JP2007007583A - 汚染容器の洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

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直樹 田嶋
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末雄 安藤
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正晃 赤城
Katsuhiko Nakajo
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Abstract

【課題】内部にポリクロロビフェニル(PCB)を含有する絶縁油を収容したトランス等を水系の洗浄水を用いて洗浄し、PCB濃度を低減させる洗浄方法及び洗浄装置を提供する。
【解決手段】PCBを含有する絶縁油を内部に収容した汚染容器100に配管2を接続して循環経路を形成する循環経路形成工程と、汚染容器100に収容されている絶縁油を循環経路から排出する排出工程と、排出工程により絶縁油が排出された汚染容器100に、絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給して汚染容器内から絶縁油を洗い流す洗浄工程と、洗浄工程により混合された絶縁油と洗浄水との混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離工程と、分離工程により得られた循環水を、汚染容器に循環させる循環工程と、からなる汚染容器の洗浄方法。分離工程で得られた循環水中の有害物質を分解又は吸着により基準濃度値以下にまで低減させてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポリクロロビフェニル(PCB)に代表される有機塩素化物からなる有害有機物質を含有する絶縁油を収容したトランス、コンデンサ等における汚染容器の洗浄方法及び洗浄装置に関する。
国内保管PCBはPCB特別措置法により2016年度までに全て処理することになっり、それに伴い、現在廃棄物処理法により18以上のPCB処理法が認可され、全国5箇所にPCB広域処理施設が建設されつつあり、一部は稼動を始めている。
PCBに汚染された油や容器は、これら施設に運び込む事で処理されることになるが、建物の地下に据え付けられている巨大なトランスや山中に設置されたトランス等、特殊なものについては現地からの油回収方法などは未制定な状態にある。
少なくともそのような汚染容器については、現場で油を安全に回収し、容器汚染度をなるべく下げる程度の洗浄を行う必要があるが、PCB処理施設等で行なわれている方法や、現場における洗浄方法については溶剤を用いて行うのが一般的であった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−318050号公報
しかし、特にビルの地下などに埋め殺されているPCBトランスの現地洗浄を溶剤を用いて行うことについては、非常に困難であることが予測できるし、山中のトランスの処理等においては、現地まで溶剤を運搬しなければならず、環境への影響も考慮すると溶剤の現地使用は好ましくなく、環境に配慮した安全で現地でも調達、調整の容易な水系洗浄液を用いて汚染レベルを低減させる手法が求められていた。
そこで、本発明は、内部にポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を収容したトランス等の処理に際して、危険性の高い溶剤ではなく安全性の高い水系の洗浄水を用いて内部を洗浄することにより、そのPCB濃度を基準値以下にまで低減させることができる洗浄方法及び洗浄装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の汚染容器の洗浄方法は、ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容した汚染容器に配管を接続して循環経路を形成する循環経路形成工程と、汚染容器に収容されている絶縁油を、循環経路形成工程で形成した循環経路から排出する排出工程と、排出工程により絶縁油が排出された汚染容器に、絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給して汚染容器内から絶縁油を洗い流す洗浄工程と、洗浄工程により混合された絶縁油と洗浄水との混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離工程と、分離工程により得られた循環水を、汚染容器に循環させる循環工程と、からなることを特徴とするものである。
