JP2007002767A - 電動オイルポンプの駆動制御方法および駆動制御装置 - Google Patents

電動オイルポンプの駆動制御方法および駆動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電動オイルポンプを利用して、エンジン始動前またはエンジン停止後に油圧テンショナへのオイル供給を行えるようにする。
【解決手段】 電動オイルポンプの駆動制御方法は、油圧テンショナへのオイル供給停止後所定時間経過しているかどうかを判断する工程(ステップS1)と、エンジン始動予測信号が入力されたかどうかを判断する工程(ステップS2)と、エンジン始動予測信号が入力されたときに、電動オイルポンプを駆動して油圧テンショナにオイルを供給する工程(ステップS3)とを備えている。これにより、油圧テンショナへのオイル供給停止後所定時間経過したことによって油圧テンショナのチャンバ内にオイルが残留していない場合においても、エンジンのクランキング前には、油圧テンショナのチャンバ内に油圧を確保でき、クランキング時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関における電動オイルポンプの駆動制御方法および駆動制御装置に関する。
内燃機関においては、クランクシャフトおよびカムシャフトを駆動連結するタイミングチェーンの張力を維持するために、一般に、油圧テンショナが用いられているが、この油圧テンショナのチャンバ内へのオイル供給は、エンジン駆動力を利用した機械式のオイルポンプにより行われている。
ところで、油圧テンショナにおいては、エンジン停止後、オイルポンプからのオイル供給が停止して長時間経過すると、チャンバ内からオイルが漏出する傾向があり、このような状態でエンジンを再始動させた場合には、オイルポンプからチャンバ内にオイルをすぐに供給できないために、チャンバ内の油圧が不足してチェーンに十分な押付力を作用させることができず、その結果、油圧テンショナのピストンがチェーンにより押し込まれ、チェーンやピストンが振動して異音が発生する。
そこで、このような不具合を解消するために、油圧テンショナにラチェット機構を設けることにより、ピストンの後退を防止するようにしたものも考案されているが、この場合には、油圧テンショナの構造が複雑となり、コスト高になる。
その一方、最近の内燃機関においては、エンジン各部の潤滑などの目的で電動オイルポンプを用いることが多くなっている。たとえば特開平6−101606号公報には、エンジン始動前に電動オイルポンプを駆動してエンジン各部の潤滑を行うようにしたものが提案されている。
特開平6−101606号公報(段落番号[0005]参照)
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、これまで内燃機関で用いられていた電動オイルポンプを利用することによって、エンジン始動前またはエンジン停止後に油圧テンショナのチャンバ内にオイルを確保できるようにすることを課題としている。
請求項1の発明に係る電動オイルポンプの駆動制御方法は、油圧テンショナへのオイル供給が停止されてから所定時間経過したかどうかを判断する工程と、油圧テンショナへのオイル供給が停止されてから所定時間経過後においてエンジン始動予測信号が入力されたかどうかを判断する工程と、エンジン始動予測信号が入力されたときに、電動オイルポンプを駆動して油圧テンショナにオイルを供給する工程とを備えている。
請求項1の発明によれば、油圧テンショナへのオイル供給が停止されてから所定時間経過した場合において、エンジン始動予測信号が入力されたときに、電動オイルポンプが駆動されて油圧テンショナにオイルが供給される。
これにより、油圧テンショナへのオイル供給停止後所定時間経過したことによって油圧テンショナのチャンバ内にオイルが残留していない場合においても、エンジンのクランキング前には、電動オイルポンプの駆動により油圧テンショナのチャンバ内に油圧を確保できるようになるので、クランキング時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できる。また、この場合には、油圧テンショナのピストンの後退を防止するためのラチェット機構を別途設ける必要がなくなるので、油圧テンショナがコスト高になるのを防止できる。
また、この場合には、イグニッションスイッチを「スタート」位置まで回してエンジンを実際に始動するのに先立って、エンジン始動予測信号を用いて電動オイルポンプの駆動制御を行うので、エンジンの始動にタイムラグを生じることはない。これに対して、上記特開平6−101606号公報記載の技術では、エンジン始動時のイグニッションスイッチからの信号に基づいて電動オイルポンプを駆動し、エンジン各部の潤滑を行った後、スタータを始動してエンジンを始動させている。このため、イグニッションスイッチを「スタート」位置まで回してもすぐにエンジンは始動せず、実際のエンジン始動までにタイムラグを生じるという問題がある。
