JP2007006217A - 中継装置および中継方法 - Google Patents

中継装置および中継方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007006217A
JP2007006217A JP2005184922A JP2005184922A JP2007006217A JP 2007006217 A JP2007006217 A JP 2007006217A JP 2005184922 A JP2005184922 A JP 2005184922A JP 2005184922 A JP2005184922 A JP 2005184922A JP 2007006217 A JP2007006217 A JP 2007006217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sip
address
invite message
network
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005184922A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Sato
裕介 佐藤
Makoto Kumada
誠 熊田
Katsuo Fujihashi
勝雄 藤橋
Yoshie Yamaguchi
芳枝 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Communication Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Communication Technologies Ltd filed Critical Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority to JP2005184922A priority Critical patent/JP2007006217A/ja
Publication of JP2007006217A publication Critical patent/JP2007006217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】ネットワークにSIPサーバを設けなくても、該ネットワークに接続されたSIP端末を他のネットワーク側のSIP端末に接続することのできる技術を提供する。
【解決手段】NATルータ1は、WAN4側のSIP端末2AからINVITEメッセージが着信した場合に、当該INVITEメッセージの宛先SIP-URIに対応するLAN5のローカルIPアドレスを特定し、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスを当該特定したIPアドレスに変更して、当該INVITEメッセージをLAN5に送出する。また、LAN5に接続されたSIP端末2BからINVITEメッセージが着信した場合に、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスに従い、当該INVITEメッセージをWAN4内のSIPサーバ3に送出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なるネットワークに接続されたSIP(Session Initiation Protocol)端末間を中継する技術に関する。
特許文献1には、アドレス体系の異なるネットワーク間の相互接続に関し、アドレス変換装置を用いることで、アドレス変換処理を行い端末装置(例えばSIP端末)間を接続させる技術が開示されている。
特開2003-174466号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、アドレス変換装置に接続される複数の網内に各々SIPサーバが配置され、そのSIPサーバがSIP端末を管理していることが前提となるものであり、SIPサーバ無しではSIP端末間の通信は成立たないものであった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の自的は、ネットワーク内にSIPサーバを設けず、アドレス変換のみを行うことで異なるネットワーク(例えばWAN(Wide Area Network)とLAN(Local Area Network))に接続されているSIP端末間を接続することのできる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、第1のネットワーク(例えばWAN)側のSIP端末からINVITEメッセージが着信した場合に、当該INVITEメッセージの宛先SIP-URIに対応する第2のネットワーク(例えばLAN)におけるIPアドレスを特定し、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスを当該特定したIPアドレスに変更して、当該INVITEメッセージを第2のネットワークに送出する。また、第2のネットワークに接続されたSIP端末からINVITEメッセージが着信した場合に、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスに従い、当該INVITEメッセージを第1のネットワークに接続されたSIPサーバに送出する。
