JP2007010554A - 測位装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術では、移動に伴うユーザ位置の変化を滑らかにするだけであり、測位結果の精度向上にはならないという問題があった。
【解決手段】車両に搭載されたGPS測位装置10の測位計算部16は、複数のGPS衛星12からの擬似距離によって求められた位置ベクトルP(t)と、ドップラー周波数から算出された移動速度の速度ベクトルV(t)を測位信頼度算出部22に出力する。次に、測位信頼度算出部22は、信頼度S(t)を求め、時定数算出部24に出力する。時定数算出部24は時定数T(t)を補正位置算出部26に出力する。さらに、補正位置算出部26は、位置ベクトルP(t)と時定数T(t)を取得して補正されたユーザ位置P’(t)を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、衛星が送信する信号を受信して測位を行う測位装置に関する。
衛星測位システム(GPS)は、複数の衛星から送信される信号を受信し、受信信号に含まれる情報から各衛星の軌道情報と各衛星までの擬似距離に基づいて測位計算を行う測位手段を有する測位装置である。近年、携帯電話、車両などのあらゆる物の位置検出にGPSを利用した測位装置が広く用いられるようになった。
測位装置を搭載した移動体が移動する場合において、衛星から送信されるGPS信号の状態が変化し、何らかの物陰に入ることでGPS信号が途絶える場合や、GPS信号が何らかの物体(例えば、ビルなど)に反射して多重経路でGPS信号が測位装置に受信される場合(例えば、マルチパスなど)が生じる。このような、測位装置へのGPS信号の遮断やマルチパスが生じると、測位結果が不連続に変化し、移動体位置(以下、ユーザ位置という)の位置跳び現象が現れる。
そこで、このような問題を解決する技術が、特許文献1に示されている。特許文献1には、測位手段により求められた受信点の位置を当該位置の所定時間間隔における移動距離と、GPS信号のキャリアのドップラー周波数から求めた所定時間間隔における移動距離と、で平滑化する技術が示されている。この技術を用いることにより、受信点の移動に伴うユーザ位置の変化が滑らかに出力されるようにした測位装置とすることが可能とされている。
特開2000−193732号公報
しかし、特許文献1に示された技術では、移動に伴うユーザ位置の変化を滑らかにするだけであり、測位結果の精度向上にはならないという問題があった。
具体的には、平滑化の指標である時定数Tを大きくするほど、速度V(t)の平滑化が強く働き、位置P(t)誤差の削減効果が大きい。しかし、速度V(t)誤差は比較的小さいものの、平滑化を継続すると、その小さいV(t)誤差が、時間tとともに累積され、平滑化により補正位置P’(t)にその誤差を増やしていってしまい、逆に悪化させてしまう懸念がある。
このように、両誤差の影響は相反する特性であり、現状よりも時定数Tを延長しても、両誤差ともに十分に除去し、さらに測位精度を改善することは困難になっている。また、平滑化に伴い実際の測位結果が遅れるという問題もある。
以上のような問題を解決するために、本発明に係る測位装置は、移動体に搭載され、複数の衛星からの信号を受信する受信機と、受信した信号から測位に用いられるコード擬似距離及びキャリアのドップラー周波数などを検出して受信機の位置を求める測位手段と、を有する測位装置において、衛星から受信機までの擬似距離を算出する擬似距離算出手段と、複数の擬似距離から受信機の位置情報を算出する測位算出手段と、キャリアのドップラー周波数から受信機の移動速度を算出する移動速度算出手段と、算出された受信機の位置情報と移動速度の相関値を位置情報の信頼度として算出する測位信頼度算出手段と、算出された信頼度と反比例関係となる時定数を、位置変化の時定数として算出する時定数算出手段と、時定数算出手段からの時定数により、測位算出手段からの位置情報を補正する補正位置算出手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る測位装置において、測位信頼度算出手段は、算出された受信機の位置情報と移動速度を用いて、一定距離毎に走行した位置と移動速度の軌跡から相関値を求め、位置情報の信頼度として算出することを特徴とする。
