JP2007003558A - パーシャル表示機能を有する表示装置 - Google Patents

パーシャル表示機能を有する表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パーシャル表示を行うときに発生する尾引きを低消費電力で抑制する。
【解決手段】パーシャル表示制御回路10、表示制御回路21、走査信号線駆動回路22、および、データ信号線駆動回路23は、液晶パネル30の駆動回路として機能する。ノーマリーホワイトの液晶パネル30を使用する場合、駆動回路は、表示領域外の表示素子のうち、最初の行に配置された表示素子を白く見えるように駆動し、2番目以降の行に配置された表示素子を駆動しない。これに加えて駆動回路は、パーシャル表示モードでは、表示領域外のすべての表示素子を白く見えるように駆動する処理を周期的に行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、特に、画面の一部に表示を行う機能を有する表示装置に関する。
液晶表示装置の中には、画面の一部に表示を行う(以下、パーシャル表示という)機能を有するものがある。パーシャル表示は、例えば携帯電話において、待ち受け中に電波の受信状態や時刻などを画面の一部に表示するときに使用される。パーシャル表示を行うときには、設定された表示領域内の表示素子は駆動されるが、表示領域外の表示素子は駆動されない。このようにパーシャル表示を行うことにより、駆動すべき表示素子を減らし、液晶表示装置の消費電力を低減することができる。
ところが、パーシャル表示を行うと、表示領域外にも不必要な線状のパターンが表示されることがある(図6を参照)。この現象は尾引きと呼ばれる。尾引きが発生する理由は、以下のとおりである。画面を構成する表示素子は、1本の走査信号線を活性化し、データ信号線に所定の電圧を印加することによって駆動される。表示領域内の最後の行に配置された表示素子を駆動するときにも、データ信号線には何らかの電圧が印加される。ところが、表示領域外の表示素子は駆動されないので、表示領域内の最後の行に配置された表示素子を駆動するときにデータ信号線に印加された電圧は、その後も残ったままになる。また、表示領域外の表示素子では、走査信号線が非活性状態のままでもリーク電流が流れるために、電荷が徐々に蓄積される。蓄積された電荷が一定量を超えると、画面上では尾引きが発生する。
従来から、尾引きの発生を抑制する方法として、いくつかの方法が知られている。例えば、特許文献1には、表示領域外の表示素子に対応した水平走査期間では、走査信号線を非活性化し、データ信号線に所定の電圧(例えば、白表示近傍の画像信号に対応した電圧)を印加する方法が開示されている。また、特許文献2および3には、表示領域外の表示素子を周期的にリフレッシュする(例えば、データ信号線に白表示を行うための電圧を周期的に印加する)方法が開示されている。
特開2002−258804号公報 特開2003−248468号公報 特開2002−156946号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、表示領域外の表示素子に対応した水平走査期間では、表示素子に対するデータの書き込みは行われないが、データ信号線に所定の電圧を印加する必要がある。このため、この方法には消費電力が増大するという問題がある。また、特許文献2および3に記載された方法では、尾引きの発生を抑制するために頻繁にリフレッシュを行う必要がある。このため、この方法にはリフレッシュの頻度に応じて消費電力が増大するという問題がある。
それ故に、本発明は、尾引きの発生を低消費電力で抑制できる表示装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、画面の一部に表示を行う機能を有する表示装置であって、
行方向および列方向に配置された複数の表示素子と、
同じ行に配置された表示素子に共通して接続される複数の走査信号線と、
同じ列に配置された表示素子に共通して接続される複数のデータ信号線と、
前記走査信号線および前記データ信号線に印加される電圧を制御することにより、前記表示素子を順次駆動する駆動回路とを備え、
前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、一のフレーム時間において表示領域内の表示素子を駆動し終えた後、次のフレーム時間において前記表示領域内の表示素子を駆動し始めるまでの非表示期間について、各非表示期間内の一部の期間において前記データ信号線に所定の電圧を印加することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の一部の水平走査期間において、前記データ信号線に前記所定の電圧を印加することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の最初の水平走査期間において、前記データ信号線に前記所定の電圧を印加することを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明において、
