JP2007012752A - 電子部品パッケージ封止方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工時間が短いうえ、加工中にパッケージ内の素子に及ぼす熱的影響が少なく、再現性の高い均一な封止加工を行える電子部品パッケージ封止方法および電子部品パッケージ封止装置を提供する。
【解決手段】電子部品パッケージに対して、ガルバノメータ・スキャナにより超ロングパルスのYAGパルスレーザ光LAが1パルスの期間中にカバー16の周端部を一周するようにスキャニングされる。1パルス期間中にYAGパルスレーザ光LAのビームスポットは一瞬たりとも静止、停止または中断することなく等速度で、しかも一定のレーザ出力でスキャニング移動するため、ビームスポットのオーバーラップはなく、一気に一筆書きのシーム溶接WSがカバー16の周端部に形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、パッケージ本体に上蓋またはカバーを被せて封止する電子部品パッケージの封止技術に係り、特にレーザ溶接を利用する電子部品パッケージ封止方法および装置に関する。
パッケージ本体に上蓋またはカバーを被せて気密封止するタイプの電子部品パッケージは、たとえば表面実装型の水晶振動子に用いられている。図13に示すように、金属製のパッケージ本体10は、上面の開口した長方形の浅底容器として形成され、内部に水晶片12および電極14を収容している。このパッケージ本体10に上から金属製のカバー16を被せて気密に接合することで、この電子部品パッケージ18を封止することができる。パッケージ本体10およびカバー16の材質は、たとえばニッケルメッキを施されたスチールである。従来より、この種の封止方法として、金錫封止、シーム溶接等が用いられている。
このうち、従来のレーザシーム溶接法を用いる場合は、図14および図15に示すように、パルスレーザ光LBをオーバーラップさせる方法が採られる。すなわち、繰り返しパルス発振により得られるパルスレーザ光LBをカバー16の周端部に照射しつつ、XYテーブル等の走査機構によりワーク18(10,16)に対するパルスレーザ光LBの照射位置またはビームスポットを一定のピッチで相対的にステップ移動させて、カバー16の周端部を一周するようにスポット溶接点・・,Wi,Wi+1,Wi+2,・・を次々と重ね合わせて連続した溶接部WBを形成する。図16に、このレーザシーム溶接におけるパルスレーザ光LBの波形を示す。Taは1パルスのパルス幅、Tbは1パルスの周期、Tcはシーム溶接時間(封止加工時間)である。
一例として、カバー16のサイズが2mm×4mmの場合に、スポット径またはビード幅を0.2mm、オーバーラップ率を50%、パルス周波数(1/Tb)を100ppsに設定すると、1パッケージ当たりのレーザショット数[N]は120個、シーム溶接時間(封止加工時間)Tcは1.2秒である。
しかしながら、上記のような従来のレーザシーム溶接法は、パルスレーザ光LBのビームスポット・・,Wi,Wi+1,Wi+2,・・を所定のオーバーラップ率で次々と重ね合わせてカバー16の周端部を一周させる溶接加工であるため、どうしても加工時間が長くなり、生産性が低いだけでなく、加工中に電子部品パッケージ18内に熱が篭もって、素子(水晶片)12が熱でダメージを受けるおそれもあった。特に、カバー16の角隅部ではレーザスキャニングの進路が直角に折れ曲がるため、そこでレーザスポットまたはショット数が密に集中して蓄熱が一層増大する傾向があり、カバー16の周回方向で封止加工を均一化するのも難しかった。
なお、CWレーザによるシーム溶接は、CWレーザ光のレーザ出力(パワー密度)がパルスレーザ光のレーザ出力と較べて格段に(桁違いに)低く、上記のようなオーバーラップ式のスポット溶接法よりもさらに溶接速度が遅くて熱が篭りやすく、電子部品パッケージの封止加工には不適である。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、加工時間が短いうえ、加工中にパッケージ内の素子に及ぼす熱的影響が少なく、再現性の高い均一な封止加工を行える電子部品パッケージ封止方法および電子部品パッケージ封止装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の電子部品パッケージ封止方法は、上面の開口したパッケージ本体に被せられたカバーの周端部を気密に接合して電子部品パッケージを封止する方法であって、前記カバーの周端部に1パルスのパルスレーザ光を1パルス期間中に前記カバーの周端部を一周するように照射して、前記カバーの周端部を一周に亘って前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する。
また、本発明の第1の電子部品パッケージ封止装置は、上面の開口したパッケージ本体に被せられたカバーの周端部を気密に接合して電子部品パッケージを封止する電子部品パッケージ封止装置であって、レーザ媒質と、このレーザ媒質を光学的に励起する励起光源とを有し、前記励起光源に供給される電力に応じたレーザ出力を有するパルスレーザ光を発振出力するレーザ発振部と、前記レーザ発振部からの前記パルスレーザ光を前記パッケージ本体上の前記カバーの周端部へ向けて反射するためのスキャン・ミラーを有し、前記カバーの周端部に対する前記パルスレーザ光の照射位置を光学的に走査するレーザ走査部と、前記レーザ発振部より発生された前記パルスレーザ光のレーザ出力を測定するレーザ出力測定部と、前記レーザ出力測定部より得られるレーザ出力測定値が所望のレーザ出力設定値または波形に一致するように前記レーザ発振部の励起光源に電力を供給するレーザ電源部と、前記レーザ発振部より発生された1パルスのパルスレーザ光が前記カバーの周端部に照射され、かつ1パルス期間中に前記カバーの周端部を一周するように前記レーザ電源部と前記レーザ走査部とを制御する制御部とを有する。
