JP2007002636A - コンピュータ室のウイスカ飛散防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】亜鉛メッキを施した既設の床支柱の交換作業を行うことなく、既設の床支柱よりのウイスカの飛散を容易に防止するとともに、コンピュータ室に再びウイスカが飛散することを確実に防止するコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置を提供すること。コンピュータ室のウイスカ飛散防止装置を提供すること。
【解決手段】コンピュータ室のウイスカ飛散防止装置20は、床パネルを支持する床支柱10のベース部11を覆い、メッキ皮膜の格子歪とメッキ皮膜中の炭素含有量とを予め定めた値としたウイスカが発生しないメッキNMを施したベースカバー部21と、床支柱10の支柱部12を覆い、メッキNMを施した支柱カバー部25とを備えることとした。
【選択図】図1
【解決手段】コンピュータ室のウイスカ飛散防止装置20は、床パネルを支持する床支柱10のベース部11を覆い、メッキ皮膜の格子歪とメッキ皮膜中の炭素含有量とを予め定めた値としたウイスカが発生しないメッキNMを施したベースカバー部21と、床支柱10の支柱部12を覆い、メッキNMを施した支柱カバー部25とを備えることとした。
【選択図】図1
Description
本発明は、亜鉛メッキを施した既設の床支柱の交換作業を行うことなく、既設の床支柱よりのウイスカの飛散を容易に防止するとともに、コンピュータ室に再びウイスカが飛散することを確実に防止するコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置に関する。
コンピュータやデータ保管機器類などのコンピュータ機器が設置されるコンピュータ室の床下は、コンクリート床の上方に設けられた床支柱により床パネルが支持され、コンピュータ機器の冷却用の空気を流したり、多数のケーブルを引き回したりするためのすき間が設けられている。このすき間を設けるための床支柱は、耐食性に優れ安価であることから亜鉛メッキが施されている。亜鉛メッキの表面には、直径2μm、長さ2mm程度の目に見えないほど細い亜鉛のひげ状結晶のウイスカが発生することがあり、発生したウイスカが亜鉛メッキの表面から飛散し、床下からコンピュータ室内に浮遊しコンピュータ機器の中に入り込み、電気的短絡が発生することがあるとの報告が行われている(例えば、非特許文献1、2参照)。
床パネルを支持する既設の亜鉛メッキを施した床支柱よりウイスカが発生したときには、コンピュータ機器に電気的短絡が発生するおそれがあるため、ウイスカが発生しない床支柱と新たに交換する必要がある。床支柱の交換作業は、床下のすき間は狭く、機器冷却用のダクトや極めて多数のケーブルが配設されており極めて困難であるとともに、ケーブルの配設に支障を来たしコンピュータ機器の誤作動をまねく重大な支障を引き起こすおそれがある。そこで、亜鉛メッキを施した既設の床支柱よりウイスカが飛散することを防止するため、既設の床支柱を交換せずに表面に塗装することも考えられるが、ウイスカは塗膜を破って成長するため効果は期待できず、また、既設の床支柱を覆う場合には、コンピュータ室に再びウイスカが飛散しないようにウイスカが発生しないステンレスやアルミで床支柱を覆う必要があり、極めて高価のものとならざるを得ないという問題があった。
床パネルを支持する既設の亜鉛メッキを施した床支柱よりウイスカが発生したときには、コンピュータ機器に電気的短絡が発生するおそれがあるため、ウイスカが発生しない床支柱と新たに交換する必要がある。床支柱の交換作業は、床下のすき間は狭く、機器冷却用のダクトや極めて多数のケーブルが配設されており極めて困難であるとともに、ケーブルの配設に支障を来たしコンピュータ機器の誤作動をまねく重大な支障を引き起こすおそれがある。そこで、亜鉛メッキを施した既設の床支柱よりウイスカが飛散することを防止するため、既設の床支柱を交換せずに表面に塗装することも考えられるが、ウイスカは塗膜を破って成長するため効果は期待できず、また、既設の床支柱を覆う場合には、コンピュータ室に再びウイスカが飛散しないようにウイスカが発生しないステンレスやアルミで床支柱を覆う必要があり、極めて高価のものとならざるを得ないという問題があった。
(社)電子情報技術産業協会 平成14年1月16日 ウイスカにご注意ください
NIKKEI ELECTRONICS 2003.1.6(59〜68頁)
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、亜鉛メッキを施した既設の床支柱の交換作業を行うことなく、既設の床支柱よりのウイスカの飛散を容易に防止するとともに、コンピュータ室に再びウイスカが飛散することを確実に防止するコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置を提供することを目的とする。
本発明のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置は、床パネルを支持する床支柱のベース部を覆い、メッキ皮膜の格子歪とメッキ皮膜中の炭素含有量とを予め定めた値としたウイスカが発生しないメッキを施したベースカバー部と、前記床支柱の支柱部を覆い、前記メッキを施した支柱カバー部とを備えることとした。
また、前記ベースカバー部は、前記ベース部を互いに向合せたベースカバーにより覆い、前記支柱カバーは、前記ベースカバーにそれぞれ固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う互いに向合せた連結用カバーと連結し、前記連結用カバーに対し高さ方向に調整取付け可能とすることとした。
