、デジタルカメラ各部への電力供給を制御する。ここで、バッテリ164に充電する電力は、外部接続端子164を介してクレードル50から供給され、クレードル50は、デジタルカメラ10が載置部54にセットされると、接続端子56を介してデジタルカメラ10に電力を供給する。
次に、クレードル50の電気的構成について説明する。クレードル50は、全体の動作をクレードルCPU210によって統括制御されている。クレードルCPU210は、操作部212からの入力に基づき所定の制御プログラムに従ってクレードル50の各部を制御する。ROM214には、このクレードルCPU210が実行する制御プログラムの他、制御に必要な各種データが記録されている。RAM216は、クレードルCPU210の作業領域として利用される。
マイク64から入力された音声信号は、A/D変換器218によってデジタル信号に変換され、音声信号処理部220に入力される。音声信号処理部220は、入力された音声信号から所定の音声データを生成し、解析することにより、音声の異常を検出する。
第1通信制御部222は、クレードルCPU210からの指令に応じて、接続端子56を介して接続されたデジタルカメラ10との間でデータの送受信を行う。
第2通信制御部224は、クレードルCPU210からの指令に応じて、クレードル外部接続端子(図示せず)に接続されたパソコン等との間でデータの送受信を行う。
電源制御部226は、クレードルCPU210からの指令に応じて、電源の供給制御を行う。電源は電源端子に接続されたACアダプタから供給される。
次に前記のごとく構成された本実施の形態のデジタルカメラ10の作用について説明する。
まず、デジタルカメラ単体での動作について説明する。上記のように、デジタルカメラ10は、「撮影モード」に設定されると、画像の記録が可能になり、「再生モード」に設定されると、記録済み画像の再生が可能になる。
撮影モードに設定されると、デジタルカメラ10は、シャッタボタン22の半押しでAE、AF、AWB処理を実行し、全押しで画像の記録処理を実行する。
まず、シャッタボタン22が半押しされると、撮像素子134から出力された画像信号が、アナログ信号処理部136、A/D変換器136、画像入力コントローラ138を介してRAM120に取り込まれ、RAM120からAE/AWB検出部154及びAF検出部156に加えられる。
AE/AWB検出部154は、入力された画像信号からAE制御及びAWB制御に必要な物理量を算出し、カメラCPU110に出力する。カメラCPU110は、このAE/AWB検出部154からの出力に基づき露出(絞り値とシャッタスピード)を決定するとともに、ホワイトバランス補正値を決定する。
また、AF検出部156は、入力された画像信号からAF制御に必要な物理量を算出し、カメラCPU110に出力する。カメラCPU110は、このAF検出部156からの出力に基づいて撮影光学系駆動制御部130にコマンドを出力し、撮影光学系駆動部128を制御して、撮影レンズ14のピントを主要被写体に合わせる。
この後、シャッタボタン22が全押しされると、カメラCPU110は、画像の記録処理を実行する。
まず、上記のAE処理で求めた露出で撮像素子134を露光し、記録用の画像信号の取り込みを行う。
撮像素子134から出力された画像信号は、アナログ信号処理部136、A/D変換器136、画像入力コントローラ138を介してRAM120に取り込まれ、RAM120から画像信号処理部144に加えられる。画像信号処理部144は、入力された画像信号に対して所要の信号処理を施して画像データ(YUVデータ)を生成する。生成された画像データは、一旦RAM120に格納されたのち、圧縮・伸張処理部146に加えられ、所定の圧縮フォーマットで圧縮されて、再度、RAM120に格納される。
カメラCPU110は、このRAM120に格納された圧縮画像データに対して撮影日時や絞り値、シャッタスピードなどの付属情報を付加した所定フォーマット(たとえばExif)の画像ファイルを生成し、メディアコントローラ148を介してメモリカードに記録する。
なお、モードダイヤル24が「動画撮影モード」に設定されている場合には、動画像が撮影される。この場合、シャッタボタン22を全押ししている間、あるいは、シャッタボタン22を全押ししてから次に全押しされるまでの間、撮像素子134で連続的に撮像されたれた画像が、所定形式の動画像ファイルとしてメモリカード150に記録される。
次に、「再生モード」に設定されたときのデジタルカメラ10の処理動作について説明する。
電源/モードスイッチ26を「再生位置」に合わせて、カメラのモードを再生モードに設定すると、カメラCPU110は、メディアコントローラ148にコマンドを出力し、メモリカード150に最後に記録された画像ファイルの圧縮画像データを読み出させる。
