JP2007007969A - 画像処理装置およびスキャン制御方法 - Google Patents

画像処理装置およびスキャン制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像記録開始指示から定常回転域に到達するまでの時間を短縮して、速やかに画像記録処理に移行でき、ファーストコピーアウトプットタイムも向上することである。
【解決手段】 読取部41により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータ44で駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部46を有する画像処理装置において、読み取られる画像情報に対して画像記録予備動作となる第1の指示または読み取られる画像情報に対して画像記録動作となる第2の指示を制御部43が検知し、該検知される第1の指示または第2の指示に基づいて、異なる速度でポリゴンミラーを回転駆動させるようにポリゴンモータ44を制御する構成を特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ポリゴンモータを回転して走査されるレーザビームにより画像を記録処理する画像処理装置およびスキャン制御方法に関するに関するものである。
従来、原稿読取り部と画像記録部とを備える複写機を含む各種の画像処理装置において、1枚目の印刷出力、いわゆるFirst Copy Output Time(以下、FCOT)を短縮するために様々な方法が考案されている。
例えば、レーザプリンタエンジンを搭載する画像処理装置では、レーザビームを感光体に走査露光するためのポリゴンミラー等を備えている。そして、このポリゴンミラーを所定速度で回転させるためのポリゴンモータは、所定速度までに到達するまでに所定の時間を要するため、ポリゴンモータをプレスキャンする方法もその1つである。
ここで、プレスキャンとは、印刷出力を行うときにポリゴンモータを回転開始するのではなく、印刷出力に先立ってポリゴンモータを予め回転(プレスキャン)させておくことをいう。
また、ポリゴンモータの立ち上がりに必要とされる数秒の時間を、プレスキャンにより短縮することができる。
また、プレスキャンを開始するタイミングも改善されている。例えば、オペレーションパネル上の、例えばコピー処理において、コピースタートキー以外のキー押下や、圧板が開けられた事など、画像処理動作が行うための予備操作を検知して、プレスキャン動作を開始させることにより、立ち上がりに比較的時間を要するポリゴンモータの場合でも、印刷出力時には確実に印刷可能な回転速度で回転していることを可能としている。
なお、複写機におけるFCOTを短縮する技術として、下記特許文献1が公開されている。
特許文献1では、電源投入後、操作パネルから何らかのキー操作を受け付けると、画像記録開始とみなして、ポリゴンモータを画像記録を行う高速回転状態に遷移させ、複写動作を行わない待機中は、低速回転(定常回転時の67%程度の速度)を維持することで、スタートボタンの押下で、定常回転に以降させることが記載されている。
この場合には、操作パネルからのキーは全て画像記録開始要求とみなされるので、操作パネルによる操作指示後は、ポリゴンモータは画像記録時のレベルの騒音を発生する。
また、プリンタにおけるファーストプリントタイムを短縮する技術として、下記特許文献2が公開されている。
そして、下記特許文献2では、画像記録前に定常速度でポリゴンモータを駆動することで、ファーストプリントタイムの改善を図っている。
特開平04−255820号公報 特開平05−188478号公報
しかしながら、従来の画像処理装置では、予備操作を検知する度にプレスキャン動作を行っているため、画像処理動作状態でない時(以下、スタンバイ状態)にプレスキャン動作による騒音が発生してしまう。また、予備操作が行われたとしても、その直後に必ず画像処理動作が必ず行われるとは限らないため、その場合は、結果的に無駄にポリゴンモータのプレスキャン動作を行う事になり、ポリゴンモータの寿命面で問題となる。
つまり、操作者が圧板を所定の閉じ位置からプラテンガラスが見える位置まで移動したり、また、その逆動作を行ったりしたとしても、単にプラテンガラスを清掃するために圧板を開閉操作したいしたとしても、上記の制御を実行する場合には、結果として無駄なプレスキャン動作を行う事になり、その回数や頻度に応じてポリゴンモータの寿命上問題となってしまうとともに、その都度ポリゴンモータが回転駆動することで所定の動作音が一定のレベルで所定時間発生するため、画像処理を目的としない状態で、圧板等を開閉した場合には、画像処理装置本体に近接するユーザに対して騒音的にも問題となってしまう恐れがあった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置において、前記読み取られる画像情報に対して画像記録予備動作となる第1の指示または前記読み取られる画像情報に対して画像記録動作となる第2の指示を検知し、該検知される第1の指示または第2の指示に基づいて、異なる速度で前記ポリゴンミラーを回転駆動させるように前記ポリゴンモータを制御することにより、画像記録開始指示から定常回転域に到達するまでの時間を短縮して、速やかに画像記録処理に移行でき、ファーストコピーアウトプットタイムも向上できたり、ポリゴンモータの回転始動による騒音を抑えることができたりする画像処理装置およびスキャン制御方法を提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置であって、前記読み取られる画像情報に対して画像記録予備動作となる第1の指示または前記読み取られる画像情報に