JP2007005040A - ブランチケーブルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造に係るリードタイムの短縮を図るとともに、ケーブルのロスを削減することが可能な、また、大型撚り機を必要とせず、製造時に安全に作業することが可能なブランチケーブルの製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 ケーブル端末部から布設時のケーブル吊り上げ部分に向けてブランチケーブルを製造するための方法であり、支持線の周囲に複数の通信ケーブルを撚り合わせるとともにこの外周に押さえ巻きを施す工程S1又はテープ結束を施す工程をケーブル分岐部分となる位置まで行い(S2)、この位置においては分岐対象となる前記通信ケーブルを所定長さで抜き取り切断する工程S3又は切断し抜き取りする工程を行い、これらを含む工程を1セットとして所望のセット数分繰り返す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブランチケーブルの製造方法に関する。
マンションやビルディング、集合住宅、工場等における情報供給のための屋内配線として用いられるケーブルとしては、支持線の周囲に複数本のLAN用ケーブルや電話用ケーブルなどの通信ケーブルを巻き付けてなる構成のブランチケーブル(又は分岐型ケーブル)が知られている(例えば特許文献1参照)。
図3には従来例のブランチケーブルの端面図が示されている。ブランチケーブル130は、複数本の鋼線を撚り合わせてなる支持線131の周囲に、LAN用または電話用の通信ケーブル132が複数本巻き付けられて撚り合わせられている。各通信ケーブル132のシース表面には、電気配線図面(図示省略。例えばマンションの電気配線図面等がこれに相当する)に対応するナンバリングが全長に施されている。図4はナンバリングのイメージを示しており、図中○印内の数字が識別のためのナンバリングの番号を表している。
製造後のブランチケーブル130は、上記電気配線図面に基づいて、撚り合わせられた複数の通信ケーブル132のうちの対象のものを撚り戻し、電気配線図面通りの間隔で分岐処理を施し、例えば図5に示すような状態で配線されている。上記撚り戻しの際には、通信ケーブル132のシース表面のナンバリングを見ながら作業が行われるようになっている。
ブランチケーブル130の製造に関しては、分岐処理を施す前までの純粋なブランチケーブル製造工程と、分岐処理を施すための撚り戻し工程との、別々な2つの工程を経て製造がなされるようになっている。前者となるブランチケーブル製造工程においては、大型の設備を備える既知の撚り製造ラインが用いられている。
図5において、上記のように製造されたブランチケーブル130は、マンション等の建物の屋内においてLAN配線や電話配線をする際に、マンション等の最下階から最上階までブランチケーブル130の支持線131を通して、天井に取り付けられたフック133で支持線131を支持し、分岐した通信ケーブル132をそれぞれの機器134へ配線する作業が行われるようになっている。
特開2005−53530号公報
ところで、上記従来技術にあっては、電気配線図面が確定すると通信ケーブル132の巻き付け本数やナンバリングの番号等が確定し、この上ではじめてブランチケーブル130の製造に取りかかれるような状況になっている。そして、上記ブランチケーブル製造工程と上記撚り戻し工程との別々な2つの工程を経ることにより、ブランチケーブル130の製造が完了するようになっている。上記従来技術にあっては、製造に関して次のような幾つかの問題点を有している。
1つ目としては、別々な2つの工程を経なければならないことから、製造に係るリードタイムが長くなるという問題点を有している。また、2つ目としては、別々な2つの工程を経なければならないことから、2工程分の生産計画を立てる必要性があり、この分の手間が掛かってリードタイムが更に長くなってしまうという問題点を有している。また、3つ目としては、上記撚り戻し工程において不要な通信ケーブル132を切断しなければならないことから、大量のケーブルのロスが発生してしまうという問題点を有している。また、4つ目としては、各通信ケーブル132のシース表面にナンバリングを施すための専用の工程が必要であることから、製造に係るリードタイムが更に長くなってしまうという問題点を有している。
