JP2007003460A - 方位計測装置、方位計測方法及びプログラム - Google Patents

方位計測装置、方位計測方法及びプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】 筐体間の位置関係の変化に左右されること無く、正確な方位計測を可能にすること。
【解決手段】 ドライバ1661は、蓋開閉検知部1761が出力する検出信号に基づいて携帯電話100の開閉状態を判断する。蓋開状態であった場合は、開閉オフセット記憶部1671から蓋開状態に対応するオフセット補正値を読み出し、センサーユニット175により取得される3軸の磁場情報に基づいて当該オフセット補正値を算出してオフセット補正値テーブル1672に更新記憶する。そして、センサーユニット175により取得された磁場情報を、算出したオフセット補正値を用いて補正し、その磁場情報により方位演算を行う。そして、ドライバ1661は、演算結果をメイン表示部2及びサブ表示部5に表示出力させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、方位計測装置、方位計測方法及びプログラムに関する。
従来、2軸又は3軸の方向の磁場情報を取得する磁気センサを備えた携帯電話等の小型電子機器に、取得した磁場情報に基づいて当該小型電子機器が向いている方位を表示する機能や、地図画像などに当該方位を重畳させて表示する機能が設けられている。
また近年では、計測磁場に異常があるときに機器本体を回転させることで、当該機器に設けられた磁性体及び周囲環境による磁場の乱れをオフセット補正値として取得・記憶させ、実際に取得された磁気センサの値(磁場情報)とオフセット補正値とから、正確な方位を演算するものが存在する(例えば、特許文献1参照)。
また、方位計測方法の一例としては、逐次取得される磁気センサの値とオフセット補正値とから正確な方位を演算すると共に、バックグランド処理としてこの演算時に取得した磁気センサから新たなオフセット補正値を積算し、次の方位演算に反映させる方法も知られている。
特開2004−286613号公報
ところで、小型電子機器機の1つである携帯電話には、近年、二つ折りタイプやスライドタイプ等のギミックを持つものが増えている。ここで、図7及び8に、二つ折りタイプの携帯電話100の正面及び側面からの透視図の一例を示す。
図7及び8によれば、携帯電話100は、蓋部101と本体部102との筐体がヒンジ103を介して回動可能に接続されて構成されている。蓋部101の筐体内には、蓋部101の開閉を検知する磁石を有する蓋開閉検知部1761と、アンテナを介して無線通信を行う通話部90とが配置された蓋側基板104が収容されており、本体部102の筐体内には、3軸方向の磁気を検出する磁気センサを有するセンサーユニット175、ステレオスピーカ8,9及び充電池7が配置された本体側基板105が収容されている。
このように、携帯電話100には、磁性を帯びる部材(磁性体)が多数実装されている。一般に、センサーユニット175を用いた方位計測は、これら磁性体の影響を受けてしまうため、特許文献1のような技術を用いてオフセット補正値を取得して、磁性体による影響を考慮して、方位計測の誤差を補正する必要がある。
ところが、蓋部101と本体部102との相対的な位置が変化する場合、センサーユニット175と他の磁性体との距離が変化してしまう。より具体的には、図7に示すように、携帯電話100の蓋部101が開かれた状態(以下、この状態を「蓋開状態」という。)のとき、センサーユニット175と蓋開閉検知部1761との間が距離a、通話部90との間が距離bであるのに対し、図8に示すように、携帯電話100の蓋部101が閉じられた状態(以下、この状態を「蓋閉状態」という。)のときは、センサーユニット175と蓋開閉検知部1761との間が距離c(<距離a)、通話部90との間が距離d(<距離b)と変化してしまう。
このように、センサーユニット175と通話部90及び蓋開閉検知部1761等の磁性体との間の距離が蓋開状態と蓋閉状態とでは異なる。このため、ユーザの携帯電話100の開閉動作に伴い、センサーユニット175の周辺磁場が大幅に変わってしまい、特許文献1のような技術において、適正なオフセット補正値の取得が難しくなり、方形計測の精度が落ちてしまうという不具合が生じてしまった。
本発明は、このような課題に鑑みて為されたものであり、筐体間の位置関係の変化に左右されること無く、正確な方位計測を可能にすることを目的とするものである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、磁性を帯びた部材を備えた第1の筐体と、周辺磁場取得部材を備えた第2の筐体と、この第1の筐体と第2の筐体との位置関係を変更する変更部とを具備する方位計測装置であって、
前記位置関係と、前記周辺磁場取得部材から出力される磁場情報を補正するための補正情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
