JP2007008330A - 車両用映像表示装置 - Google Patents

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淳 坂本
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Abstract


【課題】 車両の窓ガラスに設けたスクリーンに映像を表示して、防犯性および利便性を向上する車両用映像表示装置を提供する。
【解決手段】 制御装置本体1が、施錠されている車両のドアの不正な開錠を検出した際に、車両の車内の映像を撮影する車内撮影カメラ2Aが撮影した映像を、前方投影部3Aおよび後方投影部3Bにより車両のフロントウインドウ25Aの車内側に貼付されたフロントスクリーン4Aおよび車両のリアウインドウ25Bの車内側に貼付されたリアスクリーン4Bに投影する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用映像表示装置に関するものである。
一般に、車速等の車両の走行情報をフロントガラス上に投影するいわゆるヘッドアップディスプレイ装置が実用化されている。このようなヘッドアップディスプレイ装置では、車両を運転する際に必要な情報を運転者に提示するために、インストルメントパネル内に投影部を設置し、フロントウインドウ上の所定位置に必要な映像を投影している(特許文献1)。
特開平5−139186号公報
ところで、昨今駐停車中の車内から第三者に物品等を持ち出されるケースが増えている。駐停車中の車内の様子は車両の窓から車内を覗き込むようにしないとわかり辛いことが多いが、窓から車内を覗き込むことなく車外から車内の様子を容易に確認できるような仕組みがあれば、前述したようなケースが発生した際に、通行人等車両の近隣者がいち早くその状況に気づく可能性が高くなり、防犯性を向上することが可能である。またこのような場合、車内の様子が車外から容易に確認できれば、発生しているケースに対する対応策をより適切にとることが可能となる。
一方、駐停車中の車から一時的に車を離れるような場合、駐停車中の車内の様子が車外から容易に確認できるようになっていれば、車内で異常が起きた際に、通行人等車両の近隣者がいち早くその状況に気づく可能性が高くなり、防犯性や利便性を向上することが可能である。
また、リアガラス上に車外から確認できる映像を投影することができれば、後続車に様々な走行状況を提供することが可能となり、利便性を向上することが可能である。
本発明の課題は、車両の窓ガラスに設けたスクリーンに映像を表示して、防犯性および利便性を向上する車両用映像表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の窓ガラスの車内側に貼付され所定の光散乱率を有する透明なスクリーンと、前記車両の車内の映像を撮影する車内撮影部と、入力された映像を前記スクリーンに投影する投影部と、施錠されている前記車両のドアの不正な開錠を検出するドア不正開錠検出部と、前記ドア不正開錠検出部が前記ドアの不正開錠を検出した際に、前記車内撮影部が撮影した映像を前記投影部に出力する制御装置本体とを備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、ドアの不正開錠があった場合に、車両の窓ガラスに設けたスクリーンに車内の映像を投影し、防犯性を向上することができる。
また請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記制御装置本体は、前記ドア不正開錠検出部が前記ドアの不正開錠を検出した場合に、所定の防犯動作を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、ドアの不正開錠があった場合に、所定の防犯動作を行い、防犯性を向上することができる。
また請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記防犯動作は、前記制御装置本体に接続された携帯電話から前記車内撮影部が撮影した映像を所定の電話番号へ配信することを特徴としている。
上記構成によれば、ドアの不正開錠があった場合に、車内の撮影映像を離れた場所で確認することができ、防犯性を向上することができる。
また請求項4に記載の発明は、請求項2において、前記防犯動作は、前記制御装置本体に接続された警報発生部により警報を発することを特徴としている。
上記構成によれば、ドアの不正開錠があった場合に、周囲に警報音を発することができ、防犯性を向上することができる。
また請求項5に記載の発明は、請求項2において、前記防犯動作は、前記制御装置本体に接続された照明制御部により前記車両の前照灯と後方灯の少なくとも一方を点滅または点灯させることを特徴としている。
上記構成によれば、ドアの不正開錠があった場合に、周囲に前照灯または後方灯による警報を発することができ、防犯性を向上することができる。
また請求項6に記載の発明は、請求項2において、前記防犯動作は、前記制御装置本体に接続された外部記録部に前記車内撮影部が撮影した映像を記録することを特徴としている。
上記構成によれば、ドアの不正開錠があった場合に、車内の映像を記録して事後の解析に有効な情報を得ることができ、防犯性を向上することができる。
また請求項7に記載の発明は、請求項2において、前記防犯動作は、前記車両のサイドブレーキが解除された場合に、前記制御装置本体に接続された携帯電話から前記車両の位置情報を検出する位置情報検出部が検出した前記車両の位置情報を所定の電話番号へ送信することを特徴としている。
上記構成によれば、ドアの不正開錠後車両走行があった場合に、車両の位置を確認することができ、防犯性を向上することができる。