一方、上記従来技術におけるブランチケーブル製造工程においては、既知の撚り製造ラインを用いていることから、次のような問題点を有している。すなわち、既知の撚り製造ラインは、サプライドラムを回転させる星型、巻取りドラムを回転させる巻取り回転型などの撚り機を備えて構成されており、この撚り機は重量のあるサプライスタンドや巻取りスタンドを回転させるための大きな動力、モータなどを構成に必要とすることから、撚り機自体が大型化してしまうという問題点を有している。また、重量のあるサプライスタンドや巻取りスタンドのような回転物をライン中に含むことから、安全性に配慮すると、上記撚り戻し工程を一体化することはできないという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、製造に係るリードタイムの短縮を図るとともに、ケーブルのロスを削減することが可能なブランチケーブルの製造方法を提供することを課題とする。また、大型撚り機を必要とせず、製造時に安全に作業することが可能なブランチケーブルの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のブランチケーブルの製造方法は、ケーブル端末部から布設時のケーブル吊り上げ部分に向けてブランチケーブルを製造するための方法において、支持線の周囲に複数の通信ケーブルを撚り合わせるとともにこの外周に押さえ巻きを施す工程又はテープ結束を施す工程をケーブル分岐部分となる位置まで行い、該位置においては分岐対象となる前記通信ケーブルを所定長さで抜き取り切断する工程又は切断し抜き取りする工程を行い、これらを含む工程を1セットとして所望のセット数分繰り返すことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、ブランチケーブルが布設時の下側となる部分から製造される。ここで下側とは、建物にブランチケーブルを布設する際の下側となる側であり、布設時のケーブル吊り上げ部分の反対側、すなわちケーブル端末部に相当するケーブル径の太い側であるものとする。ブランチケーブルの製造に関しては、最初のケーブル分岐部分となる位置まで撚り及び押さえ巻きをする工程又は撚り及びテープ結束を施す工程が行われ、その後、最初の分岐位置において、電気配線図面の指示長で分岐対象の通信ケーブルを抜き取り切断する工程又は切断し抜き取りする工程が行われる。最初のケーブル分岐部分となる位置での上記工程の実施後、2番目のケーブル分岐部分となる位置まで再度、撚り及び押さえ巻きをする工程又は撚り及びテープ結束を施す工程が行われる。また、分岐される通信ケーブルを指示長で抜き取り切断する工程又は切断し抜き取りする工程も行われ、これら工程が最後のケーブル分岐部分となる位置まで繰り返される。最後の通信ケーブルを抜き取り切断又は切断し抜き取りした後には、残って露出した支持線に吊り上げ用の治具が取り付けられる。この治具は、上記ケーブル吊り上げ部分に取り付けられる。
請求項2記載の本発明のブランチケーブルの製造方法は、請求項1に記載のブランチケーブルの製造方法において、布設時における作業者用の識別を、前記1セットの中で分岐された前記通信ケーブルに対し施す、又は前記ケーブル端末部の位置で前記通信ケーブルに対し施すことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、分岐された通信ケーブルに対して、又はケーブル端末部の位置の通信ケーブルに対して、布設時における作業者用の識別が施される。この識別は、例えばラベルの貼り付け等によってなされ、布設時において作業者が識別することのできる位置に施される。この位置としては、分岐された通信ケーブルの取り出し位置、分岐された通信ケーブルの端末位置、ブランチケーブルのケーブル端末部等が挙げられる。
請求項3記載の本発明のブランチケーブルの製造方法は、請求項1又は請求項2に記載のブランチケーブルの製造方法において、前記複数の通信ケーブルの撚り合わせにSZ撚り機を用いることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、サプライスタンド、巻取りスタンドを固定した状態でSZ撚り機のみが回転運動する。SZ撚り機が回転運動することにより、複数の通信ケーブルに撚りが加えられる。複数の通信ケーブルに撚りが加えられることによって、製造されたブランチケーブルはドラム又はタバに容易に巻き取られるようになる。