前記周辺磁場取得部材から磁場情報が出力されたときの前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を判断する判断手段と、
この判断手段による判断された位置関係に対応する補正情報を前記記憶手段から読み出して前記出力された磁場情報を補正する補正手段と、
この補正手段により補正された磁場情報に基づく方位を出力する出力手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記変更部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動可能に接続する接続部を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記磁性を帯びた部材は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を磁気的に検出する検出部を有し、前記判断手段は、前記検出手段により検出された位置関係を判断することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記磁性を帯びた部材は、少なくともマイクロフォン、スピーカ及び無線通信機の何れかを有することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、磁性を帯びた部材を備えた第1の筐体と、周辺磁場取得部材を備えた第2の筐体と、この第1の筐体と第2の筐体との位置関係を変更する変更部とを具備する方位計測装置における方位計測方法であって、
前記位置関係と、前記周辺磁場取得部材から出力される磁場情報を補正するための補正情報とを対応付けて記憶する記憶ステップと、
前記周辺磁場取得部材から磁場情報が出力されたときの前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を判断する判断ステップと、
この判断手段において判断された位置関係と対応する補正情報を前記記憶された補正情報の中から読み出して前記出力された磁場情報を補正する補正ステップと、
この補正ステップにより補正された磁場情報に基づく方位を出力する出力ステップと、
を含むことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、
第1の筐体と第2の筐体との位置関係と、周辺磁場取得部材から出力される磁場情報を補正するための補正情報とを対応付けて記憶する記憶機能と、
前記周辺磁場取得部材から磁場情報が出力されたときの前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を判断する判断機能と、
この判断機能により判断された位置関係と対応する補正情報を前記記憶された補正情報の中から読み出して前記出力された磁場情報を補正する補正機能と、
この補正機能により補正された磁場情報に基づく方位を出力する出力機能と、
を実現させることを特徴としている。
請求項1、5及び6に記載の発明によれば、周辺磁場取得部材から磁場情報が出力された際には、第1の筐体と第2の筐体との位置関係を判断し、当該位置関係に対応する補正情報を読み出して磁場情報を補正する。このため、第1の筐体と第2の筐体との位置関係の変化に応じて適切な補正情報を取得して、磁場情報を補正することができる。従って、この磁場情報から正確な方位計測を行って出力することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、第1の筐体と第2の筐体とを回動可能に接続する接続部を有する方位計測装置が実現される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、検出部の磁力線の影響により生ずる磁場情報の誤差を、補正情報によって適切に補正することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、磁性を帯びた部材であるマイクロフォンやスピーカ、無線通信機の磁力線の影響により生ずる磁場情報の誤差を、補正情報によって適切に補正することができる。
〔実施形態〕
以下、本発明の方位計測装置を、小型電子機器の1つである携帯電話100に適用した場合の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1は携帯電話100の正面図及び背面図の一例であり、図1に示すように、携帯電話100は、蓋部101と本体部102とがヒンジ103により折り畳み可能に構成されている。上述した図7及び8のように、携帯電話100は、ヒンジ103により蓋部101と本体部102とが回動可能に接続され、その位置関係がユーザの開閉操作に伴い変更される。蓋部101には、受話スピーカ1、メイン表示部2、サブ表示部5、撮像レンズ6及びLED(Light Emitting Diode)フラッシュ10が設けられ、本体部102には、入力部3、送話マイク4、電源接続端子12を有する着脱可能な充電池7、外部インターフェイス13が設けられている。
