JP4373799B2 - 情報端末、方位測定方法及びプログラム - Google Patents

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地磁気センサを搭載した折畳み式の情報端末に関する。
従来、二つのディスプレイを備えた上部筐体と、地磁気センサを内蔵する下部筐体が開閉可能に取り付けられている折畳み式携帯電話機が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
上記の携帯電話機で磁方位を測定する場合、ユーザは下部筐体の下端を手前にして、ほぼ水平に持つ。地磁気センサは、携帯電話機が向けられた方向を基準方向として磁方位に関する情報(以下「磁方位情報」という。)を検出し、携帯電話機はこの情報に基づく磁方位を示す画像(以下「方位画像」という。)を表示する。
ところで、近年の携帯電話機における機能の多様化に伴って下部筐体内の部品数が増加する反面、市場が要求する携帯電話機の小型化・薄型化を図るべく設計上の工夫や部品の改善が必要とされ、地磁気センサを設計上やむを得ず上部筐体に配置せざるを得ないことも生じる。
特開2003-166826号公報
しかし、上部筐体に地磁気センサを取り付けた場合に、携帯電話機を開状態と閉状態で同じ方向に向けているときの地磁気センサの基準方向について着目すると、地磁気センサの基準方向は、開状態と閉状態で逆方向となる。
従って、開状態と閉状態で同じ磁方位情報を検出しないので、仮に、閉状態でユーザが視認できるディスプレイ(以下「第2ディスプレイ」という。)に、第2ディスプレイ画面のユーザ手前から反対方向が、携帯電話機が向いている方向となるように方位画像を表示させる場合、ユーザは適切な方位を確認することができない。
上述の問題は携帯電話機だけでなく、上部筐体と下部筐体が開閉可能に取り付けられた情報端末も同様の問題が生じる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、折畳み式情報端末の上部筐体に地磁気センサを配置する場合でも開閉状態に応じて適切な方位をユーザに提供することを目的とする。
上記問題を解決するため本発明に係る折畳み式の情報端末は、上部筐体と下部筐体とが開閉可能に接続されている折畳み式の情報端末であって、前記情報端末の開閉状態を検知する開閉検知手段と、前記上部筐体に固定され、前記上部筐体が向いている磁方位を示す磁方位情報を出力する地磁気センサと、複数の所定演算のうち前記開閉検知手段による検知結果に応じた一の演算を、前記地磁気センサから出力された磁方位情報に施すことによって、前記下部筐体が向いている磁方位を求める演算手段とを備える。
この構成によれば、情報端末の上部筐体に地磁気センサを取り付けた場合であっても、情報端末の使用形態に応じて情報端末が向けられた方向に対する適切な方位情報を出力することができる。
また、前記複数の所定演算は、第1演算と第2演算であり、前記演算手段は、更に、前記開閉検知手段が開状態を検知した場合に、第1演算を行い第1方位情報を出力する第1方位情報生成部と、前記開閉検知手段が閉状態を検知した場合に、第2演算を行い第2方位情報を出力する第2方位情報生成部とを備え、前記第1演算と第2演算の関係が、開状態と閉状態で前記情報端末の下部筐体が同一方向を向いている場合、開状態で出力される第1方位情報と閉状態で出力される第2方位情報とが同一となるように定められていることとしてもよい。
この構成によれば、情報端末が開状態と閉状態で一致するように地磁気センサから出力された磁方位情報について演算処理を施して、情報端末が向けられた方向に対する方位を示す情報(以下「方位情報」という。)を出力することができる。
また、前記情報端末は、更に、閉状態にあるときに上部筐体側の隠蔽される部位に配置されている第1ディスプレイと、閉状態にあるときに上部筐体側の露出される部位に配置されている第2ディスプレイと、前記第1方位情報に基づき第1方位画像を生成し前記第1ディスプレイへ表示する第1表示制御手段と、前記第2方位情報に基づき第2方位画像を生成し前記第2ディスプレイへ表示する第2表示制御手段とを備えることとしてもよい。
