JP2008205676A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】端末の網接続環境情報に応じて、SIPメッセージの主信号用IPアドレス、ポート番号を適切に設定することで端末同士が確実に通信できるようにする。また、同一のNAT装置配下に接続されている端末同士の主信号通信では、NAT装置を越えて通信することなく、直接通信させる。
【解決手段】端末がNAT装置配下に接続されているか、接続されている場合にどのタイプのNAT装置であるかという網接続環境情報を把握する手段と、網接続環境情報に応じて端末から送信されるSIPメッセージ内の主信号通信用IPアドレス、ポート番号を端末同士が通信を行えるように設定する手段と、端末同士がNAT装置を介して直接通信できない場合は主信号を中継する手段を備える。
【選択図】図1A
【解決手段】端末がNAT装置配下に接続されているか、接続されている場合にどのタイプのNAT装置であるかという網接続環境情報を把握する手段と、網接続環境情報に応じて端末から送信されるSIPメッセージ内の主信号通信用IPアドレス、ポート番号を端末同士が通信を行えるように設定する手段と、端末同士がNAT装置を介して直接通信できない場合は主信号を中継する手段を備える。
【選択図】図1A
Description
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関し、特にネットワーク内にNAT(Network Address Translation)装置が接続されている場合における端末間通信の呼制御を行う情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
NAT装置について説明する。NAT装置は、プライベートIPアドレスと、インターネットに直接アクセス可能なグローバルなIPアドレスを相互に交換し、ローカルIPアドレスしか割り当てられていない端末から透過的にインターネットにアクセスできるようにする装置である。NAT装置は、ローカルIPアドレスしか割り当てられていない端末が通信するときに、通信パケットに記載されているローカルIPアドレス、ポート番号と、NAT装置に割り当てられているグローバルIPアドレス、ポート番号をマッピングする。
互いに異なるNAT装置配下に接続している端末同士が直接通信を行う場合、お互いの端末が割り当てられているローカルIPアドレス、ポート番号にマッピングされているNAT装置のグローバルIPアドレス、ポート番号を知らなければならない。
非特許文献1を参照すると、そのマッピングされたIPアドレス、ポート番号を知る方法として、STUN(Simple Traversal of User Datagram Protocol Through Network Address Translators)方式が提案されている。この方式がすべてのNAT装置に適用できるわけではない。それは、NAT装置のIPアドレス、ポート番号のマッピング方法に起因するものである。マッピング方法は、Full Coneタイプ、Restricted Coneタイプ、Port Restricted Coneタイプ、Symmetricタイプの4つに分類される。
関連する技術として、特開2006−253824号公報(特許文献1)に通信装置、通信方法、及び通信プログラムが開示されている。
この従来技術では、NAT機能は、Full Cone NAT、Restricted Cone NAT、Port Restricted Cone NAT、Symmetric NATの4タイプに類型化されている。そして、ルータのアドレス変換アルゴリズムの検査を要求するメッセージの送受信を繰り返し行うと共に、それに対する応答のメッセージが受信できなくなった場合に、更に判別を行うための検査を要求するメッセージを送信して、それに対する応答のメッセージの受信可否によりルータのアドレス変換アルゴリズムを高精度に判別する旨が開示されている。
この従来技術では、NAT機能は、Full Cone NAT、Restricted Cone NAT、Port Restricted Cone NAT、Symmetric NATの4タイプに類型化されている。そして、ルータのアドレス変換アルゴリズムの検査を要求するメッセージの送受信を繰り返し行うと共に、それに対する応答のメッセージが受信できなくなった場合に、更に判別を行うための検査を要求するメッセージを送信して、それに対する応答のメッセージの受信可否によりルータのアドレス変換アルゴリズムを高精度に判別する旨が開示されている。
前述のConeという名前がついたFull Coneタイプ、Restricted Coneタイプ、Port Restricted ConeタイプのNAT装置(Cone系NAT装置)であれば、STUNによって、NAT装置にマッピングされているグローバルIPアドレス、ポート番号を取得することができ、お互いに異なるNAT装置配下に接続されている端末同士での通信は可能である。ところが、非特許文献2に示すように、SymmetricタイプのNAT装置(Symmetric NAT装置)に関しては、STUNを利用しても、お互いの端末が通信を行うときに、NAT装置にマッピングされるIPアドレス、ポート番号を取得することができず通信することができないという問題が発生する。この場合、グローバルIPアドレスを割り当てられた中継装置が必要になる。
SIP(Session Initiation Protocol)を利用した通信に関して、NAT装置配下に接続された端末と通信する場合に前述と同様な問題が発生する。SIPメッセージのSDP(Session Description Protocol)に主信号通信用のIPアドレス、ポート番号が必要となるためである。
特開2006−005754号公報(特許文献2)にSIP信号変換方法、SIP−ALG装置、SIP信号変換プログラム、及び記録媒体が開示されている。
この従来技術では、SIP−ALG(SIP−Application Level Gateway)でSIP信号のIPアドレス、及びポート番号を変換するときに、プライベート網からグローバル網に送信されるSIP信号については、NAT装置の網識別情報、SDPの変換前のIPアドレス、及びポート番号、変換後のIPアドレス、及びポート番号を独自SIPヘッダとして設定する。また、グローバル網からプライベート網に送信されるSIP信号については、独自SIPヘッダと、NAT装置の網識別情報、及びSDPとを比較して、同一プライベート網の端末同士であるか否かを判定する。また、同一プライベート網の端末間でのSIP通信である場合、SDPのIPアドレス、及びポート番号を、独自SIPヘッダが持つ変換前のIPアドレス、及びポート番号に変換する。
この従来技術では、SIP−ALG(SIP−Application Level Gateway)でSIP信号のIPアドレス、及びポート番号を変換するときに、プライベート網からグローバル網に送信されるSIP信号については、NAT装置の網識別情報、SDPの変換前のIPアドレス、及びポート番号、変換後のIPアドレス、及びポート番号を独自SIPヘッダとして設定する。また、グローバル網からプライベート網に送信されるSIP信号については、独自SIPヘッダと、NAT装置の網識別情報、及びSDPとを比較して、同一プライベート網の端末同士であるか否かを判定する。また、同一プライベート網の端末間でのSIP通信である場合、SDPのIPアドレス、及びポート番号を、独自SIPヘッダが持つ変換前のIPアドレス、及びポート番号に変換する。
また、特開2006−101463号公報(特許文献3)にトンネル装置、中継装置、端末装置、呼制御システム、IP電話システム、会議装置、これらの制御方法、及びプログラムが開示されている。
この従来技術では、異なるLAN内の端末間で直路を設定しようとする際、自端末の受信ポートからFW越しにテストパケットを中継装置へ送信する一方、ホールパンチングパケットの送信は保留し、それでも相手方から所定時間内に音声パケットが届けば、自端末側のFWは、テストパケットの送信先だった中継装置とは異なるIPアドレスである相手方FWからのデータを通過させたことになるので、Full Cone NATと判別する。相手方から所定時間内に音声パケットが届かなかった場合は、自端末の受信ポートから相手方端末の送信ポートのWAN側識別情報のポートとは異なるポートへのホールパンチングパケットの送信を試行し、その結果、相手方端末から所定時間内に音声パケットが届けば、自端末側のFWは、ホールパンチングパケットの送信先とIPアドレスさえ一致すればポート番号の違いは許したことになるので、Restricted Cone NATと判別する。相手方から所定時間内に音声パケットが届かなかった場合は、自端末の受信ポートから相手方端末の送信ポートのWAN側識別情報のポート宛にホールパンチングパケットを送信し、その結果、相手方端末から所定時間内に音声パケットが届けば、自端末側のFWは、ホールパンチングパケットの送信先とIPアドレス、及びポート番号の双方が一致して初めて逆方向のパケット通過を許可したことになるので、Port−Restricted Cone NATと判別する。また、この場合でも、第三の所定時間内に相手方から音声パケットを受信できなかった場合は、自端末側のFWはSymmetric NATと判別する。
この従来技術では、異なるLAN内の端末間で直路を設定しようとする際、自端末の受信ポートからFW越しにテストパケットを中継装置へ送信する一方、ホールパンチングパケットの送信は保留し、それでも相手方から所定時間内に音声パケットが届けば、自端末側のFWは、テストパケットの送信先だった中継装置とは異なるIPアドレスである相手方FWからのデータを通過させたことになるので、Full Cone NATと判別する。相手方から所定時間内に音声パケットが届かなかった場合は、自端末の受信ポートから相手方端末の送信ポートのWAN側識別情報のポートとは異なるポートへのホールパンチングパケットの送信を試行し、その結果、相手方端末から所定時間内に音声パケットが届けば、自端末側のFWは、ホールパンチングパケットの送信先とIPアドレスさえ一致すればポート番号の違いは許したことになるので、Restricted Cone NATと判別する。相手方から所定時間内に音声パケットが届かなかった場合は、自端末の受信ポートから相手方端末の送信ポートのWAN側識別情報のポート宛にホールパンチングパケットを送信し、その結果、相手方端末から所定時間内に音声パケットが届けば、自端末側のFWは、ホールパンチングパケットの送信先とIPアドレス、及びポート番号の双方が一致して初めて逆方向のパケット通過を許可したことになるので、Port−Restricted Cone NATと判別する。また、この場合でも、第三の所定時間内に相手方から音声パケットを受信できなかった場合は、自端末側のFWはSymmetric NATと判別する。
NAT装置において課題となるのは、NAT装置配下に接続されているローカルIPアドレスを割り当てられている端末同士が、SIPを利用した通信を行う場合、NAT装置のタイプによっては通信不可能になるという点である。また、同一NAT装置配下端末同士の通信の場合、NAT装置を越えて、主信号通信する必要がないにもかかわらず、NAT装置を越えて主信号通信を行うため、NAT装置に冗長な処理負荷を与えてしまうという問題がある。
本発明の目的は、端末がNAT装置配下に接続されているか、接続されている場合にどのタイプのNAT装置であるかという網接続環境情報を把握する情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することである。
本発明の他の目的は、網接続環境情報に応じて端末から送信されるSIPメッセージ内の主信号通信用IPアドレス、ポート番号を端末同士が通信を行えるように設定する情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、端末同士がNAT装置を介して直接通信できない場合は主信号を中継する情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することである。
本発明の他の目的は、網接続環境情報に応じて端末から送信されるSIPメッセージ内の主信号通信用IPアドレス、ポート番号を端末同士が通信を行えるように設定する情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、端末同士がNAT装置を介して直接通信できない場合は主信号を中継する情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の情報処理システムは、呼制御を行う情報処理装置(1)と、情報処理装置(1)と通信を行う端末(10,100)とを含む。情報処理装置(1)は、端末(10,100)に接続されるNAT(Network Address Translator)装置(20,200)の有無及びタイプを示す網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行う。
情報処理装置(1)は、端末(10,100)のうち少なくとも1つの端末(10,100)がSymmetric NAT装置ではなく、Cone系NAT装置配下に接続されているということを確認した場合に、該NAT装置(20,200)を越え、且つ、該情報処理装置(1)が中継しない経路で、該端末(10,100)が、主信号通信を行うようにSIPメッセージ内のSDPを設定する。
情報処理装置(1)は、端末(10,100)のうち少なくとも1つの端末(10,100)がSymmetric NAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該情報処理装置(1)で中継して主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定する。
情報処理装置(1)は、端末(10,100)が同一のNAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該NAT装置(20,200)を越えることなく直接主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定する。