対して画像記録動作となる第2の指示を検知する検知手段と、前記検知手段により検知される第1の指示または第2の指示に基づいて、異なる速度で前記ポリゴンミラーを回転駆動させるように前記ポリゴンモータを制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置であって、画像処理条件を設定する設定手段と、画像処理動作を行うための直前の準備操作を検知する第1検知手段と、前記第1検知手段が前記設定手段による準備操作を検知したとき、前記ポリゴンモータの回転速度を、画像記録時の回転速度とは異なる第1の回転速度で回転開始を前記スキャナンモータに対して指示する第1指示手段と、前記設定手段による画像記録動作を指示する操作を検知する第2検知手段と、前記第2検知手段により画像記録動作の指示を検知したとき、前記スキャナータの回転速度を、画像記録時の回転速度となる第2の回転速度で回転始動を前記スキャナンモータに対して指示する第2指示手段とを備える事を特徴とする。
上記目的を達成する本発明のスキャナ制御方法は以下に示す構成を備える。
原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置におけるスキャン制御方法であって、前記読み取られる画像情報に対して画像記録予備動作となる第1の指示または前記読み取られる画像情報に対して画像記録動作となる第2の指示を検知する検知ステップと、前記検知ステップにより検知される第1の指示または第2の指示に基づいて、異なる速度で前記ポリゴンミラーを回転駆動させるように前記ポリゴンモータを制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
また、原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置におけるスキャン制御方法であって、画像処理条件を設定する設定ステップと、画像処理動作を行うための直前の準備操作を検知する第1検知ステップと、前記第1検知ステップが前記設定ステップによる準備操作を検知したとき、前記ポリゴンモータの回転速度を、画像記録時の回転速度とは異なる第1の回転速度で回転開始を前記スキャナンモータに対して指示する第1指示ステップと、前記設定ステップによる画像記録動作を指示する操作を検知する第2検知ステップと、前記第2検知ステップにより画像記録動作の指示を検知したとき、前記スキャナータの回転速度を、画像記録時の回転速度となる第2の回転速度で回転始動を前記スキャナンモータに対して指示する第2指示ステップとを備える事を特徴とする。
本発明によれば、原稿画像を読み取って画像記録を行う場合に、画像記録設定に関する指示では、画像記録時よりも低速な速度でポリゴンミラーを回転始動させ、画像記録指示で定常の速度でポリゴンミラーを回転させるので、画像記録開始指示から定常回転域に到達するまでの時間を短縮して、速やかに画像記録処理に移行でき、ファーストコピーアウトプットタイムも向上できる。
また、画像記録設定に関する指示では、定常回転まで速度を上げる必要がなく、画像記録処理に直結しない操作指示中は、より低速な速度でポリゴンミラーを回転させるため、ポリゴンモータ等から定常時よりも低騒音となり、また、その都度ポリゴンモータを定常回転させることもなくなり、ポリゴンモータ等の寿命を延ばすことも可能となる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の一例を示す断面図である。
なお、本例は、スキャナ部とプリンタ部とから構成されるディジタル複写機の例である。
図1において、露光ランプ201は、蛍光灯、ハロゲンランプ等からなり、その長手方向に対して垂直方向に移動しながら、原稿載置ガラス(原稿台)200上の原稿を照射する。露光ランプ201の照射による原稿からの散乱光は、第1、第2、第3のミラー202、204、205に反射され、レンズ207に到達する。この時、露光ランプ201と第1のミラー202で構成される第1の可動体203の移動に対して、第2のミラー204と第3のミラー205で構成される第2の可動体206は、1/2のスピードで移動し、照射した原稿面から、レンズ207までの距離は常に一定に保たれる。
原稿上の像は、ミラー202、204、205及びレンズ207を介して、例えば数千個の受光素子がライン配列されたCCDラインセンサ208の受光部上に結像し、CCDラインセンサ208により逐次、ライン単位で光電変換される。光電変換された信号は、図示せぬ信号処理部で処理され、PWM変調されて出力される。
露光制御部210は、信号処理部の出力であるPWM変調した画像信号に基づいて半導体レーザを駆動し、光ビームをポリゴンモータで一定速度で回転するポリゴンミラーと折り返しミラーとを介して定速回転している感光体240の表面に照射する。この時、ドラム状の感光体240の軸方向と平行にポリゴンミラーを用いて光ビームを偏向走査する。また、露光制御部210は、冷却ファン209により冷却される。
なお、感光体240は、光ビームを照射する前に、図示せぬ前露光ランプによりドラム上の残量電荷が除電され、1次帯電器228でその表面を均一に帯電させている。従って、感光体240は回転しながら光ビームを受けることにより、ドラム表面に静電潜像が形成される。そして、現像器211により、ドラム表面の静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
一方、223、224は被転写紙積載部で、定形サイズの被転写紙が積載収納される。
