JP2007012698A - アライメントマーク付き基板、位置合わせ方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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【課題】 大型の基板に対しても、基板上に形成されたアライメントマークの位置を正確に検出して、基板の位置合わせ時間を短くすることができるアライメントマーク付き基板を提供する。
【解決手段】 アライメントマーク付き基板である基板10は、主アライメントマーク1および主アライメントマーク1の周辺に、主アライメントマークに対して予め定める相対位置で分散して配置された8つの副アライメントマーク2〜副アライメントマーク9が基板上に形成されている。主アライメントマーク1および副アライメントマーク2〜副アライメントマーク9は、それぞれ異なる形状を有しており、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つが、画像取り込み領域内に入るように配置される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基板上に形成されたアライメントマークの位置を正確に検出して、基板の位置合わせを行うためのアライメントマーク付き基板、位置合わせ方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
従来から、たとえばカラー液晶、表示パネルを構成するマトリクス型液晶、あるいは薄膜トランジスタ(TFT)素子基板と、カラーフィルタ(CF)とを重ね合わせて接合する装置においては、開口率低下防止あるいは色むら防止のために、各基板を高精度に位置合わせして接合する必要がある。そこで、各基板が重なり合う位置にアライメントマークを設け、このアライメントマークに基づいて位置合わせを行なっている。
図10は、従来用いられているアライメントマークの例を示す図である。この例に示したアライメントマークは、2枚の透明な基板を重ね合わせて位置合わせする場合に用いられるものである。片方の基板にポジマークのアライメントマークを付し、他方の基板にネガマークのアライメントマークを付して位置合わせが行なわれる。図10(1)に示したアライメントマークは十字型、図10(2)に示したアライメントマークは正方形型、および図10(3)に示したアライメントマークは円型であり、それぞれネガマーク、ポジマーク、およびそれらが重ねられた状態を示している。基板を高精度に位置付けるために、各アライメントマークの形状寸法差は、数μメートルとなるように設定されている。すなわち、アライメントマークの形状寸法は、高精度なものが要求される。
アライメントマークを認識する方法には、パターンマッチング法と、エッジ検出法とがある。パターンマッチング法は、予め登録されているアライメントマークのパターン形状と、読み取ったアライメントマークの形状との相関を判定することによって、アライメントマークを認識する方法である。エッジ検出法は、読み取ったアライメントマークの画像から、アライメントマークのエッジを検出し、それらの座標位置に基づいて、アライメントマークの形状を認識する方法である。エッジ検出法は、アライメントマークの品質の影響を受けにくいという利点があるものの、処理速度が遅い。現状は、高速処理の要請が高いので、エッジ検出法よりも、マークの品質の影響を受けやすいために相関値が低下すると認識率が低下するという欠点はあるが、高速処理が可能であるパターンマッチング法が主流となりつつある。
図10(2)および図10(3)に示したアライメントマークは、単純な正方形および円形の形状であるため、視野内にあるゴミなどの異物と誤認識されやすいので、視野内における画像情報が多く、形状に特徴のある図10(1)に示した十字型のアライメントマークが採用されることが多い。
2つの基板の位置合わせを行う場合、位置合わせを行う前の状態では、各基板に付されたアライメントマークの位置は当然ずれている。CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子を用いて、アライメントマークを読み取る場合、両方のアライメントマークが視野内に入っている必要がある。そのために、まず光学倍率を低倍率にして視野角を広くし、粗い位置合わせを行った後、光学倍率を高倍率にして、高精度の位置合わせを行っており、撮像素子の画像処理機構が複雑化するという欠点がある。
アライメントマークに関する従来の技術として、光学系が低倍率のままでも、高精度に位置合わせを行うことができるアライメントマークがある。このアライメントマークは、少なくともいずれか片方が透明な一対の被位置合わせ部材を重ね合わせて位置合わせするためのものである。片方の被位置合わせ部材のアライメントマークは、予め設定された基準方向に対して平行方向および直行方向の線分から構成され、他方の被位置合わせ部材のアライメントマークは、前記平行方向および/または直行方向の線分に対して所定の角度を有し、前記平行方向および/または直行方向の線分を挟んで線対称となる複数対の線分の組合せから構成される。アライメントマークを認識するための撮像装置が低倍率であっても、これらの線分から画像認識に必要な十分な形状情報を採取することができ、正確な位置合わせを行うことができる(たとえば、特許文献1参照)。
位置合わせ方法に関する従来の技術として、それぞれ位置あわせマーク、つまりアライメントマークが付された一対の透明基板の位置合わせを行う透明基板の位置合わせ方法がある。この位置合わせ方法は、一対の透明基板を重ね合わせた状態で認識された重なり合った位置合わせマークの画像から、片方の透明基板の認識された位置合わせマークの画像を減算することによって、一対の透明基板の相対位置を認識し、認識された相対位置に基づいて、いずれか一方の透明基板を移動して位置合わせを行うものである。同種の位置合わせマークを用いた場合であっても、容易かつ正確に位置合わせすることができる(たとえば、特許文献2参照)。
上述した従来の技術は、主に2枚の基板を正確に重ね合わせるためのものであるが、1枚の基板を装置に載置する場合にも正確に位置合わせする必要がある。
たとえば、半導体デバイスの分野においては、半導体基板の面に形成されたアライメントマークを顕微鏡あるいはカメラなどで検出する検出作業は、熟練が要求されることがあり、あるいは検出時間が長くかかることがある。これらを改善するための従来の技術として、アライメントマークである特定パターンの周辺に副パターンを配置した半導体基板がある。この副パターンは、特定パターンの存在する方向がわかるように形成され、特定パターンの周辺に配置されたものである。この副パターンを検出することによって、容易に特定パターンを検出することができ、検出時間を短くすることができる(たとえば、特許文献3参照)。
特開平2000−329516号公報 特開平7−306007号公報 特開平1−310552号公報
しかしながら、基板の大型化に伴い、基板を装置に載置する際の位置付け誤差が大きくなる傾向にある。そのため、従来のカメラの拡大倍率およびアライメントマークの大きさでは、カメラの視野領域内でアライメントマークを認識することができない可能性がある。カメラの拡大倍率を下げるとともに、アライメントマークを大きくすることによって、アライメントマークをカメラの視野領域内に入れることは可能であるが、アライメントマークの線の幅が太くなり、その状況では十分な位置づけ精度を確保することはできない。
特許文献3に記載されている半導体基板は、特定パターンの周辺に特定パターンが存在する方向を示す副パターンを配置したものであり、副パターンを検出することによって、特定パターンを比較的容易に検出することができる。しかしながら、副パターンを検出することによって、特定パターンの方向を認識することはできるが、副パターンから特定パターンまでの距離を把握することができない。したがって、副パターンを検出しただけでは、基板の位置合わせのために基板を移動させるべき移動量を知ることはできない。この場合、特定パターンが検出されるまで、特定パターンの存在する方向に、予め定められた移動量を何回か移動させる必要があり、位置合わせに時間がかかるという問題がある。さらに、カメラの視野領域内に副パターンが入っていないときは、基板をランダムに移動させる必要があり、位置合わせ時間がますます増加するという問題がある。
本発明の目的は、大型の基板に対しても、基板上に形成されたアライメントマークの位置を正確に検出して、基板の位置合わせ時間を短くすることができるアライメントマーク付き基板、位置合わせ方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、基材上の基準位置を表す主アライメントマークと、主アライメントマークの位置に対して予め定める相対位置に分散して配置される複数の副アライメントマークとが基材上に形成されたアライメントマーク付き基板であって、
主アライメントマークと各副アライメントマークとは異なる形状を有し、かつ各副アライメントマークはそれぞれ異なる形状を有し、
副アライメントマークは、前記基材の画像を取り込むための画像取り込み領域内に、主アライメントマーク、複数の副アライメントマークのうち少なくともいずれか1つ、または複数の副アライメントマークのうち少なくともいずれか1つおよび主アライメントマークが入るように配置されることを特徴とするアライメントマーク付き基板である。
本発明に従えば、基材上の基準位置を表す主アライメントマークと、主アライメントマークの位置に対して予め定める相対位置に分散して配置される複数の副アライメントマークとが基材上に形成され、主アライメントマークと各副アライメントマークとは異なる形状とされ、かつ各副アライメントマークはそれぞれ異なる形状とされ、副アライメントマークは、前記基板の画像を取り込むための画像取り込み領域内に、主アライメントマーク、複数の副アライメントマークのうち少なくともいずれか1つ、または複数の副アライメントマークのうち少なくともいずれか1つおよび主アライメントマークが入るように配置される。