入力部3は、決定キー31、カーソルキー32、カメラキー33、第1方位計測キー34及び第2方位計測キー35の他に数字キーやクリアキー、メニュキー、オフフックキー、オンフックキー等の操作キー群により構成される。
カーソルキー32は、画面のスクロールや選択操作を行うためのキーあり、上下左右の4方向を検知可能に構成される。ユーザは、例えば、メニュキーの押下により表示させたメニュリストから機能の選択や設定内容の変更をカーソルキー32の押下によって行い、更に決定キー31の押下により決定・確定して、携帯電話100の各種設定を行う。カメラキー33は、カメラ部70による撮影を開始するためのキーである。ユーザは、このカメラキー33の押下し、LEDフラッシュ10を点灯させ、決定キー31の押下により撮影を行う。
第1方位計測キー34及び第2方位計測キー35は、方位計測用のアプリケーションプログラムに基づく処理(以下、この処理を「方位計測アプリ」と略す。)を起動させるためのキーである。
ユーザが、図7のように携帯電話100の蓋部101を開き蓋開状態とした際には、第1方位計測キー34及び第2方位計測キー35の何れかを押下して方位計測アプリを起動させる。すると、携帯電話100が向いている方向の方位が、例えば、図6(a)のように表示される。また、所謂ナビゲーション機能を起動している場合には、携帯電話100が向いている方位が地図画像上に重畳表示され、ユーザの進行方向が示される。
また、図8のように携帯電話100の蓋部101を閉じて蓋閉状態とした際には、当該携帯電話100の側面に設けられた第2方位計測キー35を押下して方位計測アプリを起動させる。この場合は、携帯電話100の方位が図6(b)のようにサブ表示部5に表示される。蓋閉状態の携帯電話100は、折り畳むことで蓋開状態よりもコンパクトになり、サブ表示部5に方位表示する謂わば掌に収容可能な電子コンパスとして機能する。
図2は、携帯電話100の機能構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、携帯電話100は、制御部166、フラッシュメモリ167、プログラムROM(Read Only Memory)168、システムROM163、データストレージRAM(Random Access Memory)164、アドレス・データバス処理部165、入力部3、表示制御部60、カメラ部70、音声出力部80、通話部90、外部インターフェイスコントローラ176、充電池7、センサーユニット175及び蓋開閉検知部1761を備えて構成される。
尚、これらの機能部の構成は、適宜設計採用可能であり、例えば、制御部66と通話部90の通信制御部16とを一体的な回路構成としてもよいし、システムROM163やプログラムROM168等のメモリを同一のメモリで構成することとしてもよい。
制御部166は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサにより構成され、OSI参照モデルでいうところのアプリケーション層(レイヤ7)に相当する処理を行う。具体的には、入力部3から入力される操作信号に応じてプログラムROM168に格納されたアプリケーションプログラムを読み出し、当該プログラムに従った処理を実行する。そして、その処理結果を表示制御部60に出力して、メイン表示部2やサブ表示部5に表示させる。
本実施形態において、制御部166は、ユーザにより第1方位計測キー34及び第2方位計測キー35が押下されたことを検知した場合、プログラムROM168から方位計測プログラムを読み出して、当該プログラムに従ってドライバ1661が逐次演算する方位を所定周期(例えば、1s)で取得して表示させる方位計測アプリ(図5のアプリケーションのフローチャートに相当)を起動する。
また、制御部166は、センサーユニット175の動作を制御して方位演算するドライバ1661を有して構成される。本実施形態においてドライバ1661は、方位計測アプリが起動しているそのバックグラウンドで、センサーユニット175から磁場情報を取得し、オフセット補正値の補正及び方位演算を行って方位計測アプリに返すという一連の処理を所定周期(例えば、100ms)で行う。
フラッシュメモリ167は、読み書き可能な不揮発性メモリであり、制御部166が実行する各種プログラムやこれらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保管するメモリ領域である。
プログラムROM168、NOR Flashメモリで構成され、携帯電話100の動作に必要アプリケーションプログラムや、そのプログラムの実行に係るデータを格納し、本実施形態においては、方位計測アプリを実行するための方位計測プログラムを格納している。
システムROM163は、基本OS(オペレーティングシステム)、各種初期設定及びハードウェアの検査に必要なプログラムのロード等を行うための初期化(IPL)プログラム、当該プログラムに係る各種初期設定値、携帯電話100の認証に必要なデータ(例えば、シリアル番号や加入者ID)等を格納する。
