JP5958345B2 - 電子コンパス付き携帯端末及び方位算出方法 - Google Patents

電子コンパス付き携帯端末及び方位算出方法 Download PDF

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Description

[関連出願についての記載]
本発明は、日本国特許出願:特願2010−261952号(2010年11月25日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、方位を測定するための電子コンパス付き携帯端末及び方位算出方法に関する。特に、本発明は、方位を測定するために地磁気センサを備えた電子コンパス付き携帯端末、及び、地磁気センサのセンサ値による方位算出方法に関する。
近年、携帯電話などの携帯端末に、地磁気センサにより算出した方位を表示する電子コンパスの機能や、さらには、地図画像に、地磁気センサによって得られた方位を重ねて表示し、ナビゲーションする機能などが設けられている。また、そのナビゲーション機能では、ユーザの進行方向が、携帯端末の表示画面の上方向になるように、地図を回転させて表示することにより、ユーザにとって分かりやすい表示をすることが行われている。このような機能を実現するためには、正しい方位を得ることが必要であり、地磁気センサが受ける磁気のうち、地磁気以外の磁気の影響を補正する必要がある。そこで、携帯端末の使用環境でキャリブレーションを行い、オフセット補正値を算出することが行われている。オフセット補正値が算出されると、地磁気センサのセンサ値とオフセット補正値に基づいて、正しい方位の算出が行われる。しかしながら、キャリブレーションを行うには、ユーザが携帯端末を旋回させる必要があり、煩雑な動作であるため、頻繁に行うことは、ユーザの負担が増すため、好ましくない。
一方、携帯電話の筺体の内部には、磁気を発生する様々な部品が存在し、筺体内部に配置される地磁気センサは、それらの影響を受ける。ここで、携帯電話は、操作部の筺体と表示部の筺体に分かれ、開状態と閉状態で、2つの筺体の位置関係が変わってくる。通常、操作部の筺体に収容される地磁気センサは、開状態よりも閉状態のほうが、表示部の筺体に収容されている部品との距離が近くなるため、全体として、携帯電話内部の部品による磁気の影響を多く受ける。
そこで、特許文献1では、携帯電話の開状態、閉状態のオフセット補正値を、別々のオフセット補正の初期値として保存しておき、携帯電話が開状態と閉状態のいずれの状態であるかを検知し、その検知された状態に対応したオフセット補正の初期値を読み出して使用するようにしている。また、キャリブレーションにより、その状態におけるオフセット補正値が更新された場合には、その更新したオフセット補正値により保存されたオフセット補正の初期値を書き換えている。そして、次回、携帯電話の状態が同じ状態になったときに、保存されたオフセット補正の初期値を読み出して使用している。このような構成をとることにより、キャリブレーションの頻度を減らすことができると共に、携帯電話の開状態、閉状態に応じたオフセット補正値を使用することにより方位の精度が向上する。尚、本明細書では、保存されたオフセット補正値を、「オフセット補正の初期値」と呼ぶことにし、他のオフセット補正値と、区別している。
特開2005−291932号公報 特開2007−3460号公報
上記特許文献1、2の全開示内容はその引用をもって本書に繰込み記載する。
以下の分析は、本発明により与えられる。
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、キャリブレーションにより更新されたオフセット補正値で、必ず、保存されたオフセット補正の初期値を書き換えている。ユーザが金属の建物の近くや、強い磁界のある環境などで電子コンパスのキャリブレーションを行った場合に、電子コンパスのキャリブレーションによるオフセット補正値は、通常の磁界の環境の値に比べて、大きく異なる値となるが、この場合も、キャリブレーションにより更新されたオフセット補正値で、保存されたオフセット補正の初期値を書き換えている。そのため、次回、通常の磁界の環境で電子コンパスを使用するときに、大きく異なるオフセット補正値の初期値が読み出され、即時に正しい方位が得られないという問題があった。正しい方位を得るためには、ユーザが携帯端末を旋回させて、電子コンパスをキャリブレーションする必要があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、強い磁界を受ける環境などでキャリブレーションを行った後に電子コンパスを使用した後、通常の磁界の環境に移動したときに、直ちに正しい方位を得ることができる電子コンパス付き携帯端末を提供することを目的とする。