また請求項8に記載の発明は、請求項1において、前記制御装置本体は、前記車内撮影部が撮影した映像を前記スクリーンに選択的に投影する際に操作する第一のスイッチを備え、前記第一のスイッチが操作された際に、前記ドア不正開錠検出部の検出状態にかかわらず前記車内撮影部が撮影した映像を前記スクリーンに投影することを特徴としている。
上記構成によれば、車内の撮影映像を車両の窓ガラスに設けたスクリーンに選択的に投影することができ、防犯性および利便性を向上することができる。
また請求項9に記載の発明は、請求項8において、前記第一のスイッチが操作された際に、前記制御装置本体に接続された携帯電話から前記車内撮影部が撮影した映像を所定の電話番号へ配信することを特徴としている。
上記構成によれば、車内の撮影映像を離れた場所で確認することができ、防犯性および利便性を向上することができる。
また請求項10に記載の発明は、請求項1において、前記制御装置本体は、前記車両の故障情報または交通情報を表す所定の映像を記録する内部記録部と、前記所定の映像を前記スクリーンに投影する際に操作する第二のスイッチとを備え、前記第二のスイッチが操作された際に、前記ドア不正開錠検出部の検出状態にかかわらず前記所定の映像を前記スクリーンに投影することを特徴としている。
上記構成によれば、車両の故障情報または交通情報を車両の窓ガラスに設けたスクリーンに投影して周囲の車両に情報を伝えることができ、利便性を向上することができる。
また請求項11に記載の発明は、請求項1において、前記制御装置本体は、外部から入力された映像を前記スクリーンに投影する際に操作する第三のスイッチを備え、前記第三のスイッチが操作された際に、前記ドア不正開錠検出部の検出状態にかかわらず前記外部から入力された映像を前記スクリーンに投影することを特徴としている。
上記構成によれば、ビデオ映像等任意の映像を車両の窓ガラスに設けたスクリーンに投影することができ、利便性を向上することができる。
また請求項12に記載の発明は、請求項1において、前記制御装置本体は、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサの出力信号を取り込み、該出力信号が所定値以上の場合に、前記車両の周囲の映像を撮影する車外撮影部で撮影した車外映像と前記車内撮影部で撮影した車内映像のうち少なくとも車外映像を前記制御装置本体に接続された外部記録部に記録することを特徴としている。
上記構成によれば、車両に外部から所定値以上の衝撃力が加わった場合に少なくとも車外映像を記録して事後の解析に有効な情報を得ることができ、利便性を向上することができる。
また請求項13に記載の発明は、請求項1において、前記スクリーンが、前記車両のフロントガラスおよびリアガラスに設けられると共に、前記投影部が、前記車両のインストルメントパネル内およびリアパーセル内に設置され、前記投影部に入力された映像は、前記インストルメントパネル上面に設けられた開口部および前記リアパーセルに設けられた開口部を通じて前記スクリーンに投影されることを特徴としている。
上記構成によれば、投影部は車室内に突出しないように設けられ、運転操作性や居住性を低下させることがない。
また請求項14に記載の発明は、請求項13において、前記インストルメントパネル上面に設けられた前記開口部は、前記フロントガラスの下端と、上端が前記フロントガラスと略接し下端が前記インストルメントパネル上面に設けられた透明またはメッシュ素材の仕切り板の下端との間に該仕切り版により車内と仕切られて位置し、前記リアパーセル上面に設けられた前記開口部は、前記リアガラスの下端と、上端が前記リアガラスと略接し下端が前記リアパーセルに設けられた透明またはメッシュ素材の仕切り板の下端との間に該仕切り版により車内と仕切られて位置することを特徴としている。
上記構成によれば、開口部を物品等で塞がれることがなく、スクリーンに投影される映像を遮られることがない。
本発明によれば、車両の窓ガラスに設けたスクリーンに映像を表示して、防犯性および利便性を向上する車両用映像表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1に本発明の実施例のブロック図を、図2に配置の概略図を示す。
フロントウインドウ25Aには、所定の光散乱率を有する透明フィルムからなるフロントスクリーン4Aがフロントウインドウ25A内側の映像を投影する位置に張られている。またリアウインドウ25Bには、所定の光散乱率を有する透明フィルムからなるリアスクリーン4Bがリアウインドウ25B内側の映像を投影する位置に張られている。このようなスクリーンとしては、透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂に散乱層を重ねたフィルムが市販されている。スクリーン4を構成するフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bは、それぞれフロントウインドウ25Aおよびリアウインドウ25Bの内側に張られることで、気候や環境変化による劣化、傷付きを抑制するとともに、故意に剥がされる可能性を低減している。
前方投影部3Aはインストルメントパネル30内に設けられ、入力された映像をインストルメントパネル30に設けられた開口部30Aを通してフロントスクリーン4Aに投影する(図3も参照)。開口部30Aより車室内側には、開口部30Aが物品等で塞がれないように透明またはメッシュ素材の仕切り板40Aが設けられている。仕切り板40Aは、上端がフロントガラスに略接し、下端がインストルメントパネル30上部に設けられている(図3では簡略化のため仕切り板40Aを省略)。
後方投影部3Bはリアパーセル31内に設けられ、入力された映像をリアパーセル31に設けられた開口部31Bを通してリアスクリーン4Bに投影する(図3も参照)。開口部31Bより車室内側には、開口部31Bが物品等で塞がれないように透明またはメッシュ素材の仕切り板40Bが設けられている。仕切り板40Bは、上端がリアガラスに略接し、下端がリアパーセル31上部に設けられている(図3では簡略化のため仕切り板40Bを省略)。