また、本発明の別の態様である汚染容器の洗浄方法は、ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容し、その絶縁油が外部へ排出できるように一部が開放されている汚染容器の1個又は複数個を洗浄容器内に収容する工程と、洗浄容器に配管を接続して循環経路を形成する循環経路形成工程と、汚染容器に収容されている絶縁油を、循環経路形成工程で形成した循環経路から排出する排出工程と、排出工程により絶縁油が排出された汚染容器が収容された洗浄容器に、絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給して汚染容器内及び洗浄容器内から絶縁油を洗い流す洗浄工程と、洗浄工程により混合された絶縁油と洗浄水との混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離工程と、分離工程により得られた循環水を、洗浄容器に循環させる循環工程と、からなることを特徴とするものである。
次に、本発明の汚染容器の洗浄装置は、ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容した汚染容器に接続して循環経路を形成する配管と、汚染容器から配管を通して循環経路外へ排出される絶縁油を回収する有害物質回収手段と、汚染容器に、配管を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、洗浄水供給手段により汚染容器に供給された洗浄水と、汚染容器内の絶縁油とが混合した混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離手段と、分離手段により得られた循環水を、汚染容器に循環させる循環手段と、からなることを特徴とするものである。
また、本発明の別の態様である汚染容器の洗浄装置は、ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容した汚染容器の1個又は複数個を収容することができる洗浄容器と、洗浄容器と接続して循環経路を形成する配管と、洗浄容器内の汚染容器から前記配管を通して循環経路外へ排出される絶縁油を回収する有害物質回収手段と、洗浄容器に、配管を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、洗浄水供給手段により洗浄容器に供給された洗浄水と、汚染容器内の絶縁油とが混合した混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離手段と、分離手段により得られた循環水を、洗浄容器に循環させる循環手段と、からなることを特徴とするものである。
本発明の汚染容器の洗浄方法及び洗浄装置によれば、ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容した汚染容器の洗浄を絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を用い、洗浄後の洗浄水は有害有機物質を含有する油分と水分とに分離し、水分のみを循環させて、再度汚染容器の洗浄に用いるため、トランス、コンデンサ等の現地における一次洗浄処理を安全で、低コストかつ効率よく行うことができる。
以下、本発明について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態における汚染容器の洗浄装置1を大型トランスからなる汚染容器100に接続した図であり、汚染容器の洗浄装置1は、汚染容器100を除いた部分から構成されるものである。この汚染容器の洗浄装置1は、汚染容器100と接続して循環経路を形成する配管2と、汚染容器100から配管2を通して循環経路外へ排出された絶縁油を回収する油回収手段3と、汚染容器100に配管2を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段4と、洗浄水を貯留することができる洗浄水貯留手段5と、循環経路内を洗浄水が循環できるように駆動力を与える循環用ポンプ6と、洗浄水と絶縁油とが混合した混合液を循環水と絶縁油とに分離する分離手段7と、から構成されるものである。
ここで用いる配管2は、汚染容器100の外面に2箇所以上設けられた内部と貫通する穴と接続して循環経路を形成するものであり、洗浄水を循環させたときに汚染容器内に洗浄水が滞留することなく効率的に循環するように接続することが好ましい。特に、接続は上下2箇所で行い一つの循環経路を形成することが好ましい。
ここで用いる油回収手段3は、絶縁油を貯留することができる容器であれば、その材質等は特に限定されずに用いることができる。この油回収手段3へ、絶縁油を回収するには、例えば、ポンプ等により、汚染容器100から配管を通して絶縁油を循環経路外へ排出させればよい。
ここで用いる洗浄水供給手段4は、洗浄水貯留手段5から循環経路を形成した配管2へ洗浄水を供給することができるものであればよく、その駆動力は、例えば、ポンプ等により与えられるものである。この洗浄水貯留手段6は、洗浄水を貯留することができる容器であれば、その材質等は特に限定されずに用いることができる。
