JP2007005155A - ケーブル中継用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部からの水分の浸入を防止し、ケーブル被覆等に存在する水分により湿気を含んだ空気が他方のケーブルへ伝達するのを防止する防湿機能をもたせることである。
【解決手段】 1つのプラグハウジングに複数のプラグ部を設け、これら複数のプラグ部にそれぞれ着脱自在にレセプタクルを挿入し、複数のプラグ部は、障壁部で仕切られ、この障壁部をプラグコンタクトが気密に貫通し、その端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔内にそれぞれ圧接リングを嵌合してなり、レセプタクルは、レセプタクルハウジングに、嵌合孔とプラグコンタクト差し込み孔を形成し、嵌合孔内にケーブルを気密に貫通するシール部材を形成し、プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部がケーブルに接続され、他端部がプラグコンタクトに接離される接触ばねを有する圧着端子を収納してなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2本のケーブルを互いに接続するためのケーブル中継用コネクタに関し、さらに詳しくは、外部からの水分の浸入を防止し、また、ケーブル被覆やケーブルと被覆との隙間に存在する水分により湿気を含んだ空気が他方のケーブルへ伝達するのを防止する防湿機能をもたせたケーブル中継用コネクタに関するものである。
図6に示すように、両側のケーブル50aと50bを互いに接続するための従来のケーブル中継用コネクタは、レセプタクル51とプラグ52を嵌合したときにのみ外部からの水分浸入に対する防水効果を発揮せしめるようになっている。
さらに詳しくは、レセプタクル51は、ケーブル挿入筒55のケーブル差し込み孔57にOリング58を介在してケーブル50aを気密に圧入し、このケーブル50aの先端の各リード線に圧着端子62を圧着部63で接続する。ケーブル50aを挿入したケーブル挿入筒55は、ハウジング53の収納孔54にOリング56を介在して気密に挿入するとともに、圧着端子62の先端の接触片64を保護筒部65のプラグ挿入孔61に圧入して係止突片60を係止孔59に係止する。
前記プラグ52は、ケーブル挿入筒68のケーブル差し込み孔69にOリング82を介在してケーブル50bを気密に圧入し、このケーブル50bの先端の各リード線に圧着端子75を圧着部76で接続する。また、プラグハウジング66の収納孔67には、まず圧着端子取り付け筒73を挿入し、次いで、Oリング70を介在してケーブル50bを挿入したケーブル挿入筒68を圧入する。すると、圧着端子75が圧着端子取り付け筒73の圧着端子差し込み孔74に挿入され、さらに圧着端子75と一体のピンプラグ部77が圧着端子取り付け筒73のレセプタクルの貫通孔79を通してレセプタクルの嵌合凹部78内に突出するとともに、係止突片72を係止孔71に係止する。80は、係止用舌片である。
このような構成において、レセプタクル51をプラグ52の支持筒83側から挿入すると、保護筒部65がレセプタクルの嵌合凹部78に嵌合し、ピンプラグ部77がプラグ挿入孔61内の接触片64に接続し、さらに圧入すると、ハウジング53の先端部がOリング81に圧接する。
前述のように、互いに接続すべき両側のケーブル50a,50bをレセプタクル51とプラグ52を嵌合して接続する方法の他に、両側のそれぞれのケーブルの先端をモジュールハウジングに接続し、このモジュールハウジングの端子と、リセプタクル組み立て体の両側の中継ピンとを接続するようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開平11−339910号公報
