JP2007012186A - Cpp型薄膜磁気ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 センス電流磁界の発生を抑制し、ヘッドの安定性を向上させるCPP型薄膜磁気ヘッドを得る。
【解決手段】 下部シールド層と上部シールド層の間に薄膜磁気ヘッド素子を備え、該薄膜磁気ヘッド素子の膜面に対して垂直に電流が流れるCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、下部シールド層及び前記上部シールド層の少なくとも一方に、トラック幅方向に磁気的に分断された複数の分割部を備える。各分割部は、トラック幅方向よりも薄膜磁気ヘッド素子の素子ハイト方向に長く規定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、膜厚方向(膜面に直交する方向)にセンス電流が流れるCPP型薄膜磁気ヘッドに関する。
薄膜磁気ヘッド素子として用いられる巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)やトンネル巨大磁気抵抗効果素子(TMR素子)は、素子を構成する各層の膜面に対して平行な方向にセンス電流が流れるCIP(Current In the Plane)型と、素子を構成する各層の膜面に対して垂直な方向にセンス電流が流れるCPP(Current Perpendicular to the Plane)型とに大別することができる。
図25は、従来のCPP型薄膜磁気ヘッド構造を示す断面図である。CPP型薄膜磁気ヘッド1'は、記録媒体との対向面でシールド間隔R−GLをあけた下部シールド層10'及び上部シールド層30'と、この上下シールド層10'、30'間に形成されて記録媒体との対向面に露出する薄膜磁気ヘッド素子20'と、この薄膜磁気ヘッド素子20'のハイト方向奥側(図示Y方向奥側)で上下シールド層10'、30'の間を埋める絶縁層40'とを有している。上部シールド層30'は、薄膜磁気ヘッド素子20'の上に位置する第1上部シールド層31'と、この第1上部シールド層31'よりもハイト方向奥側に位置し、絶縁層40'内に設けたコンタクトホールを介して下部シールド層10'と導通接続した第2上部シールド層32'とに分離されている。図示されていないが、下部シールド層10'及び上部シールド層30'の直下にはシールド下地層がそれぞれ形成されている。
センス電流Iは、第1上部シールド層31'から薄膜磁気ヘッド素子20'、下部シールド層10'を経由して第2上部シールド層32'へ流れる。あるいは、第2上部シールド層32'から下部シールド層10'、薄膜磁気ヘッド素子20'を経由して第1上部シールド層31'へ流れる。
特開2004−193246号公報 特開2004−193247号公報 特開2004−221463号公報
上記従来構造の薄膜磁気ヘッドでは、周知のように上下のシールド層10'、30'がNiFe等の軟磁性材料で形成されている。このため、シールド層10'、30'にセンス電流Iが流れると、AMR(異方性磁気抵抗)効果が生じてシールド層10'、30'の抵抗が低減し、この抵抗変化が薄膜磁気ヘッド素子20'の素子出力に対してノイズとなる。さらに、センス電流Iはシールド層10'、30'の膜面に対して垂直に流れるため、図25に示すように図示時計回りのセンス電流磁界(還流磁界)がシールド層10'、30'の膜面内に発生してしまう。発生したセンス電流磁界は、ハイト方向奥側に向いているシールド層10'、30'の磁区や磁気異方性を乱す要因となり、シールド層10'、30'に起因するヘッド不安定性を増長させるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、センス電流磁界の発生を抑制し、ヘッドの安定性を向上させるCPP型薄膜磁気ヘッドを得ることを目的とする。
本発明は、シールド層のハイト方向の透磁率は下げずにトラック幅方向の透磁率を下げれば、磁気シールド効果を良好に維持しつつ、センス電流によるセンス電流磁界(還流磁界)の発生を抑制できることに着眼し、さらにハイト方向の透磁率を下げずにトラック幅方向の透磁率を下げる構成としては、シールド層に、該シールド層をトラック幅方向に磁気的に分断した複数の分割部を設けることが最適であることを提案するものである。
すなわち、本発明は、下部シールド層と上部シールド層の間に薄膜磁気ヘッド素子を備え、該薄膜磁気ヘッド素子の膜面に対して垂直に電流が流れるCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、下部シールド層及び上部シールド層の少なくとも一方は、トラック幅方向に磁気的に分断された複数の分割部を備え、この複数の分割部は、各々がトラック幅方向よりも薄膜磁気ヘッド素子の素子ハイト方向に長いことを特徴としている。