例えば、本発明の中継装置は、第1のネットワークに接続されたSIP端末と、第2のネットワークに接続されたSIP端末との間を中継する中継装置であって、
前記第2のネットワークに接続されたSIP端末のSIP-URIと前記第2のネットワークにおけるIPアドレスとの対応関係を記憶するアドレス対応関係記憶手段と、
前記第2のネットワーク側からINVITEメッセージを受信した場合に、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスに従い、前記第1のネットワークに接続されたSIPサーバへ当該INVITEメッセージを中継すると共に、
前記第1のネットワーク側からINVITEメッセージを受信した場合に、前記アドレス対応関係記憶手段を用いて、当該INVITEメッセージに格納されている宛先SIP-URIに対応するIPアドレスを特定し、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスを当該特定したIPアドレスに変更して、前記第2のネットワークに接続されたSIP端末へ当該INVITEメッセージを中継する中継処理手段と、を有する。
本発明によれば、第2のネットワーク内にSIPサーバを設けなくても、第2のネットワークに接続されたSIP端末を第1のネットワーク側のSIP端末に接続できる。
以下に本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるNAT(Network Address Translation)ルータ1を用いたIP電話システムの概略図である。
図1において、NATルータ1は、WAN4に接続されたSIP端末2Aと、LAN5に接続されたSIP端末2Bとの間を中継する。WAN4内には複数のSIPサーバ3が設けられている。ここで、LAN5に接続された各SIP端末2Bを配下とするSIPサーバ3は、各SIP端末2BのSIP-URIをルータ1のグローバルIPアドレスに対応付けて管理しており、他のSIPサーバ3あるいは配下のSIP端末2Aから受信したINVITEメッセージの宛先SIP-URIが、いずれかのSIP端末2BのSIP-URIである場合、当該INVITEメッセージの宛先IPアドレスを、ルータ1に割り当てられたグローバルIPアドレスに変更して、当該INVITEメッセージをWAN4に送出する。
図2は、NATルータ1の概略図である。
図示するように、NATルータ1は、WAN4に接続するためのWANインターフェース部11と、LAN5に接続するためのLANインターフェース部12と、INVITEメッセージ検出部13と、NAT機能付ルーティング処理部14と、INVITEメッセージアドレス変換処理部15と、アドレス対応関係記憶部16と、を有する。
INVITEメッセージ検出部13は、WANインターフェース部11を介してWAN4から受信したIPパケットのペイロードに格納されているデータがSIPのINVITEメッセージであるか否かを判断する。この判断処理は、具体的には次のようにして行う。すなわち、先ず、IPパケットのペイロードに格納されているデータが、SIPパケットのフレーム構成を有しているか否か調べることで、該データがSIPパケットであるか否かを判断する。次に、該データがSIPパケットと判断されたならば、該データの所定の位置(SIPパケットのヘッダ位置)を調べ、該データがINVITEメッセージであるか否かを判断する。INVITEメッセージ検出部13は、WANインターフェース部11を介してWAN4から受信したIPパケットのペイロードに格納されているデータがINVITEメッセージであると判断した場合、当該IPパケットをINVITEメッセージ変換処理部15に出力する。一方、INVITEメッセージでないと判断した場合、当該IPパケットをNAT機能付ルーティング処理部14に出力する。
同様に、INVITEメッセージ検出部13は、LANインターフェース部12を介してLAN5から受信したIPパケットのペイロードに格納されているデータがSIPのINVITEメッセージであるか否かを判断する。INVITEメッセージであると判断した場合は、当該IPパケットをINVITEメッセージ変換処理部15に出力する。一方、INVITEメッセージでないと判断した場合、当該IPパケットをNAT機能付ルーティング処理部14に出力する。
NAT機能付ルーティング処理部14は、INVITEメッセージ検出部13から受け取ったIPパケットの宛先アドレスに従ってルーティング処理を行い、当該IPパケットをWANインターフェース部11およびLANインターフェース部12のいずれかに出力する。具体的には、IPパケットの宛先アドレスがLAN5のローカルIPアドレスである場合は、当該IPパケットをLANインターフェース部12を介してLAN5に送出する。一方、IPパケットの宛先アドレスがグローバルIPアドレスである場合は、当該IPパケットをWANインターフェース部11を介してWAN4に送出する。なお、IPパケットの宛先アドレスが自NATルータ1に割り当てられたグローバルIPアドレスである場合は、ルーティング処理に先立ってNAT処理を行い、当該IPパケットの宛先アドレスを対応するLAN5のローカルIPアドレスに変更する。それから、当該IPパケットのルーティング処理を行う。
同様に、NAT機能付ルーティング処理部14は、INVITEメッセージアドレス変換処理部15から受け取ったIPパケットの宛先アドレスに従ってルーティング処理を行い、当該IPパケットをWANインターフェース部11およびLANインターフェース部12のいずれかに出力する。