上記の構成においては、パッケージ本体に被せられたカバーの周端部に1パルスのパルスレーザ光が照射され、しかも1パルス期間中に該パルスレーザ光がカバー周端部を一周する。パルスレーザ光の照射する各位置では、カバーと本体の継手部分がレーザエネルギーによって瞬間的に溶接される。1パルス期間中にパルスレーザ光のビームスポットは一瞬たりとも静止、停止または中断することなくスキャニング移動し、ビームスポットの通った跡には一筆書きのようにシーム溶接が形成される。パルスレーザ光のビームスポットを高速でスキャニングするにはガルバノメータ・スキャナを用いるのが好適である。また、高出力のパルスレーザ光を得るにはYAGパルスレーザを用いるのが好適である。
本発明の好適な一態様によれば、パルスレーザ光がカバーの周端部をほぼ一定の速度で一周し、この間はほぼ一定のレーザ出力を維持する。このような等速度のレーザスキャニングにより、さらには一定パワーのレーザスキャニングにより、レーザシーム溶接または封止加工の均一性を一層向上させることができる。
上記第1の電子部品パッケージ封止装置において、好適な一態様によれば、レーザ電源部が、レーザ発振部の励起光源に供給する電力を蓄積するバンク・コンデンサと、このバンク・コンデンサを予め設定された充電電圧に充電する充電回路と、レーザ出力測定部からのレーザ出力測定値をレーザ出力設定値または波形と比較し、比較誤差を零にするようにスイッチング素子をスイッチング制御する電源制御部とを含むレーザ電源回路をレーザ発振部に対して複数並列に接続し、1パルス期間中にそれら複数のレーザ電源回路を所定のタイミングで順番に切り換えてレーザ発振部に1パルス期間の持続時間を有するパルス電流を供給する。かかる構成のバンク切換方式によれば、パワーフィードバック波形制御でパルス幅の非常に長い(超ロングパルスの)パルスレーザ光を生成することができる。
本発明の第2の電子部品パッケージ封止方法は、上面の開口したパッケージ本体に被せられた四角形カバーの周端部を気密に接合して電子部品パッケージを封止する方法であって、前記カバーの第1の辺に1パルスの第1のパルスレーザ光を1パルス期間中に前記第1の辺を縦断するように照射して、前記カバーの周端部を前記第1の辺にて前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する第1の工程と、前記カバーの第2の辺に1パルスの第2のパルスレーザ光を1パルス期間中に前記第2の辺を縦断するように照射して、前記カバーの周端部を前記第2の辺にて前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する第2の工程と、前記カバーの第3の辺に1パルスの第3のパルスレーザ光を1パルス期間中に前記第3の辺を縦断するように照射して、前記カバーの周端部を前記第3の辺にて前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する第3の工程と、前記カバーの第4の辺に1パルスの第4のパルスレーザ光を1パルス期間中に前記第4の辺を縦断するように照射して、前記カバーの周端部を前記第4の辺にて前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する第4の工程とを有する。
また、本発明の第2の電子部品パッケージ封止装置は、上面の開口したパッケージ本体に被せられた四角形カバーの周端部を気密に接合して電子部品パッケージを封止する電子部品パッケージ封止装置であって、レーザ媒質と、このレーザ媒質を光学的に励起する励起光源とを有し、前記励起光源に供給される電力に応じたレーザ出力を有するパルスレーザ光を発振出力するレーザ発振部と、前記レーザ発振部からの前記パルスレーザ光を前記パッケージ本体上の前記カバーの周端部へ向けて反射するためのスキャン・ミラーを有し、前記カバーの周端部に対して前記パルスレーザ光のビームスポットを所定の経路で移動させるレーザ走査部と、前記レーザ発振部より発生された前記パルスレーザ光のレーザ出力を測定するレーザ出力測定部と、前記レーザ出力測定部より得られるレーザ出力測定値が所望のレーザ出力設定値または波形に一致するように前記レーザ発振部の励起光源に電力を供給するレーザ電源部と、前記レーザ発振部より所望のインターバルを挟んで連続的に発生される4パルスのパルスレーザ光が前記カバーの四辺周端部にそれぞれ照射され、各パルスレーザ光がその1パルス期間中に前記カバーの各辺を縦断するように前記レーザ電源部と前記レーザ走査部とを制御する制御部とを有する。
上記の構成においては、パッケージ本体に被せられた四角形カバーの各辺毎に1パルスのパルスレーザ光が照射され、しかも1パルス期間中に該パルスレーザ光がカバー各辺を縦断する。各パルスレーザ光の照射する各位置では、カバーと本体の継手部分がレーザエネルギーによって瞬間的に溶接される。1パルス期間中にパルスレーザ光のビームスポットは一瞬たりとも静止、停止または中断することなく、しかも進路方向を変えることなくスキャニング移動し、ビームスポットの通った跡には一直線にシーム溶接が形成される。この方式によれば、カバーの角(コーナー)部つまりカバー各辺の始端および終端でレーザビームスポットの移動方向を変化または屈曲させずに済むので、カバー各辺の両端部と中間部とで均一な溶接接合を得ることができる。この方式においても、好ましくは、パルスレーザ光がカバーの各辺をほぼ一定の速度で縦断し、この間はほぼ一定のレーザ出力を維持してよい。
また、好ましくは、カバーの四辺において、第1の辺の終端に第2の辺の始端が繋がり、この第2の辺の終端に第3の辺の始端が繋がり、この第3の辺の終端に第4の辺の始端が繋がり、この第4の辺の終端が第1の辺の始端に繋がるという順序関係が設定されてよい。また、第1の工程と第2の工程との間、第2の工程と第3の工程との間、第3の工程と第4の工程との間にそれぞれパルスレーザ光無しのインターバルが設けられてよい。