ここで用いる循環用ポンプ6は、洗浄水供給手段4により供給された洗浄水を、まず汚染容器100の内部に引き込んで洗浄を行った後、もう一方の配管へ引き込んで配管2と汚染容器100とで形成される循環経路を循環させるものであり、その駆動力は、例えば、ポンプ等の公知のものにより与えることができる。
また、ここで用いる分離手段7は、洗浄後の洗浄水と絶縁油とが混合した混合液を、循環水と絶縁油とに分離するものである。洗浄したときに得られる混合液は、汚染容器100の内部に付着、含浸等に付着した絶縁油と、この絶縁油とは相互に溶解しない洗浄水と、からなるため、溶解はせずに、やはり油分と水分とに分離するものである。
したがって、比較的分離は容易であって、ここで用いることができる分離手段7としては、エバポレーター等の単蒸留装置や精留塔等の蒸留装置、超音波分離装置、遠心分離装置、比重差分離装置、真空加熱分離装置、膜分離装置等が挙げられ、これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
このような構成とすれば、ポリクロロビフェニル等の有害有機物質を含有した絶縁油を効率よく、安全に回収することができ、回収した絶縁油はその場で又は処理場へ搬送されて無害化処理を施されて処理される。また、分離した水成分については、絶縁油のほとんどを分離しているため、これを再度洗浄水として配管2を循環させて汚染容器に供給することにより新たな洗浄水の使用を抑えることができ、効率的に汚染容器100の洗浄操作を行うことができる。
次に、この汚染容器の洗浄装置1を用いた洗浄方法について説明する。図1に示した通りに配管、その他の手段を接続した汚染容器の洗浄装置1について、まず、汚染容器100内部の絶縁油を、ポンプ等により配管2を経由させ循環経路から排出し、油回収手段3へ回収する。ここで回収された絶縁油は、無害化処理を施されることとなるが、これは後述するポリクロロビフェニルの無害化処理と同様に行えばよく、現地で行っても、現地から処理場へ搬送して行ってもよい。
次に、絶縁油の排出された汚染容器100内を洗浄するために、洗浄タンク5に貯留されている洗浄水を洗浄供給手段4により循環経路内に送入し、汚染容器100を送入された洗浄水で洗浄する。
ここで、汚染容器中のPCB汚染油の比重により循環方向を決めることが好ましく、低濃度PCBの絶縁油である場合には、その比重は水よりも小さく、絶縁油は水の上層にくるため、洗浄水を下から上に循環させるようにすることが好ましく、高濃度PCBの絶縁油である場合には、その比重は水よりも大きく、絶縁油は水の下層にくるため、洗浄水を上から下に循環させるようにすることが好ましい。この循環方向は配管2を汚染容器のどの位置に取り付けるかによって調整することができる。したがって、いずれの方向に循環させる場合でも、配管2の取り付け位置は、汚染容器の上下2箇所とすることが好ましい態様である。
このように汚染容器100の内部を洗浄した後の洗浄水は、汚染容器100内の内壁等に付着し残留していた絶縁油と混合された油水混合液となって配管2に出てくることとなり、これをそのまま再利用することは困難であるし、すべてを廃液とし、無害化処理の対象とするのでは、効率が極めて悪い。
そこで、本発明では、洗浄後の混合液を、分離手段7により絶縁油の油成分と、洗浄水の水成分に分離して、油成分は無害化処理の対象とし、水成分は循環経路2を通して、再度汚染容器100内を洗浄する循環水として用いるものである。このとき、洗浄水を配管2で形成された循環経路を循環する駆動力を与えるのは配管2中に配置された循環用ポンプ6である。
なお、ここで用いる洗浄水は、洗浄対象である汚染容器100内の絶縁油と相互に溶解しないものであり、特に、HO濃度が40質量%以上の洗浄水であることが好ましく、例えば、一般的な水である水道水、純水、超純水や、酸又はアルカリが溶解したイオン水、電解水、界面活性剤を溶解した水等が挙げられ、これらは単独又は2種以上を混合して用いることができる。この中でも、洗浄水は、水道水、純水、超純水等の水であることが好ましい。このように水系の洗浄液を用いることによって、溶剤洗浄、絶縁油による洗浄やフラッシングと比較して安全に操作することができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本実施の形態における汚染容器の洗浄装置11を大型トランスからなる汚染容器100に接続した図であり、汚染容器の洗浄装置11は、汚染容器100と接続して循環経路を形成する配管2と、汚染容器100から配管2を通して循環経路外へ排出された絶縁油を回収する油回収手段3と、汚染容器100に配管2を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段4と、洗浄水を貯留することができる洗浄水貯留手段5と、循環経路内を洗浄水が循環できるように駆動力を与える循環用ポンプ6と、洗浄水と絶縁油とが混合した混合液を循環水と絶縁油とに分離する分離手段7と、分離手段7により得られた循環水に残留するポリクロロビフェニル等の有害有機物質量を低減させる循環水無害化手段12と、から構成されるものである。
