JP2007007253A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電気掃除機の吸込口体1は、底面に吸込口5を有する吸込口体本体2の前側の下部に開口部を有する前壁であるプレート受け12と、吸込口体本体2の前側に被清掃面またはゴミに当接することで被清掃面に対して略垂直方向に移動可能とし、この移動により開口部を開閉するプレート6とを備え、プレート6の斜め上方向への移動に伴いプレート6の下端部が上端部よりも後方に位置する向きに傾斜し、プレート6の背面とプレート受け12の間に空気を流入する空気流入開口部21が形成されるようにした。
【選択図】図6
Description
また、吸込口体本体の前壁に、床面に当接して本体前壁の下部を覆う可とう体が回動可能に取付けられ、また、可とう体の前側への回動を防止する補助片が設けられている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1では吸込口体の前進時に吸込口体前方が開口するのに伴い、吸込口体内部の気圧が吸込口体前方の開口していない場合に比較して高くなるため、シール部材と床面間を通過する気流の風速が低下する。この風速低下により、ゴミの除去性能が低下するという課題があった。
また、確保する開口高さと同じ長さの突起がシール部材前面に突出するため、突起が家具等に引っかかり易くなるという課題があった。
図1から図6は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の吸込口体を示し、図1は前方斜視図、図2は側面断面図である。
図1、図2において、吸込口体1は、電気掃除機本体(図示せず)に吸引ホース(図示せず)および吸引パイプ(図示せず)を介して接続されるものであり、吸込口体本体2と、吸込口体本体2の後側に上下方向に回動自在に連結された上下回動連結部3と、前記上下回動連結部に左右方向に回動自在に連結されたパイプ連結部4とから構成される。
吸込口体本体2の底面には吸込口5が設けられ、電気掃除機本体運転時にブロワーモーター(図示せず)の発生する負の圧力により、空気は、吸込口5から上下回動連結部3とパイプ連結部内の風路を介して電気掃除機本体に吸引される。また、吸込口体1の前側には吸込口5の前壁を構成する板状部材としてのプレート6が設けられている。
図3、図4において、プレート6は、下端に複数の矩形状の切り欠き部7を有する樹脂あるいはエラストマーからなる前面板部材である。プレート6の両端部には上下方向に長いガイド溝8が設けられている。
図6は電気掃除機本体を運転し、吸込口体1を絨毯20上で前進させた状態における側面断面図である。
図2に示すように、電気掃除機本体を運転し、吸込口体1を床面16上で前後動作させた場合は、プレート6は床面16との隙間から吸込口5に向かって空気が流入するが、プレート6が斜上方向に移動することはない。したがって、流入する空気の風速を低下させることなく塵埃を吸引することができる。図6に示すように、吸込口体1が絨毯20上を前進するとプレート6の下端部は絨毯20の繊維の抵抗により後方および上方に力を受ける。この力によりプレート6は下端部がプレート傾斜ガイド10に沿って上方に向かい、支持ピン9とプレート傾斜ガイド10によって決まる軌跡で傾斜しながら斜上方に移動する。
なお、吸込口体1の底面の吸込口5からの流入風速を著しく低下させないように、空気流入開口部21は適切な大きさとする。
また、プレート6が斜上方向に移動したときに、プレート6の背面とプレート受け12の間に空気を流入する空気流入開口部21が形成されるようにしたので、空気流入開口部21から流入した空気により、吸込口体本体2内部の気圧が低減するため、吸込口5の絨毯20への吸い付きが緩和され、絨毯20上での操作を容易にすることができる。
また、プレート6の両側面に設けられた縦長状のガイド溝8と、吸込口体本体2の両側壁の前端部内側に設けられ、プレート6のガイド溝8に遊嵌される支持ピン9と、を備えたので、簡単な構成により、プレートを上方向に移動させることができる。
また、プレート6の前面下部に前方から加わった力を受けてプレート6を傾斜させるように作用するプレート傾斜ガイド10を、吸込口体本体2の両側壁の前端部内側に備えたので、簡単な構成により、プレートを斜上方向に移動させることができる。
また、プレート傾斜ガイド10は表面が摩擦抵抗の小さい材料で構成されているので、移動時の動作が確実になるとともに、吸込口体1の移動が容易となる。
また、絨毯20の繊維間の空間22に空気流入開口部21からの空気が当たることにより、絨毯20の根元に入り込んだ塵埃などの除去性能を高くすることができる。
なお、本実施の形態1ではプレート6の両端部にガイド溝8を設け、吸込口体本体2側に支持ピン9を設けた構成としているが、これらの嵌合方法は本構成に限ったものでなく、プレート6側に支持ピンを設け、吸込口本体側にガイド溝を設けた構成としてもよい。
図7〜図11は本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の吸込口体を示し、図7は側面断面図、図8は吸込口体本体2のプレートの取り付け部分の拡大斜視図、図9はプレートの前方斜視図、図10はプレートが上方に移動した状態の前方斜視図である。
なお、図7〜図11において、図1〜図6に示した実施の形態1と同一部分または相当する部分には同一符号を付し説明を省略する。
図7において、実施の形態2は、実施の形態1の図2に示した吸込口体本体2に代えて吸込口体本体23を設け、プレート6に代えてプレート25を設けたもので、その他の構成は実施の形態1と同様である。
プレート25は図9に示すように板状部材26と基材27とを合わせたものであり、板状部材26は下端部に後方に屈曲した屈曲部28と切り欠き部7を備え、基材27は上部に後方に張り出したシール部29を備える。
次に、動作について図7、図8、図11により説明する。