投影部3を構成する前方投影部3Aおよび後方投影部3Bには、制御装置本体1により選択された映像が出力される。
制御装置本体1には、車内の様子を撮影する車内撮影カメラ2A、車両前方の様子を撮影する前方撮影カメラ2B、車両後方の様子を撮影する後方撮影カメラ2Cが接続されており、それぞれから出力される映像を取り込む。車内撮影カメラ2A、前方撮影カメラ2B、後方撮影カメラ2Cが撮影カメラ2を構成する。
図2に各カメラの取り付け位置を示す。車内撮影カメラ2Aは車内をカバーする広角映像を撮影可能であり、ルーフ32の車内側中央付近に設置されているルームランプ33内に取り付けられている。また、前方撮影カメラ2Bは、ルームミラー34内に取り付けられている。また後方撮影カメラ2Cはルーフ32後端に設置されたリアスポイラ35内に取り付けられている。
制御装置本体1は、車内撮影カメラ2Aで撮影された映像を、あらかじめ登録された電話番号に配信するため、携帯電話16との通信を行う通信部15と接続されている。通信部15は携帯電話16と接続可能であり、後述する所定の条件が成立した際に制御装置本体1が通信部15を制御して、携帯電話16からあらかじめ登録された電話番号に映像を配信する。
制御装置本体1は、車両位置を検出する位置検出部17と接続されており、後述する所定の条件が成立した際に通信部15を制御して、位置検出部17で検出した車両位置を携帯電話16からあらかじめ登録された電話番号に送信する。ここで、位置検出部17はGPS衛星からの信号に基づいて車両の緯度および経度を検出する、いわゆるナビゲーション装置である。
制御装置本体1は、照明制御部18と接続されている。照明制御部18は、前照灯および後方灯(いずれも図示省略)の点灯、消灯、点滅を行うもので、制御装置本体1は、後述する所定の条件が成立した際に照明制御部18を制御して前照灯および後方灯の点灯または点滅を行う。
制御装置本体1は、警報発生部19と接続されている。警報発生部19は、警報音を発生するもので、制御装置本体1は、後述する所定の条件が成立した際に警報発生部19を制御して警報音の発生を行う。
制御装置本体1は、外部記録部20と接続されている。外部記録部20は後述する所定の条件が成立した際に撮影用カメラ2で撮影した映像を記録する。
制御装置本体1は、車両用ドア(図示省略)の施錠開錠を行うドア施錠開錠スイッチ5と接続されており、ドア施錠開錠スイッチ5の状態を判定する。ドア施錠開錠スイッチ5は、運転席側ドア外側のドアアウトサイドハンドル付近(図示省略)に設けられており、車両のキーを挿入してオンオフが行われる。
ドア施錠開錠スイッチ5はドア施錠開錠制御部7とも接続されており、ドア施錠開錠スイッチ5が図1の接点P1側と接すると、ドア施錠開錠制御部7が各ドア内部に設けられたドアロックアクチュエータ(図示省略)を駆動してドアロック機構(図示省略)を施錠側に作動させる。一方、ドア施錠開錠スイッチ5が図1の接点P2側と接すると、ドア施錠開錠制御部7が各ドア内部に設けられたドアロックアクチュエータを駆動してドアロック機構を開錠側に作動させる。
制御装置本体1は、車両のドアの開閉を検出するドアスイッチ6と接続されており、ドアスイッチ6の状態を判定する。ドアスイッチ6は運転席側ドアスイッチ6Aと助手席側ドアスイッチ6Bとを備えており、ドアが開いている状態でオフ、ドアが閉じている状態でオンとなる。運転席側ドアスイッチ6Aは運転席側のサイドシル(図示省略)に取り付けられている。また助手席側ドアスイッチ6Bは助手席側のサイドシル(図示省略)に取り付けられている。なお、本実施例では、運転席側ドアおよび助手席側ドアの2枚のドアを備えた2ドア車を例に説明を行っている。
制御装置本体1は、車内撮影カメラ2Aで撮影した映像をフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに選択的に投影する際に操作するモニタスイッチ8と接続されている。制御装置本体1は、モニタスイッチ8の状態を検出し、モニタスイッチ8がオンの場合は、車内撮影カメラ2Aで撮影した映像を前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに出力し、フロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影する。
制御装置本体1は、選択スイッチ10で選択された映像をフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影する際に操作する情報提示スイッチ9と接続されている。制御装置本体1は、情報提示スイッチ9の状態を検出し、情報提示スイッチ9がオンの場合は、選択スイッチ10で選択された映像を前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに出力し、フロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影する。
選択スイッチ10は、選択スイッチ10A、10Bを備えている。制御装置本体1は、各選択スイッチがオンとなった場合に前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに出力する映像を内部記録部1Aに記憶している。例えば選択スイッチ10Aがオンの場合に出力する文字画像「故障発生中!」と、選択スイッチ10Bがオンの場合に出力する文字画像「渋滞発生中!」とを記憶している。制御装置本体1は、選択スイッチ10Aおよび10Bの状態に応じて対応する映像を前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに出力する。