本発明の第1の視点によれば、地磁気センサと、前記地磁気センサのオフセット補正値を算出するキャリブレーション部と、前記地磁気センサにより取得したセンサ値と前記オフセット補正値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出部と、前記算出した方位を表示する表示部と、を備えた電子コンパス付き携帯端末が提供される。この携帯端末は、前記地磁気センサを収容する第1の筐体と、前記第1の筐体との相対位置が可変に接続された第2の筐体と、前記第1の筐体と第2の筐体間の相対位置の状態を検出する状態検出部を備える。さらに、この携帯端末は、前記状態検出部が検出する複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の初期値を格納するオフセット補正の初期値格納部と、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値の有効/無効を判定するオフセット補正値判定部と、を備える。前記オフセット補正値判定部は、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定した場合に、前記オフセット補正値を前記相対位置の状態に対応した前記オフセット補正の初期値として更新し、前記オフセット補正の初期値格納部に格納する。
ここで、前記複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の代表値が設定され、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値と前記相対位置の状態に対応したオフセット補正の代表値の差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定する。
または、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応した最新のオフセット補正の初期値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定する。
本発明の第2の視点によれば、地磁気センサにより取得したセンサ値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出方法が提供される。この地磁気方位算出方法は、地磁気センサを収容する第1の筐体と、前記第1の筐体との相対位置が可変に接続された第2の筐体との相対位置の状態を検出する状態検出ステップを含む。さらに、この地磁気方位算出方法は、前記状態検出ステップで検出された相対位置の状態に対応したオフセット補正値の初期値を読み出し、オフセット補正値とするステップと、前記地磁気センサのオフセット補正値をキャリブレーションし、オフセット補正値を更新するステップと、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値の有効/無効を判定するオフセット補正値判定ステップと、を含む。さらに、前記オフセット補正値判定ステップで有効と判定された場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を、前記相対位置の状態に対応するオフセット補正値の初期値として保存するステップと、前記地磁気センサが取得したセンサ値と前記オフセット補正値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出ステップと、が含まれる。
ここで、前記複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の代表値が設定され、前記オフセット補正値判定ステップは、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応したオフセット補正の代表値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定する。
または、前記オフセット補正値判定ステップは、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応した最新の前記オフセット補正の初期値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に、無効と判定する。
本発明の第1の視点によれば、強い磁界を受ける環境でキャリブレーションを行って電子コンパスを使用した後、通常の磁界の環境に移動したときに、直ちに正しい方位を得ることができる電子コンパス付き携帯端末を提供することが可能になる。
本発明の第2の視点によれば、強い磁界を受ける環境でキャリブレーションを行って方位を得た後、通常の磁界の環境に移動したときに、直ちに正しい方位を得ることができる方位算出方法を提供することが可能になる。