なお、NAT機能付ルーティング処理部14が行うルーティング処理およびNAT処理は、既存のNATルータが行うルーティング処理およびNAT処理と同様である。
アドレス対応関係記憶部16には、各SIP端末2BのSIP-URIとローカルIPアドレスとの対応関係が記憶されている。図3は、アドレス対応関係記憶部16の登録内容を模式的に示した図である。図示するように、アドレス対応関係記憶部16には、SIP端末2B毎にレコード1600が登録されている。レコード1600は、SIP-URIを登録するフィールド1601と、ローカルIPアドレスを登録するフィールド1602とを有する。
INVITEメッセージアドレス変換処理部15は、アドレス対応関係記憶部16を用いて、INVITEメッセージ検出部13から受け取ったIPパケットの宛先IPアドレスを変更する。それから、当該IPパケットをNAT機能付ルーティング処理部14に出力する。
具体的には、INVITEメッセージ検出部13から受け取ったIPパケットに格納されているINVITEメッセージの宛先SIP-URIが図3に示すアドレス対応関係記憶部16に記憶されているか否かを調べる。記憶されている場合は、当該宛先SIP-URIに対応付けられてアドレス対応関係記憶部16に記憶されているローカルIPアドレスを特定する。そして、当該IPパケットの宛先IPアドレスを、当該特定したローカルIPアドレスに変更する。それから、当該IPパケットをNAT機能付ルーティング処理部14に出力する。
一方、INVITEメッセージ検出部13から受け取ったIPパケットに格納されているINVITEメッセージの宛先SIP-URIがアドレス記憶部16に記憶されていない場合は、当該IPパケットの宛先IPアドレスを変更することなく、当該IPパケットをNAT機能付ルーティング処理部14に出力する。
上述したNATルータ1は、例えば図4に示すような、CPU51と、プログラムが記憶されているプログラムメモリ52と、データが記憶されているデータメモリ53と、NIC(Network Interface Card)55、56と、これら各構成要素51〜56を相互接続する内部バス57と、を有するコンピュータシステムにおいて、CPU51がプログラムメモリ52に記憶されているプログラムを実行することで実現される。この場合、アドレス対応関係記憶16にはデータメモリ53が、そして、WANインターフェース部11、LANインターフェース部12にはNIC55、56が用いられる。
次に、図1に示すIP電話システムの動作を説明する。
先ず、WAN4に接続されたSIP端末2A(IPアドレス:202.163.0.12、SIP-URI:1000@***)が、LAN5に接続されたSIP端末2B(IPアドレス:192.168.1.10、SIP-URI:1111@***)に発信する場合を例にとり説明する。
図5は、SIP端末2A(IPアドレス:202.163.0.12、SIP-URI:1000@***)がSIP端末2B(IPアドレス:192.168.1.10、SIP-URI:1111@***)に発信する場合における、図1に示すIP電話システムの動作を説明するための図である。ここでは、SIP端末2Aを配下とするSIPサーバ3をSIPサーバ3A(IPアドレス:205.145.0.13)とし、SIP端末2Bを配下とするSIPサーバ3をSIPサーバ3B(IPアドレス:201.165.1.10)としている。
SIP端末2A(IPアドレス:202.163.0.12、SIP-URI:1000@***)がオフフックされて、通話相手であるSIP端末2B(IPアドレス:192.168.1.10、SIP-URI:1111@***)の電話番号がダイヤルされると、SIP端末2Aは、例えばITU-T(International Telecommunication Union Standardization Section)勧告のE.164で定められているENUM(Telephone Number Mapping)に従って、この電話番号をSIP-URI(1111@***)に変換する。そして、宛先SIP-URIを当該変換したSIP-URIとするINVITEメッセージを生成し、このINVITEメッセージをIPパケットに格納して、最寄のSIPサーバ3A(IPアドレス:205.145.0.13)に送信する(S1001)。
SIPサーバ3Aは、SIP端末2AからINVITEメッセージを格納したIPパケットを受信すると、このINVITEメッセージの宛先SIP-URIを調べ、当該SIP-URIを持つSIP端末2Bが自SIPサーバ3Aの配下にあるか否かを調べる。この場合、SIP端末2Bは自サーバ3Aの配下にないので、SIPサーバ3Aは、このIPパケットの宛先IPアドレスを例えば最寄りのSIPサーバ3B(IPアドレス:201.165.1.10)に変更して、WAN4に送信する(S1002)。
SIPサーバ3Bは、SIPサーバ3AからINVITEメッセージを格納したIPパケットを受信すると、このINVITEメッセージの宛先SIP-URIを調べ、当該SIP-URIを持つSIP端末2Bが自SIPサーバ3Bの配下にあるか否かを調べる。ここで、SIPサーバ3Bには、NATルータ1のIPアドレスが該宛先SIP-URIに対応付けられて登録されている。このため、SIPサーバ3Bは、NATルータ1を当該INVITEメッセージの宛先と認識し、このIPパケットの宛先IPアドレスをNATルータ1(IPアドレス:210.145.1.10)に変更して、WAN4に送信する(S1003)。