さらに、本発明に係る測位装置において、移動速度算出手段からの移動速度を積算して積算速度を算出する積算速度算出手段を有し、積算速度算出手段は、時定数算出手段からの時定数により位置と積算速度との差分となるオフセットを平滑化することを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る測位装置において、測位信頼度算出手段は、移動体の運動状態を測定するセンサなどから得られた移動速度と、測位算出手段からの位置情報と、の相関値を位置情報の信頼度として算出することを特徴とする。
走行中の位置P(t)の走行軌跡は、速度V(t)の走行軌跡とその形状を比較すると、本来は一致するが、マルチパスによる誤差が多いときは、位置P(t)の軌跡が正しい形状と異なってしまうことが目立ち、結果的に、両者の軌跡形状の相違が増える特徴がある。
そこで、本発明に係る測位装置は、測位信頼度算出部で、測位計算部で得られた位置P(t)及び速度V(t)を用いて、一定距離走行したこの両者の軌跡形状の相関値を位置P(t)の信頼度S(t)として算出する。さらに、時定数設定部では、前記信頼度S(t)と反比例関係となる時定数T(t)を決定することを特徴とする。
本発明を用いると、移動に伴う測位結果の変化を滑らかにするだけでなく測位結果の精度向上が実現可能となる。例えば、従来よりも時定数Tを延長しても、ユーザ位置P(t)の誤差が大きいと判断した場合は、時定数T(t)=Tが大きく設定されることで、好適に制御される。また、ユーザ位置P(t)の誤差がほぼ0で正しいと判断した場合は、T(t)≒1と小さくなり、補正位置P’(t)=ユーザ位置P(t)でユーザ速度ベクトルV(t)誤差の累積は防がれ、従来よりも補正位置P’(t)の測位精度が改善できるだけでなく、測位結果の遅延も改善可能となる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るGPS測位装置10の全体の構成を示した構成図である。GPS測位装置10は、GPSアンテナ17と、信号受信部18と、複数の測距部(14a,14b,14c)と、測位計算部16と、測位信頼度算出部22と、時定数算出部24と、補正位置算出部26と、を備えている。上空には複数のGPS衛星(12a,12b,12c)が配置され、時折、ビル19の壁面で反射された信号がGPSアンテナ17に入力されることもある。
例えば車両に搭載されたGPS測位装置10の測位計算部16は、複数のGPS衛星12からの擬似距離によって求められた位置ベクトルP(t)と、ドップラー周波数から算出された移動速度の速度ベクトルV(t)を測位信頼度算出部22に出力する。次に、測位信頼度算出部22は、信頼度S(t)を求め、時定数算出部24に出力する。時定数算出部24は時定数T(t)を補正位置算出部26に出力する。さらに、補正位置算出部26は、位置ベクトルP(t)と時定数T(t)を取得して補正されたユーザ位置P’(t)を出力する。
図2は、本発明の実施形態に係る速度ベクトルV(t)、位置ベクトルP(t)及び信頼度S(t)を時間軸と共に示した説明図である。ドップラー周波数は、マルチパスの影響を受けにくく、速度ベクトルV(t)は図2に示すように順調に推移するが、擬似距離から求められる位置ベクトルP(t)はP(i+3)地点で位置跳びを生じてしまい、結果として信頼度S(i+3)も低下する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るGPS測位装置10の補正位置算出処理の流れを示したフローチャート図である。以下、処理の流れを図3と図1を用いて説明する。処理が開始されると、使用される変数の初期設定が行われる。特に、位置安定数は、あらかじめ電源立ち上げ時、または衛星電波中断により測位できなくなった場合に初期値0にセットしておく(ステップS10)。次に、ループ開始点であるステップS12を通過して、測位位置取得(ステップS14)を実行する。