前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の複数の水平走査期間において、前記データ信号線に前記所定の電圧を印加することを特徴とする。
第5の発明は、第2の発明において、
前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の最初の水平走査期間を含む複数の水平走査期間において、前記データ信号線に前記所定の電圧を印加することを特徴とする。
第6の発明は、第2の発明において、
前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の一部の水平走査期間では前記データ信号線に前記所定の電圧を印加し、残余の水平走査期間では前記データ信号線に特定の電圧を印加しないことを特徴とする。
第7の発明は、第2の発明において、
前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、非表示期間内のすべての水平走査期間において前記データ信号線に前記所定の電圧を印加する処理を周期的に行うことを特徴とする。
第8の発明は、第1の発明において、
前記所定の電圧は、前記表示素子に前記所定の電圧を印加して駆動したときと、前記表示素子に電圧が印加されていないときとで、前記表示素子が同じ色に見える電圧であることを特徴とする。
第9の発明は、行方向および列方向に配置された複数の表示素子によって構成される画面の一部に表示を行うための表示素子の駆動方法であって、
同じ行に配置された表示素子に共通して接続される複数の走査信号線に印加される電圧を制御するステップと、
同じ列に配置された表示素子に共通して接続される複数のデータ信号線に印加される電圧を制御するステップとを備え、
前記データ信号線に印加される電圧を制御するステップは、一のフレーム時間において表示領域内の表示素子を駆動し終えた後、次のフレーム時間において前記表示領域内の表示素子を駆動し始めるまでの非表示期間について、各非表示期間内の一部の期間において前記データ信号線に所定の電圧を印加することを特徴とする。
上記第1または第9の発明によれば、表示領域外の表示素子の一部だけを特定の色に見えるように駆動することにより、尾引きの発生を低消費電力で抑制することができる。
上記第2の発明によれば、表示領域外の一部の行に配置された表示素子を特定の色に見えるように駆動することにより、尾引きの発生を低消費電力で抑制することができる。
上記第3の発明によれば、表示領域外の最初の行に配置された表示素子を特定の色に見えるように駆動することにより、尾引きの発生を低消費電力で抑制することができる。
上記第4の発明によれば、表示領域外の複数の行に配置された表示素子を特定の色に見えるように駆動することにより、尾引きの発生を低消費電力でより確実に抑制することができる。
上記第5の発明によれば、表示領域外の最初の行を含む複数の行に配置された表示素子を特定の色に見えるように駆動することにより、尾引きの発生を最低限必要な消費電力でより確実に抑制することができる。
上記第6の発明によれば、表示領域外の一部の行に配置された表示素子を特定の色に見えるように駆動し、表示領域外の残余の行に配置された表示素子を駆動しないことにより、尾引きの発生を低消費電力で抑制することができる。
上記第7の発明によれば、表示領域外の表示素子を特定の色に見えるように駆動する処理を周期的に行うことにより、尾引きの発生を低消費電力でより確実に抑制することができる。
上記第8の発明によれば、表示領域外の表示素子を駆動するときに印加する電圧のレベルを下げることにより、表示装置の消費電力を低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図1に示す液晶表示装置1は、パーシャル表示制御回路10、表示制御回路21、走査信号線駆動回路22、データ信号線駆動回路23、および、液晶パネル30を備えている。これらの構成要素のうち、パーシャル表示制御回路10、表示制御回路21、走査信号線駆動回路22、および、データ信号線駆動回路23は、液晶パネル30の駆動回路として機能する。
液晶パネル30は、n本の走査信号線G1〜Gn、m本のデータ信号線S1〜Sm、および、(m×n)個の表示素子を含んでいる。表示素子(図1では符号Pを付した矩形で示す)は、行方向にm個、列方向にn個配置される。同じ行に配置された表示素子は、走査信号線G1〜Gnのいずれかに共通して接続される。同じ列に配置された表示素子は、データ信号線S1〜Smのいずれかに共通して接続される。以下の説明では、液晶パネル30は、ノーマリーホワイトの(電圧が印加されていないときは白く見える)液晶パネルであるとする。なお、走査信号線はゲート線、データ信号線はソース線とも呼ばれる。
