JP2007011691A - バックアップデータの管理システム、管理装置、および管理プログラム - Google Patents

バックアップデータの管理システム、管理装置、および管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】会計事務所において、電子メールを使える環境にさえあれば、顧問先のファイルのバックアップ処理に加え、ファイル管理を行ない得る管理システムを提供する。
【解決手段】管理装置140では、端末装置1110、1120から送付された電子メールに添付された添付ファイルの格納要求を解析して、当該添付ファイルをバックアップファイルとして記憶部720に格納すると共に、管理情報を生成して、ファイル管理情報格納領域750に格納する。顧問先名称を選択すると、顧問先別ネットバックアップ一覧画面が表示され、ファイル管理情報を元にして、ファイル形式欄に、バックアップファイルが、各ファイル形式毎に表示される。また、処理欄には各バックアップファイルの管理状態が表示される。さらに、該管理状態はアイコンおよび削除アイコンなどの選択指示ほかにより、状態遷移させることができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、端末装置と管理装置との間で、ネットワークを介してデータのバックアップを行うシステムにおいて、管理装置側におけるバックアップデータの状態管理の仕組みに関する。
重要なデータのバックアップを行なうに際し、地理的に離れた場所に設置された装置にバックアップすることが知られている。同一拠点にある別の記憶装置にバックアップするよりも、地震などの災害に強いためである。
その場合、インターネット等のWAN(Wide Area Networkの頭文字を取った略称)を経由してデータのバックアップを行うシステムにおいては、個々の端末装置のデータをバックアップするに際し、ネットワークを経由して接続されたサーバー装置に保存することが行われている。この場合において、サーバー装置側がWebサーバーでない場合(例えば、プロバイダとの契約が行われておらず、公開サーバーを立てていない場合)には、サーバー装置側で、データのバックアップを行うには、各端末装置側からファイル転送によりデータの転送を行うか、あるいは電子メールにファイルを添付して送付する方式を採用している。
例えば、電子メールにファイルを添付して送付する方式の場合、まず、端末装置がバックアップ処理要求を発した場合、端末装置側では電子メールにファイルを添付する処理が行われ、そしてサーバー装置側ではメールの内容を解析し所定の記憶領域への保存処理を行う処理が行われる。そして、端末装置がデータ読み出し要求を発する場合には、電子メールで読み出し要求がサーバー装置側に対して送信され、サーバー装置側では、該電子メールを解析して所望のファイルを電子メールに添付して送信する処理が行われている。このため、特にサーバー装置側の処理が複雑となり、端末装置が多数接続されるようなネットワーク構成の場合、端末装置に対して迅速な応答処理を行うことが困難であった。
また、これら従来の技術では、端末装置が主体となって、データのバックアップ要求や読み出し要求を発することとしている。これは、サーバー装置側では、端末装置側のバックアップ処理要求(すなわちデータ保存要求)に応じて、サーバー装置側の記憶装置にデータの保存を行い、また端末装置側のデータ読み出し要求に応じて、データの出力を行なえば足りるからである。しかし、そもそも、拠点間を介してのデータのバックアップ処理は、端末装置のディスクに不具合が生じた際の保険としての効果を期待して行うものであるから、必ずしも常時、双方向のアクセス(端末装置からサーバー装置への保存処理と読み出し処理)を必要とするものではない。端末装置側の記憶装置が故障した場合に、全部のファイルを一括して転送できれば済むのである。
他方、従来の技術では、前述のように、端末装置側からの(サーバー装置への)保存要求、あるいは端末装置からの(サーバー装置の記憶装置から読み出すための)読み出し要求、にサーバー装置側が対応すれば足りる関係上、サーバー装置側でが、保存しているデータの管理は行われておらず、特定の用途のデータを保存する場合には、不都合が生じていた。
つまり、端末装置側だけでデータの作成、活用を行なう場合には、従来技術のように端末装置側が主体となってデータの管理を行えば足りるが、データの種類によっては、サーバー装置側でもデータの管理を行う方が都合がよい場合が少なくない。
例えば、会計事務所と顧問先との間で、会計業務に関するデータを扱うに際し、基本的には顧問先(端末装置側)データを作成し、会計事務所(サーバー装置側)にバックアップを行なう場合において、会計事務所側で、顧問先側(端末側)におけるデータの作成進行度を管理したり、会計処理に必要なデータが揃っているかなどを確認・管理するサービス業務がある。このような場面では、会計事務所(サーバー装置)側でデータの管理を行う方が都合がよいのである。
このような技術は、例えば特許文献1、特許文献2、および特許文献3に開示されている。まず、特許文献1には、電子メールを利用した、データのバックアップに関する技術が開示されている。当該文献によれば、ユーザーコンピュータ(端末装置)側が主体となって、データの登録要求を、センターコンピュータ(サーバー装置)に電子メールで送付することにより、サーバー装置の記憶装置に登録し、かつ、ユーザーコンピュータ側が主体となって、データの取り出し要求をセンターコンピュータに電子メールで送付することにより、データを取り出して、ユーザーコンピュータに再度メールを送付することで、読み出しが可能となる技術が開示されている。
しかし、前述のように、データのバックアップを目的とする場合、端末装置からサーバー装置への一方向の登録手段さえあれば、災害など非常時の場合でも、データのバックアップが他の拠点で行ない得るという目的を達成し得るのだから、あえて、端末装置側からの取り出し要求に応答する必要はない。当該先行技術によれば、サーバー装置に接続される端末装置の数が増えると、サーバー装置の負荷が増大し、応答レスポンスの低下という不都合が生じてくる。
また、当該先行技術では、サーバー装置側でのデータ管理について、何ら示されておらず、会計事務所と顧問先でやり取りする会計データを取り扱うような用途には不向きであった。むしろ、サーバー装置側でのデータ管理機能を充実させる方が、サーバー装置の負荷も減り、また用途によっては好適な場面も多い。
また、データ保存時に、他の拠点にも同じデータを送信するに際し、電子メールを利用する技術としては、特許文献2がある。特許文献2では、データの保存処理をトリガとして、バックグラウンド処理により自動的に電子メールにデータを添付して送信する技術が開示されている。しかし、特許文献2では、2拠点間でデータベースを同期することを目的とし、そのためにどのような単位でデータを分割し、どのような履歴情報を付加して送信するか、あるいは、どのようなタイミングで送信するかが課題となっている。このため、前述のような課題(送付先(管理装置側)でのデータ管理に関する課題)解決に寄与するものではなかった。また、かならずしも同期処理を必要とせず、新旧の履歴情報で管理すれば足りる用途、例えばバックアップ、あるいはストレージ用途に係る課題を解決するものではない。
また、データ管理あるいはデータの履歴管理に関する技術分野において、特に、電子メールを利用したステータス管理に関する技術としては、例えば、特許文献3に開示されている。特許文献3において、サーバー装置が、作業者および作業状況が記述される「ステータス管理シート」を文書ファイルに添付して、端末(ユーザー)に電子メール送信し、ユーザーは該「ステータス管理シート」に記入してサーバーに返信することで、ステータス管理を行ない得る点に特徴がある。しかし、端末(ユーザー)側で、わざわざ、「ステータス管理シート」なるシートに記入しなければ履歴管理できないのは不都合である。また、サーバー装置側でデータファイルの到着日時や履歴管理を行なうという課題や、受け取ったファイルそのものから、端末側の作業の進行状況を把握するという課題に対し、解決を示すものではなかった。
特開平08−83223号公報 特開2001−117801号公報 特開2004−192261号公報
前述のように、バックアップ処理は、そもそも、端末装置のディスクに不具合が生じた際の保険としての効果を期待して行うものであるから、必ずしも常時、双方向のアクセス(保存&読み出し処理)を必要とするものではない。また、バックアップするデータの種類によっては、サーバー装置側でもデータの管理を行う方が都合がよい場合が少なくない。特に、会計事務所と顧問先の間では、会計データのやり取りを行ない、顧問先の進捗状況などを管理したり、会計データの監査を行なうことが求められる。
また、会計事務所では多数の顧問先を抱え、それぞれの顧問先の重要な会計データを預かっているため、不要に各顧問先のデータ読み出し要求を許可した場合、間違って他の顧問先のデータの読み出しを許可してしまうおそれもある。
そして、会計事務所では、個人経営の事務所も多く、必ずしも(費用や管理工数の発生する)Webサーバーを立てているとは限らない。このような場合において、顧問先のデータをバックアップしようとすれば、電子メール経由で受け取る方式を採用せざるを得ないが、仮に、顧問先から、会計事務所側でバックアップしているデータの読み出し要求に、いちいち応答していた場合、大量の電子メールおよび添付データの送受信処理が発生し、管理装置の負荷は著しく増大し、会計事務所側の他の処理に悪影響が出るおそれもある。
したがって、むしろ、顧問先(端末装置)からの読み出し要求に応答することを止め、管理装置側における管理機能を充実させることが好ましい。このように、本発明では、上記課題を解決することを目的としてなされたものであり、電子メール技術を利用して、端末装置側のデータを、管理装置側にバックアップするに際して、併せて、管理装置側で、データの履歴、処理状況などを管理するシステムの提供を目的としている。つまり、Webサーバーを立てていない会計事務所でも、電子メールを使える環境にさえあれば、顧問先のデータ(ファイル)のバックアップ処理に加えて、そのバックアップデータ(ファイル)の管理を行ない得るシステムを構築することが目的となる。
そして、このようなシステム構成を採用する場合、前述のように、電子メール利用する関係で、頻繁にデータのやり取りを行なえば、管理装置の負担は重くなるほか、管理装置側のオペレータの管理工数も増大するところ、これを如何に制御して、各拠点間のデータのやり取りをできるだけ少なくするかが課題となる。
また、各装置や各システムに存在する容量制限(例えばメールサーバーのメールBOXの容量制限や添付ファイルの容量制限)などを如何に回避しつつデータのやり取りを行なうのか、そのためのタイミング制御を如何に工夫するかといった課題が浮上してくる。あるいは、電子メール利用する関係で、端末装置側でバックアップ処理を依頼したデータが、管理装置側で正常にバックアップ処理されたかどうかといった情報伝達のタイミング制御なども必要となってくる。
このように、常時リアルタイムに近い形でデータのやり取りが可能な、WebサーバーやFTP(File Transfer Protocol)サーバーを利用する場合と異なり、あえて電子メール技術を利用することで、様々なデメリットが発生するところ、逆に、いかに折り合いをつけて制御していくかが課題となってくる。この点、例えば、システムの用途を会計処理用途にある程度絞り込むことで、これらのデメリットを吸収しつつ、逆に一定のタイミングにバックアップ処理を制御しつつ、管理装置側のデータ管理機能を充実させることができる。
より具体的には、会計データの場合、その性質上、端末装置側のデータの変更処理にリアルタイムに応答することは必ずしも必要ではない。例えば、会計データの日次監査や月次監査といった監査タイミングを考慮して、拠点間のデータのやり取りを制御することが考えられる。そして、このような場面では、監査タイミングと如何に同調しつつ、データのやり取りのタイミングを制御するか課題となるほか、管理装置側と端末装置側でどのようなデータの持ち方をして、バックアップデータの管理状態をコントロールしていくかが課題となってくる。
また、管理装置側では、端末装置のデータを単にバックアップするだけでなく、どのような単位で状態管理すれば、会計処理の進捗を示す指標となるかが課題となってくる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるファイル管理システムにおける第1の発明は、1または2台以上の端末装置と、管理装置とがネットワークで接続され、該ネットワークを介して前記端末装置と前記管理装置との間で、電子メールにファイルを添付してファイルが伝送されるコンピュータネットワークシステムにおいて、前記端末装置は、アプリケーションプログラムを実行する実行手段と、データを作成するデータ作成手段と、電子メールを生成する電子メール生成手段とを有し、前記生成した電子メールに前記作成したデータを添付ファイルとして添付するファイル添付手段と、前記管理装置のファイル格納手段へのファイル格納要求を、電子メールまたは添付ファイルに組み込む格納要求組込手段と、電子メールをネットワークに送信する手段とを備え、前記管理装置は、ファイルを格納するファイル格納手段と、電子メールを受信する電子メール受信手段と、前記端末装置から送信された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した電子メールまたは添付ファイルを解析して格納要求を抽出する格納要求抽出手段と、前記格納要求の有無を判定する格納要求判定手段と、電子メールに添付されたファイルを抽出するファイル抽出手段と、ファイル管理情報を生成するファイル管理情報生成手段と、ファイル管理情報を登録するファイル管理情報登録手段とを備え、前記管理装置において、前記受信手段で受信した電子メールまたは添付ファイルを解析して、前記格納要求判定手段で格納要求が含まれていると判定する場合には、前記抽出されたファイルをバックアップファイルとして前記格納手段に格納し、該バックアップファイルを前記格納手段に格納する際に、該バックアップファイルに一意に対応するファイル管理情報を生成して、前記ファイル管理情報登録手段に登録することを特徴とする。
また、本発明にかかるファイル管理システムにおける第2の発明は、前記第1の発明の各手段を備えたことのほか、前記管理装置において、さらに前記ファイル管理情報登録手段に登録されているファイル管理情報を読み出すファイル管理情報読出手段と、読み出したファイル管理情報から管理表を生成する管理表生成手段と、該生成した管理表を出力する管理表出力手段とを備えることで、さらに管理装置側でのバックアップファイルの管理機能を実現することができる。