この実施の形態においては、循環水無害化手段12を有すること以外は、第1の実施の形態と同一の構成をとるものであり、以下、その相違点のみについて説明する。
本実施の形態に用いる循環水無害化手段12は、分離手段7で処理されて得られた循環水を再度汚染容器に循環させる前に、その循環水中に残留するポリクロロビフェニル等の有害有機物質を循環水中から低減させて清浄化するものであり、ポリクロロビフェニル等の有害有機物質を分解して無害化する分解処理手段、ポリクロロビフェニル等の有害有機物質を吸着して循環水から除去する吸着手段等が挙げられる。
より具体的には、分解処理手段としては、800℃以上の高温で連続運転処理が可能な高温焼却手段、脱塩素化分解手段、水熱酸化分解手段、還元熱化学分解手段、光分解手段、プラズマ分解手段、機械化学分解手段、溶融分解手段、光触媒分解手段、超音波や高速水噴流によるキャビテーション分解手段、オゾン分解手段、電気分解手段等が挙げられ、吸着手段としては、活性炭、ゼオライト等を用いた吸着手段が挙げられる。また、これらは単独又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
また、この実施の形態における洗浄方法も基本的には第1の実施の形態と同様であり、異なるのは分離手段7で得られた循環水に対して、循環水無害化手段12により、循環水中に残留するポリクロロビフェニル等の有害有機物質を低減させ、循環水をより清浄化して再度、汚染容器100の洗浄水として用いる点である。
このような態様とすることにより、汚染容器内部の洗浄水中PCB濃度を基準値(3ppb)以下にまで低減した洗浄水を常に供給することができ、有害有機物質の処理、洗浄操作を、より安全に、かつ、効率的に行うことができる。
(第3の実施の形態)
図3は、本実施の形態における汚染容器の洗浄装置21を大型トランスからなる汚染容器100に接続した図であり、汚染容器の洗浄装置21は、汚染容器100と接続して循環経路を形成する配管2と、汚染容器100から配管2を通して循環経路外へ排出された絶縁油を回収する油回収手段3と、汚染容器100に配管2を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段4と、洗浄水を貯留することができる洗浄水貯留手段5と、循環経路内を洗浄水が循環できるように駆動力を与える循環用ポンプ6と、洗浄水と絶縁油とが混合した混合液を循環水と絶縁油とに分離する分離手段7と、分離手段7により得られた循環水に残留するポリクロロビフェニル等の有害有機物質を循環水中から低減させる循環水無害化手段12と、汚染容器100の内部に配置される洗浄促進手段22と、から構成されるものである。
この実施の形態においては、汚染容器の内部に配置される洗浄促進手段22を有すること以外は、第2の実施の形態と同一の構成をとるものであり、以下、その相違点のみについて説明する。
本実施の形態に用いる洗浄促進手段22は、汚染容器内部の絶縁油を効率よく洗浄するものであり、例えば、超音波発生手段、循環液量変動手段、循環液方向反転手段、高温水噴射手段、高圧水噴射手段、容器内気圧変動手段、攪拌手段、固定シャワー手段、回転シャワーヘッド手段等が挙げられる。
また、この実施の形態における洗浄方法も基本的には第2の実施の形態と同様であり、異なるのは汚染容器内での洗浄において、超音波の照射、洗浄水流量の変動(反転も含む)、高温水の噴射、攪拌、シャワー噴射、容器内気圧変動等の洗浄水が汚染容器100の内部に付着、含浸等した絶縁油を効率よく抽出するための洗浄促進操作を洗浄操作と共に行う点である。
このような態様とすることにより、容器内部に付着又は含浸している絶縁油の、洗浄水を一定量流し続けるだけでは落ちなかった部分や洗浄水の循環のみでは滞留してしまい洗浄効果の薄かった部分等において、剥離率を高め、洗浄液中への分散を促進して、洗浄液中への抽出を促進させることができる。したがって、全体として絶縁油を効率よく洗い流すことができ、汚染容器100内部の洗浄を効率よく行うことができる。
(第4の実施の形態)
図4は、本実施の形態における汚染容器の洗浄装置31を大型トランスからなる汚染容器100に接続した図であり、汚染容器の洗浄装置31は、汚染容器100と接続して循環経路を形成する配管2と、汚染容器100から配管2を通して循環経路外へ排出された絶縁油を回収する油回収手段3と、汚染容器100に配管2を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段4と、洗浄水を貯留することができる洗浄水貯留手段5と、循環経路内を洗浄水が循環できるように駆動力を与える循環用ポンプ6と、洗浄水と絶縁油とが混合した混合液を循環水と絶縁油とに分離する分離手段7と、分離手段7により得られた循環水に残留するポリクロロビフェニル等の有害有機物質を循環水中から低減させる循環水無害化手段12と、汚染容器100の内部に配置される洗浄促進手段22と、分離手段7により分離された絶縁油を回収する分離油回収手段32と、分離油回収手段32と接続して循環経路を形成する配管33と、分離油回収手段32から配管33を通して循環経路内を分離油が循環できるように駆動力を与える油循環用ポンプ34と、循環経路内を循環する分離油からポリクロロビフェニル等の有害有機物質を低減させる分離油無害化手段35と、から構成されるものである。