図11は図7および図10とは異なる位置の断面であり、前壁基部34にバー35がない部分の側面断面図であり、実施の形態1における図6と同様に絨毯20上で吸込口体1を前進させた状態における側面断面図である。
また、図11に示すように、吸込口体1が絨毯20上を前進すると屈曲部28が絨毯20の繊維の抵抗により後方および上方に力を受ける。このとき、プレート25は前壁24によって後方へ移動できないため、ガイド溝8に遊嵌された支持ピン9により上方に移動する。
そして、実施の形態1と同様に、吸込口体1が前進すると吸込口体本体23上部の空気流入開口部21から空気が流入することにより、吸込口体本体23内部の気圧が低減するため、吸込口5の絨毯20への吸い付きが緩和され、絨毯20上での操作が容易になる。
また、プレート25の下端部が前進に伴い絨毯20の繊維を前方に倒す際に形成される絨毯20の繊維間の空間22に空気流入開口部31からの空気が当たることにより、絨毯20の根元に入り込んだ塵埃などの除去性能が高くなる。
また、プレート25の下部に前方から加わった力を受けてプレート25を上方へ移動させるように作用する屈曲部28を、プレート25の下部に備えたので、簡単な構成により、プレート25を上方向に移動させることができる。
なお、プレート25は前壁24のプレートガイド36に摺動しながら上下移動する構成であるため、動作を確実にするためにそれぞれ摩擦係数の小さい材料を使用することが望ましい。
Claims (10)
- 吸込口体本体の底面に吸込口を有する吸込口体を備えた電気掃除機において、
前記吸込口体本体の前側の下部に開口部を有する前壁と、
この前壁の前面に、被清掃面またはゴミに当接することで前記被清掃面に対して略垂直方向に移動可能とし、この移動により前記開口部を開閉するプレートとを備えたことを特徴とする電気掃除機。 - 前記プレートが斜上方向あるいは上方向に移動したときに、前記プレートの背面と前記前壁の間に空気を流入する空気流入開口部が形成されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
- 前記プレートの両側面に設けられた縦長状のガイド溝と、
前記吸込口体本体の両側壁の前端部内側に設けられ、前記プレートの前記ガイド溝に遊嵌される突起と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。 - 前記吸込口体本体の両側壁の前端部内側に設けられた縦長状のガイド溝と、
前記プレートの両側面に設けられ、前記吸込口体本体の前記ガイド溝に遊嵌される突起と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電気掃除機。 - 前記プレートの前面下部に前方から加わった力を受けて前記プレートを傾斜させるように作用するプレート傾斜ガイドを、前記吸込口体本体の両側壁の前端部内側に備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気掃除機。
- 前記プレート傾斜ガイドは表面が摩擦抵抗の小さい材料で構成されていることを特徴とする請求項5記載の電気掃除機。
- 前記空気流入開口部は、前記プレートが斜上方向に移動したときに、前記プレートの上端部の背面が前記吸込口体本体の前記前壁から離間することにより形成され、前記空気流入開口部から流入した空気が下方に向かうようにしたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電気掃除機。
- 前記プレートの下部に前方から加わった力を受けて前記プレートを上方へ移動させるように作用する屈曲部を、前記プレートの下部に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電気掃除機。
- 前記吸込口体の前記前壁は、
前壁基部と、
この前壁基部の前面から下方に延設された複数のバーからなるプレートガイドを備え、
前記プレートは、上端部に後方に張り出したシール部を備え、
前記空気流入開口部は、前記プレートが前記プレートとガイドに沿って上方に移動したときに、前記プレートの前記シール部が前記前壁上部から離間することにより形成され、前記空気流入開口部から流入した空気が、前記プレートガイドと前記プレートにより形成された空気孔を介して下方に向かうようにしたことを特徴とする請求項1乃至4、8のいずれかに記載の電気掃除機。 - 前記吸込口体の前記底面の前記吸込口に臨んで回転自在に内装された回転ブラシを備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の電気掃除機。
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KR101055961B1 (ko) * | 2009-01-30 | 2011-08-09 | 엘지전자 주식회사 | 진공 청소기의 노즐 |
KR101475774B1 (ko) * | 2011-02-08 | 2014-12-23 | 다이슨 테크놀러지 리미티드 | 청소기 헤드 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05211962A (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気掃除機の床ノズル |
-
2005
- 2005-07-01 JP JP2005193849A patent/JP4537274B2/ja active Active
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KR101475774B1 (ko) * | 2011-02-08 | 2014-12-23 | 다이슨 테크놀러지 리미티드 | 청소기 헤드 |
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