リフトアップ225、226は、被転写紙積載部223、224に収納されている被転写紙を給送ローラ対229、232の位置まで持ち上げる動作をする。給送ローラ対229、232は、図示せぬ同一のモーターにより駆動され、ローラ回転方向の切り替えにより、被転写紙積載部223または被転写紙積載部224の一方から被転写紙を選択的に給紙する。また、給送ローラ対229及び給送ローラ対232の夫々の対のローラは、給紙と逆回転方向にトルクがかけられており、これにより記録媒体の重送を防止している。
給送ローラ230、233、234、235は、被転写紙積載部223、224からの被転写紙を、レジストローラ238まで給送する。
本実施形態では、第3、第4の被転写紙積載部をさらに下方に連結して、拡張することが可能であり、231は給送ローラ対で、下方に連結された被転写紙積載部から被転写紙を給送ローラへ導く給紙動作をする。
また、図3に示す操作部上で手差し給紙モードを選択した場合、手差しトレー237を開いて被転写紙を手差し給紙すれば、給送ローラ236がレジストローラ238までその手差しされた被転写紙を給送する。
レジストローラ238は、感光体240に形成された画像先端と、被転写紙の先端のタイミングを合わせて転写位置に被転写紙を給紙する。
239はローラ体で構成される転写帯電器で、感光体240上の現像されたトナー像を給送された被転写紙に転写する。転写後、感光体240は、クリーナー227により、残ったトナーを除去される。転写の終了した被転写紙は、感光体240の曲率が大きいため、感光体240から分離しやすいが、さらに、除電針244に電圧をかけることで、感光体240と被転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行いやすくしている。
このようにして分離された被転写紙は、搬送ベルト241で定着部212、213に送られ、トナーが定着される。
定着器212は、セラミック・ヒーター、及びフィルム、2つのローラで構成され、セラミック・ヒーターの熱は、薄いフィルムを介して効率よく伝達される。
冷却ローラ214は、定着部ローラ213を放熱する。給送ローラ215は、大ローラ1つと小ローラ2つで構成され、定着部からの被転写紙を給送すると共に、被転写紙の巻き癖を補正する。
方向フラッパー222は、被転写紙の搬送方向を、動作モードに応じて切り替える。被転写紙の片面へ1度の転写を施すモード(片面記録時)においては、給送ローラ215から排紙口へ向かう経路が選択される。216は排紙ローラ対で、画像形成の終了した被転写紙を排紙トレー242に積載排紙する。
なお、両面記録時は、片面の現像を終えて排紙ローラ対216による排紙動作中、被転写紙の後端を残した状態で、排紙ローラ対216を逆回転させる。また、同時に方向フラッパー222の向きを切り替えて、方向フラッパー222の下方を通過させ、排紙口から給送ローラ217へ被転写紙を送る。給送ローラ217は、給送ローラ215と同様の構成を有し、被転写紙の巻き癖を補正し、被転写紙を中間トレー243へ送る。
その後、被転写紙は、中間トレー243から給送ローラ218、219、221、235の順で、前述の転写位置に給紙され、被転写紙の裏面へのトナー転写が行われ、更に排紙トレー242に排出される。
また、多重記録時は、給送ローラ215を通過した被転写紙は、方向フラッパー222の向きの切り替えにより、図面上、方向フラッパー222の右側を通過し、給送ローラ217へ送られる。給送ローラ217は、被転写紙を中間トレー243へ送る。その後、被転写紙は、中間トレー243から給送ローラ218、219、221、235の順で、前述の転写位置に給紙され、前回の転写と同一面にトナー転写が行われ、更に排紙トレー242に排出される。
両面記録時、または多重記録時において、複数枚記録する場合、1枚目の被転写紙は、停止した給送ローラ218で固定された状態で、中間トレー243に積載される。給送ローラ218は、2枚目の被転写紙が到達すると、回転を開始して、2枚の被転写紙をローラ間に挟む。
2枚の被転写紙は、停止した給送ローラ218で固定された状態で、中間トレー243に積載される。3枚目以降の被転写紙も、同様にして、中間トレー243に積載される。この時、後から重ねられた被転写紙の先端は、給送方向に対して、後方にずらして重ねられる。
操作者の所望の枚数が中間トレー243に重ねられると、中間トレー243からの給送動作が開始する。給送ローラ218、219が、給送ローラ221へ被転写紙を送る途中、分離レバー220が1枚目と2枚目の被転写紙の先端の間に降りて、1枚目の被転写紙はそのまま給送ローラ221へ送られ、給送ローラ235により給紙され、転写位置に導かれて転写が行われる。また、2枚目以降の被転写紙は分離レバー220の上に乗り上げた後、給送ローラ218、219が逆回転して中間トレー243に戻される。同様の動作を繰り返して、中間トレー243の全ての被転写紙を給送する。
なお、紙検出センサが、被転写紙の搬送路に配置され、紙詰まりなどのエラー検知、及び各部の動作タイミングを計るために用いられる。第1のセンサ250は、給送ローラ235の手前に配置されている。
また、第2のセンサ251は、レジストローラ238の手前に配置されている。第3のセンサ252は、給送ローラ215の手前に配置されている。第4のセンサ253は、排紙ローラ対216と排紙口の間に配置されている。
第5のセンサ254は、給送ローラ217の直後に配置されている。また、第6のセンサ255は、分離レバー220の手前に配置されている。
また、260は標準白色板で、CCDラインセンサ208の感度不均一や光源、光量の不均一等に起因する画像信号の出力レベルのバラツキ(シェーディング歪)を補正するためのシェーディング補正データを得るためのものである。
原稿のスキャンに先だって、CCDラインセンサ208によって、この標準白色板260を復数回スキャンし、それによって得た白画像データをシェーディング補正データとして用い、原稿画像をCCDラインセンサ208でスキャンして得た画像信号のレベル不均一補正(シェーディング補正)を行う。