この実施の形態においては、分離手段7により分離された絶縁油を回収する分離油回収手段32と、分離油回収手段32と接続して循環経路を形成する配管33と、分離油回収手段32から配管33を通して循環経路内を分離油が循環できるように駆動力を与える油循環用ポンプ34と、循環経路内を循環する分離油中に含まれるポリクロロビフェニル等の有害有機物質を低減させる分離油無害化手段35と、からなる分離油の処理手段が付加された以外は第3の実施の形態と同一の構成をとるものであり、以下、その相違点のみについて説明する。
本実施の形態に用いる分離油回収手段32は、分離手段7により絶縁油と循環水とに分離された絶縁油を洗浄用の循環経路外に移動して貯留、回収するものである。
また、ここで用いる配管33は、分離油回収手段32と2箇所以上で接続して循環経路を形成するものであり、分離油を循環させたときに分離回収手段内部に分離油が滞留することなく効率的に循環するように接続することが好ましい。特に、接続は上下2箇所で行い、1つの循環経路を形成して行うことが好ましい。
ここで用いる油循環用ポンプ34は、分離油回収手段32に回収された分離油を配管33で形成される循環経路を循環させるものであればよく、例えば、ポンプ等であることが好ましい。
ここで用いる分離油無害化手段35は、その分離油中に含有するポリクロロビフェニル等の有害有機物質を低減させて清浄化するものであり、ポリクロロビフェニル等の有害物質を分解して無害化する分解処理手段、ポリクロロビフェニル等の有害有機物質を吸着して循環水から除去する吸着手段等のが挙げられる。
ここで用いられるものとしては、第3の実施の形態における循環水無害化手段12と同一のもの、すなわち、分解処理手段としては、800℃以上の高温で連続運転処理が可能な高温焼却手段、脱塩素化分解手段、水熱酸化分解手段、還元熱化学分解手段、光分解手段、プラズマ分解手段、機械化学分解手段、溶融分解手段、光触媒分解手段、超音波や高速水噴流によるキャビテーション分解手段、オゾン分解手段、電気分解手段等が挙げられ、吸着手段としては、活性炭、ゼオライト等を用いた吸着手段が挙げられる。これらは単独又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
このような構成とすれば、分離手段7により分離した絶縁油に含有するポリクロロビフェニル等の有害有機物質の濃度を低減することができ、廃液となる分離油についても有害有機物質の濃度が低いため、その処理を容易にすることができる。
次に、この実施の形態における洗浄方法も基本的には第3の実施の形態と同様であり、異なるのは、分離手段7により分離された絶縁油を洗浄水とは別に形成した循環経路を循環させながら、絶縁油に含有する有害有機物質を除去する点である。この有害有機物質の除去は、分離油回収手段32に回収された絶縁油を、油循環用ポンプ34により駆動力を与えながら配管33を通して再度分離回収手段32に循環させて行うが、その配管33の途中には分離油無害化手段35が設けられており、絶縁油が分離油無害化手段35を通過するときに、絶縁油中に含有する有害有機物質は分解又は吸着により循環する油中から除去されて、回収された絶縁油が含有する有害有機物質の濃度を低下させるものである。
このような態様とすることにより、汚染容器の洗浄水だけではなく、回収した絶縁油からも有害有機物質が除去されるため、有害有機物質を処理場へ運搬する手間が省け、運搬中に流出したりする危険性もないため、大型トランス等の処理について安全性を高めることができる。
(第5の実施の形態)
図5は、本実施の形態における汚染容器の洗浄装置41を大型トランスからなる汚染容器100に接続した図であり、汚染容器の洗浄装置41は、汚染容器100と接続して循環経路を形成する配管2と、汚染容器100から配管2を通して循環経路外へ排出された絶縁油を回収する油回収手段3と、汚染容器100に配管2を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水及び絶縁油と相互に溶解するが洗浄水とは相互に溶解しない液体を選択的に供給する洗浄水/洗浄液供給手段42と、洗浄水を貯留することができる洗浄水貯留手段43と、洗浄液を貯留することができる洗浄液貯留手段44と、循環経路内を洗浄水が循環できるように駆動力を与える循環用ポンプ6と、洗浄水と絶縁油とが混合した混合液を循環水と絶縁油とに分離する分離手段7と、分離手段7により得られた循環水に残留するポリクロロビフェニル等の有害有機物質を循環水中から除去する循環水無害化手段12と、汚染容器100の内部に配置される洗浄促進手段22と、分離手段7により分離された絶縁油を回収する分離油回収手段32と、分離油回収手段32と接続して循環経路を形成することができる配管33と、分離油回収手段32から配管33を通して循環経路内を分離油が循環できるように駆動力を与える油循環用ポンプ34と、循環経路内を循環する分離油に含まれるポリクロロビフェニル等の有害有機物質を低減させる分離油無害化手段35と、から構成されるものである。