本発明の実施例1による電子コンパス付き携帯端末において、方位算出と表示に関連した部分を説明するためのブロック図である。 本発明の実施例1による方位算出方法を説明するためのフローチャートである。 従来の電子コンパス付き携帯端末において、方位算出と表示に関連した部分を説明するためのブロック図である。 本発明の実施例1による電子コンパス付き携帯端末(スライド形状)の概観を示すための図である。 本発明の実施例1による電子コンパス付き携帯端末(クラムシェル形状)の概観を示すための図である。 本発明の実施例1による電子コンパス付き携帯端末(クラムシェル形状)の内部構造を示すための図である。 本発明の実施例1によるキャリブレーションの原理を説明するための図である。 本発明の実施例1によるキャリブレーションの原理を説明するための図である。 従来の方位算出方法を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施形態の概要について、必要に応じて図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は専ら理解を助けるための例示であり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
図1、図4、図5に示すように、本発明の一実施形態の電子コンパス付き携帯端末は、地磁気センサ10と、地磁気センサ10のオフセット補正値を算出するキャリブレーション部20と、地磁気センサ10により取得したセンサ値とオフセット補正値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出部12と、算出した方位を表示する表示部26と、を備えた電子コンパス付き携帯端末(図4の1、図5の2)であって、地磁気センサ10を収容する第1の筐体(図4の40、図5の52)と、第1の筐体との相対位置が可変に接続された第2の筐体(図4の42、図5の54)と、第1の筐体と第2の筐体間の相対位置の状態を検出する状態検出部24と、状態検出部24が検出する複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の初期値を格納するオフセット補正の初期値格納部14と、キャリブレーション部20が算出したオフセット補正値の有効/無効を判定するオフセット補正値判定部22と、をさらに備え、オフセット補正値判定部22は、キャリブレーション部20が算出したオフセット補正値を有効と判定した場合に、オフセット補正値を相対位置の状態に対応したオフセット補正の初期値として更新し、オフセット補正の初期値格納部14に格納する。
また、図2に示すように、本発明の一実施形態の方位算出方法は、地磁気センサ10により取得したセンサ値に基づいて、地磁気方位を算出する地磁気方位算出方法であって、地磁気センサ10を収容する第1の筐体(図4の40、図5の52)と、第1の筐体との相対位置が可変に接続された第2の筐体(図4の42、図5の54)との相対位置の状態を検出する状態検出ステップS100と、状態検出ステップで検出された相対位置の状態に対応したオフセット補正値の初期値を読み出し、オフセット補正値とするステップS104、S106と、地磁気センサ10のオフセット補正値をキャリブレーションし、オフセット補正値を更新するステップS110と、キャリブレーションで得られたオフセット補正値の有効/無効を判定するオフセット補正値判定ステップS112と、オフセット補正値判定ステップS112で有効と判定された場合に、キャリブレーションで得られたオフセット補正値を、相対位置の状態に対応するオフセット補正値の初期値として保存するステップS114と、地磁気センサ10が取得したセンサ値とオフセット補正値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出ステップS118と、を含む。
本発明において下記の形態が可能である。
[形態1]第1の視点に既述のとおり。
[形態2]前記第1の筐体と第2の筐体間の相対位置の状態は、前記携帯端末の操作部が露出した開状態と、前記操作部が隠れた閉状態と、を含んでいてもよい。
[形態3]前記複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の代表値が設定され、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値と前記相対位置の状態に対応したオフセット補正の代表値の差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定するようにしてもよい。
[形態4]前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応した最新のオフセット補正の初期値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定するようにしてもよい。
[形態5]第2の視点に既述のとおり。
