JP2007006979A - キャビネットの扉構造およびこれを備えたキャビネット、洗面台ユニット、化粧台ユニットならびに下駄箱 - Google Patents

キャビネットの扉構造およびこれを備えたキャビネット、洗面台ユニット、化粧台ユニットならびに下駄箱 Download PDF

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Abstract

【課題】使用者が楽な姿勢で物品を取り出したり収納したりすることができるキャビネットを構成するためのキャビネットの扉構造を提供する。
【解決手段】洗面台キャビネット10は、前面に開口を有するキャビネット11と、このキャビネット本体11の扉となる扉構造20とにより構成され、扉構造20は、扉板21と、この扉板21の一方の面に設けられる棚板22と、扉板21の棚板22が設けられた面とは逆側の面に設けられる鏡24と、扉板21を鉛直方向に軸支して保持する保持部とを備える扉本体30と、この扉本体30をキャビネット本体11の前面から前後移動自在に案内する案内部としてのガイド部材27とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、キャビネット前面の扉として使用されるキャビネットの扉構造に関する。
洗面台ユニットや化粧台ユニットなどには、洗面道具や化粧品などを収容するキャビネットが備え付けられている。このようなキャビネットの例が、例えば、特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1には、中央の鏡の背部に中央収納部を設け、この中央収納部の左右にそれぞれ蝶番を介して側方収納部を設け、これら左右の側方収納部のそれぞれに内開き方式で鏡を取り付けたキャビネット(三面鏡式化粧ユニット)が記載されている。
特許文献2には、正面鏡の一方又は両側に、外側端縁の軸支部で回動可能に軸支された複数段の棚を有する収納ボックスを設け、また、この収納ボックスの前面に、収納ボックスの内側端縁の軸支部で回動可能に軸支された鏡を設けた鏡面付き収納ボックスを有するキャビネット(鏡装置)が記載されている。
また、特許文献3には、正面に配置される主鏡の側部に設けられ、垂直軸を中心として回転する回転体と、この回転体の一方の面に設けられた化粧品等の物品を収納する収納部と、他方の面に設けられた鏡とを有するキャビネット(鏡ユニット)が記載されている(第2図、参照)。
実開平5−31641号公報 特開2003−455号公報 実開平2−130267号公報
特許文献1〜3に記載のような洗面台ユニットの場合、洗面台の上部には洗面ボウルが設けられているので、洗面道具や化粧品などを収容するキャビネットは、通常、洗面台の上面であって、使用者に対して洗面ボウルよりも奥側となる位置に備え付けられる。また、これとは別に、化粧台ユニットの場合であっても、化粧品を置いたり作業したりするための場所を確保するために、キャビネットは、化粧机の上面であって使用者に対して奥側となる位置に備え付けられる。そこで、使用者がキャビネットの収納棚から物品を取り出したい場合は、使用者とキャビネットとの間にある洗面ボウルや机の分だけ前方に身を乗り出したり、また、物品が高い位置にある場合にはつま先立って伸び上がったり、腕を余計に伸ばしたりしなければならないこととなる。
これに対し、特許文献1,3に記載のキャビネットは、中央収納部に蝶番を介して設けられた側方収納部が内方へ回動したり、収納ボックスが外側端縁の軸支部を軸にして前方に回動したりして、わずかに使用者側に近づく構造となっている。また、特許文献2に記載のキャビネットは、垂直軸を中心として回転するので、使用者は、このキャビネットを回転させることにより、棚の奥の方にある物品や自分から遠い位置にある物品を手前側に近づけることができ、わずかながらではあるが、物品を取り出しやすい構造となっている。
しかしながら、いずれにしても、使用者とキャビネットとの間には距離があるので、身を乗り出したり、腕を余計に伸ばしたり、つま先立って伸び上がったりしなければならないという状況は変わらず、使用勝手が悪い。特に、使用者が、子供やお年寄りなどの背丈が小さい者や車いすを使用する身障者などである場合、身を乗り出したり腕を前方に伸ばしたりするにも限界があるので、使える棚が制限されてしまう。
本発明は、使用者が楽な姿勢で物品を取り出したり収納したりすることができるキャビネットを構成するためのキャビネットの扉構造を提供することを目的とする。
本発明のキャビネットの扉構造は、キャビネット前面の扉として使用されるキャビネットの扉構造であって、扉板と、扉板に設けられた棚板と、扉板を鉛直方向に軸支して、扉板を回転自在に保持する保持部とを備えた扉本体と、扉本体を、キャビネット前面から前後移動自在に案内する案内部とを備えたことを特徴とする。