また、前記支柱カバーは、前記ベースカバーに固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う円筒形状の連結用カバー部と連結し、前記連結用カバー部に対し高さ方向に調整可能とすることとした。
さらに、前記支柱カバーは、円筒形状に形成され、前記ベースカバーと一体的に形成することとした。
また、前記ベースカバー部は、前記ベース部を互いに向合せたベースカバーにより覆い、前記支柱カバーは、前記ベースカバーにそれぞれ固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う互いに向合せた連結用カバーと連結し、前記連結用カバーに対し高さ方向に調整取付け可能とすることとした。
また、前記支柱カバーは、前記ベースカバーに固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う円筒形状の連結用カバー部と連結し、前記連結用カバー部に対し高さ方向に調整可能とすることとした。
さらに、前記支柱カバーは、円筒形状に形成され、前記ベースカバーと一体的に形成することとした。
本発明のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置は、床パネルを支持する床支柱のベース部を覆い、メッキ皮膜の格子歪とメッキ皮膜中の炭素含有量とを予め定めた値としたウイスカが発生しないメッキを施したベースカバー部と、前記床支柱の支柱部を覆い、前記メッキを施した支柱カバー部とを備えることとしたため、亜鉛メッキを施した既設の床支柱の交換作業を行うことなく、既設の床支柱よりのウイスカの飛散を容易に防止するとともに、コンピュータ室に再びウイスカが飛散することを確実に防止することができる。
また、前記ベースカバー部は、前記ベース部を互いに向合せたベースカバーにより覆い、前記支柱カバーは、前記ベースカバーにそれぞれ固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う互いに向合せた連結用カバーと連結し、前記連結用カバーに対し高さ方向に調整取付け可能とすることとしたため、既設の床支柱の側面を確実に覆うことができる。
また、前記支柱カバーは、前記ベースカバーに固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う円筒形状の連結用カバー部と連結し、前記連結用カバー部に対し高さ方向に調整可能とすることとしたため、床梁を交換するなどのため取外すときなどに、既設の床支柱の側面を簡潔構造で確実に覆うことができる。
さらに、前記支柱カバーは、円筒形状に形成され、前記ベースカバーと一体的に形成することとしたため、既設の床支柱の側面を単体の簡潔構造で確実に覆うことができる。
また、前記ベースカバー部は、前記ベース部を互いに向合せたベースカバーにより覆い、前記支柱カバーは、前記ベースカバーにそれぞれ固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う互いに向合せた連結用カバーと連結し、前記連結用カバーに対し高さ方向に調整取付け可能とすることとしたため、既設の床支柱の側面を確実に覆うことができる。
また、前記支柱カバーは、前記ベースカバーに固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う円筒形状の連結用カバー部と連結し、前記連結用カバー部に対し高さ方向に調整可能とすることとしたため、床梁を交換するなどのため取外すときなどに、既設の床支柱の側面を簡潔構造で確実に覆うことができる。
さらに、前記支柱カバーは、円筒形状に形成され、前記ベースカバーと一体的に形成することとしたため、既設の床支柱の側面を単体の簡潔構造で確実に覆うことができる。
以下、本発明の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置につき図を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置の斜視図を示す。
図1に示すように、コンピュータやデータ保管機器類などのコンピュータ機器が設置されるコンピュータ室の床パネル19(図2参照)を支持する床支柱10は、コンピュータ室の基礎のコンクリート床29(図2参照)に固定されるベース部11と、ベース部11に取付けられる支柱部12と、支柱部12の上側端部に取付けられる床受部13とで構成されている。支柱部12の外周に形成されたネジ部14bに高さ調整を行う高さ調整ナット14aが取付けられ、支柱部12と床受部13とを連結されている。床受部13は、下端側に高さ調整ナット14aが回転自在に取付けられ、上端側に床受ブロック15aが固定され、さらに床受ブロック15の上面には床パネル係止部15aが形成されている。
このように、コンピュータ室の床下には、床支柱10により床パネル19が支持され、コンクリート床29と床パネル19との間にすき開が設けられている。このすき間には、コンピュータ機器冷却用の空気を流したり、多数のケーブルが配設されたりしている。床支柱10は、耐食性に優れ安価であることから亜鉛メッキが施されたものが一般的に用いられている。
本発明の第1の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置20は、床パネルを支持する亜鉛メッキが施された床支柱10のベース部11を覆うベースカバー部21と、床支柱10の支柱部12と床受部13とを側方から覆う支柱カバー部25とで構成されている。ベースカバー部21は、互いに向合せてベース部11を覆う2個のベースカバー21A、21Bとで構成され、支柱カバー部25は、互いに向合せて支柱部12と床受部13とを側方から覆う2個の支柱カバー25A、25Bとで構成されている。