GPSアンテナ17よりGPS衛星からの電波が受信され、信号受信部18で復調される。得られたGPS信号は、複数の測距部14に入力される。各測距部14は、経過時間tでの各GPS衛星とユーザ位置との間に擬似的な距離R(t)及びドップラー周波数D(t)を求め、その結果を測位計算部16へ出力する。
測位計算部16は、前記R(t)からユーザの位置ベクトルP(t)を求め(ステップS14)、また前記D(t)からユーザの速度ベクトルV(t)を求める(ステップS16)。
次に、ステップS18において、得られた位置ベクトルP(t)と速度ベクトルV(t)を基にして信頼度算出を行う。
1.第1の実施形態における瞬時信頼度算出
第1の実施形態は、信頼度S(t)を瞬時の位置ベクトルP(t)と速度ベクトルV(t)との比較で決定するものである。以下、第1の実施形態について説明する。
測位計算部16は、1sec毎に各GPS衛星12の擬似距離から時刻tにおけるユーザの測位位置ベクトルP(t)={Px(t),Py(t),Pz(t)}を求める(ステップS14)。同時に、各GPS衛星12のドップラー周波数D(t)からユーザ測位速度V(t)={Vx(t),Vy(t),Vz(t)}を求める(ステップS16)。そして、この位置ベクトルP(t)と速度ベクトルV(t)を、測位信頼度算出部22、補正位置算出部26へ出力する。
測位信頼度算出部22は、測位計算部16から得られた位置ベクトルP(t)と速度ベクトルV(t)から、下記の(式1)により、信頼度S(t)を求める。
S(t)=1−[√{(Px(t)−Px(t−1)−Vx(t))+(Py(t)−Py(t−1)−Vy(t))+(Pz(t)−Pz(t−1)−Vz(t))}/√{Vx(t)+Vy(t)+Vz(t)}] ・・・(式1)
ただし、√{Vx(t)+Vy(t)+Vz(t)}=0のときはS(t)=0とする。そして、求めた信頼度S(t)を、時定数算出部24へ出力する(ステップS18)。
ステップS20において、位置安定数が10より大きい値であるか判定する。理由は、補正するための初回位置が誤っていると、誤った位置を速度で引きずってしまい位置ずれを継続してしまう恐れがある。このため、「位置安定数>10」であれば、前回の補正位置(P’(t):いわゆる初回の補正位置)は正しい位置に測位できているものとし、時定数算出(ステップS22)に進む。
もし、位置安定数が10より小さい場合、前回の補正位置P’(t)はまだ信頼が低く、これを初回位置として補正を行うと誤った位置からの速度で延長した位置となり、誤った補正位置にしてしまう可能性があるため、速度による補正を行わないようにステップS26以下の安定化処理を行う。
ステップS26の安定時間経過の判断は、「T(t)<2」の場合に位置P(t)は正しいものとし、ステップS28において位置安定カウンタの「位置安定数」を1インクリメントする。これは、ステップS20の位置安定判定において、この「位置安定数>110」となったとき、例えば図2に示す速度ベクトルV(t)の走行軌跡の形状と位置ベクトルP(t)の走行軌跡の形状であったときに、この位置P(i+5))は正しいと判断するものである。次に、ステップS30では位置ベクトルの補正は行わず、P’(t)=P(t)として繰返しループ(ステップS32)へ移る。ステップS20において、正しい位置に測定できていると判定されると、ステップS22に進み、時定数算出処理を行う。
時定数算出部24は、測位信頼度算出部22から得られた信頼度S(t)及び位置ベクトルP(t)から、式2に代入して時定数T(t)を求める。
T(t)=(1−S(t))×(T−1)+1 ・・・(式2)
例えば、信頼度S(t)と時定数T(t)の関係を以下に示す。(例1).信頼度S(t)=1のとき、T(t)=1[sec]。(例2).信頼度S(t)=0.5のとき、T(t)=0.5×(T−1)+1→5.5[sec]。(例3).信頼度S(t)=0のとき、T(t)=T→10[sec]となる。そして、求めた時定数T(t)を、補正位置算出部26へ出力する。
次に、得られたP(t)及びV(t)を用いて補正位置P’(t)を求める。これは、マルチパスの誤差が多く信頼性が低い位置P(t)を、信頼性が高い速度V(t)を利用して時定数Tで平滑化する補正位置算出部26において、例えば下記のように補正したユーザ位置P’(t)を求める処理である(ステップS24)。