情報処理装置(1)は、端末(10,100)が同一のNAT装置配下に接続されていることを、該NAT装置(20,200)に割り当てられているグローバルIPアドレスをみて判断する。
情報処理装置(1)との間で、互いに管理している端末(10,100)の網接続環境情報と、主信号通信経路情報とを交換する他の情報処理装置(2)を更に含む場合がある。
本発明に係る情報処理装置(1)は、端末(10,100)に接続されるNAT装置(20,200)の有無及びタイプを示す網接続環境情報を把握し、端末(10,100)の主信通信設定情報を通知する網環境把握部(1−1)と、端末(10,100)から送信されてくるSIPメッセージを受信して、端末(10,100)からの要求に応じて制御を行うSIP制御部(1−2)と、端末(10,100)からの登録されるユーザー情報、端末(10,100)の網接続環境情報を蓄積するためのユーザー情報蓄積部(1−3)と、ユーザー情報蓄積部(1−3)に蓄積されている網接続環境情報に応じて、主信号の経路を決定する主信号経路決定部(1−4)と、主信号経路決定部(1−4)で決定された経路で通信を実施するために、SIPメッセージの書き換えを行う主信号経路設定部(1−5)と、主信号を中継する場合、主信号経路設定部(1−5)の情報に基づいて中継を行う主信号中継部(1−6)とを具備する。
本発明に係る情報処理装置(1)は、情報処理装置(1,2)同士で、互いに管理している端末(10,100)の網接続情報を通知・取得するための網接続環境通知・取得部(1−7)を更に具備する場合がある。
端末(10,100)は、情報処理装置(1)に網接続環境情報を把握させるための通信を行う網接続環境推定パケット送受信部(10−1,100−1)と、網接続環境推定パケット送受信部(10−1,100−1)から通知される主信号通信設定情報を蓄積するための主信号通信用設定情報蓄積部(10−2,100−2)と、SIPメッセージの送受信を行うSIP−UA部(10−3,100−3)と、主信号の送受信を行う主信号送受信部(10−4,100−4)とを具備する。
本発明の情報処理方法は、呼制御を行う情報処理装置(1)と端末(10,100)との間で通信を行うステップと、情報処理装置(1)が、通信を行う端末(10,100)に接続されるNAT装置(20,200)の有無及びタイプを示す網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うステップとを具備する。
情報処理装置(1)が、通信を行う端末(10,100)のうち、少なくとも1つの端末(10,100)がSymmetric NAT装置ではなく、Cone系NAT装置配下に接続されているということを確認した場合に、該NAT装置(20,200)を越え、且つ、該情報処理装置(1)が中継しない経路で、該端末(10,100)が、主信号通信を行うようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップを更に具備する場合がある。
情報処理装置(1)が、通信を行う端末(10,100)のうち少なくとも1つの端末(10,100)がSymmetric NAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該情報処理装置(1)で中継して主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップを更に具備する場合がある。
情報処理装置(1)が、通信を行う端末(10,100)が同一のNAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該NAT装置(20,200)を越えることなく直接主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップを更に具備する場合がある。
情報処理装置(1)が、通信を行う端末(10,100)が同一のNAT装置配下に接続されていることを、該NAT装置(20,200)に割り当てられているグローバルIPアドレスをみて判断するステップを更に具備する場合がある。
本発明の他の情報処理方法は、呼制御を行う複数の情報処理装置(1)の各々が少なくとも1つの端末(10,100)を管理するステップと、各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)に接続されるNAT装置(20,200)の有無及びタイプを示す網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うステップとを具備する。
各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)の網接続環境情報と、主信号通信経路とを交換して、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うステップを更に具備する場合がある。
各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)の網接続環境情報と、各情報処理装置(1,2)で決定された主信号通信経路情報とを交換する際に、SIPとは異なるプロトコルで作成されたメッセージを利用するステップを更に具備する場合がある。
各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)の網接続環境情報と、各情報処理装置(1,2)で決定された主信号通信経路情報とを交換する際にSIPメッセージ内に該情報を記載して送信して、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うステップを更に具備する場合がある。
各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)の網接続情報、及び、主信号通信経路をSIPメッセージ内のSDPに記載するステップを更に具備する場合があるを更に具備する場合がある。
各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)のうち少なくとも1つの端末(10,100)がSymmetric NAT装置でなく、Cone系NAT装置配下に接続されている場合、該NAT装置(20,200)を越えて主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップを更に具備する場合がある。
各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)のうちいずれかがSymmetric NAT装置配下に接続されている場合、各情報処理装置(1,2)を介して主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップを更に具備する場合がある。
各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)が同一NAT装置配下に接続されている場合、NAT装置を越えることなく直接主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップを更に具備する場合がある。
各情報処理装置(1,2)が、互いに管理している端末(10,100)が同一のNAT装置配下に接続されていることを、該NAT装置(20,200)に割り当てられているグローバルIPアドレスをみて判断するステップを更に具備する場合がある。
本発明に係る情報処理プログラムは、上記のいずれかに記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる。
本発明の情報処理装置は、端末の網接続環境情報に応じて、SIPメッセージの主信号用IPアドレス、ポート番号を適切に設定することで端末同士が確実に通信できるということである。また、同一のNAT装置配下に接続されている端末同士の主信号通信では、NAT装置を越えて通信することなく、直接通信させることでNAT装置の処理負荷を低減させる効果もある。
本発明の情報処理システムは、端末の網接続環境情報を把握する手段と、網接続環境情報に応じて、端末から送信されるSIPメッセージ内の主信号通信用IPアドレス、ポート番号を端末同士が通信を行えるように設定する手段と、端末同士がNAT装置を介して直接通信できない場合は、主信号を中継する手段を備える。なお、網接続環境情報とは、端末がNAT装置配下に接続されているか、接続されている場合にどのタイプのNAT装置であるかという情報である。
以下に、本発明の第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1Aに示すように、本発明の情報処理システムは、情報処理装置1と、端末10と、端末100を備える。
図1Aに示すように、本発明の情報処理システムは、情報処理装置1と、端末10と、端末100を備える。
まず、情報処理装置1について説明する。
情報処理装置1は、網環境把握部1−1と、SIP制御部1−2と、ユーザー情報蓄積部1−3と、主信号経路決定部1−4と、主信号経路設定部1−5と、主信号中継部1−6を備える。
情報処理装置1は、網環境把握部1−1と、SIP制御部1−2と、ユーザー情報蓄積部1−3と、主信号経路決定部1−4と、主信号経路設定部1−5と、主信号中継部1−6を備える。
網環境把握部1−1は、端末の網接続環境情報を把握、及び、端末の主信通信設定情報を通知する。SIP制御部1−2は、端末から送信されてくるSIPメッセージを受信して、端末からの要求に応じて制御を行う。ユーザー情報蓄積部1−3は、端末からの登録されるユーザー情報、端末の網接続環境情報を蓄積しておく。主信号経路決定部1−4は、ユーザー情報蓄積部1−3に蓄積されている網接続環境情報に応じて、主信号の経路を決定する。主信号経路設定部1−5は、主信号経路決定部1−4で決定された経路で通信を実施するために、SIPメッセージの書き換えを行う。主信号中継部1−6は、主信号を中継する場合、主信号経路設定部1−5の情報に基づいて中継を行う。
ここで述べている網接続環境情報とは、端末が、NAT(Network Address Translator)の配下に存在するか、また、NAT(Network Address Translator)配下に存在している場合、どのようなタイプのNAT(Network Address Translator)の配下に存在しているか、また、各端末がNAT装置を越えて通信するときに、NAT装置に端末のIPアドレス、ポート番号にマッピングされるIPアドレス、ポート番号を示す情報である。
次に、端末10について説明する。
端末10は、網接続環境推定パケット送受信部10−1と、主信号通信用設定情報蓄積部10−2と、SIP−UA部10−3と、主信号送受信部10−4を有する。
端末10は、網接続環境推定パケット送受信部10−1と、主信号通信用設定情報蓄積部10−2と、SIP−UA部10−3と、主信号送受信部10−4を有する。
網接続環境推定パケット送受信部10−1は、情報処理装置1が網接続環境情報を把握するために通信を行う。主信号通信用設定情報蓄積部10−2は、網接続環境推定パケット送受信部10−1から通知される主信号通信設定情報を蓄積する。SIP−UA部10−3は、SIPメッセージの送受信を行う。主信号送受信部10−4は、主信号の送受信を行う。
なお、端末100は、端末10と同じ構成である。端末100は、網接続環境推定パケット送受信部100−1と、主信号通信用設定情報蓄積部100−2と、SIP−UA部100−3と、主信号送受信部100−4を有する。網接続環境推定パケット送受信部10−1と網接続環境推定パケット送受信部100−1、主信号通信用設定情報蓄積部10−2と主信号通信用設定情報蓄積部100−2、SIP−UA部10−3とSIP−UA部100−3、主信号送受信部10−4と主信号送受信部100−4は、それぞれ同じ機能を有する。
次に、端末10と端末100が主信号通信を行う場合の動作を、それぞれの端末の網接続環境情報に応じて説明する。
NAT装置の配置に関して、NAT装置がない場合、片側の端末のみがNAT装置配下に接続している場合、両側の端末が、NAT装置の配下に接続している場合があり、それぞれの場合に分けて動作の説明を行う。
特に、片側の端末のみがNAT装置配下に接続している場合は、該NAT装置が、Cone系NAT装置、Symmetric NAT装置のそれぞれの場合に分けて説明する。両側の端末が、NAT装置の配下に接続している場合、それぞれの端末がCone系NAT装置、Symmetric NAT装置、及び、両側の端末が同一のNAT装置は以下に接続している場合に分けて説明する。
(A)NATなしの場合
図1A、図1B、及び、図1Cを参照して、動作の説明を行う。
図1A、図1B、及び、図1Cを参照して、動作の説明を行う。
<網接続環境把握の動作>
端末10は、主信号通信を実施する前に情報処理端末1に対して、主信号通信で利用するIPアドレス、ポートを把握するために、網接続環境推定パケット送受信部10−1から情報処理装置1の網接続環境把握部1−1に対して、網接接続環境推定パケットを送信する。当該パケットを受信した網接続環境把握部1−1は、端末10がどのようなタイプのNAT配下に接続されているか把握し、NATに接続していない状態か把握するために、反復して端末10にパケット送出させるよう要求を行う。具体的には、網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送出部10−1に対して、異なるポート番号のパケットの送出要求を行う。網接続環境推定パケット送出部10−1は、要求にしたがってパケット送出を行う。網接続環境推定部1−1が端末10の網接続環境情報を把握すると、情報処理装置1のユーザー情報蓄積部1−3に対して、網接続環境情報を蓄積し、また、端末10に対して、主信号通信用のIPアドレス、ポート番号を通知する。この場合、図1Bに示すように、端末10、端末100は、NAT配下に接続されていないので、端末10の主信号通信用IPアドレスは、「1.2.3.4」、ポート番号は、「1000番」、端末100の主信号通信用IPアドレスは、「5.6.7.8」、ポート番号は、「2000番」である。通知された情報は、主信号通信用設定情報蓄積部10−4に蓄積される。端末100も端末10と同様の動作を行う。本網接続環境把握の動作については、背景技術で説明した非特許文献1に記載のSTUN方式を利用する方法や、特許文献1(特開2006−253824号公報)に記載されている方法など、情報処理装置1と端末10、情報処理装置1と端末100の間で通信することで解決する方法や、ネットワーク管理者からNATのタイプ、及び、NATはないという情報を取得して行う方法を利用しても良い。