また、本発明にかかるファイル管理システムにおける第3の発明は、前記第2の発明の各手段を備えたことのほか、前記管理装置において、さらに前記生成した管理表において、管理状態を遷移させる管理状態遷移手段を備えることで、さらに管理装置側でのバックアップファイルの管理状態を所望の状態に対応させて管理することができる。
また、本発明にかかるファイル管理システムにおける第4の発明は、前記第1の発明の各手段を備えたことのほか、前記管理装置において、さらに、端末装置毎にバックアップ処理を許可するか否かを決定するためのバックアップ処理可否情報、または、端末装置側における電子メールの送信タイミングを制御するためのタイミング制御情報、または、前記端末装置側において電子メールに添付するデータを暗号処理および圧縮処理するか否かを決定するための圧縮・暗号化可否情報、を含む環境情報設定手段と、前記環境情報を、管理装置側で添付ファイルに組み込むための、環境情報組込手段と、電子メールを生成する電子メール生成手段とを備え、前記端末装置は、さらに、電子メールを受信する電子メール受信手段と、電子メールまたは電子メールに添付されたファイルに組み込まれた環境情報を抽出する環境情報抽出手段とを備え、前記管理装置は、前記環境情報設定手段により、取得した環境情報を、前記環境情報組込手段により、電子メールまたは添付ファイルに組み込み、前記端末装置に、該電子メールを送信し、前記端末装置は前記電子メール受信手段により該電子メールを受信し、該電子メールに組み込まれた環境情報を抽出することにより、前記管理装置と前記端末装置とで環境情報を共有することを特徴とする。これにより、例えば管理装置側で端末装置側の処理を制御することが可能となる。
本発明によれば、ネットワークを介して前記端末装置と前記管理装置との間で、電子メールにファイルを添付してファイルが伝送されるコンピュータネックワークシステムにおいて、管理装置側で設定した環境情報に基づいて、端末装置における添付ファイル生成処理、生成した添付ファイルの暗号化・圧縮処理、電子メール生成処理、および電子メールの送信処理をそれぞれ制御するので、ネットワークのセキュリティレベルや、管理装置側で契約(あるいは設置)しているメールサーバーのメールBOXの容量に応じて、各端末装置のネットバックアップ処理を制御できるという効果を奏する。
そして、管理装置側においても、端末装置から送られてきた電子メールに添付された添付ファイルを解析し、格納要求の有無を識別して、該ファイルを管理装置の記憶部のバックアップデータ格納領域に格納すると共に、ファイル管理情報を生成して、ファイル管理情報格納領域に格納するようにし、該ファイル管理情報を読み出して、端末装置毎に、およびファイル形式毎に、管理表を生成し、出力できるようにしたので、どの端末装置の、どのファイル形式のバックアップファイルを、いつから、どのくらい格納しているかが一目で判別できるという効果を奏する。
また、出力される管理表における所定の項目は、顧問先名称欄、ファイル形式欄、ファイル名欄、および管理状態を示す処理内容欄を含んだこととしたので、処理状況を理解しやすい必要十分な項目に設定しているため、各項目の情報を基にして容易に顧問先における会計処理の進捗状況を判断することができるという効果を奏する。
また、前記管理表において、各バックアップファイル毎に、管理状態を遷移させる手段を設け、当該バックアップファイルの監査状態などに対応させて、管理状態を遷移させることができるようにしたので、管理状態の遷移と各バックアップファイルの会計処理の進捗状況と対応させることにより、会計事務所における顧問先に対する会計処理の進捗状況が一目で判断できるという効果を奏する。
以上のように、本発明によれば、会計事務所において、電子メールを使える環境にさえあれば、顧問先のファイルのバックアップ処理に加え、ファイル管理を行ない得る管理システムを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態について、以下、図面を参照しつつ詳細に説明する。
1.システム構成
(1)システム構成の概要
図1は本発明のシステム構成の概略を示す図である。
図1では、端末装置110と管理装置120とがネットワーク160を介して接続されている。ここで、端末装置は会計事務所の顧問先の会計処理装置に相当し、複数の顧問先がある場合には複数存在する(端末装置群150)。また、管理装置は会計事務所側の会計処理装置に相当するものとして、以下説明を行なうが、特に、これに限定されるものではない。また、会計事務所側においても、管理装置140がLAN(Local Area Network)経由で複数台設けられていてもよいし、管理装置に別途情報処理装置がLAN接続されていてもよい(図示せず)。
まず、図1を参照しつつ、端末装置110で作成されたデータが、電子メール技術を活用しつつ、どのようにして管理装置140の記憶部700に保存されるのかをおおまかに示す(ネットバックアップ処理動作の概要)。
端末装置110では添付ファイル付きの電子メールが作成され、電子メールの送信処理を受け持つメールサーバー(SMTPサーバー)120を経由して、電子メールの受信処理を受け持つメールサーバー(POPサーバー)130に送られ、記憶部131のメールボックスに一時保存される。そして、管理装置140が必要に応じて記憶部131のメールボックスから読み出す処理をおこなう。そして、管理装置140はメール受付・解析部145により添付ファイルの内容を解析し、データを記憶部700に保存する。
なお、メールサーバー(SMTPサーバー)120とメールサーバー(SMTPサーバー)は図では1つずつしか記載されていないが、端末装置110側および管理装置140側のそれぞれで契約しているプロバイダに、それぞれ用意されている場合が多いが、これに限定する趣旨ではない。
ここで、POPとはメール受信プロトコル(通信規約)であるPost Office Protocolの頭文字を取った略称であり、POPサーバーとは、電子メールを受信するためのサーバーを意味している。現在もっとも普及しているメール受信プロトコル(通信規約)はPOP3であり、別称としてPOP3サーバーとも呼ばれている。電子メールを受信するためのサーバーのプロトコルとしては、ほかにIMAP4(Internet Message Access Protocol ver.4)などが知られており、本発明でも特にPOPサーバーに限定する趣旨ではない。また、SMTPとは、メール送信プロトコル(通信規約)Simple Mail Transfer Protocolの頭文字を取った略称であり、SMTPサーバーとは電子メールを送信するためのサーバーを意味している。
次に、端末装置110および管理装置140でのメール送受信処理を、もう少し詳しく見ていく。まず、端末装置110のデータ作成部114でアプリケーションプログラムの処理により、データが作成される。データ制御部113は、当該データに必要なヘッダー情報を付加して添付ファイルを作成する。メール作成部112は電子メールを作成し、添付ファイルを電子メールに添付し記憶部300に保存する。メール送受信部111は該電子メールを記憶部300から取り出してネットワーク160(例えばインターネット)を経由して管理装置140に向けて送信する。
ここで該電子メールは、前述のように、実際には、メールサーバー(SMTPサーバー)120を経由してメールサーバー(POPサーバー)130の記憶部131のメールボックスに一時保存される。ここで、メールサーバー側での電子メールの送受信処理は、それぞれ、メール制御部122とメール制御部132がおこなう。
管理装置140では、メール送受信部141により、メールサーバー(POPサーバー)130の記憶部131のメールボックスから添付ファイル付きの自分宛電子メールを取り出し、記憶部700に一時保存する。メール受付・解析部145により添付ファイルの内容を解析し、データ登録部144により、データを記憶部700に保存する。以上の処理により、端末装置110で作成されたデータは、管理装置140の記憶部700に格納されること、つまりネットワークを経由してデータがバックアップされること(ネットバックアップ処理)が示された。
また、ここで、図1を参照しつつ、本発明の特徴のひとつである、管理装置140側でのデータ管理機能について簡単に概要を説明する(詳細は後述)。 前述のように、端末装置110で作成され送付されたバックアップファイルは管理装置140の記憶部700に保存されるが、同時に該バックアップファイルの管理情報を記憶部に700に格納する(図8参照)。管理装置140のシステムではこの管理情報を元に、端末装置110および他の端末装置群150から受け取ったバックアップデータの管理を行なうと共に、端末装置側および管理装置側の業務進捗状況を確認し、必要に応じてデータの確認・監査処理を行なう。
(2)端末装置のシステム構成
次に、顧問先側の会計処理装置に相当する、端末装置110の構成について、図2および図3を参照しつつ説明する。
a)端末装置の内部構成
図2で、端末装置110は、キー入力部210、ポインティングデバイスとしてのマウス220、記憶媒体アクセス部230、表示部240、制御部250、通信ネットワークと接続して外部装置とデータ授受を行う通信制御部260、及び記憶部300を備えている。なお、小規模法人や小規模事業者の使用する会計処理装置として、同様の構成を備えたパーソナルコンピュータ(パソコン)を用いることができる。
キー入力部210はデータ入力用のキーボードやファンクションキー等を備え、ユーザーはキーボードやファンクションキー等を用いて税務申告データの入力/訂正入力や、所定のフォーマットの画面の表示や送信指示等を行う。キー操作が行われると制御部250に選択又は指定されたキーのコード及び状態信号等が送出される。
マウス220は画面上に表示される選択ボタンやアイコン、メニュー等を選択する選択手段や、ウインドウに一覧表示される名称や指示等の選択手段等として用いられ、ユーザーによりクリック操作が行われると制御部250に選択又は指定された画面上の位置情報が送出される。
記憶媒体アクセス部230は、CDやFD等の記憶媒体を着脱自在に構成されており、本発明に基づく会計処理システムのインストール時に、上記CD等の記憶媒体に記憶された会計データ(以下、会計データ)作成プログラムを含む会計処理プログラム群を読み取ったり、記憶媒体に記憶されたデータを読み取ったりする際に駆動される。
表示部240はディスプレイ等の表示装置からなり、処理選択用のアイコンやボタン、或いはメニューやメッセージを表示すると共に、入力画面や会計データ作成画面、会計データ送信画面のほか会計データ作成確認画面等の表示を行う。また、キー入力された申告等データを画面の所定の位置に表示する。
制御部250は、CPU、プログラム格納メモリおよびRAM等の周辺回路(図示せず)からなり、上述の各構成部分の動作及び端末装置110全体の動作を制御する。制御部250はジョブが選択されると制御プログラムの制御に基づき記憶部300に記憶されているアプリケーションプログラム群(図3)の中から必要なプログラムを取り出してRAMに駐在させ、そのプログラムに従って端末装置110の各構成部分を動作させたり、判定や計算、データの加工や編集等を行って処理を実行する。
通信制御部260は、ネットワーク160を介した情報の授受を行なうための制御を担当する。例えば、インターネットを介して他の端末やサーバー装置に接続してデータの授受を行なったり、メールサーバーに接続して電子メールの送受信などを行なう。なお、ネットワーク160はインターネットのほか、社内LAN、構内LAN、専用線などが該当するが、これに限定するものではない。
記憶部300は、HD(ハードディスク)やMO(光磁気ディスク)等のようにデータの保存記憶及び読み出しが可能なメモリであり、記憶部300の一部には、アプリケーションプログラムを格納した領域310、アプリケーションデータを格納した領域320及び、アプリケーションデータのネットバックアップ許可情報を格納した領域330、メール送受信プログラムを記憶した領域270のほか、メールデータ格納領域を記憶する領域280が確保されており、システムのインストール時に、CD等の記憶媒体から取り込んだ会計処理プログラム群や、画面データ及び定数等が記憶される。
なお、プログラムや画面データ及び定数は制御部250のプログラム格納メモリに記憶するようにしてもよい。また、これらのファイルは個別のファイル形式でもよいし、データベース形式であってもよい。
b)端末装置の記憶部の構成
図3は、図2の記憶部300の詳細を示す図であり、端末装置の記憶部における「各アプリケーションプログラム」および、「各アプリケーションプログラム用のデータ」、および「各アプリケーションのデータについてネットバックアップ処理を実行するか否かを示す許可情報」の格納領域の構成の一実施例を示すものである。
具体的には、アプリケーションプログラム格納領域310は、アプリケーションAのプログラム格納領域311、アプリケーションBのプログラム格納領域312、および任意のアプリケーションXのプログラム格納領域313で構成されていることが示されている。また、アプリケーションデータ格納領域320は、アプリケーションAのデータ格納領域321、アプリケーションBのデータ格納領域322、および任意のアプリケーションXのデータ格納領域で構成されていることが示されている。
また、アプリケーションデータのネットバックアップ許可情報の格納領域330は、アプリケーションAのデータのネットバックアップ許可情報の格納領域331、アプリケーションBのデータのネットバックアップ許可情報の格納領域332、および任意のアプリケーションXのデータのネットバックアップ許可情報の格納領域で構成されていることが示されている。ここで、アプリケーションとは業務用ソフトウェアを意味し、例えばアプリケーションAは出納帳プログラムに相当し、アプリケーションBは給与(計算)プログラムに相当するように構成することができるが、これに限定するものではない。
(3)電子メールの構成
図4は電子メールの一構成例を示す図である。電子メール400は、メールヘッダー410、メール本文420、添付ファイル430により構成されていることが示されている。 メールヘッダー410は、少なくともメールアドレス411の情報を含み、メールアドレス411の情報とは例えば、顧問先のメールアドレスや会計事務所(管理装置)側のメールアドレスを意味する。
添付ファイル430は、さらに、ヘッダー440とデータ460で構成されている。データは必要に応じて圧縮処理、および暗号処理されていてもよい。ここで、データの圧縮処理、および暗号処理を施す場合には、(圧縮・暗号化処理の有無を判別し、データを受け取った側で圧縮データの解凍ができ、および暗号化されたデータの解読ができるように)圧縮・暗号化可否の設定情報、および圧縮処理アルゴリズム、および暗号処理アルゴリズムの種別を示す情報445がヘッダー440に別途組み込まれるようにすることができる。