上記態様によれば、各分割部の分断端面に磁極が生じるので、シールド層の膜面に対して垂直にセンス電流が流れると、各分割部の膜面内で該センス電流によるセンス電流磁界を打ち消す方向に反磁界が生じ、センス電流磁界の発生が抑制される。
複数の分割部は、シールド層の上下面を貫通する複数のスリットを介して各々が物理的に分割されていることが好ましい。この態様によれば、複数の分割部においてシールド層が膜厚方向に完全に切断されているので、センス電流磁界の発生を最大限に抑制できる。複数のスリットは、直線状または非直線状に設けることができる。
複数の分割部は、別の態様として、シールド層の上面または下面を物理的に分割して形成されていることが好ましい。具体的には例えば、シールド層の上面または下面が、複数の凹部と該複数の凹部を介してトラック幅方向に物理的に分割された複数の凸部とによる凹凸面を形成し、この複数の凸部を複数の分割部として構成する。複数の凹部は、直線状または非直線状に設けることができる。この態様によれば、センス電流磁界の発生を十分に抑制することができ、且つ、シールド層を完全に切断して複数の分割部を形成する場合よりも形成容易でヘッド信頼性及び歩留まりを改善できる。
上記複数の分割部は、薄膜磁気ヘッド素子と接触する素子領域に少なくとも設けられていることが好ましい。
複数の分割部の間には、各分割部の間を埋めて平坦化する非磁性材料層を設けることができる。
上部シールド層は、薄膜磁気ヘッド素子の上方に位置して複数の分割部を有する第1上部シールド層と、この第1上部シールド層よりもハイト方向奥側に位置して下部シールド層と磁気的に接続した第2シールド層とを有していることが実際的である。
本発明によれば、センス電流磁界の発生を抑制し、ヘッドの安定性を向上させるCPP型薄膜磁気ヘッドを得ることができる。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。各図において、X方向はトラック幅方向、Y方向はハイト方向(記録媒体からの洩れ磁界方向)、Z方向は記録媒体の移動方向及び薄膜磁気ヘッド素子を構成する各層の積層方向である。
図1〜図10は、本発明によるCPP型薄膜磁気ヘッドの第1実施形態を示している。図1はCPP型薄膜磁気ヘッド1の構造を素子中央で切断して示す部分断面図、図2はCPP型薄膜磁気ヘッド1の構造を記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図、図3はCPP型薄膜磁気ヘッド1を上から見て示す模式平面図である。
CPP型薄膜磁気ヘッド1は、図示Z方向に所定のシールド間隔R−GLで離間させた下部シールド層10と上部シールド層30の間に薄膜磁気ヘッド素子20を有し、該薄膜磁気ヘッド素子20を構成する各層の膜面に対して垂直方向(図示Z方向)にセンス電流Iが流れたときに、薄膜磁気ヘッド素子20の磁気抵抗効果を利用して記録媒体からの洩れ磁界を検出する。
下部シールド層10及び上部シールド層30は、磁気シールドとしての機能と薄膜磁気ヘッド素子20に給電する電極としての機能とを両方備えている。この下部シールド層10及び上部シールド層30は、薄膜磁気ヘッド素子20のトラック幅寸法Tw及びハイト方向寸法MRhよりも十分に大きな面積で存在し、幅寸法(図示X方向)よりも長さ寸法(図示Y方向)が大きく、形状異方性によって図示Y方向に磁化が揃えられている。下部シールド層10及び上部シールド層30は、例えばNiFeのような十分な磁気シールド効果が得られる軟磁性材料から、約1μm程度の膜厚で形成されている。
上部シールド層30は、薄膜磁気ヘッド素子20の上に位置する第1上部シールド層31と、この第1上部シールド層31よりもハイト方向奥側に位置する第2上部シールド層32とによって分離形成されている。下部シールド層10は、薄膜磁気ヘッド素子20よりもハイト方向奥側の第2上部シールド層32に対向する位置に突出するコンタクト部10aを有し、このコンタクト部10aを介して第2上部シールド層32に導通接続する。コンタクト部10aの上面位置は、薄膜磁気ヘッド素子20の上面位置とほぼ同一積層高さ位置である。