この方式においても、好ましくは、カバーに対してパルスレーザ光のビームスポットをガルバノメータ・スキャナにより二次元方向で移動させてよく、各インターバル中はこのガルバノメータ・スキャナによりカバーの外側の領域でパルスレーザ光無しの仮想ビームスポットを移動させてよい。好適な一態様における仮想ビームスポットの移動軌跡は、直前の工程でシーム溶接が行われたカバーの一辺の終端からその延長上に所定の距離だけ離れた第1の折り返し点までの第1の直線経路と、この第1の折り返し点から次の工程でシーム溶接が行われるべきカバーの一辺の始端からその延長上に所定の距離だけ離れた第2の折り返し点までの第2の直線経路と、この第2の折り返し点から次の工程でシーム溶接が行われるべきカバーの一辺の始端までの第3の直線経路とを含む。
本発明の電子部品パッケージ封止方法において、好適な一態様によれば、パッケージ本体に対してカバーの周端部のシーム溶接加工を行う前に、カバー周端部の選択された1箇所または複数箇所にパルスレーザ光をそれぞれ局所的に照射して仮止め用のスポット溶接を行う。この場合、仮止め用のスポット溶接と封止用のシーム溶接とに同一のパルスレーザ装置を用いることができる。
本発明の電子部品パッケージ封止方法または装置によれば、上記のような構成および作用により、封止加工時間の大幅な短縮化を実現し、加工中にパッケージ内の素子に熱的影響を及ぼすこともなく、生産性および再現性の高い均一な封止加工を行うことができる。
以下、図1〜図12を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の一実施形態における電子部品パッケージ封止装置の全体構成を示す。この電子部品パッケージ封止装置は、主要な構成要素として、YAGパルスレーザ装置20、レーザ光学系22および主制御部24を有する。ここで、YAGパルスレーザ装置20は、主制御部24の制御の下で超ロングパルス(一般に50ミリ秒以上)のYAGパルスレーザ光LAを発振出力するように構成されている。レーザ光学系22は、スキャニング方式の光学系であり、YAGパルスレーザ装置20より入射ユニット26に受け取ったパルスレーザ光LAを光ファイバ28を介してガルバノメータ・スキャナ30に伝送し、後述するように主制御部24およびスキャナ制御部32の制御の下でガルバノメータ・スキャナ30よりパルスレーザ光LAを電子部品パッケージ10のカバー16の周端部にスキャン照射するようになっている。主制御部24は、マイクロコンピュータで構成されてよい。
図2に、YAGパルスレーザ装置20の内部の構成を示す。このYAGパルスレーザ装置20は、YAGレーザ発振器34と、このYAGレーザ発振器34に対して並列接続された複数たとえば3つのレーザ電源回路36A,36B,36Cと、YAGレーザ発振器34より発振出力されるYAGパルスレーザ光LAのレーザ出力を測定するレーザ出力測定部38とを有しており、パワーフィードバック制御方式でYAGパルスレーザ光LAのレーザ出力を任意に波形制御できるように構成されている。
YAGレーザ発振器34は、チャンバ40内に配置された励起ランプまたは半導体レーザからなる励起用光源42およびレーザ媒質としてのYAGロッド44と、チャンバ40の外でYAGロッド44の光軸上に配置された一対の光共振器ミラー46,48とを有している。チャンバ40内で励起用光源42およびYAGロッド44は、チャンバ外部の冷却部(図示せず)より循環供給される冷却媒体たとえば冷却水によって温調される。励起用光源42がパルス点灯して励起光を発すると、その励起光のエネルギーでYAGロッド44が励起され、YAGロッド44の両端面より光軸上に出た光が光共振器ミラー46,48の間で反射を繰り返して増幅されたのちパルスレーザ光LAとして出力ミラー48を抜け出る。出力ミラー48より抜け出たパルスレーザ光LAはレーザ光学系22のガルバノメータ・スキャナ30(図1)に送られる。
レーザ出力測定部38は、レーザ発振器40の光共振器ミラー46,48において全反射ミラー46の背後に漏れたレーザ光LA'を受光するフォトセンサと、このフォトセンサより出力される電気信号に基づいてパルスレーザ光LAのレーザ出力を測定する測定回路とを有しており、該測定回路より得られるレーザ出力測定値信号MLをフィードバック信号として後述する各レーザ電源回路36A,36B,36Cの電源制御部52A,52B,52Cに与える。
レーザ電源回路36Aは、レーザ発振器40の励起光源42に供給すべきレーザ発振用の電力を蓄積するバンク・コンデンサ50Aと、このバンク・コンデンサ50Aと励起光源42との間に接続されたスイッチング素子52Aと、バンク・コンデンサ52Aを充電するための充電回路54Aと、電源回路内の各部、特にスイッチング素子52Aや充電回路54Aを制御するための電源制御部56Aとを有する。
スイッチング素子52Aは、たとえばパワートランジスタまたはIGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)からなり、電源制御部56Aより駆動回路66Aを介して与えられる高周波数(たとえば20kHz)のスイッチング制御信号SCに応じてオン・オフするようになっている。スイッチング素子52Aと励起光源42との間には、インダクタンスコイル60Aとフライホイール・ダイオード62Aと逆流防止ダイオード64Aとを含む励起電流供給回路が設けられている。スイッチング素子52Aがオンすると、バンク・コンデンサ50A、スイッチング素子52A、インダクタンスコイル60A、逆流防止ダイオード64Aおよび励起光源42を含む閉回路で励起電流IRAが流れる。つまり、コンデンサ50Aに蓄積されていたエネルギーが放電電流として励起光源42に供給される。スイッチング素子52Aがオフすると、フライホイール・ダイオード62A、インダクタンスコイル60A、逆流防止ダイオード64Aおよび励起光源42を含む閉回路で励起電流IRAが流れる。つまり、インダクタンスコイル60Aに蓄積されていたエネルギーが還流電流として励起光源42に供給される。