図6に示した従来のケーブル中継用コネクタにおいて、レセプタクル51やプラグ52の内部は、互いに嵌合したとき、Oリング56、58、81、70、82によって外部からの水分をある程度防ぐことができるが、2本のケーブル50aと50bは、ケーブル差し込み孔57、プラグ挿入孔61、レセプタクルの嵌合凹部78、レセプタクルの貫通孔79、圧着端子差し込み孔74、ケーブル差し込み孔69を通して互いに連通しているため、一方のケーブル被覆やケーブルと被覆との隙間に存在する水分により湿気を含んだ空気が他方のケーブルへ伝達し、防湿機能が不十分である、という問題点があった。
また、特許文献1に示すように、リセプタクル組み立て体を介在して両側のそれぞれのケーブルのモジュールハウジング端子を接続するようにしたものでは、外部からの水分を防ぐことができない、という問題点があった。
本発明は、2本のケーブルをコネクタを用いて接続する場合、外部からの水分の浸入を防止し、また、ケーブル被覆やケーブルと被覆との隙間に存在する水分により湿気を含んだ空気が他方のケーブルへ伝達するのを防止する防湿機能をもたせたケーブル中継用コネクタを提供しようとするものである。
請求項1記載の発明は、プラグハウジングに設けた複数のプラグ部と、これら複数のプラグ部にそれぞれ着脱自在に挿入されるレセプタクルとからなり、前記複数のプラグ部は、プラグハウジングの途中の障壁部で仕切られ、この障壁部を気密に貫通するプラグコンタクトの端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔内にそれぞれ圧接リングを嵌合してなり、前記レセプタクルは、前記レセプタクル挿入孔に挿入されるレセプタクルハウジングに、一端部側から嵌合孔を形成し、この嵌合孔から前記レセプタクルハウジングの他端部側に貫通するプラグコンタクト差し込み孔を形成し、前記嵌合孔内にケーブルを気密に貫通するシール部材を形成し、前記プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部がケーブルに接続され、他端部が前記プラグコンタクトに接離される接触ばねを有する圧着端子を収納してなることを特徴とするケーブル中継用コネクタである。
請求項2記載の発明は、プラグハウジングの両端にそれぞれ設けた第1プラグ部及び第2プラグ部と、これらの第1プラグ部と第2プラグ部にそれぞれ着脱自在に挿入されるレセプタクルとからなり、前記第1プラグ部及び第2プラグ部は、筒型のプラグハウジングの途中の障壁部で仕切られ、この障壁部を気密に貫通するプラグコンタクトの両端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔の内周面と前記障壁部の壁面とに密接するようにそれぞれ圧接リングを嵌合し、この圧接リングの抜け止めのための支持リングを前記レセプタクル挿入孔の内周面に嵌合係止してなり、前記レセプタクルは、前記レセプタクル挿入孔に挿入されるレセプタクルハウジングに、一端部側から嵌合孔を形成し、この嵌合孔から前記レセプタクルハウジングの他端部側に貫通するプラグコンタクト差し込み孔を形成し、前記嵌合孔の内周面にシール部材の鍔部を気密に嵌合するとともに、このシール部材の抜け止めのための抜け止めリングを前記嵌合孔とシール部材の外周面との間に圧入係止し、このシール部材にケーブルを気密に貫通する抜け止めリングを形成し、前記プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部の圧着片がケーブルのリード線に接続され、他端部のプラグコンタクトの接触ばねが前記プラグコンタクトに接離される圧着端子を収納してなることを特徴とするケーブル中継用コネクタである。
請求項3記載の発明は、圧接リングは、内周面にレセプタクルハウジングの外周面と圧接する山部を形成し、外周面にレセプタクル挿入孔の内周面と圧接する溝部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のケーブル中継用コネクタである。