データストレージRAM164は、読み書き可能な不揮発性メモリであり、例えば、アドレス帳データやメールデータ等の携帯電話100の通信に関連するデータ、カメラ部70で撮影された静止画像及び動画像を含むマルチメディアデータ等を格納する。
アドレス・データバス処理部165は、制御部166と通話部90間のアドレス制御やバス上のデータ通信の制御等を行う。
入力部3は、プログラムの実行開始の指示入力や、各種情報の入力に必要なキー群を備えた入力装置であり、ユーザによって押下されたキーの押下信号を制御部166に出力する。
表示制御部60は、表示ドライバ169と、メイン表示部2と、サブ表示部5と、LEDフラッシュ10とを備えて構成される。表示ドライバ169は、制御部166からの指示に従ってLEDフラッシュ10を点灯させたり、メイン表示部2及びサブ表示部5に各種画面を表示させたりする。
メイン表示部2及びサブ表示部5は、携帯電話100の各種情報や方位等を表示するための表示装置であり、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electro Luminescence Display)等で構成される。制御部166は、蓋開閉検知部1761から出力される検出信号に基づいて携帯電話100が折り畳まれたこと、即ち蓋閉状態であることを検知すると、メイン表示部2の表示を消灯し、サブ表示部5に表示を切り替え、蓋開状態であると検知するとメイン表示部2に表示を切り替える。
通話部90は、制御部166から入力される指示に基づいて、アンテナ14を介して無線通信網(無線電話網を含む)上の無線基地局との間で音声通話や各種データの通信を行う機能部である。通話部90は、アンテナ14、無線部15、通信データ処理部161及びオーディオインターフェイス162を有する通信制御部16を備えて構成され、図7及び8に示すように蓋側基板104のヒンジ103に対向する位置に配置される。
無線部15は、アンテナ14の同調処理や受信信号のA/D変換、送信データのD/A変換、変復調といった無線処理を行う。通信データ処理部161は、CELP(Code-Excited Linear Prediction)系ボコーダ及び音声復号処理回路、パケットデータ生成回路等を有して構成され、無線部15を介して受信したデータをデコードして受話データを取得したり、オーディオインターフェイス162から出力された送話データをエンコードしたりする。オーディオインターフェイス162は、通信データ処理部161で取得された受話データに基づいた音声を受話スピーカ1から音声出力させたり、送話マイク4から入力されたユーザの音声をデジタル信号の送話データに変換したりする。
尚、通話部90と無線基地局間で送受信される無線信号の変復調方式としては、PSK(Phase Shift Keying)方式、PDC(Personal Digital Cellular)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、GSM(Global System for Mobile communication)方式等の各種公知技術の何れを利用することとしてもよい。
カメラ部70は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像モジュール171と、DSP(Digital Signal Processor)172、ピエゾモータ170及び撮像レンズ6を備えて構成される。撮像モジュール171は、撮像レンズ6を透過した光学像を光電変換して電気信号を生成し、当該電気信号をD/A変換してDSP172に出力する。
DSP172は、撮像モジュール171から出力されたデジタル信号の符号化や圧縮処理、画像処理等の様々なデジタル信号処理を行う。制御部166は、DSP172によりデジタル信号処理が施された撮影画像をデータストレージRAM164に記憶させる。ピエゾモータ170は、撮像レンズ6のズーム制御を行うためのモータである。
音声出力部80、制御部166から入力される音声データに基づいた音声をステレオスピーカ8,9に音声出力させる機能部であり、音源IC173及びアンプ174を備えて構成される。音源IC173は、電話の着信時に音声出力する着信音やキー群を押下された際に音声出力する操作音の音声データ等を予め記憶し、これらのデータをD/A変換し、アンプ174によって増幅させた後、ステレオスピーカ8,9から音声出力させる。
外部インターフェイスコントローラ176は、例えば、18芯コネクタの電源接続端子12や外部機器とデータ通信を行う外部インターフェイス13の制御を行う。充電池7は、ACアダプタを介して蓄電した電源を制御部166からの指示に基づいて、各機能部への電源供給を行う。