NATルータ1において、INVITEメッセージ検出部13は、WANインターフェース部11を介してSIPサーバ3BからINVITEメッセージを格納したIPパケットを受信すると、このIPパケットをINVITEメッセージ変換処理部15に出力する。INVITEメッセージ変換処理15は、INVITEメッセージ検出部13から受け取ったIPパケットに格納されているINVITEメッセージの宛先SIP-URIがアドレス対応関係記憶部16に記憶されているか否かを調べる。この場合、INVITEメッセージの宛先SIP-URI(1111@***)がアドレス対応関係記憶部16に記憶されている。そこで、INVITEメッセージ変換処理15は、このIPパケットの宛先IPアドレスを、INVITEメッセージの宛先SIP-URI(1111@***)に対応付けられてアドレス対応関係記憶部16に記憶されているローカルIPアドレス(192.168.1.10)に変更して、NAT機能付ルーティング処理部14に出力する。NAT機能付ルーティング処理部14は、INVITEメッセージ変換処理15から受け取ったIPパケットを、LANインターフェース部12を介してLAN5に送信する(S1004)。
SIP端末2Bは、NATルータ1を介してSIPサーバ3BからINVITEメッセージを格納したIPパケットを受信すると、ALERTを出力する共に、ALERT中であることを示す180Ringingに自身のIPアドレスを付加し、NATルータ1経由でSIP端末2Aに送信する。これにより、SIP端末2Aは、通話相手であるSIP端末2BのIPアドレスを取得する。また、SIP端末2AがRBTを出力する。
さて、SIP端末2Bがオフフックされると、SIP端末2Bは応答を示す200OKをNATルータ1経由でSIP端末2Aに送信する(S1005)。これを受信したSIP端末2AはRBT送出を停止する。これにより、SIP端末2AおよびSIP端末2B間に通話チャネルが形成される(S1006)。
次に、LAN5に接続されたSIP端末2B(IPアドレス:192.168.1.10、SIP-URI:1111@***)が、WAN4に接続されたSIP端末2A(IPアドレス:202.163.0.12、SIP-URI:1000@***)に発信する場合を例にとり説明する。
図6は、SIP端末2B(IPアドレス:192.168.1.10、SIP-URI:1111@***)がSIP端末2A(IPアドレス:202.163.0.12、SIP-URI:1000@***)に発信する場合における、図1に示すIP電話システムの動作を説明するための図である。ここでは、図5と同様に、SIP端末2Aを配下とするSIPサーバ3をSIPサーバ3A(IPアドレス:205.145.0.13)とし、SIP端末2Bを配下とするSIPサーバ3をSIPサーバ3B(IPアドレス:201.165.1.10)としている。
SIP端末2B(IPアドレス:192.168.1.10、SIP-URI:1111@***)がオフフックされて、通話相手であるSIP端末2A(IPアドレス:202.163.0.12、SIP-URI:1000@***)の電話番号がダイヤルされると、SIP端末2Bは、例えばENUMに従ってこの電話番号をSIP-URI(1000@***)に変換する。そして、宛先SIP-URIを当該変換したSIP-URIとするINVITEメッセージを生成し、このINVITEメッセージをIPパケットに格納して、最寄のSIPサーバ3B(IPアドレス:201.165.1.10)に送信する。このIPパケットは、NATルータ1を経由してSIPサーバ3Bに到達する(S2001)。
SIPサーバ3Bは、SIP端末2BからINVITEメッセージを格納したIPパケットを受信すると、このINVITEメッセージの宛先SIP-URIを調べ、当該SIP-URIを持つSIP端末2Aが自SIPサーバ3Bの配下にあるか否かを調べる。この場合、SIP端末2Aは自サーバ3Bの配下にないので、SIPサーバ3Bは、このIPパケットの宛先IPアドレスを例えば最寄りのSIPサーバ3A(IPアドレス:201.145.0.13)に変更して、WAN4に送信する(S2002)。
SIPサーバ3Aは、SIPサーバ3BからINVITEメッセージを格納したIPパケットを受信すると、このINVITEメッセージの宛先SIP-URIを調べ、当該SIP-URIを持つSIP端末2Aが自SIPサーバ3Aの配下にあるか否かを調べる。ここで、SIP端末2AはSIPサーバ3Aの配下にある。このため、SIPサーバ3Aは、受信したIPパケットの宛先IPアドレスをSIP端末2A(IPアドレス:202.163.0.12)に変更して、WAN4に送信する(S2003)。
SIP端末2Aは、SIPサーバ3AからINVITEメッセージを格納したIPパケットを受信すると、ALERTを出力する共に、ALERT中であることを示す180Ringingに自身のIPアドレスを付加し、NATルータ1に送信する。NATルータ1はNAT機能により、この180RingingをSIP端末2Bに中継する。これにより、SIP端末2Bは、通話相手であるSIP端末2AのIPアドレスを取得する。また、SIP端末2BがRBTを出力する。
さて、SIP端末2Aがオフフックされると、SIP端末2Aは応答を示す200OKをNATルータ1に送信する。NATルータ1はNAT機能により、この200OKをSIP端末2Bに中継する(S2004)。これを受信したSIP端末2BはRBT送出を停止する。これにより、SIP端末2BおよびSIP端末2A間に通話チャネルが形成される(S2005)。