請求項4記載の発明は、プラグハウジングの両端にそれぞれ設けた第1プラグ部及び第2プラグ部と、これらの第1プラグ部と第2プラグ部にそれぞれ着脱自在に挿入されるレセプタクルとからなり、前記第1プラグ部及び第2プラグ部は、筒型のプラグハウジングの途中の障壁部で仕切られ、この障壁部を気密に貫通するプラグコンタクトの両端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔の内周面と前記障壁部の壁面とに密接するようにそれぞれ圧接リングを嵌合し、この圧接リングの抜け止めのための支持リングを前記レセプタクル挿入孔の内周面に嵌合しつつ支持リングと一体の係止突起をプラグハウジングの係止孔に係止し、前記プラグハウジングの一部を延長してレセプタクル係止孔を有するレセプタクル係止用舌片を設けてなり、前記レセプタクルは、前記レセプタクル挿入孔に挿入されるレセプタクルハウジングに、一端部側から嵌合孔を形成し、この嵌合孔から前記レセプタクルハウジングの他端部側に貫通するプラグコンタクト差し込み孔を形成し、前記嵌合孔の内周面にシール部材の鍔部を気密に嵌合するとともに、このシール部材の抜け止めのための抜け止めリングを前記嵌合孔とシール部材の外周面との間に圧入しつつ抜け止めリングと一体の係止突部をレセプタクルハウジングの係止孔に係止し、このシール部材にケーブルを気密に貫通する抜け止めリングを形成し、前記プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部の圧着片がケーブルのリード線に接続され、他端部のプラグコンタクトの接触ばねが前記プラグコンタクトに接離される圧着端子を収納しつつこのプラグコンタクト差し込み孔内の圧着端子係止突部に圧着端子を係止し、前記レセプタクルハウジングの側面に前記レセプタクル係止孔に係止する係止突片を設けてなることを特徴とするケーブル中継用コネクタである。
請求項1記載の発明によれば、1つのプラグハウジングに複数のプラグ部を設け、これら複数のプラグ部にそれぞれ着脱自在にレセプタクルを挿入し、前記複数のプラグ部は、障壁部で仕切られ、この障壁部をプラグコンタクトが気密に貫通し、その端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔内にそれぞれ圧接リングを嵌合してなり、前記レセプタクルは、レセプタクルハウジングに、嵌合孔とプラグコンタクト差し込み孔を形成し、前記嵌合孔内にケーブルを気密に貫通するシール部材を形成し、前記プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部がケーブルに接続され、他端部が前記プラグコンタクトに接離される接触ばねを有する圧着端子を収納したので、ケーブル被覆やケーブルと被覆との隙間に存在する水分により湿気を含んだ空気が他方のケーブルへ伝達するのを障壁部で確実に防止する防湿機能をもたせることができる。また、圧接リングとシール部材により外部からの水分の浸入を確実に防止できる。
請求項2記載の発明によれば、プラグ部において、圧接リングの抜け止めのための支持リングをレセプタクル挿入孔の内周面に嵌合係止し、
レセプタクルにおいて、シール部材の抜け止めのための抜け止めリングを嵌合孔とシール部材の外周面との間に圧入係止したことにより、プラグ部とレセプタクルとの着脱時においても圧接リングとシール部材は、その位置を確実に保持され、水分の浸入と防湿機能をちょうきかんにわたってもたせることができる。
請求項3記載の発明によれば、圧接リングは、内周面にレセプタクルハウジングの外周面と圧接する山部を形成し、外周面にレセプタクル挿入孔の内周面と圧接する溝部を形成したので、レセプタクルハウジングの外周面とレセプタクル挿入孔の内周面とにおける圧接リングの密着する面積がより多くなることによって防水効果と防湿効果をより向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、プラグ部において、圧接リングの抜け止めのための支持リングをレセプタクル挿入孔の内周面に嵌合しつつ支持リングと一体の係止突起をプラグハウジングの係止孔に係止し、また、レセプタクルにおいて、シール部材の抜け止めのための抜け止めリングを嵌合孔とシール部材の外周面との間に圧入しつつ抜け止めリングと一体の係止突部をレセプタクルハウジングの係止孔に係止し、プラグコンタクト差し込み孔内の圧着端子係止突部に圧着端子を係止し、レセプタクルハウジングの側面の係止突片をレセプタクル係止孔に係止するようにしたので、プラグ部とレセプタクルの組み立てが容易で、かつ、確実に保持できる。