センサーユニット175は、図7及び8に示すように当該センサーユニット175に対するX軸、Y軸及びZ軸の3軸方向の磁場(磁気)をそれぞれ検出する磁気センサ(例えば、ホール素子やMI(Magneto Impedance)素子、アモルファス磁性体)を備えて構成される。センサーユニット175は、本体側基板105上に配置され、制御部166のドライバ1661の指示に従って、各磁気センサにより検出された3軸方向の磁場を磁場情報として取得して当該ドライバ1661に返す。
蓋開閉検知部1761は、携帯電話100の蓋閉状態及び蓋開状態を検出するための機能部であり、開閉検知用の磁石等を備えて構成され、蓋側基板104上に配置される。図7(a)及び図8(a)に示すように、蓋開状態と蓋閉状態とでは、蓋開閉検知部1761と本体部102の下端107との距離(位置関係)が変わる。蓋開閉検知部1761は、この下端107との距離の変化を開閉検知用の磁石によって検出し、その検出信号を制御部166に出力する。制御部166は、この検出信号に基づいて蓋部101と本体部102との位置関係が蓋開状態であるか蓋閉状態であるかを判断し、その判断結果に基づいて後述するオフセット補正値の読み出しを行う。
次に、フラッシュメモリ167のデータ構成について説明する。図2によれば、フラッシュメモリ167は、開閉オフセット記憶部1671と、オフセット補正値テーブル1672とを有して構成される。
開閉オフセット記憶部1671は、蓋開状態及び蓋閉状態それぞれにおけるオフセット補正値R1,R2を記憶するデータ領域である。例えば、携帯電話100の工場出荷時に、予め蓋開状態におけるオフセット補正値R1と、蓋閉状態におけるオフセット補正値R2とを開閉オフセット記憶部1671に記憶しておく。
ここで、蓋閉状態及び蓋開状態それぞれのオフセット補正値の測定方法を図3及び図4を用いて説明する。図3は、蓋開状態及び蓋閉状態それぞれのオフセット補正値の測定方法を模式化した図であり、X軸の方向に地磁気が発生しているとする。
先ず、蓋開状態における携帯電話100の回転時にセンサーユニット175により取得される磁場情報dhのXY成分が描く軌道は、図3のような円C1になる。この円C1の中心点を算出し、この中心点を蓋開状態のオフセット補正値R1と設定する。
一般に、センサーユニット175内の磁気センサは、他の磁性体と50mm程度離れていれば、その磁性体から生ずる磁力線の影響は低い。図7に示すように蓋開状態においては、センサーユニット175と蓋開閉検知部1761との距離aを例えば143.7mm、通話部90との距離bを144mmと充分に取ることができるため、センサーユニット175の磁気センサが受ける蓋開閉検知部1761及び通話部90の磁力線の影響は受けにくい。
しかし、実際の地磁気の方向に対する携帯電話100の向きによって、センサーユニット175から取得された磁場情報dhには図3に示すような幅(誤差)が生じ、例えば、携帯電話100と地磁気とが平行な場合は方位演算に最小の方位誤差が生じ方位Cが演算され、携帯電話100と地磁気とが垂直な場合は、最大の方位誤差が生じ方位Aが演算される。
これに対し、蓋閉状態においては、蓋開閉検知部1761との距離cが例えば41.8mm、通話部90との距離dが44.1mmというように蓋開状態と比較して短くなり、センサーユニット175は、蓋開閉検知部1761及び通話部90から生ずる磁力線の影響が大きくなってしまう。
蓋部101の開閉によってセンサーユニット175が受ける磁場の水平成分の変動量は図4のようになる。例えば、蓋開閉検知部1761から受ける水平成分の変動量は、最小で2μT(ミューテスラ)、最大で−9μTである。また、通話部90から受ける水平成分の変動量は、最小で−1μT、最大で−10μTである。このため、蓋開閉検知部1761及び通話部90の影響により、センサーユニット175に、最小1μT、最大−19μTの磁場の誤差が生ずる。
この磁場の変動によって、センサーユニット175により取得された磁場情報dhに基づいた方位演算には次のような誤差が生ずる。
蓋開状態の方位Aにおいて蓋部101を開閉したとき、地磁気と異なる方向に磁場の変動があった場合の方位Bと方位Aとの方位誤差θmax
Figure 2007003460
蓋開状態の方位Bにおいて蓋部101を開閉したとき、地磁気と同方向に磁場の変動があった場合の方位Dと方位Cとの方位誤差θmin
Figure 2007003460
尚、数1及び数2において、地磁気の水平成分の磁場情報dhは、東京を基準地としたる30μTとする。また、Δx1は、蓋閉状態での蓋開閉検知部1761及び通話部90から受ける磁界密度のX軸成分であり、Δy1は、そのY軸成分である。
このため、方位演算のオフセット補正値を、蓋開状態のオフセット補正値R1のままとすると、例えば、Y軸方向に平行するような磁場の変動を受けた場合は、計測した方位はθmax分だけずれたものになり、また、X軸方向に平行するような磁場の変動を受けた場合は、θminだけずれたものになる。従って、このずれを考慮して、図3のように蓋閉状態のオフセット補正値R2を予め設定しておく。