上記下部シールド層10及び上部シールド層30(第1上部シールド層31)は、素子領域(薄膜磁気ヘッド素子20と接触する領域)及びその周囲に、複数のスリット13、33と該複数のスリット13、33を介して図示X方向に磁気的且つ物理的に分断された複数の分割部15、35とを有している。複数の分割部15、35では、各分断端面で図示X方向に一対の磁極N、Sがそれぞれ生じており、図示X方向に磁界が印加されると、その印加磁界を打ち消す方向に反磁界が各分割部15、35の膜面内で生じることから、図示X方向の磁界の影響が低減される。また、複数の分割部15、35は、各々が幅寸法(図示X方向の寸法)Wよりも長さ寸法(図示Y方向の寸法)L15、L35で十分に大きく(W<<L35<L15)、形状異方性により図示Y方向が磁化容易方向となっているので、下部シールド層10及び上部シールド層30の磁気シールド機能を妨げない。複数の分割部15、35の間は、各スリット13、33を埋める非磁性材料層14、34によって平坦化されている。非磁性材料層14、34は例えばアルミナから形成できる。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、複数のスリット13、33が一直線状をなし、複数の分割部15、35が一定の幅寸法W及び長さ寸法L15、L35を有する同一の直方体形状をなして平行に並べられている。各分割部15、35が幅寸法Wよりも長さ寸法Lで十分に大きければ(図示Y方向で磁化容易になれば)、複数のスリット13、33及び複数の分割部15、35は非直線状でもよく、その形状(平面形状、断面形状)は問わない。
薄膜磁気ヘッド素子20としては、周知のように、巨大磁気抵抗効果を発揮する巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)、トンネル巨大磁気抵抗効果素子(TMR)を用いることができる。薄膜磁気ヘッド素子20は、図2及び図3に示されるように、図示X方向において下部シールド層10及び第1上部シールド層31のほぼ中央部に位置している。薄膜磁気ヘッド素子20の図示X方向の両側部には、下部シールド層10側から順に、第1絶縁層61、ハードバイアス層62及び第2絶縁層63が積層形成されている。第1絶縁層61及び第2絶縁層63は、例えばAl23やSiO2などの絶縁材料で形成され、ハードバイアス層62と下部シールド層10及び第1上部シールド層31との間をそれぞれ埋めている。ハードバイアス層62は、図示X方向に磁化されており、薄膜磁気ヘッド素子20のフリー磁性層に該フリー磁性層の磁化を図示X方向に揃える縦バイアス磁界を与える。図2では図示されていないが、実際にはハードバイアス層62の直下に、該ハードバイアス層62の特性(保磁力、角形比)を向上させるためのバイアス下地層が形成されている。
また下部シールド層10の上には、薄膜磁気ヘッド素子20のハイト方向奥側に位置させて、Al23やSiO2等の絶縁材料からなるバックフィルギャップ層(絶縁層)40が形成されている。バックフィルギャップ層40は、薄膜磁気ヘッド素子20の露出面20a及び下部シールド層10のコンタクト部10aの上面を除く露出面10bを覆っていて、薄膜磁気ヘッド素子20及びコンタクト部10aからのリーク電流を確実に防止する。このバックフィルギャップ層40の上には、下部シールド層10のコンタクト部10aの周囲に位置させて、下部シールド層10及び第2上部シールド層32のコンタクト部10a、32aからのリーク電流を防止するエクストラギャップ層41が形成されている。本実施形態では、エクストラギャップ層41によって、第2上部シールド層32のコンタクト部32aの形成領域が規定されている。
第1上部シールド層31と第2上部シールド層32の間には、薄膜磁気ヘッド素子20及び下部シールド層10を経由するセンス電流経路が形成される。図1に示す矢印は、第1上部シールド層31から第2上部シールド層32に向かってセンス電流Iを流した場合に生じる電流経路を示している。第2上部シールド層32から第1上部シールド層31に向かってセンス電流Iを流す場合には、センス電流Iの流れる方向は逆向きであるが、同様の電流経路ができる。
センス電流Iが第1上部シールド層31の膜面に対して垂直に流れると、図4に矢印で示すように、センス電流Iの周囲に時計回りの還流磁界(センス電流磁界)が第1上部シールド層31の膜面内で発生しようとする。すると、第1上部シールド層31の膜面内では、図示X方向に分割された各分割部35の分断端面に生じる一対の磁極N、Sにより、センス電流磁界を打ち消す方向に反磁界が生じ、センス電流磁界の発生を抑制する。この結果、実際に第1上部シールド層31の膜面内に生じるセンス電流磁界は小さくなり、センス電流磁界の影響も無視できる程度に小さくなる。よって、センス電流Iが膜面に対して垂直に流れても、第1上部シールド層31の磁区が乱されることなく、良好な磁気シールド機能が発揮される。同様に、センス電流Iが下部シールド層10の膜面に対して垂直に流れ、センス電流Iの周囲にセンス電流磁界が発生しようとすると、下部シールド層10の各分割部15の分断端面に生じる一対の磁極N、Sによりセンス電流磁界を打ち消す方向に反磁界が生じ、センス電流磁界の発生を抑制するので、下部シールド層10においても磁区が乱されることなく、良好な磁気シールド機能が発揮される。このように下部シールド層10及び上部シールド層30の磁区が安定化していれば、これら上下シールド層10、30に起因する磁気ヘッドの不安定性を改善できる。各分割部15、35の幅寸法Wは、センス電流磁界を打ち消すのに十分な大きさの反磁界が得られる程度に狭く規定してある。