請求項2の発明によれば、請求項1において、エンジン始動予測信号として、ドアロック解除信号、フットブレーキオン信号またはイグニッションキー差込信号のいずれかが用いられている。
請求項3の発明に係る電動オイルポンプの駆動制御方法は、エンジンが始動される前に電動オイルポンプを駆動して油圧テンショナにオイルを供給する工程と、電動オイルポンプにより油圧テンショナにオイルを供給した後、エンジン始動がない場合において、所定時間経過後に電動オイルポンプを停止させる工程とを備えている。
請求項3の発明によれば、エンジン始動前に電動オイルポンプが駆動されて油圧テンショナにオイルが供給された後、エンジン始動がない場合において、所定時間経過後に電動オイルポンプが停止される。
これにより、エンジン始動前には、電動オイルポンプによって、油圧テンショナのチャンバ内に必要な油圧を確保できるようになる。
請求項4の発明に係る電動オイルポンプの駆動制御方法においては、エンジン停止後、少なくとも所定時間電動オイルポンプが駆動されており、電動オイルポンプの駆動により油圧テンショナにオイルが供給されている。
請求項4の発明によれば、エンジン停止後、エンジン内の機械式テンショナにより油圧テンショナへのオイル供給が停止した状態で、エンジンが完全停止するまでの間タイミングチェーンが走行しているような場合でも、油圧テンショナのチャンバ内に油圧を確保できるので、エンジン停止時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できる。また、この場合には、油圧テンショナのピストンの後退を防止するためのラチェット機構を別途設ける必要がなくなるので、油圧テンショナがコスト高になるのを防止できる。
請求項5の発明に係る電動オイルポンプの駆動制御装置は、タイミングチェーンの張力を維持するための油圧テンショナにオイルを供給するオイル供給ラインを有する電動オイルポンプと、エンジン始動予測信号を出力するエンジン始動予測信号発生手段と、油圧テンショナへのオイル供給が停止されてから所定時間経過後においてエンジン始動予測信号発生手段からのエンジン始動予測信号が入力されたときに電動オイルポンプを駆動するように、電動オイルポンプの駆動制御を行うコントローラとを備えている。
請求項5の発明によれば、油圧テンショナへのオイル供給が停止されてから所定時間経過した場合において、エンジン始動予測信号が入力されたときに、電動オイルポンプが駆動されて油圧テンショナにオイルが供給される。
これにより、油圧テンショナへのオイル供給停止後所定時間経過したことによって油圧テンショナのチャンバ内にオイルが残留していない場合においても、エンジンのクランキング前には、電動オイルポンプの駆動により油圧テンショナのチャンバ内に油圧を確保できるようになるので、クランキング時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できる。また、この場合には、油圧テンショナのピストンの後退を防止するためのラチェット機構を別途設ける必要がなくなるので、油圧テンショナがコスト高になるのを防止できる。
請求項6の発明によれば、請求項5において、エンジン始動予測信号として、ドアロック解除信号、フットブレーキオン信号またはイグニッションキー差込信号のいずれかが用いられている。
請求項7の発明に係る電動オイルポンプの駆動制御装置は、タイミングチェーンの張力を維持するための油圧テンショナにオイルを供給するオイル供給ラインを有する電動オイルポンプと、エンジンが始動される前に電動オイルポンプを駆動して油圧テンショナにオイルを供給するとともに、電動オイルポンプにより油圧テンショナにオイルを供給した後、エンジン始動がない場合において所定時間経過後に電動オイルポンプを停止させるように、電動オイルポンプの駆動制御を行うコントローラとを備えている。
請求項7の発明によれば、エンジン始動前に電動オイルポンプが駆動されて油圧テンショナにオイルが供給された後、エンジン始動がない場合において、所定時間経過後に電動オイルポンプが停止される。
これにより、エンジン始動前には、電動オイルポンプによって、油圧テンショナのチャンバ内に必要な油圧を確保できるようになる。
請求項8の発明に係る電動オイルポンプの駆動制御装置は、タイミングチェーンの張力を維持するための油圧テンショナにオイルを供給するオイル供給ラインを有する電動オイルポンプと、エンジン停止後、少なくとも所定時間油圧テンショナにオイルが供給されるように、電動オイルポンプの駆動制御を行うコントローラとを備えている。