ベースカバー21A、21Bは、上面に断面がコの字形状で支柱部12の下側を覆い、支柱カバー25A、25Bが外側に連結取付け可能の連結用カバー22A、22Bが固定されている。また、ベースカバー21Bには、ベースカバー21Aと向き合う側の上面と側面に突部23bが形成されたプレート23cが取付けられ、ベースカバー21Aには、ベースカバー21Bの上面と側面に取付けられたプレート23cに形成された突部23bと係合する穴23aが明けられている。ベースカバー21A、21Bは、突部23bと穴23aとにより矢印Ha、Hbに示すように水平方向から連結することができる。
支柱カバー25Bには、支柱カバー25Aと向き合う側の側面外側に突部26bが予め定めた複数個形成され、支柱カバー25Aには、支柱カバー25Bと向き合う側の側面に支柱カバー25Bの突部26bと内側で係合する穴26aが予め定めた複数個明けられている。支柱カバー25A、25Bは、突部26bと穴26aとにより矢印Hc、Hdに示すように水平方向から連結することができる。また、支柱カバー25A、25Bには、内側に凸設した平板状の止部27aが取付けられ、ベースカバー21A、21Bの連結用カバー22A、22Bには、平板状の止部27aが挿入可能の複数のスリット27bが側面に形成され、平板状の止部27aとスリット27bとにより、支柱カバー25A、25Bをベースカバー21A、21Bに対し高さ方向に調整取付け可能とする高さ調整機構を構成している。
ウイスカ飛散防止装置20を構成するベースカバー部21と、連結用カバー22A、22Bと、支柱カバー部25とは、メッキ皮膜の格子歪と、メッキ皮膜中の炭素含有量とをそれぞれ規定したウイスカが発生しないメッキNMを施すものである。このウイスカが発生しないメッキは、特許第3340401号公報に記載されたメッキであり、X線回析装置を用いて測定したメッキ皮膜の格子歪が0.02〜0.35%であり、かつメッキ皮膜中の炭素含有量が0.01〜0.07重量%である。
従って、ウイスカ飛散防止装置20は、既設の床支柱を簡潔構造で覆いウイスカの飛散を容易に防止するとともに、ウイスカ飛散防止装置20自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができる。
図1に示すように、コンピュータやデータ保管機器類などのコンピュータ機器が設置されるコンピュータ室の床パネル19(図2参照)を支持する床支柱10は、コンピュータ室の基礎のコンクリート床29(図2参照)に固定されるベース部11と、ベース部11に取付けられる支柱部12と、支柱部12の上側端部に取付けられる床受部13とで構成されている。支柱部12の外周に形成されたネジ部14bに高さ調整を行う高さ調整ナット14aが取付けられ、支柱部12と床受部13とを連結されている。床受部13は、下端側に高さ調整ナット14aが回転自在に取付けられ、上端側に床受ブロック15aが固定され、さらに床受ブロック15の上面には床パネル係止部15aが形成されている。
このように、コンピュータ室の床下には、床支柱10により床パネル19が支持され、コンクリート床29と床パネル19との間にすき開が設けられている。このすき間には、コンピュータ機器冷却用の空気を流したり、多数のケーブルが配設されたりしている。床支柱10は、耐食性に優れ安価であることから亜鉛メッキが施されたものが一般的に用いられている。
本発明の第1の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置20は、床パネルを支持する亜鉛メッキが施された床支柱10のベース部11を覆うベースカバー部21と、床支柱10の支柱部12と床受部13とを側方から覆う支柱カバー部25とで構成されている。ベースカバー部21は、互いに向合せてベース部11を覆う2個のベースカバー21A、21Bとで構成され、支柱カバー部25は、互いに向合せて支柱部12と床受部13とを側方から覆う2個の支柱カバー25A、25Bとで構成されている。
ベースカバー21A、21Bは、上面に断面がコの字形状で支柱部12の下側を覆い、支柱カバー25A、25Bが外側に連結取付け可能の連結用カバー22A、22Bが固定されている。また、ベースカバー21Bには、ベースカバー21Aと向き合う側の上面と側面に突部23bが形成されたプレート23cが取付けられ、ベースカバー21Aには、ベースカバー21Bの上面と側面に取付けられたプレート23cに形成された突部23bと係合する穴23aが明けられている。ベースカバー21A、21Bは、突部23bと穴23aとにより矢印Ha、Hbに示すように水平方向から連結することができる。
支柱カバー25Bには、支柱カバー25Aと向き合う側の側面外側に突部26bが予め定めた複数個形成され、支柱カバー25Aには、支柱カバー25Bと向き合う側の側面に支柱カバー25Bの突部26bと内側で係合する穴26aが予め定めた複数個明けられている。支柱カバー25A、25Bは、突部26bと穴26aとにより矢印Hc、Hdに示すように水平方向から連結することができる。また、支柱カバー25A、25Bには、内側に凸設した平板状の止部27aが取付けられ、ベースカバー21A、21Bの連結用カバー22A、22Bには、平板状の止部27aが挿入可能の複数のスリット27bが側面に形成され、平板状の止部27aとスリット27bとにより、支柱カバー25A、25Bをベースカバー21A、21Bに対し高さ方向に調整取付け可能とする高さ調整機構を構成している。
ウイスカ飛散防止装置20を構成するベースカバー部21と、連結用カバー22A、22Bと、支柱カバー部25とは、メッキ皮膜の格子歪と、メッキ皮膜中の炭素含有量とをそれぞれ規定したウイスカが発生しないメッキNMを施すものである。このウイスカが発生しないメッキは、特許第3340401号公報に記載されたメッキであり、X線回析装置を用いて測定したメッキ皮膜の格子歪が0.02〜0.35%であり、かつメッキ皮膜中の炭素含有量が0.01〜0.07重量%である。