充電回路54Aは、商用交流たとえば三相交流電源電圧(U,V,W)を直流に変換してバンク・コンデンサ50Aを所定の直流電圧に充電するものであり、図示省略するが、整流回路やスイッチング素子等を含んでいる。
電源制御部52Aは、レーザ出力測定部38より得られるレーザ出力測定値MLがレーザ出力設定値または波形に対応する基準値信号KSAに一致または追従するように、スイッチング素子52Aのスイッチング(オン・オフ)動作を制御する機能を有している。すなわち、フィードバック方式のレーザパワー波形制御を行うために、電源制御部52Aは、レーザ出力測定部38からのレーザ出力測定値MLを主制御部24からの基準信号KSAと比較し、比較誤差に応じたPWM方式のスイッチング制御信号SCを生成する。
他のレーザ電源回路36B,36Cも、上記レーザ電源回路36Aと同一の回路構成を有しており、それぞれ主制御部24からの基準信号KSB,KSCにレーザ出力測定部38からのレーザ出力測定値MLが一致または追従するように動作して、励起光源42に励起電流IRB,IRCを供給する。
主制御部24は、3つのレーザ電源回路36A,36B,36Cを順次または交互に切り換えて動作させる。より詳細には、図3に示すように、1パルスの期間TSを3つの区間に分割し、第1の区間(t0〜t1)はレーザ電源回路36A(バンクA)に基準値信号KSAを与えてバンクAからの励起電流IRAを励起光源42に与え、第2の区間(t1〜t2)はレーザ電源回路36B(バンクB)に基準値信号KSBを与えてバンクBからの励起電流IRBを励起光源42に与え、第3または最後の区間(t2〜t3)はレーザ電源回路36C(バンクC)に基準値信号KSCを与えてバンクCからの励起電流IRCを励起光源42に与える。この実施形態のYAGパルスレーザ装置20は、上記のようなバンク切換方式により、パワーフィードバック波形制御による超ロングパルスのYAGパルスレーザ光LAを生成することができる。
図4に、ガルバノメータ・スキャナ30の構成例を示す。このガルバノメータ・スキャナ30は、互いに直交する回転軸68X,68Yに取り付けられたX軸スキャン・ミラー70XおよびY軸スキャン・ミラー70Yと、両ミラー70X,70Yをそれぞれ回転振動(首振り)させるX軸ガルバノメータ72XおよびY軸ガルバノメータ72Yとを有している。
光ファイバ28の終端面より放射状に出たパルスレーザ光LAは、コリメータレンズ74によって平行光線となり、先ずX軸スキャン・ミラー70Xに入射して、そこで全反射してからY軸スキャン・ミラー70Yに入射し、このミラー70Yで全反射してのちfθレンズ76を通って被加工物(電子部品パッケージ18)の加工ポイント(カバー周端部)に集光する。被加工物18上のパルスレーザ光LAの照射位置は、X方向においてはX軸スキャン・ミラー70Xの振れ角によって決まり、Y方向においてはY軸スキャン・ミラー70Yの振れ角によって決まる。X軸スキャン・ミラー70XはX軸ガルバノメータ72Xの駆動で矢印A,A’方向に回転振動(首振り)し、Y軸スキャン・ミラー70YはY軸ガルバノメータ72Yの駆動で矢印B,B’方向に回転振動(首振り)するようになっている。fθレンズ76は、たとえばテレセントリック光学系の組レンズで構成されている。
X軸ガルバノメータ72Xは、たとえば、X軸スキャン・ミラー70Xに結合された可動鉄片(回転子)と、この可動鉄片に接続された制御バネと、固定子に取り付けられた駆動コイルとを有している。スキャナ制御部32よりX方向スキャニング制御信号に応じた駆動電流が電気ケーブル78Xを介してX軸ガルバノメータ72X内の該駆動コイルに供給され、該可動鉄片(回転子)が該制御バネに抗してX軸スキャン・ミラー70Xと一体にX方向スキャニング制御信号の指定する角度に振れるようになっている。
Y軸ガルバノメータ72Yも同様の構成を有しており、上記スキャナ制御部32よりY方向スキャニング制御信号に応じた駆動電流が電気ケーブル78Yを介してY軸ガルバノメータ72Y内の駆動コイルに供給され、Y軸ガルバノメータ72Y内の可動鉄片(回転子)がY軸スキャン・ミラー70Yと一体にY方向スキャニング制御信号の指定する角度に振れるようになっている。
なお、被加工物の電子部品パッケージ18は、たとえば図11に示したものと同じであり、水晶片12および電極14を収容してなる上面の開口した金属製のパッケージ本体10に金属製のカバー16を上から被せて気密に接合することにより封止されるタイプのものである。図4に示すように、多数個(図示の例は9個)の電子部品パッケージ18が、トレイ80の上で一つ一つ順番に封止加工を受ける。各電子部品パッケージ18においては、封止加工を受ける前に、パッケージ本体10の開口を塞ぐようにカバー16が被せられる。トレイ80は、たとえば作業台(図示せず)の上に固定される。ガルバノメータ・スキャナ30の本体も該作業台の上方に固定配置される。個々の電子部品パッケージ18におけるYAGパルスレーザ光LAのスキャニング移動も、別の電子部品パッケージ18への加工点の移動も全てガルバノメータ・スキャナ30内のミラー首振り運動のみによって行われる。両スキャン・ミラー70X,70Yの慣性は非常に小さく、任意の曲線や屈曲点においても直線と殆ど同じ速度でレーザ・スキャニングを行える。