請求項8の発明によれば、エンジン停止後、エンジン内の機械式テンショナにより油圧テンショナへのオイル供給が停止した状態で、エンジンが完全停止するまでの間タイミングチェーンが走行しているような場合でも、油圧テンショナのチャンバ内に油圧を確保できるので、エンジン停止時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できる。また、この場合には、油圧テンショナのピストンの後退を防止するためのラチェット機構を別途設ける必要がなくなるので、油圧テンショナがコスト高になるのを防止できる。
請求項1および5の発明によれば、油圧テンショナへのオイル供給停止後所定時間経過したことによって油圧テンショナのチャンバ内にオイルが残留していない場合においても、エンジンのクランキング前には、電動オイルポンプの駆動により油圧テンショナのチャンバ内に油圧を確保できるようになるので、クランキング時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できるとともに、油圧テンショナがコスト高になるのを防止できる。
請求項3および7の発明によれば、エンジン始動前に電動オイルポンプが駆動されて油圧テンショナにオイルが供給された後、エンジン始動がない場合において、所定時間経過後に電動オイルポンプが停止されるので、エンジン始動前には、電動オイルポンプによって、油圧テンショナのチャンバ内に必要な油圧を確保できるようになる。
請求項4および8の発明によれば、エンジン停止後、エンジン内の機械式テンショナにより油圧テンショナへのオイル供給が停止した状態で、エンジンが完全停止するまでの間タイミングチェーンが走行しているような場合でも、油圧テンショナのチャンバ内に油圧を確保できるので、エンジン停止時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できるとともに、油圧テンショナがコスト高になるのを防止できる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例を説明するための図であって、図1は電動オイルポンプの駆動制御装置のブロック構成図、図2は電動オイルポンプの駆動制御方法を説明するためのフローチャートである。
図1に示すように、この駆動制御装置1は、車載コントローラ2を有している。コントローラ2には、該コントローラへの入力部として、エンジン(E/G)始動予測信号発生部21と、イグニッションスイッチ(IG SW)22と、その他の入力部23とが接続されている。イグニッションスイッチ22およびコントローラ2には、バッテリ24からの電圧が印加されている。エンジン始動予測信号としては、たとえば、ドアロック解除信号、フットブレーキオン信号またはイグニッションキー差込信号のいずれかが用いられる。
また、コントローラ2には、該コントローラからの出力部として、電動オイルポンプ(モータ付O/P)25と、エンジン(E/G)26を始動するスタータ27と、その他の出力部28とが接続されている。
電動オイルポンプ25には、点線で示すように、オイルタンク30からのオイル供給ラインが接続されている。また、電動オイルポンプ25には、点線で示すように、油圧テンショナ31に油圧を供給するためのオイル供給ラインが切換弁32を介して接続されている。エンジン26には、機械式オイルポンプ33が駆動連結されている。機械式オイルポンプ33には、点線で示すように、オイルタンク30からのオイル供給ラインが接続されている。また、機械式オイルポンプ33には、切換弁32までオイル供給ラインが接続されている。
この場合には、エンジン始動前後で切換弁32を切り換えることにより、油圧テンショナ31へのオイル供給は、エンジン始動前においては電動オイルポンプ25により行われ、エンジン始動後においては機械式オイルポンプ33により行われるようになっている。
次に、上述した駆動制御装置1による電動オイルポンプ25の駆動制御方法について、図1を参照しつつ、図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、図2のステップS1において、油圧テンショナ31へのオイル供給が停止されてから所定時間経過したかどうかを判断する。この所定時間は、油圧テンショナ31のチャンバ内からオイルが自然に漏出するのに要する時間に基づいて設定される。油圧テンショナ31へのオイル供給が停止されてから所定時間経過していれば、ステップS2に移行する。
ステップS2においては、エンジン(E/G)始動予測信号発生部21から出力されるエンジン(E/G)始動予測信号(例:ドアロック解除信号/フットブレーキオン信号/イグニッションキー差込信号)が入力されるのを待つ。
エンジン始動予測信号が入力されれば、ステップS3に移行する。ステップS3では、電動オイルポンプ(O/P)25を駆動する。これにより、オイルタンク30から汲み上げられたオイルが、オイル供給ラインおよび切換弁32を通って油圧テンショナ31のチャンバに供給される。なお、電動オイルポンプ25が駆動される際には、切換弁32は、電動オイルポンプ25側のオイル供給ラインと接続されている。