扉構造が、扉本体をキャビネット前面から前後移動自在に案内する案内部を備えたことにより、扉本体は、案内部によってキャビネットの前面から手前側に引き出されたり、また、キャビネットに押し戻されたりする。また、扉板が、保持部によって鉛直方向に軸支されたことにより、棚板が設けられた扉板は、鉛直方向を軸として回転することができる。このような構成により、使用者は、本発明のキャビネットの扉構造を備えたキャビネットを使用する際は、扉本体をキャビネットの前面から手前側へと引き出して自分の方に近づけ、そして、扉本体を適当な角度に回転させ、所望する物品、または、物品を収納したいスペースを自分に最も近いところまで移動させることができるので、身を乗り出したり手を余計に伸ばしたりすることなく、楽な姿勢で容易に物品を取り出したり収納したりすることができる。また、物品の取り出しや収納が終われば、扉本体を押し戻してキャビネットの元の位置に収容することができる。このように、扉本体は必要な時だけ引き出されるので、扉本体が使用者の邪魔になることはない。
保持部は、扉板の水平方向中心となる位置で扉板を軸支する方が望ましい。
保持部が、扉板の水平方向中心となる位置で扉板を軸支することにより、扉板は、扉板の横幅の半分を半径とした範囲内で360度回転することができる。つまり、扉板を180度回転させ、それまで裏面となっていた面を正面とした状態にすることができる。これにより、棚板を扉板の両面に設けることができるので、片面だけに棚板を設けた場合と比べて物品の収容量を2倍とすることができるだけでなく、使用状態に応じてどちらの面を正面とするかを使用者が選ぶこともできる。
また、棚板は、扉板の一方の面に設けられ、扉板の他方の面には鏡が設けられた方が望ましい。
従来の洗面台ユニットや化粧台ユニットには、使用者に対して洗面ボウルや机をはさんだ位置に鏡が取り付けられていたので、使用者が鏡を間近で見たいときには、身を乗り出さなければならなかった。
本発明のキャビネットの扉構造は、上述したように、鏡が備えられた扉本体をキャビネットの前面から引き出して自分の方に近づけることができ、さらに、扉本体を適当な角度に回転させて、自分の所望とする角度に鏡を配置することができるので、特に、コンタクトを眼に装着したり、顔の細かい部分を見たりしたい場合には、身を乗り出すことなく楽な姿勢で鏡を見ることができ、この状態で作業を行うことができる。また、本発明のキャビネットの扉構造を複数備えることにより、二面鏡や三面鏡として扉構造を使用することができるので、従来非常に見にくかった使用者の側面や背面側、また後頭部なども詳細に見ることができる。
本発明のキャビネットの扉構造を洗面台ユニット、化粧台ユニット、下駄箱のキャビネットに備えることにより、使用者が、楽な姿勢で容易に物品を取り出したり収納したりすることができる洗面台ユニット、化粧台ユニット、下駄箱とすることができる。なお、キャビネットには、台所の収納キャビネットや居間や部屋に設置される収納キャビネット等も含まれる。
本発明のキャビネットの扉構造によれば、使用者は、身を乗り出したり余計に手を伸ばしたりすることなく楽な姿勢で物品を取り出したり収納したりすることができ、また、子供やお年寄り、車いすを使用する身障者にとっても使い勝手のよいキャビネットを構成することができる。また、洗面台ユニット、化粧台ユニット、下駄箱においても、本発明のキャビネットの扉構造を備えたことにより、同様の効果を持つ洗面台ユニット、化粧台ユニット、下駄箱とすることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態におけるキャビネットの扉構造を備えた洗面台ユニットについて説明する。図1は、本実施の形態における洗面台ユニットの斜視図である。図2は、本実施の形態における洗面台キャビネットの斜視図であり、(a)は扉本体を収容した状態、(b)は扉本体を引き出した状態を示す図である。図3は、図2(a)の水平断面図である。図4は、本実施の形態における洗面台キャビネットの扉本体を引き出した状態を示す平面図である。図5は、扉板の回転の様子を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態における洗面台ユニット1は、洗面ボウル2を備えた洗面台3と、この洗面台3の上面であって、使用者に対して洗面ボウル2よりも奥側となる位置に設けられた洗面台キャビネット10とを備える。
図2から図5に示すように、洗面台キャビネット10は、前面に開口を有するキャビネット本体11と、このキャビネット本体11の扉となる扉構造20とにより構成される。