端末10は、主信号通信を実施する前に情報処理端末1に対して、主信号通信で利用するIPアドレス、ポートを把握するために、網接続環境推定パケット送受信部10−1から情報処理装置1の網接続環境把握部1−1に対して、網接接続環境推定パケットを送信する。当該パケットを受信した網接続環境把握部1−1は、端末10がどのようなタイプのNAT配下に接続されているか把握し、NATに接続していない状態か把握するために、反復して端末10にパケット送出させるよう要求を行う。具体的には、網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送出部10−1に対して、異なるポート番号のパケットの送出要求を行う。網接続環境推定パケット送出部10−1は、要求にしたがってパケット送出を行う。網接続環境推定部1−1が端末10の網接続環境情報を把握すると、情報処理装置1のユーザー情報蓄積部1−3に対して、網接続環境情報を蓄積し、また、端末10に対して、主信号通信用のIPアドレス、ポート番号を通知する。この場合、図1Bに示すように、端末10、端末100は、NAT配下に接続されていないので、端末10の主信号通信用IPアドレスは、「1.2.3.4」、ポート番号は、「1000番」、端末100の主信号通信用IPアドレスは、「5.6.7.8」、ポート番号は、「2000番」である。通知された情報は、主信号通信用設定情報蓄積部10−4に蓄積される。端末100も端末10と同様の動作を行う。本網接続環境把握の動作については、背景技術で説明した非特許文献1に記載のSTUN方式を利用する方法や、特許文献1(特開2006−253824号公報)に記載されている方法など、情報処理装置1と端末10、情報処理装置1と端末100の間で通信することで解決する方法や、ネットワーク管理者からNATのタイプ、及び、NATはないという情報を取得して行う方法を利用しても良い。
<SIP REGISTERの動作>
端末10は、SIP通信を行うために情報処理端末1に対して、SIP−UA部10−3からREGISTERメッセージを送信する。SIP制御部1−2は、REGISTERメッセージを受信し、REGISTERメッセージ内の情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。このとき、情報処理装置1は、端末10からのユーザー情報と網接続環境情報を結びつけて蓄積しておく。
端末10は、SIP通信を行うために情報処理端末1に対して、SIP−UA部10−3からREGISTERメッセージを送信する。SIP制御部1−2は、REGISTERメッセージを受信し、REGISTERメッセージ内の情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。このとき、情報処理装置1は、端末10からのユーザー情報と網接続環境情報を結びつけて蓄積しておく。
上記では、網接続環境把握の動作が初めに行われ、その後、SIP REGITERの動作が行われているが、この順序は逆転しても良い。
<SIPシーケンス(INVITEから200OK)>
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「1.2.3.4」、ポート番号「1000番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。図1Bでは、端末10、端末100は、NATの配下に接続されていないため、端末10、端末100は直接通信可能であると判断し、直接通信できるという情報を主信号経路設定部1−5に通知する。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を変更しないことをSIP制御部1−2に通知する。また、主信号中継部1−6に対して、主信号中継しないことを通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対してINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を記述しておく。SIP制御部1−2は、端末10に対して端末100からの応答(200 OK)のメッセージを転送する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「1.2.3.4」、ポート番号「1000番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。図1Bでは、端末10、端末100は、NATの配下に接続されていないため、端末10、端末100は直接通信可能であると判断し、直接通信できるという情報を主信号経路設定部1−5に通知する。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を変更しないことをSIP制御部1−2に通知する。また、主信号中継部1−6に対して、主信号中継しないことを通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対してINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を記述しておく。SIP制御部1−2は、端末10に対して端末100からの応答(200 OK)のメッセージを転送する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
<主信号通信>
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「1.2.3.4」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「1.2.3.4」、ポート番号「1000番」を設定して、主信号通信を行う。
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「1.2.3.4」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「1.2.3.4」、ポート番号「1000番」を設定して、主信号通信を行う。
(B)片側NATの場合
1.Cone系NATの場合
図2A、図2B、及び、図2Cを参照して、動作の説明を行う。
1.Cone系NATの場合
図2A、図2B、及び、図2Cを参照して、動作の説明を行う。
<網接続環境把握の動作>
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」において記載しているため、ここでは、その差分について説明する。端末10は、Cone系NAT配下に接続されている。NAT装置20では、IPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」とIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」がマッピングされているものとする。端末10は、網接続推定を行うために作成したパケットのヘッダ情報IPアドレス「192.168.0.1」,ポート番号「1000番」を網接続環境把握部1−1に通知する。網接続環境把握部1−1は、端末10がCone系NAT配下に接続されていることと、端末10が、該NAT装置を越えて主信号通信を行うためのIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1に対して、主信号通信用として、IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を通知する。
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」において記載しているため、ここでは、その差分について説明する。端末10は、Cone系NAT配下に接続されている。NAT装置20では、IPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」とIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」がマッピングされているものとする。端末10は、網接続推定を行うために作成したパケットのヘッダ情報IPアドレス「192.168.0.1」,ポート番号「1000番」を網接続環境把握部1−1に通知する。網接続環境把握部1−1は、端末10がCone系NAT配下に接続されていることと、端末10が、該NAT装置を越えて主信号通信を行うためのIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1に対して、主信号通信用として、IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を通知する。
<SIP REGISTERの動作>
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
上記では、網接続環境把握の動作が初めに行われ、その後、SIP REGITERの動作が行われているが、この順序は逆転しても良い。
<SIPシーケンス(INVITEから200OK)>
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10は、Cone系NAT配下に接続され、端末100は、NATの配下に接続されていないため、端末10と端末100間の主信号通信はNAT装置20を介して通信できると判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図2Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、ポート番号が「500番」であることを確認し、INVITEメッセージの主信号通信用IPアドレス、ポート番号を書き換えないことをSIP制御部1−2に通知する。また、主信号中継部1−6に対して、主信号中継しないことを通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対してINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を記述しておく。SIP制御部1−2は、端末10に対して端末100からの応答(200 OK)のメッセージを転送する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10は、Cone系NAT配下に接続され、端末100は、NATの配下に接続されていないため、端末10と端末100間の主信号通信はNAT装置20を介して通信できると判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図2Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、ポート番号が「500番」であることを確認し、INVITEメッセージの主信号通信用IPアドレス、ポート番号を書き換えないことをSIP制御部1−2に通知する。また、主信号中継部1−6に対して、主信号中継しないことを通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対してINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を記述しておく。SIP制御部1−2は、端末10に対して端末100からの応答(200 OK)のメッセージを転送する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
<主信号通信>
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」、情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を設定して、主信号通信を行う。
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」、情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を設定して、主信号通信を行う。
2.Symmetric NATの場合
図2A、図2D、及び、図2Eを参照して、動作の説明を行う。
図2A、図2D、及び、図2Eを参照して、動作の説明を行う。
<網接続環境把握の動作>
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」、片側のみにNAT装置が配置されている場合(「(B)片側NATの場合」)において記載しているため、ここでは、その差分について説明する。端末10は、Symmetric NAT配下に接続されている。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1と情報処理装置1の網接続環境把握部1−1との間で行われる網接続環境把握動作において、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1において、端末10は、Symmetric NAT配下に接続されていると把握すると、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1は、端末10がSymmetric NAT配下に接続されていることと、端末10がNAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1に対して、主信号通信用として、IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を通知する。