この構成によれば、情報端末が開状態のときは第1ディスプレイで方位を表示し、情報端末を閉状態のときは第2ディスプレイで適切な方位を表示する為、ユーザは情報端末の使用形態に応じて方位を視認することができる。
更に、前記情報端末は、自端末の位置を検出する位置検出手段を備え、前記開閉検知手段により開状態を検知した場合に前記第1表示制御手段は、前記第1方位情報と自端末の位置に基づく画像を前記第1ディスプレイに表示することとしてもよい。
この構成によれば、位置情報を取得して情報端末の開閉状態に応じた方位情報と位置情報を併せて画像を表示するため、目的地に対してユーザがどの方位を向いているのかを確認することができる。
本発明の磁方位の測定方法は、上部筐体と下部筐体とが開閉可能に接続されてなり、かつ前記上部筐体に固定され前記上部筐体が向いている磁方位を示す磁方位情報を出力する地磁気センサを備える折畳み式の情報端末において、前記情報端末の開閉状態を検知する開閉検知ステップと、前記磁方位情報を前記地磁気センサから取得するステップと、複数の所定演算のうち前記開閉検知手段による検知結果に応じた一の演算を、前記取得された磁方位情報に施すことによって、前記下部筐体が向いている磁方位を求める演算ステップとを含むこととしてもよい。
この測定方法を前記情報端末において実行することにより、前述と同様の効果が得られる。
本発明のプログラムは、上部筐体と下部筐体とが開閉可能に接続されてなり、かつ前記上部筐体に固定され前記上部筐体が向いている磁方位を示す磁方位情報を出力する地磁気センサを備える折畳み式の情報端末において、前記下部筐体が向いている磁方位を求めるためのコンピュータで実行可能なプログラムであって、前述した測定方法に含まれるステップを前記コンピュータに実行させる。
このプログラムを前記情報端末で実行することにより、前述した効果を奏する磁方位の出力処理を前記情報端末において行うことができる。
<構成>
本実施形態に係る情報端末について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る折畳み式携帯電話機100(以下「携帯電話機100」とする)の外観上の構成図であり、同図 (a)は、携帯電話機100の開状態の図を示しており、同図(b)及び(c)は閉状態の図を示している。
携帯電話機100の外観について図1(a)及び図1(b)を用いて説明する。
携帯電話機100は上部筐体200、下部筐体300から構成され、上部筐体200と下部筐体300は軸110により開閉可能に取り付けられている。携帯電話機100の開閉は、上部筐体200を軸110において回動させることにより行い、携帯電話機100が開状態の場合、下部筐体300に対して上部筐体200が180°開いていることを前提に説明する。
下部筐体300は、キー操作部20を備え、CPU、メモリ(ROM/RAM)を内蔵している。上部筐体200は、第1ディスプレイ400及び第2ディスプレイ410を備え、地磁気センサ500を内蔵している。
次に、地磁気センサ500の配置について説明する。
地磁気センサ500は、第1ディスプレイ400が取り付けられている平面と平行な平面に、X軸用センサとY軸用センサを含んで取り付けられている。X軸用センサとY軸用センサは、磁方位情報をXY成分として検出し、地磁気センサが検出するXY成分を(vx,vy)とした場合に、vx=0且つvy>0のときY軸方向が「磁北」となるように配置されている。
上記の様に配置されている地磁気センサ500が検出するXY成分の基準とする地磁気センサ500におけるX軸、Y軸方向と、磁方位情報を各ディスプレイ(図1(a)400、同図(b)410)に表した場合において、磁方位情報の基準となるディスプレイにおけるX軸、Y軸方向について、図1(a)及び同図(b)を用いて携帯電話機100が開状態であるときと、閉状態であるときに分けて説明する。
地磁気センサ500のXY軸方向は、携帯電話機100が開状態(図1(a))の場合、地磁気センサ500が検出するXY成分の基準とするX軸は同図X方向31b、Y軸は同図Y方向31aである。