請求項1に記載された本発明によれば、撚り戻し工程をブランチケーブル製造工程に組み込むような製造方法になる。また、分岐対象となる通信ケーブルを、ロスの発生が出ないよう所定長さで抜き取り切断するような製造方法になる。従って、製造に係るリードタイムを短縮することができるという効果を奏する。また、ケーブルのロスを削減することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、通信ケーブルのシース表面にナンバリングを施す工程を不要とし、結果、リードタイムを短縮することができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、サプライスタンド、巻取りスタンドを固定した状態でSZ撚り機のみを回転運動させてケーブルに撚りを加えることができる。従って、動力、モータなどを小さくすることができ、結果、装置を小型化することができるという効果を奏する。また、従来のような大型撚り機を使用しないことから、製造時に安全に作業することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。本発明のブランチケーブルの製造方法に係る製造手順を示すフローチャートである。また、図2(a)は製造ラインの構成説明図、図2(b)はブランチケーブルの構成説明図、図2(c)ブランチケーブルの模式的な全体図、図2(d)は他のブランチケーブルの構成説明図である。
図1において、屋内配線に用いられるブランチケーブルは、主に後述するステップS1〜S6を順に経る工程、言い換えれば本発明の製造方法を採用して製造されるようになっている。本発明の製造方法は、従来2つの工程となっていたブランチケーブルの製造を1つの工程にしている点が特徴となっている。すなわち、ブランチケーブル製造工程と撚り戻し工程の別々な2つの工程を含む従来の製造方法から、撚り戻し工程をブランチケーブル製造工程に組み込む製造方法に変えている点が特徴となっている。本発明の製造方法は、これを実現するために、図2(a)に示すような製造ライン1が用いられている。先ず、製造ライン1について説明する。
図2(a)において、引用符号1で示される製造ラインは、図2(a)〜(c)に示されるブランチケーブル2を製造するための製造ラインであって、このライン上流にはサプライスタンド3が備えられている。サプライスタンド3には、ドラム4に巻き取られた通信ケーブル5(又は束に巻き取られた通信ケーブル5)が取り付けられている。サプライスタンド3は、ブランチケーブル2において必要本数となる通信ケーブル5の数に支持線6を加えた数分だけ備えられている(数は限定されないものとする)。図中では、便宜上、サプライスタンド3が1つのみ図示されているが、実際には図面の奥方向に複数並ぶように備えられている。それぞれドラム4に巻き取られた通信ケーブル5や支持線6は、所定の並びのサプライスタンド3に取り付けられている。サプライスタンド3は、例えば床等に固定されている。
複数のサプライスタンド3の下流には、撚り機7が備えられている。撚り機7は、目板等を有する既知構成のものからなっている。本形態においては、SZ撚りを可能とするSZ撚り機が撚り機7として用いられている。撚り機7には、複数の通信ケーブル5と、支持線6とが上流側から供給されるようになっている。このような撚り機7において、供給された支持線6の周囲には、通信ケーブル5が複数、SZ撚りで撚り合わせられるようになっている。
撚り機7の下流には、押さえ巻きテーピング機8が備えられている。押さえ巻きテーピング機8は、撚り機7と同様、既知構成のものが用いられている。本形態においては、ケーブルのばらけ防止用の部材として押さえ巻きテープ9が用いられている(テープ状に限らず紐状のものであっても当然によいものとする。また、後述する結束テープ21であってもよいものとする)。押さえ巻きテーピング機8は、SZ撚りで撚り合わせた通信ケーブル5の周囲を例えば図2(b)で示すような状態に固定することができるように構成されている。
押さえ巻きテーピング機8の下流には、引取機10と作業台11とが順に備えられている。引取機10は、押さえ巻きテーピング機8から出てきた加工中のブランチケーブル2を引き取り、更に下流側の作業台11へ送り出すために備えられている。作業台11は、ブランチケーブル2に対して分岐処理を施したり、支持用(吊り下げ用)の治具を取り付けたりするために備えられている。尚、分岐処理等に関しては図1を参照しながら後述する。