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」、片側のみにNAT装置が配置されている場合(「(B)片側NATの場合」)において記載しているため、ここでは、その差分について説明する。端末10は、Symmetric NAT配下に接続されている。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1と情報処理装置1の網接続環境把握部1−1との間で行われる網接続環境把握動作において、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1において、端末10は、Symmetric NAT配下に接続されていると把握すると、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1は、端末10がSymmetric NAT配下に接続されていることと、端末10がNAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1に対して、主信号通信用として、IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を通知する。
<SIP REGISTERの動作>
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
上記では、網接続環境把握の動作が初めに行われ、その後、SIP REGITERの動作が行われているが、この順序は逆転しても良い。
<SIPシーケンス(INVITEから200OK)>
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10は、Symmetric NAT配下に接続され、端末100は、NATの配下に接続されていないため、端末10と端末100間の主信号通信は情報処理装置1を介して通信しなければならないと判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図2Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「700番」に設定されていることを確認し、情報処理装置1において端末100からの主信号を中継するために、該IPアドレス「100.90.80.70」を、該ポート番号を「4000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、主信号を中継することと、端末100と情報処理装置1で主信号通信を行うために前述で書き換えたIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」を通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えたINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を記述しておく。端末100からの応答(200 OK)メッセージを受信したSIP制御部1−2は、主信号経路決定部1−4に通知する。先ほど端末10からINVITEメッセージが送信されてきたときに決定した経路を主信号経路設定部1−5に通知する。主信号経路設定部1−5は、応答(200 OK)メッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「5.6.7.8」、該ポート番号が2000番に設定されていることを確認し、情報処理装置1において端末100からの主信号を中継するために、該IPアドレス「100.90.80.70」を、該ポート番号を「3000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、端末10と情報処理装置1で主信号通信を行うために前述で書き換えたIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「3000番」を通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えた応答(200 OK)メッセージを送信する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10は、Symmetric NAT配下に接続され、端末100は、NATの配下に接続されていないため、端末10と端末100間の主信号通信は情報処理装置1を介して通信しなければならないと判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図2Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「700番」に設定されていることを確認し、情報処理装置1において端末100からの主信号を中継するために、該IPアドレス「100.90.80.70」を、該ポート番号を「4000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、主信号を中継することと、端末100と情報処理装置1で主信号通信を行うために前述で書き換えたIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」を通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えたINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」を記述しておく。端末100からの応答(200 OK)メッセージを受信したSIP制御部1−2は、主信号経路決定部1−4に通知する。先ほど端末10からINVITEメッセージが送信されてきたときに決定した経路を主信号経路設定部1−5に通知する。主信号経路設定部1−5は、応答(200 OK)メッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「5.6.7.8」、該ポート番号が2000番に設定されていることを確認し、情報処理装置1において端末100からの主信号を中継するために、該IPアドレス「100.90.80.70」を、該ポート番号を「3000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、端末10と情報処理装置1で主信号通信を行うために前述で書き換えたIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「3000番」を通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えた応答(200 OK)メッセージを送信する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
<主信号通信>
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「3000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」を設定して、主信号通信を行う。
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「3000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」を設定して、主信号通信を行う。
(C)両側NATの場合
1.Cone系NAT−Cone系NATの場合
図3A、図3B、及び、図3Cを参照して、動作の説明を行う。
1.Cone系NAT−Cone系NATの場合
図3A、図3B、及び、図3Cを参照して、動作の説明を行う。
<網接続環境把握の動作>
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」、片側NAT(Cone系NAT、Symmetric NAT)の場合(「(B)片側NATの場合」)について記載しているため、ここでは、その差分について説明する。情報処理装置1の網接続環境把握部1−1では、端末10、端末100は、それぞれCone系NATに接続している。端末10の網接続環境情報として、Cone系NAT配下への接続、主信号通信用として、IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を取得し、ユーザー情報蓄積部1−3に蓄積される。また、網接続環境把握部1−1は、端末10に対して、主信号通信用として、IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」の2組のIPアドレス、ポート番号を通知する。主信号通信用IPアドレス、ポート番号の通知を受けた端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1は、主信号通信用設定情報蓄積部10−4に蓄積する。端末100に対しても同様に、網接続環境として、Cone系NAT配下への接続、主信号通信用として、IPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「600番」のIPアドレス、ポート番号を取得し、ユーザー情報蓄積部1−3に蓄積される。また、網接続環境把握部1−1は、端末100に対して、主信号通信用として、IPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「600番」を通知する。主信号通信用IPアドレス、ポート番号の通知を受けた端末100の網接続環境推定パケット送受信部10−1は、主信号通信用設定情報蓄積部10−4に蓄積する。
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」、片側NAT(Cone系NAT、Symmetric NAT)の場合(「(B)片側NATの場合」)について記載しているため、ここでは、その差分について説明する。情報処理装置1の網接続環境把握部1−1では、端末10、端末100は、それぞれCone系NATに接続している。端末10の網接続環境情報として、Cone系NAT配下への接続、主信号通信用として、IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を取得し、ユーザー情報蓄積部1−3に蓄積される。また、網接続環境把握部1−1は、端末10に対して、主信号通信用として、IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」の2組のIPアドレス、ポート番号を通知する。主信号通信用IPアドレス、ポート番号の通知を受けた端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1は、主信号通信用設定情報蓄積部10−4に蓄積する。端末100に対しても同様に、網接続環境として、Cone系NAT配下への接続、主信号通信用として、IPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「600番」のIPアドレス、ポート番号を取得し、ユーザー情報蓄積部1−3に蓄積される。また、網接続環境把握部1−1は、端末100に対して、主信号通信用として、IPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「600番」を通知する。主信号通信用IPアドレス、ポート番号の通知を受けた端末100の網接続環境推定パケット送受信部10−1は、主信号通信用設定情報蓄積部10−4に蓄積する。
<SIP REGISTERの動作>
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
上記では、網接続環境把握の動作が初めに行われ、その後、SIP REGITERの動作が行われているが、この順序は逆転しても良い。
<SIPシーケンス(INVITEから200OK)>
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10、端末100は共にCone系NAT配下に接続されているため、端末10と端末100間の主信号通信はNAT装置20、NAT装置200を介して通信できると判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図3Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「500番」に設定されていることを確認し、SIP制御部1−2に変更しない通知をする。また、主信号中継部1−6に対して、主信号中継しないことを通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対してINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「700番」を記述しておく。SIP制御部1−2は、端末10に対して端末100からの応答(200 OK)のメッセージを転送する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10、端末100は共にCone系NAT配下に接続されているため、端末10と端末100間の主信号通信はNAT装置20、NAT装置200を介して通信できると判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図3Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「500番」に設定されていることを確認し、SIP制御部1−2に変更しない通知をする。また、主信号中継部1−6に対して、主信号中継しないことを通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対してINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「700番」を記述しておく。SIP制御部1−2は、端末10に対して端末100からの応答(200 OK)のメッセージを転送する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
<主信号通信>
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「700番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を設定して、主信号通信を行う。