P'(t)=W(t)×(P'(t−1)+V(t))+(1−W(t))×P(t) ・・・(式3)
重みW(t)は、常に0≦W(t)≦1を満たし、例えば、初回測位であるt=1のとき、W(1)=0,2≦t<Tのとき、W(t)=t−1/t,t≧Tのとき、W(t)=(T(t)−1)/T(t)となる。以下、同様にして繰返しループ(ステップS32)へ移る。
2.第2の実施形態における積算信頼度算出
次に、第2の実施形態における、積算した位置ベクトルP(t)と速度ベクトルV(t)との比較で信頼度S(t)を決定する処理について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る測位信頼度計算処理の流れを示したフローチャート図である。第1の実施形態に示した瞬時の比較では、高周波数のノイズの影響により、位置ベクトルP(t)と速度ベクトルV(t)の両者が変動し、判断が困難になることがある。測位信頼度算出部22は、図4に示すように、規定距離を走行する毎に信頼度S(t)を決定する方法がある。
まず、走行距離L、カウンタn、平均位置R[4]及び記憶数Mの初期値は0とする。
ステップS40の走行距離算出において、V(t)から走行距離L=L+√(Vx(t)+Vy(t)+Vz(t))を算出し、P(t)から平均位置R[4]=ΣP(t)/n(ステップS42)及びV(t)から平均速度H[4]=ΣV(t)/n(ステップS44)を計算する。ここで、R[k],H[k](k=0,1,2,3,4)は、これまでに、走行距離Lを走行する毎に、メモリに記憶した平均位置、平均速度であり、k=0は最も過去のものとなる。
これは、ステップS46における走行距離判定において、走行距離がL≧10mのときステップS48における平均位置、平均速度の更新を実施して、過去の平均位置R[0]、平均速度H[0]を更新する。
ステップS50における記憶数判定において、Mは、走行距離が10m間隔毎に過去の平均位置、平均速度を記憶した記憶数であり、M≧3のとき、信頼度算出(ステップS54)を実施する。そうでない場合は、まだ過去の記憶数が不足しているものとし、記憶数のカウントアップ(ステップS52)で記憶数Mを1インクリメントして終了する。
さらに、ステップS52において、(式4)に代入して過去3つの記憶したR[k],H[k]からS(t)を計算する。
Figure 2007010554
3.第3の実施形態における積算信頼度算出
次に、第3の実施形態における、記憶した平均データの中で過去のものよりも最新のものを重視する処理について説明する。
図4のステップS54を、(式5)に変更することにより、過去データよりも現在のものを重視することもできる。
Figure 2007010554
なお、第2の実施形態におけるステップS54では、k=1,2,3の各データは、均等に1/3の係数で行ったが、ここでは例えば、k=1のとき1/6、k=2のとき2/6、k=3のとき4/6と異なる係数を乗算することで、過去よりも最新のデータを重視した場合での信頼度を算出することになる。
図5は、本発明の実施形態に係るGPS測位装置10による走行試験で用いた道路図である。本走行試験を行った道路は、マルチパスの影響が非常に大きい環境であり、1方、2方、4方を高層ビルに囲まれた地区を含んでいる。
図6は、本発明の参考となる位置補正がない場合の測位結果を示す軌跡図である。位置補正が無い場合は、マルチパスの影響により正しい走行ルートの軌跡が全く示されず、頻繁に位置跳びが発生している。
図7は、本発明の実施形態に係るGPS測位装置を用いて、位置補正処理をおこなった場合の軌跡図である。本実施形態では、マルチパスの影響を低減しつつほぼ正しい走行ルートの軌跡を残すことができている。以上のことから、本実施形態に係るGPS測位装置は、位置補正処理によりマルチパスの影響が大きく測位精度が非常に悪い環境でも十分に機能することが可能である。
