JP2007012832A - 露光装置 - Google Patents

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【課題】 解像力を向上させるとともに経済的な投影光学系を有する露光装置を提供する。
【解決手段】 レチクルのパターンの像を被処理体に投影する投影光学系を備え、前記投影光学系の最終レンズと前記被処理体との間の液体及び前記投影光学系を介して前記被処理体を露光する露光装置において、前記最終レンズは、前記被露光体と対向する第1面と、当該第1面と接する第2面とを有し、前記第1面と前記第2面とが接する部分が面取りされており、前記第1面、前記第2面及び前記部分には、保護膜が形成されていることを特徴とする露光装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的には露光装置に係り、特に、レチクルのパターンの像を被処理体に投影する投影光学系を備え、投影光学系の最終レンズと被処理体との間の液体及び投影光学系を介して被処理体を露光するいわゆる液浸露光装置に関する。
レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に露光する投影露光装置は従来から使用されており、近年では、高解像度であるとともに経済的な露光装置がますます要求されている。高解像度の要請に応えるための一手段として液浸露光が注目されている。液浸露光は、投影光学系のウェハ側の媒質を液体にすることによって投影光学系の開口数(NA)の増加を更に進めるものである。投影光学系のNAは媒質の屈折率をnとすると、NA=n・sinθであるので、空気の屈折率よりも高い屈折率(n>1)の媒質を満たすことでNAをnまで大きくすることができる。この結果、プロセス定数kと光源の波長λによって表される露光装置の解像度R(R=k(λ/NA))を小さくしようとするものである。
液浸露光においては、投影光学系の最終レンズの最終面とウェハの表面との間に局所的に液体を充填するローカルフィル方式が提案されている(例えば、特許文献1参照のこと)。液浸露光に使用される最終レンズは、例えば、等脚台形状を有し、最終レンズの最終面とコバ面との間が角張って形成される。ここで、コバとは、研磨されていない部分であり、例えば、レンズ側面をさす。尚、最終レンズは、透過率を向上させるために、一般的に、CaFが使用されているが、CaFは、液体に溶けやすい特性を持っている。そのため、最終レンズの最終面には保護膜が形成されている。この場合、保護膜は、ターゲット物質を光学素子に成膜させるスパッタ蒸着法若しくはイオンアシストを用いた蒸着法によって作成される。
再公表特許WO99/49504号公報
しかしながら、保護膜を形成したにもかかわらず、最終レンズが液体に侵食され、最終レンズの光学性能が変化していた。また、侵食により溶け出した物質が不純物として液体に混じってしまい、更に、光学性能を悪化させていた。更に、最終レンズが侵食されることによって、保護膜が最終レンズから剥離する可能性があった。その結果、解像力が低下する、若しくは、レンズの交換によりランニングコストが高く、経済的ではなかった。
そして、これら問題を鋭意検討した結果、本発明者は、最終レンズの角にあたる部分に膜を付着することが困難であり、膜密度が低く耐久性に乏しい膜しか付着できないことが原因であることを発見した。つまり、スパッタ蒸着法によって保護膜を付ける場合には、図5の示すように、法線方向にだけ保護膜507が成長し、角Aの膜507が成長しない。それにより、成長しない角Aの部分から液体が、侵入して最終レンズ505を溶かしていた。尚、この場合、スパッタ蒸着法以外の成膜方法として、レンズを液体に浸して成膜させる方法も考えられるが、液体にレンズを浸すため、レンズを溶出させてしまう可能性があり、好ましくない。ここで、図5は、最終レンズの膜成長を示す断面図である。
そこで、本発明は、解像力を向上させるとともに経済的な投影光学系を有する露光装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての露光装置は、レチクルのパターンの像を被処理体に投影する投影光学系を備え、前記投影光学系の最終レンズと前記被処理体との間の液体及び前記投影光学系を介して前記被処理体を露光する露光装置において、前記最終レンズは、前記被露光体と対向する第1面と、当該第1面と接する第2面とを有し、前記第1面と前記第2面とが接する部分が面取りされており、前記第1面、前記第2面及び前記部分には、保護膜が形成されていることを特徴とする。
本発明の別の側面としてのデバイス製造方法は、上記露光装置を用いて被露光体を露光するステップと、当該露光された被露光体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、解像力を向上させるとともに経済的な投影光学系を有する露光装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての露光装置について説明する。ここで、図1は、本発明の露光装置1の構成を示す概略断面図である。