添付ファイル430のヘッダー440は、さらに、ファイル種別450、ファイル名441、作成日時442、ファイル区443分、商号(および商号コード)444で構成することができる。なお、商号、商号コードは端末装置番号などに置き換えることができる。ここで、ファイル種別450とはバックアップ許可/不許可を示す情報451とバックアップ間隔制御情報452で構成することができる。また、ファイル区分443は、どのアプリケーションプログラムのデータであるかを示す。
例えば、ファイル区分443を2ビット情報でデータを構成した場合、
1.出納帳プログラム ・・・00
2.給与計算プログラム・・・01
のように定義することができる。もちろん、ビット数を増やせば、多数のアプリケーションプログラムに対応することができる。
なお、アプリケーションの種別を示すフラグ(ファイル区分443)は、ファイルのヘッダー440の中に組み込まれている例を示したが、電子メールのヘッダー410の一部として構成されていてもよいし、あるいは、電子メールの本文にテキスト情報として記述されていてもよい。これらの情報を元に、システムは電子メールに添付されたデータの取扱いを決定する事ができる。
(4)管理装置のシステム構成
次に、会計事務所側の会計処理装置に相当する、管理装置140の構成について、図6〜図9を参照しつつ説明する。
a)管理装置の内部構成
図6で、管理装置140は、キー入力部610、ポインティングデバイスとしてのマウス620、記憶媒体アクセス部630、表示部640、制御部650、通信ネットワークと接続して外部装置とデータ授受を行う通信制御部660、及び記憶部700を備えている。なお、会計処理装置(管理装置)として、同様の構成を備えた汎用用途のパーソナルコンピュータ(パソコン)もしくは汎用サーバーを用いることができる。
キー入力部610はデータ入力用のキーボードやファンクションキー等を備え、ユーザーはキーボードやファンクションキー等を用いて税務申告データの入力/訂正入力や、所定のフォーマットの画面の表示や送信指示等を行う。キー操作が行われると制御部650に選択又は指定されたキーのコード及び状態信号等が送出される。
マウス620は画面上に表示される選択ボタンやアイコン、メニュー等を選択する選択手段や、ウインドウに一覧表示される名称や指示等の選択手段等として用いられ、ユーザーによりクリック操作が行われると制御部650に選択又は指定された画面上の位置情報が送出される。
記憶媒体アクセス部630は、CDやFD等の記憶媒体を着脱自在に構成されており、本発明に基づく会計処理システム(管理システム)のインストール時に、上記CD等の記憶媒体に記憶された会計データ(以下、会計データ)作成プログラムを含む会計処理プログラム群を読み取ったり、記憶媒体に記憶されたデータを読み取ったりする際に駆動される。
表示部640はディスプレイ等の表示装置からなり、顧問先(端末装置)からネットバックアップ処理されたデータの管理を行なうためのメニュー表示、処理選択用のアイコンやボタン、或いはメニューやメッセージを表示すると共に、入力画面や会計データ作成画面、会計データ送信画面のほか会計データ作成確認画面等の表示を行う。また、キー入力された申告等データを画面の所定の位置に表示する。
制御部650は、CPU、プログラム格納メモリおよびRAM等の周辺回路(図示せず)からなり、上述の各構成部分の動作及び端末装置140全体の動作を制御する。制御部650はジョブが選択されると制御プログラムの制御に基づき記憶部300に記憶されているアプリケーションプログラム群(図3)の中から必要なプログラムを取り出してRAMに駐在させ、そのプログラムに従って端末装置110の各構成部分を動作させたり、判定や計算、データの加工や編集等を行って処理を実行する。
通信制御部660は、ネットワーク160を介した情報の授受を行なうための制御を担当する。例えば、インターネットを介して他の端末やサーバー装置に接続してデータの授受を行なったり、メールサーバーに接続して電子メールの送受信などを行なう。なお、ネットワーク160はインターネットのほか、社内LAN、構内LAN、専用線などが該当するが、これに限定するものではない。
顧問先情報記憶部670には、顧問先を登録するための設定画面(図示せず)により設定された、顧問先名称や顧問先(端末装置)のメールアドレスなどが登録されている。
記憶部700は、HD(ハードディスク)やMO(光磁気ディスク)等のようにデータの保存記憶及び読み出しが可能なメモリであり、記憶部700の一部には、アプリケーションプログラムを格納した領域710、アプリケーションデータを格納した領域720及び、ファイル管理情報を格納した領域750、メール送受信プログラムを記憶した領域681のほか、メールデータ格納領域を記憶する領域682が確保されており、システムのインストール時に、CD等の記憶媒体から取り込んだ会計処理プログラム群や、画面データ及び定数等が記憶される。
また、記憶部700には、予め設定画面により設定されて、会計事務所のメールアドレスの情報も登録されている。なお、プログラムや画面データ及び定数は制御部650のプログラム格納メモリに記憶するようにしてもよい。また、これらのファイルは個別のファイル形式でもよいし、データベース形式であってもよい。
b)管理装置の記憶部の構成
図7は、管理装置の記憶部700におけるバックアップデータおよびその管理情報の格納領域の一実施例を示す図である。 管理装置の記憶部700は、データ管理プログラム格納領域710、バックアップデータ格納領域720、ファイル管理情報格納領域750で構成することができる。
バックアップデータ格納領域720はネットバックアップ処理により、顧問先(端末装置)から受け取ったデータ(ファイル)を格納しておく領域である。該領域は、アプリケーションA用データ格納領域730、アプリケーションB用データ格納領域740・・・のように、アプリケーションごとに構成することができる。そして、アプリケーションA用データ格納領域730は、さらに、端末1(顧問先1)用データ格納領域731、・・・端末n(顧問先n)用データ格納領域732という具合に、各顧問先(各端末)ごとに分けて、データ(ファイル)の格納領域を確保している。
このバックアップデータ格納領域720とパラレルに設けられているのが、ファイル管理情報格納領域750である。ここで、ファイル管理情報とは、ファイルの履歴情報として、受信日時のほか、ファイルをバックアップ処理に関して未処理/保存/削除といったステータスを示す情報で構成されている(詳細は図8参照)。
ファイル管理情報格納領域750は、アプリケーションA用管理情報格納領域760、アプリケーションB用管理情報格納領域770、・・・のように、アプリケーションごとに構成されている。そして、アプリケーションA用管理情報格納領域760は、さらに、端末1(顧問先1)用管理情報格納領域761、・・・端末n(顧問先n)用管理情報格納領域762という具合に、各顧問先(各端末)ごとに分けて、データ(ファイル)の管理情報の格納領域を確保している。
ここで、バックアップデータ格納領域720に格納される情報と、ファイル管理情報格納領域750に格納される情報とは一意に対応づけすることができる。例えば、アプリケーションA用データ格納領域730の端末1(顧問先1)用データ格納領域731と、アプリケーションA用管理情報格納領域760の端末1(顧問先1)用管理情報格納領域761とは一意に対応づけることができる。より、詳細には、端末n(顧問先n)用管理情報格納領域762におけるファイル1の情報820(図8)と、端末n(顧問先n)用データ格納領域732におけるファイル1とはファイル名などにより一意に対応づけられて管理することができる。
このように、顧問先(端末装置)から預かったデータ(ファイル)と、それに一意に対応するファイル管理情報とを保持し、ファイルの管理を可能としている。なお、図7では、アプリケーションの種別を上位とする階層で格納領域を構成した場合を示したが、図9のように、端末装置(顧問先)の種別を上位とする階層で格納領域を構成することもできる。
c)管理情報格納領域の構成
図8は、図7の構成をベースにした場合において、管理装置140の記憶部700における端末n(顧問先n)用管理情報格納領域762の内容の一実施例を示す図である。
なお、図8における端末n(顧問先n)用管理情報格納領域762の構成例は、図7のアプリケーションA用管理情報格納領域760の端末n(顧問先n)用管理情報格納領域762を端的には表したものではあるが、あくまで、それぞれの端末(顧問先)用管理情報格納領域の構成を代表して示したものであり、アプリケーションA用管理情報格納領域760の端末1(顧問先1)管理情報格納領域761や、アプリケーションB用管理情報格納領域770における端末1(顧問先1)用管理情報格納領域771、端末n(顧問先n)用管理情報格納領域772も同様に構成されている。
管理情報格納領域762は、顧問先情報810、および各格納ファイル(ファイル1〜ファイルN)の情報(820〜840)とから構成されている。顧問先情報810は、さらに、商号(商号コード)811、顧問先名称812、および格納ファイル容量813で構成されている。
ファイルNの情報840は、さらに、ファイル名850、ファイル種別860、日時情報870、ファイル区分882(どのアプリケーションプログラムのデータであるかを示す情報)、およびステータス管理情報890などの構成要素で構成されている。なお、かかる「ファイルNの情報840の構成要素」は、ファイル1の情報820、ファイル2の情報830などの構成を代表して示したものであり、ファイル1の情報820、ファイル2の情報830の構成要素も同様に構成されている。
そして、ファイル種別860は、バックアップ許可/不許可861とバックアップ間隔制御情報862とで構成され、日時情報870は作成日時871と受信日時872とで構成されている。また、ステータス管理情報890は、格納したバックアップデータ(ファイル)が管理装置において、どのような状態として管理されているかを示す情報であり、管理ステータス891と処理日時892とで構成されている。
ここで、管理ステータス891は、管理状態を示す情報であり、例えば、管理ステータスを2ビットで情報を構成した場合には、以下のように定義することができる。
00・・・未処理(バックアップデータ(ファイル)ファイルを格納しただけの状態)
01・・・保存 (格納したファイルをバックアップデータとして扱う状態)
10・・・削除 (格納したファイルを削除し存在しないものとして取り扱う状態)
もちろん、ビット数を増やせば、より多くの管理状態を定義することができ、前記説明も2ビットに限定する趣旨ではない。
以上、図7と図8により、記憶部に格納される、各種データ(ファイル)や各情報のテーブル構成を示したが、このような格納領域を区分せず、同様の構成を構築すべく、各種のデータ項目を組み込んだレコードを生成したデータベース形式で、各種データ(ファイル)や各情報を格納していてもよい。
2.ネットバックアップ処理
これまで、システムを構成する各装置の機能、動作の仕組みを説明してきたが、ネットバックアップ処理の仕組みについて、以下説明する。
(1)システム環境設定(ネットバックアップ設定)
ネットバックアップ処理を行なうためには、まず管理装置(会計事務所の会計処理装置)と端末装置(顧問先の会計処理装置)で所定のシステム環境設定を行なう必要がある。
そこで、本発明では、図12のように、システム環境設定を行なうための設定画面を用意している。図12では、管理装置(会計事務所の会計処理装置)側のアプリケーションプログラム用データファイルの設定画面の一実施例を示したが、もちろん、(顧問先側でネットバックアップ可否を決定する場合には)端末装置(顧問先の会計処理装置)側で設定画面を用意してもよい。以下、図12を用いて、ネットバックアップ処理を行なうためのシステム環境設定処理(ネットバックアップ設定)について説明する。
管理装置(会計事務所の会計処理装置)140では、データ管理部143のデータ管理プログラム(格納領域は710)の処理により、ネットバックアップ設定画面1200が表示される。ネットバックアップ設定画面1200では、顧問先選択欄120が表示されており(図12(a))、オペレータにより右横の▽印のアイコン1211が選択指示されると、顧問先の一覧が表示される(図示せず)。ここで、顧問先の一覧は制御部650が顧問先情報記憶部670にアクセスすることにより取得することができる。
また、アプリ選択の項目として、アプリ選択欄1220が表示されており、オペレータにより右横の▽印のアイコン1221が選択指示されると、アプリ種別1222が一覧表示され(図12(b))、「出納帳」が選択指示されるとアプリ選択欄1220には「出納帳」のテキスト文字が表示される。そして、ネットバックアップ許可欄1230が表示されており、オペレータにより右横の▽印のアイコン1231が選択指示されると、許可種別1232が一覧表示され(図12(c))、「許可する」が選択指示されるとネットバックアップ許可欄1230には「許可する」のテキスト文字が表示される。
これにより、出納帳や給与などのアプリケーションプログラムごとに、該選択されたアプリケーションプログラムで作成したデータについてネットバックアップ処理を許可するか/しないかの選択・設定を行なうことができる。
同様に、ネットバックアップ間隔欄1240が表示されており、オペレータにより右横の▽印のアイコン1241が選択指示されると、ネットバックアップ間隔一覧が表示され(図示せず)、「随時」が選択指示されるとネットバックアップ間隔欄1240には「随時」のテキスト文字が表示される。この場合において、表示されるネットバックアップ間隔一覧には「随時」のほか、「毎日」、「1週間」、「1ヶ月」などの情報を定義し、表示させることができる。
そして、管理装置側で用意(管理装置側センターで設置、あるいは契約しているプロバイダで設置)しているメールサーバー(POPサーバー)のメールBOXの容量に応じて、データの圧縮処理を行なうべく圧縮処理欄1250で圧縮処理を選択する。また、ネットワーク160として、専用線などのセキュリティレベルの高い回線を使用していない場合には、データの暗号化処理を行なうべく、暗号化処理欄1260で暗号化処理を選択する。それぞれ、圧縮処理、暗号処理が選択された場合には、圧縮・暗号化可否の設定情報に加え、圧縮処理アルゴリズム、および暗号処理アルゴリズムの種別を示す情報445がヘッダー440に別途組み込まれるようにすることができる。
以上の選択指示により、各端末装置(顧問先)毎に、どのアプリ(アプリケーションプログラム)について、ネットバックアップ処理を許可するか否かを(管理装置側で)決定することができる。また、必要に応じて、ネットバックアップ処理を行なう時間間隔を設定できる。そして、選択された情報は、図4に示したように、添付ファイルのヘッダー440に組み込まれることになる。
なお、添付ファイルのヘッダー440に組み込むのではなく、メールヘッダーに組み込むようにしてもよく、また、メール本文にテキスト文字情報として、ネットバックアップ処理の可否を示すステータス情報を送信するようにしてもよい。
(2)ネットバックアップ設定の共有