制御装置本体1は、外部から入力されたビデオ装置等の映像をフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影する際に操作する外部入力スイッチ11と接続されている。制御装置本体1は、外部入力スイッチ11がオンの場合は、外部から入力された映像を前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに出力し、フロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影する。
制御装置本体1は、サイドブレーキ50(図示省略)の作動状態を示すサイドブレーキスイッチ50Aが接続されている。サイドブレーキ50がかけられている場合は、サイドブレーキスイッチ50Aはオンとなり、サイドブレーキ50が解除されている場合は、サイドブレーキスイッチ50Aはオフとなる。制御装置本体1は、サイドブレーキスイッチ50Aのオンオフにより、車両が駐停車中か走行中かの判定を行う。すなわち、サイドブレーキスイッチ50Aがオンの場合は車両が駐停車中であるとの判定を行い、サイドブレーキスイッチ50Aがオフの場合は車両が走行中または走行待機中であるとの判定を行う。
なお、上記車内撮影カメラ2Aが請求項における車内撮影部にあたる。また前方撮影カメラ2Bおよび後方撮影カメラ2Cが請求項における車外撮影部にあたる。また制御装置本体1とドア施錠開錠スイッチ5とドアスイッチ6が請求項におけるドア不正開錠検出部にあたる。また上記モニタスイッチ8が請求項における第一のスイッチにあたる。また上記情報提示スイッチ9が請求項における第二のスイッチにあたる。また上記外部入力スイッチ11が請求項における第三のスイッチにあたる。
本実施例は、駐停車時にドアロックが不正に開錠された場合に、車内の映像をフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影するとともに、所定の防犯動作を行う盗難防止動作の実施例である。
図4のフローチャートを用いて本発明の動作について説明する。
ステップS101では、イグニッションスイッチ(図示省略、図4ではIGNSWと記載)及びアクセサリスイッチ(図示省略、図4ではACCSWと記載)の状態が判定される。イグニッションスイッチおよびアクセサリスイッチが共にオフである場合は、フローはステップS102へ移行する。一方、イグニッションスイッチまたはアクセサリスイッチがオンである場合は、運転者が車内または車両付近にいる場合と推定され、盗難防止動作は不要となって、フローはステップS101へ戻り、待機状態となる。
ステップS102では、ドアロックの不正開錠の有無の判定が行われる。ドアロックの不正開錠があった場合は、フローはステップS103へ移行して盗難防止動作を行う。一方、ドアロックの不正開錠がない場合は、フローはステップS102へ戻り、盗難防止動作待機状態となる。
図5に、ドアロックの不正開錠の有無を判定するフローを示す。
ステップS201〜ステップS203は、運転者または乗員がイグニッションスイッチおよびアクセサリスイッチをオフにして車両から離れたかどうかを判定するステップである。
ステップS201では、イグニッションスイッチ(図5ではIGNSWと記載)及びアクセサリスイッチ(図5ではACCSWと記載)の状態が再度判定される。イグニッションスイッチおよびアクセサリスイッチが共にオフである場合は、フローはステップS202へ移行する。一方、イグニッションスイッチまたはアクセサリスイッチがオンである場合は、運転者が車内または車両付近にいる場合と推定され、盗難防止動作は不要となって、フローはステップS201へ戻り、待機状態となる。
ステップS202では、ドアスイッチ6の状態が判定される。運転席側ドアスイッチ6Aおよび助手席側ドアスイッチ6Bが共にオンの場合は、運転席側ドアおよび助手席側ドアが閉じている場合にあたり、ステップS201の判定結果と合わせて、運転手または乗員が車内および車両付近にいない場合と推定され、フローはステップS203へ移行する。一方、運転席側ドアスイッチ6Aまたは助手席側ドアスイッチ6Bのどちらかがオフの場合は、運転手または乗員が車内および車両付近にいてドアを開けている場合と推定され、フローはステップS202に戻り、待機状態となる。
ステップS203では、運転席側ドアスイッチ6Aおよび助手席側ドアスイッチ6Bがオンとなった後に、所定時間T1が経過したかどうかが判定される。運転席側ドアスイッチ6Aおよび助手席側ドアスイッチ6Bがオンと判定された後に、所定時間T1が経過した場合は、運転者または乗員がイグニッションスイッチおよびアクセサリスイッチをオフにして車両から離れたと推定され、フローはステップS204へ移行して、盗難防止動作の待機状態に入る。一方、運転席側ドアスイッチ6Aおよび助手席側ドアスイッチ6Bがオンと判定された後に、所定時間T1が経過していない場合は、フローはステップS203へ戻り、所定時間T1の経過待ち状態となる。
ステップS204〜ステップS205は、ドアロックの不正開錠の有無を判定するステップである。
ステップS204では、ドアロック開錠信号の有無が判定される。ここで、本実施例のドアロック開錠信号は、ドア施錠開錠スイッチ5が接点P2に接した場合の信号となる。ドアロック開錠信号が検出された場合は、ドア施錠開錠スイッチ5に車両のキーが差し込まれてドアが開錠された場合、すなわち運転者または乗員によりドアロックが開錠されてドアロックの不正開錠はないものと判定され、フローはステップS102へ戻る。一方、ドアロック開錠信号が検出されない場合は、フローはステップS205へ移行する。なお、リモコンによるドア施錠開錠を行う装置を備えた車両の場合は、リモコンが送信するドアの開錠信号をドアロック開錠信号とすることができる。