以上、本発明の一実施形態について説明した。
本実施形態において、NATルータ1は、WAN4側のSIP端末2AからINVITEメッセージが着信した場合に、当該INVITEメッセージの宛先SIP-URIに対応するSIP端末2BのローカルIPアドレスを特定し、当該INVITEメッセージの宛先IPアドレスを当該特定したローカルIPアドレスに変更して、当該INVITEメッセージをLAN5に送出する。また、LAN5側のSIP端末2AからINVITEメッセージが着信した場合に、当該INVITEメッセージの宛先IPアドレスに従い、当該INVITEメッセージをWAN5側のSIPサーバ3に送出する。したがって、本実施形態によれば、LAN5内にSIPサーバを設けなくても、LAN5側のSIPサーバ2BをWAN5側のSIP端末2Aに接続できる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、図3に示すアドレス対応関係記憶部16において、1つのSIP-URIに1つのローカルIPアドレスを対応付けている。しかし、本発明はこれに限定されない。1つのSIP-URIに複数のローカルIPアドレスを対応付けてもよい。この場合において、INVITEメッセージアドレス変換処理部15は、あるローカルIPアドレスに対してINVITEメッセージを送信して応答(200OK)を待ち、タイムアウト期間内に応答がなかった場合は、次のローカルIPアドレスにINVITEメッセージを送信して応答を待つ処理(スライド処理)を、WAN4側から着信したINVITEメッセージの宛先SIP-URIに対応付けられている複数のローカルIPアドレスに対して順番に行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、SIP-URIの代わりにユニークなIP電話番号を利用するようにしてもよい。つまり、SIP端末2A、2Bは、ユーザより入力された電話番号をSIP-URIに変更することなく、そのままINVITEメッセージの宛先番号として利用するようにしてもよい。この場合において、図3に示すアドレス対応関係記憶部16において、IP電話番号の所定桁数の上位桁を複数のローカルIPアドレスを対応付けてもよい。INVITEメッセージアドレス変換処理部15は、あるローカルIPアドレスに対してINVITEメッセージを送信して応答(200OK)を待ち、タイムアウト期間内に応答がなかった場合は、次のローカルIPアドレスにINVITEメッセージを送信して応答を待つ処理(スライド処理)を、WAN4側から着信したINVITEメッセージの宛先電話番号の所定桁数の上位桁に対応付けられている複数のローカルIPアドレスに対して順番に行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、図7に示すように、LAN5にローカルのSIPサーバ6を設けてもよい。そして、NATルータ1のINVITEメッセージアドレス変換処理部15をWANインターフェース部11を介して、WAN4側から着信したIPパケットに格納されているINVITEメッセージの宛先SIP-URIがアドレス対応関係記憶部16に記憶されていない場合、当該IPパケットの宛先IPアドレスをSIPサーバ6のローカルIPアドレスに変更して、当該IPパケットをNAT機能付ルーティング処理部14に出力するようにしてもよい。このようにすることで、NATルータ1が認識していないSIP端末2Bを宛先とするINVITEメッセージは、ローカルのSIPサーバ6を経由して当該SIP端末2Bに到達することになる。
また、上記の実施形態では、WAN4とLAN5との間にNATルータ1を配置しているが、異なるネットワーク間に配置するものであればよい。
また、上述したNATルータ1の各構成は、コンピュータがプログラムを実行することにより実現されるものでなくてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実行されるものでもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)など計算機によりソフトウエア的に実行されるものでもよい。
図1は本発明の一実施形態であるNATルータ1を用いたIP電話システムの概略図である。 図2はNATルータ1の概略図である。 図3はアドレス対応関係記憶部16の登録内容を模式的に示した図である。 図4はNATルータ1のハードウエア構成例を示す図である。 図5はSIP端末2AがSIP端末2Bに発信する場合における、図1に示すIP電話システムの動作を説明するための図である。 図6はSIP端末2BがSIP端末2Aに発信する場合における、図1に示すIP電話システムの動作を説明するための図である。 図7は図1に示すIP電話システムの変形例を示す図である。
符号の説明
1:NATルータ、2A、2B:SIP端末、3:SIPサーバ、4:WAN、5:LAN、6:SIPサーバ、11:WANインターフェース部、12:LANインターフェース部、13:INVITEメッセージ検出部、14:NAT機能付ルーティング処理部、15:INVITEメッセージアドレス変換処理部、16:アドレス対応関係記憶部

Claims (4)

  1. 第1のネットワークに接続されたSIP(Session Initiation Protocol)端末と、第2のネットワークに接続されたSIP端末との間を中継する中継装置であって、