このように、主アライメントマークの周辺に、それぞれ形状の異なる複数の副アライメントマークを、画像取り込み領域内に主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つが入るように、主アライメントマークの位置に対して予め定める相対位置に分散して配置するので、大型の基板に対しても、撮影された画像の中に少なくとも1つのアライメントマークを検出して特定することができ、特定されたアライメントマークから主アライメントマークの位置を正確に求めることができる。
また本発明は、前記画像取り込み領域は、XY座標におけるX軸方向に平行な辺およびY軸方向に平行な辺から構成される矩形の領域であり、
主アライメントマークと主アライメントマークに隣接する副アライメントマークとの間および隣接する2つの副アライメントマークの間のアライメントマーク間長は、X軸方向のアライメントマーク間長は、前記画像取り込み領域のX軸方向に平行な辺の長さより短く、かつY軸方向のアライメントマーク間長は、前記画像取り込み領域のY軸方向に平行な辺の長さより短いことを特徴とする。
本発明に従えば、隣接するアライメントマーク間のX軸およびY軸方向の長さを、それぞれ画像取り込み領域のX軸およびY軸方向の長さよりも短くしているので、画像取り込み領域の中に、主アライメントマークおよび副アライメントマークのうち少なくとも1つを含めることができる。
また本発明は、主アライメントマークからX軸方向に最も離れた副アライメントマークは、前記基板がX軸方向に最大限ずれたときに、前記画像取り込み領域内に入る位置に配置され、かつ主アライメントマークからY軸方向に最も離れた副アライメントマークは、前記基板がY軸方向に最大限ずれたときに、前記画像取り込み領域に入る位置に配置されることを特徴とする。
本発明に従えば、主アライメントマークから最も離れた副アライメントマークの位置を、基板が最大限ずれたときの画像取り込み領域内に配置するので、基板のずれが最大であっても、副アライメントマークを検出することができる。
また本発明は、X軸のプラス方向に配置される副アライメントマークの数mを、基板がX軸方向に最大限ずれた長さを前記画像取り込み領域のX軸方向に平行な辺の長さで除算した値を四捨五入した値とし、Y軸のプラス方向に配置される副アライメントマークの数nを、基板がY軸方向に最大限ずれた長さを前記画像取り込み領域のY軸方向に平行な辺の長さで除算した値を四捨五入した値とすると、前記画像取り込み領域に主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つを含めるために最低限必要な副アライメントマークの数は、((2m+1)×(2n+1)−1)個であり、
複数の副アライメントマークは、X軸方向に等間隔に(2n+1)列、かつY軸方向に等間隔に(2m+1)列で配置されることを特徴とする。
本発明に従えば、X軸方向およびY軸方向への最大位置ずれ誤差を、それぞれ画像取り込み領域のX軸方向の辺の長さおよびY軸方向の辺の長さで除算することによって、最低限必要な副アライメントマークの数を算出し、その数の副アライメントマークを、主アライメントマークを中心にして等間隔で配列するので、基板の位置ずれ量が最大位置ずれ誤差内であれば、画像取り込み領域の中に、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つを検出することができる。
また本発明は、前記主アライメントマークおよび前記複数の副アライメントマークから構成されるアライメントマーク群を2組含み、前記基板の対角線上の両端部に各アライメントマーク群を配置したことを特徴とする。
本発明に従えば、2組のアライメントマーク群を基板の対角に配置するので、各組の主アライメントマークの位置を検出することによって、基板が予め定める基準方向に対して傾いている場合に、その傾きを検出することができる。
また本発明は、前記アライメントマーク付き基板を予め定める位置に位置合わせする位置合わせ方法であって、
前記基板の画像を撮影する撮影工程と、
前記基板に形成された主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークの形状を表す形状情報と、前記予め定める相対位置を表す位置情報とを記憶する記憶部から形状情報を読み出し、撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する検出工程と、
まず撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記重心位置とに基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出する移動量算出工程と、
前記基板を、移動量算出工程で算出された移動量移動させて基板の位置合わせを行う位置調整工程とを含むことを特徴とする位置合わせ方法である。
本発明に従えば、アライメントマーク付き基板を予め定める位置に位置合わせするにあたって、まず、撮影工程で、前記基板の画像を撮影し、検出工程で、前記基板に形成された主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークの形状を表す形状情報と、前記予め定める相対位置を表す位置情報とを記憶する記憶部から形状情報を読み出し、撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する。
次に、移動量算出工程で、まず撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記重心位置とに基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出し、位置調整工程で、前記基板を、移動量算出工程で算出された移動量移動させて基板の位置合わせを行う。
このように、主アライメントマークの周辺に複数の副アライメントマークが分散して配置された基板について、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークの形状と主アライメントマークに対する副アライメントマークの相対位置とを表す情報を予め記憶部に記憶しておき、撮影画像の中のアライメントマークの位置を求め、さらに記憶部に記憶された情報から、そのアライメントマークの主アライメントマークに対する相対位置を求めることによって、基板を移動すべき移動量を算出するので、大型の基板に対しても、基板の移動量を正確にかつ容易に算出することができる。
また本発明は、前記位置調整工程の後に、
前記基板の画像を撮影する第2撮影工程と、
第2撮影工程で撮影された画像の中の主アライメントマークの形状の重心位置を求め、求めた重心位置に基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出する第2移動量算出工程と、
前記基板を、第2移動量算出工程で算出された移動量移動させて、基板の位置合わせを行う第2位置調整工程とをさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、撮影された画像の中のアライメントマークの重心位置に基づいて、基板の移動量を求め、求めた移動量基板を移動した後、さらに主アライメントマークが入っている画像取り込み領域の画像を取り込み、取り込んだ画像に基づいて主アライメントマークの重心位置を求めて、移動量を算出するので、位置合わせの微調整を行うことができる。
また本発明は、前記アライメントマーク付き基板を予め定める位置に位置合わせする位置合わせ方法であって、
前記基板の2組のアライメントマーク群のうちの1組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影する第1撮影工程と、
前記基板に形成された2組のアライメントマーク群に含まれる主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークの形状を表す形状情報と、前記予め定める相対位置を表す位置情報とを記憶する記憶部から形状情報を読み出し、第1撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する第1検出工程と、
まず第1撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第1撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の第1重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、第1検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記第1重心位置とに基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出する第1移動量算出工程と、
前記基板を、第1移動量算出工程で算出された移動量移動させる第1位置調整工程と、
2組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影する第2撮影工程と、
前記記憶部から形状情報を読み出し、第2撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する第2検出工程と、
まず第2撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第2撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の第2重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、第2検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記第2重心位置とに基づいて、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークを前記予め定める位置における2組目の主アライメントマークの位置に移動させる回転角を算出する回転角算出工程と、