キャビネット本体11は、縦長の矩形状に形成された箱体であり、内部の空間を2枚の仕切り板13で区切ることによって、扉構造20を収容する矩形状の開口部12を3箇所形成している。3箇所の開口部12のうち、中央の開口部12aは、洗面台キャビネット10の正面部分となるので、両側の開口部12bよりも横幅が大きく形成されている。
扉構造20は、扉板21と、この扉板21の一方の面に設けられる棚板22と、扉板21の棚板22が設けられた面とは逆側の面に設けられる鏡24と、扉板21を鉛直方向に軸支して保持する保持部とを備える扉本体30と、この扉本体30をキャビネット本体11の前面から前後移動自在に案内する案内部としてのガイド部材27とを備える。
扉板21は、キャビネット本体11の開口部12を覆うような大きさに形成された矩形状の板材である。
棚板22は、扉板21の横幅を直径とした半円状の板材であり、扉板21に対してほぼ垂直となるように立設した状態で、鉛直方向に3箇所取り付けられている。また、棚板22の周縁部には、棚板22に収納した物品が落下するのを防ぐために保護枠25が設けられている。このようにして、扉板21には複数の収納棚が形成されている。鏡24は、扉板21とほぼ同じ大きさに形成された矩形状の鏡板である。なお、鏡24と扉板21との間、もしくは、扉板21の内部には、鏡24の曇り止め用のヒータを設けてもよい。
扉板21を保持する保持部は、上部保持板23aと下部保持板23bとにより構成され、それぞれ中央部に設けられた軸支部26a,26bで扉板21の水平方向中心位置を保持している。扉板21は、軸支部26a,26bにそれぞれ軸支されていることにより、軸支部26a,26bを両端とする軸を中心として水平方向に360度回転が可能となっている。また、下部保持板23bの下端内面側には、使用者が扉本体30をキャビネット本体11の開口部12から手前側に引き出す際に指を引っかけることができるように切り欠き(図示せず)が設けられている。さらに、切り欠きを除く下部保持板23bの内面側には、キャビネット本体11の開口部12内に内蔵されている磁石と引き合う磁石(図示せず)が貼着されている。
ガイド部材27は長尺状の中空角材であり、キャビネット本体11の内側の面の角部に設けられた中空のレール28内を摺動可能となるように形成されている。このガイド部材27は、4角に設けられたレール28とそれぞれ対応するように、上部保持板23aの両側端部に2箇所、下部保持板23bの両側端部に2箇所、合計4箇所設けられている。ガイド部材27がレール28内を前後方向に摺動することによって、扉本体30はキャビネット本体11の開口部12から前後方向自在に移動する。
以上のように構成される本実施の形態における洗面台ユニット1の使用状態について説明する。図6は、本実施の形態における洗面台ユニット1の使用状態を示す図である。
本実施の形態における洗面台キャビネット10では、扉板21が360度回転することができるので、使用者は、扉本体30を開口部12に収容する際に、鏡24を正面に向けた状態にするか、もしくは棚板22が設けられた収納棚側を正面に向けた状態にするかを好みによって選ぶことができる。ここでは、鏡24が正面に向いた状態で扉本体30が開口部12に収容されている状態を最初の状態として説明する。なお、扉板21の棚板22には、歯磨き用具や洗顔料、整髪剤やドライヤーなどの複数の物品が収納されている。
図6に示すように、歯磨きや洗顔などの作業を行う場合、まず、歯磨き用具や洗顔料などの物品を収納棚から取り出すために、使用者は、下部保持板23bに設けられた切り欠きに指を引っかけて、扉本体30をキャビネット本体11の開口部12から手前側に引き出す。なお、扉本体30は、通常、扉本体30の下部保持板23bの内面側に貼着された磁石とキャビネット本体11の開口部12に内蔵された磁石との吸引力によって、地震などの不意の振動によって扉本体30が手前側に飛び出さないようにキャビネット本体11の開口部12に固定されているが、使用者が力を加えれば容易に手前側に引き出すことができる。このとき、扉構造20の4角となる位置に設けられた扉構造20の案内部となるガイド部材27が、それぞれレール28内を摺動することにより、扉本体30は、がたついたり途中で引っ掛かったりせずにスムーズに引き出される。
使用者は、扉本体30を自分に最も近い位置まで引き出したら、次に、所望する物品が自分から一番近い所に位置するように、扉板21の端部を持ち回転させて、収納棚を自分の方に向ける。扉板21は、軸支部26a,26bにより、水平方向中心位置を軸支されており、これにより、扉板21が回転する領域を最も小さくすることができるので、扉板21の回転の際に、他の扉構造20に当たったりすることなく、滑らかに収納棚を自分の方に向けることができる。所望する物品を取り出したら、鏡24が正面となるように再び扉板21を回転させる。そして、扉板21をキャビネット本体11の開口部12へと押し戻すことによって、扉本体30は元の位置に収容され、扉本体30の下部保持板23bの内面側に貼着された磁石とキャビネット本体11の開口部12に内蔵された磁石との吸引力によって固定される。