読み出された圧縮画像データは、圧縮・伸張処理部146に加えられ、非圧縮のYUV信号に変換されたのち、エンコーダ152を介して液晶モニタ30に出力される。これにより、メモリカード150に記録されている画像が、液晶モニタ30に再生表示される。
画像のコマ送りは、十字ボタン34の左右のキー操作で行なわれ、右キーが操作されると、次のコマ番号の圧縮画像データが、メモリカード150から読み出され、所要の伸張処理が施された後、液晶モニタ30に再生表示される。また、十字ボタン34の左キーが操作されると、一つ前のコマの圧縮画像データがメモリカード150から読み出され、所要の伸張処理が施された後、液晶モニタ30に再生表示される。
なお、再生対象とする画像ファイルが、動画像の画像ファイルの場合には、液晶モニタ30に動画像が再生表示される。
次に、デジタルカメラ10をクレードル50にセットしたときの動作について説明する。デジタルカメラ10は、クレードル50にセットすることでカメラ本体12に内蔵されたバッテリ164の充電、及び、パソコンとのデータ通信が可能になるが、これと同時にクレードル50の防犯モード切換スイッチ62をON設定していると、防犯機能も作動する。
図6は、デジタルカメラ10がセットされたときのクレードル50の動作を説明するフローチャートである。
デジタルカメラ10がクレードル50にセットされると(ステップS10)、クレードルCPU210は、デジタルカメラ10への給電処理を開始する(ステップS11)。すなわち、電源制御部226にコマンドを出力し、接続端子56を介してACアダプタから供給される電力をデジタルカメラ10に供給する。
デジタルカメラ56は、このクレードル50から供給される電力を受けてバッテリ164を充電する。すなわち、カメラCPU110は、電源制御部162にコマンドを出力し、外部接続端子166を介してクレードル50から供給される電力をバッテリ164に充電させる。
この後、クレードルCPU210は、防犯モード切換スイッチ62の設定に基づいて防犯機能がON設定されているか否か判定する(ステップS12)。防犯機能がOFF設定されていると判定すると、クレードルCPU210は、通常の給電処理のみを実行する。この場合、クレードルCPU210は、クレードル50からデジタルカメラ10が取り外されたか否か判定し(ステップS19)、取り外されたと判定すると、給電処理を終了して(ステップS18)、処理を終了する。
一方、防犯機能がON設定されていると判定すると、クレードルCPU210は、異常検出処理を開始する(ステップS13)。すなわち、マイク64で音声の集音を開始し、音声信号処理部220で音声の異常を検出する。ここでは、マイク64に一定以上の音声が入力されると、異常と判定するものとする。
クレードルCPU210は、この音声処理部220による音声の異常検出の結果に基づいて、異常の有無を判定する(ステップS14)。そして、異常ありと判定すると、デジタルカメラ10に異常を通知する(ステップS15)。すなわち、通信制御部220を介して接続端子56からデジタルカメラ10に異常検出信号を出力する。
デジタルカメラ10のカメラCPU110は、この異常検出信号を入力すると、カメラの電源をONし、ストロボ制御部158を制御して、ストロボ18を1回又は複数回発光させる。
この後、クレードルCPU210は、防犯機能がOFF設定されたか否か判定する(ステップS16)。防犯機能がOFF設定されたと判定すると、クレードルCPU210は、通常の給電処理のみを実行する。この場合、クレードルCPU210は、デジタルカメラ10がクレードル50から取り外されたか否か判定し(ステップS19)、取り外されたと判定すると、給電処理を終了して(ステップS18)、処理を終了する。
一方、防犯機能がOFF設定されていないと判定すると、デジタルカメラ10がクレードル50から取り外されたか否か判定し(ステップS17)、取り外されたと判定すると、給電処理を終了して(ステップS18)、処理を終了する。また、デジタルカメラ10がクレードル50から取り外されていないと判定すると、ステップS14の処理に戻り、音声信号処理部220の検出結果に基づいて異常の有無を判定する。
このように本実施の形態のデジタルカメラ10によれば、カメラ本体12をクレードル50にセットすることにより、カメラ本体12がクレードル50と一体となって防犯システムを構成する。この時、周囲環境の異常検出を行うマイク等の異常検出手段がクレードル50に設けられ、また、デジタルカメラ10に既存の装置を利用して、威嚇動作(防犯動作)を行うため、デジタルカメラ自体には何ら特別な装置を追加することなく防犯システムを構成することができる。この結果、デジタルカメラ自体はコンパクトで安価にすることができる。また、充電機能を備えたクレードル50と一体となって防犯システムを構成するため、電池切れを起こすこともない。