    前記第2のネットワークに接続されたSIP端末のSIP-URI(Uniform Resource Identifier)と前記第2のネットワークにおけるIP(Internet Protocol)アドレスとの対応関係を記憶するアドレス対応関係記憶手段と、
    前記第2のネットワーク側からINVITEメッセージを受信した場合に、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスに従い、前記第1のネットワークに接続されたSIPサーバへ当該INVITEメッセージを中継すると共に、
    前記第1のネットワーク側からINVITEメッセージを受信した場合に、前記アドレス対応関係記憶手段を用いて、当該INVITEメッセージに格納されている宛先SIP-URIに対応するIPアドレスを特定し、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスを当該特定したIPアドレスに変更して、前記第2のネットワークに接続されたSIP端末へ当該INVITEメッセージを中継する中継処理手段と、を有すること
    を特徴とする中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記第1のネットワークに接続する第1のインターフェース手段と、
    前記第2のネットワークに接続する第2のインターフェース手段と、をさらに有し、
    前記中継処理手段は、
    前記第2のインターフェース手段を介して前記第2のネットワークから受信したINVITEメッセージを、前記第1のインターフェース手段を介して前記第1のネットワークへ中継すると共に、前記第1のインターフェース手段を介して前記第1のネットワークから受信したINVITEメッセージを、前記第2のインターフェース手段を介して前記第2のネットワークへ中継すること
    を特徴とする中継装置。
  3. 請求項1又は2に記載の中継装置であって、
    前記第2のネットワークに接続されたSIPサーバの前記第2のネットワークにおけるIPアドレスを記憶するアドレス記憶手段をさらに有し、
    前記中継処理手段は、
    前記第1のネットワーク側から受信したINVITEメッセージに格納されている宛先SIP-URIに対応するIPアドレスが前記アドレス対応関係記憶手段に記憶されていない場合、前記アドレス記憶手段に記憶されているIPアドレスを持つ前記第2のネットワークに接続されたSIPサーバへ当該INVITEメッセージを中継すること
    を特徴とする中継装置。
  4. 中継装置が第1のネットワークに接続されたSIP(Session Initiation Protocol)端末と第2のネットワークに接続されたSIP端末との間を中継する中継方法であって、
    前記第2のネットワーク側からINVITEメッセージを受信した場合に、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IP(Internet Protocol)アドレスに従い、前記第1のネットワークに接続されたSIPサーバへ当該INVITEメッセージを中継し、
    前記第1のネットワーク側からINVITEメッセージを受信した場合に、当該INVITEメッセージを格納するIPパケットの宛先IPアドレスを、当該INVITEメッセージに格納されている宛先SIP-URI(Uniform Resource Identifier)に対応付けられて予め設定されているIPアドレスに変更して、前記第2のネットワークに接続されたSIP端末へ当該INVITEメッセージを中継すること
    を特徴とする中継方法。
JP2005184922A 2005-06-24 2005-06-24 中継装置および中継方法 Pending JP2007006217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005184922A JP2007006217A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 中継装置および中継方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005184922A JP2007006217A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 中継装置および中継方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007006217A true JP2007006217A (ja) 2007-01-11

Family

ID=37691375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005184922A Pending JP2007006217A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 中継装置および中継方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007006217A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054909A (ja) * 2011-07-14 2012-03-15 Springsoft Inc 静的nat形成装置、リバースプロキシサーバ及び仮想接続制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003174466A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Hitachi Ltd アドレス変換装置、メッセージ処理方法および装置