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「700番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「5.6.7.8」、ポート番号「2000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「500番」を設定して、主信号通信を行う。
2.Cone系NAT − Symmetric NATの場合
図3A、図3D、及び、図3Eを参照して、動作の説明を行う。
図3A、図3D、及び、図3Eを参照して、動作の説明を行う。
<網接続環境把握の動作>
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」、片側のみにNAT装置が配置されている場合(「(B)片側NATの場合」)において記載しているため、ここでは、その差分について説明する。端末10は、Cone系NAT配下、端末100は、Symmetric NAT配下に接続している。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1と情報処理装置1の網接続環境把握部1−1との間で行われる網接続環境把握動作において、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1において、端末10は、Cone系NAT配下に接続されていると把握すると、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1は、端末10がCone系NAT配下に接続されていることと、端末10がNAT装置20を越えて通信するためにNAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1に対して、NAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を通知する。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1は、通知されたIPアドレス、ポート番号を主信号通信用設定情報蓄積部10−2に蓄積する。端末100も同様に、網接続環境把握部1−1は、端末100がCone系NAT配下に接続していることと、端末100がNAT装置200を越えて通信するためにNAT装置200にマッピングされているIPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「800番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末100の網接続環境推定パケット送受信部100−1に対して、NAT装置200にマッピングされているIPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「800番」を通知する。端末100の網接続環境推定パケット送受信部100−1は、通知されたIPアドレス、ポート番号を主信号通信用設定情報蓄積部100−2に蓄積する。
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」、片側のみにNAT装置が配置されている場合(「(B)片側NATの場合」)において記載しているため、ここでは、その差分について説明する。端末10は、Cone系NAT配下、端末100は、Symmetric NAT配下に接続している。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1と情報処理装置1の網接続環境把握部1−1との間で行われる網接続環境把握動作において、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1において、端末10は、Cone系NAT配下に接続されていると把握すると、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1は、端末10がCone系NAT配下に接続されていることと、端末10がNAT装置20を越えて通信するためにNAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1に対して、NAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を通知する。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1は、通知されたIPアドレス、ポート番号を主信号通信用設定情報蓄積部10−2に蓄積する。端末100も同様に、網接続環境把握部1−1は、端末100がCone系NAT配下に接続していることと、端末100がNAT装置200を越えて通信するためにNAT装置200にマッピングされているIPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「800番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末100の網接続環境推定パケット送受信部100−1に対して、NAT装置200にマッピングされているIPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「800番」を通知する。端末100の網接続環境推定パケット送受信部100−1は、通知されたIPアドレス、ポート番号を主信号通信用設定情報蓄積部100−2に蓄積する。
<SIP REGISTERの動作>
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
上記では、網接続環境把握の動作が初めに行われ、その後、SIP REGITERの動作が行われているが、この順序は逆転しても良い。
<SIPシーケンス(INVITEから200OK)>
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10は、Cone系NAT配下に接続され、端末100は、Symmetric NAT配下に接続されているため、端末10と端末100間の主信号通信は情報処理装置1を介して通信しなければならないと判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図3Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「700番」に設定されていることを確認し、情報処理装置1において端末100からの主信号を中継するために、該IPアドレス「100.90.80.70」を、該ポート番号を「4000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、主信号を中継することと、端末100と情報処理装置1で主信号通信を行うために前述で書き換えたIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」を通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えたINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「800番」を記述しておく。端末100からの応答(200 OK)メッセージを受信したSIP制御部1−2は、主信号経路決定部1−4に通知する。先ほど端末10からINVITEメッセージが送信されてきたときに決定した経路を主信号経路設定部1−5に通知する。主信号経路設定部1−5は、応答(200 OK)メッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「50.60.70.80」、該ポート番号が「800番」に設定されていることを確認し、情報処理装置1において端末100からの主信号を中継するために、該IPアドレス「100.90.80.70」を、該ポート番号を「3000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、端末10と情報処理装置1で主信号通信を行うために前述で書き換えたIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「3000番」を通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えた応答(200 OK)メッセージを送信する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10は、Cone系NAT配下に接続され、端末100は、Symmetric NAT配下に接続されているため、端末10と端末100間の主信号通信は情報処理装置1を介して通信しなければならないと判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図3Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「700番」に設定されていることを確認し、情報処理装置1において端末100からの主信号を中継するために、該IPアドレス「100.90.80.70」を、該ポート番号を「4000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、主信号を中継することと、端末100と情報処理装置1で主信号通信を行うために前述で書き換えたIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」を通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えたINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「50.60.70.80」、ポート番号「800番」を記述しておく。端末100からの応答(200 OK)メッセージを受信したSIP制御部1−2は、主信号経路決定部1−4に通知する。先ほど端末10からINVITEメッセージが送信されてきたときに決定した経路を主信号経路設定部1−5に通知する。主信号経路設定部1−5は、応答(200 OK)メッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「50.60.70.80」、該ポート番号が「800番」に設定されていることを確認し、情報処理装置1において端末100からの主信号を中継するために、該IPアドレス「100.90.80.70」を、該ポート番号を「3000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、端末10と情報処理装置1で主信号通信を行うために前述で書き換えたIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「3000番」を通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えた応答(200 OK)メッセージを送信する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
<主信号通信>
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として、情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「3000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」を設定して、主信号通信を行う。
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として、情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「3000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「100.90.80.70」、ポート番号「4000番」を設定して、主信号通信を行う。
3.Symmetric NAT − Symmetric NATの場合
この場合、主信号通信を行う端末が両方ともCone系NAT配下に接続されているときと同じため省略する。
この場合、主信号通信を行う端末が両方ともCone系NAT配下に接続されているときと同じため省略する。
4.同一NAT配下の場合
図4A、図4B、及び、図4Cを参照して、動作の説明を行う。
図4A、図4B、及び、図4Cを参照して、動作の説明を行う。
<網接続環境把握の動作>
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」、片側のみにNAT装置が配置されている場合(「(B)片側NATの場合」)において記載しているため、ここでは、その差分について説明する。端末10は、同一のNAT配下に接続している。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1と情報処理装置1の網接続環境把握部1−1との間で行われる網接続環境把握動作において、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1において、端末10は、Cone系NATもしくはSymmetric NAT配下に接続されていると把握すると、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1は、端末10がCone系NATもしくはSymmetric NAT配下に接続されていることと、端末10がNAT装置20を越えて通信するためにNAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1に対して、NAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を通知する。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1は、通知されたIPアドレス、ポート番号を主信号通信用設定情報蓄積部10−2に蓄積する。端末100も同様に、網接続環境把握部1−1は、端末100がCone系NATもしくはSymmetric NAT配下に接続していることと、端末100がNAT装置200を越えて通信するためにNAT装置200にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「800番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末100の網接続環境推定パケット送受信部100−1に対して、NAT装置200にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「800番」を通知する。端末100の網接続環境推定パケット送受信部100−1は、通知されたIPアドレス、ポート番号を主信号通信用設定情報蓄積部100−2に蓄積する。