本発明によるケーブル中継用コネクタは、プラグハウジングの両端にそれぞれ設けた第1プラグ部及び第2プラグ部と、これらの第1プラグ部と第2プラグ部にそれぞれ着脱自在に挿入されるレセプタクルとからなる。
前記第1プラグ部及び第2プラグ部は、筒型のプラグハウジングの途中の障壁部で仕切られ、この障壁部を気密に貫通するプラグコンタクトの両端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔の内周面と前記障壁部の壁面とに密接するようにそれぞれ圧接リングを嵌合し、この圧接リングの抜け止めのための支持リングを前記レセプタクル挿入孔の内周面に嵌合しつつ支持リングと一体の係止突起をプラグハウジングの係止孔に係止し、前記プラグハウジングの一部を延長してレセプタクル係止孔を有するレセプタクル係止用舌片を設けて形成される。
前記レセプタクルは、前記レセプタクル挿入孔に挿入されるレセプタクルハウジングに、一端部側から嵌合孔を形成し、この嵌合孔から前記レセプタクルハウジングの他端部側に貫通するプラグコンタクト差し込み孔を形成し、前記嵌合孔の内周面にシール部材の鍔部を気密に嵌合するとともに、このシール部材の抜け止めのための抜け止めリングを前記嵌合孔とシール部材の外周面との間に圧入しつつ抜け止めリングと一体の係止突部をレセプタクルハウジングの係止孔に係止し、このシール部材にケーブルを気密に貫通する抜け止めリングを形成し、前記プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部の圧着片がケーブルのリード線に接続され、他端部のプラグコンタクトの接触ばねが前記プラグコンタクトに接離される圧着端子を収納しつつこのプラグコンタクト差し込み孔内の圧着端子係止突部に圧着端子を係止し、前記レセプタクルハウジングの側面に前記レセプタクル係止孔に係止する係止突片を設けて形成する。
前記圧接リングは、内周面にレセプタクルハウジングの外周面と圧接する山部を形成し、外周面にレセプタクル挿入孔の内周面と圧接する溝部を形成することで接触面積をより大きくして防水、防湿効果を向上させる。
本発明によるケーブル中継用コネクタの実施例1を図1乃至図5に基き説明する。
図1において、10は、プラグハウジングで、このプラグハウジング10は、中央の障壁部46を隔てて左右両側に第1プラグ部11とレセプタクル13が形成され、同一形状のレセプタクル13が着脱自在に挿入される。
この第1プラグ部11と第2プラグ部12は、左右対称形であり、また、これらの第1プラグ部11と第2プラグ部12に挿入される2個のレセプタクル13も同一形状であるから、以下同一部分は、同一符号を付して説明する。
前記プラグハウジング10は、図2及び図3に示すように、全体の形状が丸みを帯びた角筒形をなし、両端部から中央の障壁部46までそれぞれレセプタクル挿入孔15が形成され、このレセプタクル挿入孔15の上面には、レセプタクル係止用舌片16が長さ方向に突出し、このレセプタクル係止用舌片16の先端にレセプタクル係止孔17が穿設され、また、両側に弾性を持たせるための2本の切り込み20が形成されている。また、レセプタクル挿入孔15の両側には、位置決め溝21が切り欠かれ、下面には、係止孔25が穿設されている。前記障壁部46のコンタクト圧入孔19には、両端部がそれぞれのレセプタクル挿入孔15内に突出するように複数本のプラグコンタクト18が設けられている。このプラグコンタクト18は、抜け止め突部26を形成してコンタクト圧入孔19に圧入してもよいし、プラグハウジング10の成型時に一体にモールドするようにしてもよく、要するに、コンタクト圧入孔19を介して両側のレセプタクル挿入孔15間で空気が流通するようなことなく完全に遮断されるように気密性を保持する。