図2は、図1に示した画像処理装置に接続可能な自動原稿送り装置(以下、ADF)の断面図である。なお、ADFは、画像処理装置本体に対して着脱可能で、原稿台に対して開閉可能なフタのような構造になっている。
また、図2に示すADFは、図示しないヒンジ部材で一方端側が回動自在に構成されており、下面側がプラテンガラス上に接した状態で閉じられて静止し、図示しない取っ手部分を情報に上げると、ふたが開けられた状態となり、プラテンガラス上に、直接ユーザがマニュアルで載置することも可能に構成されている。
また、本実施形態におけるADFは、給紙ローラ1503より上流に設置された原稿載置センサ(図示せず)が原稿の載置を検出したとき、ADFによる動作が行われる。
図2において、1515は原稿台ガラス(図1の原稿台200に対応)であり、1516は、付き当て板で、本体側に属する部材である。また、図示せぬケーブルによって、ADFと本体は電気的に連結し、本体との連帯動作を可能にしている。
サイド規制部材1501は原稿の送り方向に対して垂直な方向、図面上では手前、及び奥方向に可動し、原稿の幅と位置を合わせる部材である。操作者が原稿積載トレー部1517上に原稿面を下向きにして原稿を載せ、サイド規制部材1501をセットして、図3に示すコピースタートキー75を操作しコピー動作などをスタートさせると、原稿送りの開始信号が、ケーブルを介して本体より伝達され、原稿送り動作がスタートする。
レバー1518は、給紙時、ローラ押さえ1502を押し下げて、ストッパー1519を上方に持ち上げ、給紙ローラ1503の回転により給紙する。分離ローラ1505、及びローラ押さえ1504は、給紙ローラ1503から受けた原稿を1枚ずつ分離して送る。
レジストローラ対1508、1509は、分離ローラ1505から受けた原稿を、原稿押さえ1510と、原稿台ガラス1515の間に送る。原稿押さえ1510は、レジストローラ対1508、1509より給紙された原稿を、原稿台ガラス上に導く形状になっている。また、原稿が原稿台ガラス1515に密着するように、図示せぬバネ部材により適度に加圧されている。
このとき、ディジタル複写機本体の第1の可動体203は、原稿が原稿台ガラス1515に密着する位置1520の下方に移動して停止している。
これにより、ADFによって送られる原稿をスキャンする(CCDラインセンサ208で光電変換する)。排紙ローラ対1511、1512は、スキャンされた後の原稿を排紙トレー1514上に排紙する。
なお、1506、1507、1513は、原稿送り動作中の原稿の通過状態を検知するレバースイッチで、ON/OFFのタイミングで紙詰まりなどのエラーを判定する。
図3は、図1に示した画像処理装置の外観を示す斜視図である。なお、本例は、ADFが接続されていない状態に対応する。
図3において、70はスキャナ部である。74はプリント濃度,プリント枚数あるいは出力用紙サイズ選択等の種々の設定を行うモードキーで、操作パネル上に配設されてある。
75はコピーを開始させるコピースタートキーである。72は原稿カバースイッチで、原稿カバー73が開かれているか、閉じているかどうかを検知して、後述する制御部にその状態信号を出力する。
71は電子写真技術を用いた周知のレーザビームプリンタであり、ポリゴンモータ44を有するものである。76は光学スキャナであり、図示される矢印方向に往復走査される。
図4は、図1に示した画像処理装置の制御部を説明するブロック図である。なお、本例は、画像処理装置の制御部が読み取り部41、操作部、エンジン部45を図示しないCPU,RAM,ROM等を備える制御部43が所定のインタフェースを介して総括的に制御する。
また、読取部41は、原稿カバーの開閉状態、ADFの原稿載置センサの検出状態などを制御部43の回転制御部43−1に通知する。また同様に、操作部42は、設定キーの押下やコピースタートキーの押下を制御部43の回転制御部43−1に通知する。
回転制御部43−1は、受けた通知内容に応じて、ポリゴンモータ44の制御を決定する。すなわち、原稿カバーが開いた状態、ADFの原稿載置センサ41−1が原稿有りを検出した状態、設定キーが押下された状態の通知を受けると、回転制御部43−1は、エンジン部45を経由してポリゴンモータの低速回転の開始を指示し、ポリゴンモータの低速回転が開始される。
また、回転制御部43−1はこれと同時に、メモリ部(図示せず)から低速回転時間に値するカウント値を獲得し、獲得したカウント値をタイマ43−2にセットするとともに、タイマ43−2に対しカウント開始を指示する。
本実施形態で採用しているタイマ43−2は、デクリメントカウント方式で、所定の間隔でカウンタ(図示せず)にセットされているカウント値をデクリメントし、カウント値が「0」になったとき、タイムアップ信号を回転制御部43−1に通知する。
タイマ43−2からタイムアップを通知された回転制御部43−1は、ポリゴンモータ44の回転停止を指示するとともに、タイマ43−2に対しカウント停止を指示する。
一方、回転制御部43−1に通知された内容が、コピースタートキー42−2押下であった場合、回転制御部43−1は、エンジン部45を経由してポリゴンモータの常速回転の開始を指示し、ポリゴンモータ44の常速回転が開始される。
また、回転制御部43−1はこれと同時に、タイマ43−2に対しカウント停止を指示する。
そして、エンジン部45よりコピー終了が通知されると、回転制御部43−1はメモリ部43−3から低速回転時間に値するカウント値を獲得し、獲得したカウント値をタイマ43−2にセットするとともに、タイマ43−2に対しカウント開始を指示する。46は画像記録部である。