網接続環境把握については、「(A)NATなしの場合」、片側のみにNAT装置が配置されている場合(「(B)片側NATの場合」)において記載しているため、ここでは、その差分について説明する。端末10は、同一のNAT配下に接続している。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1と情報処理装置1の網接続環境把握部1−1との間で行われる網接続環境把握動作において、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1において、端末10は、Cone系NATもしくはSymmetric NAT配下に接続されていると把握すると、情報処理装置1の網接続環境把握部1−1は、端末10がCone系NATもしくはSymmetric NAT配下に接続されていることと、端末10がNAT装置20を越えて通信するためにNAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1に対して、NAT装置20にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を通知する。端末10の網接続環境推定パケット送受信部10−1は、通知されたIPアドレス、ポート番号を主信号通信用設定情報蓄積部10−2に蓄積する。端末100も同様に、網接続環境把握部1−1は、端末100がCone系NATもしくはSymmetric NAT配下に接続していることと、端末100がNAT装置200を越えて通信するためにNAT装置200にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「800番」を取得する。取得した情報をユーザー情報蓄積部1−3に蓄積する。網接続環境把握部1−1は、端末100の網接続環境推定パケット送受信部100−1に対して、NAT装置200にマッピングされているIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「800番」を通知する。端末100の網接続環境推定パケット送受信部100−1は、通知されたIPアドレス、ポート番号を主信号通信用設定情報蓄積部100−2に蓄積する。
<SIP REGISTERの動作>
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
SIP REGISTERの動作は、網接続環境が「(A)NATなしの場合」と同じため、ここでの説明は省略する。
上記では、網接続環境把握の動作が初めに行われ、その後、SIP REGITERの動作が行われているが、この順序は逆転しても良い。
<SIPシーケンス(INVITEから200OK)>
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10と端末100は、網接続環境把握のときに取得したIPアドレスが同一(IPアドレス「10.20.30.40」)であると判断して、端末10と端末100間の主信号通信はNAT装置20を越えずに直接通信できると判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図4Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「700番」に設定されていることを確認し、端末10と端末100でNAT装置20を越えずに直接通信できるようにするため、該IPアドレスを「192.168.0.1」、該ポート番号を「1000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、主信号を中継しないことを通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えたINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「800番」を記述しておく。端末100からの応答(200 OK)メッセージを受信したSIP制御部1−2は、主信号経路決定部1−4に通知する。先ほど端末10からINVITEメッセージが送信されてきたときに決定した経路を主信号経路設定部1−5に通知する。主信号経路設定部1−5は、応答(200 OK)メッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「800番」に設定されていることを確認し、端末10と端末100でNAT装置20を越えずに直接通信できるようにするため、該IPアドレスを「192.168.0.2」、該ポート番号を「2000番」に書き換える。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えた応答(200 OK)メッセージを送信する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
端末10から通信を開始することとして、SIPメッセージのやり取りについて説明する。端末10のSIP−UA部10−3は、端末100宛のINVITEメッセージを情報処理端末1に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「700番」を記述しておく。端末100宛のINVITEメッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号通信の経路を決定するために、主信号経路決定部1−4に端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、主信号経路決定部1−4は、端末10、端末100の網接続環境情報から経路を決定するために、ユーザー情報蓄積部1−3に端末10、端末100の網接続環境情報を問い合わせ、該情報を取得する。端末10と端末100は、網接続環境把握のときに取得したIPアドレスが同一(IPアドレス「10.20.30.40」)であると判断して、端末10と端末100間の主信号通信はNAT装置20を越えずに直接通信できると判断し、該判断した情報を主信号経路設定部1−5に通知する。通信経路は図4Bに示した経路である。主信号経路設定部1−5は、端末10から送信されてきたINVITEメッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「700番」に設定されていることを確認し、端末10と端末100でNAT装置20を越えずに直接通信できるようにするため、該IPアドレスを「192.168.0.1」、該ポート番号を「1000番」に書き換える。また、主信号中継部1−6に対して、主信号を中継しないことを通知する。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えたINVITEメッセージを送信する。端末100は、INVITEメッセージを受信すると、応答(200 OK)メッセージを情報処理装置1のSIP制御部1−2に送信する。該メッセージの主信号通信用設定部分にIPアドレス「10.20.30.40」、ポート番号「800番」を記述しておく。端末100からの応答(200 OK)メッセージを受信したSIP制御部1−2は、主信号経路決定部1−4に通知する。先ほど端末10からINVITEメッセージが送信されてきたときに決定した経路を主信号経路設定部1−5に通知する。主信号経路設定部1−5は、応答(200 OK)メッセージ内の主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を参照し、該IPアドレスが「10.20.30.40」、該ポート番号が「800番」に設定されていることを確認し、端末10と端末100でNAT装置20を越えずに直接通信できるようにするため、該IPアドレスを「192.168.0.2」、該ポート番号を「2000番」に書き換える。その後、SIP制御部1−2は、端末100に対して、書き換えた応答(200 OK)メッセージを送信する。ここで、主信号通信開始前の手続きが終了となる。
<主信号通信>
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として、情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「192.168.0.2」、ポート番号「1000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.2」、ポート番号「2000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」を設定して、主信号通信を行う。
主信号通信について、端末10は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として、情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末100からの応答(200 OK)メッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「192.168.0.2」、ポート番号「1000番」を設定して、主信号通信を行う。端末100は、主信号通信用待ちうけIPアドレス「192.168.0.2」、ポート番号「2000番」、主信号用通信用宛先IPアドレス、ポート番号として情報処理装置1のSIP制御部1−2から受信した端末10からのINVITEメッセージ内に記述されている主信号通信用IPアドレス「192.168.0.1」、ポート番号「1000番」を設定して、主信号通信を行う。
本実施形態では、SIP(Session Initiation Protocol)での動作で記述しているが、主信号通信のセッションを制御する方法であれば、SIPに限る必要はない。
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
図5Aに示すように、本実施形態では、複数の情報処理装置を用いる。ここでは、本発明の情報処理システムは、情報処理装置1と、情報処理装置2と、端末10と、端末100を備える。但し、情報処理装置1と情報処理装置2は同じ構成であり、端末10と端末100は同じ構成である。端末10、端末100については、第1の実施形態で記述している端末10と同じ構成である。
図5Aに示すように、本実施形態では、複数の情報処理装置を用いる。ここでは、本発明の情報処理システムは、情報処理装置1と、情報処理装置2と、端末10と、端末100を備える。但し、情報処理装置1と情報処理装置2は同じ構成であり、端末10と端末100は同じ構成である。端末10、端末100については、第1の実施形態で記述している端末10と同じ構成である。
情報処理装置1は、第1の実施形態で記述している情報処理装置1と同じ構成の部分もあるため、ここでは、その差分について説明する。情報処理装置1は、第1の実施形態の情報処理装置1の構成に、情報処理装置に対して、端末の網接続情報を通知・取得する網接続環境通知・取得部1−7が加えられている。
すなわち、本実施形態では、情報処理装置1は、網環境把握部1−1と、SIP制御部1−2と、ユーザー情報蓄積部1−3と、主信号経路決定部1−4と、主信号経路設定部1−5と、主信号中継部1−6と、網接続環境通知・取得部1−7を備える。同様に、情報処理装置2は、網環境把握部2−1と、SIP制御部2−2と、ユーザー情報蓄積部2−3と、主信号経路決定部2−4と、主信号経路設定部2−5と、主信号中継部2−6と、網接続環境通知・取得部2−7を備える。
端末10と端末100が主信号通信を行う場合の動作を、それぞれの端末の網接続環境情報に応じて説明する。また、第1の実施形態における動作を同じ部分が含まれるため、ここでは、差分の動作について説明する。
端末10は、情報処理装置1に対して、網接続環境把握、SIP REGISTERを行い、端末100は、情報処理装置2に対して、網接続環境把握、SIP REGISTERを行っている。第1の実施形態と同様に、端末10から通信が開始されるものとする。第1の実施形態との差分は、情報処理装置1が、端末10からINVITEメッセージを受信した後の動作である。
情報処理装置1は、端末100宛のINVITEメッセージを受信すると、網接続環境通知・取得部1−7に対して、端末10と端末100で通信が行われようとしている情報を通知する。すると、網接続環境通知・取得部1−7は、ユーザー情報蓄積部1−3から端末10の網接続環境情報を取得して、端末100のユーザー情報を管理している情報処理装置2に通知する。
また、情報処理装置1のSIP制御部1−2は、情報処理装置2のSIP制御部2−2に対して、INVITEメッセージを転送する。ここで、情報処理装置2に対する端末10の網接続環境情報の通知は、INVITEメッセージの送信とは、別のメッセージで行われるように説明しているが、INVITEメッセージに該情報を記述しても良い。その際、SIPのメッセージフォーマットは、図6のようにする。
図6を参照して、拡張されたSIPのメッセージフォーマットの例について説明する。
拡張SIPメッセージは、ヘッダ部分と、ボディ(SDP)を含む。ボディ(SDP)は、IPアドレスと、ポート番号と、拡張部分を含む。拡張部分は、「NATの有無」、「NATタイプ情報」、「主信号経路情報」を含む。「NATの有無」は、情報処理装置と端末との間のNAT装置の有無を示す情報である。「NATタイプ情報」は、NAT装置が有る場合、そのNAT装置がCone系NAT装置かSymmetric NAT装置かを示す情報である。「主信号経路情報」は、網接続環境情報に応じて決定された経路を示す情報である。