この実施の形態においては、第4の実施の形態において、洗浄水供給手段5と、洗浄水貯留手段6とからなる構成が、汚染容器100に配管2を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水及び絶縁油と相互に溶解するが、洗浄水とは相互に溶解しない液体を選択的に供給する洗浄水/洗浄液供給手段42と、洗浄水を貯留することができる洗浄水貯留手段43と、洗浄液を貯留することができる洗浄液貯留手段44と、からなる構成に変更された以外は同一の構成をとるものであり、以下、その相違点のみについて説明する。
本実施の形態に用いる洗浄水/洗浄液供給手段42は、洗浄水貯留手段43及び洗浄液貯留手段44と接続されており、これらの貯留手段に貯留されている洗浄水及び洗浄液のいずれかを選択的に循環経路内へ供給することができるものであり、その駆動力は、例えば、ポンプ等により与えられるものである。
また、ここで用いる洗浄水貯留手段43は、洗浄水を安定に貯留することができる容器であればよく、その材質等は特に限定されずに用いることができる。また、洗浄液貯留手段44も、洗浄液を安定に貯留することができる容器であれば、その材質等は特に限定されずに用いることができる。
また、この実施の形態における洗浄方法も基本的には第4の実施の形態と同様であり、異なるのは洗浄水を供給する前に、洗浄液を循環経路に供給して汚染容器100内の絶縁油を溶解して洗浄する点である。
このようにした場合、洗浄液と絶縁油は相互に溶解する性質を有しているため、汚染容器100内の絶縁油は洗浄液によって洗浄され、この洗浄後の油を、再度、絶縁油回収手段3に回収することで、洗浄水で洗浄する前に汚染容器内に残留した絶縁油をより低減した状態で行うことができ、全体の洗浄効率を高めることができる。
ここで用いられる洗浄液としては、主にトランスなどに用いられる絶縁油や鉱油などが挙げられる。
また、絶縁油が高濃度PCBであった場合には、洗浄液として、汚染容器100内に残留する絶縁油よりも比重が小さく、かつ洗浄水よりも比重の小さい油を用いることにより、洗浄する絶縁油の比重を小さくすることができ、より洗浄効率を上げることができる。なお、このときは洗浄水の循環方向が汚染容器内部を下から上に流れるようにして行うものである。
(第6の実施の形態)
図6は、本実施の形態における汚染容器の洗浄装置1を示した図であり、洗浄容器に大型トランスからなる汚染容器を複数個収容したものである。この汚染容器の洗浄装置51は、汚染容器を1個又は複数個収容することができる洗浄容器52と、この洗浄容器52と接続して循環経路を形成する配管53と、洗浄容器52から配管53を通して循環経路外へ排出された絶縁油を回収する油回収手段54と、洗浄容器52に配管53を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段55と、洗浄水を貯留することができる洗浄水貯留手段56と、循環経路内を洗浄水が循環できるように駆動力を与える循環用ポンプ57と、洗浄水と絶縁油とが混合した混合液を循環水と絶縁油とに分離する分離手段58と、分離手段58により得られた循環水に残留するポリクロロビフェニル等の有害有機物質を循環水中から低減させる循環水無害化手段59と、洗浄容器52内部に配置される洗浄促進手段60と、分離手段58により分離された絶縁油を回収する分離油回収手段61と、分離油回収手段61と接続して循環経路を形成することができる配管62と、分離油回収手段61から配管62を通して循環経路内を分離油が循環できるように駆動力を与える油循環用ポンプ63と、循環経路内を循環する分離油中に含まれるポリクロロビフェニル等の有害有機物質を低減させる分離油無害化手段64と、から構成されるものである。
この実施の形態においては、大型トランス等の汚染容器を循環経路の一部を形成するようにした第1〜5の実施の形態とは異なり、直接汚染容器に配管を接続せずに、別に設けた洗浄容器を循環経路の一部を形成するように配管と接続し、洗浄対象となる汚染容器は、その1個又は複数個が洗浄容器内に収容され、複数個の汚染容器の洗浄を一度に行うことを可能にしたものである。それ以外の構成は、第4の実施の形態と同様であるため、以下、その相違点のみについて説明する。
ここで用いる洗浄容器52は、その内部に洗浄対象である汚染容器110の1個又は複数個を収容することができるものであり、その大きさは洗浄対象となる汚染容器110の大きさ、収容する個数により適宜決定すればよい。この洗浄容器は、洗浄水及び絶縁油に対して安定な材質で、洗浄時の水圧等に耐えうるだけの強度を有するものであることが好ましい。