作業台11の下流には、巻取りスタンド12が備えられている。巻取りスタンド12は、加工後のブランチケーブル2をドラム13(又はタバ)に巻き取るために備えられている。巻取りスタンド12は、例えば床等に固定されている。巻取りスタンド12は、加工後のブランチケーブル2を所定のスピードで巻き取ることができるように制御されている。この制御は、製造ライン1に備えられる図示しない制御装置により行われるようになっている。図示しない制御装置は、製造ライン1全体の制御、及び、作業台11を使用しての後述する作業時の撚り機7や押さえ巻きテーピング機8等の制御等を行うことができるように、予めプログラミングされた状態で製造ライン1に備えられている。図示しない制御装置は、マイクロコンピュータの機能を有している。
次に、上記製造ライン1で製造されたブランチケーブル2の構造について説明する。
ブランチケーブル2は、既知の構成と同じであり、図2(b)で示すように、支持線6と、この支持線6の周囲に撚り合わせられる複数の通信ケーブル5と、これらのばらけを防止する押さえ巻きテープ9とを備えて構成されている(押さえ巻きテープ9に変えて後述の結束テープ21(図2(d)参照)を備えてもよいものとする)。また、ブランチケーブル2は、図2(c)に示すように、複数のケーブル分岐部分を有している。
ケーブル分岐部分は、例えば建物の階の数に応じて設定されており、本形態においては、便宜上3つのケーブル分岐部分が設定されている。引用符号14はケーブル端末部を示しており、このケーブル端末部14側から順に第1ケーブル分岐部分15、第2ケーブル分岐部分16、第3ケーブル分岐部分17が設定されている。第1ケーブル分岐部分15、第2ケーブル分岐部分16、第3ケーブル分岐部分17からは、分岐対象となる通信ケーブル5が所定長さで、言い換えれば分岐線が所定長さで分岐されている。
分岐線となる通信ケーブル5の先端には、ラベル18が取り付けられている。ラベル18は、布設時における作業者用の識別であり、布設時において作業者が識別できるのであれば特に位置は限定されないものとする。ラベル18は、通信ケーブル5のシース表面にナンバリングを施すための専用の工程を不要にする効果を有している(尚、リードタイム短縮の効果が若干薄れることになるが、シース表面にナンバリングを施した通信ケーブル5を用いてもよいものとする)。
ケーブル端末部14の反対側となるケーブル吊り上げ部分19には、支持線6が露出しており、この支持線6の端部に吊り上げ用の治具20が取り付けられている。治具20は、建物の例えば天井に取り付けられたフック(図示省略)に引掛かり支持されるような形状に形成されている。
続いて、図1及び図2を参照しながら本発明の製造方法について説明する。
ブランチケーブル2は、製造ライン1によってケーブル端末部14からケーブル吊り上げ部分19に向けて製造されるようになっている。製造ライン1は、このラインの電源を入れた後に初期設定等の各種準備が完了すると、ブランチケーブル2の製造開始が可能な状態になる。そして、例えばスタートボタンを操作して製造を開始すると、先ずステップS1で示す撚り及び押さえ巻きの工程が行われる(この工程に変えて撚り及びテープ結束の工程を行ってもよいものとする。撚り及びテープ結束の工程については後述する)。
この撚り及び押さえ巻きの工程では、撚り機7において支持線6の周囲に通信ケーブル5を複数、SZ撚りで撚り合わせるとともに、押さえ巻きテーピング機8において撚り合わせた後の複数の通信ケーブル5の周囲に押さえ巻きテープ9を巻き付けて固定するような加工が行われる。加工中のブランチケーブル2は、引取機10により引き取られ、下流側の作業台11へ送り出される。ここまでの加工は、第1ケーブル分岐部分15となる位置まで行われる。
第1ケーブル分岐部分15となる位置がくるまでは、ステップS2の判断によりステップS1の工程が行われる。これにより、ブランチケーブル2がケーブル端末部14から上方へ徐々に加工される。加工されたブランチケーブル2は、作業台11を通過して巻取りスタンド12のドラム13に巻き取られる。
加工が続けられ、第1ケーブル分岐部分15となる位置がくると(ステップS2でY)、ステップS3での抜き取り切断の工程が行われる。この工程では、電気配線図面の指示長で分岐対象の通信ケーブル5が加工中のブランチケーブル2から抜き取り切断される。ステップS3の抜き取り切断の工程では、作業台11が使用され、作業員によって作業が行われる。尚、サプライスタンド3と撚り機7との間に自動切断機を備えて、分岐対象の通信ケーブル5を切断した後に抜き取りをするような工程に変えてもよいものとする。
分岐対象の通信ケーブル5が抜き取り切断されて第1ケーブル分岐部分15に分岐線が形成されると、ステップS4で示すように、通信ケーブル5の先端にラベル18を取り付ける、識別の付加の工程が行われる。識別の付加の工程は、作業台11が使用され、作業員によって作業が行われる。尚、ラベル18をケーブル端末部14の位置において取り付ける場合には、ステップS1の工程の最初で行われるものとする。