一方、携帯電話機100が閉状態(図1(b))の場合、地磁気センサ500が検出するXY成分の基準とするX軸は図1(b)X方向32b、Y軸は同図Y方向32aとなる。
各ディスプレイ(図1(a)400、同図(b)410)に方位画像を表示するために用いる各ディスプレイのXY2次元座標空間は、各ディスプレイを水平にした状態でユーザから各ディスプレイを見て右方向がX軸方向、携帯電話機の向けられた方向がY軸方向となっている。このXY2次元座標空間において、方位情報を表す場合の各ディスプレイにおけるXY軸方向は、携帯電話機100が開状態(図1(a))の場合、第1ディスプレイ400のXY平面の基準となるX軸は同図X方向10b、Y軸は同図Y方向10aである。
一方、携帯電話機100が閉状態(図1b)の場合、第2ディスプレイ410におけるXY平面の基準となるX軸は同図X方向11b、Y軸は同図Y方向11aとなる。

<機能>
以下、携帯電話機100の機能について図2の機能ブロック図を用いて説明する。
携帯電話機100は機能面において、開閉検知部600、地磁気センサ500、第1方位生成部700、第2方位生成部710、第1方位表示制御部800、第2方位表示制御部810、第1ディスプレイ400及び第2ディスプレイ410を有する。
開閉検知部600は、携帯電話機100の形態が開状態(図1(a))と閉状態(図1(b))のいずれの状態かを検出する機能を有する。例えば開閉検知部600は、携帯電話100の形態が開状態(図1(a))と閉状態(図1(b))に変わる毎に電気回路が開閉するスイッチ等を含み、スイッチの接続が切り替わることによって携帯電話機100の開閉状態を検知し、開状態か閉状態を示す信号を出力する。
地磁気センサ500は、磁方位情報を電圧値として出力する機能を有している。
X軸用センサが出力する電圧値をX軸成分(vx)、Y軸用センサが出力する電圧値をY軸成分(vy)とするXY2次元平面において表されるベクトル(vx,vy)の向きが磁方位の「北」を示している。
位置情報取得部900は、ハードウェア面においてGPS受信装置及びCPUで構成され、GPS受信装置は外部のGPS衛星から送信される位置情報を取得し、CPUは、携帯電話機100の図示しない記憶部に保存された日本国内の地図データから取得した位置情報に基づき地図画像を抽出して生成する機能を有している。
第1方位生成部700、第1方位表示制御部800、第2方位生成部710、及び第2方位表示制御部810はCPU及びメモリで構成され、開閉検知部600から出力された開状態を示す信号は第1方位生成部700で処理され、閉状態を示す信号は第2方位生成部710で処理される。メモリ(RAM)は地磁気センサ500から磁方位情報を受け取って記憶している。
第1方位生成部700は、開状態を示す信号を受け取ると、磁方位情報をメモリ(RAM)から読み出し、第1演算を行って、開状態における携帯電話機の下部筐体300が向けられた方向 (図1(a)Y方向10a)に対する磁北を示すことによって、下部筐体300が向けられた磁方位を示す第1方位情報を生成する。
第1演算とは、磁方位情報に基づき携帯電話機が向けられた方向(図1(a)Y方向10a)に対する第1方位情報を求めるための演算であり、以下の様にして第1方位情報を求める。
開状態の場合に地磁気センサ500が検出した電圧値の磁方位情報は、X軸成分をVx、Y軸成分をVyとする。
第1方位生成部700は、磁方位情報のXY平面における地磁気ベクトル(Vx,Vy)は携帯電話機の下部筐体300が向けられた方向 (同図Y方向10a)に対する磁方位を示すベクトルであり、ベクトル(Vx,Vy)を第1ディスプレイ400のXY平面に投影させたベクトル(Vx1,Vy1)は、携帯電話機の下部筐体300が向けられた方向(同図Y方向10a)に対する磁方位を示す第1方位情報である。
従って、ベクトル(Vx1,Vy1)とベクトル(Vx,Vy)は、[数1]を満たす関係である。
[数1] (Vx1,Vy1)=α(Vx,Vy) (αは定数)