液晶表示装置1は、画面全体に表示を行う機能と、画面の一部に表示を行う機能とを有している。前者を「全面表示」、後者を「パーシャル表示」という。以下の説明では、パーシャル表示モードでは、画面の上端からs行分の領域(すなわち、ライン1からラインsまで)を表示領域として使用するものとする。一例を挙げると、mが240、nが320であるとき、sは64に設定される。なお、m、nおよびsの値は、n>sである限り任意でよい。
液晶表示装置1には、図1に示すように、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNC、出力イネーブル信号OE、データ信号DATA、および、ドットクロックMCLK(図示せず)が入力される。図2は、液晶表示装置1の入力信号のタイミングチャートである。垂直同期信号VSYNCおよび水平同期信号HSYNCは、いずれも周期的に変化する。以下、垂直同期信号VSYNCの1周期を「垂直走査期間(フレーム時間ともいう)」といい、水平同期信号HSYNCの1周期を「水平走査期間」という。1垂直走査期間の長さは(a+b+n+c)個の水平走査期間の長さに等しく、1水平走査期間の長さは(d+e+m+f)クロックサイクルに等しい。図2に示すaからfの値は、液晶パネル30の特性に応じて決定される。
出力イネーブル信号OEは、データ信号DATAが有効であるときはハイレベル、それ以外のときはローレベルとなる信号である。出力イネーブル信号OEは、全面表示モードでは1垂直走査期間あたり(m×n)サイクルでハイレベルとなり、パーシャル表示モードでは1垂直走査期間あたり(m×s)サイクルでハイレベルとなる。
パーシャル表示制御回路10は、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNC、出力イネーブル信号OE、データ信号DATA、および、ドットクロックMCLKに基づき、出力イネーブル信号OE2およびデータ信号DATA2を出力する。パーシャル表示制御回路10は、入力信号に基づきモード判別を行う機能と、パーシャル表示モードにおいて、ある条件を満たす表示素子を白く見えるように駆動する信号を出力する機能と有する。
まず、全面表示モードにおける液晶表示装置1の動作を説明する。パーシャル表示制御回路10は、全面表示モードでは、入力された出力イネーブル信号OEおよびデータ信号DATAをそのまま、出力イネーブル信号OE2およびデータ信号DATA2として出力する。
表示制御回路21、走査信号線駆動回路22およびデータ信号線駆動回路23は、一般的な液晶表示装置に含まれる回路と同様に動作する。より詳細には、表示制御回路21は、垂直同期信号VSYNC、水平同期信号HSYNC、出力イネーブル信号OE2、データ信号DATA2およびドットクロックMCLKに基づき、走査信号線駆動回路22を制御するための制御信号GCntl、データ信号線駆動回路23を制御するための制御信号SCntl、および、データ信号線駆動回路23に供給されるデータ信号SDataを出力する。
走査信号線駆動回路22は、制御信号GCntlに基づき、走査信号線G1〜Gnに印加される電圧を制御する。これにより、走査信号線G1〜Gnの中から一の走査信号線が選択され、1行分の表示素子が選択される。データ信号線駆動回路23は、制御信号SCntlおよびデータ信号SDataに基づき、データ信号線S1〜Smに印加される電圧を制御する。これにより、選択された1行分の表示素子に、データ信号線S1〜Sm経由でデータが書き込まれる。
図3は、走査信号線とデータ信号線に印加される電圧の変化を示すタイミングチャートである。図3に示すように、ある水平走査期間においてラインj(jは1以上n以下の整数)に配置された表示素子に書き込むべきデータが液晶表示装置1の外部から入力された場合、次の水平走査期間では、走査信号線Gjが活性化され、データ信号線S1〜Smには入力されたデータに応じた電圧が印加される。全面表示モードでは、1垂直走査期間内に上記の動作がn回行われる。これにより、液晶パネル30に含まれる(m×n)個の表示素子が駆動され、全面表示が行われる。
なお、制御信号GCntl、SCntlには、走査信号線駆動回路22およびデータ信号線駆動回路23を正しく制御できる任意の信号を使用することができる。例えば、制御信号GCntlには、垂直走査期間の開始を示す信号や、水平走査期間の開始を示す信号や、走査信号線を活性化するか否かを制御する信号(この信号は出力イネーブル信号OE2に基づき生成される)などが含まれる。また、制御信号SCntlには、水平走査期間の開始を示す信号や、データをシフトするタイミングを示す信号や、1行分の表示素子へのデータの書き込み開始を示す信号が含まれる。