ステップS205では、ドアスイッチ6の状態が判定される。運転席側ドアスイッチ6Aおよび助手席側ドアスイッチ6Bが共にオンの場合は、運転席側ドアおよび助手席側ドアが閉じている場合にあたり、フローはステップS204へ戻って、ドアロックの不正開錠検出の判定が継続される。一方、運転席側ドアスイッチ6Aまたは助手席側ドアスイッチ6Bのどちらかがオフとなった場合は、ドアロック開錠信号がない状態でドアが開いた場合にあたり、ドアロックの不正開錠が発生したものと判定されて、フローはステップS103以降の盗難防止動作へ移行する。
以上のステップS201〜ステップS205で、ドアロックの不正開錠の有無の判定が行われる。
ステップS103では、ドアロックの不正開錠が発生した状態にあたり、制御装置本体1は車内撮影カメラ2Aで撮影された車内映像を前方投影部3A及び後方投影部3Bに出力し、前方投影部3A及び後方投影部3Bはそれぞれ入力された映像をフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影する。この後に、フローはステップS104へ移行する。
ステップS104では、所定の防犯動作が実施される。すなわち、制御装置本体1は、警報発生部19にトリガ信号を出力して警報発生部19を駆動制御し、警報音を発生させる。また、制御装置本体1は、照明制御部18にトリガ信号を出力して照明制御部18を駆動制御し、前照灯および後方灯を点滅させる。また制御装置本体1は、車内撮影カメラ2Aで撮影した映像を外部記録部20により記録する。また制御装置本体1は、通信部15を制御して携帯電話16を作動させ、車内撮影カメラ2Aで撮影した映像をあらかじめ登録された電話番号へ配信する。この後に、フローはステップS105へ移行する。
ステップS105では、イグニッションスイッチの状態が判定される。イグニッションスイッチがオン、すなわち、エンジンが始動した場合は、ドアロックの不正開錠の後に、第三者により車の運転が行われる可能性があり、フローはステップS106へ移行する。一方、エンジンの始動がない場合は、フローはステップS107へ移行する。
ステップS106では、制御装置本体1が通信部15を制御して携帯電話16を作動させ、位置検出部17で検出した車両の位置情報を、あらかじめ登録された電話番号へ送信する。この動作により、第三者に車両を移動された場合でもその位置を確認することができる。この後にフローはステップS108へ移行する。
ステップS107では、ステップS104での防犯動作開始後、所定時間T2が経過したかどうかが判定される。防犯動作開始後、所定時間T2が経過した場合は、フローはステップS109へ移行して防犯動作が終了する。一方、防犯動作開始後、所定時間T2が経過していない場合は、フローはステップS105へ戻る。
ステップS108では、イグニッションスイッチの状態が判定される。イグニッションスイッチがオンの場合は、フローはステップS106へ戻り、車両の位置情報の配信が継続される。一方、イグニッションスイッチがオフの場合は、フローはステップS105へ戻り、エンジン始動の待機状態となる。
ステップS109で本動作は終了する。
以上の動作により、車両の駐停車中に第三者によるドアロックの不正開錠があった場合は、車内撮影カメラ2Aで撮影した映像をフロントウインドウ25Aに設けたフロントスクリーン4Aとリアウインドウ25Bに設けたリアスクリーン4Bに投影する。この動作により、駐停車中の車両の車内の状態が車外から確認しやすくなり、通行人等車両の近隣者がいち早くドアロックの不正開錠が発生した状況に気づく可能性が高くなって、防犯性を向上することが可能である。また、車内の様子が車外から容易に確認でき、発生しているケースに対する対応策をより適切にとることが可能となる。
また車内の映像の投影と同時に、所定の防犯動作、すなわち、警報音の発生、前照灯および後方灯の点滅、車内の映像の記録、車内の映像の配信を行う。この動作より、防犯性をさらに向上することができる。
さらにドアロックの不正開錠後にエンジン始動があった場合は、車両の位置情報をあらかじめ登録された電話番号へ送信する。この動作より、第三者に車両を移動された場合でもその位置を確認することができる。
本実施例は、運転者が車両を一時的に離れる際に、車内の映像をフロントウインドウ25Aに設けたフロントスクリーン4Aとリアウインドウ25Bに設けたリアスクリーン4Bに投影するとともに、定期的に車内の映像をあらかじめ登録した電話番号に配信する実施例である。
図6のフローチャートを用いて本発明の動作について説明する。
ステップS301では、イグニッションスイッチ(図6ではIGNSWと記載)及びアクセサリスイッチ(図6ではACCSWと記載)の状態が判定される。イグニッションスイッチおよびアクセサリスイッチが共にオフである場合は、フローはステップS302へ移行する。一方、イグニッションスイッチまたはアクセサリスイッチがオンである場合は、フローはステップS301へ戻り、待機状態となる。
ステップS302では、モニタスイッチ8(図6ではモニタSWと記載)の状態が判定される。モニタスイッチ8がオンである場合は、フローはステップS303へ移行する。一方、モニタスイッチ8がオフである場合は、フローはステップS302へ戻り、待機状態となる。
ステップS303では、車内撮影カメラ2Aで撮影した車内の映像が前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに出力され、フロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4B上に投影される。この後にフローはステップS304へ移行する。
ステップS304では、制御装置本体1が通信部15を制御して携帯電話16を作動させ、車内撮影カメラ2Aで撮影した車内の映像を、あらかじめ登録された電話番号へ所定の時間間隔T3で配信する。この時間間隔T3は任意に設定することができる。この後にフローはステップS305へ移行する。