1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークの位置を回転角算出工程で算出された回転角移動させて、基板の位置合わせを行う第2位置調整工程とを含むことを特徴とする位置合わせ方法である。
本発明に従えば、アライメントマーク付き基板を予め定める位置に位置合わせするにあたって、まず、第1撮影工程で、前記基板の2組のアライメントマーク群のうちの1組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影し、第1検出工程で、前記基板に形成された2組のアライメントマーク群に含まれる主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークの形状を表す形状情報と、前記予め定める相対位置を表す位置情報とを記憶する記憶部から形状情報を読み出し、第1撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する。
次に、第1移動量算出工程で、まず第1撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第1撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の第1重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、第1検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記第1重心位置とに基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出し、第1位置調整工程で、前記基板を、第1移動量算出工程で算出された移動量移動させる。
さらに、第2撮影工程で、2組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影し、第2検出工程で、前記記憶部から形状情報を読み出し、第2撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する。
さらにまた、回転角算出工程で、まず第2撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第2撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の第2重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、第2検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記第2重心位置とに基づいて、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークを前記予め定める位置における2組目の主アライメントマークの位置に移動させる回転角を算出し、第2位置調整工程で、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークの位置を回転角算出工程で算出された回転角移動させて、基板の位置合わせを行う。
このように、2組のアライメントマーク群が対角線上の両端部に配置された基板に対して、1組目のアライメントマーク群について撮影された画像の中のアライメントマークの重心位置に基づいて、基板の移動量を算出して、基板を移動させた後、2組目のアライメントマーク群について撮影された画像の中のアライメントマークの重心位置に基づいて、2組目の主アライメントマークを移動させるべき回転角を求め、2組目の主アライメントマークの位置を、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、求めた回転角移動させて位置合わせを行うので、基板が傾いている場合に、基板を回転させて位置合わせを行うことができる。
また本発明は、前記第1位置調整工程の後、第2撮影工程の前に、
1組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影する第3撮影工程と、
第3撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第3撮影工程で撮影された画像の中の主アライメントマークの形状の第3重心位置を求め、求めた第3重心位置に基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出する第2移動量算出工程と、
前記基板を、第2移動量算出工程で算出された移動量移動させて、基板の位置合わせを行う第3位置調整工程とをさらに含み、
前記第2位置調整工程の後に、
2組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影する第4撮影工程と、
第4撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第4撮影工程で撮影された画像の中の主アライメントマークの形状の第4重心位置を求め、求めた第4重心位置に基づいて、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークを前記予め定める位置における2組目の主アライメントマークの位置に移動させる回転角を算出する第2回転角算出工程と、
1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークの位置を第2回転角算出工程で算出された回転角移動させて、基板の位置合わせを行う第4位置調整工程とをさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、2組のアライメントマーク群に対して、撮影された画像の中のアライメントマークの重心位置に基づいて、基板の移動量または回転角を求め、求めた移動量または回転角基板を移動した後、さらに主アライメントマークが入っている画像取り込み領域の画像を取り込み、取り込んだ画像に基づいて主アライメントマークの重心位置を求めて、移動量または回転角を算出するので、傾いている基板に対しても、位置合わせの微調整を行うことができる。
また本発明は、コンピュータに前記位置合わせ方法の各工程を実行させるためのプログラムである。
本発明に従えば、コンピュータに前記開発支援方法の各工程を実行させるためのプログラムとして提供することができる。
また本発明は、コンピュータに前記位置合わせ方法の各工程を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体である。
本発明に従えば、コンピュータに前記位置合わせ方法の各工程を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
本発明によれば、大型の基板に対しても、撮影された画像の中に少なくとも1つのアライメントマークを検出して特定することができ、特定されたアライメントマークから主アライメントマークの位置を正確に求めることができるので、基板の正確な移動量を容易に算出することができ、基板の位置合わせ時間を短くすることができる。
また本発明によれば、画像取り込み領域の中に、主アライメントマークおよび副アライメントマークのうち少なくとも1つを含めることができるので、基板の画像を取り込むことによって、少なくとも1つのアライメントマークを検出することができる。
また本発明によれば、基板のずれが最大であっても、副アライメントマークを検出することができるので、基板の移動量を正確に算出することができる。
また本発明によれば、基板の位置ずれ量が最大位置ずれ誤差内であれば、画像取り込み領域の中に、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つを検出することができるので、検出されたアライメントマークに基づいて、主アライメントマークの位置ずれ量を正確に求めることができ、基板を正確に位置合わせすることができる。
また本発明によれば、各組の主アライメントマークの位置を検出することによって、基板が予め定める基準方向に対して傾いている場合に、その傾きを検出することができるので、基板を回転させて、基板を予め定める基準方向に合わせることができる。
また本発明によれば、大型の基板に対しても、基板の移動量を正確にかつ容易に算出することができるので、基板の位置合わせ時間を短くすることができる。
また本発明によれば、位置合わせの微調整を行うことができるので、より精度の高い位置合わせを行うことができる。
また本発明によれば、基板が傾いている場合に、基板を回転させて位置合わせを行うことができるので、基板を予め定める基準方向に合わせることができる。
また本発明によれば、傾いている基板に対しても、位置合わせの微調整を行うことができるので、より精度の高い位置合わせを行うことができる。
また本発明によれば、コンピュータに発支援方法の各工程を実行させるためのプログラムとして提供することができる。
また本発明によれば、コンピュータに位置合わせ方法の各工程を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるアライメントマーク付き基板10が適用されるアライメント装置30の構成を示す図である。アライメント装置30は、中央処理部31、記憶部32、カメラ部33、画像処理部34、XYステージ35、XYステージコントロール部36、アライメント形状認識部37、移動量算出部38、プログラムの記録媒体39、およびアライメントマーク定義テーブル40を含む。