次に、パーシャル表示モードにおける液晶表示装置1の動作を説明する。パーシャル表示モードでは、出力イネーブル信号OEは、1垂直走査期間内のs個の水平走査期間でハイレベルとなる。パーシャル表示制御回路10は、後述する条件C1またはC2を満たす水平走査期間では、出力イネーブル信号OE2をイネーブル状態(ハイレベル)に設定するとともに、データ信号DATA2を表示素子が白く見えるレベル(以下、白レベルという)に設定する。表示制御回路21、走査信号線駆動回路22およびデータ信号線駆動回路23は、パーシャル表示モードでも全面表示モードと同じように動作する。
図4は、パーシャル表示制御回路10の詳細を示す図である。パーシャル表示制御回路10は、図4に示すように、モード判別部11、リフレッシュタイミング生成部12、イネーブル信号処理部13、および、データ信号処理部14を含んでいる。なお、これらの構成要素には、システムクロックとして、ドットクロックMCLK(図示せず)が供給される。
モード判別部11は、入力信号に基づきモード判別を行う。より詳細には、モード判別部11は、1垂直走査期間(すなわち、垂直同期信号VSYNCの1周期)内に出力イネーブル信号OEがイネーブル状態(ハイレベル)となる回数を数える。モード判別部11は、数えた回数が所定の閾値TH1よりも大きい場合には全面表示モード、それ以外の場合にはパーシャル表示モードと判断する。モード判別部11から出力されるモード信号110は、全面表示モードではローレベル、パーシャル表示モードではハイレベルとなる。
リフレッシュタイミング生成部12は、現在の垂直走査期間でリフレッシュを行うか否かを判断する。より詳細には、リフレッシュタイミング生成部12は、垂直走査期間ごとにカウント値が1ずつ増加するカウンタを有している。リフレッシュタイミング生成部12は、カウント値と所定の閾値TH2とを比較し、両者が一致した垂直走査期間ではリフレッシュを行うと判断するとともに、カウント値をゼロにリセットする。リフレッシュタイミング生成部12から出力されるリフレッシュ指示信号120は、リフレッシュを行うと判断された垂直走査期間ではハイレベル、それ以外の垂直走査期間ではローレベルとなる。
イネーブル信号処理部13は、モード信号110およびリフレッシュ指示信号120に基づき、ある条件を満たす水平走査期間では出力イネーブル信号OE2をイネーブル状態に設定する。より詳細には、イネーブル信号処理部13は、以下の条件C1またはC2を満たす水平走査期間ではハイレベルの出力イネーブル信号OE2を出力し、それ以外の水平走査期間では、出力イネーブル信号OEをそのまま出力イネーブル信号OE2として出力する。
条件C1:パーシャル表示モードにおいて、直前の水平走査期間ではハイレベルの出力イネーブル信号OEが入力されていたが、今はローレベルの出力イネーブル信号OEが入力されている水平走査期間
条件C2:パーシャル表示モードにおいて、リフレッシュを行うと判断された垂直走査期間内にあり、ローレベルの出力イネーブル信号OEが入力されている水平走査期間
イネーブル信号処理部13から出力される追加指示信号130は、上記条件C1またはC2を満たす水平走査期間ではハイレベル、それ以外の水平走査期間ではローレベルとなる。
データ信号処理部14は、出力イネーブル信号OEおよび追加指示信号130に基づき、上記条件C1またはC2を満たす水平走査期間ではデータ信号DATAを白レベルに設定する。より詳細には、出力イネーブル信号OEがハイレベルである場合には、データ信号処理部14は、データ信号DATAをそのままデータ信号DATA2として出力する。出力イネーブル信号OEがローレベルで追加指示信号130がハイレベルである場合には、データ信号処理部14は、データ信号DATA2を白レベルに設定する。出力イネーブル信号OEと追加指示信号130が共にローレベルである場合には、データ信号処理部14は、データ信号DATA2が流れる信号線に特定の電圧を印加しない。この場合、データ信号DATA2は、ハイインピーダンス状態となる。
なお、イネーブル信号処理部13は追加指示信号130を出力せず、データ信号処理部14は、出力イネーブル信号OEがローレベルである場合は常にデータ信号DATA2を白レベルに設定することとしてもよい。
図5は、パーシャル表示モードにおいて、走査信号線とデータ信号線に印加される電圧の変化を示すタイミングチャートである。図5において、ラインsは表示領域内の最後の行を示し、ライン(s+1)は表示領域外の最初の行を示す。以下、パーシャル表示モードにある液晶表示装置1が、ある画面において表示領域内の表示素子を駆動し終えた後、次の画面において表示領域内の表示素子を駆動し始めるまでの期間を「非表示期間」という。上記の例では、ライン(s+1)〜ラインnに対応した水平走査期間が非表示期間となる。