第1方位表示制御部800は、第1方位生成部700から生成された第1方位情報に基づき、第1ディスプレイ400に表示するための画像を生成し、位置情報取得部900で生成された地図画像を第1方位情報と同じ方位となるように回転させ、第1方位情報に基づく画像と併せて第1ディスプレイ400に表示させる制御を行う機能を有している。
第1方位情報に基づく画像の生成は、以下の様にして行う。
第1方位情報は第1ディスプレイ400のXY平面において、第1ディスプレイ400のY方向(同図10a)に対する磁方位を示すベクトル(Vx1,Vy1)で表されており、ベクトル(Vx1,Vy1)の向きが磁方位の「北」となるように第1方位画像を生成する。
また、第1ディスプレイ400のXY平面における第1方位情報のベクトル(Vx1,Vy1)が示す磁方位と位置情報取得部900で生成された位置情報に基づく地図画像における「北」が一致するように、位置情報取得部900から取得した地図画像を回転させて生成し、第1ディスプレイ400に回転後の地図画像及び第1方位画像を送る。
第2方位生成部710は、閉状態を示す信号を受け取ると、磁方位情報をメモリ(RAM)から読み出し、閉状態における携帯電話機の下部筐体300が向けられた方向(図1(b)のY方向11a)に対する第2方位情報を、第2演算を行って生成する。
第2演算とは、磁方位情報に基づき携帯電話機が向けられた方向(図1(b)のY方向11a)に対する磁方位を求めるための演算であり、以下の様にして第2方位情報を求める。
閉状態の場合に地磁気センサ500が検出した電圧値の磁方位情報は、X軸成分をVx'、Y軸成分をVy'とする。
閉状態における地磁気センサ500の基準となるY方向(図1(b)32a)は、第2ディスプレイ410におけるY方向(図1(a)11a)と逆方向を指している。
従って、第2方位生成部710は、XY成分で表された磁方位情報をメモリ(RAM)から読み出し、磁方位情報のXY平面における地磁気ベクトル(Vx',Vy')をベクトル(Vx',−Vy')に変換し、第2ディスプレイ410のXY平面にベクトル(Vx',−Vy')を投影させたベクトル(Vx2,Vy2)を、図1(b)11aの方向に対する磁方位を示す第2方位情報として生成する。
ベクトル(Vx2,Vy2)とベクトル(Vx',Vy')は、[数2]を満たす関係である。
[数2] (Vx2,Vy2)=β(Vx',−Vy') (βは定数)
第1演算と第2演算によってベクトル(Vx1,Vy1)とベクトル(Vx2,Vy2)の向きが同じ向きを示す様に演算されている為、ベクトル(Vx1,Vy1)と(Vx2,Vy2)の各X方向(図1(a)10b, 図1(b)11b)を基準とする方位角は同じとなる。
第2方位表示制御部810は、第2方位生成部700で生成された第2方位情報に基づいて第2方位画像を生成し、当該画像を第2ディスプレイ410に表示する制御を行う。
第2方位情報は、第2ディスプレイ410におけるY方向(図1(b)11a)に対する磁方位を示すベクトル(Vx2,Vy2)で表されているため、第2方位表示制御部810はベクトル(Vx2,Vy2)の向きが磁方位の「北」となるように第2方位画像を生成し、当該画像を第2ディスプレイ410に送る。
第1ディスプレイ400及び第2ディスプレイ410は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)であり、CPUの制御により位置情報及び方位情報に基づく画像を表示する機能を有している。
第1方位表示制御部800で生成された第1方位情報に基づく第1方位画像と地図画像を第1ディスプレイ400に表示し、第2方位表示制御部810で生成された第2方位情報に基づく第2方位画像を第2ディスプレイ410に表示する。

<動作>
図3は携帯電話機100の方位情報と位置情報を表示させるフロー図である。
ユーザが携帯電話機100のキー操作部20から携帯電話機100の位置情報、及び方位情報を要求する操作を行った場合に以下の処理を行う。
位置情報取得部900は携帯電話機100の位置情報を取得し、位置情報に基づく地図画像を抽出し生成してメモリ(RAM)へ送出し(ステップS10)、地磁気センサ500は地磁気を検知し携帯電話機の上部筐体200が向けられた方向に対する磁方位情報をCPUへ送出する(ステップS20)。