以上のように、本実施の形態では、扉本体30がキャビネット本体11の開口部12から前後方向に自在に移動し、さらに、扉板21が鉛直方向を軸として回転するので、使用者は、扉本体30の前後方向の移動距離ならびに扉板21の角度を調整することによって、洗面ボウル2の分だけ身を前に乗り出したり、つま先立って伸び上がったり腕を余計に伸ばしたりすることなく、最も楽な姿勢で物品を取り出したり収納したりすることができる。また、物品の取り出しや収納が終われば、扉本体30を押し戻してキャビネット本体11の開口部12に収容することにより、扉本体30は必要な時だけ手前側に引き出された状態となるので、扉本体30が使用者の邪魔になることもない。
また、本実施の形態によれば、扉本体30の下部保持板23bに手が届きさえすれば、扉本体30を手前側に引き出して所望する物品が自分から一番近い所に位置するように扉板21を回転させることができるので、子供やお年寄りなどの背丈が小さい者や車いすを使用する身障者などであっても、楽な姿勢で物品を取り出したり収納したりすることができる。
また、例えば、化粧をしたりコンタクトレンズを目に装着したりするときなど、鏡を間近において見たい場合、従来の洗面台キャビネットでは、洗面ボウルの分だけ体を前に乗りださなければならなかったが、本実施の形態では、扉本体30が前後方向に自在に移動し、さらに、扉板21が鉛直方向を軸として回転することにより、鏡24との距離や角度を使用者の好みの状態に調整して楽な姿勢で作業を行うことができる。特に、本実施の形態のように、扉構造20を3つ備えて三面鏡として機能させる場合には、それぞれの扉本体30の前後方向の移動距離や、それぞれの鏡24の回転角度を自分の好みの位置に調整して、体の側面や背面側、また後頭部など、従来、非常に見にくかった部分についても詳細に見ることができ、さらに使い勝手のよい洗面台キャビネット10とすることができる。
なお、キャビネット本体11に設ける扉構造20の数は、上記実施の形態に限るものではなく、図7(a)に示すように、1つだけ設けた一面鏡キャビネットとしてもよく、また、図7(b)に示すような二面鏡キャビネットや、4つ以上設けたキャビネットとしてもよい。また、二面鏡キャビネットや三面鏡キャビネットにおいては、複数設けられる鏡面のうち1つか2つのみを本実施の形態における扉構造20に置き換えたものとしてもよい(図7(c)参照)。
また、扉構造20は、キャビネット前面の扉として、例えば、化粧机を備える化粧台ユニットのキャビネットや下駄箱、台所用品を収納するキッチンキャビネットやトイレに設置されたキャビネット、パソコンなどの電子機器類を収納するキャビネット等、あらゆるキャビネットに使用することができる。
この場合、取り付けられるキャビネットの用途によって、扉構造20の棚板22の構造や取り付け方を変化させるとよい。例えば、キッチンキャビネットなどの大きな収納力を必要とするものにおいては、図8(a)に示すように、扉板21の両面に棚板22を取り付けるとよい。これにより、片面だけに棚板22を取り付けた場合と比べて2倍の収容量を確保することができる。さらに、扉構造を下駄箱などに使用する場合は、図8(b)に示すように、扉板21の片面側をアクリル板や合板などの化粧板34とし、もう片面側に、棚板32を扉板21に対して鋭角となるように取り付けてもよい。これにより、収納棚に対する靴の出し入れを容易にすることができる。また、靴を収納した状態では化粧板34が正面となるように回転させておけば、収納した靴が周囲から見えることがないので、下駄箱が配置される玄関の美観を損なうこともない。また、扉構造を、パソコンなどの電子機器類を収納するキャビネットに使用する場合は、重量が大きい電子機器類を支持するため、剛性の高い材料で形成された棚板を使用するとよい。また、セキュリティ機能を高めるために、扉構造に、鍵によるロック機構を設けるとよい。
また、本実施の形態における扉構造20が使用されるキャビネットとしては、上記実施の形態における箱体のものに限らず、前面が開口していれば、壁を刳り抜いて作成した空間も含まれる。本実施の形態における扉構造20は、このような壁を刳り抜いて形成した空間の前面の扉として使用することもできる。
また、本実施の形態における扉構造20には、ガイド部材27が案内部として設けられているが、これに限らず、扉本体30を前後方向に自在に移動させるものであればどのようなものであってもよい。例えば、図9(a)に示すように断面コ字状に形成されたレールが複数連結されたガイド部材37を用いたり、図9(b)に示すように折りたたみ可能に連結させたりすることによって、案内部そのものを伸縮可能に形成した場合は、扉本体30の引出し距離を、このキャビネットを備え付ける洗面台3などの台座の奥行きに合わせて自在に調整することができる(図9(c)参照)。