図5〜図7に、この実施形態の電子部品パッケージ封止装置による電子部品パッケージ封止加工の作用を示す。この実施形態においては、トレイ80上の1つの電子部品パッケージ18に対して、主制御部24の制御の下で、YAGパルスレーザ装置20より超ロングパルスのYAGパルスレーザ光LAが1パルスだけ発振出力されるとともに、ガルバノメータ・スキャナ30によりそのYAGパルスレーザ光LAが1パルスの期間中に当該電子部品パッケージ18のカバー16の周端部を一周するようにスキャニングされる。図5および図6に示すように、YAGパルスレーザ光LAの照射位置つまりビームスポット付近でカバー16と本体10の継手部分がレーザエネルギーによって瞬間的に溶接される。1パルス期間中にYAGパルスレーザ光LAのビームスポットは当該電子部品パッケージ18(被加工物)上で一瞬たりとも静止、停止または中断することなく等速度で、しかも一定のレーザ出力(パワー密度)でスキャニング移動するため、ビームスポットのオーバーラップはなく、一気に一筆書きのシーム溶接WSがカバー16の周端部に一周に亘って形成される(図7)。
一例として、カバー16のサイズが2mm×4mmの場合に、スポット径またはビード幅を0.2mm、ビーム走査速度を100mm/秒に設定すると、1パッケージ当たりのレーザショット数は1(個)、封止加工時間は12mm÷100mm/秒=0.12秒である。なお、レーザ出力(ピークパワー)はたとえば0.1〜1.0kWに設定される、この場合、YAGパルスレーザ装置20においては、1パルス期間(0.12秒)のうち、最初の区間(約0.04秒)は第1のバンク36Aがパワーフィードバック制御で励起光源42を点灯駆動し、中間の区間(約0.04秒)は第1のバンク36Aがパワーフィードバック制御で励起光源42を点灯駆動し、最後の区間(約0.04秒)は第3のバンク36Cがパワーフィードバック制御で励起光源42を点灯駆動する。
このように、この実施形態においては、従来のオーバーラップ方式によるレーザシーム溶接法に比して1パッケージ当たりのシーム溶接時間(封止加工時間)を約1/10に短縮できる。このことにより、封止加工の生産性を飛躍的に向上させることができる。しかも、封止加工中のレーザ照射時間は非常に短いため、パッケージ18内に熱が篭ることもなく、素子(水晶片)12が熱でダメージを受けるおそれもない。
上記の実施形態における電子部品パッケージ18は、パッケージ本体10の上面開口にカバー16が嵌るようにして面一に被せられ、カバー16の周端部が突合わせ継手の形態でパッケージ本体10にレーザシーム溶接で接合された。しかし、他の継手形態も可能であり、たとえばパッケージ本体10の上面にカバー16が一段高く載るようにして被せられる場合は、図8に示すように、カバー16の周端部がすみ肉継手の形態でパッケージ本体10にレーザシーム溶接で接合される。
また、封止加工に先立ち、トレイ80上の各電子部品パッケージ18においてパッケージ本体10にカバー16を仮止めする加工をレーザスポット溶接で行うことが可能であり、このレーザスポット溶接にも上記実施形態の電子部品パッケージ封止装置を利用することができる。すなわち、図9および図10に示すように、各カバー16に押さえ冶具の棒体82を上から当て、各カバー16を固定した状態でその周端部のうちの選択された箇所(1箇所または複数個所)に、YAGパルスレーザ装置20からの1パルスのパルスレーザ光LA'をガルバノメータ・スキャナ30を介して集光照射して、仮止め用のスポット溶接WAの接合を得ることができる。このスポット溶接用パルスレーザ光LA'はノーマルバルスのパルスレーザ光でよく、その1パルス期間またはパルス幅はたとえば1〜10ミリ秒に設定されてよい。
他にも種々の変形例が可能であり、たとえば、電子部品パッケージのカバーが円板または筒体のものであってもよい。また、パワーフィードバック方式の波形制御に用いた基準値または基準波形のピーク値、アップスロープUPおよびダウンスロープDOWN(図3)の傾斜角等を任意に設定することができる。さらには、台形波以外の基準波形も設定可能である。また、YAGパルスレーザ装置内のレーザ電源回路36(バンク)の個数は3つに限るものではなく、2つ以下であっても4つ以上であってもよい。
上記の実施形態は、カバー16の周端部に1パルスのパルスレーザ光を1パルス期間中にカバー16の周端部を一周するように(一筆書きで)照射して、カバー16の周端部をシーム溶接でパッケージ本体10に接合するものであった。本発明の別の実施形態は、以下に述べるように、四角形の電子部品パッケージにおいてカバー角部のシーム溶接をより一層良好に行えるものである。
この第2の実施形態によれば、四角形の電子部品パッケージ18においてパッケージ本体10に四角形カバー16をシーム溶接で接合するために、全部で4個のパルスレーザ光が使用(照射)される。より詳細には、主制御部24の制御の下でYAGパルスレーザ装置20より、図12に示すように4パルスのパルスレーザ光LA1,LA2,LA3,LA4が所望のインターバルTa,Tb,Tcを挟んで連続的に発振出力される。そして、主制御部24の制御の下でガルバノメータ・スキャナ30により、図11に示すように、1番目のパルスレーザ光LA1はその1パルス期間中にカバー16の長辺M1を縦断するように照射され、2番目のパルスレーザ光LA2はその1パルス期間中にカバー16の短辺M2を縦断するように照射され、3番目のパルスレーザ光LA3はその1パルス期間中にカバー16の長辺M3を縦断するように照射され、4番目のパルスレーザ光LA4はその1パルス期間中にカバー16の短辺M4を縦断するように照射される。ここで、カバー16の四辺M1,M2,M3,M4の間には、長辺M1の終端に短辺M2の始端が繋がり、短辺M2の終端に長辺M3の始端が繋がり、長辺M3の終端が短辺M4の始端に繋がるという順序関係がある(図10,図11)。