図10は、図12で説明したシステム環境設定の結果を、管理装置側と端末側で共有するための処理を示した図である。
すなわち、ネットバックアップ処理を行なうための管理装置側と端末装置側のシステム環境設定情報の授受に関する処理の一実施例を示したものである。以下、図10と図12を参照しつつ、ネットバックアップ設定が共有される仕組みについて説明する。
まず、管理装置(会計事務所の会計処理装置)140側では、前述の図12に示すようなシステム環境設定(ネットバックアップ設定)が行われ、その設定情報、および前記予め設定された顧問先のメールアドレスなどが、データ管理部143によって添付ファイル430のヘッダー部440に組み込まれ(ST1)、記憶部700にファイル形式(F0)で格納される(ST2)。
メール作成部142は、電子メールM0を作成し、添付ファイルF0を記憶部700から読み出して、作成した電子メールM0に添付する(ST3)。そして、(電子メール用送信)バッファに一時格納する(ST4)。
メール送受信部141は、(電子メール用送信)バッファから電子メールM0を取り出して、顧問先情報記憶部670から該顧問先に対応する送付先アドレスを読み出してメールヘッダーに格納し、該顧問先110宛の電子メールM0をネットワーク160上に送信する(ST5)。該電子メールM0はメールサーバー(SMTPサーバー)1030に一時格納され、あて先のアドレスに向けて送信処理される(ST6)。
端末装置(顧問先の会計処理装置)110側で用意されたメールサーバー(POPサーバー)1020では、送付された添付ファイルF0付きの電子メールM0を該顧問先用のメールボックス(図示せず)に一時格納する。
端末装置(顧問先の会計処理装置)110のメール送受信部111は、該電子メールM0をメールサーバー(POPサーバー)1020のメールボックスから読み出して、端末装置(顧問先の会計処理装置)110のバッファ530に一時格納する(ST7)。そして、データ制御部113は、バッファ530から電子メールM0を読み出して、添付ファイルF0を分離して、記憶部300に保存する。この際、ファイルのヘッダー部430の情報を抽出し、アプリケーションデータのネットバックアップ許可情報の格納領域330に格納する。
以上の処理により、当該端末装置(顧問先の会計処理装置)において、出納帳や給与などのアプリケーションプログラムごとに、作成したデータについてネットバックアップ処理を許可するか/しないかの環境設定(ネットバックアップ設定)が記憶され、同時に、管理装置(会計事務所の会計処理装置)140側との環境設定(ネットバックアップ設定)が共有されることになる。この方式によれば、顧問先側でネットバックアップ設定を意識すること無く設定を行ない得る点でメリットがある。
なお、会計事務所の管理装置140からは、メールヘッダーあるいは、メール本文にテキスト文字情報として、ネットバックアップ処理の可否を示すステータス情報を電子メールで送信して、ネットバックアップ処理の有無に関する情報を共有してもよい。すなわち、端末装置110と管理装置140の間では、簡単に、「当該顧問先はネットバックアップ対象とする」か否かという情報ビットだけを共有するだけとし、該情報を参照して、以下のネットバックアップ処理の起動可否を判定することもでき、その場合には以上の環境設定処理を簡略化できるメリットがある。
(3)端末装置側のネットバックアップ処理
図5は本発明における端末装置(顧問先の会計処理装置)側の処理の一実施例を機能ブロックとデータのフローで表した図である。すなわち、ネットバックアップ処理を起動するうえで、端末装置側で行われる処理を示すものである。
まず、顧問先の会計処理装置では、所定のアプリケーションプログラムA(例えば出納帳プログラム)を実行中であることを想定する。アプリケーションプログラムA(例えば出納帳プログラム)は記憶部300から実行中のアプリケーションプログラムAに対応するデータファイル(例えば出納帳ファイル)を,アプリケーションAのデータ格納領域321から読み出す。アプリケーションプログラムAはデータ作成部114を起動し、データ作成部114により、出納帳データが作成されていく。
そして、オペレータの指示によりアプリケーションプログラムAの終了処理が選択された場合には、データ作成部114は終了処理命令を発し、これを受けて、データ制御部113は、作成したデータ(例えば出納帳データ)を記憶部300に格納する処理を行なう。
さらに、データ制御部113は、当該所定の終了処理(例えば終了時、端末装置内の記憶領域に保存処理を行う際)をトリガとして、当該アプリケーションプログラムA(例えば出納帳プログラム)のデータがネットバックアップ処理の許可がなされているかどうかを、記憶部300からアプリケーションAのデータのネットバックアップ許可情報の格納領域321の情報を読み出して判定する。
なお、この場合において、ネットバックアップ許可情報はアプリケーションプログラム用データファイルのヘッダーから直接読み出して判定することとしてもよい。
そして、ネットバックアップ許可のビットが立っている場合には、ネットバックアップ処理に移行する。ネットバックアップ処理に移行すると、データ制御部113は、前記アプリケーションプログラムA(例えば出納帳プログラム)で作成したデータ(出納帳データ)を、電子メールに添付するために添付ファイル作成部510に指示を出す。この場合において、データ制御部113は、ネットバックアップ処理を起動する前に、(オペレータに実際にネットバックアップ処理を行なう否かを選択させるべく)、「ネットバックアップを行なう/行なわない」旨の画面表示を行なうこととしてもよい(図示せず)。
添付ファイル作成部510は、データ制御部113の指示を受けて、ヘッダー作成部511、データ登録部512、データ圧縮部513、データ暗号化部514をそれぞれ起動し、ヘッダー440、データ460を生成する。
データは、必要に応じてデータ圧縮部513、データ暗号化部514により、圧縮、暗号化される。例えば、添付ファイルとして容量制限がある場合、もしくは所定の容量制限を別途設けて、その制限に応じて圧縮処理が行われる。これは、メールサーバー(POPサーバー)のメールBOXの容量制限を考慮したものである。
差分データまた、VPNや専用回線などのセキュリティ面で担保された回線を使わない場合(例えば通常のインターネット回線)を使用する場合には、暗号化されるようにしてもよい。また、圧縮処理、暗号化処理を行なう場合には、その圧縮処理、暗号化処理のアルゴリズムを添付ファイルのヘッダー情報に組み込むようにしてもよい。もちろん、圧縮・暗号化アルゴリズムは会計事務所と顧問先で使用するアプリケーションプログラムのファイル書込みモジュールなどで予め共通に保有していてもよい。
なお、この場合において、添付ファイル作成部510は、前回アプリケーションプログラムAを起動した際に作成したデータと今回作成したデータとの比較を行ない、差分データを抽出して添付することとしてもよい。
また、メール作成部112はデータ制御部113の指示を受けて、「あて先、件名」などの情報をメールヘッダーに格納する。例えば、あて先アドレスは会計事務所のメールアドレスが設定され、件名のデータとして「ネットバックアップ」といった文字列を設定し、電子メールを作成する。そして、添付ファイル付きの電子メール540を生成し、バッファ530に一時格納する。
なお、この場合において、会計所事務所(管理装置)のメールアドレスの情報は、予め設定画面で設定する情報を取得して利用してもよいし、あるいは会計事務所から顧問先に、前記ネットバックアップ設定の共有処理をおこなう際に、電子メールあるいは添付ファイルのヘッダー情報として格納されるようにして顧問先に送信された情報を格納したものを取得して利用してもよい。
また、メール送受信部111は、データ制御部113の指示を受けて、該電子メールを、メールヘッダー410に格納された管理装置(会計事務所の会計処理装置)のメールアドレスをあて先として、ネットワーク160を介して送出する。
ここで、管理装置のメールアドレスは、添付ファイル430のヘッダー440に格納されているので(図4では図示せず)、添付ファイルを電子メールに添付する際に(図10のステップST3)、これを取得してメールヘッダー410に格納することができるが、これに限定されるものではなく、例えば、別途記憶部300に格納しておいてもよい。
なお、ネットバックアップ処理を起動する前に、管理装置側(会計事務所側)で設定されたネットバックアップ時間間隔情報との比較を行ない、設定されたネットバックアップ時間間隔より長い時間バックアップされていない場合には、ネットバックアップ処理動作を起動し、前回バックアップした時間から、設定されたネットバックアップ時間間隔より短い時間しか経過していない場合には、ネットバックアップ処理を起動せず、表示部240にその旨を意味するテキスト文字でワーニング表示(例えばポップアップ表示)をすることとしてもよい。
ここで、送信先の管理装置(会計事務所側)で用意しているメールサーバー(POPサーバー)1150のメールBOX1151が一杯になっている場合には、端末装置側で用意しているメールサーバー(SMTPサーバー)1130、から送信エラー情報が送られてくるので、メール送受信部111は再送処理を行なう。なお、メールサーバー(POPサーバー)は、会計事務所内で設置されていてもよいし、あるいは契約しているプロバイダ側で用意されているものであってもよい。そして、正常に送信できた場合には、管理装置140側から、自動応答メールで「ネットバックアップファイル(正常)受信」を示す電子メールが返信され、端末装置110側では正常終了状態を知ることができる。
(4)管理装置(会計事務所の会計処理装置)側のネットバックアップ処理
図11は端末装置(顧問先の会計処理装置)から電子メールに添付されたファイルを受け取った管理装置側の処理を示した図である。以下、図11を参照しつつ、管理装置側のネットバックアップ処理について説明する。
なお、端末装置は、管理装置に対して複数用意されている。すなわち、端末装置は顧問先の会計処理装置に対応する関係で、通常、会計事務所の顧問先数分だけ接続されている。そして、管理装置140は会計事務所側の会計処理装置あるいは管理装置に対応している。
図11では、端末装置1(顧問先1)1110と端末装置2(顧問先2)1120がネットワーク160に接続されている。なお、図11では1110、1120が該当するが、説明のため、図ではこの2台が接続されているが、これに限定する趣旨ではない。同様に、管理装置140もネットワーク160に接続されている。
端末装置1(顧問先1)1110では、添付ファイル付き電子メールが、2個生成されている状態が記載されている(M1とM2)。これは、例えば、出納帳プログラムによって生成されたデータが添付ファイル化され(F1)、給与プログラムによって生成されたデータが添付ファイル化され(F2)、それぞれ電子メールM1と電子メールM2に添付されていることに対応させることができる。
他方、端末装置2(顧問先2)1120では、添付ファイル付き電子メールが、1個生成されている状態が記載されている(M3)。これも、例えば、出納帳プログラムによって生成されたデータが添付ファイル化され(F3)、電子メールM3に添付されていることに対応させることができる。
次に、各端末装置(1110,1120)は電子メール(M1,M2,M3)をそれぞれ、ネットワーク160を介して、管理装置140に向けて送信する。送信するタイミングは、それぞれ任意でよい。その後、各電子メールは各メールサーバー(SMTPサーバー)を経由して、会計事務所側で用意されたメールサーバー(POPサーバー)1150に送信され、管理装置140がこれを受信することにより、端末装置から管理装置へ送られることになる。
これを詳細に見てみると、まず、端末装置1(顧問先1)1110から送信(SH1)された電子メールM1とM2は、端末装置1(顧問先1)用のメールサーバー(SMTPサーバー)1130を経由して、メールサーバー(POPサーバー)1150に送信され(SH3)、メールBOX1151に一時格納される。同様に、端末装置2(顧問先2)1120から送信(SH2)された電子メールM3は、端末装置2(顧問先2)用のメールサーバー(SMTPサーバー)1140を経由して、メールサーバー(POPサーバー)1150に送信され(SH4)、メールBOX1151に一時格納される。
以上により、メールサーバー(POPサーバー)1150のメールBOX1151には、電子メールM1、M2、M3がそれぞれ一時格納されることとなる。そして、管理装置140のメール送受信部141は、予め設定された所定のタイミングで、メールサーバー(POPサーバー)1150のメールBOX1151にアクセスし、メールの読み出し処理を行ない(SH5)、バッファ1010に一時格納する。
データ管理部143は、バッファ1010から電子メール(M1,M2,M3)をそれぞれ読み出して(SH6)、必要ならば圧縮解凍処理、または暗号解読処理を行ないつつ、添付ファイルのヘッダー情報440を参照し、ネットバックアップ処理を許可するビット451が立っている場合には、添付ファイル(F1、F2、F3)を電子メールから分離し、バックアップデータ格納領域720に保存する(SH7)。
これを、図7を参照しつつ、より詳細にみてみると、まず前述の仮定のように、添付ファイルF1は端末1(顧問先1)において、出納帳プログラムによって生成されたデータ(ファイル)を意味し、添付ファイルF2については端末1(顧問先1)において給与プログラムによって生成されたデータ(ファイル)を意味する場合においては、例えば出納帳プログラムをアプリケーションプログラムA、給与プログラムをアプリケーションプログラムBに対応づけるとすると、添付ファイルF1はアプリケーションA用データ格納領域730の端末1(顧問先1)用データ格納領域731に格納され、添付ファイルF2はアプリケーションB用データ格納領域740の端末1(顧問先1)用データ格納領域741に格納される。
同様に、添付ファイルF3は、端末2(顧問先2)において、出納帳プログラムによって生成されたデータ(ファイル)を意味するから、アプリケーションA用データ格納領域730の端末2(顧問先2)用データ格納領域(図示せず)に格納されることになる。
この場合において、添付ファイルのヘッダー情報と、別途、管理装置側でネットバックアップ設定した環境設定情報(図12で設定して記憶部700に保存した情報)とを再度比較して、ネットバックアップ処理の安全を期すこととしてもよい。これにより、顧問先の端末装置から送信された、添付ファイルF1,F2,F3が、それぞれ、会計事務所側の管理装置に保存することができた。
また、同時に、ファイル管理情報格納領域750に必要な情報の格納をおこなう(SH8)。その情報とは、図8に示すように、端末装置1からの添付ファイルの場合には、ファイルN840の情報として格納される情報群である。