従って、ウイスカ飛散防止装置20は、既設の床支柱を簡潔構造で覆いウイスカの飛散を容易に防止するとともに、ウイスカ飛散防止装置20自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができる。
ウイスカ飛散防止装置20を亜鉛メッキが施されている既存の床支柱10に設置するときには、まず、ウイスカ飛散防止装置20のベースカバー部21により床支柱10のベース部11を覆う設置作業を行う。ベースカバー部21の取付作業は、矢印Ha、Hbに示す方向からベースカバー21A、21Bを互いに向合せて移動させ、ベースカバー21Bの上面と側面に取付けられたプレート23cをベースカバー21Aの内側に入れ、プレート23cに形成された突部23bを、ベースカバー21Aに明けられた穴23aに係合させ、ベースカバー21A、21Bを互いに連結し、ベース部11を覆う。
次に、ウイスカ飛散防止装置20の支柱カバー部25により床支柱10の支柱部12と床受部13とを側方から覆う設置作業を行う。支柱カバー部25の設置作業は、矢印Ha、Hbとは直交する矢印Hc、Hdの方向から支柱カバー25A、25Bを互いに向合せて移動させ、支柱カバー25Bの側面外側に形成された突部26bを、支柱カバー25Aの側面に明けられている穴26aに内側から係合させ、支柱カバー25A、25Bを互いに連結し、床支柱10の支柱部12と床受部13とを側方から覆う。このとき、支柱カバー25A、25Bには、内側に平板状の止部27aが取付けられ、ベースカバー21A、21Bの連結用カバー22A、22Bには複数のスリット27bが側面に形成され高さ調整機構が構成されており、平板状の止部27aをいずれかのスリット27bに挿入することにより、支柱カバー25A、25Bを高さ方向に調整取付を行うことができる。
次に、ウイスカ飛散防止装置20の支柱カバー部25により床支柱10の支柱部12と床受部13とを側方から覆う設置作業を行う。支柱カバー部25の設置作業は、矢印Ha、Hbとは直交する矢印Hc、Hdの方向から支柱カバー25A、25Bを互いに向合せて移動させ、支柱カバー25Bの側面外側に形成された突部26bを、支柱カバー25Aの側面に明けられている穴26aに内側から係合させ、支柱カバー25A、25Bを互いに連結し、床支柱10の支柱部12と床受部13とを側方から覆う。このとき、支柱カバー25A、25Bには、内側に平板状の止部27aが取付けられ、ベースカバー21A、21Bの連結用カバー22A、22Bには複数のスリット27bが側面に形成され高さ調整機構が構成されており、平板状の止部27aをいずれかのスリット27bに挿入することにより、支柱カバー25A、25Bを高さ方向に調整取付を行うことができる。
図2は、本発明の第1の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置を床支柱に設置したときの側面図を示す。
図2に示すように、床支柱10は、基礎のコンクリート床29にベース部11が固定され、支柱部12の上側端部に取付けられる床受部13には、床パネル19が床パネル係止部15aにより止められ取付けられている。支柱部12には外周にネジ部14bが形成され、支柱部12と床受部13とを連結するとともに、高さ調整を行う高さ調整ナット14aが取付けられ、高さ調整ナット14aにより所望の高さに床パネル19が取付けられている。
発明の第1の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置20は、連結用カバー22A、22Bが固定されたベースカバー部21と、支柱カバー部25とにより床支柱10を覆っている。ベースカバー部21は、2個のベースカバー21A、21Bを水平方向から連結して床支柱10のベース部11を覆い、支柱カバー部25は、2個の支柱カバー25A、25Bをベースカバー21A、21Bの連結方向とは直交する水平方向から連結して床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆っている。また、支柱カバー25A、25Bの内側に取付けられた止部27a(図1参照)と、ベースカバー21A、21Bの連結用カバー22A、22Bの側面に形成された複数のスリット27bとにより高さ調整機構が構成され、平板状の止部27aをいずれかのスリット27bに挿入することにより、支柱カバー25A、25Bが高さ方向に調整取付されている。ウイスカ飛散防止装置20には、前記したウイスカが発生しないメッキNMが施されている。
図2に示すように、床支柱10は、基礎のコンクリート床29にベース部11が固定され、支柱部12の上側端部に取付けられる床受部13には、床パネル19が床パネル係止部15aにより止められ取付けられている。支柱部12には外周にネジ部14bが形成され、支柱部12と床受部13とを連結するとともに、高さ調整を行う高さ調整ナット14aが取付けられ、高さ調整ナット14aにより所望の高さに床パネル19が取付けられている。
発明の第1の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置20は、連結用カバー22A、22Bが固定されたベースカバー部21と、支柱カバー部25とにより床支柱10を覆っている。ベースカバー部21は、2個のベースカバー21A、21Bを水平方向から連結して床支柱10のベース部11を覆い、支柱カバー部25は、2個の支柱カバー25A、25Bをベースカバー21A、21Bの連結方向とは直交する水平方向から連結して床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆っている。また、支柱カバー25A、25Bの内側に取付けられた止部27a(図1参照)と、ベースカバー21A、21Bの連結用カバー22A、22Bの側面に形成された複数のスリット27bとにより高さ調整機構が構成され、平板状の止部27aをいずれかのスリット27bに挿入することにより、支柱カバー25A、25Bが高さ方向に調整取付されている。ウイスカ飛散防止装置20には、前記したウイスカが発生しないメッキNMが施されている。