各パルスレーザ光LA1,LA2,LA3,LA4がカバー16の各辺M1,M2,M3,M4を縦断する際の移動速度(スキャニング速度)は、それぞれ別個の値に設定可能であるが、通常は同一の速度に選ばれてよい。各パルスレーザ光LA1,LA2,LA3,LA4のパルス幅は、カバー16の四辺M1,M2,M3,M4の寸法とスキャニング速度とに応じて決まる。また、各パルスレーザ光LA1,LA2,LA3,LA4のレーザ出力の波形、ピーク値、アップスロープ/ダウンスロープ等も、パワーフィードバック波形制御方式において各パルス毎に独立した値あるいは同一の値に設定されてよい。
各インターバルTa,Tb,Tcはパルスレーザ光無しの期間であるが、ガルバノメータ・スキャナ30はこの期間中も停止することなく継続的に動作し続ける。すなわち、各インターバルTa,Tb,Tcの期間中は、カバー16の外側の領域で、パルスレーザ光無しの仮想ビームスポット(仮にパルスレーザ光LAが出ているとした場合に得られるビームスポット)を図11の点線で示すような所定の経路で移動させる。
図11において、ガルバノメータ・スキャナ30は、1番目のパルスレーザ光LA1の実ビームスポットを、ケース16の長辺M1に対してその始端から終端まで、つまり直線経路S2を移動させる。そこから先は、パルスレーザ光無しの仮想ビームスポットを、長辺M1の終端からその延長上に所定の距離だけ離れた第1の折り返し点Jaまでの直線経路S3と、この第1の折り返し点Jaからケース16の短辺M2の始点からその延長上に所定の距離だけ離れた第2の折り返し点Jbまでの直線経路S4と、この第2の折り返し点Jbからケース16の短辺M2の始点までの直線経路S5とで順次移動させる。
次に、2番目のパルスレーザ光LA2の実ビームスポットを、ケース16の短辺M1に対してその始端から終端まで、つまり直線経路S6を移動させる。そこから先は、パルスレーザ光無しの仮想ビームスポットを、短辺M2の終端からその延長上に所定の距離だけ離れた第1の折り返し点Jaまでの直線経路S7と、この第1の折り返し点Jaからケース16の長辺M3の始点からその延長上に所定の距離だけ離れた第2の折り返し点Jbまでの直線経路S8と、この第2の折り返し点Jbからケース16の長辺M3の始点までの直線経路S9とで順次移動させる。
次に、3番目のパルスレーザ光LA3の実ビームスポットを、ケース16の長辺M3に対してその始端から終端まで、つまり直線経路S10を移動させる。そこから先は、パルスレーザ光無しの仮想ビームスポットを、長辺M3の終端からその延長上に所定の距離だけ離れた第1の折り返し点Jaまでの直線経路S11と、この第1の折り返し点Jaからケース16の短辺M4の始点からその延長上に所定の距離だけ離れた第2の折り返し点Jbまでの直線経路S12と、この第2の折り返し点Jbからケース16の短辺M4の始点までの直線経路S13とで順次移動させる。
次に、4番目のパルスレーザ光LA2の実ビームスポットを、ケース16の短辺M4に対してその始端から終端まで、つまり直線経路S14で移動させる。そこから先は、パルスレーザ光無しの仮想ビームスポットを、短辺M2の終端からその延長上に所定の距離だけ離れた終点ENDまでの直線経路S15で移動させる。なお、1回目のシーム溶接をケース16の長辺M1で行う直前にも、パルスレーザ光無しの仮想ビームスポットを、カバー16の外の領域に設定されたスタート点STARTからケース16の長辺M1の始点までの直線経路S1で移動させる。
上記のような点線で示した各直線経路S1における仮想ビームスポットの移動速度は、それぞれ別個の値に設定可能であるが、通常は同一の速度、しかも実ビームスポットの移動速度に一致させてよい。なお、図12における各区間の時間t1〜t15は、図11における実ビームスポットまたは仮想ビームスポットの各移動経路S1〜S15にそれぞれ対応している。
一例として、カバー16のサイズが2mm×4mmの場合、つまりM2(S6),M4(S14)=2mm、M1(S2),M3(S10)=4mmの場合、仮想ビームスポットの各移動経路をS1,S3,S5,S7,S9,S11,S13,S15=3mm、S4,S8,S12=4.2mmに設定し、実ビームスポットおよび仮想ビームスポットの移動速度を410mm/秒に設定すると、1パッケージ当たりのレーザショット数は4(個)で、封止加工時間は48.6mm÷410mm/秒≒0.118秒である。
このように、この第2の実施形態においても、従来のオーバーラップ方式によるレーザシーム溶接法に比して1パッケージ当たりのシーム溶接時間(封止加工時間)を1/10以下に短縮できる。もちろん、カバー16の各辺に対するレーザ照射時間が非常に短いため、封止加工中にパッケージ18内に熱が篭ることもなく、素子(水晶片)12が熱でダメージを受けるおそれもない。
しかも、この実施形態によれば、上記のように、4個のパルスレーザ光LA1,LA2,LA3,LA4が四角形カバー16の四辺に一定のピークパワーおよび一定の移動速度でそれぞれ一直線にスキャニング照射され、各辺の始端および終端には中間部と同じピークパワーおよび同じ移動速度で(つまり同じレーザパワー密度で)各パルスレーザ光が照射されるので、四角形カバー16全体(一周)でより均一な(特に各辺の両端部と中間部とでばらつきのない)封止用のシーム溶接を行うことができる。
なお、この実施形態における各パルスレーザ光LAのパルス幅は10ミリ秒前後またはそれ以下のノーマルパルスである。したがって、YAGパルスレーザ装置20はコンデンサ・バンクを1つだけ備える1バンク型のレーザ電源部で構成されてもよい。