例えば、先の説明では、顧問先1から出納帳ファイルF1と給与ファイルF2が送付されてきたわけであるが、これらのファイルをそれぞれ、アプリケーションA用管理情報格納領域760の端末1(顧問先1)用管理情報格納領域761の中のファイル1の情報(図8ではファイル1の情報820に相当)として格納し、アプリケーションB用管理情報格納領域770の端末1(顧問先1)用管理情報格納領域771の中のファイル1の情報(図8ではファイル1の情報820に相当)として格納することができる。
より詳細には、出納帳ファイルF1のヘッダー情報から、ファイル名850、ファイル種別860、日時情報870(作成日時871)、ファイル区分882(アプリ種別)をそれぞれ取得して格納し、別途ステータス管理情報890を生成して格納する。また、受信日時(情報)872は当該ファイルを電子メールの添付ファイルとして受信した日時をOSのTIME関数などを使って取得した情報を格納する。
ステータス管理情報890は、管理ステータス891と処理日時892からなり、これまでの処理では、前述のように顧問先からファイルのネットバックアップ処理を依頼された状態に相当させることができるから、これを2ビットで構成する場合には、「00」(未処理:バックアップデータ(ファイル)ファイルを格納しただけの状態)と定義して管理することができる。
ここで、例えば、前述のシステム環境設定に、ネットバックアップ間隔欄1240の設定が1日単位に設定されている場合にあっては、前記F1とF2とが同じファイル形式のファイルであり、かつ、両ファイルが同日に受信されたものである場合には、最後に受信したファイルのみをバックアップファイルとしてバックアップデータ格納領域720に格納するようにしてもよい(一意に対応する管理情報についても同様)。このことは、受信したファイル数が2つである場合についてのみならず、同一の端末装置から同じ形式のファイルが複数受信した場合においても同様である。
これにより、後述のネットバックアップ一覧1300の保管ファイル数1320の表示は、同一のファイル形式のファイルについては1日に1つのファイルのみが保管されていることに付随して、管理するファイル数の削減が可能となるという効果が得られる。
そして、正常に格納処理が終了した場合には、管理装置140側から、端末装置1(顧問先1)1110に対して、自動応答メールで「ネットバックアップファイル受信」を示す電子メールを返信する(図示せず)。なお、データ管理部143のSH6からSH7にかけてのメール切出し機能(部)はメールサーバーが管理装置側センター内に設置されている場合には、メールサーバー内に設けられていてもよい。
ここで、メールBOX1151が一杯になった場合には通常、端末装置1(顧問先1)1110側に送信エラー情報が返されるが、メールBOX1151が一杯になるのを防ぐため、定期的に、メール送受信プログラムの自動読み出し機能を働かせてもよい。あるいは、管理装置側のオペレータに注意を促すべく、定期的に、メール受信処理を行なうように、管理装置側の表示部640にワーニング表示を行なうようにしてもよい。
同様に、電子メールM2のヘッダー解析をおこないつつ、添付ファイルF2について、ファイル管理情報格納領域750に必要な情報の格納をおこなう。また、顧問先2から送付された電子メールM3、添付ファイルF2についても同様の処理を行なえばよい。以上により、端末装置(顧問先の会計処理装置)のアプリケーションプログラムで生成したデータが管理装置(会計事務所側の会計処理装置)に格納されるまでのネットバックアップ処理の仕組みが説明された。
3.管理機能
次に、本発明における、管理装置側における管理機能の仕組みについて、図13、図14を参照しつつ説明する。
(1)ネットバックアップ一覧の表示
図13は、管理装置140の表示部640において、ネットバックアップ一覧を表示する場合における画面表示の一実施例を示す図である。
管理装置140のメニュー画面において(図示せず)、オペレータが「ネットバックアップ一覧」の項目をマウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、クリック(あるいは選択指示)すると、図13に示す画面表示が行なわれる。
図13によれば、各顧問先名称1310毎に、ネットバックアップ処理により顧問先から保管依頼されて、保管しているファイル数1320、保管しているファイルのサイズ1330、および最終受信日時1340が表示されていることが示されている。
制御部650は、指定された顧問先名称に従って、記憶部700のファイル管理情報格納領域750から、端末n(顧問先n)用管理情報格納領域762を参照し、ファイルN840の情報を取得し(図8)、表示部640用の表示メモリ(図示せず)に書込み処理を行なう。表示部640は該表示メモリの内容を読み出して、液晶ディスプレイあるいはCRTに表示を行なう。
例えば、1行目には顧問先名称1310「0002 株式会社C工業」に対して、保管しているファイル数1320が「5件」、そのサイズが「2,347」kBであること、最終受信日時1340が「2005/05/13 午後05:10」であることが、それぞれテキスト表示されていることが示されている。
これを、制御部650と図7および図8との関係で説明すると、制御部650は、顧問先情報810をキーとして、ファイル管理情報格納領域750を参照し、各アプリケーションプログラム毎に、アプリケーション用管理情報格納領域(760、770)の中の、当該選択された顧問先の端末(顧問先)用管理情報格納領域(761、762)における、ファイル1〜ファイルNまでの情報820〜840の情報を読み出し、各アプリケーションプログラム毎における格納ファイル数の総和を算出し、格納ファイル数1320の表示を行なう。
そして、各アプリケーションプログラム毎における、各格納ファイルの容量の総和を計算した結果が格納されている格納ファイル容量813を読み出して、保管しているファイルのサイズ1330の表示を行なう。また、最後にネットバックアップ処理において受信した電子メールの受信日時872情報を読み出して、最終受信日時1340の表示を行なう。
同様に2行目以下の顧問先についても、それぞれ表示をおこなう。また、バックアップファイルの容量1350は、各顧問先について格納ファイル容量813の総和を計算することにより、取得して表示している。空き容量1360についても、予め設定された各顧問先毎の保管容量から、該バックアップファイルの容量1350の数値を引いた値を求めることで表示が可能となる。
なお、前述のシステム環境設定において、ネットバックアップ間隔欄1240の設定が1日単位に設定されている場合にあっては、同日に同一のファイル形式のバックアップファイルを複数回受信した場合には、当該日の最後に受信したバックアップファイルだけが保管されることになるから、保管ファイル数1320の表示は、同日に受信した同一のファイル形式のバックアップファイルが複数ある場合であっても、同一のファイル形式では1つのファイル数だけがカウントされて表示されるようにしてもよい。
具体的には、例えば、出納帳のファイルを、5日前から受信しており当日はまだ受信していない場合を想定すると、5日前には5件、4日前には4件、3日前には3件、2日前には2件、1日前には1件について、それぞれバックアップファイルとして、受信していた場合において、5日前に受信した最後の1件、・・・1日前に受信した最後の1件をカウントして全部で5件として、保管ファイル数の表示を行なうことになる。
以上の画面表示により、各顧問先毎にネットバックアップ処理の状況が一目で確認できることになる。
(2)顧問先別 ネットバックアップ一覧画面
次に、各顧問先毎に、バックアップファイルとその管理状態を示す画面表示「顧問先別 ネットバックアップ一覧画面」を図13、図14を参照しつつ説明する。
図13において保管ファイル数1320の列における、各顧問先ごとに保管している「件数」の項目を、マウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、クリック(あるいは選択指示)すると、顧問先別の受信履歴画面「顧問先別 ネットバックアップ一覧画面」(図14)を表示する。
なお、管理装置140のメニュー画面において(図示せず)、オペレータが「顧問先別 ネットバックアップ一覧」の項目をマウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、クリック(あるいは選択指示)すると、図14に示す画面表示が行なわれるようにしてもよい。
図14では、顧問先名称1410の欄において、「0002 株式会社C工業」が選択されている様子が示されている。この場合において、該欄の右側の「▽」アイコンを選択指示すれば、記憶部700もしくは顧問先情報記憶部670に格納された、ネットバックアップ処理の対象となっている顧問先の情報を取得し、ネットバックアップ処理の対象となっている顧問先一覧が表示される(図示せず)。
そして、当該選択された顧問先について保管されている保管ファイル数1412が表示されている。ここで、図14では、ファイル形式欄1413について「すべて」というテキスト表示が行なわれているが、該欄の右側の「▽」アイコン1414を選択指示すれば、当該顧問先について保管しているファイルのうち、アプリ種別ごとに、保管しているファイルの情報を表示することができる。
図14では、ファイル形式欄1413について「すべて」が選択されているので、この状態における画面表示について以下説明する。
ファイル形式欄1450には、当該顧問先における格納ファイルについて、ファイル形式(アプリ種別)が表示されている。ファイル名欄1460には、保管されているファイルのファイル名称が表示されている。また、サイズ欄1470には、各ファイルのファイル容量(ファイルサイズ)が表示されている。受信日時欄1480には各ファイルを電子メールで受信した日時が表示されている。そして処理欄1490には、各ファイルの処理内容(管理状態)が表示されている。
これを、これを、制御部650と図7および図8との関係で説明すると、制御部650は、顧問先情報810をキーとして、ファイル管理情報格納領域750を参照し、各アプリケーションプログラム毎に、アプリケーションA用管理情報格納領域(760、770)の中の、当該選択された顧問先の端末(顧問先)用管理情報格納領域(761、762)における、ファイル1〜ファイルNまでの情報820〜840の情報を読み出し、格納ファイル数1412の表示を行なう。
そして、各ファイル形式毎に整列をおこない、各ファイル形式毎に、各ファイルについてファイル形式1450、ファイル名1460、サイズ1470、受信日時1480、および処理1490の表示を行なう。
この場合において、ファイル形式欄1450の表示については、ファイル区分882から情報を取得し、ファイル名欄1460についてはファイル名850から情報を取得し、サイズ欄1470については、ファイルのヘッダー情報あるいはファイルの格納アドレスから計算によって取得し(図示せず)、受信日時欄1480については受信日時(データ)872から情報を取得してそれぞれ表示する。また、処理欄1490については、ステータス管理情報890から管理ステータス891を取得して表示する。
以上の表示処理により、各顧問先毎に、より詳しく、保管しているファイルの管理状況を知ることができる。つまり、ネットバックアップ処理により、顧問先から預かっているファイルについて、アプリ種別毎にファイル数、受信日時を知ることができ、さらに、処理欄1490によれば、そのファイルについて、最新の管理状態を知ることができる。
(3)ファイル管理機能
ここで、図14の画面表示では、処理内容の遷移を手動で行なうモード(手動モード)と、自動で行なう(自動モード)が選択指示できるように構成されており、「▽」マークの処理モード選択アイコン1434を選択指示すると、処理モード欄1433には「手動」のほか、「自動」が選択できるようにポップアップ表示がなされる(図示せず)。以下、特にことわらない場合、「手動」モードに設定されているとして、ファイル管理機能の説明を行なう。
a)「未処理」状態の管理
処理欄1490等を用いた、ファイル管理の仕組みについて、図14を参照しつつ説明する。
これまでに、ネットバックアップ処理要求が顧問先の会計処理装置から発せられて、電子メールに添付ファイルとして、バックアップデータが会計事務所側の管理装置に送信され、これを受けて、管理装置側の記憶部700に保管処理することを示した(ネットバックアップ処理)。そして、この場合において、最初に顧問先からのデータを受け取った際に、ファイル管理情報格納領域750に格納する管理ステータス891は、「未処理」の状態であることを示した(「2.(4)管理装置(会計事務所の会計処理装置)側のネットバックアップ処理」の項)。
例えば、図14において、最上段の行1421に表示されたファイル形式欄1450の表示が「出納帳」と表示された行についてみると、処理内容欄1491のステータスが「未処理」と表示され、データ保存処理起動アイコン1461が表示されており、バックアップデータ(ファイル)ファイルを格納しただけの状態であることが示されている。このことは、最初にファイルを保管する場合のステータスとしては、「未処理」状態として定義して管理することができることを意味している。
b)「未処理」状態から「保存」状態への変更
次に、データ保存処理起動アイコン1461の機能について説明する。
マウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、データ保存処理起動アイコン1461をクリック(あるいは選択指示)すると、図24の遷移ルールテーブル2400に従い、処理欄1491の表示が「未処理」状態2410から、「保存」状態2411に変更表示される(図14では状態遷移を図示せず)。同時に、当該出納帳ファイルの管理ステータス891は「保存」のステータスに書き換えられ、その時の処理日時が処理日時892に格納される。
例えば、この表示処理を他の表示欄でみてみると、処理欄1492では「保存」のステータスになっており、保存処理がすでになされていることが判ることになる。この場合において、処理欄1492を選択指示すれば、制御部により処理日時892データを参照し、該処理日時が画面表示(ポップアップ表示)されるようにしてもよいし、別途欄を設けて並列に表示してもよい(図示せず)。
ここで、前記状態遷移テーブル2400は管理装置の記憶部700において、例えばデータ管理プログラム格納領域710の一部に格納されている。
なお、前記データ保存処理起動アイコン1461は前述のように、状態遷移を行なう機能を有するが、管理装置がLAN(Local Area Network)で複数台設けられている場合には、併せて、他の管理装置のバックアップデータ格納領域720から、他の管理装置のバックアップデータ格納領域720へのダウンロード処理を実行するようにしてもよい。例えば、管理装置側(会計事務所側)で顧問先毎に管理装置を分けて管理する場合には、一度主たる管理装置のバックアップデータ格納領域720に格納した後、当該他の管理装置のバックアップデータ格納領域720に格納するようにしてもよい。