以上述べたように、本発明の第1の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置20は、連結用カバー22A、22Bが固定されたベースカバー部21と、連結用カバー22A、22Bと連結する支柱カバー部25とにより、床支柱10を容易に覆い、コンピュータ機器の誤作動をまねく重大な支障を引き起こすことなくウイスカの飛散を容易に防止することができる。さらに、連結用カバー22A、22Bが固定されたベースカバー部21と、支柱カバー部25とは、前記したウイスカが発生しないメッキNMを施しているため、ウイスカ飛散防止装置20自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができ、コンピュータ室に再びウイスカが飛散することを確実に防止することができる。
また、2個のベースカバー21A、21Bを互いに向合せ側方から覆う設置方向と、2個の支柱カバー25A、25Bを互いに向合せ側方から覆う設置方向とを互いに直交方向とすることにより、ベースカバー21と支柱カバー25とを強固に固定し設置することができる。
さらに、支柱カバー25A、25Bを高さ調整機構により高さ方向に調整取付けが可能であり、床支柱10の側面を確実に覆うことができる。
なお、支柱カバー25は、床支柱10の床受部13が亜鉛メッキが施されていないアルミダイキャストなどで製造されている場合には、床受部13を除き覆うようにすることもできる。
また、2個のベースカバー21A、21Bを互いに向合せ側方から覆う設置方向と、2個の支柱カバー25A、25Bを互いに向合せ側方から覆う設置方向とを互いに直交方向とすることにより、ベースカバー21と支柱カバー25とを強固に固定し設置することができる。
さらに、支柱カバー25A、25Bを高さ調整機構により高さ方向に調整取付けが可能であり、床支柱10の側面を確実に覆うことができる。
なお、支柱カバー25は、床支柱10の床受部13が亜鉛メッキが施されていないアルミダイキャストなどで製造されている場合には、床受部13を除き覆うようにすることもできる。
図3は、本発明の第2の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置の斜視図を示す。
図3に示すように、床支柱10は、本発明の第1の実施の形態の図1と同様に構成され、耐食性に優れ安価であることから亜鉛メッキが施されたものが一般的に用いられている。床下のすき間には、コンピュータ機器冷却用の空気を流したり、多数のケーブルが配設されたりしている。
本発明の第2の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置30は、ウイスカ飛散防止装置30の取付けを行うときに床支柱10の間を水平方向で格子状に連結し床パネル19を支える床梁を交換するなどのため取外す場合に、床支柱10の上方から取付けるもので、床パネルを支持する亜鉛メッキが施された床支柱10のベース部11を覆う円筒形状のベースカバー部31と、床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆う円筒形状の支柱カバー部35とで構成されている。ベースカバー部31は、支柱カバー部35が上方から連結取付け可能の円筒形状の連結用カバー部32が固定されている。
また、支柱カバー部35には、下側が開口したスリット34が垂直方向に形成され、ベースカバー部31の連結用カバー部32には、支柱カバー部35のスリット34を介してタッピングネジ33が取付けられる穴(図示せず)が側面に形成され、スリット34とタッピングネジ33とにより、支柱カバー部35をベースカバー部31に対し高さ方向に調整可能とする高さ調整機構を構成している。
ウイスカ飛散防止装置30を構成する連結用カバー部32が固定されたベースカバー部31と、支柱カバー部35とは、前記したウイスカが発生しないメッキNMが施されている。
図3に示すように、床支柱10は、本発明の第1の実施の形態の図1と同様に構成され、耐食性に優れ安価であることから亜鉛メッキが施されたものが一般的に用いられている。床下のすき間には、コンピュータ機器冷却用の空気を流したり、多数のケーブルが配設されたりしている。
本発明の第2の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置30は、ウイスカ飛散防止装置30の取付けを行うときに床支柱10の間を水平方向で格子状に連結し床パネル19を支える床梁を交換するなどのため取外す場合に、床支柱10の上方から取付けるもので、床パネルを支持する亜鉛メッキが施された床支柱10のベース部11を覆う円筒形状のベースカバー部31と、床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆う円筒形状の支柱カバー部35とで構成されている。ベースカバー部31は、支柱カバー部35が上方から連結取付け可能の円筒形状の連結用カバー部32が固定されている。
また、支柱カバー部35には、下側が開口したスリット34が垂直方向に形成され、ベースカバー部31の連結用カバー部32には、支柱カバー部35のスリット34を介してタッピングネジ33が取付けられる穴(図示せず)が側面に形成され、スリット34とタッピングネジ33とにより、支柱カバー部35をベースカバー部31に対し高さ方向に調整可能とする高さ調整機構を構成している。