[形態6]前記複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の代表値が設定され、前記オフセット補正値判定ステップは、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応したオフセット補正の代表値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定するようにしてもよい。
[形態7]前記オフセット補正値判定ステップは、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応した最新の前記オフセット補正の初期値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に、無効と判定するようにしてもよい。
以下に実施例について詳述する。
[実施例1の構成]
図4、5は、本発明の実施例1による電子コンパス付き携帯電話の概観を示す図である。図4は、スライド形状、図5は、クラムシェル形状の携帯電話である。図4、5において、(A)は閉状態、(B)は開状態である。図4におけるスライド形状の場合、開状態、閉状態にかかわらず、表示部26に、同じ形式の電子コンパスの表示あるいはナビゲーション機能の表示をすることができる。ユーザがスライドさせる操作を行うことにより、操作部44を含む第1の筺体40と表示部26を含む第2の筺体42間の相対位置を、長手方向に変えられるように構成されている。操作部44が隠れた状態である閉状態から、スライドさせると、操作部44が露出した開状態になる。
一方、図5におけるクラムシェル形状は、折りたたみ形状とも呼ばれ、開状態において表示部(メインディスプレイ)50に、電子コンパスの表示あるいはナビゲーション機能の表示をすることができる。また、機種によっては、図5(A)のように、表示部(サブディスプレイ)48を持つものもあり、その場合には、閉状態においても、サブディスプレイ48に電子コンパスの表示をすることが可能である。但し、サブディスプレイは小さいので、地図情報を含むナビゲーション機能を表示することは、できないことが多い。操作部58を含む第1の筺体52と、表示部(メインディスプレイ)50、表示部(サブディスプレイ)48を含む第2の筺体54は、ヒンジ56で接続され、ヒンジ56を回転軸として、第1の筺体と第2の筺体間の相対位置の状態を変えることができる。操作部58が隠れた状態である閉状態から、第1の筺体と第2の筺体間の相対位置を拡げていくと、操作部58が露出した状態の開状態になる。
図6は、図5で示したクラムシェル形状の電子コンパス付き携帯電話の内部を示したもので、同様の構成が特許文献2に示されている。図6(A)の閉状態は、図5(A)の閉状態に対応し、図6(B)の開状態は、図5(B)の開状態に対応している。第1の筺体52に、操作部側基板62が収容され、その操作部側基板62に、地磁気センサ10が搭載されている。ここで、地磁気センサ10は、X軸、Y軸、Z軸からなる3軸方向の磁気を検知するセンサであり、X軸、Y軸の方向は、携帯端末の操作部58に平行な面上に取られ、不図示のZ軸は、XY平面に対して、垂直な方向に取られる。但し、軸の取り方はこれに限定されず、3次元の方向を表現することが可能な基本ベクトルの方向であれば、特に制限はされない。また、第2の筺体54には、図6(B)に示すように、表示部側基板63に、受話スピーカ60、状態検出部24が搭載されている。
次に、図1は、本発明の実施例1による電子コンパス付き携帯端末において、方位算出と表示に関連した部分を示すブロック図である。図1における状態検出部24は、クラムシェル形状の場合には、図6に示すように、第2の筺体に収容される表示部側基板63に搭載されており、開状態/閉状態を検知する信号を出力する。また、オフセット補正の初期値格納部14は、不揮発性メモリで構成され、開状態に対応したオフセット補正の初期値と、閉状態に対応したオフセット補正の初期値が格納される。その後、必要に応じて、状態検出部24が検知した開状態/閉状態に対応したオフセット補正の初期値が読み出され、オフセット補正値として使用される。図1に示すその他の構成要素については、以下の実施例1の動作の説明において、必要に応じて、説明する。
[実施例1の動作]
次に、本発明の実施例1による方位算出方法の動作を、図1及び図2を参照しながら、説明する。まず、ユーザが、電子コンパス付き携帯端末において、電子コンパスのアプリケーションをスタートさせると、状態検出部24で第1の筺体と第2の筺体間の相対位置の状態32を検出する(ステップS100)。次に、検出された状態の開状態/閉状態を判別する(ステップS102)。次に、閉状態と判別された場合は、オフセット補正の初期値格納部14におけるオフセット補正の初期値(閉状態)18を読み出して、オフセット補正値とする(ステップS104)。一方、開状態と判別された場合は、オフセット補正の初期値格納部14におけるオフセット補正の初期値(開状態)16を読み出して、オフセット補正値とする(ステップS106)。