この場合において、当該他の管理装置におけるデータ管理部143は、主たる管理装置のバックアップデータ格納領域720から、当該他の管理装置のバックアップデータ格納領域720にバックアップファイルのダウンロード処理をおこなう。ファイル管理情報についても同様である。
c)「削除」状態
次に、処理内容が「削除」状態(ステータス)を示す場合について説明する。
図14において、選択欄1440には、「□」マークのチェックボックス1441が表示されている。そして、「全てを選択」欄1430、選択解除1431、削除アイコン1432が設けられていることが示されている。
まず、選択欄1440のチェックボックスがマウス620により選択指示されると、チェックマーク(図示の例では「レ点」)が該チェックボックスに重畳表示される(例えば、チェックマーク1442)。
次に、削除アイコン1432をクリックすると、選択欄1440のチェックボックスにチェックマークが付された行(例えば、チェックマーク1442の行1423)において、図24の遷移ルールテーブル2400に従い、処理欄1490の処理内容欄1493の表示が「保存」状態2420から「削除」状態2421に変更表示される(図14では変更後の表示のみ)。
また、「全てを選択」欄1430をクリックすると、選択欄1440のチェックボックスのすべてにチェックマークが付された状態が表示される(図示せず)。この場合において、削除アイコン1432をクリックすると、選択されたすべての行のファイルについて、「削除」に変更表示される。
ここで、「全てを選択」欄1430をクリックすると、選択欄1440のチェックボックスのすべてにチェックマークが付された状態が表示された状態において、選択解除1431を選択指示すると、すべてのチェックマークを解除することできる。もちろん、各チェックマーク部を再度クリックすれば、個別にチェックマークを解除することできる。
なお、この場合において、処理欄1440の内容が「削除」状態になったことは、必ずしもデータ(ファイル)の実体(バックアップデータ格納領域720のファイル)が削除処理されていることを意味するものではなく、削除処理を実際に行なってもよいし、削除処理を行なわず、あくまで管理状態を示すようにしてもよい。
d)ファイル管理
次に、これまでに説明したファイルの状態管理機能を使って、どのようにファイル管理を行なうかについて説明する。
まず、図14によれば、出納帳ファイルについては行1421〜行1423の3つのファイルを預かっていることが示されている。行1423のファイルについては、受信日時欄1480によれば、3つの出納帳ファイルのうち、最も先に受信したことが判る。
そして、行1422の出納帳ファイルでは、すでに「保存」状態となっていることが示されている(処理内容欄1492)。他方、処理内容欄1493はすでに「削除」状態となっているが、これは、次に受け取った、行1422の出納帳ファイルについて「保存」状態に変更処理したことにより、最初に受け取った、行1422の出納帳ファイルが不要になったことに対応させるような管理を行なうことができることを意味している。
同様に、さらに新しい出納帳ファイルを受け取り(行1421)、現在は処理内容欄1491が「未処理」状態となっているが、これを、前述のようなデータ保存処理起動アイコン1461のクリック操作により、処理内容欄1491の状態を「保存」状態に変更した場合、行1422で現在「保存」状態となっているファイルも、不要となるから、このファイルについて「削除」状態に変更指示することができる。この場合において、常に最新のファイルだけを保存状態に管理するのではなく、常に最新から2番目までのファイルを「保存」状態に管理しておくことも可能である。
以上のように、各アイコンや各欄の選択指示によれば、各ネットバックアップファイルの管理状態を変更することができ、かつ変更後の状態を表示できるので、管理装置のオペレータは、顧問先から受け取ったネットバックアップファイルについて、現在どのような管理状態であるかを瞬時に把握することができる。
e)自動処理モード
以上の説明では、図14の処理モード欄1433が「手動」として選択指示されている場合を主に説明したが、処理モード欄1433を「自動」モードに設定しておくと、自動的に処理内容が変更されるようにすることができる。
これを図14を参照しつつ説明すると、まず、「▽」マークの処理モード選択アイコン1434が選択指示されると、処理モード欄1433には「手動」のほか、「自動」が選択できるようにポップアップ表示がなされる。
そして、「自動」が選択指示されると、データ保存処理起動アイコン1461の選択指示や、削除アイコン1432の選択指示がなされなくても、データ管理部143により、所定の条件に従って、自動的に、処理内容が変更されるようにすることができる。
例えば、管理装置の制御部650が、監査プログラム格納領域683に格納されている監査プログラムをRAMなどのメモリ上にロードして、バックアップファイルの監査処理を実行する場合において、監査処理終了、あるいは当該プログラムの終了処理実行、を条件として、「未処理」状態から「保存」状態への変更処理を行なうようにしてもよい。
また、あるファイル形式のバックアップファイルについて「未処理」状態から「保存」状態への変更処理の際に、管理装置の制御部650の処理により、当該ファイル形式と同じファイル形式のバックアップファイルにおいて、すでに「保存」状態にあるバックアップファイルがあるかないかをサーチして、すでに「保存」状態にあるバックアップファイルがある場合には、当該ファイルの処理内容を「保存」状態から、「削除」状態への、変更処理を行なうようにしてもよい。
(4)その他の管理機能
a)バックアップファイルの取り出し
バックアップファイルの管理のほか、バックアップファイルの内容を参照したい場合には、管理装置側でもアプリケーションプログラムを格納しておくことで、参照することが可能となる。この場合においては、図14のファイル名欄1460の各ファイル名欄をクリックすれば、自動的にアプリケーションプログラムを起動して、選択したファイル(例えば出納帳ファイル)の確認をすることができる。これは、出納帳データの監査を行なう場合に好適な機能である。
b)データストレージセンターとのリンク
なお、本発明の構成を利用すれば、さらに次のような効果も見込むことができる。すなわち、顧問先企業は中小である場合も多く、顧問先では1件1件、データストレージセンター(耐震性や防火性などの点で、より高度な防災機能を有し、データのストレージを専用に行なう設備)にデータを預けるのは経済的に困難である。
この場合、会計事務所側の管理装置だけが、データストレージセンターと契約して接続することにより、本発明で格納した顧問先のデータ(ファイル)を、総括してデータセンターに、さらにバックアップすることができ、顧問先のデータの安全性を更に高めることができる。この場合において、データストレージセンターへのバックアップ処理が済んでいるかどうかは、処理欄1490のほかに別途欄を設けて、その状態を表示するようにしてもよい。
c)バックアップデータの長期的管理
管理装置に、バックアップデータが到着した後、以上の説明のような比較的短期間における管理が可能なほか、さらに長期間の管理が可能である。
例えば、バックアップデータ格納領域において日次監査を必要とする顧問先のデータに対しては、データ管理部143により、記憶部700に別途用意された長期保存用のデータベースに、日次監査済みのデータについて、日次監査日なるデータ項目を組み込んだレコードとして保存することができる。同様に、月次監査済みのデータについても、月次監査日なるデータ項目を組み込んだレコードとして保存することができる。
4.各処理フローの説明
(1)ネットバックアップ設定
図15は、ネットバックアップ処理を行なう前提としての、管理装置側のネットバックアップ設定を行なう処理フローを示すフローチャートである。
この処理フローは、図6において、データ管理プログラム格納領域710に格納されているデータ管理プログラムの中のモジュールである、ネットバックアップ設定モジュール(図示せず)の動作に相当する。
まず、管理装置の制御部650は、マウス620からの信号を調べ、データ管理プログラムのメニュー画面表示において(図示せず)、「ネットバックアップ設定」メニューのアイコンが選択されたか否かを調べ(ステップS150)、「ネットバックアップ設定」メニューのアイコンが選択されている場合には、前記ネットバックアップ設定処理モジュールを起動(すなわち、RAMなどのメモリ上にロードして該モジュールの処理を実行)する(ステップS151)。ネットバックアップ設定処理モジュールは、表示部640を起動し、図12の画面1200を画面表示する(ステップS152)。
ネットバックアップ設定処理モジュールは、図12の画面表示1200において、オペレータによって設定された設定情報をファイルのヘッダー情報として一時保存する(ステップS153)。そして、図4に示したように、図10のデータ管理部143の処理により、添付ファイルのヘッダー440に組み込まれ。添付ファイルが生成される(ステップS154)。
次に、管理装置の制御部650は、図10のメール作成部142を起動し、電子メールM0を生成し、添付ファイルF0を添付し、添付ファイル付き電子メールを作成する(ステップS155)。そして、管理装置の制御部650は、図10の電子メール送受信部141を起動し、添付ファイル付き電子メールを顧問先に送信する(ステップS156)(なお、これは図10のST5に相当する)。
図16は、端末装置側(顧問先側)のネットバックアップ設定処理の処理フローを示すフローチャートである。
図10によれば、前述のネットバックアップ設定情報が添付ファイルのヘッダーに埋め込まれた電子メールが、端末装置110にメールサーバーを経由して送付されるまでの仕組みが示されているが、図16のフローチャートでは、この添付ファイル付きの電子メールが端末装置110のメール送受信部111により、電子メールを受信する処理からの処理フローが示されている。
これを図10と図16を参照しつつ説明すると、メール送受信部111により電子メールを受信すると(ステップS161)、データ制御部113が添付ファイルのヘッダー情報440を取得する(ステップS162)。
そして、データ制御部113がヘッダー情報にバックアップ許可情報(ネットバックアップ許可/不許可情報451)を含むか否かを判定し(ステップS163)、含む場合にはYに進み、含まない場合には、通常の電子メールであると判断し、Nに進み、通常のメール受信処理へ移行する。
Yに進む場合には、ヘッダー情報を記憶部300に格納し(ステップS164)、添付ファイルを記憶部300のアプリケーションデータ格納領域320に格納する(ステップS165)。以上により、ネットバックアップ設定の共有が図られ、ネットバックアップ処理の環境設定が整えられるまでの過程が説明された。
(2)管理装置におけるネットバックアップ処理の処理フロー
図17は、管理装置側のネットバックアップ処理動作を示すフローチャートであり、図11において顧問先の端末装置から、添付ファイル付き電子メールを受信するステップ(SH5)以降の、管理装置側のデータ管理プログラムの処理フローを示したものである。
データ管理プログラムは管理装置の記憶部700のデータ管理プログラム格納領域710に格納されており、管理装置が起動されると、記憶部700から読み出された後、常時、RAMなどのメモリ上に常駐して処理を実行する。
まず、データ管理プログラムはデータ管理部143を起動して(図11)、メール送受信部141が受け取った添付ファイル付き電子メールをバッファに一時格納する(ステップT1)。そして、図11において、データ管理プログラムはデータ管理部143を起動して、バッファ1010に一時記憶されている添付ファイル付きの電子メールから、添付ファイルを切出す処理を行なう(ステップT2)。
そして、添付データのヘッダー情報440にネットバックアップ許可情報が含まれているか否かを判定し(ステップT3)、含む場合にはYに進み、含まない場合には通常の電子メールであると判定し、Nに進み、通常のメール受信処理へ移行する。
Yに進む場合には、ネットバックアップ処理動作モジュールを起動する(ステップT4)。次に、ネットバックアップ処理動作モジュールは、添付ファイルのデータ部460が圧縮もしくは暗号化されている場合には、ヘッダー情報440に格納されている添付ファイルの圧縮・暗号化アルゴリズムの種別(図示せず)を取得して、必要な場合には、圧縮されたデータの解凍処理、および暗号化されたデータの復号処理を実行する(ステップT5)。
なお、この場合、圧縮・暗号化アルゴリズムは会計事務所と顧問先で使用するアプリケーションプログラムのファイル書込みモジュールなどで予め共通に保有していてもよい。
圧縮されたデータの解凍処理、および暗号化されたデータの復号処理が終了すると、データ管理部143は、添付ファイル(バックアップデータ)をバックアップデータ格納領域720に保存する(ステップT6)(なお、図11ではSH7に相当する)。併せて、データ管理部143は、ファイル受信日時(図8では受信日時872)などのファイル管理情報(履歴情報)をファイル管理情報格納領域750に格納する(ステップT7)(なお、図11ではSH8に相当する)。そして、図8のステータス管理情報の管理ステータス891を「未処理」(バックアップデータ(ファイル)ファイルを格納しただけの状態)にセットし、処理日時(情報)892を記録する。
そして、データや管理情報の保存が正常終了すると、データを送付してきた端末装置に対し自動応答メールで「ネットバックアップファイル正常受信」を示す電子メールを返信する(ステップT7)。
(3)ネットバックアップ処理に関わる管理装置におけるデータ管理
a)ネットバックアップ一覧画面の表示
図18は、管理装置におけるネットバックアップ一覧画面の画面表示処理に係るフローチャートである。以下、図18を参照しつつ、ネットバックアップ一覧画面の表示処理フローについて説明する。
まず、管理装置の制御部650は、マウス620からの信号を調べ、データ管理プログラムなどが列挙されたメニュー画面表示において(図示せず)、「ネットバックアップ一覧」のメニューを示すアイコンが選択されたか否かを調べ(ステップS180)、「ネットバックアップ一覧」のメニューを示すアイコンが選択されている場合には、ネットバックアップ一覧画面表示モジュールを起動する。
ネットバックアップ一覧画面表示モジュールは、データ管理部143を起動して、ファイル管理情報格領域750から、バックアップデータを保存している顧問先名称812を取得する(ステップS181)。
次に、管理装置の制御部650は、ファイル管理情報格領域750から、(図8のファイル1の情報820〜ファイルNの情報840に格納されているファイル数をカウントすることにより)保存されているファイル数を顧問先ごとに取得する(ステップS182)。