ウイスカ飛散防止装置30を構成する連結用カバー部32が固定されたベースカバー部31と、支柱カバー部35とは、前記したウイスカが発生しないメッキNMが施されている。
ウイスカ飛散防止装置20を亜鉛メッキが施されている既存の床支柱10に設置するときには、まず、矢印Pに示すように、ウイスカ飛散防止装置30のベースカバー部31を上方より床支柱10を内側に入れて移動させ床支柱10のベース部11を覆う設置作業を行う。次に、ウイスカ飛散防止装置30の支柱カバー部35により床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆う設置作業を行う。支柱カバー部35の設置作業は、矢印Pに示すように、支柱カバー部35を上方より床支柱10を内側に入れて移動させてベースカバー部31の連結用カバー32の外側にかぶせ床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆うことを行う。
支柱カバー部35には、下側が開口したスリット34が垂直方向に形成され、ベースカバー部31の連結用カバー部32には、タッピングネジ33が取付けられる穴(図示せず)が側面に形成され、スリット34とタッピングネジ33とにより、支柱カバー部35をベースカバー部31に対し高さ方向に調整可能とする高さ調整機構を構成されており、スリット34を介してタッピングネジ33を取付けることにより、支柱カバー部35を連結用カバー部32にかぶせて取付けた後に高さ方向に調整し固定することができる。
従って、ウイスカ飛散防止装置30は、床パネル19を支える床梁が設置されており床梁を交換するなどのため取外すときなどに、既設の床支柱を簡潔構造で覆いウイスカの飛散を容易に防止するとともに、ウイスカ飛散防止装置30自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができる。
支柱カバー部35には、下側が開口したスリット34が垂直方向に形成され、ベースカバー部31の連結用カバー部32には、タッピングネジ33が取付けられる穴(図示せず)が側面に形成され、スリット34とタッピングネジ33とにより、支柱カバー部35をベースカバー部31に対し高さ方向に調整可能とする高さ調整機構を構成されており、スリット34を介してタッピングネジ33を取付けることにより、支柱カバー部35を連結用カバー部32にかぶせて取付けた後に高さ方向に調整し固定することができる。
従って、ウイスカ飛散防止装置30は、床パネル19を支える床梁が設置されており床梁を交換するなどのため取外すときなどに、既設の床支柱を簡潔構造で覆いウイスカの飛散を容易に防止するとともに、ウイスカ飛散防止装置30自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置を床支柱に設置したときの側面図を示す。
図4に示すように、床支柱10は、本発明の第1の実施の形態の図1と同様に構成され、基礎のコンクリート床29に固定され、床パネル19が床パネル係止部15aにより止められ取付けられている。
発明の第2の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置30は、支柱カバー部35と、支柱カバー部35が上方から連結取付け可能の円筒形状の連結用カバー部32が固定されたベースカバー部31とにより床支柱10を覆っている。ウイスカ飛散防止装置30を構成する連結用カバー部32が固定されたベースカバー部31と、支柱カバー部35とは、前記したウイスカが発生しないメッキNMが施されている。支柱カバー部35には、スリット34が垂直方向に形成され、連結用カバー部32には、タッピングネジ33が取付けられる穴(図示せず)が側面に形成され、スリット34とタッピングネジ33とにより、支柱カバー部35をベースカバー部31に対し高さ方向に調整可能とする高さ調整機構が構成され、スリット34を介してタッピングネジ33を取付けることにより、支柱カバー部35を高さ方向に調整し固定することができる。
図4に示すように、床支柱10は、本発明の第1の実施の形態の図1と同様に構成され、基礎のコンクリート床29に固定され、床パネル19が床パネル係止部15aにより止められ取付けられている。
発明の第2の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置30は、支柱カバー部35と、支柱カバー部35が上方から連結取付け可能の円筒形状の連結用カバー部32が固定されたベースカバー部31とにより床支柱10を覆っている。ウイスカ飛散防止装置30を構成する連結用カバー部32が固定されたベースカバー部31と、支柱カバー部35とは、前記したウイスカが発生しないメッキNMが施されている。支柱カバー部35には、スリット34が垂直方向に形成され、連結用カバー部32には、タッピングネジ33が取付けられる穴(図示せず)が側面に形成され、スリット34とタッピングネジ33とにより、支柱カバー部35をベースカバー部31に対し高さ方向に調整可能とする高さ調整機構が構成され、スリット34を介してタッピングネジ33を取付けることにより、支柱カバー部35を高さ方向に調整し固定することができる。
以上述べたように、本発明の第2の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置30は、円筒形状の支柱カバー部35と、連結用カバー部32が固定されたベースカバー部31とにより構成し、床パネル19を支える床梁を交換するなどのため取外す場合に、床支柱10を容易に覆い、コンピュータ機器の誤作動をまねく重大な支障を引き起こすことなくウイスカの飛散を容易に防止することができる。さらに、支柱カバー部25と、連結用カバー部32が固定されたベースカバー部31とは、メッキ皮膜の格子歪と、メッキ皮膜中の炭素含有量とをそれぞれ規定したウイスカが発生しないメッキNMを施しているため、ウイスカ飛散防止装置30自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができ、コンピュータ室に再びウイスカが飛散することを確実に防止することができる。