次に、図5〜図10を参照し、図1〜図3に示すCPP型薄膜磁気ヘッド1の製造方法の一実施形態について説明する。
先ず、図5に示すように、基板上に下部シールド層10を全面的に成膜し、下部シールド層10の上に、形成すべき複数のスリットと複数の分割部の平面的な大きさ(幅寸法、長さ寸法)を同時に規定する第1レジスト層R1を形成する。下部シールド層10は、スパッタ法またはメッキ法を用いて、例えばNiFeなどの軟磁性材料により、約1μm程度の膜厚で形成する。第1レジスト層R1を形成したら、該第1レジスト層R1で覆われていない下部シールド層10を例えばイオンミリングにより除去し、除去部分に基板を露出させる。その後、第1レジスト層R1を除去する。この工程により、図6に示すように、下部シールド層10に、複数のスリット13を介して図示X方向に分割された複数の分割部15が形成される。
次に、図7に示すように、下部シールド層10及び露出している基板の上に例えばアルミナからなる非磁性材料層14を成膜し、この非磁性材料層14によって各分割部15の間を埋め、且つ、各分割部15の上面を覆う。続いて、図8に示すように、例えばCMP技術を用いて非磁性材料層14を研磨加工し、各分割部15と該各分割部15の間の非磁性材料層14とを平坦化する。図7及び図8の工程により、複数のスリット13は非磁性材料層14で埋められる。
続いて、平坦化した下部シールド層10(複数の分割部15、非磁性材料層14)の上に薄膜磁気ヘッド素子20を構成する各層を順に積層形成し、その上にトラック幅寸法Twを規定する第2レジスト層を形成し、この第2レジスト層で覆われていない部分の各層をイオンミリング等により除去する。この工程により、下部シールド層10(複数の分割部15)上に、トラック幅寸法Twを有する断面略台形形状の薄膜磁気ヘッド素子20が残る。
続いて、薄膜磁気ヘッド素子20の図示X方向の両側端面にかけて、第1絶縁層61、ハードバイアス層62及び第2絶縁層63を連続成膜し、第2レジスト層を除去する。続いて、薄膜磁気ヘッド素子20及び下部シールド層10の上に、ハイト方向寸法MRh及びコンタクト部10aを規定する第3レジスト層を形成し、該第3レジスト層に覆われていない薄膜磁気ヘッド素子20の各層及び下部シールド層10をイオンミリングやエッチング等で除去し、該除去部分にAl23やSiO2等の絶縁材料からなるバックフィルギャップ層40を形成する。形成後は第3レジスト層を除去する。この工程により、図9に示すように、薄膜磁気ヘッド素子20のハイト方向奥側の露出面20aと下部シールド層10の露出面(コンタクト部10aの上面を除く)10bは、バックフィルギャップ層40で覆われる。
続いて、図10に示すように、バックフィルギャップ層40の上にエクストラギャップ層41を形成し、このエクストラギャップ層41により、後に形成する第2上部シールド層のコンタクト部形成用の凹空間を形成する。そして、表面に露出している各層(薄膜磁気ヘッド素子20、バックフィルギャップ層40、エクストラギャップ層41及び下部シールド層10のコンタクト部10a)の表面酸化層を例えばエッチング等により除去してから、上部シールド層30を形成する。上部シールド層30は、スパッタ法またはメッキ法を用いて、例えばNiFeなどの軟磁性材料により約1μm程度の膜厚で形成する。
続いて、上部シールド層30に複数のスリット33と該複数のスリット33を介して図示X方向に分断された複数の分割部35とを形成し、複数の分割部35の間は非磁性材料層34によって平坦化する。複数のスリット33、複数の分割部35及び非磁性材料層34の形成工程は、下部シールド層10に形成した複数のスリット13、複数の分割部15及び非磁性材料層14の形成工程と同様である。さらに上部シールド層30には、エクストラギャップ層41の表面を露出させる開放部を形成し、この開放部によって、薄膜磁気ヘッド素子20に接する第1上部シールド層31と下部シールド層10のコンタクト部10aに接する第2上部シールド層32とに分離する。本実施形態では、第1上部シールド層31に、複数のスリット33及び複数の分割部35を形成してある。