また、管理装置の制御部650は、ファイル管理情報格領域750から、顧問先ごとに保存しているファイルの合計サイズ(格納ファイル容量813の情報)を取得する(ステップS183)。管理装置の制御部650は、さらに、顧問先ごとに保存しているファイルのうち最後に受信したファイルの日時情報870を取得する(ステップS184)。
以上の処理により取得した情報を元に、制御部650は表示部640の表示メモリに表示データを書き込んで、表示部640により、図13に示す画面1300を表示する(ステップS185)。これにより、各顧問先名称1310毎に、ネットバックアップ処理で保管している保管ファイル数1320、最終受信日時1340などが一目で把握できる。
b)顧問先別ネットバックアップ一覧画面の表示
図19は、管理装置における顧問先別ネットバックアップ一覧画面の画面表示処理フローを示すフローチャートである。以下、主に図14と図19を参照しつつ、ネットバックアップ一覧画面の表示処理フローについて説明する。
まず、管理装置の制御部650は、マウス620からの信号を調べ、データ管理プログラムなどが列挙されたメニュー画面表示において(図示せず)、「顧問先別ネットバックアップ一覧」のメニューを示すアイコンが選択されたか否かを調べ(ステップS180)、「顧問先別ネットバックアップ一覧」のメニューを示すアイコンが選択されている場合には、「顧問先別ネットバックアップ一覧」画面表示モジュールを起動する。
なお、図13において、保管ファイル数1320の列における、各顧問先ごとに保管している「件数」の項目を、マウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、クリック(あるいは選択指示)することにより、「顧問先別 ネットバックアップ一覧」画面表示モジュールを起動することとしてもよい。
「顧問先別ネットバックアップ一覧」画面表示モジュールは、データ管理部143を起動して、ファイル管理情報格領域750から、各種の情報を取得して画面表示1400を行なう。
これを詳細にみると、まず、管理装置の制御部650は、マウス620からの信号を調べ、顧問先を選択する選択バー(アイコン)1411を選択指示されているか否かを判定し(ステップU1)、選択操作が行なわれている場合には、Yに進み、ファイル管理情報格領域750から、ネットバックアップデータを保存している顧問先名称データを取得して一覧表示する(ステップU2)(図14には図示せず)。該顧問先一覧から所定の顧問先が選択指示されると(ステップU3)、顧問先名称欄1410に顧問先名称を表示する(図14では「0002 株式会社C工業」を表示)。
次に、ファイル形式選択欄1414によりファイル形式(アプリ種別)を選択指示されると(ステップU4)、図14のファイル形式欄1413には選択されたファイル形式が表示される(図14では「すべて」を表示)。管理装置の制御部650は、ファイル管理情報格領域750をサーチして、選択されたファイル形式のファイルのファイル管理情報820〜840を取得する(ステップU5)。
以上の処理で取得した情報を元に、制御部650は表示部640の表示メモリに表示データを書き込んで、表示部640により、図14に示す画面1400を表示する(ステップU6)。
また、ファイルのファイル管理情報の管理ステータスを判定し(ステップU7)、ファイルのファイル管理情報の管理ステータスが「未処理」状態である場合には、「顧問先別ネットバックアップ一覧」画面表示モジュールは、データ管理部143を起動して、未処理状態を示すアイコン(データ保存処理起動アイコン1461)を、さらに画面表示する(ステップU8)(図14)。
この顧問先別ネットバックアップ一覧画面の表示により、各顧問先名称1410毎にネットバックアップ処理で保管している保管ファイルについて、それぞれ、各ファイル形式(アプリ種別)毎に、ファイル名、サイズ、受信日時、処理内容などが一目で把握できる。
これにより、顧問先における会計処理の進捗情報が一目で把握することができることになる。例えば、出納帳のファイルが何月何日に作成され、次に更新したのはいつか、また、その間隔はどれくらいなのか等、日々の帳簿処理を確実に行なっているかどうかを把握することができる。
また、顧問先の進捗状況を把握した上での帳簿処理に関する顧問先指導が可能となる。さらには、各アプリ毎に作成データの進捗状況が判るので、出納帳データは十分に処理が進められているとしても、給与データの入力がなされていない場合、これを把握することにより適切な顧問先指導を行なうことができる。
c)顧問先別ネットバックアップ一覧における処理欄(処理内容)の状態遷移
顧問先別ネットバックアップ一覧の処理欄1490の内容は、ネットバックアップ処理をおこなったファイル(ネットバックアップファイル)の管理状態(ステータス)を示していることは、これまで説明した(図14)。次に、この処理欄1490の内容を操作して、ファイルの管理状態(ステータス)に変更を加える場合の処理フローについて図20および図21を参照しつつ説明する。
まず、図20では、管理装置において、顧問先の端末装置から送られてきたネットバックアップファイルを、単にバックアップデータ格納領域720に格納しただけの状態(「未処理」状態)から、正式に保存している状態を示す「保存」状態に遷移させるまでの処理フローの一例が記載されている。具体的には、未処理状態を示すアイコン(図14における「データ保存処理起動アイコン1461」)を選択指示(クリック)した場合における処理フローが記載されている。
データ管理プログラムは、データ保存処理起動アイコン1461(図14)がマウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、選択指示(クリック)されるかどうかを監視し(ステップV1)、選択指示(クリック)を検出した場合には、「このファイルのネットバックアップ保存処理(保存処理)を実行しますか」というテキスト文字の画面表示(例えばポップアップ表示)がなされる(ステップV2)。
次に、データ管理プログラムは、前記ポップアップ表示において、保存処理を実行する旨のアイコン(図示せず)が選択指示(クリック)されるかどうかを監視し(ステップV3)、データ管理部143を起動して、ファイル管理情報格領域750にアクセスし、当該ファイルのステータス管理情報891の管理ステータス891を「未処理」から「保存」に変更記録する処理を行なう(ステップV4)。同時に、処理日時892に前記変更処理の日時データが記録される。
そして、図14の画面表示において、当該ファイルの処理欄1490の処理内容欄1491を「未処理」から「保存」に変更表示する(ステップV5)。この点、図14では変更後の遷移状態を示す画面表示は図示されていないが、例えば、変更後の表示は処理内容欄1492のように「保存」とテキスト表示される。
このような管理機能によれば、例えば、会計事務所において、顧問先の出納帳ファイルなどのバックアップデータを監査するまでは、「未処理」状態として管理し、監査が終了した場合においては「処理」状態と管理することに対応させることとすれば、顧問先の会計処理の進捗状況と、会計事務所側における会計データの監査の進行状況が一目で判定できるというメリットが得られる。
次に、図21では、すでに「保存」状態にあるバックアップファイルの管理状態を、「削除」状態、つまり、古いデータとして不要になった状態として管理するまでの処理フローの一例が記載されている。
まず、マウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、図14の選択欄1440の行1423のチェックボックスがチェックされ、「レ」点表示に変更表示された場面を想定して(例えば、チェックマーク1442を参照)、その後の処理フローについて、図14と図21を参照しつつ説明する。
マウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、選択欄1442のチェックボックスがチェックされると(ステップW1)、データ管理プログラムは「削除」アイコン1432が、マウス620あるいはキー入力部610のポインタ指示により、選択指示(クリック)されるかどうかを監視する(ステップW2)。「削除」アイコン1432が選択指示(クリック)されると、Yに進み、選択されない場合にはNに進み、「選択解除」アイコンが選択指示(クリック)されるかどうかを監視する(ステップW3)。ここで、「選択解除」アイコンが選択指示(クリック)されない場合には、「削除」アイコン1432が、選択指示(クリック)されるかどうかを監視する状態に戻る(ステップW2)。
次に、「削除」アイコン1432が選択指示(クリック)された場合、選択欄のチェックボックスにチェックされたファイルのファイル管理情報(ステータス管理情報890)を取得する(ステップW4)。そして、データ管理プログラムは、当該ファイルのステータス管理情報890のうち管理ステータス891を「保存」から「削除」に変更する処理を実行する(ステップW5)。
そして、変更上書き処理実行時の時刻をTIME関数を使って取得し(ステップW5)、当該ファイルのステータス管理情報890のうち、「処理日時」データ892を、該取得した時刻データに変更する処理を実行し(ステップW6)、当該チェックしたファイルのチェックボックスのチェックマークを解除する画面表示処理を行なう(ステップW6)。
次に、データ管理プログラムは、チェックボックスのチェック残があるかどうかを判定し、チェック残がある場合には、ステップW4に戻って、同様の処理をチェック残がなくなるまで繰り返す。
このような管理機能により、例えば、会計事務所において、顧問先の出納帳ファイルなどのバックアップファイルについて、新しいデータが届いた場合には、従前に届いたバックアップファイルを「削除」状態として管理することで、誤って古いデータを使用することなどを防止することができる。
d)処理モードが「自動」の場合における処理欄(処理内容)の状態遷移
図14の処理モード欄1433が「自動」モードに選択指示されている場合における、処理欄(処理内容)の状態遷移の処理フローについて、図14と図22および図23を参照しつつ説明する。
まず、「▽」マークの処理モード選択アイコン1434が選択指示されると、処理モード欄1433には「手動」のほか、「自動」が選択できるようにポップアップ表示がなされる。そして、「自動」が選択指示されると、データ保存処理起動アイコン1461の選択指示や、削除アイコン1432の選択指示がなされなくても、データ管理部143により、所定の条件に従って、自動的に、処理内容が変更されるようにすることができる。
これを、図22を参照しつつ説明すると、まず、管理プログラムの自動処理モード実行モジュールがRAMなどのメモリ上にロードされ、常駐して、処理モードの状態を監視している(ステップX1)。
ここで、「自動」が選択指示されると、監査プログラムの実行処理開始を監視する状態に遷移し(ステップX2)、さらに、監査プログラムの実行終了あるいは監査処理終了を監視する(ステップX3)。監査プログラムの実行終了あるいは監査処理終了を識別すると、当該監査したファイルのファイル管理情報(ステータス管理情報)を取得する(ステップX4)。
そして、管理ステータス891が「未処理」状態である場合には、当該ファイルのファイル管理情報の管理ステータス891を「未処理」から「保存」に変更し(ステップX6)、当該ファイルの処理欄1490の内容を「未処理」から「保存」に変更して表示する(ステップX7)。また、管理ステータス891が「保存」状態である場合には、すでに監査が行なわれた状態であると判定し、この処理フローを抜ける。
次に、あるファイル形式のバックアップファイルについて「未処理」状態から「保存」状態への変更処理の際に、同じファイル形式のバックアップファイルの中で、すでに「保存」状態にあるバックアップファイルがある場合には、当該ファイルの処理内容を「保存」状態から、「削除」状態への、変更を自動的に行なう処理フローについて、図23を参照しつつ説明する。
管理プログラムの自動処理モード実行モジュールがRAMなどのメモリ上にロードされ、常駐して、管理ステータスの状態を監視している(ステップZ1)。
あるファイルの管理ステータスが、「未処理」状態から「保存」状態へ変更されたことをセンスした場合には、アプリケーション用管理情報格納領域(760、770)の中の、当該選択されている顧問先の端末(顧問先)用管理情報格納領域(761、762)における、当該ファイルのファイル形式(アプリ種別)と同じファイル形式の、他のファイル(図8のファイル1の情報820〜ファイルNの情報840)の管理ステータス891をサーチし(ステップZ2)、管理ステータス891が「保存」状態にセットされているかどうかを判定し(ステップZ3)、「保存」状態にセットされているファイルを検出した場合には、当該ファイルのステータス管理情報のうち管理ステータス891を「保存」から「削除」に変更する処理を実行する(ステップZ4)。
そして、当該検出したファイルの処理欄1490の内容を「保存」から「削除」に変更して表示する(ステップZ5)。 以上の処理フローにより、自動的に処理内容が変更され、バックアップファイルの状態管理が手間無く行なうことができることが示された。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
また、会計事務所と顧問先との間のファイル管理以外、例えば、端末装置を支店側の情報処理装置、管理装置を本店側の情報処理装置に対応させることとすれば、一般業務の本店・支店間のファイル管理に適用することも勿論可能である。
以上のように、本発明は、電子メール技術を用いたファイル管理システムに関するものであり、本発明にかかる管理システム、管理装置、管理プログラムは、顧問先の端末装置のデータを単にバックアップするだけでなく、会計処理の進捗を示す指標となる管理表を生成し表示することができる点で有用である。