露光装置1は、投影光学系30のウェハ40側にある最終レンズ35とウェハ40との間に供給される液体(液浸液)LWを介して、レチクル20に形成された回路パターンをステップ・アンド・スキャン方式やステップ・アンド・リピート方式でウェハ40に露光する液浸型の投影露光装置である。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態では、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる。)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」とは、レチクルに対してウェハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。また、「ステップ・アンド・リピート方式」とは、ウェハの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次の露光領域に移動する露光方法である。
露光装置1は、図1に示すように、照明装置10と、レチクル20を載置するレチクルステージ25と、投影光学系30と、ウェハ40を載置するウェハステージ45と、測距装置50と、ステージ制御部60と、液体供給部70と、液浸制御部80と、液体回収部90と、液体保持部48とを有する。
照明装置10は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル20を照明し、光源部12と、照明光学系14とを有する。
光源部12は、本実施形態では、光源として、波長193nmのArFエキシマレーザーを使用する。但し、光源部12は、ArFエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約248nmのKrFエキシマレーザー、波長約157nmのFレーザーを使用してもよいし、光源の個数も限定されない。また、光源部12に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
照明光学系14は、レチクル20を照明する光学系であり、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレーター、絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、ハエの目レンズ、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結像光学系の順で整列する等である。オプティカルインテグレーターは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)板を重ねることによって構成されるインテグレーターを含むが、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。
レチクル20は、図示しないレチクル搬送系により露光装置1の外部から搬送され、レチクルステージ25に支持及び駆動される。レチクル20は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターンが形成されている。レチクル20から発せられた回折光は、投影光学系30を通り、ウェハ40上に投影される。レチクル20とウェハ40とは、光学的に共役の関係に配置される。露光装置1は、スキャナーであるため、レチクル20とウェハ40を縮小倍率比の速度比で走査することにより、レチクル20のパターンをウェハ40上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)の場合は、レチクル20とウェハ40を静止させた状態で露光が行われる。
レチクルステージ25は、レチクルステージ25を固定するための図示しない定盤に取り付けられている。レチクルステージ25は、レチクルチャックを介してレチクル20を支持し、図示しない移動機構及びステージ制御部60によって移動制御される。図示しない移動機構は、リニアモーターなどで構成され、X軸方向にレチクルステージ25を駆動することでレチクル20を移動することができる。
投影光学系30は、レチクル20に形成されたパターンを経た回折光をウェハ40上に結像する機能を有し、最終レンズ35を有する。投影光学系30は、更に、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。また、投影光学系30の最終面とウェハ40との間隔は、液体LWが安定に形成かつ除去できる程度に小さいことが望ましく、例えば、1.0mmとすれば良い。
最終レンズ35は、レチクル20に形成されたパターンを経た回折光をウェハ40上に結像する機能を有し、保護膜36を有する。最終レンズ35は、図2及び図3に示すように、ウェハ40と対向する第1面35aと、第1面35aと接する第2面35bとを有する。また、第1面35aと第2面35bとが接する部分A´が面取りされており、第1面35a、第2面35b及び部分A´には、保護膜36が形成されている。最終レンズ35は、等脚台形状であり、例えば、石英(フッ素添加)及びCaFが使用される。部分A´は、球面若しくは非球面であり、この場合、曲率半径が20mm未満であると、部分A´が角形状に近づくため、保護膜36が成長し難くなる。そのため、曲率半径が20mm以上であることが好ましい。