中央処理部31は、たとえばCPU(Central Processing Unit)によって構成され、プログラムの記録媒体39に記憶されているプログラムを実行することによって、画像処理部34、XYステージコントロール部36、アライメント形状認識部37、および移動量算出部38を制御し、情報を記憶部32に書き込みあるいは読み出す。プログラムの記憶媒体39は、たとえば半導体メモリあるいはディスク装置などの記憶装置によって構成され、CPUで実行されるプログラムを記憶する。記憶部32は、たとえば半導体メモリあるいはディスク装置などの記憶装置によって構成され、中央処理部31によって情報の読み出しあるいは書き込みが行われる。
カメラ部33は、たとえばCCD(Charge Coupled Device)などを含む撮像部であり、XYステージ35に載置されたアライメントマーク付き基板である基板10の画像を画像処理部34の指示によって撮影し、撮影した画像を表す画像情報を画像処理部34に転送する。画像処理部34は、中央処理部31の指示によって、カメラ部33にXYステージ35に載置された基板の画像を撮影させる。画像処理部34は、カメラ部33から転送された画像情報に対して、画像処理を行い、画像処理によって得られた情報を中央処理部31に送信する。
XYステージ35は、基板10を載置し、XYステージコントロール部36から指示される位置に、基板10を移動して、基板10の位置合わせを行う。XYステージコントロール部36は、中央処理部31からの指示によって、XYステージ35を移動させる。
アライメント形状認識部37は、中央処理部31から送信されたカメラ部33で撮影された画像の中に含まれるアライメントマークの形状の重心位置を求める。次に、アライメント定義テーブル40に含まれる後述する形状情報が示す形状の中から、撮影された画像に含まれるアライメントマークの形状に一致する形状を検出する。さらに検出された形状のアライメントマークの相対位置、つまり主アライメントマークに対する相対位置を、アライメント定義テーブル40から抽出し、求めた重心位置および抽出した相対位置を表す情報を中央処理部31に送信する。中央処理部31は受信した重心位置および相対位置を表す情報を移動量算出部38に送信する。
移動量算出部38は、中央処理部31から受信した重心位置および相対位置を表す情報から、基板10を予め定める基準の位置に位置合わせするために移動すべき移動量を算出し、算出した移動量を表す情報を、中央処理部31に送信する。中央処理部31は、受信した移動量を表す情報をXYステージコントロール部36に送信する。
アライメントマーク定義テーブル40は、たとえば半導体メモリあるいはディスク装置などの記憶装置に記憶されている情報であり、後述するアライメントマーク認識テーブルのことである。
図2は、図1に示したアライメントマーク付き基板10を説明するための図である。アライメントマーク付き基板である基板10は、主アライメントマーク1と、主アライメントマーク1の周辺に、主アライメントマークに対して予め定める相対位置で分散して配置された8つの副アライメントマーク2〜副アライメントマーク9とが基材上に形成されている。
主アライメントマーク1および副アライメントマーク2〜副アライメントマーク9は、それぞれ異なる形状を有している。たとえば主アライメントマーク1は、予め設定された基準方向に対して、二つの線分が十字に交差した十字形状である。この基準方向は、任意の方向に設定可能である。副アライメントマーク2〜副アライメントマーク4および副アライメントマーク6は、それぞれ三角型、円型、四角型、および星型の形状であり、いずれも白抜きである。副アライメントマーク5および副アライメントマーク7〜副アライメントマーク9は、それぞれ星型、三角型、円型、および菱型であり、いずれも黒で塗りつぶされている。
基板の最大位置付け誤差が大きくなるときは、副アライメントマークの数を増やし、あるいはカメラ部33の倍率を上げて画像取り込み領域を小さくするときは、アライメントマーク間の距離を短くするとともに副アライメントマークの数を増やすことによって、対応することができる。
図3は、図2に示した副アライメントマークの他の例を示す図である。図3(1)は、白抜きの円型の形状の中に数字「8」を記載したものであり、図3(2)は、白抜きの四角型の形状の中に数字「6」を記載したものである。数字によって各副アライメントマークを識別することができるので、より多くの副アライメントマークを基板上に形成することができる。
図2を参照して、基板11は、基板10がXYステージ35に載置されたとき、X軸のマイナス方向およびY軸のマイナス方向に最大限ずれた状態を示したものである。基板12は、基板10がXYステージ35に載置されたとき、X軸のプラス方向およびY軸のプラス方向に最大限ずれた状態を示したものである。X軸のマイナス方向およびプラス方向の最大の位置付け誤差はともに、ΔXBであり、Y軸方向のマイナス方向およびプラス方向の最大の位置付け誤差はともに、ΔYBである。
画像取り込み領域20は、カメラ部33によって基板10を撮影したときに撮影することができる基板上の領域を示している。基板10は、XYステージ35上の予め定められた位置に載置された状態の基板であり、つまり主アライメントマーク1の重心位置が、画像取り込み領域の中心位置に一致している。たとえば予め定める位置を、XY座標系における座標(XKIJUN、YKIJUN)とすると、主アライメントマーク1の重心位置を示す座標(X0、Y0)が、座標(XKIJUN、YKIJUN)に一致していることである。画像取り込み領域20の最大範囲は、画像取り込み領域20の中心位置からX軸方向の両側にΔXC、および画像取り込み領域20の中心位置からY軸方向の両側にΔYCの範囲である。すなわち画像取り込み領域20は、X軸方向に2ΔXC、およびY軸方向に2ΔYCの範囲の領域である。
画像取り込み領域21は、基板10がX軸およびY軸ともにプラス方向にずれて載置されたときに、カメラ部33によって撮影される基板上の領域を示している。画像取り込み領域22は、基板10がX軸はプラス方向におよびY軸はマイナス方向にずれて載置されたときに、カメラ部33によって撮影される基板上の領域を示している。
基板10が、X軸およびY軸ともにプラス方向に最大限ずれて載置されたときに、カメラ部33によって撮影される基板上の領域に入る副アライメントマークの座標(XMIN、YMIN)は、式(1)および式(2)の条件を満たす必要がある。
ΔXB−ΔXC≦X0−XMIN<ΔXB+ΔXC …(1)
ΔYB−ΔYC≦Y0−YMIN<ΔYB+ΔYC …(2)
すなわち、基板10がX軸およびY軸ともにプラス方向に最大限ずれた位置での画像取り込み領域の範囲内に、主アライメントマークに対して、X軸およびY軸ともにマイナス方向に最も離れた副アライメントマークが入っている条件である。たとえば図2に示した副アライメントマークでは、副アライメントマーク7が主アライメントマーク1に対して、X軸およびY軸ともにマイナス方向に最も離れた副アライメントマークである。
同様に、基板10が、X軸およびY軸ともにマイナス方向に最大限ずれて位置付けされたときに、カメラ部33によって撮影される基板上の領域に入る副アライメントマークの座標(XMAX、YMAX)は、式(3)および式(4)の条件を満たす必要がある。
ΔXB−ΔXC≦XMAX−X0<ΔXB+ΔXC …(3)
ΔYB−ΔYC≦YMAX−Y0<ΔYB+ΔYC …(4)
すなわち、基板10がX軸およびY軸ともにマイナス方向に最大限ずれた位置での画像取り込み領域の範囲内に、主アライメントマークに対して、X軸およびY軸ともにプラス方向に最も離れた副アライメントマークが入っている条件である。たとえば図2に示した副アライメントマークでは、副アライメントマーク4が主アライメントマーク1に対して、X軸およびY軸ともにプラス方向に最も離れた副アライメントマークである。
このように、主アライメントマークから最も離れた副アライメントマークの位置を、基板が最大限ずれたときの画像取り込み領域内に配置するので、基板のずれが最大であっても、副アライメントマークを検出することができる。したがって、基板の移動量を正確に算出することができる。
さらに主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークは、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つが、画像取り込み領域内に入るように配置される。主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つが、画像取り込み領域内に入っているためには、主アライメントマークと主アライメントマークに隣接する副アライメントマークとの間および隣接する2つの副アライメントマーク間のアライメントマーク間長は、X軸方向の長さをΔXAおよびY軸方向の長さをΔYAとすると、式(5)および式(6)の条件を満たす必要がある。
ΔXA<2ΔXC …(5)
ΔYA<2ΔYC …(6)
すなわち、X軸およびY軸方向のアライメントマーク間長は、それぞれ画像取り込み領域のX軸およびY軸方向の長さよりも短いことが条件となる。
隣接するアライメントマーク間のX軸およびY軸方向の長さをそれぞれ画像取り込み領域のX軸およびY軸方向の長さよりも短くしているので、画像取り込み領域の中に、主アライメントマークおよび副アライメントマークのうち少なくとも1つを含めることができる。したがって、基板の画像を取り込むことによって、少なくとも1つのアライメントマークを検出することができる。
このように、基板10を載置する際に位置付け誤差があっても、画像取り込み領域内に、主アライメントマーク1および副アライメントマーク2〜副アライメントマーク9のうち少なくとも1つのアライメントマークを検出することができる。さらに、主アライメントマーク1および副アライメントマーク2〜副アライメントマーク9は、それぞれ異なる形状をしているので、画像取り込み領域内のアライメントマークが、どのアライメントマークかを特定することができ、主アライメントマークとの相対位置に基づいて、主アライメントマークの位置を認識することができる。