また、この実施の形態における洗浄方法は、洗浄水の供給が汚染容器110に直接行われるものではなく、汚染容器110を収容した洗浄容器52に行われ、その後の洗浄操作も汚染容器110の代わりに洗浄容器52に対して行われる点が異なるのみで、操作自体は第4の実施の形態と同様である。なお、このとき洗浄容器52内部に収容される汚染容器110は、内部の絶縁油が外部に排出できるようにその一部が開放されている必要があり、絶縁油の排出操作及び洗浄操作において、それぞれの操作を容易、かつ効率的に行うことができるように上下2箇所に開口部を設けることが好ましい。
このようにすることで、複数個の汚染容器110を一回の洗浄操作で一度に洗浄することができ、効率的な洗浄方法である。
次に、本発明の汚染容器の洗浄装置において用いることができる分離手段及び循環水無害化手段の一例として、次の通りその性能評価を行った。
(1)油水分離装置の性能評価
PCBを28ppm含有する低濃度汚染油100gを水10Lに添加して油水分離装置(旭化成せんい株式会社、商品名:ユーテック〔登録商標〕)を通過させたところ、分離水のPCB濃度は0.4ppb以下の定量下限値以下であり、水中基準の3ppb以下を満足するものであった。水中にこの低濃度PCB絶縁油が均一に分散したとすると280ppb濃度であり、これを油水分離装置を通すと99.8%以上の分離能を有することを確認することができた(表1)。
Figure 2007007583
(2)有機物質除去手段の性能評価
チタニア触媒(宇部興産株式会社製、商品名:アクアソリューション〔登録商標〕)に、光源として2.8kWの高圧水銀ランプ(ハリソン東芝ライティング株式会社製)から紫外線(UV)を照射するように構成した循環水無害化手段を、PCBを含有する水が循環して通過できるように装置を構成し、PCBを2ppm程度を懸濁させた50L水を循環させた時のPCBの濃度変化について図7に示した。
4時間の試験の結果、UV光を照射しながらPCB含有水を循環させると約1/1000に濃度が低下し、また、その結果、水中のPCB濃度は2ppbと、PCBの水中基準値以下にまで低下させることができることがわかった。
なお、これらの試験において、PCBの濃度は島津製作所製 GC−2014により分析した。
このように、本発明の汚染容器の洗浄方法及び洗浄装置によれば、トランス内部の洗浄を効率よく行うことができ、PCBが溶解している水もPCB濃度を低減させることができるため、安全で容易に洗浄操作を行うことができる。
第1の実施の形態にかかる汚染容器の洗浄装置の概略構成図 第2の実施の形態にかかる汚染容器の洗浄装置の概略構成図 第3の実施の形態にかかる汚染容器の洗浄装置の概略構成図 第4の実施の形態にかかる汚染容器の洗浄装置の概略構成図 第5の実施の形態にかかる汚染容器の洗浄装置の概略構成図 第6の実施の形態にかかる汚染容器の洗浄装置の概略構成図 チタニア光触媒におけるPCB濃度の推移
符号の説明
1,11,21,31,41,51…汚染容器の洗浄装置、2…配管、3…油回収手段、4…洗浄液供給手段、5…洗浄液タンク、6…循環用ポンプ、7…分離手段、12…循環水無害化手段、22…洗浄促進手段、32…分離油回収手段、33…配管、34…油循環用ポンプ、35…分離油無害化手段、100,110…トランス

Claims (13)

  1. ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容した汚染容器に配管を接続して循環経路を形成する循環経路形成工程と、
    前記汚染容器に収容されている絶縁油を、前記循環経路形成工程で形成した循環経路から排出する排出工程と、
    前記排出工程により絶縁油が排出された汚染容器に、前記絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給して汚染容器内から絶縁油を洗い流す洗浄工程と、
    前記洗浄工程により混合された絶縁油と洗浄水との混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離工程と、
    前記分離工程により得られた循環水を、前記汚染容器に循環させる循環工程と、
    からなることを特徴とする汚染容器の洗浄方法。
  2. ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容し、その絶縁油が外部へ排出できるように一部が開放されている汚染容器の1個又は複数個を洗浄容器内に収容する工程と、
    前記洗浄容器に配管を接続して循環経路を形成する循環経路形成工程と、
    前記汚染容器に収容されている絶縁油を、前記循環経路形成工程で形成した循環経路から排出する排出工程と、