本発明の一実施形態における電子部品パッケージ封止装置の全体構成を示すブロック図である。 実施形態の電子部品パッケージ封止装置におけるYAGパルスレーザ装置の内部の構成を示すブロック図である。 実施形態のYAGパルスレーザ装置におけるパワーフィードバック波形制御およびバンク切換方式の作用を示すための各部の波形を示す波形図である。 実施形態の電子部品パッケージ封止装置におけるガルバノメータ・スキャナの構成例を示す斜視図である。 実施形態における封止加工中の作用を示す斜視図である。 実施形態における封止加工中の作用を示す部分拡大斜視図である。 実施形態における封止加工後の仕上がり状態を示す斜視図である。 実施形態においてカバーをすみ肉継手のレーザシーム溶接でパッケージ本体に接合する例を示す部分拡大側面図である。 実施形態においてレーザシーム溶接の封止加工に先立って行われる仮止め工程の一段階を示す上面図である。 上記仮止め工程の一段階を示す拡大斜視図である。 別の実施形態における実ビームスポットおよび仮想ビッムスポットの移動軌跡を示す図である。 別の実施形態におけるパルスレーザ光の波形を示す波形図である。 本発明の適用可能な電子部品パッケージの構成を示す分解斜視図である。 従来のレーザシーム溶接による封止加工を示す斜視図である。 従来のレーザシーム溶接による封止加工を示す部分斜視図である。 従来の封止加工用レーザシーム溶接におけるパルスレーザ光の波形を示す波形図である。
符号の説明
10 パッケージ本体
12 水晶片
14 電極
16 カバー
18 電子部品パッケージ
20 YAGパルスレーザ装置
22 レーザ光学系
24 主制御部
30 ガルバノメータ・スキャナ
32 スキャナ制御部
34 YAGレーザ発振器
36A,36B,36C レーザ電源回路
38 レーザ出力測定部
42 励起光源
44 YAGロッド(レーザ媒質)
50A,50B,50C コンデンサ
52A,52B,52C バンク・コンデンサ
54A,54B,54C 充電回路
56A,56B,56C 電源制御部

Claims (21)

  1. 上面の開口したパッケージ本体に被せられたカバーの周端部を気密に接合して電子部品パッケージを封止する方法であって、
    前記カバーの周端部に1パルスのパルスレーザ光を1パルス期間中に前記カバーの周端部を一周するように照射して、前記カバーの周端部を一周に亘って前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する電子部品パッケージ封止方法。
  2. ガルバノメータ・スキャナを用いて、前記カバーの周端部に対する前記1パルスのパルスレーザ光の一周移動を行う請求項1に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  3. 前記パルスレーザ光が前記カバーの周端部をほぼ一定の速度で一周する請求項1または請求項2に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  4. 前記パルスレーザ光が前記カバーの周端部を一周する間はほぼ一定のレーザ出力を維持する請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  5. 上面の開口したパッケージ本体に被せられた四角形カバーの周端部を気密に接合して電子部品パッケージを封止する方法であって、
    前記カバーの第1の辺に1パルスの第1のパルスレーザ光を1パルス期間中に前記第1の辺を縦断するように照射して、前記カバーの周端部を前記第1の辺にて前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する第1の工程と、
    前記カバーの第2の辺に1パルスの第2のパルスレーザ光を1パルス期間中に前記第2の辺を縦断するように照射して、前記カバーの周端部を前記第2の辺にて前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する第2の工程と、
    前記カバーの第3の辺に1パルスの第3のパルスレーザ光を1パルス期間中に前記第3の辺を縦断するように照射して、前記カバーの周端部を前記第3の辺にて前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する第3の工程と、
    前記カバーの第4の辺に1パルスの第4のパルスレーザ光を1パルス期間中に前記第4の辺を縦断するように照射して、前記カバーの周端部を前記第4の辺にて前記パッケージ本体にシーム溶接で接合する第4の工程と
    を有する電子部品パッケージ封止方法。
  6. 前記カバーの四辺において、前記第1の辺の終端に前記第2の辺の始端が繋がり、前記第2の辺の終端に前記第3の辺の始端が繋がり、前記第3の辺の終端に前記第4の辺の始端が繋がり、前記第4の辺の終端が前記第1の辺の始端に繋がる請求項5に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  7. 前記第1の工程と前記第2の工程との間、前記第2の工程と前記第3の工程との間および前記第3の工程と前記第4の工程との間にそれぞれパルスレーザ光無しのインターバルが設けられる請求項5または請求項6に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  8. 前記カバーに対して前記パルスレーザ光のビームスポットをガルバノメータ・スキャナにより二次元方向で移動させ、
    前記インターバル中は前記ガルバノメータ・スキャナにより前記カバーの外側の領域でパルスレーザ光無しの仮想ビームスポットを移動させる請求項7に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  9. 前記仮想ビームスポットの移動軌跡は、
    直前の工程でシーム溶接が行われた前記カバーの一辺の終端からその延長上に所定の距離だけ離れた第1の折り返し点までの第1の直線経路と、
    前記第1の折り返し点から次の工程でシーム溶接が行われるべき前記カバーの一辺の始端からその延長上に所定の距離だけ離れた第2の折り返し点までの第2の直線経路と、
    前記第2の折り返し点から前記次の工程でシーム溶接が行われるべき前記カバーの一辺の始端までの第3の直線経路と