本発明のシステム構成の一実施例を示す図である。 端末装置の一実施例を示す図である。 端末装置の記憶部における各アプリケーションのデータ等の格納領域の一実施例を示す図である。 本発明における電子メールの一構成例を示す図である。 端末装置側の処理の一実施例を表した図である。 管理装置の一実施例を示す図である。 管理装置の記憶部におけるバックアップデータおよびその管理情報の格納領域の一実施例を示す図である。 管理装置の記憶部における端末n(顧問先n)用管理情報格納領域の内容の一実施例を示す図である。 管理装置の記憶部におけるバックアップデータおよびその管理情報の格納領域の一実施例を示す図である。 ネットバックアップ処理を行なうための管理装置側と端末装置側のシステム環境設定情報の授受に関する処理の一実施例を示した図である。 端末装置(顧問先)からメールに添付されたファイルを受け取った管理装置側の処理を示した図である。 管理装置側のアプリケーションプログラム用データファイルの設定画面の一実施例を示す図である。 管理装置側におけるネットバックアップ一覧を表示する場合における画面表示の一実施例を示す図である。 管理装置側における顧問先別ネットバックアップ一覧を表示する場合における画面表示の一実施例を示す図である。 ネットバックアップ処理を行なう前提としての管理装置側のネットバックアップ設定を行なう処理フローを示すフローチャートである。 端末装置側(顧問先側)のネットバックアップ設定処理を行なう処理フローを示すフローチャートである。 管理装置側のネットバックアップ処理動作を示すフローチャートである。 管理装置におけるネットバックアップ一覧画面の画面表示処理に係るフローチャートである。 管理装置における顧問先別ネットバックアップ一覧画面の画面表示処理フローを示すフローチャートである。 管理装置側におけるバックアップファイル管理の処理フローの一例を示すフローチャートである。 管理装置側におけるバックアップファイル管理の処理フローの一例を示すフローチャートである。 管理装置側におけるバックアップファイル管理の処理フローの一例を示すフローチャートである。 管理装置側におけるバックアップファイル管理の処理フローの一例を示すフローチャートである。 管理装置における管理ステータスの遷移ルールを示すテーブルの一実施例である。
符号の説明
110 端末装置
120 メールサーバー(SMTPサーバー)
130 メールサーバー(POPサーバー)
140 管理装置
160 ネットワーク
210 端末装置のキー入力部
220 端末装置のマウス
240 端末装置の表示部
250 端末装置の制御部
300 端末装置の記憶部
400 電子メール
430 添付ファイル
440 ヘッダー
510 添付ファイル作成部
610 管理装置のキー入力部
620 管理装置のマウス
640 管理装置の表示部
650 管理装置の制御部
700 管理装置の記憶部
710 データ管理プログラム格納領域
720 バックアップデータ格納領域
750 ファイル管理情報格納領域
1200 ネットバックアップ設定画面
1300 ネットバックアップ一覧表示画面
1400 顧問先別ネットバックアップ一覧表示画面

Claims (22)

  1. アプリケーションプログラムを実行する実行手段と、データを作成するデータ作成手段と、電子メールを生成する電子メール生成手段とを有し、前記生成した電子メールに前記作成したデータを添付ファイルとして添付するファイル添付手段とを有する、1または2台以上の端末装置と、管理プログラムを実行する実行手段と、ファイルを格納するファイル格納手段と、電子メールを受信する電子メール受信手段とを備えた管理装置とがネットワークで接続され、該ネットワークを介して前記端末装置と前記管理装置との間で、電子メールにファイルを添付してファイルが伝送されるコンピュータネックワークシステムにおいて、前記端末装置は、前記管理装置のファイル格納手段へのファイル格納要求を、電子メールまたは添付ファイルに組み込む格納要求組込手段と、電子メールをネットワークに送信する手段とを備え、前記管理装置は、前記端末装置から送信された電子メールを受信する受信手段と、前記受信手段で受信した電子メールまたは添付ファイルを解析して格納要求を抽出する格納要求抽出手段と、前記格納要求の有無を判定する格納要求判定手段と、電子メールに添付されたファイルを抽出するファイル抽出手段と、ファイル管理情報を生成するファイル管理情報生成手段と、ファイル管理情報を登録するファイル管理情報登録手段とを備え、前記受信手段で受信した電子メールまたは添付ファイルを解析して、前記格納要求判定手段で格納要求が含まれていると判定する場合には、前記抽出されたファイルをバックアップファイルとして前記格納手段に格納し、該バックアップファイルを前記格納手段に格納する際に、該バックアップファイルに一意に対応するファイル管理情報を生成して、前記ファイル管理情報登録手段に登録することを特徴とするファイル管理システム。
  2. 前記管理装置は、さらに前記ファイル管理情報登録手段に登録されているファイル管理情報を読み出すファイル管理情報読出手段と、読み出したファイル管理情報から管理表を生成する管理表生成手段と、該生成した管理表を出力する管理表出力手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のファイル管理システム。
  3. 前記管理装置は、さらに前記生成した管理表において、管理状態を遷移させる管理状態遷移手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のファイル管理システム。
  4. 前記ネットワークは、さらにメールBOXを有するメールサーバーを備え、前記管理装置は、メールサーバーから電子メールを受信する電子メール受信手段を備え、前記管理装置は、前記端末装置から送信された電子メール群により前記メールサーバーのメールBOXのオーバーフローを防止するように、前記電子メール受信手段を制御することを特徴とする請求項1記載のファイル管理システム。
  5. 前記管理装置は、さらに、端末装置毎にバックアップ処理を許可するか否かを決定するための環境情報を設定する、環境情報設定手段と、前記環境情報を、管理装置側で添付ファイルに組み込むための、環境情報組込手段と、電子メールを生成する電子メール生成手段とを備え、前記端末装置は、さらに、電子メールを受信する電子メール受信手段と、電子メールまたは電子メールに添付されたファイルに組み込まれた環境情報を抽出する環境情報抽出手段とを備え、前記管理装置は、前記環境情報設定手段により、前記端末装置側においてバックアップ処理を許可する状態に設定されている場合には、前記環境情報組込手段により、電子メールまたは添付ファイルに環境情報を組み込み、前記端末装置に、該電子メールを送信し、前記端末装置は前記電子メール受信手段により該電子メールを受信し、該電子メールに組み込まれた環境情報を抽出することにより、前記管理装置と前記端末装置とで環境情報を共有することを特徴とする請求項1記載のファイル管理システム。
  6. 前記管理装置は、さらに、端末装置側における電子メールの送信タイミングを制御するためのタイミング制御情報、を設定するためのタイミング制御情報設定手段を備え、前記管理装置は、前記端末装置にタイミング制御情報を組み込んだ電子メールを送信し、前記端末装置は前記電子メール受信手段により該電子メールを受信し、前記環境設定情報抽出手段により該タイミング制御情報を抽出し、該抽出したタイミング制御情報を元に、前記ファイル格納要求を格納した電子メールを管理装置に送信するタイミングを制御することを特徴とする請求項1記載のファイル管理システム。
  7. 前記管理装置は、さらに、前記端末装置側において電子メールに添付するデータを暗号処理および圧縮処理するか否かを決定するための圧縮・暗号化可否情報、を設定するための圧縮・暗号化可否情報設定手段を備え、前記管理装置は前記端末装置に、圧縮・暗号化可否情報を組み込んだ電子メールを送信し、前記端末装置は前記電子メール受信手段により該電子メールを受信し、前記環境設定情報抽出手段により該圧縮・暗号化可否情報を抽出し、該圧縮・暗号化可否情報を元に、電子メールに添付するデータを暗号化および圧縮処理するか否かを決定することを特徴とする請求項1記載のファイル管理システム。
  8. ファイルを記憶部に格納するファイル格納手段と、電子メールを受信する電子メール受信手段と、前記受信手段で受信した電子メールまたは添付ファイルを解析して格納要求を抽出する格納要求抽出手段と、前記格納要求を判定する格納要求判定手段と、電子メールに添付されたファイルを抽出するファイル抽出手段と、ファイル管理情報を生成するファイル管理情報生成手段と、ファイル管理情報を登録するファイル管理情報登録手段とを備え、前記格納要求判定手段により格納要求が含まれていると判定する場合には、前記ファイル格納手段により、前記抽出されたファイルをバックアップファイルとして記憶部に格納し、該バックアップファイルを前記格納手段に格納する際に、該バックアップファイルに一意に対応するファイル管理情報を生成して、前記ファイル管理情報登録手段に登録することを特徴とする管理装置。
  9. 前記管理装置は、さらに、前記ファイル管理情報登録手段に登録されているファイル管理情報を読み出すファイル管理情報読出手段と、ファイル管理情報読出手段により読み出したファイル管理情報と新たに格納しようとするファイルに一意に対応して生成されたファイル管理情報とを比較するファイル管理情報比較手段と、記憶部に格納されているファイルを削除するファイル削除手段とを備え、前記バックアップファイルを前記格納手段に格納する際に、該バックアップファイルに一意に対応して生成された第1のファイル管理情報と、ファイル管理情報読出手段により、すでに格納済みのバックアップファイルに一意に対応する第2のファイル管理情報を読み出し、前記ファイル管理情報比較手段により、前記第1のファイル管理情報と、前記第2のファイル管理情報とを比較し、同じ端末装置から同じ日に受信した、同じファイル形式のバックアップファイルを格納している場合には、すでに格納済みの、同じ端末装置から同じ日に受信した、同じファイル形式バックアップファイルを、ファイル削除手段により記憶部から削除するとともに、管理情報登録手段により、前記削除したバックアップファイルに一意に対応する前記ファイル管理情報を更新して登録することを特徴とする請求項8記載の管理装置。
  10. 前記ファイル管理情報を前記ファイル管理情報登録手段に登録する際に、各端末装置毎および各ファイル形式毎に、それぞれ階層化して、登録することを特徴とする請求項8記載の管理装置。
  11. さらに、前記ファイル管理情報登録手段に登録されているファイル管理情報を読み出すファイル管理情報読出手段と、該読み出したファイル管理情報から管理表を生成する管理表生成手段と、該生成した管理表を出力する管理表出力手段とを備えたことを特徴とする請求項8記載の管理装置。
  12. 前記管理表は、端末装置から受信したバックアップファイルについて、少なくとも保管しているファイル数を示す情報、および受信日時を示す情報を、それぞれ端末装置毎に一覧表示されていることを特徴とする請求項11記載の管理装置。
  13. 前記管理表は、端末装置から受信したバックアップファイルについて、ファイル形式毎に、少なくとも、保管しているファイルのファイル名、および当該ファイルの管理装置側における管理状態を、それぞれ端末装置毎に一覧表示されていることを特徴とする請求項11記載の管理装置。
  14. 端末装置から受信したバックアップファイルのファイル管理情報を変更処理するファイル管理情報変更処理手段を有し、前記生成した管理表において、前記表示された管理状態を遷移させる管理状態遷移手段を備えたことを特徴とする請求項13記載の管理装置。
  15. 前記管理表は、バックアップファイルに一意に対応づけられ、かつバックアップファイルの管理状態を変更する指示を識別する管理状態変更処理アイコンを有し、前記ファイル管理情報変更処理手段は、該管理状態変更処理アイコンが選択指示されたことを識別することを条件として、一意に対応づけられたバックアップファイルの管理状態を、状態遷移テーブルに従い、遷移させることを特徴とする請求項13記載の管理装置。
  16. 前記管理装置において実行可能なプログラムであって、端末装置を選択するメニューを表示するステップと、ファイル形式を選択するメニューを表示するステップと、前記選択された端末装置毎に、ファイル形式を選択して、該ファイル形式毎に環境設定を行なうステップと、電子メールおよび添付ファイルを生成するステップと、環境設定により設定された設定情報を取得し、前記生成した電子メールまたは添付ファイルに格納するステップと、該電子メールを前記選択した端末装置のメールアドレスを送付先として送信するステップと、を備えたことを特徴とする管理プログラム。
  17. 前記環境設定を行なうステップは、前記選択された端末装置における、前記選択されたファイル形式のファイルについて、さらに、ネットバックアップ処理を有効とするか否かを選択させる画面表示を行なうステップ、を備えたことを特徴とする請求項16記載の管理プログラム。
  18. 前記環境設定を行なうステップは、前記選択された端末装置における、前記選択されたファイル形式のファイルについて、さらに、ネットバックアップ処理間隔を選択させる画面表示を行なうステップ、を備えたことを特徴とする請求項16記載の管理プログラム。
  19. 前記管理装置において実行可能なプログラムであって、電子メールを受信するステップと、該受信した電子メールおよび電子メールに添付された添付ファイルを解析して格納要求を抽出するステップと、前記格納要求の有無を判定するステップと、格納要求が含まれていると判定する場合には、前記抽出されたファイルをバックアップファイルとしてバックアップファイル格納領域に格納するステップと、該バックアップファイルを前記格納領域に格納する際に、該バックアップファイルに一意に対応するファイル管理情報を生成して、ファイル管理情報格納領域に登録するステップと、を備えたことを特徴とする管理プログラム。
  20. 前記ファイル管理情報格納領域からファイル管理情報を読み出し、バックアップデータを保存している顧問先名称を取得するステップと、保存されているファイル数を顧問先毎に取得するステップと、顧問先毎に保存しているファイルのうち最後に受信したファイルの日時情報を取得するステップと、該取得した顧問先毎のファイル数と、最終受信ファイルの日時情報を元に、少なくとも保管しているファイル数を示す情報、および受信日時を示す情報をそれぞれ、顧問先毎に一覧表示するステップと、を備えたことを特徴とする請求項19記載の管理プログラム。
  21. 前記ファイル管理情報格納領域からファイル管理情報を読み出し、バックアップデータを保存している顧問先名称を取得するステップと、該取得した顧問先名称を一覧表示するステップと、該一覧表示された顧問先名称の中からひとつの顧問先名称を選択するステップと、ファイル形式を選択するステップと、前記選択された顧問先名称における前記選択されたファイル形式に一意に対応するファイル管理情報をファイル管理情報格納領域から取得するステップと、該取得したファイル管理情報を、少なくともファイル形式毎に保管しているファイルのファイル名称、および当該ファイルの管理装置側における管理状態を示す情報を、それぞれ顧問先毎に一覧表示するステップと、を備えたことを特徴とする請求項19記載の管理プログラム。
  22. バックアップファイルに一意に対応づけられた管理状態変更処理アイコンを表示するステップと、該管理状態変更処理アイコンが選択指示されたことを識別するステップと、前記管理状態変更処理アイコンが選択指示されたと識別する場合には、該管理状態変更処理アイコンに一意に対応づけられたバックアップファイルの管理状態を遷移させるステップと、を備えたことを特徴とする請求項21記載の管理プログラム。
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