ここで、ステップS104、S106において、閉状態と開状態とで、オフセット補正の初期値を分けることの効果について、特許文献2に記載された内容を参照し、以下に説明する。図6の電子コンパス付き携帯電話(クラムシェル形状)2において、閉状態の場合、状態検出部24と地磁気センサ10の距離は、cであり、受話スピーカ60と地磁気センサ10の距離は、dである。一方、開状態の場合、状態検出部24と地磁気センサ10の距離は、aであり、受話スピーカ60と地磁気センサ10の距離は、bである。ここで、cとaの距離、dとbの距離を比較すると、c<a、d<bの関係になる。状態検出部24は、蓋開閉用の磁石等を備えて構成されており、磁界を発生する。また、受話スピーカ60も磁石を備えており、磁界を発生する。状態検出部24や受話スピーカ60によって発生された磁界は、距離が近いほど影響を受けるので、地磁気センサ10は、閉状態のほうが、開状態に比べて、状態検出部24や受話スピーカ60によって発生された磁界の影響を多く受けることになる。そこで、オフセット補正の初期値格納部14では、オフセット補正の初期値(開状態)16、オフセット補正の初期値(閉状態)18に分けて値を保存し、状態検出部24が検出した開状態/閉状態に応じて、オフセット補正の初期値を読み出している。それにより、携帯端末の状態に対応したオフセット補正値を使用することが可能になり、方位の精度が向上する。また、ここでは、状態検出部24や受話スピーカ60の場合について例示したが、これ以外の携帯端末の内部で磁気を発生する部品で、開状態/閉状態で地磁気センサ10に与える影響が変わる場合についても、同様である。また、クラムシェル形状の携帯端末の場合について説明したが、スライド形状の携帯端末の場合においても、携帯端末の内部で磁気を発生する部品で、開状態/閉状態で地磁気センサに与える影響が変わる部品が存在するため、閉状態と開状態とで、オフセット補正の初期値を分けることにより同様の効果が得られる。
次に、図2のフローチャートにおいて、キャリブレーション要求があるかどうかの判別を行う(ステップS108)。キャリブレーション要求は、様々なタイミングで発生させるように構成することができる。例えば、ユーザが、より精度の高い方位を得るために、電子コンパスのアプリケーションの操作画面で、キャリブレーションメニューを選択することにより、キャリブレーション要求を発生するように構成してもよい。または、前回のキャリブレーションの時刻から所定の時間以上、経過した場合に、電子コンパスのアプリケーションが、キャリブレーション要求を発生するように構成してもよい。または、携帯端末の開閉状態が変わった場合に、ユーザにキャリブレーションするかどうかを選択させるメッセージを出し、ユーザがキャリブレーションをすることを選択した場合に、キャリブレーション要求を発生するように構成してもよい。
次に、キャリブレーション要求がありと判別された場合は、キャリブレーション部20で、電子コンパスのキャリブレーションを行い、オフセット補正値を更新する(ステップS110)。ここで、電子コンパスのキャリブレーションの原理について、図7、8を参照しながら、説明する。図7は、地磁気センサ10が検出する3軸のセンサ値Sx、Sy、Szを三次元表示したものである。地磁気センサ10をあらゆる角度で周回させた場合には、理想的には、図7に示すような3軸方位球70上に、センサ値はプロットされる。地磁気センサ10のオフセット補正値は、3軸方位球70の中心座標(Sx0、Sy0、Sz0)となる。図8は、図7で示された3軸のセンサ値Sx、Sy、Szを、XY平面に投影したものであり、地磁気センサのセンサ値を重ねてプロットしている例を示している。地磁気センサのセンサ値から、オフセット補正の座標を算出するには、地磁気センサのセンサ値に最適な球をあてはめる最適化アルゴリズムを適用する。最適化パラメータは、中心座標(Sx0、Sy0、Sz0)、半径Rになる。図8のXYの2次元平面において、地磁気センサのセンサ値から最適化により得られた方位球の投影72が、示されている。図8からも分かるように、電子コンパスのキャリブレーションで使用する地磁気センサのセンサ値は、球の全方向に亘って分布していることが望ましい。
また、ステップS108のキャリブレーション要求の判定において、キャリブレーション要求がない場合には、キャリブレーションは行われず、オフセット補正値は、オフセット補正の初期値(16又は18)を読み出したままの値となる。即ち、この場合、キャリブレーション部20の内部で、オフセット補正値はスルーパスされる。