開閉検知部600は、携帯電話機100の開閉状態を判断し(ステップS30)、携帯電話機100が開状態の場合は第1方位生成部700へ開状態を示す信号を送出し、閉状態の場合は第2方位生成部710へ閉状態を示す信号を送出する。
ステップS30によって携帯電話機100が開状態と判断された場合、開閉検知部600から開状態を示す信号を受け取った第1方位生成部700は、地磁気センサ500から送出された磁方位情報に基づき、第1演算を行って携帯電話機100の下部筐体300が向けられた方向(図1(a)10a)に対する磁方位を示す第1方位情報を生成し、第1方位表示制御部800へ第1方位情報を送出する(ステップS60)。
第1方位情報を受け取った第1方位表示制御部800は、第1ディスプレイ400のXY平面における第1方位情報に基づく第1方位画像を生成し、ステップS10で取得した位置情報に基づく地図画像をメモリ(RAM)から読み出し、第1方位情報に基づく画像が示す磁北と当該地図画像の「北」が一致するように当該地図画像を回転させ、回転させた地図画像と第1方位情報における画像を第1ディスプレイに送出する(ステップS70)。
上記の処理を行うことにより図4(a)の様に第1ディスプレイ400に位置画像及び第1方位画像を表示することができる。
また、ステップS30によって携帯電話機100が閉状態と判断された場合、開閉検知部600から閉状態を示す信号を受け取った第2方位生成部710は、地磁気センサ500から送出された磁方位情報に基づき、第2演算によって携帯電話機100の下部筐体300が向けられた方向(図1(b)11a)に対する磁方位を示す第2方位情報を生成し、第2方位表示制御部810へ第2方位情報を送出する(ステップS60)。
第2方位情報を受け取った第2方位表示制御部810は、第2ディスプレイ410のXY平面における第2方位情報に基づく第2方位画像を生成し第2ディスプレイ410に送出する (ステップS50)。
上記の処理を行うことにより図4(b)の様に第2ディスプレイ410に第2方位画像を表示することができる。

<補足>
以上、本発明に係る情報端末について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は勿論これらの実施形態に限られない。以下、実施形態の変形に関して説明する。
(1)上述の実施形態としては携帯電話機を示したが、上部筐体と下部筐体が回動可能に取り付けられたモバイルPCやPDA(Personal Digital(Data) Assistants)であってもよい。
また携帯電話機の場合、実施形態では二つ折りタイプの携帯電話機を示したが、軸で上部筐体を水平に180°回転させて携帯電話機を閉じるタイプの携帯電話機であってもよい。このタイプの携帯電話機を閉じている状態において、地磁気センサの基準方向は、下部筐体を固定して携帯電話機を閉じる場合に、地磁気センサが検出するXY成分の基準とするY軸方向とX軸方向が逆方向となり、上述の実施形態で示した二つ折りタイプの携帯電話機と比べるとX軸方向も逆方向になる。
また、このタイプの携帯電話機で方位画像を表示するディスプレイは、携帯電話機を開いている状態のときに通常ユーザが視認できるディスプレイ(以下「メインディスプレイ」という。)であり、メインディスプレイのXY平面におけるX方向、Y方向は実施例の図1(b)の第2ディスプレイ410のX方向11b、Y方向11aと同様である。
従って、このタイプの携帯電話機で方位情報を生成して表示する場合において上述の実施形態と異なる点について説明する。
実施形態と異なる点は、携帯電話機を閉じている状態における第2方位情報の生成であり、第2方位情報は、地磁気センサ500から出力された磁方位情報を示すX成分の電圧値Vx'、Y成分の電圧値Vy'のXY平面における地磁気ベクトル(Vx',Vy')をベクトル(−Vx',−Vy')に変換し、メインディスプレイのXY平面にベクトル (−Vx',−Vy')を投影させたベクトル (Vx3,Vy3)となる。