次に、ステップS4では、イグニッションスイッチ(IG SW)22がスタート位置まで回されてエンジンが始動されたかどうかを判断する。エンジンが始動されていなければ、ステップS5に移行して、電動オイルポンプ25が駆動されてから所定時間経過するのを待つ。この所定時間としては、少なくとも油圧テンショナのチャンバ内をオイルで満たすのに必要な時間に設定される。所定時間が経過すれば、プログラムはステップS6に移行して、電動オイルポンプ25を停止させる。
一方、ステップS4において、エンジンが始動されれば、プログラムはステップS6に移行して、電動オイルポンプ25を停止させる。また、ステップS5において電動オイルポンプ25の駆動後所定時間経過するのを待っている間に、ステップS4において、エンジンが始動されれば、プログラムはステップS6に移行して、電動オイルポンプ25を停止させる。エンジンが始動すると、切換弁32が機械式オイルポンプ33の側に切り換えられ、これにより、油圧テンショナ31へのオイル供給は、機械式オイルポンプ33により行われる。
このように本実施例によれば、油圧テンショナ31へのオイル供給停止後所定時間経過した場合において、エンジン始動予測信号が入力されたときに、電動オイルポンプ25が駆動されることによって、油圧テンショナ31にオイルが供給される(図2のステップS1〜ステップS3参照)。
これにより、油圧テンショナ31へのオイル供給停止後所定時間経過したことによって油圧テンショナ31のチャンバ内にオイルが残留していない場合においても、エンジンのクランキング前には、電動オイルポンプ25の駆動により油圧テンショナ31のチャンバ内に油圧を確保できるようになるので、クランキング時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できる。また、この場合には、油圧テンショナ31のピストンの後退を防止するためのラチェット機構を別途設ける必要がなくなるので、油圧テンショナ31がコスト高になるのを防止できる。さらに、この場合には、エンジンが始動されていない場合にのみ、電動オイルポンプ25が所定時間駆動されるようになっているので、電動オイルポンプ25の駆動制御を効率よく行えるようになる。
また、本実施例によれば、エンジン始動前に電動オイルポンプ25が駆動されて油圧テンショナ31にオイルが供給された後、エンジン始動がない場合において、所定時間経過後に電動オイルポンプ25が停止される(図2のステップS3〜ステップS6参照)。
これにより、エンジン始動前には、電動オイルポンプ25によって、油圧テンショナ31のチャンバ内に必要な油圧を確保できるようになる。
なお、前記実施例においては、エンジン始動後は、電動オイルポンプ25を停止させるとともに、切換弁32を機械式オイルポンプ33の側に切り換えるようにした例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。
エンジン始動後においても、電動オイルポンプ25を停止させることなく、電動オイルポンプ25および機械式オイルポンプ33の双方を駆動するようにしてもよい。この場合には、切換弁32をなくして、機械式オイルポンプ33からのオイル供給ラインをエンジン各部の潤滑領域に配設するようにすることにより、エンジン始動前後を問わず、油圧テンショナ31へのオイル供給は電動オイルポンプで行われ、エンジン各部への潤滑オイルの供給は機械式オイルポンプ33により行われるようになる。
あるいは、エンジン始動後においても、電動オイルポンプ25を停止させることなく、油圧テンショナ31へのオイル供給のみならず、エンジン各部の潤滑領域へのオイル供給についても、電動オイルポンプ25により行うようにしてもよい。この場合には、機械式オイルポンプ33が不要になる。
前記実施例では、主にエンジン始動前の電動オイルポンプの駆動制御方法について示しているが、本発明による電動オイルポンプの駆動制御方法は、エンジン停止後にも適用される。
図3は、エンジン停止後における電動オイルポンプの駆動制御方法を説明するためのフローチャートである。
まず、図3のステップT1において、電動オイルポンプ25を駆動する。次に、ステップT2において、エンジンが停止するのを待つ。エンジンが停止すれば、ステップT3に移行する。ステップT3では、エンジンが停止してから所定時間経過するのを待つ。この所定時間は、エンジン停止後、タイミングチェーンが慣性で回っているような場合においてタイミングチェーンが完全に停止するのに要する時間に基づいて設定され、たとえば1秒間に設定される。エンジン停止後、所定時間経過すれば、ステップT4に移行して、電動オイルポンプ25を停止させる。