    前記排出工程により絶縁油が排出された汚染容器が収容された洗浄容器に、前記絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給して汚染容器内及び洗浄容器内から絶縁油を洗い流す洗浄工程と、
    前記洗浄工程により混合された絶縁油と洗浄水との混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離工程と、
    前記分離工程により得られた循環水を、前記洗浄容器に循環させる循環工程と、
    からなることを特徴とする汚染容器の洗浄方法。
  3. 前記洗浄水のHO濃度が40質量%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の汚染容器の洗浄方法。
  4. 前記洗浄工程において、汚染容器又は洗浄容器内の洗浄を促進させる洗浄促進工程を同時に行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の汚染容器の洗浄方法。
  5. 前記分離工程で分離した循環水を、汚染容器又は洗浄容器に循環させる前に循環水に残留するポリクロロビフェニルの水中存在量を低減させる循環水無害化工程に付すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の汚染容器の洗浄方法。
  6. 前記循環工程は、前記絶縁油が前記洗浄水よりも比重が大きい場合には、洗浄水を汚染容器又は洗浄容器の上から下に循環させ、前記絶縁油が前記洗浄水よりも比重が小さい場合には、洗浄水を汚染容器又は洗浄容器の下から上に循環させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の汚染容器の洗浄方法。
  7. 前記排出工程の後、前記洗浄工程の前に、前記絶縁油及び前記洗浄水よりも比重が小さく、絶縁油と相互に溶解するが洗浄水とは相互に溶解しない液体を汚染容器又は洗浄容器に供給して、内部に残留する絶縁油を溶解洗浄する溶解洗浄工程を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の汚染容器の洗浄方法。
  8. 前記分離工程で分離された絶縁油中のポリクロロビフェニル量を低減させる分離油無害化工程に付すことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の汚染容器の洗浄方法。
  9. ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容した汚染容器に接続して循環経路を形成する配管と、
    前記汚染容器から前記配管を通して循環経路外へ排出される絶縁油を回収する有害物質回収手段と、
    前記汚染容器に、前記配管を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、
    前記洗浄水供給手段により前記汚染容器に供給された洗浄水と、前記汚染容器内の絶縁油とが混合した混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離手段と、
    前記分離手段により得られた循環水を、前記汚染容器に循環させる循環手段と、
    からなることを特徴とする汚染容器の洗浄装置。
  10. ポリクロロビフェニルを含有する絶縁油を内部に収容した汚染容器の1個又は複数個を収容することができる洗浄容器と、
    前記洗浄容器と接続して循環経路を形成する配管と、
    前記洗浄容器内の汚染容器から前記配管を通して循環経路外へ排出される絶縁油を回収する有害物質回収手段と、
    前記洗浄容器に、前記配管を通して絶縁油と相互に溶解しない洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、
    前記洗浄水供給手段により前記洗浄容器に供給された洗浄水と、前記汚染容器内の絶縁油とが混合した混合液を、循環水と絶縁油とに分離する分離手段と、
    前記分離手段により得られた循環水を、前記洗浄容器に循環させる循環手段と、
    からなることを特徴とする汚染容器の洗浄装置。
  11. 前記汚染容器又は洗浄容器が、絶縁油の洗浄を促進させる洗浄促進手段が設けられていることを特徴とする請求項9又は10記載の汚染容器の洗浄装置。
  12. 前記分離手段の後段に、循環水に残留するポリクロロビフェニルの水中存在量を低減させる循環水無害化手段を有していることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項記載の汚染容器の洗浄装置。
  13. 前記分離手段で分離した絶縁油中のポリクロロビフェニル量を低減させる分離油無害化手段を有することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項記載の汚染容器の洗浄装置。
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