すなわち、主アライメントマークの周辺に、それぞれ形状の異なる複数の副アライメントマークを、画像取り込み領域内に主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つが入るように、分散して配置するので、撮影された画像の中に少なくとも1つのアライメントマークを検出して特定することができ、特定されたアライメントマークから主アライメントマークの位置を正確に求めることができる。したがって、基板の正確な移動量を容易に算出することができ、基板の位置合わせ時間を短くすることができる。
主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つを画像取り込み領域内に入れるために、最低限必要な副アライメントマークの数は、主アライメントマークと主アライメントマークに隣接する副アライメントマーク間および隣接する2つの副アライメントマーク間のX軸方向およびY軸方向のアライメントマーク間長が、それぞれ画像取り込み領域のX軸方向の辺の長さおよびY軸方向の辺の長さに略等しいときの数であり、X軸方向およびY軸方向への最大位置ずれ誤差を、それぞれ画像取り込み領域のX軸方向の辺の長さおよびY軸方向の辺の長さで除算することによって求めることができる。
たとえばX軸のプラス方向の副アライメントマークの数mは、X軸のプラス方向への最大の位置付け誤差を画像取り込み領域のX軸方向に平行な辺の長さで除算した値を、四捨五入した値である。同様に、Y軸のプラス方向の副アライメントマークの数nは、Y軸のプラス方向への最大の位置付け誤差を画像取り込み領域のY軸方向に平行な辺の長さで除算した値を、四捨五入した値である。X軸方向のずれがない場合、X軸方向のずれがマイナス方向の場合、Y軸方向のずれがない場合、およびY軸方向のずれがマイナス方向の場合を含めると、1組のアライメントマーク群に含まれる最低限必要な副アライメントマークは、たとえば、主アライメントマークの位置を除いて、主アライメントマークを中心にして、X軸方向に等間隔に(2n+1)列、かつY軸方向に等間隔に(2m+1)列で配置される。このとき、副アライメントマークの数は、((2n+1)×(2m+1)−1)個である。
このように、X軸方向およびY軸方向への最大位置ずれ誤差を、それぞれ画像取り込み領域のX軸方向の辺の長さおよびY軸方向の辺の長さで除算することによって、最低限必要な副アライメントマークの数を算出し、その数の副アライメントマークを、主アライメントマークを中心にして等間隔で配列するので、基板の位置ずれ量が最大位置ずれ誤差内であれば、画像取り込み領域の中に、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つを検出することができる。したがって、検出されたアライメントマークに基づいて、主アライメントマークの位置ずれ量を正確に求めることができ、基板を正確に位置合わせすることができる。
図4は、本発明の実施の他の形態である位置合わせ方法のフローチャートである。基板10がアライメント装置30のXYステージ35に載置され、基板10の位置合わせを行うときに、ステップS1に移る。このフローチャートは、アライメント装置30によって、処理されるフローチャートである。
ステップS1では、画像取り込み処理が行われる。画像取り込み処理では、カメラ部33によって撮影された基板10の画像を表す画像情報を取り込む。さらに取り込んだ画像情報の中に、複数のアライメントマークがある場合は、いずれか1つのアライメントマークを選択し、選択されたアライメントマークの画像情報が示すアライメントマークの形状の重心位置(XJUSIN、YJUSIN)を、画像取り込み領域の中心位置をXY座標の原点にして求める。
ステップS2では、画像認識処理が行われる。画像認識処理では、ステップS1で選択されたアライメントマークの形状の特徴を抽出し、抽出した形状の特徴が、アライメント認識テーブル41に含まれるマーク形状、つまりアライメントマークの形状のうち、どのアライメントマークの形状に一致するかを判定する。
図5は、図4に示したアライメントマーク認識テーブル41を示す図である。アライメントマーク認識テーブル41は、アライメントマークの「番号」、アライメントマークの形状を表す「マーク形状」、主アライメントマークか副アライメントマークかの区別を示す「データタイプ」、アライメントマークの主アライメントマークからのX軸方向の変位を示す「X座標変位」、およびアライメントマークの主アライメントマークからのY軸方向の変位を示す「Y座標変位」を、アライメントマーク毎に示すテーブルである。主アライメントマークに対する副アライメントマークの相対位置が、「X座標変位」および「Y座標変位」によって示される。
たとえば、番号1のアライメントマークについて、マーク形状は十字型形状であることを示す「+」、データタイプは主アライメントマークであることを示す「主アライメント」、X座標変位は「0」、およびY座標変位は「0」と示されている。番号2〜番号9のアライメントマークのマーク形状は、それぞれ三角型、円型、四角型、星型、星型、三角型、円型、および菱型であり、番号2〜番号4および番号6のアライメントマークは白抜き、番号5および番号7〜番号9のアライメントマークは黒く塗りつぶされている。番号2〜番号9のアライメントマークのデータタイプは、いずれも副アライメントマークであることを示す「副アライメント」であり、それぞれのX座標変位およびY座標変位は、「X2」および「Y2」、「X3」および「Y3」、「X4」および「Y4」、「X5」および「Y5」、「X6」および「Y6」、「X7」および「Y7」、「X8」および「Y8」、ならびに「X9」および「Y9」である。
ステップS3では、移動量算出処理が行われる。移動量算出処理では、まずステップS2で形状が一致すると判定されたアライメントマークのX座標変位XHENIおよびY座標変位YHENIを、アライメントマーク認識テーブル41から抽出する。さらにステップS1で求めた重心位置(XJUSIN、YJUSIN)、ならびにアライメントマーク認識テーブル41から抽出したX座標変位XHENIおよびY座標変位YHENIに基づいて、基板10を予め定める位置である基準位置、つまり主アライメントマークを画像取り込み領域の中心位置に移動すべき移動量を求める。X軸方向への移動量は−XJUSIN+XHENIであり、Y軸方向への移動量は−YJUSIN+YHENIである。
ステップS4では、位置調整処理が行われる。位置調整処理では、基板10を、ステップS3で求めた移動量、つまりX軸方向に移動量−XJUSIN+XHENI、Y軸方向に移動量−YJUSIN+YHENI移動して、基板10の位置合わせを行って、処理を終了する。
図6は、図4に示した位置合わせ方法を用いた位置合わせの例を説明するための図である。図6に示した基板10は、図2に示した基板10がX軸のプラス方向およびY軸のマイナス方向にずれた状態を示しており、画像取り込み領域22には、副アライメントマーク5が入っている状態を示している。図6に示した基板10の位置合わせについて、図4に示したフローチャートの処理を説明する。
ステップS1の画像取り込み処理では、取り込んだ画像情報の中の副アライメントマーク5について、画像取り込み領域の中心位置をXY座標の原点にして、副アライメントマーク5の形状の重心位置(Xc、Yc)を求める。ステップS2の画像認識処理では、副アライメントマーク5がアライメントマーク認識テーブル41の中のどのアライメントマークに一致するかを判定する。この判定で、番号「5」の副アライメントマークに一致することがわかる。ステップS3の移動量算出処理では、まず、アライメントマーク認識テーブル41から、番号5の副アライメントマークのX座標変位およびY座標変位を抽出する。番号5の副アライメントマークのX座標変位およびY座標変位、つまり相対位置は、それぞれ「X5」および「Y5」である。さらにステップS1で求めた重心位置(Xc、Yc)およびアライメントマーク認識テーブル41から抽出したX座標変位X5およびY座標変位Y5に基づいて、移動量を求める。移動量は、X軸方向に移動量−Xc+X5、およびY軸方向に移動量−Yc+Y5となる。ステップS4の位置調整処理では、ステップS3で求めた移動量、つまりX軸方向に−Xc+X5、Y軸方向に−Yc+Y5、基板10を移動させて、基板10の位置合わせを行う。
このように、たとえば図2に示したように主アライメントマークの周辺に複数の副アライメントマークを分散して配置し、図4に示したフローチャートの位置合わせ方法を用いることによって、基板10をアライメント装置30のXYステージ35に載置した場合、画像取り込み領域内に主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうちの少なくとも1つのアライメントマークを含めることができる。さらに読み込んだ画像を表す画像情報とアライメントマーク認識テーブル41が示す情報とに基づいて、基板10を基準位置に移動させるための移動量を算出することができる。
すなわち、主アライメントマークの周辺に複数の副アライメントマークが分散して配置された基板について、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークの形状と主アライメントマークに対する副アライメントマークの相対位置とを表す情報を予め記憶部に記憶しておき、撮影画像の中のアライメントマークの位置を求め、さらに記憶部に記憶された情報から、そのアライメントマークの主アライメントマークに対する相対位置を求めることによって、基板を移動すべき移動量を算出するので、大型の基板に対しても、基板の移動量を正確にかつ容易に算出することができる。したがって、基板の位置合わせ時間を短くすることができる。