このため、蓋部101を閉じた際に、センサーユニット175が取得した磁場情報dhのXY成分が描く軌道が、蓋開状態の円C1から図3の円C2にずれたとしても、オフセット補正値R2を用いて方位演算することで、携帯電話100の開閉による方位誤差を無くすことができる。尚、図3及び図4においてX軸及びY軸の水平方向を模式化したが、上述した測定方法と同様の手法で、Z軸方向に対する垂直方向を考慮したオフセット補正値を設定できるのは無論である。
オフセット補正値テーブル1672は、センサーユニット175により所定周期で取得される磁場情報や、算出・更新するオフセット補正値等を記憶するためのデータ領域である。制御部166は、方位計測アプリの起動時に、蓋開閉検知部1761から出力される検出信号から携帯電話100の開閉状態を判断し、その判断の結果に基づいてオフセット補正値を算出・更新する。
より詳しくは、検出信号に基づいて携帯電話100が蓋閉状態であると判断した場合には、開閉オフセット記憶部1671から蓋閉状態のオフセット補正値R1を読み出し、このオフセット補正値R1を初期値とする。そして、センサーユニット175から出力される磁場情報を逐次蓄積記憶していき、これらの磁場情報を用いてオフセット補正値R1を再計算してオフセット補正値テーブル1672に更新記憶する。
また、検出信号に基づいて携帯電話100が蓋開状態であると判定した場合には、開閉オフセット記憶部1671から蓋閉状態のオフセット補正値R2を読み出して初期値とし、同様の算出・更新を行う。そして、携帯電話100の開閉状態が変化したとき、又は方位計測アプリの終了時には、この更新したオフセット補正値R1を開閉オフセット記憶部1671に記憶する。
ドライバ1661は、このようにして更新したオフセット補正値R1,R2を用いてセンサーユニット175により取得された磁場情報を補正し、その補正後の磁場情報から方位演算を行う。このため、携帯電話100の開閉操作があったとしても、その影響を受けることなく正確な方位演算を行うことができるようになる。
次に、携帯電話100の方位計測方法の具体的な処理内容を図5のフローチャートを用いて説明する。先ず、ドライバ1661は、携帯電話100の電源投入以降、方位計測アプリのプロセスから方位取得要求コマンドが出力されるまで待機し、当該コマンドの出力を検出すると、以下に説明するステップA3〜A23の処理を例えば、0.1msの周期で行って方位演算を行い、その演算結果を方位計測アプリに返して図6のように表示制御部60に方位を表示させる。この一連の処理は、方位計測アプリから終了コマンドが出力されるまで行い、当該コマンドの出力を検出したら、再度方位取得要求コマンドの出力を待機する。
一方、方位計測アプリは、制御部166がユーザにより第1方位計測キー34及び第2方位計測キー35の何れかが押下されたこを検知すると、プログラムROM168から方位計測プログラムが読み出されることで起動され、その起動後、方位取得要求コマンドをドライバ1661に対して出力し(ステップB1)、ドライバ1661からの方位演算の演算結果を検出する待機状態に入る(ステップB3)。
尚、方位計測アプリは制御部166により実行される処理であり、その主体は制御部166であるが、当該制御部166が有するドライバ1661との関係を明確にするため、適宜方位計測アプリを主体として説明する。
ドライバ1661は、方位計測アプリからの方位取得要求コマンドを検出すると(ステップA3;Yes)、蓋開閉検知部1761から出力される検出信号に基づいて携帯電話100の開閉状態を判断する(ステップA3)。そして、判断の結果に基づいて上述したように蓋閉状態のオフセット補正値R1及び蓋開状態のオフセット補正値R2の何れかを開閉オフセット記憶部1671から読み出す(ステップA5)。
次いで、センサーユニット175の各磁気センサからの磁場情報を取得し(ステップA7)、ステップA5において読み出したオフセット補正値を基にして当該オフセット補正値を再算出して(ステップA9)、オフセット補正値テーブル1672を更新する(ステップA11)。
そして、方位取得要求コマンドを検出してからの計測回数が10n+1回(nは整数)であれば、オフセット補正値テーブル1672において更新されたオフセット補正値を用いて、センサーユニット175により取得された磁場情報を補正し、この補正した磁場情報から方位演算を行う(ステップA15)。そして、ドライバ1661は、演算結果を方位計測アプリのプロセスに対して出力する(渡す)。
ドライバ1661は、ステップA13において計測回数が10n+2〜10n+10回であると判定した場合は、ステップA7の処理へ以降し、磁場情報の取得、オフセット補正値テーブル1672の更新を繰り返す。即ち、逐次磁場情報を取得して、その10回毎に方位演算を行うことで、10回分の磁場情報により周辺環境を考慮したオフセット補正値を算出する。
次いで、蓋開閉検知部1761から出力される検出信号からステップA3で判断した開閉状態に変化があり(例えば、蓋開状態から蓋閉状態への変化)、携帯電話100の開閉操作が為されたと検知した場合は(ステップA19;Yes)、オフセット補正値テーブル1672上で更新したオフセット補正値を開閉オフセット記憶部1671に記憶し(ステップA21)、ステップA5の処理ステップに移行する。