このように構成された読取部41により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータ44で駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能なエンジン部44を有する画像処理装置は、以下の構成を備える。
制御部43は、読み取られる画像情報に対して画像記録予備動作となる第1の指示または前記読み取られる画像情報に対して画像記録動作となる第2の指示が操作部42の設定キー42−1またはコピースタートキー42−2の押下を検知する検知機能と、該検知される設定キー42−1またはコピースタートキー42−2押下指示に基づいて、異なる速度でポリゴンミラーを回転駆動させるようにポリゴンモータ44を制御する機能とを有する。
そして、制御部43は、第1の指示に対応する操作部42の設定キー42−1に基づく回転速度は、第2の指示に対応するコピースタートキー42−2に基づく回転速度よりも低速である。なお、低速のレベルは、ポリゴンモータ44の仕様等に応じて適宜決定すればよい。
また、タイマ43−2はポリゴンミラーを第1の指示に基づいて回転始動してから、所定時間の経過を計時する。この時、制御部43は、タイマ43−2がタイプアップした場合(図6に示すステップS112)に、ポリゴンモータ44の駆動を停止させる(図5に示すステップS105)。
さらに、制御部43は、タイマ43−2の計時中に、第1の指示を検知した場合に、タイマ43−2による計時を再開させるようにタイマ値を繰り返し設定する(図6に示すステップS114)。
また、制御部43は、画像記録開始となる第2の指示に基づいて、読み取り部41に読み取られる画像情報に対して画像記録動作を終了後、設定キー42−1による第1の指示に基づく速度でポリゴンミラーを回転駆動させるようにポリゴンモータ44を制御する。これにより、連続的にコピー動作を行う場合に、FCOTを向上できる。
操作部42は、前記読み取られる原稿画像に対する画像記録条件または画像記録開始を指示する指示手段として機能するためのキーとして、設定キー42−1、コピースタートキー42−2を備える。
そして、制御部43は、設定キー42−1による画像記録条件の指示を前記画像記録予備動作となる第1の指示として検知し、コピースタートキー42−2による画像記録開始の指示を画像記録動作となる第2の指示として検知する。
さらに、制御部43は、原稿読取部41が備える原稿を押圧する圧板の開閉状態、または原稿給送部に載置される原稿載置状態を前記画像記録予備動作となる第1の指示として検知して、ポリゴンモータ44の回転始動を制御する。
また、読取部41により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータ44で駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能なエンジン部44を有する画像処理装置は、以下の構成を備える。
画像処理条件を設定する設定手段として機能する操作部42を備え、回転制御部43−1は、画像処理動作を行うための直前の準備操作を検知する第1検知機能を有する。
そして、回転制御部43−1は、該準備操作を検知したとき、ポリゴンモータ44の回転速度を、画像記録時の回転速度とは異なる第1の回転速度で回転開始をポリゴンモータ44に対して指示する第1指示機能を有する。
また、回転制御部43−1は、操作部42が備えるコピースタートキー42ー2による画像記録動作の指示を検知したとき、ポリゴンモータ44の回転速度を、画像記録時の回転速度となる第2の回転速度で回転始動をポリゴンモータ44に対して指示する第2指示機能を有する。
以下、図5、図6、および図7に示すフローチャートを参照して、本実施形態における画像処理動作について説明する。
図5は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4に示した回転制御部43−1がメモリ部43−3に記憶される制御プログラムを図示しないRAM等にロードしてCPUが実行するポリゴンモータ44の駆動制御手順に対応する。なお、S101〜S105は各ステップを示す。
先ず、ステップS101において、ポリゴンモータ44の回転開始に値する通知があるか否かを回転制御部43−1が判断し、ポリゴンモータ44の回転開始に値する通知がないと判断した場合は、本処理を終了する。
一方、ステップS101で、ポリゴンモータ44の回転開始に値する通知があると判断した場合は、ステップS102に移る。すなわち、読取部41から原稿カバー開通知や原稿有り通知、または、操作部42から設定キー押下通知やコピースタートキー押下通知がされたか否かを判断し、上記いずれかの通知がある場合は、ステップS102に移る。
そして、ステップS103において、通知された内容に応じて処理を行う。すなわち、通知された内容が、読取部41からの原稿カバー開通知、原稿有り通知、または操作部42からの設定キー押下通知である場合は、ステップS102のポリゴンモータ44の低速回転処理(詳細は、図6において説明する)を行い、通知された内容が操作部42からのコピースタートキー42−2の押下通知である場合(エンジン部45での画像形成が実行される確率が高い状態である場合)は、ステップS104のポリゴンモータ44の常速回転処理(詳細は、図7において説明する)を行い、ステップS105において、エンジン部45を経由してポリゴンモータ44の回転停止を指示するとともに、タイマ43−2に対しカウントの停止を指示して、本処理を終了する。
図6は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4に示した回転制御部43−1がメモリ部43−3に記憶される制御プログラムを図示しないRAM等にロードしてCPUが実行する低速回転処理に対応する。なお、S111〜S114は各ステップを示す。