図7は、図4に示した位置合わせ方法に機能追加を行ったフローチャートである。図7に示したフローチャートは、ステップT1〜ステップT4が、それぞれ図4に示したフローチャートのステップS1〜ステップS4に対応し、ステップT5がステップS4の後に追加されたものである。ステップT1〜ステップT4は、図4に示したステップS1〜ステップS4と同じ処理を行うので説明は、省略する。
ステップT5では、位置微調整処理が行われる。ステップT4で移動された基板10は、略基準の位置に位置付いている。位置微調整処理では、まずカメラ部33によって基板10を撮影し、撮影された画像を表す画像情報を取り込む。次に取り込んだ画像情報の中の主アライメントマークの形状の重心位置(XJUSINS、YJUSINS)を、画像取り込み領域の中心位置をXY座標の原点にして求める。さらに求めた重心位置(XJUSINS、YJUSINS)から、基板10の移動量を算出する。X軸方向への移動量は−XJUSINS、Y軸方向への移動量は−YJUSINSとなる。最後に基板10を、X軸方向に移動量−XJUSINS、Y軸方向に移動量−YJUSINS移動させて、位置合わせの微調整を行って、処理を終了する。
このように、撮影された画像の中のアライメントマークの重心位置に基づいて、基板の移動量を求め、求めた移動量基板を移動した後、さらに主アライメントマークが入っている画像取り込み領域の画像を取り込み、取り込んだ画像に基づいて主アライメントマークの重心位置を求めて、移動量を算出するので、位置合わせの微調整を行うことができる。したがって、より精度の高い位置合わせを行うことができる。
図8は、本発明の実施のさらに他の形態である位置合わせ方法のフローチャートである。このフローチャートは、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークから構成されるアライメントマーク群を2組含み、基板の対角線上の両端部に各アライメントマーク群を配置したアライメントマーク付き基板をXYステージ35に載置する際の位置合わせ方法のフローチャートである。2組のアライメントマーク群が基板の対角線上の両端部に配置されたアライメントマーク付き基板である基板10が、アライメント装置30のXYステージ35に載置され、基板10の位置合わせを行うときに、ステップU1に移る。このフローチャートは、アライメント装置30によって、処理されるフローチャートである。この場合、カメラ部33は、2組のアライメントマーク群を撮影することができるように、たとえば2組のカメラによって構成される。
ステップU1では、2組のアライメントマーク群のうち、いずれか1つのアライメントマーク群(以下1組目のアライメントマーク群という)に対する画像取り込み処理が行われる。1組目の画像取り込み処理では、まずカメラ部33によって撮影された1組目のアライメントマーク群に係る画像を表す画像情報を取り込む。さらに取り込んだ画像情報の中に、主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうちのいずれかのアライメントマークが複数ある場合は、1つのアライメントマークを選択する。たとえば最初に認識したアライメントマークを選択し、選択されたアライメントマークの画像情報が示すアライメントマークの形状の重心位置(XJUSIN1、YJUSIN1)を、画像取り込み領域の中心位置を1組目のアライメントマーク群に対するXY座標の原点にして求める。
ステップU2では、1組目の画像認識処理が行われる。1組目の画像認識処理では、ステップU1で選択されたアライメントマークの形状の特徴を抽出し、抽出した形状の特徴が、アライメント認識テーブル41aに含まれるアライメントマークの形状のうち、どのアライメントマークの形状に一致するかを判定する。アライメント認識テーブル41aは、アライメントマーク認識テーブル41と同じ構成のテーブルであり、1組目のアライメントマーク群に含まれるアライメントマークについての情報が含まれる。
ステップU3では、1組目のXY移動方向算出処理が行われる。1組目のXY移動方向算出処理では、まずステップU2で形状が一致すると判定されたアライメントマークのX座標変位XHENI1およびY座標変位YHENI1を、アライメントマーク認識テーブル41aから抽出する。さらにステップU1で求めた重心位置(XJUSIN1、YJUSIN1)および、アライメントマーク認識テーブル41aから抽出したX座標変位XHENI1およびY座標変位YHENI1に基づいて、基板10を基準位置に移動すべき移動量を求める。X軸方向への移動量は−XJUSIN1+XHENI1であり、Y軸方向への移動量は−YJUSIN1+YHENI1である。
ステップU4では、1組目の位置調整処理が行われる。1組目の位置調整処理では、基板10を、ステップU3で求めた移動量、つまりX軸方向に移動量−XJUSIN1+XHENI1、Y軸方向に移動量−YJUSIN1+YHENI1移動して、基板10の位置合わせを行う。この場合、基板10は平行移動される。
ステップU5では、2組目の画像取り込み処理が行われる。2組目の画像取り込み処理では、まずカメラ部33によって撮影された2組目のアライメントマーク群に係る画像を表す画像情報を取り込む。さらに取り込んだ画像情報の中に、複数のアライメントマークがある場合は、1つのアライメントマークを選択する。たとえば最初に認識したアライメントマークを選択し、選択されたアライメントマークの画像情報が示すアライメントマークの形状の重心位置(XJUSIN2、YJUSIN2)を、画像取り込み領域の中心位置を2組目のアライメントマーク群に対するXY座標を原点にして求める。
ステップU6では、2組目の画像認識処理が行われる。2組目の画像認識処理では、ステップU5で選択されたアライメントマークの形状の特徴を抽出し、抽出した形状の特徴が、アライメント認識テーブル41bに含まれるアライメントマークの形状のうち、どのアライメントマークの形状に一致するかを判定する。アライメント認識テーブル41bは、アライメントマーク認識テーブル41と同じ構成のテーブルであり、2組目のアライメントマーク群に含まれるアライメントマークに対する情報が含まれる。2組のアライメントマーク群が同じものである場合は、アライメント認識テーブル41aおよびアライメントマーク認識テーブル41bのうちのいずれか1つを用いればよい。
ステップU7では、2組目の移動量算出処理が行われる。2組目の移動量算出処理では、まずステップU6で形状が一致すると判定されたアライメントマークのX座標変位XHENI2およびY座標変位YHENI2を、アライメントマーク認識テーブル41bから抽出する。さらにステップU5で求めた重心位置(XJUSIN2、YJUSIN2)および、アライメントマーク認識テーブル41bから抽出したX座標変位XHENI2およびY座標変位YHENI2に基づいて、2組目の主アライメントマークを、基準位置における2組目の主アライメントマークの位置に移動させる移動量を求める。2組目の主アライメントマークのX軸方向への移動量は−XJUSIN2+XHENI2であり、Y軸方向への移動量は−YJUSIN2+YHENI2である。
ステップU8では、2組目の位置調整処理が行われる。2組目の位置調整処理では、ステップU4で移動させた1組目の主アライメントマークの重心位置O1を中心にして、2組目の主アライメントマークを、ステップU7で求めた移動量移動させて、基板10の位置合わせを行って、処理を終了する。
図9は、図8に示した位置合わせ方法を用いた位置合わせの例を説明するための図である。図9に示した基板10は、2組のアライメントマーク群が形成され、1組目のアライメントマーク群はアライメント領域G1に、2組目のアライメントマーク群はアライメント領域G2に配置されている。各組のアライメントマーク群は、1つの主アライメントマークと複数の副アライメントマークを含み、その構成は、たとえば図2に示した構成である。図9に示した場合について、図8に示したフローチャートの処理を説明する。
図9(1)は、基板10がXY座標に対して少し傾き、かつ基準位置に対してずれて位置付けされた状態を示している。この基準位置は、アライメント領域G1に含まれる主アライメントマークを位置付けるべき位置であり、図9(1)では、基準位置をアライメント領域G1のXY座標の原点としている。主アライメントマークの重心位置O1は、アライメント領域G1のXY座標の原点からずれた位置に位置付いている。アライメント領域G1に対する画像取り込み領域の中心位置は、アライメント領域G1のXY座標の原点と一致させている。
ステップU1〜ステップU3では、図9(1)に示した基板10について、1組目のアライメントマーク群、つまりアライメント領域G1のアライメントマーク群の画像情報が取り込まれ、取り込まれた画像情報の中から選択されたアライメントマークに基づいて、基板10を基準位置に移動させるためのX軸方向の移動量ΔX1およびY軸方向の移動量ΔY1を求める。ステップU4では、基板10を、ステップU3で求めた移動量平行移動させる。
図9(2)は、ステップU4で平行移動された基板10の状態を示している。主アライメントマークの形状の重心位置O1は、アライメント領域G1に係る画像取り込み領域の中心位置、つまりアライメント領域G1に対するXY座標の原点に移動している。
図9(3)は、図9(2)と同じ基板10の状態を示している。図9(3)では、アライメント領域G2に含まれる主アライメントマークを位置付けるべき位置を、2組目のアライメントマーク群、つまりアライメント領域G2のXY座標の原点としている。アライメント領域G2の主アライメントマークの形状の重心位置O2は、アライメント領域G2のXY座標の原点からずれた位置に位置付いている。アライメント領域G2に対する画像取り込み領域の中心位置は、アライメント領域G2のXY座標の原点と一致させている。