なお、上記実施の形態では、異常が検出された場合におけるデジタルカメラ10の防犯動作として、ストロボ18を一回又は複数回発光させているが、デジタルカメラ10が行う防犯動作は、これに限定されるものではない。デジタルカメラ10に既存の機能を利用するものであればよい。たとえば、スピーカが備えられている場合には、ストロボ18の発光に代えて、あるいは、ストロボ18の発光と共にスピーカから所定の警告音を鳴らすようにしてもよい。また、AF補助光が備えられている場合には、ストロボ18の発光に代えて、あるいは、ストロボ18の発光と共にAF補助光を点灯又は点滅させるようにしてもよい。この他、一定時間画像を撮像し、撮像した画像をメモリカード150に記録するようにしてもよい。この場合、撮像する画像は動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。また、静止画像を撮像する場合は、一定の間隔で連続的に静止画像を撮像するようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、異常が検出された場合におけるデジタルカメラ10の防犯動作として、ストロボ18を一回又は複数回発光させているが、防犯動作の停止処理は、ユーザが手動で行うようにしてもよい。すなわち、ユーザが手動で停止させるまで、ストロボ18の発光、警告音の発生、撮影・記録を継続的に行うようにしてもよい。この他、ユーザによる停止操作があるまで、一定時間の間、継続して防犯動作を実行するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、マイク64に一定以上の音声が入力されると、異常と判定するようにしているが、周囲環境の異常を検出する手段は、これに限定されるものではない。たとえば、マイク64から入力された音声を解析し、特定の音声が入力された場合、異常と判定するようにしてもよい。
また、音声による異常検出の他、光や熱等で異常を検出するようにしてもよい。たとえば、赤外線を検知して、人の存在を検知し、異常を検出するようにしてもよい。この場合、たとえば赤外線人検知センサをクレードル本体52に設置し、人を検知する。この種の赤外線人検知センサは、一般に焦電素子と、この焦電素子に赤外線を集光させる凹面鏡と、焦電素子から出力された電気信号を処理する信号処理回路とで構成されており、人体から発した赤外線を凹面鏡で受光して焦電素子に集光させ、その焦電素子からの電気信号の出力を検出して、人の存在を検知する。また、たとえば、熱を検知して、人の存在を検知し、異常を検出するようにしてもよい。この場合も熱検知センサをクレードル本体52に設置し、人を検知する。
また、上記実施の形態では、クレードル50で周囲環境の異常が検出されると、デジタルカメラ10は、直ちに防犯動作を行うように構成しているが、誤検出を防止するため、クレードルから異常検出信号を受けた場合、デジタルカメラ側でも異常の検出動作を行い、異常が検出された場合にのみ、所定の防犯動作を行うようにしてもよい。以下、デジタルカメラ側で行う異常検出動作について説明する。
図7は、デジタルカメラがクレードルから異常検出信号を受信したときの動作手順を示すフローチャートである。同図に示すように、デジタルカメラ10は、クレードル50から異常検出信号を受信すると、画像を撮影し、得られた画像を解析して、画像の変化を検出する。そして、画像の変化が検出された場合にのみ、防犯動作を実施する。以下に具体的な処理の説明を行う。
まず、カメラCPU110は、クレードル50から異常検出信号の受信の有無を判定する(ステップS20)。そして、異常検出信号が受信されたと判定すると、カメラの電源を投入し(ステップS21)、画像の撮影を行う(ステップS22)。そして、撮影された画像に対して画像信号処理部144で画像解析を実施し(ステップS23)、画像の変化を検出する。
ここで、画像の変化は、たとえば連続的に撮影した二枚の画像の差分を検出し、一定以上の差分が検出されると、画像が変化したものと判定する。あるいは、あらかじめ登録した画像との差分を検出し、一定以上の差分が検出されると、画像が変化したものと判定する。この他、公知の方法を用いることができる。
この画像解析の結果から、カメラCPU110は、画像の変化の有無を判定する(ステップS24)。そして、画像の変化ありと判定すると、上述した防犯動作を実行する(ステップS25)。すなわち、ストロボの発光、警告音の発生、画像の撮影・記録等を実行する。
この後、カメラCPU110は、カメラの電源をOFFし(ステップS26)、カメラ本体12がクレードル50から外されたか否か判定する(ステップS27)。そして、カメラ本体12がクレードル50から外されたと判定すると、処理を終了し、カメラ本体12がクレードル50から外されていないと判定すると、ステップS20の処理に戻って、異常検出信号の受信の有無を判定する。