図5に示すように、ライン1〜ラインsに対応した水平走査期間のそれぞれでは、走査信号線G1〜Gsの中から選択された一の走査信号線が活性化され、データ信号線S1〜Smにはデータ信号DATAに応じた電圧が印加される。これにより、表示領域内の表示素子は、通常どおり駆動される。また、ライン(s+1)に対応した水平走査期間では、走査信号線Gs+1が活性化され、データ信号線S1〜Smには白レベルに応じた電圧(以下、白レベル電圧という)が印加される。このように非表示期間内の最初の水平走査期間ではデータ信号線S1〜Smに白レベル電圧が印加されるので、表示領域外の最初の行に配置された表示素子は白く見えるように駆動される。また、ライン(s+2)〜ラインnに対応した水平走査期間のそれぞれでは、走査信号線G1〜Gmはすべて非活性状態に保たれ、データ信号線S1〜Smに特定の電圧は印加されない。このように非表示期間内の2番目以降の水平走査期間では走査信号線G1〜Gmが非活性状態に保たれるので、表示領域外の2番目以降の行に配置された表示素子は駆動されない。
以下、液晶表示装置1の効果を説明する。液晶表示装置1は、上述したように、全面表示とパーシャル表示とを切り替えて実行する。パーシャル表示モードでは、表示領域外の表示素子のうち、最初の行に配置された表示素子は白く見えるように駆動され、2番目以降の行に配置された表示素子は駆動されない。このようにパーシャル表示モードでは、表示領域外の表示素子の大部分は駆動されないので、その分だけ液晶表示装置1の消費電力を低減することができる。
また、パーシャル表示モードでは、表示領域外の最初の行に配置された表示素子を駆動するときにデータ信号線に印加された白レベル電圧は、その後も残ったままになる。したがって、表示領域外の表示素子では、走査信号線が非活性状態であるときにリーク電流が流れたとしても、表示素子が白く見える程度の電荷しか蓄積されない。以上のことから、液晶表示装置1によれば、尾引きの発生を低消費電力で抑制することができる。
さらに、パーシャル表示モードでは、垂直走査期間ごとにリフレッシュを行うか否かが判断され、リフレッシュを行う垂直走査期間では、表示領域外のすべての表示素子は白く見えるように駆動される。このように液晶表示装置1は、非表示期間内のすべての水平走査期間においてデータ信号線に白レベル電圧を印加する処理を周期的に行う。これにより、尾引きの発生をより確実に抑制することができる。
特に、非表示期間内の最初の水平走査期間においてデータ信号線に白レベル電圧を印加するとともに、非表示期間内のすべての水平走査期間においてデータ信号線に白レベル電圧を印加する処理を周期的に行うことにより、最低限必要とされる消費電力で尾引きの発生をより確実に抑制することができる。
本実施形態に係る液晶表示装置1については、各種の変形例を構成することができる。液晶表示装置1に含まれる駆動回路は、各非表示期間内の最初の水平走査期間において、データ信号線S1〜Smに白レベル電圧を印加することとしたが、より一般的に言えば、液晶表示装置に含まれる駆動回路は、各非表示期間内の一部の期間において(あるいは、各非表示期間内の一部の水平走査期間において)、データ信号線に白レベル電圧を印加してもよい。また、液晶表示装置に含まれる駆動回路は、非表示期間内の複数の水平走査期間において、データ信号線に白レベル電圧を印加してもよい。白レベル電圧を印加する回数を増やせば、尾引きの発生をより確実に抑制することができる。
また、パーシャル表示制御回路10は、モード判別部11に代えて、全面表示モードかパーシャル表示モードかを示す値を外部から設定するためのレジスタを含んでいてもよい。このような構成を有する液晶表示装置は、レジスタに設定された値に応じて、全面表示とパーシャル表示とを切り替えて実行する。
また、液晶パネル30としてノーマリーブラックの液晶パネルを使用する場合には、パーシャル表示制御回路10は、上記条件C1またはC2を満たす水平走査期間では、出力イネーブル信号OE2をイネーブル状態(ハイレベル)に設定するとともに、データ信号DATA2を表示素子が黒く見えるレベルに設定する。これにより、ノーマリーブラックの液晶パネルを備えた液晶表示装置についても、パーシャル表示を行うときに発生する尾引きを低消費電力で抑制することができる。
また、液晶パネル30の駆動回路は、走査信号線G1〜Gnおよびデータ信号線S1〜Smに上述したタイミングで所定の電圧を印加する限り、任意の構成を有していてもよい。例えば、パーシャル表示制御回路10と表示制御回路21とを一つの回路で構成してもよい。また、パーシャル表示制御回路10、表示制御回路21、走査信号線駆動回路22、および、データ信号線駆動回路23の間の機能分担は任意でよい。