先ず、ステップS111において、エンジン部45を経由してポリゴンモータ44の低速回転の開始を指示する。また、これと同時に、メモリ部43−3から低速回転時間に値するカウント値を獲得し、獲得したカウント値をタイマ43−2にセットするとともに、タイマ43−2に対しカウント開始を指示する。
そして、ステップS112において、タイマ43−2からタイムアップ通知があるか否かを回転制御部43−1が判断し、タイムアップが通知されたと判断した場合は、本処理をリターンして、図5に示すステップS105において、エンジン部45を経由してポリゴンモータ44の回転停止を指示するとともに、タイマ43−2に対しカウントの停止を指示して、図5に示す処理を終了する。
一方、ステップS112において、タイマ43−2よりタイムアップ通知がないと回転制御部43−1が判断した場合は、ステップS113において、読取部41および操作部42から、低速回転開始に値する通知があるか否かを回転制御部43−1が判断し、ステップS113において、読取部41および操作部42から、低速回転開始に値する通知があると判断した場合は、すなわち、読取部41からの原稿カバー開通知、原稿有り通知、または操作部42からの設定キー押下通知のいずれかの通知がある場合は、ステップS114において、再びステップS111からの低速回転処理を行う。
このように、複写準備操作により、ポリゴンモータ44の低速回転を開始するので、複写開始時にポリゴンモータ44を常速回転させるために要する時間は、タイマ43−2に設定されるであって、比較的短い時間であるので、ポリゴンモータ44の寿命に影響を与えるものではない。
さらには、複写準備操作が行われる度に、タイマ44のカウント値をカウント開始時の値に戻す制御を実行しているので、すなわち、図6に示すステップS111でのタイマ44のセット後、更に、ステップS114で同様のタイマセットを繰り返すので、工数の大きな複写準備操作を行った場合でも、複写開始時ポリゴンモータ44は低速回転状態を保持する事ができる。
また、複写準備操作中、ポリゴンモータ44は比較的騒音値の低い低速回転を行っているので、無駄な騒音の発生がない。
一方、ステップS113で、所定時間複写準備操作が行われなかった回転制御部43−1が判断した場合は、ステップS112で、タイムアップ通知により、ポリゴンモータ44の回転を停止するので、ポリゴンモータ44の無駄な回転動作を省くことで、ポリゴンモータ44の長寿命化が望めるようになる。
図7は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4に示した回転制御部43−1がメモリ部43−3に記憶される制御プログラムを図示しないRAM等にロードしてCPUが実行する定常回転処理に対応する。なお、S121〜S123は各ステップを示す。
先ず、ステップS121において、エンジン部45を経由してポリゴンモータ44の常速回転の開始を指示する。
次に、ステップS122において、エンジン部44からコピー終了が通知されるのを待ち、エンジン部44からコピー終了が通知されると、ステップS123において、図6に示した処理と同様の低速回転処理を行い、処理をリターンする。
このように、複写処理の終了によって、ポリゴンモータ44の回転速度を常速回転から低速回転に変更しているので、騒音の発生がなく、長寿命化も望めるようになる。また、常速回転に要する時間も比較的短くて済む。
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、図6に示すステップS111で、タイマ44に設定される低速回転カウント値は一定である場合について説明したが、低速回転要求の要因毎、例えば読取部41から原稿カバー開通知や原稿有り通知、または、操作部42から設定キー押下通知毎に、タイマ44に設定する値を可変することで、速やかにタイムアップして、ポリゴンモータ44の低速回転を速やかに停止させることで、さらにポリゴンモータ44の寿命への影響を小さくすることができる。
〔第3実施形態〕
上記実施形態では、図6に示すステップS111で、タイマ44に設定される低速回転カウント値は一定である場合について説明したが、エンジン部45の処理能力、例えばモノクロで1分間に画像形成できる能力を考慮して、低速回転要求の要因毎、例えば読取部41から原稿カバー開通知や原稿有り通知、または、操作部42から設定キー押下通知毎に、タイマ44に設定する値を可変することで、エンジン部45の能力に最適なタイマ値を設定して、ポリゴンモータ44の低速回転を速やかに停止させることで、高スループットのエンジン部45を備える画像処理装置であっても、さらにポリゴンモータ44の寿命への影響を小さくすることができる。
〔第4実施形態〕
上記実施形態では、エンジン部45が、単色の現像剤で画像を形成するポリゴンモータ44に本発明を適用する場合について説明したが、勿論、カラー画像を形成するために、画像形成部が各色毎に配置されるエンジン部、すなわち、複数の画像形成部が記録紙搬送方向に複数並置される構造を採用するエンジン部である場合にも本発明を適用することができる。
その場合、最初の色画像を形成するポリゴンモータ44の状態に基づいて、他の色のポリゴンモータ44の低速回転、または定常回転を制御するものとする。
〔第5実施形態〕
上記実施形態では、画像形成可能な状態から図6に示すステップS111で、タイマ44に設定される低速回転カウント値は一定である場合について説明したが、画像形成中に、ジャム等により画像形成が中断することもあるので、ジャム解除されて、本体カバーやその他のユニットの位置が通常位置に戻り、さらに、画像形成すべき部数が残っていると制御部43が図示しないRAM等で管理する状態フラグから判別できる場合には、その様な復帰要因を捉えて、図5に示す低速回転要求とするように制御してもよい。