前記レセプタクル挿入孔15の内部には、このレセプタクル挿入孔15の内壁面と障壁部46との角部付近に密着する位置にゴムなどの弾性材からなる圧接リング22が挿入される。この圧接リング22は、内周面中央部が断面3角形に盛り上がった山部44とし、外周面が2条の溝部45とする。また、レセプタクル挿入孔15の内部の開口部側には、支持リング23が嵌め込まれる。この支持リング23には、上面に切り込み43が形成され、下面に係止突起24が形成されており、この係止突起24は、レセプタクル挿入孔15の下面の係止孔25に係止される。
前記レセプタクル13は、図4及び図5に示すように、レセプタクルハウジング14と、このレセプタクルハウジング14の嵌合孔47に着脱自在に挿入されるシール部材35と、このシール部材35の抜け止めのための抜け止めリング37からなる。
前記レセプタクルハウジング14は、一端部側の嵌合孔47から他端部に貫通するプラグコンタクト差し込み孔31がケーブル28の挿入数だけ穿設され、このプラグコンタクト差し込み孔31の内部途中には、圧着端子係止突部32が形成されている。また、前記嵌合孔47の側面には、係止孔40が穿設され、上面には、2本のガイド翼片33が形成されるとともに、このガイド翼片33の間に係止突片34が形成されている。
前記シール部材35は、ゴムなどの弾性材からなり、先端外周に鍔部42が設けられ、内部にケーブル28を密着して圧入する抜け止めリング36が小径部と大径部とを交互に波打つように形成され、防水効果を向上させている。
前記抜け止めリング37は、シール部材35の外周に嵌合するもので、両側の外面には、係止突部41が形成されている。
以上のように構成された本発明によるケーブル中継用コネクタの作用を説明する。
中継接続しようとする一方のケーブル28は、一方のレセプタクル13のシール部材35の抜け止めリング36にそれぞれ圧入され、先端の一部をシール部材35の端面から突出させる。突出した各ケーブル28のリード線部分をそれぞれ圧着端子27の圧着片30で圧着固定する。複数本のケーブル28についても同様に構成する。
ケーブル28を取り付けたシール部材35をレセプタクルハウジング14の嵌合孔47に圧入すると、鍔部42が嵌合孔47の内面に接しながら挿入され、かつ、各ケーブル28の圧着端子27のプラグコンタクトの接触ばね29がプラグコンタクト差し込み孔31に挿入され、圧着端子27が圧着端子係止突部32に係止される。
ついで、シール部材35の外周面と嵌合孔47の内周面間に抜け止めリング37を、ガイド?38が嵌合孔47のガイド溝39にガイドされつつ圧入し、係止突部41を係止孔40に係止する。すると、シール部材35の鍔部42が抜け止めリング37で押し付けられて嵌合孔47に密着する。
中継接続しようとする他方のケーブル28についても同様に他方のレセプタクル13に組み込み接続する。
一方のケーブル28を組み込み接続したレセプタクル13をプラグハウジング10の一方の第1プラグ部11に挿入する。レセプタクル13のガイド翼片33が切り込み20と切り込み43にガイドされつつプラグハウジング10のレセプタクル挿入孔15に挿入されると、プラグコンタクト18がレセプタクル13のプラグコンタクト差し込み孔31に挿入され圧着端子27のプラグコンタクトの接触ばね29に電気的に接続される。同時にレセプタクルハウジング14の先端外周面で圧接リング22の山部44と溝部45を押し潰すと、溝部45が嵌合孔47の内面に密着する。さらにレセプタクル13を圧入すると、傾斜面48で支持リング23を押し込み、圧接リング22はさらに圧着され、レセプタクル13の係止突片34がレセプタクル係止用舌片16のレセプタクル係止孔17に係止する。
他方のケーブル28を組み込み接続したレセプタクル13についても、前記同様にしてプラグハウジング10の他方の第2プラグ部12に挿入すると、圧着端子27のプラグコンタクトの接触ばね29が電気的にプラグコンタクト18の他端部に接続されるとともに、レセプタクル13が気密に第2プラグ部12に係止される。