以上で第1ケーブル分岐部分15までの加工が完了する(1セット目が完了)。本形態のブランチケーブル2は、第2ケーブル分岐部分16、第3ケーブル分岐部分17も有するものであることから、ステップS5の判断によりステップS1の工程へ戻り、このステップS1からの工程が繰り返し行われる(トータルで3セット行う)。
最後の分岐部分となる第3ケーブル分岐部分17までの加工が完了すると(ステップS5でY)、ステップS6へ移行してケーブル吊り上げ部分19への加工を施す工程が行われる。この工程では、最終的に作業台11上で作業員によって支持線6の端部に吊り上げ用の治具20を取り付けると一連の加工が完了する。そして、ドラム13に巻き取られることによってブランチケーブル2の製造が完了する。
図1及び図2を参照しながら説明してきたように、本発明は従来例と異なり、撚り戻し工程をブランチケーブル製造工程に組み込むような製造方法になることから、製造に係るリードタイムを短縮することができるという効果を奏する。また、本発明は、分岐対象となる通信ケーブル5を、ロスの発生が出ないよう所定長さで抜き取り切断する製造方法になることから、従来よりもケーブルのロスを削減することができるという効果を奏する。さらに、本発明は、サプライスタンド3、巻取りスタンド12を固定した状態で撚り機7のみを回転運動させるSZ撚り機を用いていることから、装置を従来よりも小型化することができるという効果を奏するとともに、製造時に安全に作業をすることができるという効果を奏する。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
尚、ステップS1での撚り及び押さえ巻きの工程に変えて行うことが可能な上記撚り及びテープ結束の工程は、撚り機7において支持線6の周囲に通信ケーブル5を複数、SZ撚りで撚り合わせるとともに、図示しないテープ結束機において撚り合わせた後の複数の通信ケーブル5の周囲に結束テープ21(図2(d)参照)を巻き付けて固定するような加工を含んでいるものとする。結束テープ21は、SZ撚りで、撚りが反転する部分に施されるものとする。
本発明のブランチケーブルの製造方法に係る製造手順を示すフローチャートである。 (a)は製造ラインの構成説明図、(b)はブランチケーブルの構成説明図、(c)ブランチケーブルの模式的な全体図、(d)は他のブランチケーブルの構成説明図である。 従来例のブランチケーブルの端面図である。 ナンバリングのイメージ図である。 従来例のブランチケーブルの布設例を示す図である。
符号の説明
1 製造ライン
2 ブランチケーブル
3 サプライスタンド
4 ドラム
5 通信ケーブル
6 支持線
7 撚り機
8 押さえ巻きテーピング機
9 押さえ巻きテープ
10 引取機
11 作業台
12 巻取りスタンド
13 ドラム(又はタバ)
14 ケーブル端末部
15 第1ケーブル分岐部分
16 第2ケーブル分岐部分
17 第3ケーブル分岐部分
18 ラベル
19 ケーブル吊り上げ部分
20 治具
21 結束テープ

Claims (3)

  1. ケーブル端末部から布設時のケーブル吊り上げ部分に向けてブランチケーブルを製造するための方法において、
    支持線の周囲に複数の通信ケーブルを撚り合わせるとともにこの外周に押さえ巻きを施す工程又はテープ結束を施す工程をケーブル分岐部分となる位置まで行い、該位置においては分岐対象となる前記通信ケーブルを所定長さで抜き取り切断する工程又は切断し抜き取りする工程を行い、これらを含む工程を1セットとして所望のセット数分繰り返す
    ことを特徴とするブランチケーブルの製造方法。
  2. 請求項1に記載のブランチケーブルの製造方法において、
    布設時における作業者用の識別を、前記1セットの中で分岐された前記通信ケーブルに対し施す、又は前記ケーブル端末部の位置で前記通信ケーブルに対し施す
    ことを特徴とするブランチケーブルの製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のブランチケーブルの製造方法において、
    前記複数の通信ケーブルの撚り合わせにSZ撚り機を用いる
    ことを特徴とするブランチケーブルの製造方法。
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