〔第6実施形態〕
上記実施形態では、操作部42の設定キー42−1が押下されたことを検知して、複写開始の指示が行われた事を検知したとき、複写開始の指示がなされたと検知する場合について説明したが、操作部42が図示しないユーザインターフェース部を備える場合に、ユーザインターフェース部により、複写開始の指示が行われた事を検知したとき、複写開始の指示がなされたと検知するように制御してもよい。
〔第7実施形態〕
上記第1実施形態では、操作部42の設定キー42−1が押下されたことを検知して、複写開始の指示が行われた事を検知したとき、複写開始の指示がなされたと検知する場合について説明したが、ユーザが登録した操作モードを呼び出すキーが操作部42に備える場合には、そのキーの押下指示状態を複写準備操作の指示が行われたと検知してもよい。
〔第8実施形態〕
上記第1実施形態では、ADFと圧板とが一体となる読み取り部41を備える画像処理装置について本発明を適用する場合について説明したが、ADF機能を備えない圧板である場合にも本発明を適用可能である。
〔第9実施形態〕
上記第1実施形態では、第1指示と第2指示とでポリゴンモータ44の回転速度を、例えば2段階に速度を可変する場合について説明したが、図5に示すステップS103、図6に示すステップS114、図7に示すステップS123における低速回転処理におけるポリゴンモータ44の回転速度の速度を低速域で、それぞれ異なる低速域で回転処理させて、コピー終了後における回転速度をより低速として、騒音や寿命への影響を軽減してもよい。
上記各実施形態によれば、複写準備操作により、ポリゴンモータの低速回転を開始するので、複写開始時にポリゴンモータを常速回転させるために要する時間は比較的短くて済む。
さらには、複写準備操作が行われる度にタイマのカウント値をカウント開始時の値に戻しているので、工数の大きな複写準備操作を行った場合でも、複写開始時ポリゴンモータは低速回転状態を保っている事ができる。
さらには、複写準備操作中、ポリゴンモータは比較的騒音値の低い低速回転を行っているので、無駄な騒音の発生がない。
さらには、所定時間複写準備操作が行われなかった場合は、タイムアップ通知により、ポリゴンモータの回転を停止するので、ポリゴンモータの無駄な回転動作を省くことで、ポリゴンモータの長寿命化がのぞめる。
さらには、コピーの終了によって、ポリゴンモータの回転速度を常速回転から低速回転に変更しているので、騒音の発生がなく、長寿命化ものぞめ、また、常速回転に要する時間も比較的短くて済む。
〔第10実施形態〕
以下、図8に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図8は、本発明に係る画像処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図5,図6,図7に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の一例を示す断面図である。 図1に示した画像処理装置に接続可能な自動原稿送り装置(以下、ADF)の断面図である。 図1に示した画像処理装置の外観を示す斜視図である。 図1に示した画像処理装置の制御部を説明するブロック図である。 本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
41 読み取り部
42 操作部
43 制御部
43−1 回転制御部
43−2 タイマ
43−3 メモリ部
45 エンジン部
44 ポリゴンモータ

Claims (17)

  1. 原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置であって、
    前記読み取られる画像情報に対して画像記録予備動作となる第1の指示または前記読み取られる画像情報に対して画像記録動作となる第2の指示を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知される第1の指示または第2の指示に基づいて、異なる速度で前記ポリゴンミラーを回転駆動させるように前記ポリゴンモータを制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の指示に基づく回転速度は、前記第2の指示に基づく回転速度よりも低速であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記ポリゴンミラーを第1の指示に基づいて回転始動してから、所定時間の経過を計時するタイマ手段と、
    前記制御手段は、前記タイマ手段がタイプアップした場合に、前記ポリゴンモータの駆動を停止させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記タイマ手段の計時中に、前記検知手段により前記第1の指示を検知した場合に、前記タイマ手段による計時を再開させるようにタイマ値を繰り返し設定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の指示に基づいて、前記読み取られる画像情報に対して画像記録動作を終了後、第1の指示に基づく速度で前記ポリゴンミラーを回転駆動させるように前記ポリゴンモータを制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 前記読み取られる原稿画像に対する画像記録条件または画像記録開始を指示する指示手段を備え、