ステップU5〜ステップU7では、図9(3)に示した基板10について、アライメント領域G2のアライメントマーク群の画像が取り込まれ、取り込まれた画像情報の中から選択されたアライメントマークに基づいて、アライメント領域G2の主アライメントマークを移動させるべきX軸方向の移動量ΔX2およびY軸方向の移動量ΔY2を求める。ステップU8では、アライメント領域G1の主アライメントマークの重心位置O1、つまりアライメント領域G1のXY座標の原点を回転の中心にして、アライメント領域R2の主アライメントマークの位置を、ステップU7で求めた移動量移動させて、基板10の位置合わせを行って、処理を終了する。
図9(4)は、ステップU8での位置合わせが行われた後の基板10の状態を示している。アライメント領域G2の主アライメントマークの重心位置O2が、アライメント領域G2に対する画像取り込み領域の中心位置、つまりアライメント領域G2に対するXY座標の原点に移動している。
このように、2組のアライメントマーク群を基板10の対角に配置するので、各組の主アライメントマークの位置を検出することによって、基板10が予め定める基準方向に対して傾いている場合に、その傾きを検出することができる。したがって、基板10を回転させて、基板10を予め定める基準方向に合わせることができる。
図8に示したフローチャートでは、ステップU7で2組目の主アライメントマークについて移動量を求め、ステップU8でその移動量移動させたが、ステップU7で、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークを予め定める位置における2組目の主アライメントマークの位置に移動させるために基板を回転させる回転角θ1を求めてもよい。この場合、ステップU8では、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、求めた回転角θ1基板を回転させて位置合わせを行う。回転角θは、1組目の主アライメントマークの重心位置と2組目の主アライメントマークの重心位置との長さをLとすると、sin(θ/2)が((X軸方向の移動量)+(Y軸方向の移動量))の正の平方根を2Lで除算した値に等しくなる値である。具体的には、回転角θ1は、1組目の主アライメントマークの重心位置と2組目の主アライメントマークの重心位置との長さをLとすると、sin(θ1/2)が((−XJUSIN2+XHENI2)+(−YJUSIN2+YHENI2))の正の平方根を2Lで除算した値に等しくなる値である。
このように、2組のアライメントマーク群が対角線上の両端部に配置された基板10に対して、1組目のアライメントマーク群について撮影された画像の中のアライメントマークの重心位置に基づいて、基板10の移動量を算出して、基板10を移動させた後、2組目のアライメントマーク群について撮影された画像の中のアライメントマークの重心位置に基づいて、2組目の主アライメントマークを移動させるべき回転角を求め、2組目の主アライメントマークの位置を、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、求めた回転角移動させて位置合わせを行うので、基板10が傾いている場合に、基板10を回転させて位置合わせを行うことができる。したがって、基板10を予め定める基準方向に合わせることができる。
図8に示した位置合わせ方法に主アライメントマークの位置合わせの微調整を行う処理を追加してもよい。1組目のアライメントマーク群に含まれる主アライメントマークおよび2組目のアライメントマーク群に含まれる主アライメントマークに対して位置合わせの微調整を行う。
具体的には、1組目の主アライメントマークに対して、図8に示したフローチャートのステップU4とステップU5の間で、カメラ部33によって1組目の主アライメントマークを含む画像を取り込み、取り込んだ画像情報の中の1組目の主アライメントマークの形状の重心位置(XJUSINS1、YJUSINS1)を、画像取り込み領域の中心位置をXY座標の原点にして求める。さらに求めた重心位置(XJUSINS1、YJUSINS1)から移動量を算出する。X軸方向への移動量は−XJUSINS1、Y軸方向への移動量は−YJUSINS1となる。最後に基板10を、X軸方向に移動量−XJUSINS1、Y軸方向に移動量−YJUSINS1移動させて、位置合わせの微調整を行って、ステップU5に進む。
次に2組目の主アライメントマークに対して、図8に示したフローチャートのステップU8の後で、カメラ部33によって2組目の主アライメントマークを含む画像を取り込み、取り込んだ画像情報の中の2組目の主アライメントマークの形状の重心位置(XJUSINS2、YJUSINS2)を、画像取り込み領域の中心位置をXY座標の原点にして求める。さらに求めた重心位置(XJUSINS2、YJUSINS2)から移動量を算出する。X軸方向への移動量は−XJUSINS2、Y軸方向への移動量は−YJUSINS2となる。最後に基板10を、ステップU4とステップU5との間の処理で移動させた1組目の主アライメントマークの重心位置O1を中心にして、2組目の主アライメントマークを、X軸方向に移動量−XJUSINS2、Y軸方向に移動量−YJUSINS2移動させて、位置合わせの微調整を行って、処理を終了する。
2組目の主アライメントマークについて、移動量の代わりに回転角θ2を求めて、1組目の主アライメントマークの重心位置O1を中心にして、求めた回転角θ2基板を回転させて位置合わせを行ってもよい。回転角θ2は、1組目の主アライメントマークの重心位置と2組目の主アライメントマークの重心位置との長さをLとすると、sin(θ2/2)が((−XJUSINS2)+(−YJUSINS2))の正の平方根を2Lで除算した値に等しくなる値である。
このように、2組のアライメントマーク群に対して、撮影された画像の中のアライメントマークの重心位置に基づいて、基板の移動量または回転角を求め、求めた移動量または回転角基板を移動した後、さらに主アライメントマークが入っている画像取り込み領域の画像を取り込み、取り込んだ画像に基づいて主アライメントマークの重心位置を求めて、移動量または回転角を算出するので、傾いている基板に対しても、位置合わせの微調整を行うことができる。したがって、より精度の高い位置合わせを行うことができる。
上述した実施の形態では、アライメント装置30に含まれる中央処理部31、画像処理部34、XYステージコントロール部36、アライメント形状認識部37、および移動量算出部38を独立して構成したが、画像処理部34、XYステージコントロール部36、アライメント形状認識部37および移動量算出部38の処理を、中央処理部31のCPUに実行させてもよい。これらの処理を行うプログラムは、プログラム記録媒体39に記憶される。
上述した実施の形態である位置合わせ方法は、位置合わせ方法の各工程をコンピュータ、たとえばマイクロコンピュータで実現される中央処理部31のCPUに実行させるためのプログラムとしても提供することができる。このプログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、記録媒体として、図1に示されたプログラムの記録媒体39が用いられているが、CPUで処理が行われるために用いられるメモリ、たとえばROM(Read Only Memory)が記録媒体であってもよいし、あるいは外部記憶装置としてプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能となるような記録媒体であってもよい。
記録媒体に格納されているプログラムは、CPUがアクセスして実行可能な構成であればよい。あるいは、プログラムを読出し、読出したプログラムをプログラム記録エリアにダウンロードして、プログラムを実行する構成であればよい。このダウンロード用のプログラムは、予めCPU内のROMに格納しておく。
記録媒体がアライメント装置30と分離可能に構成される場合、記録媒体は、磁気テープ/カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクもしくはCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)/MO(Magneto
Optical Disk)/MD(Mini Disk)/DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクのディスク系、メモリカードを含むIC(Integrated Circuit)カード/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable Read Only
Memory)/フラッシュROMなどによる半導体メモリ系の記録媒体を含め、固定的にプログラムを担持する記録媒体であればよい。
本発明の実施の一形態であるアライメントマーク付き基板10が適用されるアライメント装置30の構成を示す図である。 図1に示したアライメントマーク付き基板10を説明するための図である。 図2に示した副アライメントマークの他の例を示す図である。 本発明の実施の他の形態である位置合わせ方法のフローチャートである。 図4に示したアライメントマーク認識テーブル41を示す図である。 図4に示した位置合わせ方法を用いた位置合わせの例を説明するための図である。 図4に示した位置合わせ方法に機能追加を行ったフローチャートである。 本発明の実施のさらに他の形態である位置合わせ方法のフローチャートである。 図8に示した位置合わせ方法を用いた位置合わせの例を説明するための図である。 従来用いられているアライメントマークの例を示す図である。
符号の説明
1 主アライメントマーク
2〜9 副アライメントマーク
10〜12 基板
20〜22 画像取り込み領域
30 アライメント装置
31 中央処理部
32 記憶部
33 カメラ部
34 画像処理部
35 XYステージ
36 XYステージコントローラ部
37 アライメント形状認識部
38 移動量検出部
39 プログラムの記録媒体
40 アライメントマーク定義テーブル

Claims (11)