次に、オフセット補正値判定部22において、オフセット補正値の判定を行う(ステップS112)。以下に、オフセット補正値判定部22が行うオフセット補正値の判定について、詳細に説明する。第1の方法は、携帯端末の工場出荷時に開状態と閉状態のオフセット補正の代表値を格納しておき、それらを使用する方法である。開状態のオフセット補正の代表値をOFFSET_A_OPEN、閉状態のオフセット補正の代表値をOFFSET_A_CLOSEとする。OFFSET_A_OPEN及びOFFSET_A_CLOSEは、携帯端末の機種に応じた値を使用してもよいし、あるいは、工場での検査時に、1台ごとに計測した値に基づいて得られた値を使用してもよい。所定の判定閾値をαとし、キャリブレーションによって得られた開状態のオフセット補正値とOFFSET_A_OPENの差分が−α〜+αの範囲内であれば、キャリブレーションによって得られた開状態のオフセット補正値は有効と判定し、それ以外であれば、無効と判定する。また、キャリブレーションによって得られた閉状態のオフセット補正値とOFFSET_A_CLOSEの差分が−α〜+αの範囲内であれば、キャリブレーションによって得られた閉状態のオフセット補正値は有効と判定し、それ以外であれば、無効と判定する。
次に、第2の方法は、最新のオフセット補正の初期値を使用する方法である。最新の開状態のオフセット補正の初期値をOFFSET_INI_B_OPEN、最新の閉状態のオフセット補正の初期値をOFFSET_INI_B_CLOSEとする。所定の判定閾値をβとし、キャリブレーションによって得られた開状態のオフセット補正値とOFFSET_INI_B_OPENの差分が−β〜+βの範囲内であれば、キャリブレーションによって得られた開状態のオフセット補正値は有効と判定し、それ以外であれば、無効と判定する。また、キャリブレーションによって得られた閉状態のオフセット補正値とOFFSET_INI_B_CLOSEの差分が−β〜+βの範囲内であれば、キャリブレーションによって得られた閉状態のオフセット補正値は有効と判定し、それ以外であれば、無効と判定する。
次に、図2のフローチャートにおいて、ステップS112で有効と判定された場合は、キャリブレーションで算出したオフセット補正値を、オフセット補正の初期値格納部14に保存する(ステップS114)。
次に、地磁気センサ10により検出された地磁気センサのセンサ値を、携帯端末の状態に対応したオフセット補正値で補正する(ステップS116)。ここで、オフセット補正は、地磁気センサのセンサ値からオフセット補正値を差し引くことにより行われる。
次に、補正後の地磁気センサのセンサ値を用いて、周知の方法で、地磁気方位の算出を行う(ステップS118)。次に、算出された方位を、表示部26に表示する(ステップS120)。次に、状態検出部24で検出される状態に変化があるかどうかを判定する(ステップS122)。開状態から閉状態に変化があった場合には、ステップS104に戻り、以降の処理を繰り返す。一方、閉状態から開状態に変化があった場合には、ステップS106に戻り、以降の処理を繰り返す。
一方、状態変化がないと判定された場合には、アプリケーションが方位表示を終了するかどうかを判別する(ステップS124)。終了すると判定された場合(Yesの場合)は、方位表示は終了し、終了しないと判別された場合(Noの場合)、ステップS116に戻って、以降の処理を繰り返す。
ここで、ステップS120の方位表示は、電子コンパスによる方位表示だけでもよいし、地図情報と方位を重ねて表示したナビゲーション画面でもよいし、あるいは、ユーザの進行方向が、携帯端末の表示画面の上方向になるように、地図を回転させて表示することにより、ユーザにとって分かりやすい表示にしたナビゲーション画面であってもよい。
次に、実施例1との比較のために、従来の電子コンパス付き携帯端末及び方位算出方法について、図3、図9に示す。図3は、従来の電子コンパス付き携帯端末における、方位算出と表示に関連した部分を説明するためのブロック図である。図3は、図1に対して、オフセット補正値判定部22がない構成になっている。また、図9は、従来の方位算出方法を説明するためのフローチャートである。図9は、図2に対して、キャリブレーション要求のステップS108、及びオフセット補正値の判定のステップS112がない構成になっている。まず、図3、図9に示すように、従来の電子コンパス付き携帯端末における方位算出方法では、キャリブレーション部20が算出したオフセット補正値の有効/無効の判定を行わずに、必ず、キャリブレーションで得られたオフセット補正値を、オフセット補正の初期値格納部14に保存している。そのため、強い磁界の環境の中で、電子コンパスのキャリブレーションが行われた場合に、オフセット補正値は、通常の磁界の環境の値に比べて、大きく異なる値となるが、この場合も、キャリブレーションにより得られたオフセット補正値で、保存されたオフセット補正の初期値を書き換えている。そのため、次回、通常の磁界の環境で電子コンパスを使用するときに、大きく異なるオフセット補正の初期値が読み出されることになり、即時に正しい方位が得られない。従って、正しい方位を得るためには、キャリブレーションを行わなければならなかった。図2においては、キャリブレーション要求があった場合のみ、キャリブレーションを行っているが、一方、図9では、必ず、キャリブレーションを行う構成になっている。そのため、従来の電子コンパス付き携帯端末では、ユーザが行わなければならないキャリブレーションの頻度が高くなり、ユーザに負担がかかるという問題がある。また、通常の磁界の環境に移動したときにキャリブレーションが必要となり、直ちに、正しい方位を得ることができなかった。