    前記検知手段は、前記指示手段による画像記録条件の指示を前記画像記録予備動作となる第1の指示として検知し、前記指示手段による画像記録開始の指示を画像記録動作となる第2の指示として検知することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記検知手段は、前記原稿読取手段が備える原稿を押圧する圧板の開閉状態、または原稿給送部に載置される原稿載置状態を前記画像記録予備動作となる第1の指示として検知することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  8. 原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置であって、
    画像処理条件を設定する設定手段と、
    画像処理動作を行うための直前の準備操作を検知する第1検知手段と、
    前記第1検知手段が前記設定手段による準備操作を検知したとき、前記ポリゴンモータの回転速度を、画像記録時の回転速度とは異なる第1の回転速度で回転開始を前記スキャナンモータに対して指示する第1指示手段と、
    前記設定手段による画像記録動作を指示する操作を検知する第2検知手段と、
    前記第2検知手段により画像記録動作の指示を検知したとき、前記スキャナータの回転速度を、画像記録時の回転速度となる第2の回転速度で回転始動を前記スキャナンモータに対して指示する第2指示手段と、
    を備える事を特徴とする画像処理装置。
  9. 前記第1検知手段は、前記設定手段により、画像処理条件の入力が行われたことを検知したとき、画像処理の準備操作がなされたと検知することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記原稿読取手段は、原稿台に載置された原稿を押圧するための圧板と、圧板の開閉状態を検知する圧板開閉検知手段を備え、前記第1検知手段は、前記圧板開閉検知手段により圧板が開かれたことを検知したとき、画像処理の準備操作がなされたと検知することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 前記原稿読取手段は、原稿を自動で原稿読取部に搬送するための原稿自動給送部と、該原稿自動給送部に原稿が載置されているか否かを検知する原稿載置検知手段を備え、
    前記第1検知手段は、前記原稿載置手段により原稿自動搬送部に原稿が載置されたことを検知したとき、画像処理の準備操作がなされたと検知することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  12. 前記第2検知手段は、前記設定手段により、画像処理開始の指示が行われたことを検知したとき、画像処理開始の指示がなされたと検知することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1回転速度は、前記第2回転速度よりも低速であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  14. 前記ポリゴンモータが前記第1指示手段により前記第1回転速度で回転する時間を計時する計時手段を備え、
    前記ポリゴンモータが前記第1回転速度で回転している間に、再び前記第1検知手段により準備操作を検知したとき、前記計時手段による計時された時間をクリアし、再び始めから計時を開始することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  15. 前記画像記録部による画像動作終了後、前記第1指示手段により、前記ポリゴンモータを回転始動するとともに、前記計時手段により、前記時間の計時を開始することを特徴とする請求項8または15記載の画像処理装置。
  16. 原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置におけるスキャン制御方法であって、
    前記読み取られる画像情報に対して画像記録予備動作となる第1の指示または前記読み取られる画像情報に対して画像記録動作となる第2の指示を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにより検知される第1の指示または第2の指示に基づいて、異なる速度で前記ポリゴンミラーを回転駆動させるように前記ポリゴンモータを制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とするスキャン制御方法。
  17. 原稿読取手段により読み取られる画像情報に基づいて変調されるレーザビームをポリゴンモータで駆動されるポリゴンミラーを介して感光体上に走査して画像を記録可能な画像記録部を有する画像処理装置におけるスキャン制御方法であって、
    画像処理条件を設定する設定ステップと、
    画像処理動作を行うための直前の準備操作を検知する第1検知ステップと、
    前記第1検知ステップが前記設定ステップによる準備操作を検知したとき、前記ポリゴンモータの回転速度を、画像記録時の回転速度とは異なる第1の回転速度で回転開始を前記スキャナンモータに対して指示する第1指示ステップと、
    前記設定ステップによる画像記録動作を指示する操作を検知する第2検知ステップと、
    前記第2検知ステップにより画像記録動作の指示を検知したとき、前記スキャナータの回転速度を、画像記録時の回転速度となる第2の回転速度で回転始動を前記スキャナンモータに対して指示する第2指示ステップと、
    を備えることを特徴とするスキャン制御方法。
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