本発明の実施形態に係るGPS測位装置の全体の構成を示した構成図である。 本発明の実施形態に係る速度ベクトル、位置ベクトル及び信頼度を時間軸とともに示した説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るGPS測位装置の補正位置算出処理の流れを示したフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態に係る測位信頼度計算処理の流れを示したフローチャート図である。 本発明の実施形態に係るGPS測位装置による走行試験で用いた道路図である。 本発明の参考となる位置補正がない場合の測位結果を示す軌跡図である。 本発明の実施形態に係るGPS測位装置を用いて、位置補正処理をおこなった場合の軌跡図である。
符号の説明
10 GPS測位装置、12 GPS衛星、14 測距部、16 測位計算部、17 GPSアンテナ、18 信号受信部、19 ビル、22 測位信頼度算出部、24 時定数算出部、26 補正位置算出部。

Claims (7)

  1. 移動体に搭載され、複数の衛星からの信号を受信する受信機と、受信した信号から測位に用いられるコード擬似距離及びキャリアのドップラー周波数などを検出して受信機の位置を求める測位手段と、を有する測位装置において、
    衛星から受信機までの擬似距離を算出する擬似距離算出手段と、
    複数の擬似距離から受信機の位置情報を算出する測位算出手段と、
    キャリアのドップラー周波数から受信機の移動速度を算出する移動速度算出手段と、
    算出された受信機の位置情報と移動速度の相関値を位置情報の信頼度として算出する測位信頼度算出手段と、
    算出された信頼度と反比例関係となる時定数を、位置変化の時定数として算出する時定数算出手段と、
    時定数算出手段からの時定数により、測位算出手段からの位置情報を補正する補正位置算出手段と、
    を有することを特徴とする測位装置。
  2. 請求項1に記載の測位装置において、
    測位信頼度算出手段は、
    算出された受信機の位置情報と移動速度を用いて、一定距離毎に走行した位置と移動速度の軌跡から相関値を求め、位置情報の信頼度として算出することを特徴とする測位装置。
  3. 請求項1又は2に記載の測位装置において、
    さらに、移動速度算出手段からの移動速度を積算して積算速度を算出する積算速度算出手段を有し、
    積算速度算出手段は、時定数算出手段からの時定数により位置と積算速度との差分となるオフセットを平滑化することを特徴とする測位装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の測位装置において、
    測位信頼度算出手段は、
    移動体の運動状態を測定するセンサなどから得られた移動速度と、測位算出手段からの位置情報と、の相関値を位置情報の信頼度として算出することを特徴とする測位装置。
  5. 複数の衛星からの信号を受信機で受信し、受信した信号から測位に用いられるコード擬似距離及びキャリアのドップラー周波数などを検出して受信機の位置を求める測位方法において、
    衛星から受信機までの擬似距離を算出する擬似距離算出工程と、
    複数の擬似距離から受信機の位置情報を算出する測位算出工程と、
    キャリアのドップラー周波数から受信機の移動速度を算出する移動速度算出工程と、
    算出された受信機の位置情報と移動速度の相関値を位置情報の信頼度として算出する測位信頼度算出工程と、
    算出された信頼度と反比例関係となる時定数を、位置変化の時定数として算出する時定数算出工程と、
    時定数算出工程からの時定数により、測位算出工程からの位置情報を補正する補正位置算出工程と、
    を含むことを特徴とする測位方法。
  6. 請求項5に記載の測位方法において、
    測位信頼度算出工程は、
    算出された受信機の位置情報と移動速度を用いて、一定距離毎に走行した位置と移動速度の軌跡から相関値を求め、位置情報の信頼度として算出することを特徴とする測位方法。
  7. 請求項5又は6に記載の測位方法において、
    さらに、移動速度算出工程からの移動速度を積算して積算速度を算出する積算速度算出工程を有し、
    積算速度算出工程は、時定数算出工程からの時定数により位置と積算速度との差分となるオフセットを平滑化することを特徴とする測位方法。
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