ベクトル(Vx3,Vy3)とベクトル(−Vx',−Vy')とは、[数3]を満たす関係である。
[数3] (Vx3,Vy3)=γ(−Vx',−Vy') (γは定数)

(2)第1方位生成部700及び第2方位生成部710は、地磁気センサ500から出力された磁方位情報に基づき、携帯電話機100が開状態か閉状態に応じて携帯電話機の下部筐体300が向けられた方向に対する磁方位を演算によって出力するとしたが、携帯電話機100の開状態と閉状態の形態において、上部筐体200を水平にして360°回転させ一定の回転角度毎に検出したX・Y成分の電圧値と方位角の関係をテーブル化したものを携帯電話機100の記憶部に保存し、開閉状態に応じて出力される電圧値を記憶部から読み出して方位角を求めてもよい。

(3)上述の実施形態では、携帯電話機100が閉状態のとき第2方位生成部810は、第2ディスプレイ410には第2方位情報に基づく画像のみを表示させているが、開状態と同様に第2ディスプレイ410で表示するための地図画像を位置情報取得部900で抽出して生成し、第1方位表示制御部800と同様に第2方位表示制御部810で第2方位情報の第2方位画像が示す磁方位と地図画像の「北」が一致する様に回転させた地図画像を生成し、第2ディスプレイ410へ表示させる制御を行うこととしてもよい。

(4)地磁気センサ500はXY軸センサを有する2軸センサであり、XY軸センサで地磁気を検知して各センサで検出した電圧値を出力しているが、XY平面に垂直なZ軸方向について地磁気を検知して電圧値を検出するZ軸センサも備えた3軸地磁気センサであってもよい。一般に地磁気センサ(2軸用)を用いて方位を検出する場合、傾斜の影響による地磁気の鉛直成分や自然磁界以外の強磁界の影響により方位に誤差が生じる為、方位検出する前にキャリブレーションを行う必要がある。従って、予め3軸地磁気センサで、周囲の磁界の影響を受けない状態における初期磁界強度と検出する可能性のある磁界強度の範囲をテーブル化して記憶部に格納しておき、3軸地磁気センサで検出した磁界強度をテーブルのデータから自然磁界を算出して補正し、自然磁界以外の強磁界を排除した磁方位を出力してもよい。このように3軸地磁気センサを用いることにより精度の高い方位情報を得ることができる。

本発明の実施の形態に係る携帯電話機の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電話機の機能上の構成を示すブロッ ク図である。 携帯電話機による方位画像表示フロー図である。 携帯電話機の開状態と閉状態における各ディスプレイの表示例を示 す図である。
符号の説明
100携帯電話機
200上部筐体
300下部筐体
400 第1ディスプレイ
410 第2ディスプレイ
500地磁気センサ
600開閉検知部
700第1方位生成部
710第2方位生成部
800第1方位表示制御部
810第2方位表示制御部
900 位置情報取得部
10a 第1ディスプレイのY方向
10b 第1ディスプレイのX方向
11a 第2ディスプレイのY方向
11b 第2ディスプレイのX方向
31a 開状態における地磁気センサのX方向
31b 開状態における地磁気センサのY方向
32a 閉状態における地磁気センサのX方向
32b 閉状態における地磁気センサのY方向

Claims (4)

  1. 上部筐体と下部筐体とが開閉可能に接続されている折畳み式の情報端末であって、
    前記情報端末の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    前記上部筐体に固定され、前記上部筐体が向いている磁方位を示す磁方位情報を出力する地磁気センサと、
    複数の所定演算のうち前記開閉検知手段による検知結果に応じた一の演算を、前記地磁気センサから出力された磁方位情報に施すことによって、前記下部筐体が向いている磁方位を求める演算手段とを備え
    前記複数の所定演算は、第1演算と第2演算であり、
    前記演算手段は、
    前記開閉検知手段が開状態を検知した場合に、第1演算を行い第1方位情報を出力する第1方位情報生成部と、