以上の工程により、図1〜図3に示すCPP型薄膜磁気ヘッド1が得られる。
上記第1実施形態は、下部シールド層10及び上部シールド層30をそれぞれ完全に切断して複数の分割部15、35を設けた完全分割タイプの実施形態である。シールド層の図示X方向の透磁率を低下させる(センス電流磁界の発生を抑制する)という観点では、この第1実施形態のように下部シールド層10及び上部シールド層30を完全に切断することが好ましい。しかしながら、下部シールド層10及び上部シールド層30が厚いと、複数の分割部15、35の間を埋める非磁性材料層14、34の形成時に非磁性材料層14、34がスリット13、33の隅々まで入り込めず、図11に示すような隙間αが生じやすい問題がある。隙間αは欠陥である。よって、隙間αが生じると、ヘッドの信頼性及び歩留まりが悪くなり、好ましくない。以下では、この第1実施形態の問題点を解消する第2実施形態について説明する。
図12〜図14、本発明の第2実施形態によるCPP型薄膜磁気ヘッドを示している。図12はCPP型薄膜磁気ヘッド100の構造を素子中央で切断して示す部分断面図、図13はCPP型薄膜磁気ヘッド100の構造を記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図、図14はCPP型薄膜磁気ヘッド100を上から見て示す模式平面図である。
第2実施形態は、第1実施形態のスリット13、33が浅ければ非磁性材料層14、34の形成時に隙間が生じないことに着眼し、下部シールド層10及び上部シールド層30の膜厚方向の一部を切断して複数の分割部115、135を設けた部分分割タイプの実施形態である。
具体的には、図13及び図14に示すように、下部シールド層10及び上部シールド層30の上下面のいずれか一方を複数の凹部110a、130aと凸部110b、130bとからなる凹凸面110、130で形成し、この複数の凹部110a、130aを介して図示X方向に磁気的に分断された複数の凸部110b、130bを、複数の分割部115、135として備えている。本実施形態では、下部シールド層10の上面が凹凸面110を形成し、上部シールド層30の下面が凹凸面130を形成している。この凹凸面110、130以外では、下部シールド層10及び上部シールド層30は図示X方向に連続している。
複数の凹部110a、130aは、複数の凸部110b、130bの間を平坦化する非磁性材料層114、134によって、隙間なく埋められている。各凹部110a、130aの深さは0.5μm程度である。
複数の凸部110b、130bでは、各分断端面で図示X方向に一対の磁極N、Sが生じる。図15に示すように、下部シールド層10及び上部シールド層30の膜面に対して垂直に流れるセンス電流Iの周囲に還流磁界(センス電流磁界)が生じようとすると、複数の凸部110b、130bの膜面内にセンス電流磁界を打ち消す方向に反磁界が生じ、この反磁界によってセンス電流磁界の発生が抑制される。これにより、センス電流Iが下部シールド層10及び上部シールド層30を垂直に流れても、下部シールド層10及び上部シールド層30の磁区が乱されずに済む。また、複数の凸部110b、130bは、各々が幅寸法(図示X方向の寸法)Wよりも長さ寸法(図示Y方向の寸法)L15、L35で十分に大きく(W<<L35<L15)、形状異方性により図示Y方向が磁化容易方向となっているので、下部シールド層10及び上部シールド層30の磁気シールド機能を妨げない。
この第2実施形態では、複数の凹部110a、130aが直線状をなし、複数の凸部110b、130bが一定の幅寸法W及び長さ寸法Lを有する同一の直方体形状をなして平行に並べられている。複数の凸部110b、130bが幅寸法Wよりも長さ寸法Lで十分に大きければ(図示Y方向で磁化容易になれば)、複数の凹部110a、130a及び複数の凸部110b、130bは非直線状でもよく、その形状(平面形状、断面形状)は問わない。
次に、図16〜図22を参照し、図12〜図14に示すCPP型薄膜磁気ヘッド100の製造方法の一実施形態について説明する。
先ず、図16に示すように、基板上に下部シールド層10を全面的に成膜し、下部シールド層10の上に、複数の凹部と複数の凸部の平面的な大きさ(幅寸法、長さ寸法)を同時に規定する第1レジスト層R10を形成する。下部シールド層10は、スパッタ法またはメッキ法を用いて、例えばNiFeなどの軟磁性材料により、約1μm程度の膜厚で形成する。