拡張SIPメッセージは、ヘッダ部分と、ボディ(SDP)を含む。ボディ(SDP)は、IPアドレスと、ポート番号と、拡張部分を含む。拡張部分は、「NATの有無」、「NATタイプ情報」、「主信号経路情報」を含む。「NATの有無」は、情報処理装置と端末との間のNAT装置の有無を示す情報である。「NATタイプ情報」は、NAT装置が有る場合、そのNAT装置がCone系NAT装置かSymmetric NAT装置かを示す情報である。「主信号経路情報」は、網接続環境情報に応じて決定された経路を示す情報である。
情報処理装置2は、情報処理装置1からの端末10の網接続環境情報、INVITEメッセージを受信すると、主信号経路決定部2−5は、ユーザー情報蓄積部2−3から端末100の網接続環境情報を取得し、経路を決定する。主信号経路決定部2−5は、決定した経路を主信号経路設定部2−5と情報処理装置1の主信号経路情報決定部1−5に通知する。主信号経路設定部2−5は、決定した主信号通信経路に応じて主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号の書き換えを実施したり、しなかったりする。
その後、情報処理装置2のSIP制御部2−2は、端末100に対してINVITEメッセージを転送する。INVITEメッセージを受信した端末100のSIP−UA部100−3は、応答メッセージ(200 OK)メッセージを情報処理装置2に対して送信する。応答(200 OK)メッセージを受信した情報処理装置2のSIP制御部2−2は、情報処理装置1のSIP制御部1−2に対して転送する。情報処理装置1への主信号経路情報の通知は、経路を決定して独自のメッセージで送信するように前述で説明しているが、図6に示すように、本応答(200 OK)メッセージに主信号経路情報を記述しても良い。
端末100からの応答メッセージを受信した情報処理装置1のSIP制御部1−2は、主信号経路決定部1−5に対して、端末100からの応答(200 OK)メッセージを受信したことを通知する。通知を受けた主信号経決定部1−5は、情報処理装置2の主信号経路決定部2−5で決定した経路情報を主信号経路設定部1−6に通知する。主信号経路設定部1−6は、決定した主信号通信経路に応じて応答(200 OK)メッセージの主信号待ち受けIPアドレス、ポート番号を確認し、書き換えを実施したり、しなかったりする。
その後、情報処理装置1のSIP制御部1−2は、端末10に対して応答(200 OK)メッセージを転送する。
その後、情報処理装置1のSIP制御部1−2は、端末10に対して応答(200 OK)メッセージを転送する。
ネットワーク構成、端末と情報処理装置間での通信、主信号経路の決定、経路設定方法については、網接続環境情報に応じて説明する。
(D)NATなしの場合
図5A、図5B、及び図5Cを参照して、動作の説明を行う。
図5A、図5B、及び図5Cを参照して、動作の説明を行う。
ネットワーク構成ついて、図1A(本発明の第1の実施形態で「(A)NATなしの場合」)と図5Aを比較すると、本実施形態では、第1の実施形態の構成に情報処理装置を1台加えただけである。
端末と情報処理装置間の通信について、図1B(本発明の第1の実施形態で「(A)NATなしの場合」)と図5Bを比較すると、本実施形態では、第1の実施形態の「(A)NATなしの場合」に対して、図5Bの(S6)INVITEメッセージ、(S7)網接続環境通知、(S8)主信号経路情報、(S10)200 OKメッセージが加えられただけである。
主信号経路の決定、経路設定方法について、図1B(本発明の第1の実施形態でNATなしの場合)と図5Bを比較すると、第1の実施形態の「(A)NATなしの場合」と同じである。
(E)片側NATの場合
1.Cone系NATの場合
図7A、図7B、及び図7Cを参照して、動作の説明を行う。
1.Cone系NATの場合
図7A、図7B、及び図7Cを参照して、動作の説明を行う。
ネットワーク構成ついて、図2A(本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NATの場合」)と図7Aを比較すると、本実施形態では、第1の実施形態の構成に情報処理装置を1台加えただけである。
端末と情報処理装置間の通信について、図2B(本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NATの場合」)と図2Bを比較すると、本実施形態では、本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NATの場合」)に対して、図7Bの(S6)INVITEメッセージ、(S7)網接続環境通知、(S8)主信号経路情報、(S10)200 OKメッセージが加えられただけである。
主信号経路の決定、経路設定方法について、図2B(本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NATの場合」)と図7Bを比較すると、本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NATの場合」)と同じである。
2.Symmetric NATの場合
図7A、図7D、及び図7E
図7A、図7D、及び図7E
ネットワーク構成ついて、図2A(本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がSymmetric NAT装置の場合(「2.Symmetric NATの場合」))と図7Aを比較すると、本実施形態では、第1の実施形態の構成に情報処理装置を1台加えただけである。
端末と情報処理装置間の通信について、図2D(本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がSymmetric NAT装置の場合(「2.Symmetric NATの場合」))と図7Dを比較すると、本実施形態では、本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がSymmetric NAT装置の場合(「2.Symmetric NATの場合」)に対して、図7Dの(S6)INVITEメッセージ、(S7)網接続環境通知、(S8)主信号経路情報、(S10)200 OKメッセージが加えられただけである。
主信号経路の決定、経路設定方法について、図2D(本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がSymmetric NAT装置の場合(「2.Symmetric NATの場合」))と図7Dを比較すると、本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がSymmetric NAT装置の場合(「2.Symmetric NATの場合」)に対して、情報処理装置1と情報処理装置2間で主信号が中継される経路で、且つ該経路設定が行われるだけである。
(F)両側NATの場合
1.Cone系NAT−Cone系NATの場合
図8A、図8B、及び図8Cを参照して、動作の説明を行う。
1.Cone系NAT−Cone系NATの場合
図8A、図8B、及び図8Cを参照して、動作の説明を行う。
ネットワーク構成ついて、図3A(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、両側ともCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NAT−Cone系NATの場合」))と図8Aを比較すると、本実施形態では、第1の実施形態の構成に情報処理装置を1台加えただけである。
端末と情報処理装置間の通信について、図3B(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、両側ともCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NAT−Cone系NATの場合」))と図8Bを比較すると、本実施形態では、本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NATの場合」)に対して、図7Bの(S6)INVITEメッセージ、(S7)網接続環境通知、(S8)主信号経路情報、(S10)200 OKメッセージが加えられただけである。
主信号経路の決定、経路設定方法について、図3B(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、両側ともCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NAT−Cone系NATの場合」))と図8Bを比較すると、本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、両側ともCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NAT−Cone系NATの場合」)と同じである。
2.Cone系NAT−Symmetric NATの場合
図8A、図8D、及び図8Eを参照して、動作の説明を行う。
図8A、図8D、及び図8Eを参照して、動作の説明を行う。
ネットワーク構成ついて、図3A(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、一方がCone系NAT装置で、他方がSymmetric NAT装置の場合(「2.Cone系NAT−Symmetric NATの場合」)(「2.Cone系NAT−Symmetric NATの場合」))と図8Aを比較すると、本実施形態では、第1の実施形態の構成に情報処理装置を1台加えただけである。
端末と情報処理装置間の通信について、図3D(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、一方がCone系NAT装置で、他方がSymmetric NAT装置の場合(「2.Cone系NAT−Symmetric NATの場合」))と図8Dを比較すると、本実施形態では、本発明の第1の実施形態の「(B)片側NATの場合」で、且つ、該NAT装置がCone系NAT装置の場合(「1.Cone系NATの場合」)に対して、図7Bの(S6)INVITEメッセージ、(S7)網接続環境通知、(S8)主信号経路情報、(S10)200 OKメッセージが加えられただけである。
主信号経路の決定、経路設定方法について、図3D(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、一方がCone系NAT装置で、他方がSymmetric NAT装置の場合(「2.Cone系NAT−Symmetric NATの場合」))と図8Bを比較すると、本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、一方がCone系NAT装置で、他方がSymmetric NAT装置の場合(「2.Cone系NAT−Symmetric NATの場合」)に対して、情報処理装置1と情報処理装置2間で主信号が中継される経路で、且つ該経路設定が行われるだけである。
3.Symmetric NAT− Symmetric NATの場合
図8A、図8D、及び図8Eを参照して、動作の説明を行う。
図8A、図8D、及び図8Eを参照して、動作の説明を行う。
ネットワーク構成、端末と情報処理装置間での通信、主信号経路の決定、経路設定方法については、本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、且つ、一方がCone系NAT装置で、他方がSymmetric NAT装置の場合(「2.Cone系NAT−Symmetric NATの場合」)と同じである。
4.同一NAT配下の場合
図9A、図9B、及び、図9Cを参照して、動作の説明を行う。
図9A、図9B、及び、図9Cを参照して、動作の説明を行う。
ネットワーク構成ついて、図4A(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、両端末が同一NAT装置配下に接続されている場合(「4.同一NAT配下の場合」))と図9Aを比較すると、本実施形態では、第1の実施形態の構成に情報処理装置を1台加えただけである。
端末と情報処理装置間の通信について、図4B(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、両端末が同一NAT装置配下に接続されている場合(「4.同一NAT配下の場合」))と図9Bを比較すると、本実施形態では、第1の実施形態の「(A)NATなしの場合」に対して、図5Bの(S6)INVITEメッセージ、(S7)網接続環境通知、(S8)主信号経路情報、(S10)200 OKメッセージが加えられただけである。
主信号経路の決定、経路設定方法について、図4B(本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、両端末が同一NAT装置配下に接続されている場合(「4.同一NAT配下の場合」))と図5Bを比較すると、本発明の第1の実施形態の「(C)両側NATの場合」で、両端末が同一NAT装置配下に接続されている場合と同じである。
最後に、本発明の特徴について説明する。
本発明の情報処理システムは、呼制御を行う情報処理装置と端末で構成される情報処理システムであって、情報処理装置は、端末の網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うことを特徴とする。
本発明の情報処理システムは、呼制御を行う情報処理装置と端末で構成される情報処理システムであって、情報処理装置は、端末の網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うことを特徴とする。
情報処理装置は、通信を行う端末のうち、少なくとも1つ以上の端末がSymmetric NAT装置ではなく、Cone系NAT装置配下に接続されているということを確認した場合に、該NAT装置を越え、且つ、該情報処理装置が中継しない経路で、該端末が、主信号通信を行うようにSIPメッセージ内のSDPを設定することを特徴とする。