また、本実施の形態における扉構造20は、使用者が下部保持板23bに設けられた切り欠きに指を引っかけて、扉本体30をキャビネット本体11の開口部12から手前側に引き出していたが、これに限らず、扉本体30を付勢力によってキャビネット本体11の開口部12から手前側に突出させる構成としてもよい。例えば、扉本体30を引出し側に付勢するエアーダンパやオイルダンパなどをガイド部材に使用したり、または上部保持板23aとキャビネット本体11の開口部12との間にスプリング等を設けたりしてもよい。これにより、使用者が扉本体30を引き出すために力を加え続けなくても、エアーダンパやオイルダンパ、スプリング等の付勢力により、扉本体30を手前側に突出させることができる。
また、ガイド部材に、扉本体30をキャビネット本体11の開口部12から手前側に押し出すための駆動装置を設け、この駆動装置の駆動を制御する制御装置、例えば、ボタンやペダルなど、手や足で操作できる装置をキャビネット本体11や洗面台ユニット1に設けてもよい。これにより、使用者が扉本体30を引き出すために力を加えなくても、使用者が制御装置を操作して、駆動装置の駆動力により扉本体30を手前側に引き出したり押し戻したりすることができる。
このように、扉本体30をキャビネット本体11の開口部12から手前側に引き出すための付勢部材や駆動装置を設けることにより、子供やお年寄りなど、扉本体30に手が届きにくい使用者にとっても使い勝手のよいキャビネットとすることができる。
本発明のキャビネットの扉構造は、キャビネット前面の扉として有用である。さらに、本発明のキャビネットの扉構造を備えたキャビネットは、使用者が楽な姿勢で物品を取り出したり収納したりすることができるキャビネットとして好適に用いることができる。
本実施の形態における洗面台ユニットの斜視図である。 本実施の形態における洗面台キャビネットの斜視図であり、(a)は扉本体を収容した状態、(b)は扉本体を引き出した状態を示す図である。 図2(a)の水平断面図である。 本実施の形態における洗面台キャビネットの扉本体を引き出した状態を示す平面図である。 扉板の回転の様子を示す図である。 本実施の形態における洗面台ユニットの使用状態を示す図である。 (a)〜(c)は他の実施の形態におけるキャビネットを示す図である。 (a)、(b)は他の実施の形態における収納棚の構造を示す図である。 (a)、(b)は他の実施の形態における案内部の斜視図であり、(c)は(a)のガイド部材を用いたキャビネットの側面図である。
符号の説明
1 洗面台ユニット
2 洗面ボウル
3 洗面台
10 洗面台キャビネット
11 キャビネット本体
12,12a,12b 開口部
13 仕切り板
20 扉構造
21 扉板
22,32 棚板
23a 上部保持板
23b 下部保持板
24 鏡
25 保護枠
26a,26b 軸支部
27,37 ガイド部材
28 レール
30 扉本体
34 化粧板

Claims (7)

  1. キャビネット前面の扉として使用されるキャビネットの扉構造であって、
    扉板と、該扉板に設けられた棚板と、前記扉板を鉛直方向に軸支して、前記扉板を回転自在に保持する保持部とを備えた扉本体と、
    前記扉本体を、前記キャビネット前面から前後移動自在に案内する案内部と
    を備えたことを特徴とするキャビネットの扉構造。
  2. 前記保持部は、前記扉板の水平方向中心となる位置で前記扉板を軸支することを特徴とする請求項1記載のキャビネットの扉構造。
  3. 前記棚板は、前記扉板の一方の面に設けられ、
    前記扉板の他方の面には鏡が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のキャビネットの扉構造。
  4. 請求項1から3のいずれかの項に記載のキャビネットの扉構造を備えたキャビネット。
  5. 請求項1から3のいずれかの項に記載のキャビネットの扉構造を備えた洗面台ユニット。
  6. 請求項1から3のいずれかの項に記載のキャビネットの扉構造を備えた化粧台ユニット。
  7. 請求項1から3のいずれかの項に記載のキャビネットの扉構造を備えた下駄箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113995327A (zh) * 2021-10-28 2022-02-01 深圳市经纬纵横科技有限公司 一种智能家居用多功能镜柜

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