次に、形成すべき凹部の規定深さまで、第1レジスト層R10で覆われていない下部シールド層10を例えばイオンミリングにより削り、その後に第1レジスト層R10を除去する。この工程により、図17に示すように、下部シールド層10の上面が、複数の凹部110aと該複数の凹部110aにより図示X方向に分断された複数の凸部110bとからなる凹凸面110になる。複数の凹部110aの深さは0.5μm程度に規定する。
続いて、図18に示すように、下部シールド層10の上に例えばアルミナからなる非磁性材料層114を成膜し、この非磁性材料層114によって複数の凹部110aを完全に埋め、且つ、複数の凹部110a及び凸部110bの上面を覆う。複数の凹部110aの深さは上述したように0.5μm程度と浅く規定されているので、非磁性材料層114を形成する際に、該非磁性材料層114と凹部110aの間に隙間を生じさせない。そして、図19に示すように、例えばCMP技術を用いて非磁性材料層114を研磨加工し、各凸部110bと該各凸部110bの間の非磁性材料層114とを平坦化する。
続いて、平坦化した凹凸面110を含む下部シールド層10の上に薄膜磁気ヘッド素子20を形成し、この薄膜磁気ヘッド素子20の図示X方向の両側領域に第1絶縁層61、ハードバイアス層62及び第2絶縁層63を順に形成する。そして、薄膜磁気ヘッド素子20のハイト方向奥側にバックフィルギャップ層40を形成し、このバックフィルギャップ層40の上にエクストラギャップ層41を形成する。これら薄膜磁気ヘッド素子20、第1絶縁層61、ハードバイアス層62、第2絶縁層63、バックフィルギャップ層40及びエクストラギャップ層41の製造工程は、上述した第1実施形態と同一であるから、ここでの詳細な説明は省略する。
エクストラギャップ層41まで形成したら、図20に示すように、薄膜磁気ヘッド素子20及びエクストラギャップ層41の上に非磁性材料層134を全面的に成膜する。このとき、非磁性材料層134の膜厚は形成すべき凹部の深さに一致させる。具体的には0.5μm程度にする。続いて、同図20に示すように、非磁性材料層134の上に、複数の凹部と凸部の平面的な大きさ(幅寸法、長さ寸法)を同時に規定する第2レジスト層R20を形成する。そして、第2レジスト層R20で覆われていない非磁性材料層134を例えばイオンミリングにより除去し、除去部分に薄膜磁気ヘッド素子20の最上面及びエクストラギャップ層41を露出させる。この工程により、図21に示すように、非磁性材料層134は図示X方向に複数並んで形成される。
続いて、図22に示すように、非磁性材料層134とこの非磁性材料層134から露出している薄膜磁気ヘッド素子20の最上面及びエクストラギャップ層41との上にメッキ下地膜300を全面的に形成し、メッキ法を用いて、このメッキ下地膜300上に上部シールド層30を形成する。上述したように非磁性材料層134は0.5μm程度と浅く規定されているので、メッキ下地膜300を形成する際に、該メッキ下地膜300と非磁性材料層134、薄膜磁気ヘッド素子20、及びエクストラギャップ層41との間に隙間を生じさせない。上部シールド層30は、例えばNiFeなどの軟磁性材料により、約1μm程度の膜厚で形成する。図22の工程により、上部シールド層30の下面が、複数の凹部130aと該複数の凹部130aにより図示X方向に分断された複数の凸部130bとからなる凹凸面130になる。
続いて、例えばCMP技術を用いて上部シールド層30の上面を平坦化し、さらに、エクストラギャップ層41の表面を露出させる開放部を上部シールド層30に形成する。この開放部によって、上部シールド層30は、薄膜磁気ヘッド素子20に接する第1上部シールド層31と下部シールド層のコンタクト部10aに接する第2上部シールド層32とに分離される。
以上の工程により、図13〜図15に示すCPP型薄膜磁気ヘッド100が得られる。
以上の第2実施形態によれば、下部シールド層10及び上部シールド層30の膜厚方向の一部が図示X方向に分断されているので、第1実施形態の完全分割タイプには劣るもののセンス電流磁界の発生を十分抑制でき、センス電流Iによって下部シールド層10及び上部シールド層30の磁区や磁気異方性が乱されることもなく、ヘッドの安定性を向上できる。同時に、下部シールド層10及び上部シールド層30が厚くても複数の分割部115、135(複数の凸部110b、130b)の間に非磁性材料層114、134を隙間なく埋めることが第1実施形態よりも簡単にでき、ヘッドの信頼性及び歩留まりが改善される。
第2実施形態では、複数の凹部110a、130aと複数の凸部110b、130bからなる凹凸面110、130が下部シールド層10の上面、上部シールド層30の下面にそれぞれ形成されているが、凹凸面を形成する膜面位置及びその組み合わせはこれに限定されない。例えば、下部シールド層10の下面及び上部シールド層30の下面にそれぞれ形成してもよい。