情報処理装置は、通信を行う端末のうち、少なくとも1つ以上の端末がSymmetric NAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該情報処理装置で中継して主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定することを特徴とする。
情報処理装置は、通信を行う端末が、同一のNAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該NAT装置を越えることなく直接主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定することを特徴とする。
情報処理装置は、通信を行う端末が、同一のNAT装置配下に接続されていることを、該NAT装置に割り当てられているグローバルIPアドレスをみて判断することを特徴とする。
また、本発明の他の情報処理システムは、複数の呼制御を行う情報処理装置と端末で構成される呼制御システムであって、情報処理装置は、互いに管理している端末の網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うことを特徴とする。
情報処理装置は、互いに管理している端末の網接続環境情報、主信号通信経路を交換して、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うことを特徴とする。
情報処理装置は、互いに管理している端末の網接続環境情報と、情報処理装置で決定された主信号通信経路情報を交換する際に、SIPとは異なるプロトコルで作成されたメッセージを利用することを特徴とする請求項6、。
情報処理装置は、互いに管理している端末の網接続環境情報と、情報処理装置で決定された主信号通信経路情報を交換する際にSIPメッセージ内に該情報を記載して送信して、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うことを特徴とする請求項6、。
情報処理装置は、端末の網接続情報、及び、主信号通信経路をSIPメッセージ内のSDPに記載することを特徴とする。
情報処理装置は、互いに管理している端末のうち、少なくとも1つ以上の端末が、Symmetric NAT装置でなく、Cone 系NAT装置配下に接続されている場合、該NAT装置を越えて主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定することを特徴とする。
情報処理装置は、互いに管理している端末のうちいずれかが、Symmetric NAT装置配下に接続されている場合、情報処理装置を介して主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定することを特徴とする。
情報処理装置は、互いに管理している端末が、同一NAT装置配下に接続されている場合、NAT装置を越えることなく直接主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定することを特徴とする。
情報処理装置は、お互いが管理している端末が、同一のNAT装置配下に接続されていることを、該NAT装置に割り当てられているグローバルIPアドレスをみて判断することを特徴とする。
1,2… 情報処理装置
1−1,2−1… 網環境把握部
1−2,2−2… SIP制御部
1−3,2−3… ユーザー情報蓄積部
1−4,2−4… 主信号経路決定部
1−5,2−5… 主信号経路設定部
1−6,2−6… 主信号中継部
1−7,2−7… 網接続環境通知・取得部
10,100… 端末
10−1,100−1… 網接続環境推定パケット送受信部
10−2,100−2… 主信号通信用設定情報蓄積部
10−3,100−3… SIP−UA部
10−4,100−4… 主信号送受信部
20,200… NAT装置
1−1,2−1… 網環境把握部
1−2,2−2… SIP制御部
1−3,2−3… ユーザー情報蓄積部
1−4,2−4… 主信号経路決定部
1−5,2−5… 主信号経路設定部
1−6,2−6… 主信号中継部
1−7,2−7… 網接続環境通知・取得部
10,100… 端末
10−1,100−1… 網接続環境推定パケット送受信部
10−2,100−2… 主信号通信用設定情報蓄積部
10−3,100−3… SIP−UA部
10−4,100−4… 主信号送受信部
20,200… NAT装置
Claims (24)
- 呼制御を行う情報処理装置と、
前記情報処理装置と通信を行う端末と
を含み、
前記情報処理装置は、前記端末に接続されるNAT(Network Address Translator)装置の有無及びタイプを示す網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行う
情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記端末のうち少なくとも1つの端末がSymmetric NAT装置ではなく、Cone系NAT装置配下に接続されているということを確認した場合に、該NAT装置を越え、且つ、該情報処理装置が中継しない経路で、該端末が、主信号通信を行うようにSIPメッセージ内のSDPを設定する
情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記端末のうち少なくとも1つの端末がSymmetric NAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該情報処理装置で中継して主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定する
情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記端末が同一のNAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該NAT装置を越えることなく直接主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定する
情報処理システム。 - 請求項4に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記端末が同一のNAT装置配下に接続されていることを、該NAT装置に割り当てられているグローバルIPアドレスをみて判断する
情報処理システム。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置との間で、互いに管理している端末の網接続環境情報と、主信号通信経路情報とを交換する他の情報処理装置
を更に含む
情報処理システム。 - 端末に接続されるNAT装置の有無及びタイプを示す網接続環境情報を把握し、前記端末の主信通信設定情報を通知する網環境把握部と、
前記端末から送信されてくるSIPメッセージを受信して、前記端末からの要求に応じて制御を行うSIP制御部と、
前記端末からの登録されるユーザー情報、前記端末の網接続環境情報を蓄積するためのユーザー情報蓄積部と、
前記ユーザー情報蓄積部に蓄積されている網接続環境情報に応じて、主信号の経路を決定する主信号経路決定部と、
前記主信号経路決定部で決定された経路で通信を実施するために、SIPメッセージの書き換えを行う主信号経路設定部と、
主信号を中継する場合、前記主信号経路設定部の情報に基づいて中継を行う主信号中継部と
を具備する
情報処理装置。 - 請求項7に記載の情報処理装置であって、
情報処理装置同士で、互いに管理している端末の網接続情報を通知・取得するための網接続環境通知・取得部
を更に具備する
情報処理装置。 - 請求項7又は8に記載の情報処理装置であって、
前記端末は、
情報処理装置に網接続環境情報を把握させるための通信を行う網接続環境推定パケット送受信部と、
前記網接続環境推定パケット送受信部から通知される主信号通信設定情報を蓄積するための主信号通信用設定情報蓄積部と、
SIPメッセージの送受信を行うSIP−UA部と、
主信号の送受信を行う主信号送受信部と
を具備する
情報処理装置。 - 呼制御を行う情報処理装置と端末との間で通信を行うステップと、
前記情報処理装置が、通信を行う端末に接続されるNAT装置の有無及びタイプを示す網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うステップと
を具備する
情報処理方法。 - 請求項10に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、通信を行う端末のうち、少なくとも1つの端末がSymmetric NAT装置ではなく、Cone系NAT装置配下に接続されているということを確認した場合に、該NAT装置を越え、且つ、該情報処理装置が中継しない経路で、該端末が、主信号通信を行うようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項10に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、通信を行う端末のうち少なくとも1つの端末がSymmetric NAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該情報処理装置で中継して主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項10に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、通信を行う端末が同一のNAT装置配下に接続されていると確認した場合に、該NAT装置を越えることなく直接主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項13に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、通信を行う端末が同一のNAT装置配下に接続されていることを、該NAT装置に割り当てられているグローバルIPアドレスをみて判断するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 呼制御を行う複数の情報処理装置の各々が少なくとも1つの端末を管理するステップと、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末に接続されるNAT装置の有無及びタイプを示す網接続環境情報に応じて、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うステップと
を具備する
情報処理方法。 - 請求項15に記載の情報処理方法であって、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末の網接続環境情報と、主信号通信経路とを交換して、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項15又は16に記載の情報処理方法であって、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末の網接続環境情報と、前記各情報処理装置で決定された主信号通信経路情報とを交換する際に、SIPとは異なるプロトコルで作成されたメッセージを利用するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項15又は16に記載の情報処理方法であって、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末の網接続環境情報と、前記各情報処理装置で決定された主信号通信経路情報とを交換する際にSIPメッセージ内に該情報を記載して送信して、SIPメッセージ内のSDPの設定を行うステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項18に記載の情報処理方法であって、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末の網接続情報、及び、主信号通信経路をSIPメッセージ内のSDPに記載するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項15に記載の情報処理方法であって、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末のうち少なくとも1つの端末がSymmetric NAT装置でなく、Cone系NAT装置配下に接続されている場合、該NAT装置を越えて主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項15に記載の情報処理方法であって、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末のうちいずれかがSymmetric NAT装置配下に接続されている場合、前記各情報処理装置を介して主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項15に記載の情報処理方法であって、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末が同一NAT装置配下に接続されている場合、NAT装置を越えることなく直接主信号通信させるようにSIPメッセージ内のSDPを設定するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項22に記載の情報処理方法であって、
前記各情報処理装置が、互いに管理している端末が同一のNAT装置配下に接続されていることを、該NAT装置に割り当てられているグローバルIPアドレスをみて判断するステップ
を更に具備する
情報処理方法。 - 請求項10乃至23のいずれか一項に記載の情報処理方法を、コンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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