  1. 基材上の基準位置を表す主アライメントマークと、主アライメントマークの位置に対して予め定める相対位置に分散して配置される複数の副アライメントマークとが基材上に形成されたアライメントマーク付き基板であって、
    主アライメントマークと各副アライメントマークとは異なる形状を有し、かつ各副アライメントマークはそれぞれ異なる形状を有し、
    副アライメントマークは、前記基材の画像を取り込むための画像取り込み領域内に、主アライメントマーク、複数の副アライメントマークのうち少なくともいずれか1つ、または複数の副アライメントマークのうち少なくともいずれか1つおよび主アライメントマークが入るように配置されることを特徴とするアライメントマーク付き基板。
  2. 前記画像取り込み領域は、XY座標におけるX軸方向に平行な辺およびY軸方向に平行な辺から構成される矩形の領域であり、
    主アライメントマークと主アライメントマークに隣接する副アライメントマークとの間および隣接する2つの副アライメントマークの間のアライメントマーク間長は、X軸方向のアライメントマーク間長は、前記画像取り込み領域のX軸方向に平行な辺の長さより短く、かつY軸方向のアライメントマーク間長は、前記画像取り込み領域のY軸方向に平行な辺の長さより短いことを特徴とする請求項1に記載のアライメントマーク付き基板。
  3. 主アライメントマークからX軸方向に最も離れた副アライメントマークは、前記基板がX軸方向に最大限ずれたときに、前記画像取り込み領域内に入る位置に配置され、かつ主アライメントマークからY軸方向に最も離れた副アライメントマークは、前記基板がY軸方向に最大限ずれたときに、前記画像取り込み領域に入る位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載のアライメントマーク付き基板。
  4. X軸のプラス方向に配置される副アライメントマークの数mを、基板がX軸方向に最大限ずれた長さを前記画像取り込み領域のX軸方向に平行な辺の長さで除算した値を四捨五入した値とし、Y軸のプラス方向に配置される副アライメントマークの数nを、基板がY軸方向に最大限ずれた長さを前記画像取り込み領域のY軸方向に平行な辺の長さで除算した値を四捨五入した値とすると、前記画像取り込み領域に主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークのうち少なくとも1つを含めるために最低限必要な副アライメントマークの数は、((2m+1)×(2n+1)−1)個であり、
    複数の副アライメントマークは、X軸方向に等間隔に(2n+1)列、かつY軸方向に等間隔に(2m+1)列で配置されることを特徴とする請求項3に記載のアライメントマーク付き基板。
  5. 前記主アライメントマークおよび前記複数の副アライメントマークから構成されるアライメントマーク群を2組含み、前記基板の対角線上の両端部に各アライメントマーク群を配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のアライメントマーク付き基板。
  6. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のアライメントマーク付き基板を予め定める位置に位置合わせする位置合わせ方法であって、
    前記基板の画像を撮影する撮影工程と、
    前記基板に形成された主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークの形状を表す形状情報と、前記予め定める相対位置を表す位置情報とを記憶する記憶部から形状情報を読み出し、撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する検出工程と、
    まず撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記重心位置とに基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出する移動量算出工程と、
    前記基板を、移動量算出工程で算出された移動量移動させて基板の位置合わせを行う位置調整工程とを含むことを特徴とする位置合わせ方法。
  7. 前記位置調整工程の後に、
    前記基板の画像を撮影する第2撮影工程と、
    第2撮影工程で撮影された画像の中の主アライメントマークの形状の重心位置を求め、求めた重心位置に基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出する第2移動量算出工程と、
    前記基板を、第2移動量算出工程で算出された移動量移動させて、基板の位置合わせを行う第2位置調整工程とをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の位置合わせ方法。
  8. 請求項5に記載のアライメントマーク付き基板を予め定める位置に位置合わせする位置合わせ方法であって、
    前記基板の2組のアライメントマーク群のうちの1組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影する第1撮影工程と、
    前記基板に形成された2組のアライメントマーク群に含まれる主アライメントマークおよび複数の副アライメントマークの形状を表す形状情報と、前記予め定める相対位置を表す位置情報とを記憶する記憶部から形状情報を読み出し、第1撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する第1検出工程と、
    まず第1撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第1撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の第1重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、第1検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記第1重心位置とに基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出する第1移動量算出工程と、
    前記基板を、第1移動量算出工程で算出された移動量移動させる第1位置調整工程と、
    2組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影する第2撮影工程と、
    前記記憶部から形状情報を読み出し、第2撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状に一致する形状を、形状情報が示す形状の中から検出する第2検出工程と、
    まず第2撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第2撮影工程で撮影された画像の中に含まれる主アライメントマークまたは副アライメントマークの形状の第2重心位置を求め、次に記憶部から位置情報を読み出し、読み出した位置情報から、第2検出工程で検出され形状の主アライメントマークまたは副アライメントマークの相対位置を抽出し、抽出した相対位置と前記第2重心位置とに基づいて、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークを前記予め定める位置における2組目の主アライメントマークの位置に移動させる回転角を算出する回転角算出工程と、
    1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークの位置を回転角算出工程で算出された回転角移動させて、基板の位置合わせを行う第2位置調整工程とを含むことを特徴とする位置合わせ方法。
  9. 前記第1位置調整工程の後、第2撮影工程の前に、
    1組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影する第3撮影工程と、
    第3撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第3撮影工程で撮影された画像の中の主アライメントマークの形状の第3重心位置を求め、求めた第3重心位置に基づいて、基板を前記予め定める位置に移動させる移動量を算出する第2移動量算出工程と、
    前記基板を、第2移動量算出工程で算出された移動量移動させて、基板の位置合わせを行う第3位置調整工程とをさらに含み、
    前記第2位置調整工程の後に、
    2組目のアライメントマーク群に係る画像を撮影する第4撮影工程と、
    第4撮影工程で撮影された画像の中心位置を基準にして、第4撮影工程で撮影された画像の中の主アライメントマークの形状の第4重心位置を求め、求めた第4重心位置に基づいて、1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークを前記予め定める位置における2組目の主アライメントマークの位置に移動させる回転角を算出する第2回転角算出工程と、
    1組目の主アライメントマークの重心位置を中心にして、2組目の主アライメントマークの位置を第2回転角算出工程で算出された回転角移動させて、基板の位置合わせを行う第4位置調整工程とをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の位置合わせ方法。
  10. コンピュータに請求項6〜9のいずれか1つに記載の位置合わせ方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  11. コンピュータに請求項6〜9のいずれか1つに記載の位置合わせ方法の各工程を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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