また、上記ステップ24で画像の変化なしと判定すると、カメラCPU110は、撮影開始から一定時間が経過したか否か判定する(ステップS28)。そして、一定時間が経過したと判定すると、カメラの電源をOFFし(ステップS26)、カメラ本体12がクレードル50から外されたか否か判定する(ステップS27)。そして、外されたと判定すると、処理を終了し、外されていないと判定すると、ステップS20の処理に戻り、異常検出信号の受信の有無を判定する。
一方、一定時間が経過していないと判定すると、カメラCPU110は、ステップS22の処理に戻り、画像の撮影を行う。そして、その撮影画像を解析し(ステップS23)、画像の変化の有無を判定する(ステップS24)。
このように本実施の形態では、クレードル50で異常が検出された場合であっても、撮像素子134で撮像された画像に変化がなければ、異常がないものと判断して防犯動作を行わないようにしたので、不用意に防犯動作が実行されるのを防止できる。
なお、本例では画像の変化を検出して、移動する物体の検出を行うようにしているが、移動する物体を検出する方法は、これに限定されるものではない。たとえば、一定時間、一定の間隔でAF制御を実行し、結像位置にずれが生じるか否かを検出して、移動する物体の検出を行うようにしてもよい。
また、カメラ本体に撮像素子134とは別にAFセンサ(測距センサ)を備えている場合には、そのAFセンサを用いて移動する物体を検出するようにしてもよい。すなわち、AFセンサを用いて主要被写体までの距離を一定の間隔で連続的に測定し、測定値が変化した場合、物体が移動したものと判定するようにしてもよい。
この他、公知の手法を用いて物体の移動を検出し、異常の有無を判定するようにしてもよい。
また、上記の例では、異常検出のために画像の撮影を行っているが、この異常検出のために撮影した画像もメモリカードに記録するようにしてもよい。この場合、画像の変化なしと判定すると、メモリカードから消去するようにしてもよい。また、異常検出のために撮影した画像をRAM等に格納しておき、変化ありと判定すると、メモリカードに記録するようにしてもよい。
図8は、デジタルカメラがクレードルから異常検出信号を受信したときの他の動作手順を示すフローチャートである。同図に示すように、デジタルカメラ10は、クレードル50から異常検出信号を受信すると、画像を撮影し、得られた画像を解析して、人が撮影されているかを検出する。そして、人が撮影されていると、防犯動作を実施する。以下に具体的な処理の説明を行う。
まず、カメラCPU110は、クレードル50から異常検出信号の受信の有無を判定する(ステップS30)。そして、異常検出信号が受信されたと判定すると、カメラの電源を投入し(ステップS31)、画像の撮影を行う(ステップS32)。そして、撮影された画像に対して画像信号処理部144で画像解析を実施し(ステップS33)、撮影画像の中から人の検出を行う。
なお、画像解析を行って、画像から人を検出する方法については、公知の方法を用いるものとする。
この画像解析の結果から、カメラCPU110は、撮影した画像に人が写っているか否か判定する(ステップS34)。そして、人が写っていると判定すると、上述した防犯動作を実行する(ステップS35)。すなわち、ストロボの発光、警告音の発生、画像の撮影・記録等を実行する。
この後、カメラCPU110は、カメラの電源をOFFし(ステップS36)、カメラ本体12がクレードル50から外されたか否か判定する(ステップS37)。そして、カメラ本体12がクレードル50から外されたと判定すると、処理を終了し、外されていないと判定すると、ステップS30の処理に戻って、異常検出信号の受信の有無を判定する。
また、上記ステップ34で撮影された画像に人が写っていないと判定すると、カメラCPU110は、撮影開始から一定時間が経過したか否か判定する(ステップS38)。そして、一定時間が経過したと判定すると、カメラの電源をOFFし(ステップS36)、カメラ本体12がクレードル50から外されたか否か判定する(ステップS37)。そして、外されたと判定すると、処理を終了し、外されていないと判定すると、ステップS30の処理に戻って、異常検出信号の受信の有無を判定する。
一方、一定時間が経過していないと判定すると、カメラCPU110は、ステップS32の処理に戻り、画像の撮影を行う。そして、その撮影画像を解析し(ステップS33)、人が撮影されているか否か判定する(ステップS34)。
このように本実施の形態では、クレードル50で異常が検出された場合であっても、撮像素子134で撮像された画像に人が写っていない場合は、異常がないものと判断して防犯動作を行わないようにしたので、不用意に防犯動作が実行されるのを防止できる。特にペットなどを飼っているユーザの場合には、ペットが発生させた物音等で防犯機能が誤動作してしまうのを有効に防止することができる。