さらに、支柱カバー部35を高さ調整機構により高さ調整することにより、床支柱10の側面を確実に覆うことができる。
なお、支柱カバー部35は、床支柱10の床受部13が亜鉛メッキが施されていないアルミダイキャストなどで製造されている場合には、床受部13を除き覆うようにすることもできる。
さらに、支柱カバー部35を高さ調整機構により高さ調整することにより、床支柱10の側面を確実に覆うことができる。
なお、支柱カバー部35は、床支柱10の床受部13が亜鉛メッキが施されていないアルミダイキャストなどで製造されている場合には、床受部13を除き覆うようにすることもできる。
図5は、本発明の第3の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置を床支柱に設置したときの側面図を示す。
図5に示すように、床支柱10は、本発明の第1の実施の形態の図1と同様に構成され、耐食性に優れ安価であることから亜鉛メッキが施されたものが一般的に用いられている。床下のすき間には、コンピュータ機器冷却用の空気を流したり、多数のケーブルが配設されたりしている。
本発明の第3の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置40は、ウイスカ飛散防止装置40の取付けを行うときに床支柱10の間を水平方向で格子状に連結し床パネル19を支える床梁を交換するなどのため取外す場合に、床支柱10の上方から取付けるもので、床パネルを支持する亜鉛メッキが施された床支柱10のベース部11を覆う円筒形状のベースカバー部41と、床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆う円筒形状の支柱カバー部45とが一体的に形成されている。ウイスカ飛散防止装置40は、上端までの高さHsと、コンクリート床29から床パネル19までの高さHuとが同じに設定されているため、円筒形状の支柱カバー部45には高さ調整機構を必要とせず、単体の簡潔構造とすることができる。ウイスカ飛散防止装置40は、前記したウイスカが発生しないメンキNMが施されている。
従って、ウイスカ飛散防止装置40は、床パネル19を支える床梁が設置されており床梁を交換するなどのため取外す場合に、既設の床支柱を単体の簡潔構造で覆いウイスカの飛散を容易に防止するとともに、ウイスカ飛散防止装置40自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができる。
図5に示すように、床支柱10は、本発明の第1の実施の形態の図1と同様に構成され、耐食性に優れ安価であることから亜鉛メッキが施されたものが一般的に用いられている。床下のすき間には、コンピュータ機器冷却用の空気を流したり、多数のケーブルが配設されたりしている。
本発明の第3の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置40は、ウイスカ飛散防止装置40の取付けを行うときに床支柱10の間を水平方向で格子状に連結し床パネル19を支える床梁を交換するなどのため取外す場合に、床支柱10の上方から取付けるもので、床パネルを支持する亜鉛メッキが施された床支柱10のベース部11を覆う円筒形状のベースカバー部41と、床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆う円筒形状の支柱カバー部45とが一体的に形成されている。ウイスカ飛散防止装置40は、上端までの高さHsと、コンクリート床29から床パネル19までの高さHuとが同じに設定されているため、円筒形状の支柱カバー部45には高さ調整機構を必要とせず、単体の簡潔構造とすることができる。ウイスカ飛散防止装置40は、前記したウイスカが発生しないメンキNMが施されている。
従って、ウイスカ飛散防止装置40は、床パネル19を支える床梁が設置されており床梁を交換するなどのため取外す場合に、既設の床支柱を単体の簡潔構造で覆いウイスカの飛散を容易に防止するとともに、ウイスカ飛散防止装置40自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができる。
ウイスカ飛散防止装置40は、床梁を取外した後に、ウイスカ飛散防止装置40を上方より床支柱10を内側に入れて移動させ床支柱10のベース部11をベースカバー部41により覆うとともに、支柱カバー部45により支柱部12と床受部13とを覆い、亜鉛メッキが施されている既存の床支柱10に設置する。
以上述べたように、本発明の第3の実施の形態のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置30は、床支柱10のベース部11を覆う円筒形状のベースカバー部41と、床支柱10の支柱部12と床受部13とを覆う円筒形状の支柱カバー部45とが一体的に形成されており、ウイスカ飛散防止装置40を設置するときに床パネル19を支える床梁を交換するなどのため取外す場合に、床支柱10を単体の簡潔構造で覆い、コンピュータ機器の誤作動をまねく重大な支障を引き起こすことなくウイスカの飛散を容易に防止することができる。さらに、ウイスカ飛散防止装置40は、メッキ皮膜の格子歪と、メッキ皮膜中の炭素含有量とをそれぞれ規定したウイスカが発生しないメッキを施しているため、ウイスカ飛散防止装置40自体からもウイスカの発生を安価で確実に防止することができ、コンピュータ室に再びウイスカが飛散することを確実に防止することができる。