ステップS305では、モニタスイッチ8の状態が判定される。モニタスイッチ8がオンである場合は、フローはステップS304へ戻り、スクリーン4への映像の投影と定期的な映像配信が継続される。一方、運転者が車両に戻りモニタスイッチ8がオフとなった場合は、フローはステップS306へ移行する。
ステップS306で本動作は終了する。
以上の動作により、運転者が駐停車した車両を一時的に離れる際に、あらかじめモニタスイッチ8をオンにしておくことで、車内撮影カメラ2Aで撮影された車内の映像がフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影されるとともに、あらかじめ登録した電話番号に車内の映像が定期的に配信される。この動作により、駐停車中の車両の車内の状態が車外から確認しやすくなり、車内で異常が発生した際に、通行人等車両の近隣者がいち早くその状況に気づく可能性が高くなって、防犯性および利便性を向上することができる。また同時に運転者本人も定期的に配信される車内の映像を離れた場所で確認することができ、防犯性および利便性を向上することができる。
本実施例は、フロントウインドウ25Aに設けたフロントスクリーン4Aとリアウインドウ25Bに設けたリアスクリーン4Bに、運転者が選択した文字や図形等の画像を投影し、周囲の車両に情報を提示する実施例である。
図7のフローチャートを用いて本発明の動作について説明する。
ステップS401では、情報提示スイッチ9(図7では情報提示SWと記載)の状態が判定される。情報提示スイッチ9がオンである場合は、フローはステップS402へ移行する。一方、情報提示スイッチ9がオフである場合は、フローはステップS401へ戻り、待機状態となる。
ステップS402では、選択スイッチ10Aおよび選択スイッチ10Bからなる選択スイッチ10の状態が判定されて投影する画像が選択される。選択スイッチ10Aがオンの場合は、制御装置本体1は前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに文字画像「故障発生中!」を出力する。一方、選択スイッチ10Bがオンの場合は、制御装置本体1は前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに文字画像「渋滞発生中!」を出力する。この後に、フローはステップS403へ移行する。
ステップS403では、前方投影部3Aおよび後方投影部3Bにより、ステップS402で選択された文字画像がフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影される。この後に、フローはステップS404へ移行する。
ステップS404では、情報提示スイッチ9の状態が判定される。情報提示スイッチ9がオンである場合は、フローはステップS404へ戻り、選択した画像の投影が継続される。一方、情報提示スイッチ9がオフとなった場合は、フローはステップS405へ移行する。
ステップS405で本動作は終了する。
以上の動作により、制御装置本体1にあらかじめ記憶された画像のうち、運転者が選択スイッチ10で選択した画像がフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影される。この動作により、例えば走行中に車両故障や渋滞が発生した場合、前方および後方の車両に車両故障や渋滞の発生を知らせることができ、利便性を向上することができる。
本実施例は、フロントウインドウ25Aに設けたフロントスクリーン4Aとリアウインドウ25Bに設けたリアスクリーン4Bに、制御装置本体1に入力した外部映像を投影する実施例である。
図8のフローチャートを用いて本発明の動作について説明する。
ステップS501では、イグニッションスイッチおよびアクセサリスイッチの状態が判定される。イグニッションスイッチおよびアクセサリスイッチが共にオフである場合は、フローはステップS501へ戻り、待機状態となる。一方、イグニッションスイッチまたはアクセサリスイッチがオンである場合は、フローはステップS502へ移行する。
ステップS502では、サイドブレーキスイッチ50A(図8ではSDBSWと記載)の状態が判定される。サイドブレーキスイッチ50Aがオンでサイドブレーキがかけられている、すなわち車両が駐停車中の場合は、フローはステップS503へ移行する。一方、サイドブレーキスイッチ50Aがオフの場合、すなわち車両が走行中か、走行待機中の場合は、外部入力映像の投影は行わず、フローはステップS502へ戻り、待機状態となる。
ステップS503では、外部入力スイッチ11(図8では外部入力SWと記載)の状態が判定される。外部入力スイッチ11がオンである場合は、フローはステップS504へ移行する。一方、外部入力スイッチ11がオフである場合は、フローはステップS503へ戻り、待機状態となる。
ステップS504では、制御装置本体1に入力されたビデオ装置の出力等の外部映像が前方投影部3Aおよび後方投影部3Bに出力され、フロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4B上に投影される。この後にフローはステップS505へ移行する。
ステップS505では、外部入力スイッチ11の状態が判定される。外部入力スイッチ11がオンである場合は、フローはステップS505へ戻り、外部入力映像の投影が継続される。一方、外部入力スイッチ11がオフとなった場合は、フローはステップS506へ移行する。
ステップS506で本動作は終了する。
以上の動作により、制御装置本体1に入力された外部映像がフロントスクリーン4Aおよびリアスクリーン4Bに投影される。この動作により、駐停車中の車内で好みの映像をスクリーン4上で鑑賞することが可能となり、利便性の向上を図ることができる。