    を含む請求項8に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  10. 各々の前記パルスレーザ光が前記カバーの各辺をほぼ一定の速度で縦断する請求項5〜9のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  11. 各々の前記パルスレーザ光が前記カバーの各辺を縦断する間はほぼ一定のレーザ出力を維持する請求項5〜10のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  12. 前記パッケージ本体に対して前記カバーの周端部のシーム溶接加工を行う前に、前記カバー周端部の選択された1箇所または複数箇所に仮止めのためのパルスレーザ光をそれぞれ局所的に照射してスポット溶接を行う請求項1〜11のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  13. 前記パルスレーザ光がYAGパルスレーザ光である請求項1〜12のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  14. 前記カバーの周端部が前記バッケージ本体に突き合わせ継手で溶接される請求項1〜13のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  15. 前記カバーの周端部が前記パッケージ本体にすみ肉継手で溶接される請求項1〜13のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  16. 前記パッケージ本体および前記カバーがそれぞれ金属である請求項1〜15のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止方法。
  17. 上面の開口したパッケージ本体に被せられたカバーの周端部を気密に接合して電子部品パッケージを封止する電子部品パッケージ封止装置であって、
    レーザ媒質と、このレーザ媒質を光学的に励起する励起光源とを有し、前記励起光源に供給される電力に応じたレーザ出力を有するパルスレーザ光を発振出力するレーザ発振部と、
    前記レーザ発振部からの前記パルスレーザ光を前記パッケージ本体上の前記カバーの周端部へ向けて反射するためのスキャン・ミラーを有し、前記カバーの周端部に対して前記パルスレーザ光のビームスポットを所定の経路で移動させるレーザ走査部と、
    前記レーザ発振部より発生された前記パルスレーザ光のレーザ出力を測定するレーザ出力測定部と、
    前記レーザ出力測定部より得られるレーザ出力測定値が所望のレーザ出力設定値または波形に一致するように前記レーザ発振部の励起光源に電力を供給するレーザ電源部と、
    前記レーザ発振部より発生される1パルスのパルスレーザ光が前記カバーの周端部に照射され、かつ1パルス期間中に前記カバーの周端部を一周するように前記レーザ電源部と前記レーザ走査部とを制御する制御部と
    を有する電子部品パッケージ封止装置。
  18. 前記レーザ電源部が、
    前記レーザ発振部の励起光源に供給する電力を蓄積するコンデンサと、このコンデンサを予め設定された充電電圧に充電する充電回路と、前記レーザ出力測定部からのレーザ出力測定値を前記レーザ出力設定値または波形と比較し、比較誤差を零にするように前記スイッチング素子をスイッチング制御する電源制御回路とを含むレーザ電源回路を前記レーザ発振部に対して複数並列に接続し、
    1パルス期間中にそれら複数のレーザ電源回路を所定のタイミングで順番に切り換えて前記レーザ発振部に1パルス期間の持続時間を有するパルス電流を供給する請求項17に記載の電子部品パッケージ封止装置。
  19. 上面の開口したパッケージ本体に被せられた四角形カバーの周端部を気密に接合して電子部品パッケージを封止する電子部品パッケージ封止装置であって、
    レーザ媒質と、このレーザ媒質を光学的に励起する励起光源とを有し、前記励起光源に供給される電力に応じたレーザ出力を有するパルスレーザ光を発振出力するレーザ発振部と、
    前記レーザ発振部からの前記パルスレーザ光を前記パッケージ本体上の前記カバーの周端部へ向けて反射するためのスキャン・ミラーを有し、前記カバーの周端部に対して前記パルスレーザ光のビームスポットを所定の経路で移動させるレーザ走査部と、
    前記レーザ発振部より発生された前記パルスレーザ光のレーザ出力を測定するレーザ出力測定部と、
    前記レーザ出力測定部より得られるレーザ出力測定値が所望のレーザ出力設定値または波形に一致するように前記レーザ発振部の励起光源に電力を供給するレーザ電源部と、
    前記レーザ発振部より所望のインターバルを挟んで連続的に発生される4パルスのパルスレーザ光が前記カバーの四辺周端部にそれぞれ照射され、各パルスレーザ光がその1パルス期間中に前記カバーの各辺を縦断するように前記レーザ電源部と前記レーザ走査部とを制御する制御部と
    を有する電子部品パッケージ封止装置。
  20. 前記レーザ電源部が、
    前記レーザ発振部の励起光源に供給する電力を蓄積するコンデンサと、
    このコンデンサを予め設定された充電電圧に充電する充電回路と、
    各々のパルスレーザ光について、前記レーザ出力測定部からのレーザ出力測定値を前記レーザ出力設定値または波形と比較し、比較誤差を零にするように前記スイッチング素子をスイッチング制御する電源制御回路と
    を有する請求項19に記載の電子部品パッケージ封止装置。
  21. 前記レーザ媒質がYAGロッドであり、前記パルスレーザ光がYAGパルスレーザ光である請求項17〜20のいずれか一項に記載の電子部品パッケージ封止装置。



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