以上のようにしてプラグハウジング10の両端の第1プラグ部11と第2プラグ部12とにそれぞれレセプタクル13を圧入接続すると、レセプタクルハウジング14の内部のプラグコンタクト差し込み孔31は、嵌合孔47側の抜け止めリング36がケーブル28で気密を保持されると共に、シール部材35の鍔部42で気密に保持される。また、プラグコンタクト差し込み孔31のプラグコンタクト18が挿入される側は、押し潰された圧接リング22により気密に保持されるとともに、障壁部46によって第2プラグ部12側とも完全に遮蔽される。したがって、プラグコンタクト差し込み孔31内に外部から水分や湿気が浸入することがなく、かつ、第1プラグ部11と第2プラグ部12との間での湿気の流通も完全に遮断される。そのため、たとえ一方の第1プラグ部11におけるケーブル28内部から湿気が発生しても他方の第2プラグ部12側に影響することは確実に防ぐことができる。
前記実施例では、プラグハウジング10を一直線状に形成し、両端のレセプタクル挿入孔15にプラグ部13を互いに直線的に挿入するようにしたが、本発明は、これに限られるものではなく、両側のレセプタクル挿入孔15が障壁部46の位置で互いに180度以外の角度で交わるように形成してもよい。
前記実施例では、プラグハウジング10の両端に2個のレセプタクル挿入孔15を形成し、2個のプラグ部13を挿入接続するようにしたが、本発明は、これに限られるものではなく、1つのプラグハウジング10に3個以上のレセプタクル挿入孔15を放射状に形成し、それぞれのレセプタクル挿入孔15にプラグ部13を挿入接続するようにしてもよい。
本発明によるケーブル中継用コネクタの実施例1を示す断面図である。 図1におけるプラグ部を示すもので、(a)は、平面図、(b)は、縦断面図、(c)は、側面図である。 図1におけるプラグ部の一部切り欠いた分解斜視図である。 図1におけるレセプタクル13を示すもので、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、縦断面図、(d)は、左側面図、(e)は、右側面図である。 図1におけるレセプタクル13の一部切り欠いた分解斜視図である。 従来のケーブル中継用コネクタの断面図である。
符号の説明
10…プラグハウジング、11…第1プラグ部、12…第2プラグ部、13…レセプタクル、14…レセプタクルハウジング、15…レセプタクル挿入孔、16…レセプタクル係止用舌片、17…レセプタクル係止孔、18…プラグコンタクト、19…コンタクト圧入孔、20…切り込み、21…位置決め溝、22…圧接リング、23…支持リング、24…係止突起、25…係止孔、26…抜け止め突部、27…圧着端子、28…ケーブル、29…プラグコンタクトの接触ばね、30…圧着片、31…プラグコンタクト差し込み孔、32…圧着端子係止突部、33…ガイド翼片、34…係止突片、35…シール部材、36…抜け止めリング、37…抜け止めリング、38…ガイド?、39…ガイド溝、40…係止孔、41…係止突部、42…鍔部、43…切り込み、44…山部、45…溝部、46…障壁部、47…嵌合孔、48…傾斜面、50…ケーブル、51…レセプタクル、52…プラグ、53…ハウジング、54…収納孔、55…ケーブル挿入筒、56…Oリング、57…ケーブル差し込み孔、58…Oリング、59…係止孔、60…係止突片、61…プラグ挿入孔、62…圧着端子、63…圧着部、64…接触片、65…保護筒部、66…プラグハウジング、67…収納孔、68…ケーブル挿入筒、69…ケーブル差し込み孔、70…Oリング、71…係止孔、72…係止突片、73…圧着端子取り付け筒、74…圧着端子差し込み孔、75…圧着端子、76…圧着部、77…ピンプラグ部、78…レセプタクルの嵌合凹部、79…レセプタクルの貫通孔、80…係止用舌片、81…Oリング、82…Oリング、83…支持筒。

Claims (4)

  1. プラグハウジングに設けた複数のプラグ部と、これら複数のプラグ部にそれぞれ着脱自在に挿入されるレセプタクルとからなり、前記複数のプラグ部は、プラグハウジングの途中の障壁部で仕切られ、この障壁部を気密に貫通するプラグコンタクトの端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔内にそれぞれ圧接リングを嵌合してなり、前記レセプタクルは、前記レセプタクル挿入孔に挿入されるレセプタクルハウジングに、一端部側から嵌合孔を形成し、この嵌合孔から前記レセプタクルハウジングの他端部側に貫通するプラグコンタクト差し込み孔を形成し、前記嵌合孔内にケーブルを気密に貫通するシール部材を形成し、前記プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部がケーブルに接続され、他端部が前記プラグコンタクトに接離される接触ばねを有する圧着端子を収納してなることを特徴とするケーブル中継用コネクタ。