これにより、エンジン停止後、エンジン内の機械式テンショナ33により油圧テンショナ31へのオイル供給が停止した状態で、エンジンが完全停止するまでの間タイミングチェーンが走行しているような場合でも、油圧テンショナ31のチャンバ内に油圧を確保できるので、エンジン停止時にチェーンやテンショナピストンの振動を防止できる。また、この場合には、油圧テンショナ31のピストンの後退を防止するためのラチェット機構を別途設ける必要がなくなるので、油圧テンショナがコスト高になるのを防止できる。
本発明の一実施例による電動オイルポンプの駆動制御装置のブロック構成図である。 本発明の一実施例による電動オイルポンプの駆動制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施例による電動オイルポンプの駆動制御方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1: 駆動制御装置

2: コントローラ
21: エンジン始動予測信号発生部
22: イグニッションスイッチ
25: 電動オイルポンプ
26: エンジン
31: 油圧テンショナ

Claims (8)

  1. 内燃機関において電動オイルポンプを駆動制御するための方法であって、
    油圧テンショナへのオイル供給が停止されてから所定時間経過したかどうかを判断する工程と、
    油圧テンショナへのオイル供給が停止されてから所定時間経過後においてエンジン始動予測信号が入力されたかどうかを判断する工程と、
    前記エンジン始動予測信号が入力されたときに、電動オイルポンプを駆動して油圧テンショナにオイルを供給する工程と、
    を備えた電動オイルポンプの駆動制御方法。
  2. 請求項1において、
    前記エンジン始動予測信号が、ドアロック解除信号、フットブレーキオン信号またはイグニッションキー差込信号のいずれかである、
    ことを特徴とする電動オイルポンプの駆動制御方法。
  3. 内燃機関において電動オイルポンプを駆動制御するための方法であって、
    エンジンが始動される前に電動オイルポンプを駆動して油圧テンショナにオイルを供給する工程と、
    電動オイルポンプにより油圧テンショナにオイルを供給した後、エンジン始動がない場合において、所定時間経過後に電動オイルポンプを停止させる工程と、
    を備えた電動オイルポンプの駆動制御方法。
  4. 内燃機関において電動オイルポンプを駆動制御するための方法であって、
    エンジン停止後、少なくとも所定時間電動オイルポンプが駆動されており、電動オイルポンプの駆動により油圧テンショナにオイルが供給されている、
    ことを特徴とする電動オイルポンプの駆動制御方法。
  5. 内燃機関において電動オイルポンプを駆動制御するための装置であって、
    タイミングチェーンの張力を維持するための油圧テンショナにオイルを供給するオイル供給ラインを有する電動オイルポンプと、
    エンジン始動予測信号を出力するエンジン始動予測信号発生手段と、
    油圧テンショナへのオイル供給が停止されてから所定時間経過後においてエンジン始動予測信号発生手段からのエンジン始動予測信号が入力されたときに電動オイルポンプを駆動するように、電動オイルポンプの駆動制御を行うコントローラと、
    を備えた電動オイルポンプの駆動制御装置。
  6. 請求項5において、
    前記エンジン始動予測信号が、ドアロック解除信号、フットブレーキオン信号またはイグニッションキー差込信号のいずれかである、
    ことを特徴とする電動オイルポンプの駆動制御装置。
  7. 内燃機関において電動オイルポンプを駆動制御するための装置であって、
    タイミングチェーンの張力を維持するための油圧テンショナにオイルを供給するオイル供給ラインを有する電動オイルポンプと、
    エンジンが始動される前に電動オイルポンプを駆動して油圧テンショナにオイルを供給するとともに、電動オイルポンプにより油圧テンショナにオイルを供給した後、エンジン始動がない場合において所定時間経過後に電動オイルポンプを停止させるように、電動オイルポンプの駆動制御を行うコントローラと、
    を備えた電動オイルポンプの駆動制御装置。
  8. 内燃機関において電動オイルポンプを駆動制御するための装置であって、
    タイミングチェーンの張力を維持するための油圧テンショナにオイルを供給するオイル供給ラインを有する電動オイルポンプと、
    エンジン停止後、少なくとも所定時間油圧テンショナにオイルが供給されるように、電動オイルポンプの駆動制御を行うコントローラと、
    を備えた電動オイルポンプの駆動制御装置。
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