以上の各実施形態では、下部シールド層10及び上部シールド層30に複数の分割部15、35(115、135)を備えているが、複数の分割部15、35(115、135)は下部シールド層10及び上部シールド層30の全面に備えられている必要は必ずしもなく、少なくとも素子領域(薄膜磁気ヘッド素子20の上方及び下方に位置する領域)、より好ましくは素子領域とその周囲に形成されていればヘッド安定性を改善できる。
センス電流磁界の発生を効果的に抑制するには、上記各実施形態のように下部シールド層と上部シールド層の両方に複数の分割部を備えることが好ましいが、下部シールド層及び上部シールド層のいずれか一方に複数の分割部が備えられていれば、センス電流磁界の発生を抑制する効果が得られる。
第1実施形態では複数のスリット13、33が、第2実施形態では複数の凹部110a、130aがそれぞれ一直線状に設けられているが、図23に示すように曲線状で複数のスリット213及び複数の凹部210aを設けてもよく、また、図24に示すように各々が異なる形状で複数のスリット313及び複数の凹部310aを設けてもよい。
上記各実施形態では、薄膜磁気ヘッド素子20の直下位置及び直上位置に下部シールド層10及び上部シールド層30が積層してあるが、薄膜磁気ヘッド素子20と下部シールド層10及び上部シールド層30との間には、下部シールド層10及び上部シールド層30よりも比抵抗の小さい非磁性金属膜が介在していてもよい。この非磁性金属膜は、下部シールド層10及び上部シールド層30とともに電極として機能する。
上記各実施形態のCPP型薄膜磁気ヘッドは、再生用薄膜磁気ヘッドのみでなく、この再生用薄膜磁気ヘッド上にさらに記録用のインダクティブヘッドを積層した録再用薄膜磁気ヘッドにも適用可能である。
本発明の第1実施形態であるCPP型薄膜磁気ヘッドの構造を素子中央で切断して示す部分断面図である。 図1のCPP型薄膜磁気ヘッドの構造を記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 CPP型薄膜磁気ヘッドを上から見て示す模式平面図である。 図1のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、センス電流により生じようとする還流磁界(センス電流磁界)と、シールド層の膜面内でこの還流磁界を打ち消す方向に生じる反磁界との関係を説明する模式図である。 図1のCPP型薄膜磁気ヘッドの製造方法の一工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図5に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図6に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図7に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図8に示す工程の次工程を、素子中央で切断して示す部分断面図である。 図9に示す工程の次工程を、素子中央で切断して示す部分断面図である。 図7に示す非磁性材料層の形成工程で生じた隙間を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態であるCPP型薄膜磁気ヘッドの構造を素子中央で切断して示す部分断面図である。 図12のCPP型薄膜磁気ヘッドの構造を記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図12のCPP型薄膜磁気ヘッドを上から見て示す模式平面図である。 図12のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、センス電流により生じようとする還流磁界(センス電流磁界)と、シールド層の膜面内でこの還流磁界を打ち消す方向に生じる反磁界との関係を示す模式図である。 図12に示すCPP型薄膜磁気ヘッドの製造方法の一工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図16に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図17に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図18に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図19に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図20に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 図21に示す工程の次工程を、記録媒体との対向面側から見て示す部分断面図である。 曲線状で設けた複数のスリット(複数の凹部)を示す平面図である。 各々が異なる形状で設けた複数のスリット(複数の凹部)を示す平面図である。 CPP型薄膜磁気ヘッドの従来構造を、素子中央で切断して示す部分断面図である。