それによって、保護膜36を連続的に最終レンズ35に形成させることができる。また、加工方法は、本実施形態では、磁性流体研磨装置を使用して磁性流体研磨によって行う。ここで、磁性流体研磨とは、砥粒が分散した砥石による加工方法で、3次元自由形状の研磨加工ができる方法である。その結果、液体による侵食を防ぎ、最終レンズの光学性能を維持することができるので、レンズの交換等によるランニングコストを抑えて経済性を向上させることが可能になる。また、不純物として液体に混じらないため、光学性能を向上させることが可能になる。露光装置1は、解像力及び経済性を向上させることができる。ここで、図2及び図3は、最終レンズ35及び保護膜36を示す断面図である。
保護膜36は、最終レンズ35が液体へ溶出することを防止する機能を有する。保護膜は、例えば、SiO膜が使用される。SiO膜は、ArFレーザーの波長である193nmにおける吸収が少なく、かつ、良好なカルシウムイオンの溶出防止効果を有する材料である。本実施例の場合、第2面35bのSiOの膜厚は150nmである。尚、RFスパッタ装置を用いて製造したSiO保護膜の場合、膜厚が120nmであっても十分に保護効果が得られたことから、第1面35aのSiOの膜厚が150nmであると、十分に保護効果を得ることができる。成膜にはRF放電方式によるスパッタ装置を用い、最終レンズ35の最終面のSiOの膜厚が200nmになるよう積層している。
図4は、図1で示した最終レンズ35を露光装置1内での配置を示した図である。ウェハ40と対向する最終レンズ35の最終面の端と、後述する液体供給口72a及び液体回収口92aとの間は、毛細管現象による超純水の進入を防止する為に10mmの間隔Bを設けられている。なぜなら、本実施例の構成の場合、静水状態では液体LWと接液する面は、最終レンズ35の下面近傍に限られるものの、ウェハ40のスキャン動作を行うことで、液体LWと接液する面がレンズ下面より10mm程度上昇する事が明らかとなったからである。そして、間隔Bを設けて、供給水と回収水についてICP−MS分析を行ったところ、カルシウムイオンについては供給水、回収水共に10ppt未満の濃度となり、実使用上は問題が無いレベルにすることができる。また、液体供給口72a及び液体回収口92aとに保護膜36を形成する場合は、液体供給口72a及び液体回収口92aとの接液面を面取りしてもよい。
尚、最終レンズとウェハとの間に平行平板を設ける構成の場合、平行平板にも面取り加工を行い保護膜を形成することが好ましい。
再び、図1に戻って、ウェハ40は、図示しないウェハ搬送系により露光装置1の外部から搬送され、ウェハステージ45に支持及び駆動される。ウェハ40は、本実施形態ではウェハであるが、液晶基板、その他の被処理体を広く含む。ウェハ40にはフォトレジストが塗布されている。
ウェハステージ45は、ウェハステージ45を固定するための図示しない定盤に取り付けられて、ウェハチャック46を介してウェハ40を支持する。ウェハステージ45は、ウェハ40の上下方向(鉛直方向)の位置や回転方向、傾きを調整する機能を有し、ステージ制御部60によって制御される。露光時は、ステージ制御部60により投影光学系30の焦点面にウェハ40の表面が常に高精度に合致するようにウェハステージ45が制御される。
液体保持部48は、ウェハ40との面を同一面にするための板であり、ウェハ40と略同一な高さを有する。液体保持部48は、エッジ位置での露光時に液体LWがウェハ40周囲に流れないようにする機能を有する。この場合、ウェハ40を液体保持部48と共に移動させながら露光するときの液体の残存をなくす必要がある。そのために、液体保持部48に使用される材料は、接触角の高いセラミックスなどが好ましい。
測距装置50は、レチクルステージ25の位置及びウェハステージ45の二次元的な位置を、参照ミラー52及び54、レーザー干渉計56及び58を介してリアルタイムに計測する。測距装置50による測距結果は、ステージ制御部60に伝達され、レチクルステージ25及びウェハステージ45は、位置決めや同期制御のために、ステージ制御部60の制御の下で一定の速度比率で駆動される。
ステージ制御部60は、レチクルステージ25及びウェハステージ45の駆動制御を行う。
液体供給部70は、投影光学系30とウェハ40との間の空間或いは間隙に液体LWを供給する機能を有し、本実施形態では、液体供給配管72と、図示しない生成装置と、脱気装置74と、温度制御装置76とを有する。換言すれば、液体供給部70は、投影光学系30の最終面の周囲に配置された液体供給配管72(の液体供給口72a)を介して液体LWを供給し、投影光学系30とウェハ40との間の空間に液体LWの液膜を形成する。
尚、液体供給部70は、例えば、液体又は気体を貯めるタンク、液体又は気体を送り出す圧送装置、液体又は気体の供給流量の制御を行う流量制御装置を含みうる。