また、携帯電話100の開閉操作を検知しなかった場合(ステップA19;No)、ドライバ1661は、方位計測アプリのプロセスから終了コマンドが出力されているか否かを検出し、終了コマンドを検出しなかった場合は(ステップA23;No)、ステップA7の処理へ移行し、検出した場合は(ステップA23;Yes)、上述したように方位取得要求コマンドの待機状態となる。
一方、方位計測アプリは、ドライバ1661から出力された演算結果を検出すると(ステップB5;Yes)、方位表示処理を行う。具体的には、方位計測アプリの起動時に第1方位計測キー34が押下された場合は、演算結果の方位をメイン表示部2に表示させ、第2方位計測キー35が押下された場合は、当該方位をサブ表示部5に表示させるように、表示ドライバ169に指示する(ステップB7)。このようにして、図6(a)及び(b)のような電子コンパス画面がメイン表示部2及びサブ表示部5に表示されることとなる。
そして、ステップB1のコマンド出力から1s経過したか否かを判定し、経過していないと判定した場合は(ステップB9;No)、ステップB3に移行して演算結果の検出を待機する。また、1s経過したと判定した場合(ステップB9;Yes)、方位計測アプリは、例えば、クリアキーの押下時に制御部166のメインプロセスが出力するプログラム終了コマンドを検出した場合(ステップB11;Yes)、終了コマンドをドライバ1661に出力する(ステップB13)。制御部166は、方位計測アプリにプログラム終了コマンドを出力後、方位計測アプリのプロセスを終了する。
以上、本実施形態によれば、蓋開状態及び蓋閉状態それぞれにおけるオフセット補正値を個々に記憶しておき、方位計測時に携帯電話100の開閉状態を判断し、その判断の結果に基づいてオフセット補正値を読み出し、当該オフセット補正値に基づいて方位演算を行う。このため、ユーザの携帯電話100の開閉操作により生ずる磁場の変動の方位誤差を、その操作に合わせて適切に補正することができる。従って、携帯電話100の開閉操作に左右されることなく、正確な方位計測を可能にすることができる。
〔変形例〕
尚、本発明の適用可能な範囲は、上述した実施形態に限られず、適宜変更可能であり、次のようにしてもよい。
例えば、本実施形態では、蓋開閉検知部1761及び通話部90から受ける磁場の変動を考慮してオフセット補正値を設定することとしたが、送話マイク4やステレオスピーカ8,9、充電池7等の他の磁性体から受ける磁場の変動を考慮してオフセット補正値を設定することとしてもよい。これにより、更なる方位計測の精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、蓋部101と本体部102との位置関係を、蓋開閉検知部1761から出力される検出信号により判断することとしたが、例えば、ヒンジ103の回転角から判断することとしてもよい。これにより、蓋部101と本体部102との位置関係をより細かく判断することができる。従って、その位置関係を細かく分割して、オフセット補正値を複数設定しておけば、より正確な方位計測が可能になる。
また、本発明を二つ折りタイプの携帯電話100に適用することとしたが、スライドタイプの携帯電話や2軸ヒンジを用いた携帯電話に適用することとしてもよい。例えば、スライドタイプの携帯電話の場合は、蓋部101とスライド自在に結合するためのスライドガイド溝を本体部102に溝を設け、この溝に嵌合されるスライドガイドピンを蓋部101に設ける。このスライドガイドピンがスライドガイド溝に沿って移動することで、本体部102に対して蓋部101がスライド可能となる。この場合は、スライドの開閉により、蓋開状態と蓋閉状態とができるため、二つ折りタイプの携帯電話100と同様にオフセット補正値を設定すればよい。
また、2軸ヒンジを用いた携帯電話の場合は、蓋部101の開閉は上述した携帯電話100と同様であるが、蓋部101を本体部102に対して回転させて蓋部101を閉じた場合、蓋開閉検知部1761及び通話部90のセンサーユニット175に対する位置関係が変わるため、この回転時における磁場の変動を予め測定しておきオフセット補正値を設定する。従って、2軸ヒンジを用いた携帯電話の場合は、回転後の蓋閉状態、蓋開状態及び蓋閉状態の3つのオフセット補正値を設定すればよい。
また、2つの筐体を持つ小型電子機器において、その筐体間の位置関係に対応するオフセット補正値を記憶することとしたが、例えば、3つの筐体がヒンジ等で接続された小型電子機器機において、それぞれの筐体の位置関係に対応するオフセット補正値を複数記憶しておいて磁場情報の補正を行うこととしてもよい。
また、本発明の方位計測装置を携帯電話に適用することとしたが、例えば、筐体間の位置関係が変わるPDA(Personal Digital Assistant)、PHS等の小型電子機器に適用可能であり、また、近年の小型化が進んでいるノートパソコンにも適用可能である。