JP2005136875A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Hitachi Ltd 通信制御装置
JP2006211601A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toshiba Corp アドレス変換装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003174466A (ja) * 2001-12-07 2003-06-20 Hitachi Ltd アドレス変換装置、メッセージ処理方法および装置
JP2005136875A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Hitachi Ltd 通信制御装置
JP2006211601A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toshiba Corp アドレス変換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012054909A (ja) * 2011-07-14 2012-03-15 Springsoft Inc 静的nat形成装置、リバースプロキシサーバ及び仮想接続制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8340089B2 (en) Apparatus and method for managing data transfer in VoIP gateway
EP1676370B1 (en) Method and media gateway for per-session network address translation (NAT) learning and firewall filtering in media gateway
US6772210B1 (en) Method and apparatus for exchanging communications between telephone number based devices in an internet protocol environment
EP1545096B1 (en) Apparatus and method for providing VoIP service
US8000236B2 (en) Media proxy able to detect blocking
JP2011176833A (ja) ハイブリッド通信ネットワークにおけるネットワークアドレスを取り出す方法およびシステム
JP2005236824A (ja) IPv6/IPv4トランスレータ
WO2012048753A1 (en) Connection control with b2bua located behind nat gateway
JP4094511B2 (ja) ネットワーク通信端末装置
US8594128B2 (en) Method and apparatus for enabling dynamic protocol interworking resolution with diverse endpoints
JP3761512B2 (ja) Ipネットワークにおける音声データ送受信自動選択システム及び方法並びにip端末
JP2008258917A (ja) 同一nat配下通信制御システム、nat装置、同一nat配下通信制御方法、及びプログラム
JP2001156852A (ja) ネットワークアドレス変換装置
JP2007006217A (ja) 中継装置および中継方法
US20060256777A1 (en) Communication system, exchange apparatus, and communication method
JP2008113381A (ja) 通信システム
JP2008205676A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
KR20120009587A (ko) Sip 서비스 시스템 및 그 제어방법
JP4249680B2 (ja) 構内電話システム及びその内線電話機収容方法
JP2006050552A (ja) 通信システム及びこの通信システムで使用される主装置、及び通信システムで使用される通信方法
JP2001136202A (ja) Tcp/ipにおけるコネクション設定方法および方式
JP4080937B2 (ja) ネットワーク間のパケット中継方法及びシステム
KR100673175B1 (ko) 이기종 망에서의 화상전화 연동 시스템 및 그 방법
JP4555005B2 (ja) プロトコル変換サーバ
JP2006197187A (ja) Isdn/ip通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080619

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100921