本実施例では、車両に所定値以上の衝撃力が加わった際に、車内撮影カメラ2A、前方撮影カメラ2B、後方撮影カメラ2Cの撮影を開始するとともに、外部記録部20により撮影した映像の記録を行う実施例である。本実施例では、制御装置本体1に、車両の加速度を検出する加速度センサ(図示省略)の出力が入力される。
図9のフローチャートを用いて本発明の動作について説明する。
ステップS601では、イグニッションスイッチの状態が判定される。イグニッションスイッチがオフである場合は、車両は駐停車中にあたり、フローはステップS601へ戻り、待機状態となる。一方、イグニッションスイッチがオンである場合は、車両は走行中または走行待機中であり、フローはステップS602へ移行する。
ステップS602では、制御装置本体1に入力された加速度センサの出力値が所定値A1以上であるかどうかが判定される。加速度センサの出力値が所定値A1以上の場合は、フローはステップS603へ移行する。一方、加速度センサの出力値が所定値A1未満の場合は、フローはステップS602へ戻り、待機状態となる。
ステップS603では、車内撮影カメラ2A、前方撮影カメラ2B、後方撮影カメラ2Cの撮影が開始されるとともに、撮影した映像が外部記録部20に記録される。この後に、フローはステップS604へ移行する。
ステップS604では、ステップS603での撮影及び記録開始後、所定時間T4が経過したかどうかが判定される。撮影及び記録開始後、所定時間T4が経過した場合は、フローはステップS605へ移行する。一方、撮影及び記録開始後、所定時間T4が経過していない場合は、フローはステップS604へ戻り、撮影及び記録が継続される。
ステップS605で本動作は終了する。
以上の動作により、車両に所定値A1以上の衝撃力が加わった際に、車内撮影カメラ2A、前方撮影カメラ2B、後方撮影カメラ2Cの撮影が開始され、撮影された映像が所定時間T4の間記録される。この動作により、車両に所定値A1以上の衝撃力が加わった際の車両周囲および車内の状況を後に映像で確認することができ、利便性の向上を図ることができる。
以上のように、駐停車中の車両のドアロックが車両のキーまたはリモコンを用いずに不正に開錠された場合に、車内撮影カメラ2Aで撮影した映像をフロントウインドウ25Aに設けたフロントスクリーン4Aとリアウインドウ25Bに設けたリアスクリーン4Bに投影する。この動作により、駐停車中の車両の車内の状態が車外から確認しやすくなり、通行人等車両の近隣者がいち早くドアロックの不正開錠が発生した状況に気づく可能性が高くなって、防犯性を向上することが可能である。また、車内の様子が車外から容易に確認でき、発生しているケースに対する対応策をより適切にとることが可能となる。
また、駐停車中の車両から運転者が一時的に車両を離れる場合に、車内撮影カメラ2Aで撮影した映像をフロントスクリーン4Aとリアスクリーン4Bに投影するとともに、あらかじめ登録した電話番号に車内の映像を定期的に配信する。この動作により、駐停車中の車両の車内の状態が車外から確認しやすくなり、車内で異常が発生した際に、通行人等車両の近隣者がいち早くその状況に気づく可能性が高くなって、防犯性および利便性を向上することができる。また同時に運転者本人も定期的に配信される車内の映像を離れた場所で確認することができ、防犯性および利便性を向上することができる。
また、フロントスクリーン4Aとリアスクリーン4Bに所定の画像を投影し、周囲の車両に情報を提示する。この動作により、例えば走行中に車両故障や渋滞が発生した場合、前方および後方の車両に車両故障や渋滞の発生を知らせることができ、利便性を高めることができる。
また、フロントスクリーン4Aとリアスクリーン4Bにビデオ装置の出力等の外部入力映像を投影する。この動作により、駐停車中の車内で好みの映像をスクリーン4上で鑑賞することが可能となり、利便性の向上を図ることができる。
さらに、車両に所定値A1以上の衝撃力が加わった際に、車内撮影カメラ2A、前方撮影カメラ2B、後方撮影カメラ2Cでの撮影および記録を開始する。この動作により、車両に所定値A1以上の衝撃力が加わった際の車両周囲および車内の状況を後に映像で確認することができ、利便性の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎず、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではない。したがって本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれることはもちろんである。
例えば、前方投影部3Aと後方投影部3Bにおける映像の投影は、必要に応じてどちらか一方の投影を行うようにしても良い。
また、ドアロックの不正開錠の検出方法は、本実施例で示す以外の方法を用いても良い。
また防犯動作は本実施例に説明するものに限られず、防犯性を高めるものであれば良い。
また、情報提示スイッチ9によりスクリーン4に投影する映像は実施例に示したものに限られず、どのようなものでも良い。また選択スイッチ10の数を増やして選択可能な映像の種類を増やすことも可能である。さらにキャラクター入力が可能なナビゲーション装置の端末や携帯電話等から新たに作成した文字画像等を制御装置本体1に出力して利用しても良い。
本発明の実施例のブロック図である。 本発明の実施例の配置の概要図である。 本発明の実施例の動作説明図である。 本発明の第1の実施例のフローチャートである。 本発明のドアロック不正開錠判定のフローチャートである。 本発明の第2の実施例のフローチャートである。 本発明の第3の実施例のフローチャートである。 本発明の第4の実施例のフローチャートである。 本発明の第5の実施例のフローチャートである。
符号の説明
1 制御装置本体
1A 内部記録部
2 撮影カメラ
2A 車内撮影カメラ
2B 前方撮影カメラ