一方、本発明の実施例1による電子コンパス付き携帯端末では、オフセット補正値判定部22により、オフセット補正値の有効/無効の判定を行うことにより、有効と判定された場合のみ、オフセット補正の初期値格納部に保存するようにしたので、強い磁界を受ける環境でキャリブレーションを行って電子コンパスを使用した後、通常の磁界の環境に移動したときに、直ちに正しい方位を得ることができる電子コンパス付き携帯端末を提供することができる。また、本発明の実施例1による方位算出方法では、強い磁界を受ける環境でキャリブレーションを行って方位を得た後、通常の磁界の環境に移動したときに、直ちに正しい方位を得ることができる方位算出方法を提供することができる。
本発明の電子コンパス、電子コンパス付き携帯端末及び地磁気センサの補正方法は、方位表示が可能なナビゲーション機能付き携帯電話等に適用可能である。
なお、本発明の全開示(請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1:電子コンパス付き携帯電話(スライド形状)
2:電子コンパス付き携帯電話(クラムシェル形状)
10:地磁気センサ
12:地磁気方位算出部
14:オフセット補正の初期値格納部
16:オフセット補正の初期値(開状態)
18:オフセット補正の初期値(閉状態)
20:キャリブレーション部
22:オフセット補正値判定部
24:状態検出部
26:表示部
28:オフセット補正値
30:方位情報
32:第1の筐体と第2の筐体間の相対位置の状態
40、52:第1の筺体
42、54:第2の筺体
44、58:操作部
48:表示部(サブディスプレイ)
50:表示部(メインディスプレイ)
56:ヒンジ
60:受話スピーカ
62:操作部側基板
63:表示部側基板
70:3軸方位球
72:方位球の投影

Claims (5)

  1. 地磁気センサと、前記地磁気センサのオフセット補正値を算出するキャリブレーション部と、前記地磁気センサにより取得したセンサ値と前記オフセット補正値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出部と、前記算出した方位を表示する表示部と、を備えた電子コンパス付き携帯端末であって、
    前記地磁気センサを収容する第1の筐体と、前記第1の筐体との相対位置が可変に接続された第2の筐体と、前記第1の筐体と第2の筐体間の相対位置の状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部が検出する複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の初期値を格納するオフセット補正の初期値格納部と、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値の有効/無効を判定するオフセット補正値判定部と、をさらに備え、
    前記オフセット補正値判定部は、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定した場合に、前記オフセット補正値を前記相対位置の状態に対応した前記オフセット補正の初期値として更新し、前記オフセット補正の初期値格納部に格納し、
    前記複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の代表値が設定され、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値と前記相対位置の状態に対応したオフセット補正の代表値の差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定することを特徴とする電子コンパス付き携帯端末。
  2. 地磁気センサと、前記地磁気センサのオフセット補正値を算出するキャリブレーション部と、前記地磁気センサにより取得したセンサ値と前記オフセット補正値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出部と、前記算出した方位を表示する表示部と、を備えた電子コンパス付き携帯端末であって、
    前記地磁気センサを収容する第1の筐体と、前記第1の筐体との相対位置が可変に接続された第2の筐体と、前記第1の筐体と第2の筐体間の相対位置の状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部が検出する複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の初期値を格納するオフセット補正の初期値格納部と、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値の有効/無効を判定するオフセット補正値判定部と、をさらに備え、