本発明の一実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。 図1に示す液晶表示装置の入力信号を示すタイミングチャートである。 図1に示す液晶表示装置の走査信号線とデータ信号線に印加される電圧の変化を示すタイミングチャートである。 図1に示す液晶表示装置のパーシャル表示制御回路の詳細を示す図である。 図1に示す液晶表示装置について、パーシャル表示モードにおいて走査信号線とデータ信号線に印加される電圧の変化を示すタイミングチャートである。 パーシャル表示を行う液晶表示装置で発生する尾引きを示す図である。
符号の説明
1…液晶表示装置
10…パーシャル表示制御回路
11…モード判別部
12…リフレッシュタイミング生成部
13…イネーブル信号処理部
14…データ信号処理部
21…表示制御回路
22…走査信号線駆動回路
23…データ信号線駆動回路
30…液晶パネル
110…モード信号
120…リフレッシュ指示信号
130…追加指示信号

Claims (9)

  1. 画面の一部に表示を行う機能を有する表示装置であって、
    行方向および列方向に配置された複数の表示素子と、
    同じ行に配置された表示素子に共通して接続される複数の走査信号線と、
    同じ列に配置された表示素子に共通して接続される複数のデータ信号線と、
    前記走査信号線および前記データ信号線に印加される電圧を制御することにより、前記表示素子を順次駆動する駆動回路とを備え、
    前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、一のフレーム時間において表示領域内の表示素子を駆動し終えた後、次のフレーム時間において前記表示領域内の表示素子を駆動し始めるまでの非表示期間について、各非表示期間内の一部の期間において前記データ信号線に所定の電圧を印加することを特徴とする、表示装置。
  2. 前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の一部の水平走査期間において、前記データ信号線に前記所定の電圧を印加することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の最初の水平走査期間において、前記データ信号線に前記所定の電圧を印加することを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の複数の水平走査期間において、前記データ信号線に前記所定の電圧を印加することを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の最初の水平走査期間を含む複数の水平走査期間において、前記データ信号線に前記所定の電圧を印加することを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、各非表示期間内の一部の水平走査期間では前記データ信号線に前記所定の電圧を印加し、残余の水平走査期間では前記データ信号線に特定の電圧を印加しないことを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記駆動回路は、画面の一部に表示を行うときには、非表示期間内のすべての水平走査期間において前記データ信号線に前記所定の電圧を印加する処理を周期的に行うことを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
  8. 前記所定の電圧は、前記表示素子に前記所定の電圧を印加して駆動したときと、前記表示素子に電圧が印加されていないときとで、前記表示素子が同じ色に見える電圧であることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  9. 行方向および列方向に配置された複数の表示素子によって構成される画面の一部に表示を行うための表示素子の駆動方法であって、
    同じ行に配置された表示素子に共通して接続される複数の走査信号線に印加される電圧を制御するステップと、
    同じ列に配置された表示素子に共通して接続される複数のデータ信号線に印加される電圧を制御するステップとを備え、
    前記データ信号線に印加される電圧を制御するステップは、一のフレーム時間において表示領域内の表示素子を駆動し終えた後、次のフレーム時間において前記表示領域内の表示素子を駆動し始めるまでの非表示期間について、各非表示期間内の一部の期間において前記データ信号線に所定の電圧を印加することを特徴とする、表示素子の駆動方法。
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