JP2007006923A - 吸収性物品の個装体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 吸収性物品の少なくとも一層を形成させる帯状の原料シート1A上に、帯状の剥離シート30を、両者間に粘着剤を介在させて連続的に積層させる積層工程、積層体8を切り出す工程、積層体8を包装材の連続シート40と重ねた状態で一体に折り畳む工程、該連続シート40の所定箇所をシールし、個々の個装体に切断する工程とを具備し、積層工程においては、帯状の剥離シート30を、その少なくとも一方の側縁の位置が、原料シート1Aにおける吸収性物品を形成する部分1’の長手方向の端部位置1a’より若干内側に位置するように積層させる。
【選択図】 図3
Description
このような個装体として、吸収性物品の非肌当接面にショーツ等に固定するためのズレ止め用の粘着剤が設けられており、その粘着剤を被覆する剥離シートが包装材に固定されているものが知られている。
このような構成の個装体の製造方法として、例えば、積層された帯状の表面シートと帯状の不織布(吸収体に相当)に、帯状の裏面シートに、粘着剤を塗工した帯状の離型紙を積層した後、個々の吸収性物品の形状となるように剥離紙と一体的に打ち抜いて、離型紙付きの吸収性物品を得る方法が知られている(特許文献1参照)
しかし、この方法で得られる吸収性物品を包装材と重ねて折り畳んで個装体としても、吸収性物品と剥離シートとが一体的に打ち抜かれて同形状であるため、個装体から吸収性物品を取り出す際に、吸収性物品と剥離シートとを剥離させにくいという問題がある。
しかし、この方法で得られる個装体は、剥離シートが小型で、粘着剤を塗工できる範囲が狭い範囲に限られるため、ズレ止め性能が良好ではなく、また、粘着剤を塗工した剥離シートを切断し、間欠配置する装置が必要であるため、製造装置が複雑となるという問題がある。
本発明の吸収性物品の個装体は、吸収性物品を取り出す際に、該吸収性物品を剥離シートから容易に剥離させることができ、また、吸収性物品のズレ止め性能が良好であり、吸収性物品の側縁の位置と剥離シートの側縁の位置とが一致しているため、幅方向両端部の剛性が高められているので個装体集積時の安定化が図られる他、パンティライナーの使用直前まで剥離シートと一体化しているので、携帯時の形崩れ防止に寄与することができる。
本発明の吸収性物品の個装体の一実施形態である個装体10は、図1及び図2に示すように、パンティライナー(おりものシート)1と、該パンティライナー1の非肌当接面側(着用時に着用者の肌側とは反対側に配される側)に粘着剤2を介して剥離可能に接合されている剥離シート3と、該パンティライナー1を包装する包装材4とを具備する。
パンティライナー1は、図示しないが、肌当接面側に位置する液保持層と非肌当接面側に位置する防漏層とからなり、液保持層と防漏層とは互いに積層された状態で、それぞれの周縁部を、ヒートエンボス加工等の公知の接合処理により一体化されて、周縁シール部13が形成されている。
本発明における摘み部11,12となっている。摘み部11,12の非肌当接面側は、他のシート材を介することなく、直接包装材4に対向しており、各摘み部と包装材4との間は、粘着も接着もされていない。
剥離シート3は、各摘み部11,12に対向する部分がない以外は、パンティライナー1と同じ外形を有し、摘み部以外の部分においては、パンティライナー1の輪郭と剥離シート3の輪郭とが一致している。
パンティライナー1の長手方向における、包装材4の開封開始端4a側の端部1a側においては、図2に示すように、粘着剤2の最外位置2aよりも接着剤5の最外位置5aがより外側にあることが、パンティライナー1を剥離シート3から剥離する際に、パンティライナー1と共に剥離シート3を摘んで引っ張ることを防止できる観点から好ましい。
パンティライナー1を構成する液保持層2としては、液透過性の表面シートと液保持性の吸収体とを積層したものを用いることができる。表面シートとしては、各種製法による不織布、開孔フィルム、これらの積層体等を用いることができる。吸収体としては、パルプ繊維等の繊維集合体又はこれと吸水性ポリマーとを併用したもの等を用いることができる。また、吸収体として、吸収紙、乾式パルプシート、積繊したシート状パルプウエブ、吸収性ポリマーシート(不織布、紙、高吸収性ポリマー等により構成)等の吸収シートを用いることもできる。