  2. プラグハウジングの両端にそれぞれ設けた第1プラグ部及び第2プラグ部と、これらの第1プラグ部と第2プラグ部にそれぞれ着脱自在に挿入されるレセプタクルとからなり、前記第1プラグ部及び第2プラグ部は、筒型のプラグハウジングの途中の障壁部で仕切られ、この障壁部を気密に貫通するプラグコンタクトの両端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔の内周面と前記障壁部の壁面とに密接するようにそれぞれ圧接リングを嵌合し、この圧接リングの抜け止めのための支持リングを前記レセプタクル挿入孔の内周面に嵌合係止してなり、前記レセプタクルは、前記レセプタクル挿入孔に挿入されるレセプタクルハウジングに、一端部側から嵌合孔を形成し、この嵌合孔から前記レセプタクルハウジングの他端部側に貫通するプラグコンタクト差し込み孔を形成し、前記嵌合孔の内周面にシール部材の鍔部を気密に嵌合するとともに、このシール部材の抜け止めのための抜け止めリングを前記嵌合孔とシール部材の外周面との間に圧入係止し、このシール部材にケーブルを気密に貫通する抜け止めリングを形成し、前記プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部の圧着片がケーブルのリード線に接続され、他端部のプラグコンタクトの接触ばねが前記プラグコンタクトに接離される圧着端子を収納してなることを特徴とするケーブル中継用コネクタ。
  3. 圧接リングは、内周面にレセプタクルハウジングの外周面と圧接する山部を形成し、外周面にレセプタクル挿入孔の内周面と圧接する溝部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のケーブル中継用コネクタ。
  4. プラグハウジングの両端にそれぞれ設けた第1プラグ部及び第2プラグ部と、これらの第1プラグ部と第2プラグ部にそれぞれ着脱自在に挿入されるレセプタクルとからなり、前記第1プラグ部及び第2プラグ部は、筒型のプラグハウジングの途中の障壁部で仕切られ、この障壁部を気密に貫通するプラグコンタクトの両端部をそれぞれのプラグ部のレセプタクル挿入孔内に突設し、これらのレセプタクル挿入孔の内周面と前記障壁部の壁面とに密接するようにそれぞれ圧接リングを嵌合し、この圧接リングの抜け止めのための支持リングを前記レセプタクル挿入孔の内周面に嵌合しつつ支持リングと一体の係止突起をプラグハウジングの係止孔に係止し、前記プラグハウジングの一部を延長してレセプタクル係止孔を有するレセプタクル係止用舌片を設けてなり、前記レセプタクルは、前記レセプタクル挿入孔に挿入されるレセプタクルハウジングに、一端部側から嵌合孔を形成し、この嵌合孔から前記レセプタクルハウジングの他端部側に貫通するプラグコンタクト差し込み孔を形成し、前記嵌合孔の内周面にシール部材の鍔部を気密に嵌合するとともに、このシール部材の抜け止めのための抜け止めリングを前記嵌合孔とシール部材の外周面との間に圧入しつつ抜け止めリングと一体の係止突部をレセプタクルハウジングの係止孔に係止し、このシール部材にケーブルを気密に貫通する抜け止めリングを形成し、前記プラグコンタクト差し込み孔内に、一端部の圧着片がケーブルのリード線に接続され、他端部のプラグコンタクトの接触ばねが前記プラグコンタクトに接離される圧着端子を収納しつつこのプラグコンタクト差し込み孔内の圧着端子係止突部に圧着端子を係止し、前記レセプタクルハウジングの側面に前記レセプタクル係止孔に係止する係止突片を設けてなることを特徴とするケーブル中継用コネクタ。
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