なお、撮影された画像に人が写っている場合にのみ防犯動作を実行するようにしているが、人が写っている場合であっても、あらかじめ登録した人物が写っている場合には、防犯動作を実行しないようにすることが好ましい。すなわち、防犯動作を行わない顔画像をデータベースに登録しておき(たとえばEEPROMに記録)、撮影された画像からは人物の顔画像を抽出する。そして、抽出した顔画像が、データベースに登録されているか否かを判定し、登録されている場合には、防犯動作を行わないようにする。一方、抽出した顔画像がデータベースに登録されていない場合には、防犯動作を実行する。これにより、不審者を検出した場合にのみ防犯機能が作動し、不用意に防犯機能が作動するのを防止できる。
なお、上記の例では、クレードル50から異常検出信号を受信すると、画像を撮影し、人物が写っているか否かを判定するようにしているが、クレードル50から異常検出信号を受信すると、上記実施の形態のように移動する物体の有無を検出し、移動する物体が検出された場合にのみ、画像を撮影し、人物が写っているか否かを判定するようにしてもよい。これにより、さらに誤動作、誤検出を防止できる。
また、上記の例では、異常検出のために画像の撮影を行っているが、この異常検出のために撮影した画像もメモリカードに記録するようにしてもよい。この場合、画像の変化なしと判定すると、メモリカードから消去するようにしてもよい。また、異常検出のために撮影した画像をRAM等に格納しておき、変化ありと判定すると、メモリカードに記録するようにしてもよい。
また、上記一連の実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。たとえば、充電台にセットして充電するものであれば、銀塩カメラやビデオカメラ等の撮影装置にも同様に適用することができる。また、撮影装置以外であっても充電台にセットして充電する携帯機器であれば、同様に適用することができる。たとえば、携帯電話や携帯音楽プレーヤ、電子手帳等にも同様に適用することができる。携帯電話機や携帯音楽プレーヤなどの場合には、充電台側で異常を検知した場合、呼び出し音や音声を再生するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、防犯モード切換スイッチ62やマイク64等の防犯検出に係わる機能をクレードルに一体的に組み込んでいるが、これらの機能をクレードルに着脱自在に設けてもよい。たとえば、図9及び図10に示すように、マイク64と防犯モード切換スイッチ62とを一つにまとめて防犯ユニット70とし、その防犯ユニット70をクレードル本体52に着脱自在に設ける。
防犯ユニット70とクレードル本体52との接続は、たとえばクレードル本体52の側面に形成されたメスコネクタ72に、防犯ユニット70の側面に形成されたオスコネクタ74を差し込んで行い、これにより、防犯ユニット70がクレードル本体52に装着されるとともに、電気的に接続される。
このように、防犯に係わる機能をクレードル本体52から着脱自在に設けることにより、クレードル本体52の構成をコンパクトかつ簡略化することができる。また、ユーザは必要に応じてクレードル本体52に防犯機能を追加することができるので、状況に応じて利用形態を使い分けることができるようになる。
また、上記実施の形態では、クレードル50に設けられた接続端子56とデジタルカメラ10に設けられた外部接続端子166とを接続して、クレードル50とデジタルカメラ10とを通信可能に接続しているが、クレードル50とデジタルカメラ10との通信手段は、これに限定されるものではない。たとえば、赤外線通信やブルートゥース、無線LAN等の無線通信を用いて、両者間の通信を行うようにしてもよい。
デジタルカメラの正面斜視図 デジタルカメラの背面斜視図 デジタルカメラとクレードルの正面斜視図 デジタルカメラとクレードルの正面斜視図 デジタルカメラとクレードルの電気系の構成を示すブロック図 デジタルカメラがセットされたときのクレードルの動作を説明するフローチャート デジタルカメラがクレードルから異常検出信号を受信したときの動作手順を示すフローチャート デジタルカメラがクレードルから異常検出信号を受信したときの他の動作手順を示すフローチャート クレードルの他の実施の形態を示す正面斜視図 クレードルの他の実施の形態を示す正面斜視図
符号の説明