液体LWは、露光光の吸収が少ないものの中から選択され、更に、出来るだけ高い屈折率を有することが好ましい。具体的には、液体LWは、純水、機能水、フッ化液(例えば、フルオロカーボン)、有機系液体などが使用される。また、液体LWは、予め、図示しない脱気装置を用いて溶存ガスが十分に取り除かれたものが好ましい。また、液体LWは、微量の添加物を加えた水を含む液体や炭化水素系の有機液体でも良い。
生成装置は、図示しない原料水供給源から供給される原料水中に含まれる金属イオン、微粒子及び有機物などの不純物を低減し、液体LWを生成する。生成装置により生成された液体LWは、脱気装置に供給される。
脱気装置74は、液体LWに脱気処理を施し、液体LW中の溶存酸素及び溶存窒素を低減する。脱気装置74は、例えば、膜モジュールと真空ポンプによって構成される。脱気装置74としては、例えば、ガス透過性の膜を隔てて、一方に液体を流し、他方を真空にして液体中の溶存ガスをその膜を介して真空中に追い出す装置が好適である。
温度制御装置76は、液体LWを所定の温度に制御する機能を有する。
液体供給配管72は、脱気装置74及び温度制御装置76によって脱気処理及び温度制御が施された液体LWを、液体供給口72aを介して投影光学系30とウェハ40との間の空間に供給する。
液浸制御部80は、ウェハステージ45の現在位置、速度、加速度、目標位置、移動方向といった情報をステージ制御部60から取得して、これらの情報に基づいて、液浸露光に係る制御を行う。液浸制御部80は、液体LWの供給及び回収の切り換え、停止、供給及び回収する液体LWの量の制御等の制御指令を、液体供給部70や液体回収部90に与える。
液体回収部90は、液体供給部70によって供給された液体LWを回収する機能を有し、本実施形態では、液体回収配管92及び液体回収口92aを介して液体LWを回収する。液体回収部90は、例えば、回収した液体LWを一時的に貯めるタンク、液体LWを吸い取る吸引部、液体LWの回収流量を制御するための流量制御装置などから構成される。
露光において、光源部10から発せられた光は、マスク20を透過し、最終レンズ35を含む投影光学系30を介してウェハ40を露光する。この場合、保護膜36が形成された最終レンズ35は、液体LWに接触しても溶出せず、溶出した物質が不純物として液体に混じらないので、光学性能を向上させることが可能になる。従って、露光装置1は、解像力を向上させることができる。
次に、図6及び図7を参照して、上述の露光装置1を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図6は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(レチクル製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図7は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上述の露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の露光装置を示す概略断面図である。 図1に示す投影光学系の最終レンズ及び保護膜を示す概略断面図である。 図2に示す最終レンズ及び保護膜を示す概略部分拡大断面図である。 図1に示す投影光学系の概略拡大図である。 従来の最終レンズ及び保護膜を示す概略部分拡大断面図である。 図1に示す本発明のEUV露光装置を使用したデバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図6に示すフローチャートのステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
符号の説明
1 露光装置
10 照明装置
20 レチクル
25 レチクルステージ
30 投影光学系
35 最終レンズ
36 保護膜
45 ウェハステージ
LW 液体

Claims (4)

  1. レチクルのパターンの像を被処理体に投影する投影光学系を備え、前記投影光学系の最終レンズと前記被処理体との間の液体及び前記投影光学系を介して前記被処理体を露光する露光装置において、
    前記最終レンズは、前記被露光体と対向する第1面と、当該第1面と接する第2面とを有し、前記第1面と前記第2面とが接する部分が面取りされており、
    前記第1面、前記第2面及び前記面取り部分には、保護膜が形成されていることを特徴とする露光装置。
  2. 前記面取り部分は、球面若しくは非球面であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記面取り部分は、曲率半径が20mm以上であることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の露光装置を用いて被露光体を露光するステップと、
    当該露光された被露光体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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