符号の説明
1 CPP型薄膜磁気ヘッド
10 下部シールド層
20 薄膜磁気ヘッド素子
30 上部シールド層
31 第1上部シールド層
32 第2上部シールド層
13、33 スリット
14、34 非磁性材料層
15、35 分割部
40 バックフィルギャップ層(絶縁層)
41 エクストラギャップ層
61 第1絶縁層
62 ハードバイアス層
63 第2絶縁層
110、130 凹凸面
110a、130a 凹部
110b、130b 凸部
114、134 非磁性材料層
115、135 分割部
300 メッキ下地膜

Claims (11)

  1. 下部シールド層と上部シールド層の間に薄膜磁気ヘッド素子を備え、該薄膜磁気ヘッド素子の膜面に対して垂直に電流が流れるCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、
    前記下部シールド層及び前記上部シールド層の少なくとも一方は、トラック幅方向に磁気的に分断された複数の分割部を備え、この複数の分割部は、各々が前記トラック幅方向よりも前記薄膜磁気ヘッド素子の素子ハイト方向に長いことを特徴とするCPP型薄膜磁気ヘッド。
  2. 請求項1記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記複数の分割部は、前記シールド層の上下面を貫通する複数のスリットを介して各々が物理的に分割されているCPP型薄膜磁気ヘッド。
  3. 請求項2記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記複数のスリットは直線状に設けられているCPP型薄膜磁気ヘッド。
  4. 請求項2記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記複数のスリットは非直線状に設けられているCPP型薄膜磁気ヘッド。
  5. 請求項1記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記複数の分割部は、前記シールド層の上面または下面を物理的に分割して形成されているCPP型薄膜磁気ヘッド。
  6. 請求項5記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記シールド層の上面または下面は、複数の凹部と該複数の凹部を介して前記トラック幅方向に物理的に分割された複数の凸部とによる凹凸面を形成しており、この複数の凸部が前記複数の分割部を構成しているCPP型薄膜磁気ヘッド。
  7. 請求項6記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記複数の凹部は直線状に設けられているCPP型薄膜磁気ヘッド。
  8. 請求項6記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記複数の凹部は非直線状に設けられているCPP型薄膜磁気ヘッド。
  9. 請求項1ないし8のいずれか一項に記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記複数の分割部は、前記薄膜磁気ヘッド素子と接触する素子領域に少なくとも設けられているCPP型薄膜磁気ヘッド。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記複数の分割部の間を埋めて平坦化する非磁性材料層を設けたCPP型薄膜磁気ヘッド。
  11. 請求項1ないし10のいずれか一項に記載のCPP型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記上部シールド層は、前記薄膜磁気ヘッド素子の上方に位置して前記複数の分割部を有する第1上部シールド層と、この第1上部シールド層よりもハイト方向奥側に位置して前記下部シールド層と磁気的に接続した第2シールド層とを有しているCPP型薄膜磁気ヘッド。
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