    前記オフセット補正値判定部は、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定した場合に、前記オフセット補正値を前記相対位置の状態に対応した前記オフセット補正の初期値として更新し、前記オフセット補正の初期値格納部に格納し、
    前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応した最新のオフセット補正の初期値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーション部が算出したオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定することを特徴とする電子コンパス付き携帯端末。
  3. 前記第1の筐体と第2の筐体間の相対位置の状態は、前記携帯端末の操作部が露出した開状態と、前記操作部が隠れた閉状態と、を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の電子コンパス付き携帯端末。
  4. 地磁気センサにより取得したセンサ値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出方法であって、
    地磁気センサを収容する第1の筐体と、前記第1の筐体との相対位置が可変に接続された第2の筐体との相対位置の状態を検出する状態検出ステップと、
    前記状態検出ステップで検出された相対位置の状態に対応したオフセット補正値の初期値を読み出し、オフセット補正値とするステップと、
    前記地磁気センサのオフセット補正値をキャリブレーションし、オフセット補正値を更新するステップと、
    前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値の有効/無効を判定するオフセット補正値判定ステップと、
    前記オフセット補正値判定ステップで有効と判定された場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を、前記相対位置の状態に対応するオフセット補正値の初期値として保存するステップと、
    前記地磁気センサが取得したセンサ値と前記オフセット補正値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出ステップと、を含み、
    前記複数の相対位置の状態ごとにオフセット補正の代表値が設定され、前記オフセット補正値判定ステップは、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応したオフセット補正の代表値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に無効と判定することを特徴とする方位算出方法。
  5. 地磁気センサにより取得したセンサ値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出方法であって、
    地磁気センサを収容する第1の筐体と、前記第1の筐体との相対位置が可変に接続された第2の筐体との相対位置の状態を検出する状態検出ステップと、
    前記状態検出ステップで検出された相対位置の状態に対応したオフセット補正値の初期値を読み出し、オフセット補正値とするステップと、
    前記地磁気センサのオフセット補正値をキャリブレーションし、オフセット補正値を更新するステップと、
    前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値の有効/無効を判定するオフセット補正値判定ステップと、
    前記オフセット補正値判定ステップで有効と判定された場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を、前記相対位置の状態に対応するオフセット補正値の初期値として保存するステップと、
    前記地磁気センサが取得したセンサ値と前記オフセット補正値に基づいて、方位を算出する地磁気方位算出ステップと、を含み、
    前記オフセット補正値判定ステップは、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値と、前記相対位置の状態に対応した最新の前記オフセット補正の初期値との差分が、所定の範囲内である場合に、前記キャリブレーションで得られたオフセット補正値を有効と判定し、それ以外の場合に、無効と判定することを特徴とする方位算出方法。
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