2C 後方撮影カメラ
3 投影部
3A 前方投影部
3B 後方投影部
4 スクリーン
4A フロントスクリーン
4B リアスクリーン
5 ドア施錠開錠スイッチ
6 ドアスイッチ
6A 運転席側ドアスイッチ
6B 助手席側ドアスイッチ
7 ドア施錠開錠制御部
8 モニタスイッチ
9 情報提示スイッチ
10 選択スイッチ
11 外部入力スイッチ
15 通信部
16 携帯電話
17 位置検出部
18 照明制御部
19 警報発生部
20 外部記録部
25A フロントウインドウ
25B リアウインドウ
30 インストルメントパネル
30A 開口部
31 リアパーセル
31B 開口部
32 ルーフ
33 ルームランプ
34 ルームミラー
35 リアスポイラ
40A 仕切り板
40B 仕切り板
50 サイドブレーキ
50A サイドブレーキスイッチ

Claims (14)

  1. 車両の窓ガラスの車内側に貼付され所定の光散乱率を有する透明なスクリーンと、
    前記車両の車内の映像を撮影する車内撮影部と、
    入力された映像を前記スクリーンに投影する投影部と、
    施錠されている前記車両のドアの不正な開錠を検出するドア不正開錠検出部と、
    前記ドア不正開錠検出部が前記ドアの不正開錠を検出した際に、前記車内撮影部が撮影した映像を前記投影部に出力する制御装置本体とを備えたことを特徴とする車両用映像表示装置。
  2. 前記制御装置本体は、前記ドア不正開錠検出部が前記ドアの不正開錠を検出した場合に、所定の防犯動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
  3. 前記防犯動作は、前記制御装置本体に接続された携帯電話から前記車内撮影部が撮影した映像を所定の電話番号へ配信することを特徴とする請求項2に記載の車両用映像表示装置。
  4. 前記防犯動作は、前記制御装置本体に接続された警報発生部により警報を発することを特徴とする請求項2に記載の車両用映像表示装置。
  5. 前記防犯動作は、前記制御装置本体に接続された照明制御部により前記車両の前照灯と後方灯の少なくとも一方を点滅または点灯させることを特徴とする請求項2に記載の車両用映像表示装置。
  6. 前記防犯動作は、前記制御装置本体に接続された外部記録部に前記車内撮影部が撮影した映像を記録することを特徴とする請求項2に記載の車両用映像表示装置。
  7. 前記防犯動作は、前記車両のサイドブレーキが解除された場合に、前記制御装置本体に接続された携帯電話から前記車両の位置情報を検出する位置情報検出部が検出した前記車両の位置情報を所定の電話番号へ送信することを特徴とする請求項2に記載の車両用映像表示装置。
  8. 前記制御装置本体は、前記車内撮影部が撮影した映像を前記スクリーンに選択的に投影する際に操作する第一のスイッチを備え、前記第一のスイッチが操作された際に、前記ドア不正開錠検出部の検出状態にかかわらず前記車内撮影部が撮影した映像を前記スクリーンに投影することを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
  9. 前記第一のスイッチが操作された際に、前記制御装置本体に接続された携帯電話から前記車内撮影部が撮影した映像を所定の電話番号へ配信することを特徴とする請求項8に記載の車両用映像表示装置。
  10. 前記制御装置本体は、前記車両の故障情報または交通情報を表す所定の映像を記録する内部記録部と、前記所定の映像を前記スクリーンに投影する際に操作する第二のスイッチとを備え、前記第二のスイッチが操作された際に、前記ドア不正開錠検出部の検出状態にかかわらず前記所定の映像を前記スクリーンに投影することを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
  11. 前記制御装置本体は、外部から入力された映像を前記スクリーンに投影する際に操作する第三のスイッチを備え、前記第三のスイッチが操作された際に、前記ドア不正開錠検出部の検出状態にかかわらず前記外部から入力された映像を前記スクリーンに投影することを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
  12. 前記制御装置本体は、前記車両に外部から加わる衝撃力を検出する加速度センサの出力信号を取り込み、該出力信号が所定値以上の場合に、前記車両の周囲の映像を撮影する車外撮影部で撮影した車外映像と前記車内撮影部で撮影した車内映像のうち少なくとも車外映像を前記制御装置本体に接続された外部記録部に記録することを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
  13. 前記スクリーンが、前記車両のフロントガラスおよびリアガラスに設けられると共に、前記投影部が、前記車両のインストルメントパネル内およびリアパーセル内に設置され、前記投影部に入力された映像は、前記インストルメントパネル上面に設けられた開口部および前記リアパーセルに設けられた開口部を通じて前記スクリーンに投影されることを特徴とする請求項1に記載の車両用映像表示装置。
  14. 前記インストルメントパネル上面に設けられた前記開口部は、前記フロントガラスの下端と、上端が前記フロントガラスと略接し下端が前記インストルメントパネル上面に設けられた透明またはメッシュ素材の仕切り板の下端との間に該仕切り版により車内と仕切られて位置し、前記リアパーセル上面に設けられた前記開口部は、前記リアガラスの下端と、上端が前記リアガラスと略接し下端が前記リアパーセルに設けられた透明またはメッシュ素材の仕切り板の下端との間に該仕切り版により車内と仕切られて位置することを特徴とする請求項13に記載の車両用映像表示装置。
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