本実施形態の製造方法においては、先ず、パンティライナー1の液保持層と防漏層とを形成させる帯状の原料シート1A上に、片面に粘着剤2を塗工した帯状の剥離シート30を、該粘着剤2が塗工された面を原料シート1A側に向けた状態で連続的に供給して積層させる。剥離シート30の積層の際には、剥離シート30の流れ方向における両側縁30aの位置が、それぞれ、原料シート1Aにおけるパンティライナー1を形成する部分の長手方向の端部位置1a’及び1b’より若干内側に位置するように積層させる。
本実施形態においては、粘着剤2を、図4に示すように、粘着剤塗工機20を用いて、剥離シート30の流れ方向に間欠的に塗工しており、また、剥離シート30を積層する前の原料シート1Aに対して、図4に示すように、一対のシールロールを備えた公知のシール装置Aにより、上述した周縁シール部13を形成している。
例えば、上述した実施形態においては、パンティライナー1の両端部に摘み部を形成したが、パンティライナー1の長手方向の一端部のみに摘み部を形成しても良い。
また、吸収性物品の少なくとも一層を形成させる帯状の原料シートとして、パンティライナー1の防漏層のみを形成する帯状の原料シート(例えば、樹脂フィルムのみからなる帯状シート等)に、帯状の剥離シートを積層した後、この積層体に対して液保持層を形成する帯状のシートを積層し、その積層体を、パンティライナー1の外形と同形状に一体的に打ち抜いても良い。
また、剥離シート3と包装材4とは、熱シールや超音波シールによって接合されてもよい。
また、表面シートの両側部で裏面シートの非肌当接面側を被覆し、該表面シートの両側部により構成された非肌当接面に、粘着剤を介して、剥離シートを接合する構成とすることもできる。
また、本発明の製造方法において、原料シートと帯状の剥離シートとの間に介在させる接着剤2は、上述した実施形態におけるように、帯状の剥離シートに予め塗工しておいてもよいが、それに代えて、原料シート側に予め塗工しておいても良いし、原料シートと剥離シートとの合流点に粘着剤を供給するようにしても良い。
2 粘着剤
3 剥離シート
4 包装材
5 接着剤
10 個装体
1A 原料シート
30 帯状の剥離シート
80 積層シート
8 積層体
40 包装材の連続シート
Claims (4)
- 吸収性物品と、該吸収性物品の非肌当接面側に粘着剤を介して剥離可能に接合されている剥離シートと、該吸収性物品を包装する包装材とを具備する吸収性物品の個装体の製造方法であって、
吸収性物品の少なくとも一層を形成させる帯状の原料シート上に、帯状の剥離シートを、両シート間に粘着剤を介在させて連続的に積層させる積層工程、前記原料シートと前記剥離シートとが積層された帯状の積層シートから、吸収性物品の外形と同形状の積層体を切り出す切断工程、切り出した積層体を包装材の連続シートと重ねた状態で一体に折り畳む折り畳み工程、及び、包装材の連続シートの所定箇所をシールし、個々の個装体に切断する分離工程とを具備し、
前記積層工程においては、前記帯状の剥離シートを、その少なくとも一方の側縁の位置が、前記原料シートにおける吸収性物品を形成する部分の長手方向の端部位置より若干内側に位置するように積層させる吸収性物品の個装体の製造方法。 - 前記帯状の剥離シートの前記一方の側縁は、前記包装材の連続シートにおける、個装体とされたときに開封開始端となる方の側縁側の側縁である請求項1記載の吸収性物品の個装体の製造方法。
- 前記吸収性物品は、液保持層及び防漏層を具備し、前記帯状の原料シートは、該液保持層と該防漏層とが積層された構造を有している、請求項1記載の吸収性物品の個装体の製造方法。
- 吸収性物品と、該吸収性物品の非肌当接面側に粘着剤を介して剥離可能に接合されている剥離シートと、該吸収性物品を包装する包装材とを具備する吸収性物品の個装体であって、
吸収性物品は、その長手方向の両端部のうちの少なくとも一端部に、前記剥離シートの端縁より外方に延出した摘み部を有し、該摘み部以外の部分においては、吸収性物品の輪郭と剥離シートの輪郭とが一致している、吸収性物品の個装体。
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