なお、支柱カバー部45は、床支柱10の床受部13が亜鉛メッキが施されていないアルミダイキャストなどで製造されている場合には、床受部13を除き覆うようにすることもできる。
なお、支柱カバー部45は、床支柱10の床受部13が亜鉛メッキが施されていないアルミダイキャストなどで製造されている場合には、床受部13を除き覆うようにすることもできる。
10 床支柱
11 ベース部
12 支柱部
13 床受部
14a 高さ調整ナット
15a 床パネル係止部
20、30、40 ウイスカ飛散防止装置
21、31、41 ベースカバー部
21A、21B ベースカバー
22A、22B、32 連結用カバー
23b、26b 突部
23a、26a 穴
25、35、45 支柱カバー部
25A、25B 支柱カバー
27a 止部
27b スリット
11 ベース部
12 支柱部
13 床受部
14a 高さ調整ナット
15a 床パネル係止部
20、30、40 ウイスカ飛散防止装置
21、31、41 ベースカバー部
21A、21B ベースカバー
22A、22B、32 連結用カバー
23b、26b 突部
23a、26a 穴
25、35、45 支柱カバー部
25A、25B 支柱カバー
27a 止部
27b スリット
Claims (4)
- 床パネルを支持する床支柱のベース部を覆い、メッキ皮膜の格子歪とメッキ皮膜中の炭素含有量とを予め定めた値としたウイスカが発生しないメッキを施したベースカバー部と、前記床支柱の支柱部を覆い、前記メッキを施した支柱カバー部とを備えたことを特徴とするコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置。
- 前記ベースカバー部は、前記ベース部を互いに向合せたベースカバーにより覆い、前記支柱カバーは、前記ベースカバーにそれぞれ固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う互いに向合せた連結用カバーと連結し、前記連結用カバーに対し高さ方向に調整取付け可能とすることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置。
- 前記支柱カバーは、前記ベースカバーに固定され前記床支柱の支柱部の下側を覆う円筒形状の連結用カバー部と連結し、前記連結用カバー部に対し高さ方向に調整可能とすることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置。
- 前記支柱カバーは、円筒形状に形成され、前記ベースカバーと一体的に形成することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ室のウイスカ飛散防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005210555A JP2007002636A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | コンピュータ室のウイスカ飛散防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005210555A JP2007002636A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | コンピュータ室のウイスカ飛散防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007002636A true JP2007002636A (ja) | 2007-01-11 |
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ID=37688495
Family Applications (1)
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JP2005210555A Pending JP2007002636A (ja) | 2005-06-23 | 2005-06-23 | コンピュータ室のウイスカ飛散防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007002636A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010048434A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Kurashiki Kako Co Ltd | 空調装置用防振架台 |
JP2015086583A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | フクビ化学工業株式会社 | デッキ支持脚のカバー構造 |
-
2005
- 2005-06-23 JP JP2005210555A patent/JP2007002636A/ja active Pending
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JP2010048434A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Kurashiki Kako Co Ltd | 空調装置用防振架台 |
JP2015086583A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | フクビ化学工業株式会社 | デッキ支持脚のカバー構造 |
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