本実施形態における携帯電話の(a)正面図と(b)背面図の一例。 携帯電話の機能構成の一例を示すブロック図。 携帯電話の蓋開状態及び蓋閉状態それぞれのオフセット補正値の設定方法を模式化した図。 蓋開閉検知部及び通話部の影響により生ずる磁場変動値の一例を示す図。 携帯電話の具体的な処理動作を説明するためのフローチャート。 (a)はメイン表示部の表示例、(b)はサブ表示部の表示例。 蓋開状態における携帯電話の(a)正面及び(b)側面の透視図の一例。 蓋閉状態における携帯電話の(a)正面及び(b)側面の透視図の一例。
符号の説明
100 携帯電話
1 受話スピーカ
2 メイン表示部(出力手段)
3 入力部
4 送話マイク
5 サブ表示部(出力手段)
6 撮像レンズ
7 充電池
8,9 ステレオスピーカ
34 第1方位計測キー
35 第2方位計測キー
60 表示制御部
90 通話部(無線通信機)
101 蓋部(第1の筐体)
102 本体部(第2の筐体)
103 ヒンジ(変更部、接続部)
166 制御部
167 フラッシュメモリ
175 センサーユニット(周辺磁場取得部材)
1661 ドライバ(判断手段、補正手段)
1671 開閉オフセット記憶部(記憶手段)
1672 オフセット補正値テーブル
1761 蓋開閉検知部(検出部)
R1 オフセット補正値(補正情報)
R2 オフセット補正値(補正情報)

Claims (6)

  1. 磁性を帯びた部材を備えた第1の筐体と、周辺磁場取得部材を備えた第2の筐体と、この第1の筐体と第2の筐体との位置関係を変更する変更部とを具備する方位計測装置であって、
    前記位置関係と、前記周辺磁場取得部材から出力される磁場情報を補正するための補正情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記周辺磁場取得部材から磁場情報が出力されたときの前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を判断する判断手段と、
    この判断手段による判断された位置関係に対応する補正情報を前記記憶手段から読み出して前記出力された磁場情報を補正する補正手段と、
    この補正手段により補正された磁場情報に基づく方位を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする方位計測装置。
  2. 前記変更部は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とを回動可能に接続する接続部を有することを特徴とする請求項1に記載の方位計測装置。
  3. 前記磁性を帯びた部材は、前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を磁気的に検出する検出部を有し、
    前記判断手段は、前記検出手段により検出された位置関係を判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の方位計測装置。
  4. 前記磁性を帯びた部材は、少なくともマイクロフォン、スピーカ及び無線通信機の何れかを有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の方位計測装置。
  5. 磁性を帯びた部材を備えた第1の筐体と、周辺磁場取得部材を備えた第2の筐体と、この第1の筐体と第2の筐体との位置関係を変更する変更部とを具備する方位計測装置における方位計測方法であって、
    前記位置関係と、前記周辺磁場取得部材から出力される磁場情報を補正するための補正情報とを対応付けて記憶する記憶ステップと、
    前記周辺磁場取得部材から磁場情報が出力されたときの前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を判断する判断ステップと、
    この判断手段において判断された位置関係と対応する補正情報を前記記憶された補正情報の中から読み出して前記出力された磁場情報を補正する補正ステップと、
    この補正ステップにより補正された磁場情報に基づく方位を出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とする方位計測方法。
  6. コンピュータに、
    第1の筐体と第2の筐体との位置関係と、周辺磁場取得部材から出力される磁場情報を補正するための補正情報とを対応付けて記憶する記憶機能と、
    前記周辺磁場取得部材から磁場情報が出力されたときの前記第1の筐体と前記第2の筐体との位置関係を判断する判断機能と、
    この判断機能により判断された位置関係と対応する補正情報を前記記憶された補正情報の中から読み出して前記出力された磁場情報を補正する補正機能と、
    この補正機能により補正された磁場情報に基づく方位を出力する出力機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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