    前記開閉検知手段が閉状態を検知した場合に、第2演算を行い第2方位情報を出力する第2方位情報生成部とを備え、
    前記第1演算と第2演算の関係が、開状態と閉状態で前記情報端末の下部筐体が同一方向を向いている場合、開状態で出力される第1方位情報と閉状態で出力される第2方位情報とが同一となるように定められており、
    前記情報端末は、更に、
    閉状態にあるときに上部筐体側の隠蔽される部位に配置されている第1ディスプレイと、
    閉状態にあるときに上部筐体側の露出される部位に配置されている第2ディスプレイと、
    前記開閉検知手段が開状態を検知した場合に、前記第1方位情報に基づき第1方位画像を生成し前記第1ディスプレイへ表示する第1表示制御手段と、
    前記開閉検知手段が閉状態を検知した場合に、前記第2方位情報に基づき第2方位画像を生成し前記第2ディスプレイへ表示する第2表示制御手段とを備え
    ことを特徴とする情報端末。
  2. 前記情報端末は、更に、
    自端末の位置を検出する位置検出手段を備え、
    前記開閉検知手段により開状態を検知した場合に前記第1表示制御手段は、前記第1方位情報と自端末の位置に基づく画像を前記第1ディスプレイに表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報端末。
  3. 上部筐体と下部筐体とが開閉可能に接続されてなり、かつ前記上部筐体に固定され前記
    上部筐体が向いている磁方位を示す磁方位情報を出力する地磁気センサと、閉状態にあるときに上部筐体側の隠蔽される部位に配置されている第1ディスプレイと、閉状態にあるときに上部筐体側の露出される部位に配置されている第2ディスプレイとを備える折畳み式の情報端末において用いられる測定方法であって、
    前記情報端末の開閉状態を検知する開閉検知ステップと、
    前記磁方位情報を前記地磁気センサから取得するステップと、
    複数の所定演算のうち前記開閉検知手段による検知結果に応じた一の演算を、前記取得
    された磁方位情報に施すことによって、前記下部筐体が向いている磁方位を求める演算ス
    テップとを含み、
    前記複数の所定演算は、第1演算と第2演算であり、
    前記演算ステップは、
    前記開閉検知ステップが開状態を検知した場合に、第1演算を行い第1方位情報を出力する第1方位情報生成サブステップと、
    前記開閉検知ステップが閉状態を検知した場合に、第2演算を行い第2方位情報を出力する第2方位情報生成サブステップとを含み、
    前記第1演算と第2演算の関係が、開状態と閉状態で前記情報端末の下部筐体が同一方向を向いている場合、開状態で出力される第1方位情報と閉状態で出力される第2方位情報とが同一となるように定められており、
    前記測定方法は、更に、
    前記開閉検知ステップが開状態を検知した場合に、前記第1方位情報に基づき第1方位画像を生成し前記第1ディスプレイへ表示する第1表示制御ステップと、
    前記開閉検知ステップが閉状態を検知した場合に、前記第2方位情報に基づき第2方位画像を生成し前記第2ディスプレイへ表示する第2表示制御ステップとを含
    ことを特徴とする測定方法。
  4. 上部筐体と下部筐体とが開閉可能に接続されてなり、かつ前記上部筐体に固定され前記上部筐体が向いている磁方位を示す磁方位情報を出力する地磁気センサと、閉状態にあるときに上部筐体側の隠蔽される部位に配置されている第1ディスプレイと、閉状態にあるときに上部筐体側の露出される部位に配置されている第2ディスプレイとを備える折畳み式の情報端末において、
    前記下部筐体が向いている磁方位を求めるためのコンピュータで実行可能なプログラムであって、
    請求項に記載の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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