10…デジタルカメラ、12…カメラ本体、14…撮影レンズ、16…ファインダ窓、18…ストロボ、20…シャッタボタン、22…電源/モードスイッチ、24…モードダイヤル、28…ファインダ接眼部、30…液晶モニタ、32…ズームボタン、34…十字キー、36…MENU/OKボタン、38…DISPボタン、40…BACKボタン、50…クレードル、52…クレードル本体、54…載置部、56…接続端子、58…電源ケーブル、60…外部接続ケーブル、62…防犯モード切換スイッチ、64…マイク、70…防犯ユニット、72…メスコネクタ、74…オスコネクタ、110…カメラCPU、1112…操作部、114…バス、116…ROM、118…EEPROM、120…RAM、122…VRAM、124…タイマ、126…撮影光学系、128…撮影光学系駆動部、130…撮影光学系駆動制御部、134…撮像素子、136…タイミングジェネレータ(TG)、138…アナログ信号処理部、140…A/D変換器、142…画像入力コントローラ、144…画像信号処理部、146…圧縮・伸張処理部、148…メディアコントローラ、150…メモリカード(記憶メディア)、152…エンコーダ、154…AE/AWB検出部、156…AF検出部、158…ストロボ制御部、160…通信制御部、162…電源制御部、164…バッテリ、166…外部接続端子、210…クレードルCPU、212…操作部、214…ROM、216…RAM、218…A/D変換器、220…音声信号処理部、222…第1通信制御部、224…第2通信制御部、226…電源制御部

Claims (10)

  1. 充電台にセットして、本体に内蔵された充電池を充電する携帯機器において、
    前記充電台に設けられ、防犯機能のON/OFFを設定する設定手段と、
    前記充電台に設けられ、周囲環境の異常を検出する異常検出手段と、
    前記充電台に設けられ、前記防犯機能がON設定された状態で前記異常検出手段が異常を検出すると、前記携帯機器に異常検出信号を送信する送信手段と、
    前記携帯機器に設けられ、前記充電台から送信された異常検出信号を受信する受信手段と、
    前記携帯機器に設けられ、前記受信手段で異常検出信号が受信されると、前記携帯機器に所定の防犯動作を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯機器。
  2. 前記設定手段と前記異常検出手段とが、一つのユニットとして前記充電台に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記異常検出手段は、熱、音又は光の異常を検出して異常を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯機器。
  4. 前記携帯機器は、撮影装置であって、被写体までの距離を測定する測距手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段で異常検出信号を受信すると、前記測距手段に所定時間、所定間隔で測定を開始させ、得られた測定値に変化が生じると、前記携帯機器に防犯動作を行わせることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の携帯機器。
  5. 前記携帯機器は、撮像素子で画像を撮像し、得られた画像を記憶メディアに記録する撮影装置であって、前記撮像素子から連続的に得られた画像を解析し、物体の移動を検出する移動検出手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段で異常検出信号を受信すると、一定期間、前記撮像素子に画像を連続的に撮像させて、前記移動検出手段に物体の移動を検出させ、該移動検出手段で物体の移動が検出されると、前記携帯機器に防犯動作を行わせることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の携帯機器。
  6. 前記携帯機器は、撮像素子で画像を撮像し、得られた画像を記憶メディアに記録する撮影装置であって、前記撮像素子から得られた画像を解析して、人物を検出する人物検出手段を備え、前記制御手段は、前記受信手段で異常検出信号を受信すると、一定期間、前記撮像素子に画像を連続的に撮像させて、前記人物検出手段に人物を検出させ、該人物検出手段で人物が検出されると、前記携帯機器に防犯動作を行わせることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の携帯機器。
  7. 前記携帯機器は、スピーカを備え、前記制御手段は、前記防犯動作として、前記スピーカから所定の警告音を発生させることを特徴する請求項1、2、3、4、5又は6に記載の携帯機器。
  8. 前記携帯機器は、発光手段を備え、前記制御手段は、前記防犯動作として、前記発光手段を発光させることを特徴する請求項1、2、3、4、5、6又7に記載の携帯機器。
  9. 前記制御手段は、前記防犯動作として、前記撮像素子に画像を撮像させ、該撮像素子から得られた画像を前記記憶メディアに記録させることを特徴する請求項5又は6に記載の携帯機器。
  10. 前記携帯機器は、撮像素子で画像を撮像し、得られた画像を記憶メディアに記録する撮影装置であって、前記制御手段は、前記防犯動作として、前記撮像素子に画像を撮像させ、該撮像素子から得られた画像を前記記憶メディアに記録させることを特徴する請求項1、2、3又は4に記載の携帯機器。
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